
PENTAX K-7+PENTAX DA 16-45mm f4
抹茶の町、西尾には、抹茶色の丸ポストがある。冗談みたいだけど、本当にあった。中央通り沿いの井桁屋公園に、2008年に設置された。
なかなかのインパクトながら、さほど違和感はない。町に溶け込んでいると言っていい。
公園内には、赤い傘型屋根のついたベンチがあり、水道が台は茶せん型になっている。
郵便物を投函すれば、ちゃんと届けてくれると分かっていながら、なんとなく大事な手紙とかを出すのにためらわれるかもしれない。
正式名は、おもてなし・まごころポストだそうだ。このポストに投函すると抹茶にちなんだ特別な消印とかを押してくれると嬉しいのだけど、今のところそういったサービスはないようだ。

カテキン堂。テレビで前に見たことがあって、行ってみたいと思っていた。
勝手な想像で薬屋さんかと思い込んでいたら違った。大判焼きとかどら焼きのお店らしい。
かつての西尾郵便局の建物を再利用している。木造の建物がいい感じだ。

横に回ってみると、建物のレトロさがよく分かる。
スタジオレンタルなんかもしてるようだ。
ここにはカテキン号という抹茶色に塗られた車があるはずだ。裏の駐車場に回ってみたけど見つからなかった。

これまで見てきた中で、最もワイルドな環境に立つ丸ポスト。
どうしてここだったのだろうと思った。

赤まむしの店。そういえば昔そんな強壮剤があったっけ。
当然もうやっていないだろうと正面に回ったら、まだ営業していて驚いた。今でも需要はあるらしい。

生命を救う救生堂本舗。
江戸時代から営業を続けていそうな雰囲気さえある。

当然、市内にはたくさんのお茶屋さんもあるのだろう。

天野ゲーム博物館。ここも前にテレビで見た気がする。
レトロゲーム専門に集めているところだ。
よく見ると、天野スポーツゲームコーナーとある。昔はスポーツ用品店で、レトロゲームを集めていたらいつの間にかゲームセンターになってしまったといういきさつらしい。
ゼビウスとかスペースハリアーとかのオリジナルが遊べるというから、オールドゲーマーには懐かしいに違いない。

東京パーマという響きに最新のものを感じないのは何故だろう。

今どき珍しい万年筆専門店、金ペン堂。
こういう昔ながらの専門店が今でも営業を続けていられるというのが西尾のいいところだ。

西尾公園に静態保存されているC12。どういういきさつでここへ来たのかはよく分からない。西尾に国鉄が通った歴史はないはずだ。
これが私の見た西尾だった。西尾劇場さえ見られればそれでいいと思っていた西尾行きが、思いがけずたくさんの収穫を得られて喜んだ。路地もよかったし、名鉄沿線でオススメできるスポットの一つに加わった。