
PENTAX K-7+PENTAX DA 16-45mm f4
西尾城の城下は、士農工商が混在する変わった町だったと、昨日書いた。それは現代にも続いていて、通常城下町というと城の南に展開しているものなのだけど、西尾の場合は城から見て北東に名残が強い。
地図で見ていたときはよく分からず、実際に歩いてみて多少分かった。古い町並みは、肴町や天王町あたりに残っている。順海町の路地も良く、その辺は寺町風情が色濃い。
上の写真のように、格子造りの家も何軒があった。昔は町屋がぎっしり建ち並んでいたそうだ。三河の小京都と呼ぶにふさわしい時代も確かにあった。

寺の名前は覚えてない。立派な三門に感心して一枚撮った。

ここも三門から本堂を見る風景がよかった。
目的はお寺巡りではなかったので、門の外から挨拶しただけだった。

べんがら色の塀。かつては料亭か旅館だったところかもしれない。

なまこ壁の土蔵。さりげなくこんな建物が残っているのも、西尾の魅力だ。
西尾は確か、空襲でほとんど焼けなかったんじゃなかったかと思う。

路地から路地へとさまよい歩く。
夕方のいい光になってきた。

路地から突然バイクがやって来て、ちょっとびっくり。
少し残念だったのは、西尾で猫を見なかったことだ。いい路地で猫に出会うと、その町のことがもっと好きになる。

西尾の寺町路地を代表する風景がここじゃないかと思う。とてもいい雰囲気だった。

板張りの塀は、懐かしくもあり美しくもある。

人が通るのを待った。この路地は、おじいちゃんとかが似合いそうだなと思った。
第三回・番外ネタ編に続く。