
PENTAX K-7+PENTAX DA 16-45mm f4
西尾は魅力的な被写体が多い町だった。思った以上に撮っていたようで、近頃では珍しい3回シリーズになりそうだ。西尾劇場と歴史公園編をあわせれば5回になる。
事前調べで必ず撮りたいと思っていたのは、肴町(さかなまち)だった。しかし、肴町は想像していたほど古い建物は残っておらず、それ以外の場所で収穫が多かった。
そんなわけで、今回は西尾の町並みシリーズ第一回をお送りします。

味噌だかしょう油だかの醸造所だったと思う。蔵が建ち、煙突があり、今でも製造を続けているようだ。

黒板張りの家と細い路地。
こういうのを見つけると嬉しくなって、どんどん入っていってしまう。たまに民家の庭で行き止まりだったりもする。

こんなふうに容積が大きな古い家屋が今でもときどき残っている。ちょっとしたアパートくらいの大きさの一軒家だ。

これが肴町の町並みだ。
何年か前までは町屋造りの建物がもっと残っていたのだろう。現在ではずいぶん少なくなっている。
城下町だった頃は、城内と武家屋敷を結ぶ通路のような通りだったという肴町は、戦前は商店街として大いに賑わったものの、戦後は寂れてしまったという。今は商店街だった頃の面影は薄い。

よく見ると、二階部分に町屋造りの名残があったり、屋根神様が乗っていたりする。
西尾祇園祭のポスターが貼られていた。15日から17日までの3日間行われるようだ。

ちょっとした飲み屋街のような通り。個人的にはまったく無縁なのだけど、風景としての味わいは好きだ。

角の煙草屋。昭和の空気感を味わうことができる。

赤寂びたトタンと、ひちやの看板。

ぐるぐる歩いていたら、さっきのところに戻ってきた。
逆光で撮ると更に雰囲気が出る。

このへんの通りも、平成というより昭和な感じがする。

かまぼこ形の古い建物。今は駐車場として使っているようだった。
第二回に続く。