
新幹線を撮るために愛知県大府市方面へ遠征してきた。
以前からだいたいの情報は掴んでいたものの、正確な場所までは分かっていなかったので、自転車で行ってみることにした(遠かった)。自転車なら撮影ポイントを探してうろつくのに好都合だ。歩きよりも距離を稼げる分、可能性が高まる。

現地に着いてみて、なるほどこういうことかと納得した。鉄道用語でいうところのお立ち台というやつだ。こんなおあつらえ向きの撮影場所は、名古屋市内にはたぶんないし、近郊でもここくらいじゃないかと思う。
住所でいうと大府市共栄町5丁目で、名古屋市緑区野末町との境界線近くだ。
JR東海道本線の共和駅(地図)前交差点を東に進み、東新町4丁目交差点(地図)を目指す。右手に有松温泉喜多の湯(地図/web)を見つつ、新幹線の高架をくぐり、左に進む。前方に小高い丘が見えるので細い道に入り、登っていった先が撮影ポイント(地図)だ。車で行っても近くに路上駐車できそうなスペースはあった。
その筋の人たちにとっては有名な場所だろうから、誰かいる可能性も高い。足場もしっかり踏み固められている。脚立も不要なくらいで、障害物もない。
ただ、ここで撮ると誰もが同じ構図になってしまうので、やや面白みに欠ける。夕焼け時間を狙うとどうかと考えたけど、午後の光は右から当たる感じなので、こちら側のサイドが夕焼けに染まるという状況にはならないのではないかと思う。根性があれば冬場の朝焼けが狙い目かもしれない。
写真向かって右手にマンションが建っていて、そこの階段の踊り場が最高の撮影ポイントと見た。ここの住人と友達になるか、思い切ってマンションの住人になれば、毎日撮り放題だ。

手前が下りで、向こう側が上りになる。
走り去っていく下りを撮影するのは楽勝だ。余裕を持って狙える。高速で向かってくる方がずっと難度が高い。
けど、テールライトの赤い目になってしまうから、ズルしたことがバレてしまう。

後ろ姿なら顔アップも簡単に撮れる。

少し北側に橋(地図)が架かっていて、その上から正面を狙うことができる。金網越しになってしまうのだけど、望遠で撮れば網はあまり気にならないと思う。
正面から撮る方がずっと難しくもあり、楽しくもある。

個人的には700系の顔の方が好きだ。
うっかり油断すると、架線というか、余分なものが写り込む。
架線を避けられるポイントは限られているので、カメラを振っての撮影は厳しい。金網もあるし、自由度は低い。

地図上でいくつか橋があったので、更に南に下ってみた。
上の写真は神田町一丁目だったと思う。他にもいくつか見たけど、どこもこんな感じになっている。転落やいたずら防止のために、がっちりガードされている。編み目も小さいので厳しい。

東海道新幹線は10分おきくらいにやってくるので、それほど退屈することはない。じっと待つだけの10分は短くないけど、撮影自体は楽しい。
また行きたい気持ちはありつつも、そう頻繁に行ける距離ではないから、次はいつ行けるか分からない。東海道本線に乗って旅をしたとき、帰りに共和駅で降りて撮りに行くなんてものありかもしれない。駅から歩いても20分ちょっとくらいのはずだ。
名古屋駅ホームでの撮影は以下のページで。
新幹線を撮ろう ~名古屋駅ホーム編
【アクセス】
・JR東海道本線「共和駅」から徒歩約20分。
・駐車場 路上可