α55はどうなんだろう ~東山植物園にて

カメラ(Camera)
東山植物園-1

SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di



 ちょっとした気の迷いで、SONYのα55を買ってしまった。
 ずいぶん前からαシリーズには興味があって、一度SONYのαを使ってみたいと思っていた。もう4、5年前になるだろうか。MINOLTAのα-7を少しだけ使ったことがある。あれから月日は流れ、時代は変わった。すでにMINOLTAは撤退し、SONYは次々に新しい一眼を開発してきた。
 αにとっても、SONYにとっても、α55は一つの分岐点になるデジイチだと思う。現状考えられるあれこれの機能を盛り込み、固定式の半透過ミラーという新たな技術を投入してきた。長らく待たれていたα700の後継機も、どうやらα55の延長線上に位置するα77になるようだ。
 ずっとα700が欲しくて手頃な値段のものを探していたのだけど、縁がなくてなかなか買えず、ひょんなことからα55が買えてしまったのだった。カメラやレンズではよくそういうことがある。金額だけで買える買えないが決まるわけではない。
 そんなわけで、しばらくα55を使っていこうと思っている。あっさり手放してしまうかもしれないし、もしかしたらPENTAXから乗り換えることもあるかもしれない。
 しかし、使うといってもまだレンズが揃っていないし、メインとしてバリバリ活躍させるというところまでいっていない。α55はバッテリーの持ちが悪く、予備のバッテリーを買わないと一日使えないという問題もある。100パーセントの表示からみるみる数字が減っていくのを見ると不安になる。
 今手元にあるαレンズでまともに使えるものはTAMRONの90mmマクロだけということで、まずは植物園で試し撮りしてみることにした。
 とりあえず2時間ほど使ってみた感想としては、質感が安いというのが第一印象だった。特にシャッターがよくない。感触もシャッター音もエントリー機のものだ。人前で押すのがためらわれる。
 全体的な印象は昔のnewキスデジに似ていると思った。最近のキスデジは触っていないからよく知らないのだけど。
 EVF(電子ビューファインダー)に関しては、思ったよりも違和感がない。ファインダーで見る映像と撮れる画像が近いというのはむしろ有利と言える。マニュアルでのピント合わせは少し厳しい。
 EVFと液晶ライブビューとの連動も悪くない。慣れればシーンに応じて素早く使い分けられるようになると思う。
 一番問題に感じたのは、上部に液晶の小窓がないことだ。ISO感度とか絞りとか残り撮影枚数とか、素早く確認したい情報がすぐに見られないのはすごく不便だ。いちいち液晶やファインダーをのぞかないといけない。
 使い始めてすぐ、これは駄目かなと正直思った。早くも売ることを考え始めたのだったけど、帰ってきて撮れた写真を見て、むむむ、とうなってしまった。トータル画質はK-7より上かもしれない。またちょっと考えが変わった。
 αシリーズを使ってみたいと思ったのは、α特有の色味を手に入れたいと思ったからだった。特にα700の画質にそれを感じた。ハイキーにしたときの透明感や色味といったものは、PENTAXでもCanonでも出せないものだ。
 どのメーカーにもそれぞれの特徴があり、一長一短がある。何を犠牲にして何を得るか、その選択が難しくもあり、楽しくもある。
 α700にいまさら戻ったところでたぶん不満も出てくるだろう。ライブビューがないのも痛い。αならいずれフルサイズのα900にステップアップということも考えられるから、まずはα55でレンズを揃えていくことにしようか。
 いずれにしても、写真を撮らなければ話にならないわけで、カメラがどうこういう前に、もっといい写真を撮れるようにならなければいけないのだった。

東山植物園-2

 αの色味の特徴として、緑の表現が独特というのがある。ちょっとやりすぎというか、やや作り物めいた感じがする。PENTAXも緑はきれいだけど、これほどきれいすぎない。
 しかし、解像してるなぁ。

東山植物園-3

 湿地エリアには、ハッチョウさんがたくさんいた。季節はもう、すっかり夏だ。
 ハッチョウトンボは海上の森で撮らないと気分が出ないので、そこそこで切り上げた。もっと光や水のキラキラと絡めて撮りたい。

東山植物園-4

 この色味が欲しかった。この色味と透明感は、PENTAXでは出せない。レタッチソフトでパラメーターをいじってどうにかなるものではない。
 これを見せられてしまうと、やはりαを使いたくなる。

東山植物園-5

 色の印象が強い。彩度を大きく上げているとかではない。
 色味についてはそれぞれの好みがあって、どれが正解というわけではないのだけど、私は好きだ。

東山植物園-6

 八重ヤマブキがポツリと一輪、咲き残っていた。

東山植物園-7

 ユリに似た小さな花だなと思ってプレートを見たら、ヒメユリとあった。なるほど、これがヒメユリか。見たのは初めてじゃないかもしれないけど、ちゃんとヒメユリと認識したのは初めてだった。

東山植物園-8

 ハエと思ったらハナアブか。
 花はオカトラノオだろうか。

東山植物園-9

 池ではたくさんのトンボたちが飛び交い、縄張り争いを繰り広げていた。
 飛んでいるトンボを狙うも不発に終わる。高速移動しているものを追うにはライブビューもEVFも不利のようだ。
 10連写はまだ試していない。オートフォーカスの追従性はどの程度のものなのか。

東山植物園-10

 葉っぱにしがみつくハナアブがかわいかった。

 2時間程度ではまだまだ使いこなすところまではいかなかった。もう少し回数を重ねないと分からないこともある。
 まずは50mmの明るい単焦点を買い足して、自転車散策でも使ってみたい。そのときの使い勝手次第ではメイン機に昇格させられる。
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コメント
  • α350
    2011/06/30 00:01
    α350を塩付けしているおいらが着ましたよ

    お久しぶりです、オオタさんとα55、なにやらイメージしにくいですww

    ですが1枚目、すごく綺麗!!

  • α55
    2011/06/30 22:08
    >ただときさん

     こんにちは。
     やっぱり?(^^;
     α55って、どういうターゲットを狙ったデジなんでしょうね。
     入門機というには高くもあり、ちょっと贅沢でもあり、かといってミドルクラスを期待するとがっかりだし。
     α77はかなり質感を上げてくるそうだけど、そうなると10万超えたりするのかなぁ。
     私としては素直にK-5にステップアップした方がいいのかも。
  • 2011/07/03 23:37
    最近のαは分からないですが、少なくとも自分の持っている350は高感度に激弱いです、400すら使いたくないひたすらISO100です、なのでつねに手ぶれ補正が欠かせません
  • 高感度
    2011/07/04 00:37
    >ただときさん

     こんにちは。
     α55の高感度ノイズは、いまどきのスタンダードくらいかなと思います。
     ISO400まではノイズも少なくて実用充分です。
     ISO800になると、ノイズリダクションがかかりすぎて、ちょっとのぺっとした感じになるようです。
     ISO10000オーバーが実用になると、撮影スタイルもかなり変わってくるでしょうね。
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