足助の町の風景 <前編>

観光地(Tourist spot)
足助1-1

PENTAX K-7+PENTAX FA 50mm f1.4



 今日は4月に足助の町で撮った写真を。
 足助はこれまでに何度か訪れている。もう5回くらいは歩いてるのではないかと思う。
 中馬のおひなさんや紅葉の時期は賑わう足助も、普段はひっそりとした静かな町だ。このときはカタクリの時期だったので、少しだけ賑わいを見せていた。それでも、普段着に近い足助が見られたと思う。
 古き良き時代の町並みという形容は、ここで暮らしている人たちにとっては嬉しくないものなのかもしれない。けど、街から訪れた人間からすると、ここの空気感はほっとさせてくれるものがある。うちの三重の田舎に少し近いところもあって、親近感を抱くというのもあるだろう。
 いつ行ってもあまり変わっていないように見える町も、こちらが変われば違って見える。今回もたくさんの印象的な光景に出会うことができた。
 写真家の師岡清高氏いうところの、「舞台を整えて登場人物を待つ」というのを実戦しやすい場所だ。

足助1-2

 足助の日常。
 特別すごいことが起きるわけではないけれど、淡々とした幸福な時間が流れているように感じる。
 こんな風景を見ていると、世界は平和で、何の問題が起きているような錯覚さえ覚える。

足助1-3

 風通しの良い町屋造りの家は、吹き抜ける風も優しい。
 のれんが柔らかく揺れている。

足助1-4

 足助の町のクライマックスはここ。最も有名な場所でもあり、見たら撮らずにはいられないポイントだ。前も撮ったしなと思いつつ、やっぱり撮ってしまう。

足助1-5

 江戸から続く玉田屋旅館。かつての旅籠の面影を残しつつ、現在も営業を続けている。

足助1-6

 貴重なのは、丸ポストではなく、丸ポストが似合う町並みであるということだ。

足助1-7

 陶製の郵便受け。ペンギンだとは思う。新種の生物かもしれない。

足助1-8

 観光の人もちらほら。足助は町おこしが成功したところとして、全国の自治体から話を聞きに訪れるという。
 中馬のおひなさんは、びっくりするくらい大勢の人がやってくる。香嵐渓の紅葉だけじゃない。
 香嵐渓ヘビセンターは、閉鎖して久しい。

足助1-9

 これといった名産品があるわけではないけど、お土産屋さんなどもある。店の中にも温もりが感じられる。

足助1-10

 おばあちゃんの語らい。幸福な光景だ。

足助1-11

 家と家との狭い路地。川沿いに建つ家は、どこも川に下りていけるようになっている。昔は川で洗濯をしたり、野菜を洗ったりしたのだろう。

足助1-12

 お米屋さんの店先にはお年寄り御用達のベビーカー。おばあちゃんがこんにちはと入っていくところ。
 足助の町が気持ちいいのは、シャッターが閉まっている店や空き家になっている家があまりないところだ。人の暮らしがきちんと回っている感じがある。ひなびてはいても、荒れてはいない。

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 昭和の名残が色濃いお店。タイルがいい。

足助1-14

 観光客に対して必要以上に干渉しないのもここのいいところだ。お土産屋も控えめだし、店先でこれ見よがしに名物を売るわけでもない。それでいて、歓迎ムードは感じられる。よかったらゆっくり見ていってくださいくらいのスタンスが心地よい。

足助1-15

 住人でも観光客でもなさそうなお二人さん。

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 風鈴につり下げられた「ぜんざ」と書かれた紙が風でくるくる回る。
 ぜんざ?
「い」の部分が切れてしまったのか、それともぜんざというものが売られているのか。

 一回に収まらなかったので、後編に続く。
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