雨上がりの海上の森を歩く

森/山(Forest/Mountain)
海上の森-1

PENTAX K-7 + TAMRON 90mm f2.8



 雨が降ったりやんだり晴れたりと、落ち着かない天気の中、晴れ間をついて海上の森へと向かった。森まで持たず、途中から雨が降り出し、本降りになった。
 昔の私なら晴れさせたところだろうけど、今の私は降水確率10パーセントでも雨が降る。
 雨降りの中、傘もささずに海上の森を歩くことになった。

海上の森-2

 赤池に落ちる雨。遅咲きの桜の花びらが浮いている。
 森も、春から初夏へと季節は移ろいかけていた。春の花の多くが終わってしまった。

海上の森-3

 ほどなくして晴れ間が戻り、日差しが森に差し込んだ。それでもまだ雨は降っている。

海上の森-4

 それからしばらくして雨はあがり、最後まで降ることはなかった。
 雨上がりの森は命のきらめきに満ちている。これがあるから、雨も撮りたいと思う。

海上の森-5

 唐突に青空が戻った。さっきまでの雨が嘘のように。
 最後の山桜がまだ花を咲かせていた。ときどき、花びらが風に乗って吹かれていた。

海上の森-7

 水面の映り込みは、春と冬が同居している。もう春、でもまだ完全な春色じゃない。

海上の森-6

 流れ落ちる滝の水しぶき。
 水風景が涼しげに見えるほど、まだ暑くはなっていない。4月終わりだというのに、ちょっと寒いくらいだ。

海上の森-8

 太陽に照らされる雨上がりの道。
 蝉の鳴き声が聞こえたように思ったけど、あれはハルゼミだったのだろうか。

海上の森-9

 小川のほとりでも、新緑の緑がまぶしい。
 森は街中の雑踏とは無縁だけど、決して静かな世界ではない。耳を澄ませば、川のせせらぎや、風が木々を揺らす音が聞こえる。鳥の鳴き声も騒がしい。

海上の森-10

 雑木林の風景。乱雑さの中にリズムを感じる。
 森にはテンポがあり、メロディーがある。

海上の森-12

 折れた枝から新たな枝を伸ばし、下に垂れ下がりながらも花を咲かせている。
 野生のたくましさを見た。

海上の森-11

 水と太陽のきらめき。

海上の森-13

 ハルリンドウは森林公園でも見られるけど、やっぱり海上の森で自然のものを見た方が感動が大きい。今年も再会できたことを喜ぶ。
 次に訪れたときは、虫が飛び交う森の姿が見られるだろう。
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