
PENTAX K-7+PENTAX FA 50mm f1.4 / DA 16-45mm f4
先週の21日に、春日井の覚成寺に彼岸桜を見にいって、まだ全然咲いていなかった。あれから一週間経って、そろそろ満開が近いんじゃないかと再び出向いてみた。しかし、今年の春はやはり寒いようで、思ったよりも進んでいない。まだ4分咲きくらいだろうか。例年に比べてかなり遅い。
それでももう一回行くのはちょっと難しそうなので、今年は今日と決めて、しっかり撮ってきた。
初めてここの桜を撮ったのは、2005年だった。どこかで飛ばした年があって、今年で5回目となった。今年もやっぱりこの桜はいいなと思う。
彼岸桜としては若い100歳くらいということで、まだまだ元気がいい。つっかえ棒だらけの名物桜が多い中、やはり自力で立っている桜の姿は美しい。老木になれば枝も曲がるし折れる。それでいいと思うのだけど。

こう見るとまだ咲き揃っていないのが分かる。4分咲きもいってないくらいかもしれない。
ここの彼岸桜は、だいたいソメイヨシノよりも1週間くらい早くて、25日くらいに満開になる年もある。名古屋は昨日27日にソメイヨシノの開花宣言が出された。だから、本来なら今日あたり満開になっていてもおかしくはなかった。
ソメイヨシノの見頃もこの分では少しずれ込みそうだ。今週末ではまだ早くて、うまくいけば来週末まで長く楽しめるかもしれない。
覚成寺の見頃も、今週末くらいじゃないだろうか。

ソメイヨシノはみんな兄弟で、集まって咲いていて初めてよさが出る。彼岸桜のような一本桜は、一本だけで絵になる。
見る角度によって姿も違ってくるし、光によっても別の表情を見せてくれる。
木の周囲をぐるぐる周りながら、たくさん撮った。

後ろにお寺の本堂が写っている。
つい桜に気を取られてお参りが後回しになりがちだ。この日も手を合わせたのは、帰る前だった。

花の色と青空を両立させるなら順光ということになるけど、やっぱり桜でも逆光で撮りたい。
マクロレンズを持っていなかったのをちょっと後悔した。あと、C-PLをつけるのを忘れていた。

桜でも回転流しを試してみる。

満開じゃなくても撮影は楽しめた。
ようやく覚成寺の桜を撮れた気がした。

こんな撮り方もしつつ。

逆光で木の幹の力強いシルエットを写す。

飛んできた自衛隊機と一緒に記念撮影。

充分撮って、納得したところで覚成寺をあとにした。
高岳のカンヒザクラに続いて覚成寺で彼岸桜を撮って、ここまでは順調に来ている。
そろそろソメイヨシノ巡りのプランも考えないといけない。近場は自転車で回れるだけ回るとして、何か一つくらい目玉が欲しい。念願の根尾村の薄墨桜を、今年こそ見にいくか。満開のときは激混みらしいから、散り際くらいがいいかもしれない。