
RICOH Caplio GX100 / PENTAX K-7
自転車に乗りながら、もしくは歩きながら、なんとなく目に付いたものを撮ってしまうということがある。
在庫写真を確認していたら、そういう写真がけっこうたまっていた。このまま埋もれさせてしまうのももったいないから、ひとまとめにして出してしまうことにした。
名付けて、なんとなくな写真たち。
なんとなく撮っているから、どういう意味があるのかと問われても明確な答えはない。好きな子の理由を訊かれも上手く答えられないようなものだ。心が惹かれるのは理屈じゃない。
一枚目は、工場の敷地内で見つけたものだ。どうして土にこんな模様がついたのかは分からない。凍り付いた地面が溶けてこんなふうになったのか、何か別の力が加わってできたのか。冬枯れの木の枝を描いたみたいに見えた。

道端にガラスの破片が落ちていた。何故こんなところにこんなにたくさんの破片が落ちているのだろうと思いつつ、きれいだったので撮ってみる。割れた氷の集まりのようだ。

小さな虹色。
太陽の光が自転車の何かのパーツに当たってできていた。
しっかり7色ある。

階段にできた優しい光と影の風景。
春の光の柔らかさがよく出ていた。

顔に見えなくもない木道の模様。

落ちていたテニスボール。
個人的にテニスには思い入れがあるので、感傷的な風景に思えた。

ポップな車。
自分で赤色に塗装したらしい。なんとなく中途半端だ。だいぶ錆びに食われている。まだ現役だろうか。
バックミラーのサーフボードが効いている。

おしゃれな郵便受け。

なんとなく撮った空と防音壁の風景。

自転車で走りながら猫を撮ったら、回転流しになった。

夕陽のチラリズム。鉄線越し。

短く尾を引く飛行機とカラスの出会い。
今後も、なんとなくな写真は撮っていきたい。なんとなく。
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