
RICHO Caplio GX100 / PENTAX K-7
日々の暮らしの中で鉄道に乗らない私にとって、列車というのはどこかへ出かけるときに利用する非日常的な交通手段なわけだけど、家から少し足を伸ばすといくつかの鉄道路線があって、目にする機会は少なくない。
それが旅情をかき立てるというほどロマンチックな風景ではないにしても、被写体としての魅力があることに最近ようやく気づくようになった。何年か前までは遠出といっても車ばかりで列車にはほとんど乗らなかったから興味もなかった。しかし、ここ数年ちょくちょく利用するようになってからは、少なからず興味も出てきた。カメラを持って散策しているときに列車を見ると、ほとんど反射的に撮ってしまうくらいだ。
矢田川沿いを西へ3~4キロ走ったところに、瀬戸電と中央本線の鉄橋が架かっている。
今日はここからご近所鉄道風景の旅を始めたいと思う。

瀬戸電の赤い車両。瀬戸電もだいぶシルバー車体が増えてきたけど、やはり見慣れた赤いボディの方がホッとする。

これは鉄道ではなく、名古屋ガイドウェイバス、通称ゆとりーとラインというガイドレールの上を半自動で走るバスだ。ついでに入れてしまおう。
そういえば、ゆとりーとラインもまだ一度も乗ったことがない。

鳥羽見の赤煉瓦トンネルがどうなったか、久しぶりに見にいった。
前回初めて訪れたのは、3年くらい前だったか。特に変わった様子はなかった。

この区間の中央線を毎日利用している人でも、この赤煉瓦トンネルのことを知らない人は多いんじゃないだろうか。

中央線沿線をしばらく北上してみた。新守山駅も初めて見た。このあたりは区内でもまったく馴染みのないエリアだ。

夕暮れ時の鉄道風景は、そこはかとなく風情がある。
列車は登場していなくても、これも鉄道風景だ。

庄内川にぶつかったところで、それ以上北上できなかった。庄内川を渡るには、西の勝川橋か、だいぶ東の松川橋から回らなくてはいけない。
しばらく待っていたら列車が来たので撮ってみる。もう一歩、引きつけが足りなかった。

別の日、別の場所で。
海上の森の入り口近くに架かる橋から、愛知環状鉄道の列車を撮る。
下を流れているのは、矢田川だ。上流はこんな細い流れになっている。

これも愛知環状鉄道の列車だ。
ローカル線の風情が漂っているけど、完全な通勤通学の足で、旅情といったものはほとんどない。
せめて車両だけでももっと魅力的なものを導入して欲しいと思ったりもするけど、第三セクターで観光列車でもないので、それは期待できない。

瀬戸電の踏切で、高校生の撮り鉄がいた。赤ハチマキのなかなかの本格派だ。

瀬戸電の小幡駅近く。
どこか高いところからホームの風景を撮れる場所があるといいのだけど。

地下鉄東山線の本郷駅のそば。高架下の風景。

藤が丘にある地下鉄の車両基地。
フェンスに囲まれていて、フェンス越しにしか撮れないのがもどかしい。どこか撮れるところはないかと一周してみたけど見つからなかった。
鉄道とは縁の薄い生活をしていると思っていたけど、自転車で少し足を伸ばしてみれば意外と身近に鉄道風景はあった。これからも意識して探していくことにしよう。