
PENTAX K-7+PENTAX DA DA 16-45mm f4
今日は昨日の続きというか愛岐トンネルの残った写真をお届けします。
今日(金曜)の来場者は1,500人ほどだったようだ。週末は5,000人くらいは訪れるだろうか。天気もよさそうだし、紅葉も見頃だろうから、なかなかの賑わいになるんじゃないかと思われる。
ついでに定光寺の紅葉見物を考えている人もいるだろう。あちらはすでに見頃を過ぎていて、もう出遅れとなる。一部はまだきれいな状態を保っているものの、本堂前などはかなり散り果てだった。

ところどころに手作りベンチなどの座るところも用意されている。そこでお弁当を食べている家族連れもいた。
廃トンネルを見るのを口実に、ハイキング気分で訪れる人も多いのだろう。駅から往復4キロというのは、ちょっと散策するには程よい距離だ。定光寺まで歩くとなると、急坂があるから、けっこうな歩きになる。

どこで情報を得たのか、外国の人も来ていた。定光寺あたりで金髪の人を見ると驚きがある。

人が途切れなくぞろぞろ歩いているから、思い通りの場所に思い通りの人を配置するのは難しい。運良くそうなることを期待するしかない。週末はそれも難しそうだ。

線路が残っていないから、廃線跡という感じはしなくて、廃トンネルという印象が強い。ここを機関車が走っていたといわれても、イメージするのは難しい。
一ヶ所、レンガがひび割れているところがあって、そこは脱線した機関車が突っ込んだ場所らしい。

苔むすレンガ。トンネル内は暗くて湿っぽいから、苔がよく似合う。ヒカリゴケでも生えていたら、間違いなく天然記念物になっていた。
このトンネル群は、近い将来、国の文化財に指定される可能性がある。そのためには、もっと寄付を集めて、更なる整備を進める必要があるか。

トンネル内でフラッシュ撮影したら、お父さんがフレームインした。狙ったわけではないけど、あまりにもいいタイミングだったので、採用してしまう。
このトンネルは暗いから、人がすぐ横を通っても気づかないくらいなのだ。

三四五のもみじ。ここの葉は紅葉というより黄葉だった。黄色い葉と赤い葉は、段階なのか、もともと違う種類なのだろうか。ここから更に赤くなっていくのかどうか。

庄内川を臨む。

山の彩り。冬枯れの前に山が燃えている。

バンド演奏会も行われていた。
土曜はクラリネットとトランペット、日曜はフォークソングが予定されている。このイベントのらしさが出ている顔ぶれだ。

一番奥のトンネルを出ると、すぐに行き止まりとなる。ここで道は途切れていて、道路が横切っている。ここから先に散策路を延ばすことはできそうにない。そのすぐ先に、諏訪第一トンネルがあって、それは607メートルという区間最長のトンネルなのだけど。

紅葉らしい紅葉も、少しは撮ってみる。

帰り道。
逆光に輝くモミジの赤がきれいだ。

トンネルを抜けるとそこは。
その先には、新しい何かが待っているような気がする。だから人はトンネルに心惹かれるのかもしれない。
春の一般公開はどうするか分からないけど、機会があればまた訪れてみたい。