
PENTAX K-7+PENTAX DA DA 55-300mm f4-5.8 / TAMRON 90mm f2.8
東山動植物園の年間パスポートが期限切れ間近だったので、ちょっと行ってきた。初めて買った年間パスポートで、結局10回行った。パスポートが2,000円で、通常の入園料が500円だから、まあ得したには違いない。それよりも、パスポートがあるから行こうという気になって10回行けたことの方が大きい。10回記念の絵はがきももらえた。また次に行ったら買うことにしよう。
今回は、植物園と動物園を2時間で回るという無理なスケジュールだったので、どちらも半端になってしまった。欲張りすぎてあまり写真も撮れなかった。2時間コースでは、植物園か動物園か、どちらかにしておかないといけなかった。

最近はデジタル一眼で写真を撮っている年配組の人たちも増えたけど、古典的に写生をしているグループもいる。動物園といえば、やはり写生がよく似合う。
そういえば、絵を描くということをずいぶんしていない。子供の頃は絵を描くのが好きで、よく描いていた。また描いてみると、写真にも役立つかもしれない。

紅葉トンネルの色づきは、まだまだだった。だからモノクロにした。
最近は、RAW+JPEGで、JPEGだけモノクロにするという設定にすることが多い。そうしておくと、レタッチソフトで見たとき、カラーとモノクロを見比べて、良い方を選ぶことができる。

レプリカの縄文杉も、モノクロにすると本物っぽく見える。

植物園に移築している合掌造りの家も、この通り。縁側でくつろぐ人と、吊された干し柿が、昭和の風景のようだ。

実りの秋。
秋は冬へ向かう寂しさだけじゃない。植物は結実の秋へ向かって収斂している。

めっきり虫が少なくなった中、ハナアブだけはエサを求めて元気に飛び回っている。
この眼は初めてのやつだ。なかなか気に入った。

クモと紅葉。
上に小さいやつもいる。

モミジバフウは、一足先に色づきの季節を迎えていた。
長久手の農業総合試験場の並木も、そろそろ見頃になっているだろうか。

昔ながらの売店風景は、モノクロのセピア色が似合う。でもせっかく紅葉している時期だから、カラーにした。

こんな白っぽい毛のお猿さんがいたのは知らなかった。

てっぺんに登って、遠くを見る。
動物園で切なくなるシーンだ。

キリンそのものに特に思い入れはないのだけど、東山動物園のキリン広場の風景が好きでよく撮る。ベンチ前の人間模様に惹かれる。

かなり久しぶりに自然動物館へ行ってみた。ここは主に夜行性動物を集めた別館で、なにしろ薄暗い。夜に活動する生き物たちの生態を見られるのはいいのだけど、暗すぎて撮影が難しい。三脚で撮るにしても、動かないやつ限定だ。動かれるともう、どうにもならない。

動かないやつの代表、ワニさん。
こいつはいい。まったくぴくりとも動かないから、撮りやすい。こいつなら、幕末の写真機でも撮れる。

ワニの瞳は印象的だ。命と意志が宿っている。

大きなトカゲも、あまり動かないものが多い。
撮れたのは、こいつらだけだった。あとは動きが激しくてお手上げだった。

夕照と紅葉。飛ぶカラス。

帰り際に、池の水風景を撮る。

物足りない思いを抱きつつも、閉園時間となった。
また近いうちに行きたい。