海あり山あり森ありの佐久島散策 <第四回>

佐久島4-1

PENTAX K10D+PENTAX DA 16-45mm f4



 佐久島で細い道を行くときは気をつけなければならない。簡易マップにない道を進んだら、二度三度と、行き止まりになって引き返すことになった。島だからどこかにつながっているだろうと思ったら、一度は畑に出た。島民のための農道だったようだ。
 上の写真の道もそうで、つながっていると思ったところにつながってなくて、かなり行ってから戻らざるを得なくなった。時間と体力を無駄遣いした。
 それはともかくとして、佐久島の魅力の一つは、海はもちろんのこと、森と山があることだ。これで清流のような川があれば言うことはないのだけど、それでも森歩きが楽しめるのが嬉しい。基本的には平坦な道が多い島だけど、その気になればちょっとした山登りもできる。

佐久島4-2

 大山へ向かったつもりが、道を間違えていたらしい。民家の庭に出た。
 そこでまたもや行き止まりとなり、仕方なく引き返すことになる。
 庭にあるベンチがちょっと魅力的だった。くたびれて座りたい気持ちもあったけど、たぶんこれはこの家の人のものだ。勝手に座っていいやつではない。

佐久島4-3

 とりあえず集落の外れに当たる東西のメインストリートまで戻った。そこで進路を変えて西に向かった。上の写真は、白浜という名前の海岸だ。
 夏休みというのに人っ子一人いない。島の中では海水浴場という位置づけの浜ではないのだろうか。

佐久島4-4

 白浜の東から大山へ向かう道があったので、そこから登っていくことにした。ここはかなりの急坂だ。
 途中で女性二人組とすれ違った。佐久島も若い人が訪れるようになった。しかも、女子。マスコミがあおる力は大きいと、あらためて思い知る。

佐久島4-5

 山の神塚古墳へとやって来た。
 古墳を訪れるたびにいつも抱く思いは、古墳って面白くないな、という感想だ。
 神社より全然面白みがない。由緒も分からないし、造られた年数も世紀単位だし、誰が埋葬されているのかもはっきりしない。昔の誰かのお墓というのでは、楽しいはずもない。中も見せてくれないし。
 それでも、古墳があると知ると、なんとなく行かずにはいられないような気持ちになることも確かだ。

佐久島4-6

 白山社という小さな神社があった。
 荒れているというより、放置されきってるという表現がぴったりで、この状態で神様が住むのは厳しいだろうと思われた。
 けっこう山道はきついし、過疎の島ではなかなかお世話をする人がいないのだろう。

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 見づらいけど、鉄の輪っかをつないでドーム状にしたもので、空の水-山と名付けられている。姉妹版で空の水-海というものもあるらしいけど、それは見ていない。

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 島の北側の海岸線も興味があったのだけど、そこまで足を伸ばすと東エリアを散策できずに時間切れになりそうだったので、山を下りた。
 またメインストリートに戻った。この道を通って東の集落へ向かう。
 前からノーヘルのスクーターが来た。郵便局の人だった。島だから治外法権で大丈夫なのだと思う。

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 廃屋っぽい建物。元は何だったのか、予測できない。

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 海岸線に広がる海食棚。佐久島を代表する景色の一つだ。
 隣の島の日間賀島や篠島ではこんなふうにはなっていない。

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 佐久島小中学校。
 人口が少ないこともあって、島の子供はみんなこの学校に通うことになる。西と東の集落の中間あたりなので、不公平はない。
 佐久島には高校の分校が作られた歴史がない。だから、高校進学するなら必ず島の外へ出なければならない。

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 レンタサイクルの男子と女子。民宿の泊まり客だったろうか。
 名古屋から充分日帰りできるところだけど、一泊してゆっくりするのもいい。そうすれば、夕焼けも朝日も見られる。夜はきっと真の闇も体験できるだろう。

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 島で一つの町立診療所。一つでもあるのとないのとでは大違いだ。

佐久島4-14

 アートの島らしく、こんなところもアートなのかと思ったりした。
 しかし、診療所の告示板、古すぎないか。紙が茶色に変色している。いつのお知らせなんだろう。

佐久島4-15

 思わず吹き出した、テナント募集の物件。
 誰が借りるか! と一人でツッコミを入れてしまった。
 あばらやの極みのようなこの状態から使えるにするよりも、一度壊して建て直した方が早くて安上がりだ。
 ガスはプロパンとしても、水道や電気は来てるんだろうか。
 たぶん、かなり安いだろうから、一からコツコツ仕上げていくつもりなら楽しいかもしれない。

 佐久島はこのあたりでちょうど半分ということになる。
 つづく。

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2010/10/18 (Mon) 21:35 | REPLY |   

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