夕景から夜景にかけての名古屋港風景 <後編>

名古屋港2-1

PENTAX K-7+PENTAX DA 16-45mm f4



 これは昨日の名古屋港の続きで、夕景から夜景にかけての写真だ。
 イタリア村の姿を見て少し安心して、再び夕日を撮ろうと名古屋港水族館のあるエリアへとやって来た。
 名古屋港は、1992年に名古屋港水族館ができるまで、完全な工場地帯、倉庫街で、まったく観光地ではなかった。
 地理的にここは名古屋の行き止まりのようなところで、1971年に金山と名古屋港を結ぶ地下鉄は開通していたものの、まるで回遊性がなく、人の流れも悪かった。
 名古屋港水族館ができた当時、あんなへんぴなところに誰が行くんだと、名古屋人はみんな言ったものだ。実際、最初の頃は人も入らず、水族館の評判は悪かった。
 少しずつ変わり始めたのは、2001年に北館が完成してからだ。世界最大級の野外水槽が話題となり、2003年にはシャチのクーがやって来て人気者となった。
 水族館はだいぶ良くなったという評判を呼び、入場者も順調に増えていった。
 2004年には国内初のベルーガの赤ちゃんが誕生。
 2005年にはイタリア村がオープンと、明るい話題が続いた。2005年は愛・地球博があった年で、思えば名古屋の勢いが一番あった頃だ。
 その後、2008年にイタリア村が閉鎖し、世間的にも不況が続いて、名古屋港も行き詰まった感じになっている。
 2011年にオープンするリニア・鉄道館は、少し離れた金城ふ頭に作られた。名古屋港には土地がなかったのか、なんであんな遠くに作ったのだろう。あれが名古屋港にできていたら、再び活況を呈したのは間違いなかったのに、分散してしまったのは少しもったいない気もする。
 リニア・鉄道館は、JR東海が満を持してやったものだから、全国から大勢の鉄道ファンがやってくるはずだ。せめて、金城ふ頭と名古屋港を鉄道で結ぶ必要はあると思う。ここで回遊性を生み出せば、名古屋港エリアはもっと発展することになる。そんな計画があるのかないのか。

名古屋港2-2

 夕日が沈む。たたずむ人や、ベンチに座る老人。いちゃつく恋人たち。それぞれの時が静かに過ぎてゆく。

名古屋港2-3

 夕焼け色の空と海。
 秋は夕日の逃げ足が速い。ほどなくして、すぐに暗くなり始めた。

名古屋港2-4

 名古屋港水族館のガラス張りの建物。空を映す。

名古屋港2-5

 これも水族館の建物の一部だと思う。
 デザインがカッコいい。

名古屋港2-6

 どこからともなく現れた猫が、悠然とした足取りで水族館の方に向かって歩いていった。
 名古屋港は港といっても小さな港町とは違う。ここに猫がいるのはかなり違和感があった。
 けど、このあと、遊園地の敷地内でたくさんの子猫を見ることになり、認識を改めた。名古屋港には意外と多くのノラ猫がいるらしい。

名古屋港2-7

 JR貨物名古屋港駅跡地に作られた遊園地、シートレインランド。
 昭和レトロ感が漂う遊園地で、雰囲気としてはデパートの屋上にあったやつに近い。
 いつ行っても人がほとんど訪れていない。お客よりもアトラクションの係の方が多い。
 観覧車は高さ85メートルと、東海地区で最大級のものだ。周囲に高い建物がないので、上までいくと遠くまで見渡すことができる。その分、妙に怖い。
 手前にメリーゴーランドがある。これがぐるぐる回っているところをスローシャッターで撮ろうと思っていたのに、お客がいなくて止まったままだった。しばらくうろつきながら動くのを待ったけど、誰も来なかった。

名古屋港2-8

 フリーフォールみたいなアトラクションだろうか。これも動いていなかったのでどんなものか分からなかった。

名古屋港2-9

 遊園地の片隅でこんな花が咲いていた。ああ、これ、知ってる。夕方から咲いてくるやつだ。でも、名前が出てこない。今になっても思い出せない。

名古屋港2-10

 少し高いところからシートレインランドの全域を撮ってみる。
 ふと、映画『ビッグ』を思い出した。ここならあんなマシンがありそうな気がしてくる。

名古屋港2-11

 一通り撮ったところで、そろそろ帰ることにする。
 中途半端にイルミネーションが施された南極観測船ふじも撮っておく。
 後ろのポートビルは、やはり海の側から見た方がカッコいい。

名古屋港2-12

 シャチとイルカのイルミネーション。
 人気者だったシャチのクーは、イタリア村が閉鎖したのと同じ2008年に死んでしまった。一度しか見てないけど、ニュースを聞いて悲しい気持ちになった。
 今年になって、新たなシャチのナミがやって来た。今度見にいこう。

名古屋港2-13

 トリトン方面の夜景を撮ったところで、おしまいにした。
 夕景から夜景にかけての名古屋港風景をたくさん撮って満足した。
 名古屋港の冬の風物詩となったスターライトレビューは今年も行われるのだろうか。イルミネーションの季節になったら、また訪れたい。

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2010/10/12 (Tue) 23:23 | REPLY |   

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