夕焼け時の名古屋港 ~イタリア村は今 <前編>

名古屋(Nagoya)
名古屋港1-1

PENTAX K-7+PENTAX DA 16-45mm f4



 堀川クルーズで終点の名古屋港まで行ったのは、夕景から夜景にかけての名古屋港風景を撮るという目的があったからだった。
 名古屋港は久しぶりになる。ここ2、3年は訪れていなかった。閉鎖したイタリア村がどうなったのかも、ずっと気になっていた。
 まずは船の揺れから立ち直るために、しばし海を眺めて心を落ち着けることにする。あらためて海の様子を見ると、この波では揺れないはずがないことが分かる。あの屋形船は海仕様ではない。
 正面に見えている橋は名港トリトンだ。白かったから中央大橋だと思う。右手の遠くに見えているのが、西大橋になるはずだ。
 夕日が沈む時刻が近づいてきた。あまりのんびりもしていられないということで、まずはイタリア村の方へ向かうことにした。

名古屋港1-2

 外から見る限り、主要な建物はそのまま残っている。もっと壊されていると思っていたから、少し驚きもしたし、嬉しくもあった。閉鎖から2年経っているとは思えないくらいだ。

名古屋港1-3

 近づいてみると、やはりそれなりに荒れている。建物はすすけ、ところどころに雑草が生えてきている。ちょっとしたゴーストタウンのような雰囲気だ。
 けど、見ようによっては映画セットでいうところの「汚し」がほどこされていて、営業していた頃よりも本物感が出てきているとも言える。歳月を経た建物といった外観が、以前より本物らしく見えるというのも皮肉な話だ。

名古屋港1-4

 イタリア村を訪れた回数は、ほんの3回程度にすぎないけど、どれも思い出深いものだから、なくなってしまったのはとても残念に思っていた。けれど、これだけ建物が残っていれば、それほど感傷的になることもないと思い直した。充分、思い出に浸ることはできる。
 今年2010年の秋、新たな事業主を募って、再出発を目指すという発表があった。同じ形にはならないにしても、近い将来、新しいイタリア村として復活する可能性が出てきた。これだけ建物が残っていれば、充分再利用できる。

名古屋港1-5

 運河の近くまでは行けるようになっている。そこから先は立ち入り禁止になってはいるけど、はっきり言ってガードは緩い。乗り越えて行くことはたやすい。今はどこが管理しているのか。

名古屋港1-6

 正面入り口の横は、雑草が生い茂っている。このあたりは廃墟っぽい。

名古屋港1-7

 正面の門。ここだけ切り取ってみると、営業していたときとそれほど変わらないように見える。定休日の入り口前といった感じだ。
 それにしても、いい具合に西日に照らされていた。今のイタリア村にこのライティングはぴったりだった。

名古屋港1-8

 しつこくイタリア村を撮る。あらためてフォトジェニックな建物だと思った。ああ、もったいない、もったいない、と何度も心の中でつぶやく。

名古屋港1-9

 沈む夕日を撮るために、港の方に戻った。
 今の時期はあまりいい場所に沈まない。いい撮影ポイントも見つけられなかった。

名古屋港1-10

 夕日を撮っているところに、ちょうどいい具合に船がやって来た。ありがたい。船がいるのといないのとでは、写真が全然違ってくる。

名古屋港1-11

 ポートビルの窓に描かれた絵。
 上手いんだか下手なんだか、素人なんだかプロなんだか、判断がつかない。ヘタウマみたいにも思えるし、ただの落書きの延長のようでもある。

名古屋港1-12

 日本の二代目南極観測船として活躍した「ふじ」が名古屋港につながれて余生を送っている。中を見学することもできるようになっている(300円)。まだ一度も入ったことはない。この時間はもう終わっていた。

名古屋港1-14

 海上自衛隊のヘリコプターも展示品なんだろうか。まだ稼働する機体かもしれない。

名古屋港1-13

 ポートビルがあるエリアと、名古屋港水族館があるエリアをつなぐ橋。
 夕日が沈もうとしている。

 名古屋港水族館エリアと夜景編に続く。
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コメント
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    2010/10/12 00:41
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