ナゴヤ堀川歴史観光クルーズに行ってきた<前編>

堀川クルーズ1-1

PENTAX K-7+PENTAX DA 55-300mm f4-5.8 / TAMRON 28-75mm f2.8



 10月1日から始まった、ナゴヤ堀川歴史観光クルーズに行ってきた。
 名古屋城外堀の西南、堀川にかかる朝日橋と名古屋港を屋形船で結ぶというものだ。この航路は私も以前からやるべきだとずっと思っていたので、まさに渡りに船とばかりに喜んで乗りにいったのだった。
 船着き場は、朝日橋、納屋橋、白鳥、宮の渡し、名古屋港の5ヶ所。毎日上り、下りとも10本ほど運行されている。ただし、朝日橋と納屋橋の間は潮流の関係で日によって時間が違うので、行くときはあらかじめ調べておいた方がいい。干潮になると水が減って、少ない日は一日2本しかない。納屋橋から先は、毎日定時で運行している。
 運賃は2区間まで500円、一日乗船券が1,000円となっている。今月1日から24日までの期間限定ということを考えると、まずまず納得のいく料金設定じゃないだろうか。これも名古屋開府400周年の記念イベントの一つだ。
 ちなみに、8日からは名古屋城の堀をめぐる舟というのも始まる。これは名古屋城内に入らなければならず、定員制なので、乗るのはなかなか厳しいかもしれない。
 せっかくなので、朝日橋から名古屋港まですべての区間を乗ってみることにした。全部乗ると、約1時間半ほどの船旅となる。

堀川クルーズ1-2

 近年、堀川の水もだいぶきれいになったとはいえ、まだまだ清流にはほど遠く、水面に映る太陽を撮ると、この通り、宇宙の銀河を撮ったような写りになる。落ちて水を飲んだら、タダでは済みそうにないなと思う。
 それでも、以前のように悪臭はほとんどしなくなった。庄内川から水を引き込んで浄化するという作戦は、一応効果を上げているようだ。昔の状態なら、クルーズなんてのはたぶん実現しなかった。

堀川クルーズ1-3

 船が出発して早速撮影を始めると、思った以上に暗い。両岸は影になっていて、シャッタースピードが上がらないから、普通に撮るとブレブレの写真になってしまう。
 望遠ズームで印象的な部分を切り取っていこうと考えていたけど、すぐに無理だと分かった。暗い望遠では何も撮れない。明るい標準ズームに交換する。
 それでも、慣れないうちはどう撮ればいいのか分からずに戸惑った。

堀川クルーズ1-5

 波を撮っても、こんな感じ。水面も暗く、日陰になっているところはどうにもならない。
 観光クルーズなので、船は決して急いではいない。時速30キロか40キロくらいだろうか。離島へ向かう高速船のようなスピード感ではない。

堀川クルーズ1-4

 いったん落ち着いて、船内を撮ってみる。物珍しさも手伝って、まずまずの乗船率だった。途中からは満席になった。
 ジュースとコーヒーが飲み放題なので、乗船料の1,000円分を取り戻すべく、ガブ飲みしてみるというのもいいかもしれない。もちろん、船内にトイレはないけれど。

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 景色が前から後ろに流れるのだから、それに合わせて流し撮りをすればいいのだと気づいた。日頃培った流し撮りテクで、ビルを止めて写す。動かないものを自分が動いて流し撮りするというのも変な話だけど、やっているうちにコツを掴んだ。電車などを撮るときとは逆の動きになる。
 個人的にはこんな古い建物などを撮って喜んでいたけど、一般的には見所はほとんどない。観光地の風情もなければ、美しい風景も出てこない。あるのは油断した街の普段着の姿だけだ。途中で飽きたおじさんなどは、居眠りをしていた。

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 橋の下に、ゴンドラらしき舟がつながれていた。イタリア村で使われてたものだろうかと思ったけど、実際のところは分からない。あの舟で堀川を下るのは、ちょっと考えてしまう。

堀川クルーズ1-8

 ほどなくして最初の船着き場である納屋橋に到着した。朝日橋からは15分足らずだ。
 このあたりは堀川沿い再開発地域になっていて、遊歩道が整備され、おしゃれな店なども並んでいる。堀川沿いでは一番いいところだ。
 船旅はここでいったん中断する。朝日橋から乗って、ここから先へ行く場合は、船の乗り換えが必要となる。
 名古屋城まで行く船は限られていて、その船までは2時間の間があったから、その間に、あいちトリエンナーレの納屋橋会場へ行くことにした。
 トリエンナーレの会場は主に5ヶ所で、それぞれ別の日に見ることができるようになっている。トリエンナーレについては、またあらためて紹介することにしたい。

堀川クルーズ1-9

 名古屋城関連のイベントということで、金シャチは欠かせない。船にももちろんついているし、船着き場にもいる。

堀川クルーズ1-10

 よどんだ堀川を見ていると、少し気持ちがどんよりする。もう少しなんとかならないものかと、もどかしい。底にへどろが溜まっていて、そう簡単にどうにかできるものではないらしい。もし、ヘドロを無理矢理流してしまうと、今度は名古屋港の海が汚れて大変なことになる。底をさらって別の場所に捨てるとなると、莫大な費用がかかる。家康ならどうしただろう。加藤清正や福島正則になんとかしろと、無理難題を押しつけただろうか。

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 堀川沿いの古い住宅。なかなかに年季が入っていて、いい味わいを見せている。観光資源ではまったくないけど、個人的には喜んだ。

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 とても好きな風景だ。彼岸花が彩りを添えている。
 この頃には、すっかり流し撮りもできるようになっていた。

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 あえて流すのもありだ。暗い橋の下を通るとき、スローシャッターで撮ると、面白い絵になる。

堀川クルーズ1-15

 船から見える堀川沿いの数少ない見所の一つがこれ、松重閘門(まつしげこうもん)だ。
 堀川と中川運河の間にある門で、水位の調整のために作られた。美しい尖塔を持っている。
 役割を終えたときに取り壊される予定だったのが、それはもったいないと住民の保存運動が起こり、保存されることになった。名古屋市の都市景観重要建築物に指定されている。
 一度見たいと思っていたから、見られたのは収穫だった。特にこの角度から見るのは貴重だ。

堀川クルーズ1-16

 熱田が近づくと、少しずつ川幅が広くなり、貯木場や製材所が増えてくる。白鳥の船着き場はもうすぐだ。

 まだ先は続くのだけど、今日のところはここまでとして、続きは明日にする。

2 Comments

mi84ta  

こんにちは。
>橋の下に、ゴンドラらしき舟がつながれていた。(中略)あの舟で堀川を下るのは、ちょっと考えてしまう。
たぶん、堀川フラワーフェスティバルなどで使用されるゴンドラでは?
http://mi84ta.cocolog-nifty.com/photos/horikawa/080518_15.html
納屋橋から錦橋辺りを遊覧するだけみたいです。

2010/10/09 (Sat) 09:26 | EDIT | REPLY |   

オオタ  

もっと堀川

★mi84taさん

 こんにちは。
 堀川フラワーフェスティバルなんてのがあるんですね。知らなかったです。
 1艘だけつながれていたけど、他にもあったんでしょうか。
 イタリア村のものと同じものなのかどうなのか。
 何にしても、堀川が活性化するのはいいことだと思います。堀川クルーズも楽しかったです。

2010/10/10 (Sun) 02:43 | EDIT | REPLY |   

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