四日市コンビナート風景セカンドラブ

観光地(Tourist spot)
四日市コンビナート-1




 恋も二度目なら少しは上手に愛のメッセージ伝えたい。中森明菜も、そう歌っていた。
 四日市コンビナートも二度目なら少しは上手に魅力を伝えたい。私のその思いは伝わるだろうか。
 初めて四日市コンビナートの夜景を撮りに行ったのは、去年の9月のことだった。その官能的なまでの工場美に魅せられて感動した一方で、もっと上手く撮れたはずなのにというもどかしい思いが残った。次こそはという思いを抱きつつ、あれから10ヶ月の月日が流れた。その間に、ちょっとは写真も上達しているだろうということで、今回の再訪となった。
 この日は、松阪から伊勢奥津へ行き、富田から四日市というコースだった。最後に訪れたのが、四日市港ポートビルだった。そのために土曜日を選んだというのもある。
 ポートビル14階の展望室「うみてらす14」は、土、日、祝日は延長営業で21時までやっている(それ以外は夕方の17時まで)。前回訪れたのは平日で、地上からしか撮れなかったから、今回は展望台から撮ると決めていた。そのために歩き回る旅でも三脚を持っていったのだった。



四日市コンビナート-2

 時間は少し戻る。ポートビルを目指して歩いていたときに見た風景。
 JR富田駅から高松海岸まで歩き、高松海岸からポートタワーまで更に歩いた。その距離約10キロ。普通、こんな距離を歩いて移動しない。



四日市コンビナート-3

 一度見ている風景だから、すでにお馴染み感があった。ただ、あのときは車で、今回は歩きだったから見える風景も少し違っていた。
 日没が近づいてきて気持ちが焦るも、疲労で足が前に進まない。できれば展望台から夕焼け風景も撮りたいと思っていた。



四日市コンビナート-4

 すでに夕陽は山の向こうに沈もうとしている。これは間に合わないと、あきらめた。



四日市コンビナート-5

 夕陽を浴びて鈍く輝く工場の煙突やパイプもまた、絵になる被写体だ。



四日市コンビナート-6

 工場がカッコイイものだなんて、ちょっと前まで思ったこともなかった。



四日市コンビナート-7

 港の夕暮れ風景。



四日市コンビナート-8

 うみてらす14に登って、最初に撮ったのが西の空のこの一枚だった。
 やっぱり日没には間に合わなかった。けど、黄金色の空と、鈴鹿山脈のシルエットが撮れたから、まあよしとしたい。
 方角的に、西側はあまり見所がないから、日没に間に合っていても同じような写真しか撮れなかった。



四日市コンビナート-9

 狙いはなんといっても南西のコンビナートエリアだ。
 この構図は定番中の定番で、写真では何度も見ているけど、自分の目で見て、自分で撮ってみると、あらためてそのすさまじさがよく分かる。
 これは尋常な世界じゃない。この風景に写っているパーツのすべてが、必要不可欠で無駄なものがないなどということは信じられない。マッドサイエンティストが偏執狂的に作り上げた都市のようだ。
 機械の機能美というのがあるけど、この風景はその極みと言える。



四日市コンビナート-10

 この日は望遠ズームで、自分なりの部分を見つけて切り出すというのをテーマに考えていた。
 けれど、やっぱり美味しいところは決まっているわけで、定番ポイントを超えるような部分は見つけられなかった。
 500mmくらいの超望遠で切り取ると、また違った世界が見えてくるかもしれない。



四日市コンビナート-11

 この時期の日没は遅く、ゆっくり暗くなる。太陽が沈んでも、空には明るさが残り、なかなか暗くならない。腰を落ち着けて待つことにする。



四日市コンビナート-12

 少し暗くなって、灯りが入り始めた。ここからがコンビナート夜景の見所だ。
 完全に暗くなる前の夕暮れ時も、なかなかいい。



四日市コンビナート-13

 だいぶ暗くなってきた。このあたりから見た目と写真が明らかに違ったものとなってくる。コンビナートの夜景は、肉眼で見るよりも写真に撮ってこそ、その魅力を知ることができる。
 非現実的な写真を見て、実際に見にいくと、想像していたよりも地味な風景が広がっている。なんだ、この程度なんだとがっかりしつつ、写真に撮ると、やっぱりすごいということになる。



四日市コンビナート-14

 暗めに撮るとこんな感じ。もはや現実の風景を超えたファンタジーの世界だ。CGのようでもある。



四日市コンビナート-15

 オーバー露出で撮ると、近未来の都市みたいに見える。別の惑星のようでもある。



四日市コンビナート-16

 四日市ドームがある方向。前回はあちらの霞ヶ浦緑地から撮った。
 川みたいに見えているのは海だ。ポートビルやコンビナートがあるのは埋め立てられた島なので、その間が運河みたいに見える。



四日市コンビナート-17

 うみてらす14展望台は、こんな感じになっている。
 4方向ある中で、コンビナートが撮れるのは2方向だけなので、夕方から行って場所取りをした方がいいかもしれない。撮影組は夜景カップルのようにしばらく眺めて帰っていくわけではないので、場所取りに負けたら終わりだ。
 万全を期すなら、映り込み防止のための黒い布を持参することをオススメする(カウンターで頼めば貸してくれるらしい)。今回はC-PLを使ってみたけど、やはり完全には光の反射を抑えきれなかった。黒い布か厚手の上着で、レンズ周りをすっぽり覆うと、光の映り込みを防ぐことができる。
 私としては、もう一度、行きたい。だいたい全容が分かって、コツが掴めた。レンズの選択肢も見えたから、次回はもっと撮れるような気がする。
 展望台からに限ると広角レンズは使えない感じだった。望遠ズームなら400mmか500mmが欲しい。
 さて、三度目のチャンスがあるかどうか。
 
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コメント
  • 工場萌え、キタ━━━━━y=-(゚∀゚)・∵.━━━━━ン!!
    2010/07/24 00:31
    まいどです。
    こんな感じなんですね、四日市工場萌え。
    もう、写真見ただけで行きたさ最高潮です。
    四日市でこれだったら、川崎あたりの沿岸部はすごいんでしょう。

    松坂めぐりもいいですね~
    田舎の空気感が出ていて参考になります。
    自分の気にいったものを残すのと見た印象を伝える。
    両立しないのかどうか最近考え込んでます。
  • 一度はポートビル
    2010/07/25 02:56
    ★mihopapaさん

     こんにちは。
     四日市のポートビルは、面白かったので、チャンスがあれば行ってみてくださいね。
     みんな同じような構図になってしまうのが難点です。(^^;
     最近、海から四日市のコンビナートが見られるツアーも始まったみたいです。
     写真は難しそうだけど、それも見てみたい。

     松阪、古い町並みを歩いてみて、あらためてそのよさを知ったのでした。
     今まで訪れていなかったのが遅すぎました。(^^;

     写真は、自分がいいと思ったものをワガママに切り取って追求していけば、それが自分のスタイルになるんじゃないかなぁと、最近思います。
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