植物園の7月は日本の夏 <東山植物園・後編>

動物園(Zoo)
7月の植物園2-1

Canon EOS 20D+TAMRON 90mm f2.8 MACRO



 7月の東山植物園の後編は、合掌造りの家からの再開となる。
 どうして白川郷の合掌造りの家が植物園に移築されたのか、とても唐突な感じがして最初は違和感があった。けど、植物園に通っているうちに、ここのありがたみが分かってきた。季節によって小さな変化などもあって、花の少ない時期でも楽しませてくれる。
 岐阜の山奥の白川郷は遠すぎて簡単にはいけない。こうやって身近で本物の合掌造りを見ることができるのはいいことだ。
 抜け殻になっているのは明治村の建物と同じで、暮らしの温もりまでは期待できないのが、ちょっと残念ではある。もう少し小道具なんかを増やして、生活空間としての演出があってもいいように思う。

7月の植物園2-2

 板の壁から漏れ入る光。夏の緑の映り込みもある。
 こんな板一枚では豪雪地帯の冬は乗り切れそうにない。実際に白川郷で使われていたときはどうしていたのか。囲炉裏で火をがんがんに炊いても、寒さはこたえただろう。

7月の植物園2-3

 板の間を踏む感覚は、日常の暮らしの中にはない。たまに味わうことができるのは、こんな古い木造の家を見学するときや、天守閣に登るときくらいだ。
 それでも、板間の感覚は足裏が覚えている。どかどか踏むと床が抜けそうで、なんとなくそっと歩いてしまう。

7月の植物園2-4

 軒に風鈴がたくさん吊り下げられていた。
 このときは風がなくてチリンとも鳴らなかったけど、風が強い日はこんなに吊してはうるさくて仕方がない。

7月の植物園2-5

 アジサイのシーズンはもう最終盤で、花が咲いているように見えて、もう咲いていない。花びらのように見えるのはガクだ。

7月の植物園2-6

 植物園での静かな語らい。
 隣の動物園は騒がしいけど、植物園はいつ行っても静かだ。

7月の植物園2-7

 晴れても太陽は雲に隠れがちで、ときどき前触れもなくざっと雨が降る。まだもう少し梅雨は明けそうにない。

7月の植物園2-8

 花畑はいつでも何かの花が咲いているけど、季節感が分からない。花の名前も分からない。

7月の植物園2-9

 これも名前は知らない。ただ、この花を見て、ラベンダーを思い出した。
 富良野のラベンダー畑は、いつか見たいと思いつつ、見ないまま頭の中のイメージだけでいいのかもしれないと思ったりもする。

植物園2-10

 一見するとよく咲いているように見えるアジサイも、近づいてみるともう花はほとんど咲いていない。
 今年はとうとう、一度もまともにアジサイを撮りにいけなかった。

植物園2-11

 キキョウというとなんとなく秋のイメージがあるのだけど、花が咲くのは7月、8月だから、夏の花だ。
 個人的な好みとしては、花が大きすぎて、やや品を欠く。

植物園2-12

 そろそろヒマワリも咲き始めていた。
 この夏は、大垣のヒマワリ畑を見にいきたいと考えている。上手くタイミングが合うといいけど。

 植物園は、一番近くで花と虫を撮れる場所だから、もっとちょくちょく行ってもいい。せっかく年間パスポートもあることだし、月に一度は行きたいところだ。7月も半ばを過ぎると、また季節が一歩進むから、近いうちに行くことにしよう。
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