これで今年の桜は終わりかなと思う <東谷山・後編>
2010-04-16|桜(Cherry Blossoms)

PENTAX K10D+PENTAX DA 55-300mm f4-5.8
今日は東谷山フルーツパークの後編をお届けします。
日に日に桜も散っていって、花よりも葉が目立つようになってきた今、桜への気持ちも急速に冷めつつある。信州から北はまだこれから咲いてくるのだろうから、桜の季節が終わったわけではないのだけど、自分のところを過ぎてしまうと、もう桜は済んだものとなってしまう。旅で撮ってきた桜の写真もまだ残っているから、なるべく早く出していきたいと思っている。

大道芸を見物する人たち。

桜を見るお母さんたちと、桜とは関係なく駆け回るちびっ子。
子供の頃見た桜なんて、私は覚えていない。それでも、子供にとってはお出かけできることが楽しいからいいのだ。

親子三代かなと思うけど、どうだろう。
桜は世代から世代へと受け継がれる。

それぞれの桜。いつ誰と見たかによっても、桜の思い出は変わってくる。
桜の季節が巡ってくると、あのときあそこであの人と一緒に見た思い出が蘇る。

桜を撮るおじさんを菜の花越しに。

これは何の花だったろう。
三脚カメラマンは花を撮り、私は三脚カメラマンごと撮る。見ているものは同じでも、求めているものはそれぞれ違う。
私は花を撮っていても、花を撮りたいわけではないことが多い。

ピンクから赤のグラデーションと、緑色と、いろんな色があったので、欲張って全部入れてみた。
ここひと月の間に、一気に色を取り戻した。季節の変化というのは劇的だ。

落ちて水に浮かぶ花、紅白。

水面で大口を開けてバシャバシャやっていた鯉。腹が減って桜の花びらでも食べていたのかもしれない。少しは腹の足しになっただろうか。

桃とか梨とかそのへんの花。スモモだったかもしれない。
桜の花びらがひとひら引っかかっていて、そこに惹かれて撮る。

収穫した果物や野菜などを販売しているところの裏方。
働いている人たちにとっては、のんきに桜見物どころじゃない。ここがかき入れ時だ。

テント販売所の後片づけ風景。
今年もしだれ桜祭りは終わった。
東谷山フルーツパークのしだれ桜が終わると、残すはサトザクラだけとなる。サトザクラは4月いっぱいくらい咲いているから、あと少し延長戦がある。それでも、気分としてはもう桜も終わりだ。
今年は開花から満開まで2週間以上と、記録的な長さとなった。その分長く楽しめてよかったけど、終わってみればあっけないものだ。心残りもあり、写真の課題も残った。
また来年、この季節に戻ってこよう。今年には今年の、来年には来年の桜があって、同じ桜は二度とない。
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