自転車に乗って戸田から自宅まで <その1>

名古屋(Nagoya)
自転車から1-1

PENTAX K10D+PENTAX DA 55-300mm f4-5.8



 中川区の近鉄戸田駅に降り立った。ここは名古屋市の西端に近い場所で、もう少し行くと蟹江町だ。
 なんでこんなところにやって来たかというと、自転車を取りに行ったのだ。更に何故という疑問が重なると思うけど、まあ簡単に言うとこの近くにあるリサイクルショップで自転車を買ったからだ。それ以上説明すると長くなるので省略。
 とにかく、自宅がある名古屋市東北部の守山区から、バスと近鉄電車を乗り継いで戸田駅まで行って、帰りは自転車で帰ってきたのだった。
 ところで、キョリ則というのを知っているだろうか。インターネット地図マピオンの機能の一つなのだけど、点と点を結んだ距離と、その間を徒歩、自転車、車でいくとそれぞれどれくらい時間がかかるかを教えてくれるというものだ。
 http://www.mapion.co.jp/route/
 知ってる人は知ってるだろうけど、これがなかなか便利なので、知らない人はぜひ活用して欲しい。
 普通の地図の場合、縮尺でだいたいの目安をつけるだけで、それ以上正確なことは分からない。けど、キョリ則はかなり実測に近い距離と時間を出してくれる。もちろん、実際は信号待ちや道のアップダウン、交通状況などによって所要時間は違ってくるから、そのあたりはプラスアルファで見る必要はある。
 これを利用すると、自分の感覚と実際の距離がずいぶん違っていることに気づく。感覚的に近いと思っていたところが意外と距離があったり、逆に遠いと感じていたところが近いと思っていたところより近かったりする。
 キョリ則を使って調べてみると、自宅と戸田駅との直線距離は約20キロ。効率の良いルートを選んで、道沿いにピンを打ちながら細かく測ると、約22キロ。平均時速11キロで走れば、理論上は約2時間と出た。これなら行けると判断した。
 本格的に自転車に乗っていたのは遙か昔の高校時代までで、最近は旅先でたまにレンタサイクルで走るくらいではあるけど、まあ大丈夫だろうと簡単に考えた。往復は無理でも、今回は片道だ。片道10キロくらいならそれほど長距離とは言えない。
 結果的にはあちこち寄り道して3時間半かかったものの、思ったほど遠くもなく、つらくもなかった。尻の痛さは予想通りで、これは乗り慣れて克服するしかない。
 自転車の楽しさに少し目覚めた。これからは自転車に乗って写真を撮るというスタイルを確立していきたい。考えていたほど撮れないということも分かって、課題も見えた。カメラは肩掛けよりたすき掛けの方がよさそうだとか。
 そんなわけで、今日から3回くらいに分けて、戸田から自宅まで自転車に乗りながら撮った写真を紹介していくことにする。自転車からしか撮れなかった光景も少しあったように思う。車と歩きの間を上手く補完できるといいのだけど。

自転車から1-2

 駅前のたばこ屋さんとおぼしき店は、古いたたずまいで雰囲気があった。
 こんな家屋が残っているのかと期待したら、見つけたのはここだけだった。他は典型的な地方都市の住宅街という風景で、撮りどころは見つけられなかった。

自転車から1-3

 このあたりは川の多い土地で、大小何本もの川が南北に流れている。昔は大雨のたびに氾濫して、おちおち暮らしていられないようなところだったんじゃないだろうか。
 戸田駅の近くを流れているのは、戸田川だ。この辺では小さな川の部類だけど、それでもけっこうな川幅と水量がある。
 ここから5キロほど下ったところで日光川と合流して、その2キロほど先に藤前干潟がある。
 魚がよく釣れるのか、春休みのちびっこから暇なおじさんまで何人もの釣り人がいた。

自転車から1-4

 見かけたのはカイツブリやカワウくらいだったけど、冬場はカモたちもたくさん飛来していたんじゃないだろうか。
 だいぶ暖かくなって、カモたちの多くが北へ帰っていったようだ。川や池はまた寂しくなった。

自転車から1-5

 川を挟んで、両岸が戸田川緑地になっている。
 上の写真は、飛び地の一つで、もう少し南に下ったところに、とだがわこどもランドや農業文化園がある。ここは遊べる施設や花や昆虫の展示館などがあって、以前一度車で行ったことがある。なかなかいいところだったという記憶がある。
 今回はこんなところでのんびりしている場合ではなかったので寄らなかった。

自転車から1-6

 川の中にたくさんのフラッグが立っている。どういう意味があるのかは知らない。

自転車から1-7

 この春、初めてモンシロチョウを見た。
 なんだ、モンシロチョウか、と無視しようとして、え、モンシロチョウ? と、思い直した。そうか、もう蝶が飛ぶ季節になっていたんだ。虫の存在が頭から消えていた。これだけ暖かくなって、花も咲いてくれば、虫も飛び始めるというものだ。
 オオイヌノフグリの密を吸うモンシロチョウは初めて撮ったと気がする。

自転車から1-8

 畑の水たまりに咲いていた菜の花。生えていたところに水が溜まったのか、水たまりをものともせず生えてきたのか。水に咲く菜の花というイメージはない。

自転車から1-9

 橋の上から川岸を見たら、遠くに人が見えた。しゃがんで何かをしている。どういうわけか、ヘルメットをかぶっている。白い袋を持っているから何かを摘んでいるらしい。ツクシでも生えていたのだろうか。

自転車から1-10

 車と違って、細い道でもなんでも、気が向いたところで適当に曲がったりするから、自分がどこを走っているのか、正確には掴んでいない。方向感覚だけで、北東に向かって走った。
 そうこうしているうちに、遠くに名古屋駅のビル群が見えて少しホッとした。こう見えてもまだけっこう距離はある。
 右に見えている高架は、名古屋高速だと思う。
 私の自転車のスピードは、どう考えても時速11キロは出ていなかった。二人乗りにも軽々と抜かれて置いていかれてしまったくらいだから。前半からあまり一所懸命漕ぐと、途中で力尽きそうだったので、なるべくゆっくり走った。

自転車から1-11

 余裕があれば途中で観光でもしていこうと思っていたけど、そんな余裕はまるでないことが分かって、できるだけ飛ばした。
 ただ、ここはちょっと引っかかったので寄ることにした。郷社とあるから、このあたりの中心的な神社だ。
 七所社(しちしょしゃ)は、尾張三大奇祭の一つ、きねこさ祭りが行われる神社として有名だと、案内板に書いてあった。笹竹を12人の役者が庄内川に持って入って、笹竹の折れる方向でその年の吉兆を占うというのだけど、そういえばその映像を最近ニュースで見た覚えがある。
 884年の記録が残っていることから、創建はそのあたりと考えられているという。かなり歴史のあるところだ。
 古来、このあたり一帯は古木が生い茂る神聖な土地だったそうで、古墳も何基か見つかっている。
 熱田神宮との関わりが深く、きねこさ祭りも熱田神宮の神事を受け継いだものらしい。
 祭神も、ヤマトタケルや草薙剣の他、熱田神宮ゆかりの神々が祀られている。

自転車から1-12

 あ、CR-Z。
 史上初のハイブリッドスポーツカーで、ホンダの予想を上回る注文が入っているという。最近はスポーツカーどころかスポーティーカーさえ絶滅寸前だから、みんなそういう車に飢えていたのだろう。
 思ったよりボディは大きい。昔のCR-Xのイメージを持っていると裏切られるかもしれない。

自転車から1-13

 下町の三波春夫店に、下町の北島三郎ショー。
 こんな名前を使ってしまって大丈夫なのだろうかと、ちょっと心配になる。
 気がついたら中村区に入っていた。ここまで来れば、もう名古屋駅の裏だ。多少なりとも馴染みはある。
 豊国神社方面は行かず、駅南の笹島交差点を目指した。
 この続きはまた次回ということにしたい。
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コメント
  • 2010/03/23 10:20
    こんにちは、ご無沙汰してます。
    えと、
    戸田駅周辺、近所です(笑)。

    古い町並みは少し残っていると思いますよ。
    古いお寺も多く、「戸田祭」の山車が有名です。
    毎年秋ぐらいにおまつりがあると思うので、
    またぜひ、写真を撮りにお越し下さい。
    道路が狭いので自転車がオススメです☆
  • 戸田駅再びはあるか
    2010/03/24 02:23
    ★ひなこさん

     こんにちは。
     お元気でしたか?

     ひなこさん、戸田駅の近所でしたか。
     まさか、目撃されてないですよね(笑)。
     古い町並みも残ってるんですね。もう少し時間があれば戸田川緑地なんかも回りたかったんですが。
     もう自転車では行けそうにないです。往復6時間オーバーはきつい。(^^;
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