庄内緑地で見つけた春景色 <前編>

施設/公園(Park)
庄内緑地1-1

PENTAX K10D+PENTAX DA 55-300mm f4-5.8



 農業センターにしだれ梅を見に行った日、とって返して庄内緑地にも行ってきた。車ではまずやらないはしごだ。地下鉄鶴舞線をほぼ端から端まで移動することになった。それでも乗車時間は30分ほどだから、市街地を横切るのは車よりも電車の方がずっと早い。
 この日は3月8日だった。今は更に春が深まっているだろう。今回は前後半に分けて、庄内緑地で見つけた春風景をお届けしたいと思う。
 まずは土手に生えるツクシから。こんな公園では誰もツクシ取りをしないのだろうか。けっこう生えていた。根気よく摘んでいければ、夕飯のおかずの一品くらいにはなりそうだ。
 これだけまとまったツクシを見たのは久しぶりだった。子供の頃と比べたらずいぶん減ってしまったものの、市街地でもまだ生えているところはある。

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 今日、早くも名古屋では桜の開花宣言が出された。普段より10日くらい早い。まだ心の準備が出来ていないから、もう少し待って欲しい。桜はやっぱり4月に咲いてくれないと気分が出ない。最近は、学校の入学式まで持たないようになった。
 上の写真は、早咲きの桜だ。冬桜だったか。
 ソメイヨシノよりも花が少なくて、地味な感じに咲いている。これはこれで可憐で風情がある。

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 光と影のコントラストが強くなってきた。少しずつ緑も戻り、いよいよ春を感じさせる。

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 春を迎えて散る椿。
 多くの花は寒くなるともう駄目だと散っていくけど、冬に咲く花は暖かくなるともういけないと思うのだろうか。暖かさに耐えられないというのも、ちょっと不思議な感じだ。

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 春に先駆けて咲くマンサクは、もう枯れかけていた。
 今年は2月の黄色い花たちをあまり撮れなかった。それがちょっと心残りだ。

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 光に透けるロウバイの花。名前の通り、ロウ細工のようだ。
 まだ少し咲いていたけど、ロウバイももう終わりが近い。

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 岩と緑と水鏡の絵的な風景。
 じっと見ていると感覚がおかしくなるようだ。

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 菜の花と、土手のローラーボーイ。向こうに名古屋駅のビルの頭が出ている。

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 夕焼けの中を泳ぐカモさんたち。アオクビアヒルだったかもしれない。
 行儀よく整列しながら逃げるように泳いでいった。

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 よく撮っている木のシルエットが、いつも同じやつなのか違うものなのか、いまだによく分かっていない。
 この三角形の感じに惹かれるのだろう。リズム感がある。

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 夕焼けをバックに、木のシルエットが面白かった。
 空に向かって手を伸ばして、お祈りでもしてるように見えてくる。

 庄内緑地の春景色は後編へと続く。
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