
PENTAX K10D+PENTAX DA 55-300mm f4-5.8
農業センターのしだれ梅を絵に描くとしたら、こんなふうに描きたいという感じで仕上げてみた。特に変わったことをしているわけではなくて、Photoshop EmenentsのRAW現像をするときに、明瞭度を下げるだけだ。あとは明るさやコントラスト、彩度などを上げる方向でいくとこんなふうになる。
HDR加工がだいぶ市民権を得てきていて、私も興味があるところではあるのだけど、あれをやるとクセになりそうで、今のところ手を出していない。専用のソフトも必要だし、しばらくはやめておこうと思っている。
ただ、ソフトフィルター的な仕上げは以前からときどきやっていて、Canonのソフトレンズも買って、しばらく撮っていた。桜とソフト仕上げは相性がいいから、今年も少しやってみようと考えている。
今日は農業センターのしだれ梅の後編で、後半は梅から離れて違うものも登場する。農業センターの名前の通り、ここは農業のセンターなのだ。

少し変わったカメラを使っていたおじさま。普通の35mmではなく、特殊なカメラのようだった。中判カメラだろうか。
ここも高いカメラとレンズを持った人がわんさといて、私のようにミドルクラスだとちょっと恥ずかしいくらいだ。白レンズのおじさんはともかくとして、年配のおばさまも赤ハチマキを使っていた。
最も高級カメラとレンズの展覧会になるのは、私の知る限り、足助のカタクリだ。あそこは見たこともないようなカメラを見られるので面白い。
携帯カメラもものすごく増えて、ほとんどの人が何らかのカメラで写真を撮っている。この5年でカメラ事情は大きな変化があった。

園内の賑わい。土日はこんなものじゃない。先週の週末は大混雑だったんじゃないだろうか。しだれ梅祭りは今週末までだから、最後まで賑わうことだろう。
去年は雨の平日に行ったからすいていた。雨中の梅もなかなか風情があっていいものだ。写真を撮るのは大変だけど。

そろそろ新竹の子の季節だ。施設の人が竹林の中で採って出てきた。それを見に行くお客さん。これは売り物かどうか分からない。
竹の子はかなり好きだから、またサンデー料理に使おう。竹の子の天ぷらが食べたい。

こんな枝振りの木をよく撮る。何か心惹かれる形なのだけど、名前は知らない。なんだか知らないけど、見ると撮りたくなる。

サンシュユも春先に咲く黄色い花の一員だ。ただ、数が少ないせいか、同じ黄色のロウバイやマンサクと比べると影が薄い。地味といえば地味だけど、なかなか可憐な花だ。
ロウバイやマンサクの方が早く咲き始めるから、もうほとんど終わりかけだった。ロウバイはすでに枯れかけていて、そこでも出遅れを感じたのだった。

一瞬、シデコブシかと思ったけど、そんなはずはない。絶滅危惧種がこんなところに咲いているはずはない。これは、農業センター近くの民家の庭に咲いていたものだ。
それにしてもコブシとは違うようだし、何かと何かの交雑種だろうか。
シデコブシは尾張旭の長池にもあることを去年初めて知った。今年は見に行けるだろうか。そろそろ咲き始めている頃かもしれない。

奥の方に少し菜の花畑がある。先客のおじさまも撮っていた。ビデオカメラだったかもしれない。

菜の花畑を狙うおばさまを狙う私。
伊良湖にけっこう大きな菜の花畑があるようだ。見渡す限りの菜の花畑というのは見たことがないから、一度見てみたい。知多半島の花ひろば、はどれくらいの規模なんだろう。

家畜系のものは一通り揃っている。牛や羊、鶏など。馬はたぶんいない。動物園ではないから、飼育している。
真っ黒な子牛がいた。初めて見たけどそんなに珍しいものではないのだろうか。ホルスタインはみんな白黒と思っていたら違うらしい。
調べたら、黒牛とのハーフだと黒い子供が生まれるそうだから、それかもしれない。
子供同士頭をこすり合わせていた仕草がかわいかった。

名古屋コーチンのヒヨコたち。農業センターを訪れると、いつもここでヒヨコを見ていく。
生まれて間もないヒヨコたちは、たどたどしい足取りでフラフラ歩き、すぐに転んで、立ち上がったと思ったら高速で走ったりもする。
上を向いて水をクククッと飲み込む姿がまたキュートなのだ。
梅見物だけでなく、奥の方まで見ていくと、農業センターをもっと楽しめる。ソフトクリームや乳製品などを売るミルク工房は長い行列ができていたので、ソフトはあきらめた。
今年は行けないような気がしていた農業センターのしだれ梅に行けてよかった。写真の収穫も少しあった。
これで私の花シーズンが本格的に開幕した。ここから5月までは花ラッシュで忙しくなる。油断するとすぐに季節に置いてけぼりにされるから、なるべく早めはやめで追いかけていきたい。
高知ではもうソメイヨシノが開花したというし、うかうかしていられない。名古屋も、もう10日もしたら咲いてくるんじゃないだろうか。気持ちだけでも準備を始めよう。