謎が深まる愛知総合農業試験場から杁ヶ池公園へ

施設/公園(Park)
農業試験場-1

PENTAX K10D+TAMRON 70-300mm f4-5.6 Di



 地元の人間でも知っている人はあまり多くないと思うけど、長久手に愛知県農業総合試験場というものがある。
 天白区平針の農業センターは、しだれ梅が有名で、行ったことがある人も多いだろう。しかし、長久手の農業試験場は似て非なるものだ。その全貌を知る人は少ない。私ももちろん、よくは知らない。
 2005年の2月に一度だけ行ったことがある。そのときの様子をHPで紹介したのだけど、なんというか、荒廃した空気感が漂い、秘密の実験施設のような雰囲気に包まれていて、終始及び腰での散策となった。道や遊具は荒れ、歩いている人はおらず、本当に一般人が立ち入っていいものかどうか最後まで確信が持てずに終わった。
 今回4年ぶりに再訪することになったのは、入口のカエデ並木が見頃を迎えているというのを聞いたからだった。今回は更に内部に進入して、磨きがかかったであろうおどろおどろしい雰囲気を写真に撮りたいとも考えていた。
 しかしながら、入口の手前で私は立ち尽くすことになる。門が閉まっている。何故?
 以前は夕方を過ぎても解放されていて、自由に入っていくことができた。内部にも案内標識や展示室もあり、休憩用のベンチなども用意されていて、それなりに一般人歓迎ムードはあった。そもそも私がここを知ったのは、『愛知こどもハイキング』という本で紹介されていたからだ。
 施設が閉鎖されたわけではない。行く前にネットで調べたら、HPの更新もあり、活動紹介などもされていた。ここ数年の間に一般人立ち入り禁止になったのだろうか。
 それにしても、こんなに完全閉鎖してしまったら、関係者の出入りもままならない。外部からの訪問者もあるだろうし、内部の人間が帰るときはいちいち開け閉めするのだろうか。
 とりあえず中の様子が気になった。門の横は空いていて、歩行者は入っていくことができるようになっている。手前のスペースに車をとめて、歩いて入ってみることにした。

農業試験場-2

 ここの木は、正確に言うと、カエデではない。モミジバフウという木で、漢字で書くと紅葉葉楓となるから、カエデ(楓)と混同しやすい。原産地がアメリカということで、アメリカフウ(楓)とも呼ばれる。
 日本のモミジよりもやや渋い色で、街路樹風景も外国風に感じられる。
 色づき具合はもう一歩だろうか。ここ数日の寒さで一気に進むかもしれない。

農業試験場-3

 中に入って写真を撮っているのをとがめられることはない。
 というか、人の気配がまったく感じられない。本当にここの施設は稼働しているのだろうか。

農業試験場-4

 ずんずん歩いていったら、こんなことになっていた。
 完全に立ち入り禁止だ。何重にもロープが張られ、衝立が並んで、がっちりガードされている。これ以上先に進むのはまずいので、引き返すことにする。
 これはどうも普通の状態ではなさそうだ。中で工事か何かあって、一時的に閉鎖されている可能性もある。
 荒涼の一端は垣間見えたけど、今回はこれであきらめるしかなかった。ますますこの施設の謎が深まった。
 私が行ったのは10月の30日で、31日に公開デーというのがあったようだけど、そのときは賑わいを見せたのだろうか。
 またあのあたりを通りかかるようなことがあれば、もう一度確かめに寄りたい。

口論義公園-5

 農業総合試験場でやや動揺した私は、帰り道の途中にある口論義公園というところで少し気を落ち着かせることにした。
 この公園はこれまで何十回と前を通ったことがあるのに、一度も入ったことがなかった。ずっと「こうろんぎ」公園だと思っていて、口論でもするところなのかと思いきや、実は「こおろぎ」公園だったことを初めて知る。
 園内には、野球場やテニスコート、サッカー場、温水プールなどがあり、それ以外には特に何もない。散策できるようなコースもなく、写真の被写体になるようなものもなさそうだった。写真に撮るものがなければ私には用がない。滞在時間は5分だった。

杁ヶ池公園-6

 流れで杁ヶ池公園(いりがいけこうえん)にも寄って行くことにした。
 ここはこれまで何度か訪れたことがある。魅力的な何かがあるというわけでもないけど、池を中心に周回コースもあり、それなりに撮るものもある。

杁ヶ池公園-7

 池にはカモの小軍団が浮いていた。
 これは換羽前のヒドリガモだろうか。渡ってきて間もないカモたちは、地味な色をしていて、オスとメスの区別もつきづらい。羽が生えかわるとお馴染みの色になってはっきり区別がつくようになる。

杁ヶ池公園-8

 ミドリガメのなれの果てであるミシシッピアカミミガメが甲羅干しをしている。いつ来ても、こいつらはここでたまっている。
 手前はホシハジロだろうか。あまり自信がない。

杁ヶ池公園-9

 池の周りにはソメイヨシノの並木もあるのだけど、冬場はフユザクラが咲く。
 ここだけ切り取ると、春先の風景のようだ。

杁ヶ池公園-10

 離れて見ると地味な印象のフユザクラも、近くから見るとなかなか可憐できれいな花だということが分かる。

杁ヶ池公園-11

 紅葉の桜並木の下をゆく散歩の人。
 これは秋の風景だ。

杁ヶ池公園-12

 木の正体は知らないけど、この一角だけエキゾチックな雰囲気がある。

杁ヶ池公園-13

 犬の散歩の人が多い。あとは親子連れとか。
 奥に遊具などもあり、手前にはテニスコートや体育館が併設されている。

杁ヶ池公園-14

 夕焼け色の中のカモたち。

 そんなこんなで、今日は長久手の風景でつなぎ更新となった。長久手は馴染みがあるようでないところも多いから、今後もできるだけ巡って、馴染みの場所を増やしていきたい。
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コメント
  • 2009/11/03 09:47
    農業試験場、行ってこられましたか!
    私も昨日の朝、あまりに青空がきれいだったのでまた行ってきました♪
    だいぶ赤くなっていましたよ~でも一昨年が一番きれいだったかな^^
    ほんとに静かですよね・・・たまにランニングしてる人やワンちゃんの散歩してるひとがいるだけですから。
    その静けさが気にいってるところでもあります^^

    さて、並木の入り口なんですがオオタさんが入られた所は門がしまっていて車では入れません・・・。
    でも正式な入り口は並木の上(上がりきったところ)なので、
    そちらから行かれるとまたもうひとつの並木が見られます。
    瀬戸から来るとグリーンロードをくぐって最初の信号を左に道成に行くと
    二股にわかれる道があり「総合農業試験場」の看板にそっていけば
    すぐです。
    栗も売ってるらしいです(笑) 
    あのロープは工事ではなく、道が陥没してたからです。。
    またどこが陥没するかわからないので「危険」のロープが張ってありますね。
  • 事情通だ
    2009/11/03 23:28
    ★RIRICOさん

     こんにちは。
     農業試験所の通ですねー(笑)。
     そんなことになっていたとは、まったく知らなかったです。
     それで納得しました。ありがとうございます。
     前に行ったときは、あの入口から入っていけたんで、まさか使えなくなっているとは思ってもみませんでした。
     北の芸大通りの方から入っていけるんですね。
     中の写真も撮りたいし、また行けたら行ってみます。紅葉も進んだことでしょうね。
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