美浜の浜辺をぷらぷら歩いて海にまつわる風景を撮る <第三回>

観光地(Tourist spot)
美浜2-1

PENTAX K10D+DA 16-45mm f4 / TAMRON 70-300mm f4-5.6 Di



 若狭の海は青かった。それも単色の青ではなく、グラデーションの青だ。遠くへ行くほど青が深くなる。この色を見るためだけでも日本海までやってきた甲斐があったと思った。
 今日は美浜編の第二回で、前回の続きになる。
 松原海水浴場から西へ歩いていくと、途中から久々子海水浴場になる。実際は地図上のことだけで、浜辺はつながっている。
 砂浜をぷらぷらと西へ向かって歩いていった。そのまま進むと、三方五湖の一つ、久々子湖(くぐしこ)に辿り着く。

美浜2-2

 海岸沿いに飯切山という標高80メートルほどの小山がある。
 その突端の海には大小の岩が頭を出している。このへんは日本海岸らしい風景と言えそうだ。
 山や岩は黒雲母花崗岩でできているらしい。浜辺も波の浸食でできたものだから、白砂にはならない。

美浜2-6

 山の麓に鳥居が見えた。
 帰ってきて調べたら、宗像神社だった。宗像三女神を祀る海の神社だ。
 行きたい気持ちはあったけど、ちょっと遠かった。

美浜2-3

 テトラポッドというのはフランスの会社の登録商標で、一般的には波消ブロックというそうだ。ホッチキスみたいなことだ。
 テトラポッド(tetrapod)は4本足を意味するギリシャ語を語源としていて、波消ブロックは必ずしも4本足ではない。3本だったり、6本だったりもする。
 波消ブロックは海岸が浸食されるのを防ぐ目的で置かれているというのを、今回初めて知った。波を打ち消して、海岸線を安全にすることが主な目的だと思っていた。
 写真は小さくてちょっと分かりづらいけど、カモメたちが上に乗ってうずくまっている。そういう役にも立っている。

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 飛んでいるカモメを見ると反射的に、♪ハ~バ~ライトが~朝日~に~かわ~る~♪という曲が頭の中で流れ出してしまう世代。
 人はどうして哀しくなると海を見つめに来るのでしょうか? と私に訊かれても困る。
 これはカモメというよりウミネコだろうか。

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 一人で海を見つめに来ている人、発見。こんなところを歩いていたら、私の恰好のターゲットになってしまう。協力ありがとうございます。
 絵になる光景だけど、浜辺の汚さがいただけない。

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 西の早瀬海水浴場の方に赤い小さな灯台が建っている。
 ここは久々子湖と海が水路でつながっているところだから、小さな船の出入りが多いのだろう。
 海岸には小さな集落もある。

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 海沿いにかろうじて建っている家屋の名残。
 笑い事じゃない悲劇に見舞われたのかもしれないけど、これにはちょっとのけぞった。どうしてしまったのか。台風の高波と強風にでもやられてしまったのだろうか。

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 浜辺から一本中に入って、普通の道を歩くことにした。久々子海水浴場の西まで歩けば、久々子湖はもう近い。
 道沿いにはけっこう民家があって、それなりに人が住んでいるようだ。民宿や旅館なども何軒かあるところを見ると、夏は思っている以上に賑わうのかもしれない。
 家は新しいものと古いものが混在している。昭和の家屋も少し残っている。

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 池田屋。
 なかなかの歴史的建造物で、もう営業はしていないように見えるけど、実はしていたりするのか。

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 コミュニティバスの通り道ということもあって、このあたりは住人の生活圏でもあり、海や湖の観光客用の旅館街にもなっている。看板が新しい旅館は営業しているようだった。泊まりの海水浴客もいるということだろう。

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 真っ直ぐ進むと久々子湖で、右手に飯切山の登山口と、宗像神社の参道がある。岩屋弘法大師堂というのもあるようだ。

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 右に少し入って、早瀬海水浴場を見てみる。こちらは海水浴場というより漁港のようだ。

 美浜の海はこれくらいにしておこう。次回は久々子湖を紹介して、それが美浜編の最終回となる。
 つづく。
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コメント
  • 美浜町へようこそ ~2~
    2017/06/22 23:52
    飯切山にかかる遊歩道の橋は老朽化で撤去されました。。。
    さてさて、この飯切山。その昔は海に浮かぶ島でした。
    河川が運んできた堆積物と、地震による隆起で地続きになったとの事。
    なので、その周辺の集落は比較的に新しいと考えられます。
    ついでに言いますと、久々子湖はその昔は海でした。
    地続きとなって湖になったのです。
  • 美浜町トークその2
    2017/06/23 22:22
    >ハハハマもんさん

     2009年から8年経って、いくつか変わったところもあるようですね。
     ずっと変わらないと思っていたものも、あるときふいに変わってしまうんですね。だから、今写真を撮っておくことは意味があることだと思ってます。

     美浜の地形はこのときあまり意識しなかったのですが、地図を見てもかなり複雑な地形ですよね。三方五湖も淡水湖だったり、汽水湖だったり、海水湖だったりするし、歴史を振り返ればいろいろ変化もあったんでしょうね。

     この日はとにかくよく歩きました。
     旅行者と地元の人間の一番の違いは、必要以上に歩くか歩かないかという点かもしれないですね。
     私もそうですが、地元ってそんなに歩かないですから。
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