行くのが5年遅かった熊野古道 <第一回>

名所/旧跡/歴史(Historic Sites)
熊野古道1-1

PENTAX K10D+DA 16-45mm f4



 8月の終わりに、熊野古道を歩いてきた。
 世界遺産に登録されたのが2004年で、いつか一度行きたいと思いながらなかなか行けずにいたのは、熊野古道というのは熊野にあるもので、すごく遠いと思っていたからだ。
 実は熊野古道というのはいくつかのルートがあって、基本的には熊野本宮大社に通じる道を指す。主なものとしては、紀伊半島西岸の紀伊路、南の大辺路、東の伊勢路ががあり、そこから本宮を目指して小辺路、中辺路、更にもう一本、大峯奥駈道というのがある。
 紀伊路はさすがに遠いけど、伊勢路なら行けなくはない。伊勢神宮から始まる160キロの道のりだ。
 最初は紀伊長島出発のツヅラト峠に行こうと考えていて、その後、尾鷲の馬越峠(まごせとうげ)に変更した。ここは伊勢路の中でも石積みの路が最も美しいと言われているところで、尾鷲の町を見てみたいというのもあった。
 ということで、今日から何回に分けて熊野古道シリーズを始めることにする。ただ、今日は疲労と時間不足でしっかり書いている余裕がない。まずはプロローグとして石敷の路写真を何枚か並べるだけにとどめる。詳しいことはまた明日以降ということで。
 写真はやたらたくさん撮ったけど、石の路写真ばかりで同じようなものが多かった。全編を通じて繰り返しになってしまいそうだ。ずっと続くこういう石路を歩いているような気分になってもらえるといいのだけど。

熊野古道1-2

 写真は暗めのトーンに仕上げている。雰囲気重視ということで。
 この日は曇りときどき晴れで、あまり日差しが差し込まなかったこともあるのだけど、実際はここまで暗くない。写真で見るより明るい路で拍子抜けしたという人も多い。
 一つには、世界遺産登録以降、大勢の観光客が訪れて、路がツルツルになってしまったというのもある。昔撮られた写真を見ると、石がいい感じに苔むしていて、素晴らしく雰囲気がある。この先、あの情緒が戻ることはもうないのだろう。5年前に訪れたかった。

熊野古道1-3

 路は想像以上に険しかった。峠越えだから当然といえば当然だ。
 峠越えだけなら、早い人で2時間くらいだろうか。私は相賀駅から歩いて、途中山登りもして、尾鷲の町散策もして、尾鷲駅まで歩いたから、6時間コースだった。途中で、めまいがして倒れそうだった。

熊野古道1-4

 かつての名残をとどめる一部分。
 石の間に苔が生えて、古道らしい風情を見せる。以前は全域がこんな感じだったんじゃないだろうか。

熊野古道1-5

 終盤になって、日差しが戻った。
 暗い古道の中にまばらに差し込む光というのを撮りたいと思っていた。イメージ通りというにはもう一歩。
 雨に濡れた石路もいいに違いない。

 とりあえず今日はここまで。
 次回に続く。
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