海を撮りに行って撮りきれず <南知多の海-1>

海/川/水辺(Sea/rive/pond)
知多の海1-1

Canon EOS 20D+EF-S 17-85mm f4-5.6 IS / EF75-300mm f4-5.6 IS



 久しぶりに海へ行きたいと思った。煮詰まった気持ちを解放するためでも、夕陽に向かってバカヤローと叫ぶためでもなく、海を撮りたいと思ったのだ。カメラを持って海へ行けば当然海を撮ることになるわけだけど、海を撮るために海へ行こうと思ったのは、たぶん初めてだ。そしてその思いは、なんとなく空回りすることになる。
 南知多の海は、私が頭の中で美化しているほど美しい海ではなかった。知多の海をドラマチックに切り取るほどのテクニックを自分は持ち合わせてないことに気づかされて終わった。技術不足を補うためには、沖縄の海くらいが必要だったかもしれない。
 うーん、どうもいけないなぁと思いつつも、枚数だけはけっこう撮ってきた。今日から3回くらいに分けて紹介したいと思っている。
 まあでも、来週には夏休みに入って、海岸も海水浴客に占領されてしまうから、このタイミングで夏の海を撮れたのはよかった。水着だらけの海岸に、服を着てカメラを持った男がうろついて写真を撮っていたら、ただの盗撮男になってしまいかねない。いや、水着のお姉さんを撮りに来たわけじゃないんですと、心の中で言い訳をしながら撮るのもきつい。
 気の早い海水浴客がもっといると思ったけど、夕方ということもあって海に入っている人はわずかだった。気候的には充分泳げる暑さではあった。

知多の海1-2

 知多半島の西側にはいくつかの海水浴場が点在している。一番有名なのは、内海海水浴場で、知多の海といえば内海(うつみ)を指すことが多い。
 今回はそこより少し北の小野浦海水浴場から野間灯台あたりで写真を撮った。無料で車をとめておける駐車場が近くにあるからというのがその理由で、メジャーな海水浴場近くでは、すでにシーズン限定の有料駐車場が開いているようだった。
 小野浦海岸の人気度がどれくらいなのかは知らないけど、砂質はあまりよくない。運動場の砂場のような砂で、足がめり込んで歩きづらい。体育会系のトレーニングには適している。
 海辺も、緑色の海草がたくさん打ち上げられていて、頭から飛び込みたい感じはしなかった。
 内海海岸はもう少しきれいだと思うけど、実際どうなんだろう。

知多の海1-3

 きれいなところを選んで波打ち際を撮った。
 ここだけ見るときれいな海に見える。ただ、これはイメージ画像で、実際の現場とは違いがあるのでご注意を。
 波は穏やかで安全そうだ。どの程度の遠浅なのかは、入ってないから分からない。

知多の海1-4

 大人3人がかりくらじゃないと持ち上げられないくらいの大きな流木が浜に転がっている。こんなもの、どこから運ばれてきたのか。
 知多半島の西側は、伊勢湾に面しているから、外国から何かが流されてくるということはほとんどないんじゃないか。東側も知多湾と三河湾だ。
 渥美半島の南は、太平洋に面しているから、椰子の実が流れ着いたりする。
 愛知県できれいな海を撮りたければ、渥美半島へ行くことになる。ただ、高速が途中までしかないから、所要時間を考えれば、福井の若狭湾に行った方が早いくらいだ。
 離島の日間賀島や篠島の海岸は、さすがにきれいだった。

知多の海1-5

 野間灯台と恋人たち。
 二人で訪れて、ここに錠前をかけていくのが定番となっている。
 私にとっても、ここは思い出の地だ。

知多の海1-6

 何か面白いものはないかと探しつつ、砕ける波でも撮ってみる。あまり面白くない。
 海の切り取り方のイメージが湧かない。

知多の海1-7

 カップルがいれば撮る。ほとんど条件反射のように。
 海で撮るものといえば、海と空と波と人くらいしかない。あとは、鳥とか飛行機とか。
 海は思ったよりも被写体が少ない。

知多の海1-8

 波で浸食された岩の模様を撮ってみる。
 岩の形のユニークさといい、これは可能性を感じさせる被写体だった。
 這い回る大量のフナムシは撮らないでおいた。あれは撮る方も、見せられる方も、気分のいいもんじゃない。

知多の海1-9

 海といえばやはり夕焼けだろうということで、日没まで待つことにした。
 海と空が金色に染まれば、ドラマチックな世界が展開される。

知多の海1-10

 行き交う大小の船。大型タンカーもいる。
 遠くに見えている陸影は、三重県方面だ。方角的に見ると鈴鹿や四日市の方だから、山並みは鈴鹿山脈だろうか。
 もう少し南へ行くと、伊勢や鳥羽方面を見ることができる。
 知多半島先端の師崎からは、ごく近くに日間賀島と篠島の島影が見える。それぞれ高速船で15分くらいの距離にある。去年初めて行った。
 佐久島までの船便がないのが残念だ。

知多の海1-11

 ここから北へ10キロちょっといったあたりの人工の離島に、セントレア中部国際空港はある。
 だから、上空を旅客機がひっきりなしに通る。ただ、着陸まではまだ少しあるということで、高度が高い。300mmの望遠では全然届かない。
 飛行機を大きく撮りたければ、もっと北で狙わなくてはいけない。
 今回、時間の余裕があればセントレアも一度行ってみようか思っていたけど、そんな余力は残っていなかった。海へ行く前に常滑の町散策をして、だいぶへばっていたというのもあって。

知多の海1-12

 日没が近づいて、空が焼け始めた頃、三脚を持った人がぽつり、ぽつりと集まってきた。夕焼け撮りスポットになっているとは知らなかった。他にも手持ちの人もいたし、みなさんけっこう撮りに来ているようだ。
 残念ながらこの日はきれいに焼けず、水平線近くの雲に太陽が隠れて、そのまま日没となった。

知多の海1-13

 三脚は使わず、最後まで手持ちだった。最後くらいは使えばよかったと思う。

 一回目はとりあえずこれくらいにしておこう。
 次回に続く。
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コメント
  • 2009/07/17 09:34
    いつも、拝見させていただいています。
    自然が作り出す芸術は、予想も付かない不思議構成がありますね。
    さらに、時間と共に変化が有ります。
    発生は有るが、滅亡は無いと言えるような気がします。
  • 待てない性格
    2009/07/18 00:17
    ★とらさん

     こんにちは。

     同じ場所でも時間の経過と供に違う被写体になる、ってのはありますね。
     海なんかは特にそうなんだろうけど、ただ待っているのは苦手な私です。(^^;
     本を持っていって、読みながら待ったりしてみようかなぁ。
     でも、やっぱり歩きながら撮るのが一番性に合ってる気がする。
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