静かな森の息づかいを写す <7月の海上の森-1>

森/山(Forest/Mountain)
海上7月1-1

PENTAX K10D+TAMRON SP 90mm f2.8



 今の気分が森を求めている。森の写真を撮りたいという気持ちが強まっていて、また海上の森へ行ってきた。これだけ続けて行くことは今までなかった。
 前回、前々回は、湿地や赤池などの南エリアを回った。今回は篠田池から大正池、海上の里と、北から中央エリアを歩いてきた。一部ワイルドな部分があるものの、アップダウンは少なくて、こちらの方が森らしい雰囲気が色濃い。
 南エリアがややドライなのに対して、北エリアはウェットな印象がある。北の方が空気が湿っている感じがするのは気のせいだろうか。
 こちらは蚊もクモの糸も少ない分、歩きやすくて、北エリアのよさを再認識した。
 篠田池まではけっこう遠い。海上の里まで回って四ツ沢まで帰ってくると、ゆっくり歩いて3時間コースになる。
 今回はちょっと真面目に撮ろうと三脚を持っていった。三脚がなければ撮れなかった写真もあって、あらためて三脚の必要性を思い知る。いい加減、ちゃんとした三脚を買わないといけない。今のやつは、軽くて足がふにゃふにゃで、一眼をつけると重みで雲台が斜めに傾いてしまうのだ。さすがにこれじゃいけないと思う。
 写真の枚数はあまり多くなくて、全2回に収まりそうだ。
 1回目のテーマは、森の静かな息づかいといったようなものにした。森の静けさと、暗さと、湿った空気感が伝わるといいのだけど。

海上7月1-2

 今の時期の森は、全面的に緑色が支配している。7月には7月の色があって、それは6月とも8月とも違っている。
 グリーン・オン・グリーンのグラデーションは、季節が進むにつれて少しずつ色を変えていく。

海上7月1-3

 篠田池は微風が吹いて静かだった。
 ここは森の中でもけっこう奥に位置していて、いつ行っても人がいなくて独占できる。ここに先客がいたり、あとから人が来たりすると、かなりドキッとしそうだ。
 いい池ではあるけど、これといった生き物の姿もなく、見所がないといえばない。カワセミくらいいればいいのにと思うけど、それはないものねだりだ。ヤマセミがいるほど山奥でもない。

海上7月1-4

 この日も雨のち曇りで、日差しはほとんど差さなかった。

海上7月1-5

 雨の名残。

海上7月1-6

 虫に食い散らかされても、まだ鮮やかな緑色を保っている。
 早回しの映像で、きれいだった葉っぱが虫によって猛スピードで食われていく様を想像した。

海上7月1-7

 葉陰で羽を休めるハグロトンボ。
 鮮やかなグリーンメタリックなボディーと、喪服ような黒い羽のコントラストが面白い。黒色というのは、地味でもあり、強い色でもある。

海上7月1-8

 イトトンボだろうけど、詳しい種類までは分からない。
 オオイトトンボのメスという見立てはどうだろう。間違ってるかな。

海上7月1-9

 小さな池の映り込み。
 北エリアの池の方が水がきれいで、気持ちがいい。南の赤池はホントの溜め池という感じで、なんかいろんなものが浮いてたり濁ったりしてる。
 この小池は特に鏡面度が高かった。

海上7月1-10

 静寂の木立がどこまでも続く。
 近くを流れる水の音が聞こえるだけで、このあたりは鳥も鳴いていない。

海上7月1-11

 木の根元には小さなキノコが生えている。
 苔も生きた森の住人だ。きっと何かの役に立っているのだろう。
 森では様々な生き物が連鎖しながら共存している。

海上7月1-12

 大正池も、今の時期は水を満々とたたえて、いい雰囲気を出している。

海上7月1-13

 日没が近づいたところで、雲の切れ目から少しだけ日差しが降りそそいだ。

 少しは森らしい写真が撮れたかなとも思うけど、まだまだ物足りない。もっと森を撮りたい気持ちが高まった。
 明日もこの続きの森写真が続く。
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