レストランでは出てこない変格カレーサンデー

料理(Cooking)
カレーサンデー

Canon EOS 20D+EF50mm f1.8II



 私はカレーライスとラーメンがそれほど好きではない。どちらも月に一度食べるか食べないかで、それも積極的に食べたいから食べるのではなく、そういえば最近食べてないなとその存在を思い出して、それじゃあ久々に食べてみるかという消極的な姿勢で食べるに過ぎない。そのとき心の中で思うのは、カレーでも食べるか、というものだ。この「でも」というあたりに自分でもやる気のなさを感じる。
 その久しぶりの一日が昨日だった。よし、それじゃあサンデーはカレーにしようということになり、せっかく作るなら本格的に気合いを入れて作ってみようと思って作ったのが今回のカレーだ。
 結果、その気合いは空転して、本格ではなく変格カレーとなった。イメージとはかけ離れたものが出来上がってしまって、こんなはずではなかったと認めたくなかったけど、しょうがない、もう後戻りは出来なかった。
 私が思っていたのは、レストランなんかで出てくるカレーライスだ。ライスとカレーが別々になっていて、あの舟のような形の銀色の器に入って出てくるようなカレーを思い描いていた。
 出来上がったのは、偽物のインド人が作ったような、インチキカリーっぽいものだった。スプーンなんて使うんじゃない、右手で食え、みたいな。
 なめらかさとは縁遠く、やけにコテコテというかゴテゴテのカレーになってしまった。失敗の原因は分かっている。単純に言って私の勘違いだった。
 私の発想としては、具材というのは時間をかけて煮込んでいけば型くずれして、それも通り越すと、やがてはドロドロのトロトロになるんじゃないかと考えたわけだけど、そんなことにはならないことを知った。煮込むほどに水分が失われ、固形物っぽくなるから、水を足して柔らかくして、またカレー粉を足して味付けを加えてということを繰り返していたら、やたらカレーの量が多くなってしまったのだった。しかも、全然なめらかにならない。中途半端に溶けた具材が残ってゴテゴテのままだった。そのまま続けると10人前くらいのカレーができてしまいそうだったので、あきらめた。それでも3日は好きでもないカレーを食べることになる。
 あれからもう一度調べてみると、なめらかカレーにするには二通りのやり方があることが分かった。野菜を全部ミキサーにかけて細かく砕いてから煮込む方法と、カレースープと野菜を煮込むのを別にして、スープを漉すやり方があるようだ。
 私の場合も、野菜をある程度煮込んだところでいったん漉して、そのエキスにカレー粉や調味料を加えてカレースープを作れば、イメージに近いものが出来たのかもしれない。もう一度試してみたいところではあるけど、作ったら食べなくてはいけないことを考えると、次回は早くても8月以降になるだろう。

 参考までに今回のカレー作りの方法と材料を書いておこう。
 まずは刻んだタマネギをオリーブオイルで炒めて、鶏肉、キャベツ、ニンジン、ジャガイモ、長ネギ、しめじ、ニンニク、ショウガを炒めていく。
 白ワインでざっと香りづけをして、水を足して煮る。このときアク取りをする。
 ここからはあるものを手当たり次第に入れていく。トマトピューレ、鶏ガラスープの素、コンソメの素、和風だし、白だし,しょう油、塩、コショウ、砂糖、ケチャップ、唐辛子、豆板醤、ハチミツ、オイスターソース、カレー粉など。
 で、煮込みに煮込んでいって完成したのが上の写真のカレーだった。
 まあ、味は悪くない。本場インド風のカレー粉を使っているから、けっこう本格派だ。最初に旨みと甘みを感じて、あとから辛さが追いかけてくる。
 カレールーで作るカレーとはひと味違う。ボンカレーとはもっと違う。

 カレーとサラダだけでは料理した気になれないから、ドレッシングも作ってみた。
 マヨネーズとオリーブオイルをベースに、塩、黒コショウ、マスタード、粉チーズ、コンソメの素、しょう油、砂糖、バジル、パセリ、酢、白ごまを混ぜた。
 このドレッシングは美味しかったらオススメしたい。

 私をカレーライス好きにするようなカレーライスが世の中にはあるのかもしれない。たまに店でカレーを食べることもあるし、美味しいなと思うこともあるにはあるけど、劇的にカレー好きに変えるようなものとはまだ出会っていない。
 そもそもカレー好きになりたいという気持ちが希薄だというのはある。日本人は誰でもカレー好きと決めつける風潮にも賛同できない。世の中にはカレーが嫌いな人だってたくさんいるはずなのに。
 自分の好みに合うカレーを自分で作り出してみたいというのはある。そのためにはまず、なめらかなカレーを作るというところからマスターする必要がありそうだ。気長に頑張ろうと思う。
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