5月終わりの森は夏に向けての準備中 <海上の森-3>

森/山(Forest/Mountain)
5月海上の森3-1

PENTAX K10D+Tamron SP 90mm f2.8



 今日は5月の海上の森3回目で最終回となります。
 今回歩いたのは、海上の森センター近くの入口から、赤池まで行って、そこで引き返して湿地までというコースだった。本当は海上の里まで行こうと思ったのだけど、道を間違えて行けなかった。もう10回以上行っているし、近頃は分かれ道に案内標識も立っているものの、海上の森は地図も持たずにフラッと行って隅々まで歩けるようなところじゃない。散策路は整備されているとはいえ、歩ける部分は森全体の数パーセントだろう。ツワモノはキャンプまでして、道なき道を歩くらしいけど、私はそんな上級者ではない。
 歩くコースがだいたい決まっているから、出会える花も限られるというのがある。一度観察会とかに参加してみると、違うコースを知ることができて出会える花も増えるんじゃないかと思う。珍しい鳥が見られるポイントなんかもあるに違いない。

5月海上の森3-2

 面白いシーンに遭遇した。2匹のトカゲがにらみ合いをしてるところに、トンボが参戦してきた。互いに意識しているのかいないのか。
 このとき、左側のトカゲが何かを食べていた。口をさかんにむしゃむしゃさせていたから、もしかしたら他のやつはそれを狙っていたのかもしれない。
 トカゲもトンボも虫のようなものを食べているのだと思うけど、エサが共通だったりするのだろうか。

5月海上の森3-3

 銀色のトンボがいつもシオカラトンボとは限らなくて、写真のこいつはシオヤトンボだ。腹が平べったいところで区別ができる。
 しかし、シオヤトンボがいつも銀色かといえばそうではなく、メスは黄色と黒のツートンカラーをしている。
 で、それを見てシオヤトンボのメスかと思うと、ハラビロトンボの未成熟のオスだったりすることがあるので、油断はできない。
 またトンボの見分けに頭を悩ませる時期がやってきた。いつまでたっても難しい。

5月海上の森3-4

 世の中には蛾の図鑑というものもあるのだろうけど、それを買ってまで蛾の勉強をしたいとは思わない。蛾を見分けることにそれほど情熱を傾けられない。
 この白いやつはよく見かけるからポピュラーなやつだと思う。前に一度か二度調べたこともあったはずだ。もう覚えていない。
 蛾は夜の生き物かといえば必ずしもそうではなくて、昼間に活動しているやつもけっこういる。基本的に、蛾と蝶の違いは、夜飛ぶか昼飛ぶかの違いだけだったりする。
 羽を広げてとまれば蛾で、閉じて止まれば蝶という分け方も、絶対的なものではない。ギフチョウなどは羽を開いてとまる。

5月海上の森3-5

 クロヒカゲかなと思ったけど、羽の紋がよく見えてないから、自信は持てない。
 ジャノメチョウの仲間も、そろそろ出てくる頃だろう。

5月海上の森3-6

 赤池に珍しくカルガモがいた。ここでカモを見たのは初めてだ。渡りのカモも見たことがない。どこから迷い込んできたのだろう。
 5月の終わりだというのに、赤池はなんだか寂しい感じで、スイレンもまったく姿がない。浮き草も浮いていなくて、いつとは違った様相だった。

5月海上の森3-7

 カルガモも、ここに人がやって来るとは思ってなかったのだろう。私に気づくと、慌てて飛び去っていった。こちらもびっくりして、ピントを合わせきれなかった。

5月海上の森3-9

 海上の里へ向かっているつもりが、気づいたら物見山のコースに入り込んでしまっていた。どんどん見晴らしがよくなっていって、途中でこれは間違えたなと気づいて引き返した。
 昔ここに武田信玄の砦があったという伝説がある。物見山の名前もそこからつけられたのだとかどうとか。
 確かに、開けたところはそれなりに見晴らしはいいけど、こんな森の近くをどこかの軍が歩いているとも思えない。
 上洛の途中、具合が悪くなって海上の森あたりで息を引き取ったという話もあるけど、それはちょっとにわかには信じられない。それならもっとはっきりした形で伝承が残っているだろうから。

5月海上の森3-10

 森の中ではウグイスの声がよく聞こえていた。初夏でもまだまだ元気に鳴いている。
 ただ、声はすれども姿は見えずで、写真を撮る以前に見つけることもできなかった。たくさんの鳥たちがいるに違いないけど、葉が生い茂っている夏場に撮るのは難しい。300mm程度の望遠レンズで撮れるようなところにひょっこり出てきてくれたら、相当運がいい。たまにそういうこともあるのだけど。

5月海上の森3-11

 海上の森の中にも何本もの小川が流れている。ただ、あまり印象的な流れはない。魚がいるような川も少なくて、釣り人というのも見たことがない。町に近いということもあって、山奥の渓流といったようなものはない。

5月海上の森3-8

 森の外の溝に、たくさんタニシかカワニナみたいなやつがいた。久しぶりにこういう光景を見た。昔は田んぼによくいたけど、最近は少なくなってるんじゃないだろうか。
 これは自然発生だろうか。ホタルの幼虫がこういうのを食べるから、ホタルの幼虫を放流したとき、これらも一緒に蒔いたとも考えられる。
 これが自然発生なら、野生のゲンジボタルもけっこう生息してるんじゃないだろうか。

 5月の海上の森はこんな感じだった。少し時期的に中途半端だったかもしれない。6月の半ばを過ぎると、更に夏模様となって、いろいろな虫や花が出てきて賑やかになる。ただ、その頃になると、顔にかかるクモの巣攻撃が激しさを増すから、少し行くのがためらわれる。
 今年は春を休んでしまったから、できれば来月もう一度行きたいと思っている。
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コメント
  • 2009/05/30 09:21
    はじめまして
    毎日、美しい写真を楽しませて頂いています。
  • もっと上手に
    2009/05/31 02:48
    ★とらさんさん

     はじめまして、こんにちは。
     とらさんさん、なのか、とらさん、なのか、ちょっと迷いました(笑)。
     訪問とコメントありがとうございます。
     もっと写真を上手くなりたいと思ってます。
     また遊びに来てください。
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