高帝龍王神は陽の気を持った面白い小神社だった

神社仏閣(Shrines and temples)
高帝龍王神-1

FUJIFILM S3pro + NIKKOR VR 18-55mm f3.5-5.6



 名東区の高牟神社近くに、小さな神社がある。道を隔てた斜め向かい側あたりで、ここを通って気になっていたという人もいるんじゃないだろうか。私もそうだったので、今回、高牟神社を参拝したとき寄っていくことにした。
 ネットで調べても情報らしいものはほとんど出てこない。この神社の由緒を知る手がかりは、境内にあった説明の石碑のみということになる。
 なんでも、昔この神社の裏手に、幹の太さ5メートル、樹齢300年の黒松があって、それが朽ちてできた穴の中に蛇がたくさん棲んでいたんだそうだ。それが評判となって、わざわざ遠くから見物に来る人もいたという。
 これはきっと神の使いに違いないということになり、龍神様として祀ろうではないかとなったのが昭和15年のことだった。
 以来、蛇の姿は消え、この神社は各種のご利益があるというので、現在に至るまで大事にしてきたのだという。
 一見すると民家の庭のようでもあり、入っていっていいものかどうか戸惑うのだけど、思い切って入ってしまって問題ない。

高帝龍王神-2

 のぼりには高帝龍王神とある。これは祀られている神様の名前だと思うのだけど、神社名は分からない。何しろ地図にも載っていないような小さな神社だ。名前が彫られた石碑のようなものも見あたらなかった。
 それはともかくとして、なかなかいい雰囲気を持っている。これは面白いと、心の中で何度もつぶやくことになった。陽気という言葉あるけど、ここは陽の気に満たされていると感じた。陰鬱な気がない。

高帝龍王神-3

 民家の庭園風の参道が続く。実際、隣の民家と渾然一体となっていて、植木で隔てられているだけだ。
 そんなところも面白いと思う。

高帝龍王神-4

 これが龍神様を祀っている祠だ。本殿というほど大げさなものではない。
 部分的に新しいようなところもあり、全体的に手入れが行き届いていて気持ちがいい。
 変わった置物のようなものが奉納されている。
 個人の趣味で自宅の庭に手作りした神社といった趣がある。

高帝龍王神-5

 祠の前で参道は直角に折れていて、もう一方にも入口がある。
 鳥居がなければ完全に日本庭園に見える。

高帝龍王神-6

 少し離れたところから眺めてみる。
 祠の前には屋根もあって、参拝者への心遣いも見られる。
 鳥居もこぢんまりしていて手作り風だ。
 自分の家に神社を作ろうという発想はないけど、ここを見るとその気になれば自分でも作れるんじゃないかと思えてくる。自宅に神社を建てたい人の参考になりそうだ。
 神社を勝手に作っていいのかどうか知らないけど。

高帝龍王神-7

 反対側の入口。
 左の門は、隣の家の出入り口だ。神社はこの家の敷地なんじゃないだろうか。この家の人が創建に関わっているのかもしれない。

高帝龍王神-8

 神社とは関係なさそうな像が建っていたりもする。中国風のこの像はなんだろう。

 とまあ、こんなような神社で、面白かった。寄っていって正解だった。
 いい雰囲気を持っているところだから、高牟神社へ行くようなことがあれば、こちらも見ていって損はない。
 名東区神社巡り番外編は、平和ヶ丘神社を残すのみとなった。もう参拝は行ってあるから、そのうち紹介することにしよう。
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