秋を探しにモリコロパーク <前編>

施設/公園(Park)
モリコロ1-1

Canon EOS 20D+Canon EF-S 17-85mm f4-5.6 IS / EF135mm f2.8 SF



 秋を探しにモリコロパークへ行ってきた。どこだよそれという人も多いと思うけど、愛・地球博会場跡地公園のことで、愛知県民にとってはモリコロといえば通じる。県外の人にとってはすでにモリゾー・キッコロは過去のものとなっているに違いないけど、愛知県民にはすっかり定着したキャラクターになっている。モリゾーとキッコロの住民票が海上の森2005番地にあるというのも常識だ。
 万博が終わってから3年の月日が流れ、モリコロパークもだいぶ整備されてきた。現在は第何弾の工事をしているのか知らないけど、すべてが完成するのは2010年だそうだ。今日も何ヶ所かでまだ工事が続いていた。
 私がここを訪れるのは、万博のときを除いて3回目となる。前回が2007年の1月だったから、あれからいろいろな施設が増えていた。温水プールやスケート場も、以前はまだできていなかった。
 今回の目的は、一足早い秋探しだった。ネットでたまたま見かけたモリコロパークの紅葉写真を見て、これは行かねばと思ったのが直接のきっかけとなった。それ以前にコスモスを見に行こうと予定を立てていたのだけど、それは風邪引きですっかり出遅れて没になっていた。そのとき行けていた方がよかったのか、今日の方がよかったのかは分からない。今日は今日なりに収穫はあったし、先週行っていれば、また違った写真になっていたことだろう。
 初めて西駐車場に車をとめて、そこから散策を始めた。北よりもこちらの方が日本庭園に近かったから。どちらにしてもモリコロパークは広いから、けっこう歩くことになる。

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 温水プールやスケート場が入った建物が、西日に照らされてピカピカに光っていた。新しい10円玉の平等院鳳凰堂みたいだ。
 これはなかなかフォトジェニックな建物で、このあと時間帯を変えて何度も撮ることになる。
 この池はなんという名前の池だったか、忘れてしまった。もともとこの場所は青少年公園という大きな公園があった場所で、万博のときも地形をそのまま利用した形で会場になっていた。今歩いてみると、当時の面影を残すものは多くない。パビリオンなどはどこにあったんだろうと分からないくらいだ。
 この建物があるあたりは、マンモスがいたところじゃなかっただろうか。だとすれば、元のグローバルハウスかもしれない。愛・地球博のガイドブックも1冊保存しておいた方がよさそうだ。

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 日本庭園の方にも二つの池がある。大きい方がかえで池で、小さい方がめだか池だったと思う。
 そういえば、スケート場がある池は、こいの池という名前だったような気がしてきた。

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 私が行こうと思ったのは、ここから撮った写真を見たからだった。残念ながら逆光で、イメージ通りに撮れなかった。夕方だと右斜め前から光が差すことになるから、色が出なかったり飛んだりする。ここを撮るなら午前中から昼過ぎくらいにした方がよさそうだ。レンズは中望遠くらいがいいと思う。
 それでも、紅葉はだいぶ進んでいた。今週末くらいが見頃じゃないだろうか。

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 園内は無料バスが走っている。ただし、休日でも30分に1本、平日は1時間に1本なので、タイミングを外すと待たされる。
 万博のときも登場していた、セグウェイという自走式の二輪車は一般貸し出しはしてないんだろうか。少し前に無料走行会があって、そのときは大勢参加したという話だった。あれがいつでも乗れるとなれば、かなりの人気になるはずだ。環境に優しい万博というテーマだったのだから、終わってからもその精神を引き継いでもらいたいところだ。

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 庭園奥の橋のところ。このあたりまで来ると、つながりがちょっと分からない。前も一度歩いているけど、途中で行き止まりのところもあったりする。
 サツキとメイの家は相変わらず抽選制で、飛び込みでは見ることはできない(休日に早く行けば当日受付があるらしい)。万博のときも行ったけど、今回も展望台に登って見ていくことにする。
 展望台はこの橋を渡らず、手前を左に折れて、めだか池の方に出なくてはいけない。橋を渡っても行けるのかもしれないけど。

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 めだか池の紅葉は、赤ではなく黄色だった。木の種類は知らない。西日で実際以上に黄色が強調されている。

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 イチョウ並木はもう終盤で、多くの葉が落ちていた。まだまだ木が小さいから、ここはこれからだ。何十年かしたら、立派なイチョウ並木になるだろう。

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 遠くから眺めるサツキとメイの家。万博のときは入れずにうらめしい目でここから写真を撮ったけど、今となってみるとそんなに見たいものでもない。中に入れても、室内の撮影は禁止だそうだから、写真だけなら展望台からでもいい。
 いつかそのうち自由見学できるようになったら見に行こう。

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 わずかに残っていたコスモス。今年はとうとうコスモス畑を撮れずじまいだった。コスモス自体も、これが撮り納めとなりそうだ。
 ここからは135mmのソフトフォーカスレンズに交換して、しばらく撮った。

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 思った以上に多くの人が訪れていた。若手のカップルや親子連れが多かった。
 駐車場代が500円で、入場は無料だから、一日のんびり過ごすには安上がりなところだ。万博に行った人なら思い出に浸ることもできる。

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 やっぱりソフトフォーカスは、人物のポートレートに向いている。これ一本だけ持って街歩きをしてもいい。駅の人間模様とかを撮ると面白い写真になりそうだ。

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 そろそろ日没が近づいてきた。最後は北西にある大観覧車に向かうことにした。

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 帰りにソフトフォーカスで橋のあたりの紅葉を撮る。やはりもう少し光が欲しい。日が当たっていれば、もっと幻想的な風景になるはずだ。

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 前半はこれで終わり。後半はこの続きで、大観覧車を中心とした夕景、夜景写真となる。
 次回に続く。
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