愛知で一番紅葉が早い茶臼山は紅葉名所にあらず <第一回>

紅葉(Autumn leaves)
茶臼山1-1

Canon EOS 20D+Canon EF-S 17-85mm f4-5.6 IS



 名古屋はまだ暖かい日が続いているとはいえ、10月後半ともなると全国各地から紅葉の便りが届き始めて、私もそろそろ紅葉が気になり始めた。今年の第一弾は茶臼山にしようと、わりと早い段階で決めていた。茶臼山行きは、4年ぶり二度目となる。
 上の写真は、茶臼山高原道路に入る前で撮った一枚で、川風景がとてもいい感じだった。名倉川だろうか。
 久々の茶臼山行きは、とても遠く感じられた。自動車専用道路はグリーンロードしか使えないから一般道メインでの2時間ドライブとなる。その3分の1は細くて曲がりくねった山道なので、精神的にもくたびれた。帰りはガス欠寸前に陥って、余計に疲れた。茶臼山の上までJAFはガソリンを持ってやって来てくれるのだろうか。

茶臼山1-2

 このあたり一帯は、たくさんの牧場が点在していて、愛知県内とは思えないような風景が広がっている。車だと思ったところにとめられないけど、バイクならどこでもとまって写真を撮ることができるのがうらやましい。ツーリングには最適のコースだろう。私も125ccのビッグスクーターが欲しい。
 上の写真は、面ノ木牧場だろうか。見渡した感じ、牛の姿はなかった。
 車を降りたら、とにかく寒かった。市内とは気候が全然違う。標高は1,000メートルを超えて、気温は10度を切っていた。紅葉してるくらいだから、それくらい寒くて当然だろう。もちろん、上着は持っていった。

茶臼山1-3

 茶臼山高原道路は、今年2008年の4月13日から全面無料になった。それまでは全線走ると1,460円という県で最も高額な有料道路で、評判が悪かった。交通量が少なくなって、人件費で赤字がかさんでしまったため、無料にした方が安上がりだからという理由だそうだ。ちょっと笑った。
 本坂トンネルと尾張パークウェイも、同じ理由で無料開放された。
 無料になって以来、交通量がぐっと増えたというから、やはりみなさん考えることは同じだ。パーキングエリア付近には「サーキット走行禁止」という看板がたくさん立っていた。なるほど、この峠道なら走り屋の格好のコースになるだろう。ドリキン土屋に教えてあげたい(古い)。

茶臼山1-4

 途中で車をとめて、遠くの山並みを撮った。これはいい眺めだ。
 南なのか、東なのか。方向的には鳳来寺山方面にも思えるのだけど。

茶臼山1-5

 重なり連なる山の稜線というのは、面白くもあり、不思議でもあり、ドラマチックだ。水墨画の世界のようでもある。

茶臼山1-6

 どこかの駐車場に到着。4年前は、茶臼山高原道路を避けて北側からぐるりと大回りしたから、こちらには来ていない。前回は茶臼山の北側に車をとめて、山頂までの登山をした。といっても歩いたのは600メートルほどだけど。
 今回の目的は紅葉だったものの、ポイントはよく分かっていなかった。ネットを見てもこれというピンポイントの情報がなくて、今日もまた手探りでの紅葉探しとなった。
 行ってきて今更訊くのも何なんだけど、茶臼山の紅葉ってどこなんですか? 誰かに同じ質問をされても、私は答えることができない。たぶん茶臼山高原一帯なんだと思うというあやふやな回答しかできない私を許して欲しい。前回も11月1日で、一応紅葉シーズンの終盤には引っかかっていたはずだけど、あのときも紅葉ポイントが分からないまま途中から霧に包まれて逃げ帰ってきた。二度目の今回も、結局分からずじまいだった。

茶臼山1-7

 駐車場から池の眺め。池が二つ並んでいて、どちらかが矢筈池(やはずいけ)で、どちらかが芹沼池(せりぬまいけ)のはずだ。たぶん、上の写真の方が大きいから矢筈池だと思う。ボートも浮かんでいる。
 手前に見えている建物は何だろう。よく分かっていない。左端に見えているのは、観光案内所か、茶臼山高原美術館かもしれない。
 遠くの山並みは、長野方面だから、おそらくアルプスの山々だ。そろそろ冠雪していてもよさそうなのに、今年は遅いのだろうか。
 ここ豊根村は愛知県の東のはずれで、隣は長野県だ。

茶臼山1-8

 山の上の方に洒落た小屋のようなものが建っていた。山のロッジとかそういうものか。
 茶臼山一帯は茶臼山高原というリゾート地になっていて、愛知県内では唯一のスキー場がある場所でもある。
 夏でも真夏日が一日もないというくらい涼しいところで、避暑地としても知られている。平均気温も10度を割っている。
 人気度の具合はよく知らない。スキーシーズンはどれくらいの人が訪れるんだろう。

茶臼山1-9

 スキーリフトが見えているのが、県唯一のスキー場、茶臼山高原スキー場だ。ただし、この山は茶臼山ではなく、萩太郎山(はぎたろうやま)で、茶臼山へ行ってもスキー場はない。だから、高原スキー場という名前になっているのだろう。ちょっとややこしい。
 茶臼山は愛知県最高峰で1415メートル。向かい合う萩太郎山は第2位の1358メートルとなっている。
 単純に県で一番高いところにあるから、一番早く紅葉する場所というわけだ。紅葉といっても、いわゆるモミジとかではなくカエデでブナが中心なので、至って地味であることは間違いない。上の写真の萩太郎山も、これで紅葉全開なのだろう。渋枯れといえば渋枯れだ。黄色は黄色で悪くないにしても、もう少し彩りとしての赤が欲しい。
 今年の茶臼山高原まつりは、10月4日から26日まで開催されていたようだ。どこで何をしていたのかは知らないけど、翌日の今日はすでにそんな形跡はどこにも残っていなかった。紅葉見物に来ている人も、カップル数組、カメラのお兄さん一人、女の子二人組、犬の散歩の夫婦連れといったところで、紅葉名所の賑わいとは無縁の世界だった。私の知らない賑わいスポットがどこかにあったのだろうか。

茶臼山1-10

 紅葉ポイントを見いだせないまま適当に道を走っていると、見覚えのある風景の場所に出た。この場所で4年前も確かに写真を撮った。HPにそのときの写真を載せている。あのときはkodakのコンパクトデジDC4800だった。
 あれは広角のいいデジでお気に入りだった。空を撮ったら抜群にきれいだったという印象が残っている。今の目で見てしまうともう駄目なんだろうけど、もう一度買い直したいと思うコンパクトデジはあれだけだ。

茶臼山1-11

 紅葉してる感じの山。でも、これでは、わーきれいとか、すごいねとかは言えない。紅葉っていえば紅葉だけど。
 このあと更に車を走らせていたら、知らない間に北側へ行きすぎていたようだ。行くつもりのなかった茶臼山湖まで行ってしまっていた。ガソリン残量も少ないのに。

茶臼山1-12

 手前の駐車場近くで「カエル館」の案内看板が出ていて、カエル館って! と、一人で突っ込みながら、誰が行くもんかと思っていたら、うっかり行ってしまっていた。しまった、来てしまった、カエル館。
 残念ながら15時閉館で、もう閉まって中に入ることはできなかった。月曜と木曜が定休らしいので、運良く探し当てても入れるチャンスは少ない。今年は11月3日までということだから、行くなら急がないといけない。
 呼び物はなんといっても、茶臼山高原で見つかった「ワン」と鳴くネバタゴガエルだ。新種のタゴガエルで、このカエルが見られるのは世界でここだけらしい。カエルファンなら見逃せない。

 茶臼山の紅葉編は、たいして紅葉も登場しないままここで前半が終わりとなる。写真の枚数の区切りがいいところでいったん終わって、続きは後編で紹介したいと思う。番外編としてS2proで撮った写真もあるので、今回は全部で3回シリーズになる。さて、その中で紅葉写真は何枚あることか。
 明日につづく。
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