一週間と一時間遅刻した津屋川で怪我の功名的彼岸花写真 <前編>

花/植物(Flower/plant)
津屋川彼岸花1-1

Canon EOS 20D+Canon EF-S 17-85mm f4-5.6 IS / EF135mm f2.8 SF / EF50mm f1.8 II



 養老の滝へ行った帰り、津屋川の彼岸花を撮りに寄った。そもそも養老方面へ行こうと思ったのは、この彼岸花があったからで、それは一週間前のことだった。予定通り家を出て、いざ出発しようと思ったら、エンジンがかからない。焦りながらも途方に暮れて、結局その日は行けず、その後バッテリーを交換したり、雨が続いたりでなかなか行けずに延びのびになり、ようやく今日行けたというわけだった。
 しかし、時すでに遅し。時期だけでなく、時刻まで遅刻してしまったのは致命的だった。一週間と一時間遅かった。初めての場所でよく分からず、車をとめるところを見つけられずにぐるぐる回っていたら、日没になってしまった。秋の日はつるべ落とし、非情な秋の太陽は遅刻の私を待ってはくれなかった。
 そんなわけで、日没後の津屋川彼岸花写真となった。ある意味珍しくて貴重な写真ではある。誰もこんな時間に撮っちゃいない。人気スポットにもかかわらず、カメラを持った人は誰一人いなかった。暗がりで散歩のおばちゃまとばったり出くわして、お互いにびっくりしてしまったくらいだ。写真ではそれなりに明るく写っているけど、実際はもっと暗かった。足下が見えずに何度もつまづき、片足が川にはまりかけたりもした。
 それでも暗さに負けずたくさん撮って一回に収まらなかったから、前後編の二回に分けることにした。今日は養老歩きでちょっとくたびれて長々と書く元気が残っていない。とりあえず一回分の写真を並べるだけにして、津屋川については明日書くことにする。

津屋川彼岸花1-2

 事前にネットでたくさん写真を見ていったから、みんなが撮っている場所はすぐに分かった。ここもその一つだ。
 川沿いの草がものすごく踏み荒らされているというか、土が踏み固められていて、踏み跡からみなさんの気合いが感じられた。水辺のぎりぎりまで降りていっていることが分かる。
 10年くらい前まではここも無名で、休日でも地元の散歩人以外ほとんど人は歩いてなかったそうだ。うちの近所の香流川の桜並木もそうだ。最近はネットで情報が行き渡るから、一度知られると人がどんどん増えていく。地元の人が昔を懐かしむ気持ちはよく分かる。

津屋川彼岸花1-3

 途中からはすっかり暗くなって、彼岸花写真ではなくなった。こうなるともう、単なる川の夕景写真だ。彼岸花はシルエットに沈んで、脇役にさえなっていない。

津屋川彼岸花1-4

 このへんはまだ多少彼岸花が残っているところで、全体的にはもう完全に終わりかけだった。最盛期を10とすると、3分か4分くらいだろうか。今年は咲き具合がよかったようで、写真を見ると土手が真っ赤に染まるくらい咲いているところもあった。
 花は何でも、終わりかけの4分よりも咲き始めの4分の方がきれいで、写真を撮るなら満開よりも8分咲きくらいの方が向いている。終わりに向かう8分残りも、もうあまりきれいじゃない。

津屋川彼岸花1-5

 たくさん人が来ているという話だったので、人入り写真を撮り放題だぞと思って楽しみにしていたのに、ほとんど人影もなく、やっと通ったと思ったらシャッター速度を稼げずに、被写体ブレを起こしている。これでも感度はISO400で、800までは上げたくない。
 水面の映り込みも撮るつもりでC-PLフィルタも持っていったのに、この暗さでは出番はなかった。これ以上レンズを暗くしてしまったら、手ぶれ補正でもブレブレになる。

津屋川彼岸花1-6

 ソフトフォーカスレンズは、135mmで手ぶれ補正がないから、厳しすぎた。これもどこからがソフト効果で、どこまでが手ぶれなのか、よく分からない。
 彼岸花を幻想的に撮るにはソフトフォーカスレンズは最適だと思うけど、ほとんどまともには試せなかった。

津屋川彼岸花1-7

 まだソフトフォーカスレンズを使いこなせていないけど、こういう写真を見ると可能性を感じる。もっと上手に使えば面白い写真が撮れるんじゃないかと思わせる。
 それでも135mmというのは望遠すぎる。デジで使うならせめて90mmまでだ。200mmオーバー換算では、ほとんど望遠レンズとなって、使いどころが限られてしまう。

津屋川彼岸花1-8

 これもソフトレンズ。個人的には好きな写真。
 もう少し彼岸花をたくさん入れたかった。

津屋川彼岸花1-9

 ますます暗さを増して、開放f2.8のソフトレンズは使えなくなったので、50mm f1.8に切り替える。50mmなら一段か二段絞ってISO400にすれば、シャッタースピードも稼げて、ブレずにかなり撮れる。

津屋川彼岸花1-10

 最後の方に撮った一枚。橋の上ではなく、横のところだったと思う。行った人なら場所は分かるだろう。みんなが撮る定番の位置だ。
 このあと空は急速に色を失って、あたりは暗闇に包まれた。秋から冬にかけては、日没との戦いになる。今日はぎりぎり負けなかったけど、次は負けてしまうかもしれない。
 怪我の功名的な写真が撮れたから、まずはよしとしよう。せめてあと30分早く着いていたら、昼時間の写真も撮れたのだけど。
 今日はこれで終わりとして、続きはまた明日。
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