彩りを忘れた名古屋風茶色サンデーとタワーズプラザの非名古屋メシ - 現身日和 【うつせみびより】

彩りを忘れた名古屋風茶色サンデーとタワーズプラザの非名古屋メシ

彩り忘れサンデー

Canon EOS 20D+EF 50mm f1.8 II



 一週飛んで、また今週もサンデーがやって来た。いや、サンデーは毎週来るけど、サンデー料理が飛んだだけだ。先週は日光行きだった。
 今回のサンデー料理は、アイディア不足に始まり、彩り不足に終わった。名古屋人の血ゆえか、私の特質なのか、うっかり油断していると茶色い料理になってしまう。名古屋名物といえば、ひつまぶしに味噌煮込みに手羽先、赤味噌、味噌カツ、どて煮と、茶色い料理がほとんどだ。それで無意識のうちに作る料理が茶色くなってしまうのではないかと分析しているのだけど、それはたぶん気のせいだ。
 だいたい、男の料理というのは茶色くなりがちな傾向がある。とりあえずしょう油かソースをかけておけばなんとかなるもんだと思い込んでるところがあるから。
 今回のテーマはあっさり中華だった。豆腐とエビのあんかけ、肉を使わないシューマイ、カレー風味の鶏の唐揚げと、作る前の頭の中のイメージでは爽やかな料理の映像が浮かんでいた。でも、出来上がったのを見てみたら、随分想像とは違うものになっていた。子供に思い描く理想と実際のガキンチョが違うみたいに。
 料理というのは、作る前のイメージ喚起力が大切なのだとあらためて思い知る。

 3品を順番に紹介していこう。
 まず左手前は、豆腐とエビの中華あんかけだ。これは今回の中では唯一華やかな料理で、味としても成功だった。
 豆腐は絹ごしを使う。エビは殻をむいて背わたとはらわたを取り、塩、コショウ、酒で下味をつけて、ごま油で炒める。
 そこへ水を足して、中華味の素と塩、コショウで味付けをして、切り分けた豆腐と枝豆を入れて、しばらく煮込む。終盤、水溶きカタクリ粉を加え入れて、とろみをつける。
 別に半熟の卵とじを作って、最後に入れてできあがりとなる。
 あんかけというよりも豆腐とエビのスープ仕立てのようになってしまったけど、これはこれで美味しかったのでよしとする。イメージ通りにできなかったとしても、そのことを食べる人に説明する必要はない。料理は結果がすべてだ。人が食べたところで完成するもので、自己満足の世界じゃない。だから逆に言えば、どんなにいい食材を使って手間暇かけて作っても、食べた人がまずいと言ったらそれは失敗料理ということになる。心を込めて作りさえすれば許させるというものでもない。

 右のシューマイは、形は不格好だけど、美味しさは申し分なかった。
 肉は使わず、タネはタマネギと長ネギ、シーチキンで作った。
 よく混ぜて、塩、コショウ、しょう油、酒、みりん、砂糖、ごま油を、それぞれ少しずつ加えて味付けをする。
 それをシューマイ皮に乗せて、適当に包んだら、あとは蒸し器で15分ほど加熱する。
 たれは、しょう油とカラシをベースに、酒、水、みりん、塩、コショウ、豆板醤を混ぜて作った。

 唐揚げは普通の鶏の唐揚げだ。意外な盲点で、鶏の唐揚げはメニューとしてはオーソドックスすぎて、今まで作ったことがなかった。ちょうど食べたい気分でもあったので初めて作ってみた。
 下味は他のものとだいたい似たようなもので、しょう油やカレー粉などで味をつけた。
 彩りがなくて茶色い料理になってしまったのはこいつのせいが大きい。ここにせめてレタスでも敷けば、多少は見栄えがよくなっただろう。ただ、私は野菜は嫌いじゃないのだけど、生野菜はあまり食べたくないので、料理しない野菜はできるだけ使いたくないというのがある。サラダは料理じゃない。そう考えたとき、鶏の唐揚げに合う野菜料理が思いつかなかったのだった。今考えても思い浮かばない。思いつくのは、たれをトマトソースにすることくらいだ。料理は想像力だ。

 彩りはともかく、味は問題なかったので、食べる分においてはそこそこの満足感が得られた。夕飯としては失敗じゃない。ただ、そろそろ本格的に何らかの突破口を見いだしていかないと、行き詰まり感が強くなってきている。来週はちゃんとしたテーマを見つけて作ろう。
 今日はサンデーが短く終わったから、このあと延長戦で料理ネタを継ぎ足すことにする。6月に日間賀島と篠島へ行った帰り、珍しく名駅で夕飯を食べてきた。いつもは車で行動しているから名駅や栄などで食事をすることがほとんどない。高い駐車料金を払っていては料理が割高になるし、時間も気になる。だからどうしても駐車場を完備した郊外の店に行くことになる。このときは電車での移動だったから、帰りが名駅になった。ツレと一緒に、今まで行ったことがなかったJRセントラルタワーズのタワーズプラザへ行ってみることにした。

タワーズプラザ-1

 名古屋駅の駅ビルJRセントラルタワーズは、51階建てのオフィス棟と53階建てのホテル棟のツインビルで、オフィス棟の12-13階はタワーズプラザというレストラン街になっている。昔は一番上にパノラマハウスという展望フロアがあったのだけど、2005年で営業終了となってしまった。できた当初は押すなおすなの大盛況で、名古屋中の人間が押し寄せたというくらいの人気スポットだったのに、熱が冷めたら二度と行かないという名古屋人気質がわずか6年で営業停止にまで追い込んだ。こういう展望施設では異例の早期営業停止であった。
 上の写真は、13階のフロアから12階を見下ろしたところだと思う。店舗は南側を中心にぐるりと並んでいる。名古屋の店は「山本屋総本家」など数店で、あとは関東や関西の店が多い。名古屋初上陸を売りにしているところもあるようだ。
 せっかくの名古屋駅ビルなんだから、名古屋の名店が一堂に会したフロアというのは実現できなかったのか。駅前には有名店の支店がたくさんあるけど、みんなバラバラだから、よそから遊びに来た人にとっては分かりづらい。下調べしてくればいいとかではなく、どこか一ヶ所に集まっていたら分かりやすくていい。名古屋に来て名古屋名物を食べようと思っても、ガイドなしではどの店に入っていいか手がかりがない。
 たとえばタワーズに有名店が集まっているフロアがあれば、とりあえずそこへ行ってから何を食べようか考えることができる。ひつまぶしの「蓬莱軒」、味噌カツの「矢場とん」、味噌煮込みの「山本屋」、あんかけスパの「ヨコイ」、天むすの「地雷屋」、手羽先の「世界のやまちゃん」、台湾ラーメンの「味仙」などなど。これがワンフロアに並んでいたら、まさに夢の名古屋メシ天国だ。県外人よりも名古屋人がまず行ってしまう。こうなったら、小倉トーストとシロノワールの「コメダ」や、「すがきや」も仲間に入れてあげて欲しい。ついでに「喫茶マウンテン」も。
 誰か、どこかにこんな名店街を作ってくれないかな。

タワーズプラザ-2

 この日は金曜夜のちょうどご飯時ということで、どの店も行列ができていた。人気店どうこうよりも、単純に人が多かっただけだ。
 最初は、箸で食べるパスタの草分け的な店と言われる「洋麺屋 五右衛門」に行こうかと話をしていた。けど、長い行列を見て挫けた。そこまでして食べたいわけじゃない。
 どんぶりで食べる手頃な値段のパスタが人気で、全国チェーンの店らしい。
 ぐるりと一週回って、まずまずの混み具合で、テラス席もあるというので、「ピアンタカフェ」というイタリアンの店に入ることにした。それでも20分くらいは待っただろうか。

タワーズプラザ-3

 このときはまだ暑さが絶好調のときではなかったので、夜のテラス席はわりと涼しくて気持ちよかった。暑いときと寒いときは最悪だ。雨もしけ降ってくる。
 目の前には大名古屋ビルヂングが見えている。屋上の明るくなっている部分は、季節限定のビアガーデン「マイアミ」だ。
 駅前のビルの屋上が夏場はビアガーデンになってしまうという発想がなかなか。仕事帰りの勤め人や、休みの日は家族連れなどで混み合うらしい。
 150分飲み放題、食べ放題で4,000円というのが安いのか高いのかよく分からない。酒を飲まない小食の私が行っても元は取れそうにない。4月25日から9月7日までなので、名古屋に遊びに来たときは一度行ってみてください。話のネタとしては面白そうだから。

タワーズプラザ-4

 目の前に建つミッドランドスクエアが視界を遮る。
 料理がなかなか来ないので、待ち時間に写真を撮りまくる私たち。周りにお仲間はいなかった。完全に田舎者と思われたことだろう。

タワーズプラザ-5

 二人とも何を食べたんだったか、忘れてしまった。ツレは魚介のホワイトソース系のものだったか。私は明太子カルボナーラか何かだった気がする。
 麺はけっこうもちもちで、やや好みが分かれるかもしれない。とびきり美味しいというわけではないけど、まずまず味はそれなりに。値段は1,000円くらいだったと思う。
 コース料理もあるから、本格的に食べられるようにもなっている。軽くランチというものよさそうだ。
 夜が早い名古屋にあって23時まで営業してるのはありがたい人も多いんじゃないか(ラストオーダーは22時)。
 来年開業10周年を迎えるにあたって、タワーズプラザは2期のリニューアルが予定されている。第1期はこの前7月18日だったようで、名古屋初の5店が新規で出店した。撤退するところもあり、これまでより2店増えて39店舗になった。他の店も改装オープンしたみたいだから、もう一度行ってみてもいい。

 そんなこんなで、サンデー料理とタワーズプラザの話でした。
 来週の予定はやや流動的。どのタイミングで遠出するかは今のところ未定。日光シリーズが中途半端なところで中断しないように調節したい。
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