稲沢番外編は神社仏閣、花、虫、思い出話などの雑多ネタ

神社仏閣(Shrines and temples)
稲沢番外編-1

Canon EOS 20D+Canon EF-S 17-85mm f4-5.6 IS / TAMRON SP 90mm f2.8



 稲沢神社仏閣巡りシリーズで使い切れなかった写真を並べて、今日は稲沢番外編。ネタ不足というよりも、余った写真を使い切ってすっきりしたかった。
 国府宮神社のはだか祭り(儺追神事)で使われた「なおいぎれ(儺追布)」が結ばれている様子。境内の社務所で1本100円で売られている。お守りというか、厄除けというか、日頃から持っている人もいて、願いを込めてこうして結びつけていく人もいる。稲沢の人は車の中に結んでいるのが多いんだとか。
 神社は受験シーズンが深まる年末から年始にかけてがオンシーズンでかき入れ時だ。だから、夏場はシーズンオフのようなもので、いたってのんびりしている。ピリピリした空気が張り詰めている1月あたりと今とでは、ずいぶん違うのを肌で感じる。

稲沢番外編-2

 性海寺の多宝塔を、大塚古墳からタムロン90mmで撮るとこうなる。なんとなく京都っぽいというか、中国っぽくもある。
 タムロン90mmを中望遠で使うのも好きだ。ちょっと絞るだけでカリッとなる。

稲沢番外編-3

 地図にも載ってないような神社。載ってるのかもしれないけど、通りすがりに一枚記念撮影。
 これは長光寺から性海寺へ向かう途中だったんじゃないかと思う。神明社だったろうか。境内はそこそこ広そうだったけど、本殿は確認できなかった。

稲沢番外編-4

 矢合観音を探しているときに迷い込んだ安楽寺。最初、ここが矢合観音かと思って、車をとめて歩いていったらどうも様子が違う。本堂もなく、仏像をしまい込んだような倉庫があるだけだ。
 立て札を見ると、国の重要文化財を3つも持っているとある。帰ってきてから調べたところ、木造十一面観音立像、木造阿弥陀如来坐像、木造釈迦如来坐像と、3つの重文があって、それぞれ藤原時代(平安時代の後期)に造られたものだそうだ。
 もともと国分寺の支院として建てられた寺ということで、歴史も古い。普段は仏像の公開はしてないようだけど、限定公開というのはありそうだ。
 参道は桜並木になっていたから、桜の季節はここも人で賑わうのかもしれない。

稲沢番外編-5

 このあたりは川や水路が複雑に入り組んでいる。昔は一面の田んぼ風景だったのではないか。今は郊外の町並と田んぼが混在している。地図で見ても、細い水路が毛細血管のように縦横無尽に張り巡らされているのが分かる。水が多く流れている町はいい町だ。気が淀まない。
 上の写真は安楽寺近くの三宅川にそそぐ水路と水門だろうか。水面に緑を映してちょっと雰囲気があった。

稲沢番外編-6

 稲沢は東海道新幹線が斜めに走っていて、ちょうと矢合観音近くを通っている。名古屋人の感覚からすると、なんで東京、名古屋、京都、大阪を結ぶ線が稲沢あたりを通らなければならないのかと不思議に思う。誰だよ、岐阜羽島なんて駅を作ったのは。岐阜を通るにしても、岐阜の中心から遠すぎて意味がない。どうせなら岐阜駅まで回ってもらわないと。
 そもそも東海道新幹線のルートは誰がどうやって決めたのか。効率だけを考えれば、名古屋から北上せずに三重県北部を通って真っ直ぐ西の京都を目指すのが一番早い。北陸との連絡を考えると、米原は絶対通りたかったというのはあるかもしれない。それなら岐阜羽島ではなく、素直に大垣でよかったんじゃないか。岐阜市内の人は岐阜羽島へ行くよりも名古屋駅まで行った方が近い。岐阜羽島なんかで待ってても、たまにこだまがとまるだけだ。
 それでも、新幹線がとまらない県であるより新幹線がとまる県であることを喜ぶべきか。

稲沢番外編-7

 昨日も登場した猫。たたずみ姿。猫だけが人の暮らしと共にあって自由に生きている唯一の動物だろう。その特異性は、考えてみると不思議でもあり、とても貴重なものでもある。

稲沢番外編-8

 サギのコロニー。小規模ながら、アオサギが5、6羽いるのが見えた。
 サギはこうして仲間同士でコロニーを作って、一緒に子育てをする。ダイサギやコサギ、ときにはカワウなども同居することがある。大きなコロニーになると、数百、数千羽単位になる。

稲沢番外編-9

 性海寺の歴史公園は、アジサイだけでなく、花菖蒲も植えられている。二つ一緒に見られるから、ちょと得した気分だ。

稲沢番外編-10

 花菖蒲は、もうここで見納めだろうか。今年は知立神社も行けたし、たくさん見て、勉強して、だいぶ花菖蒲とお近づきになれた。来年以降もたくさん見て、系統くらいは見分けられるようになろう。

稲沢番外編-11

 アジサイの品種は覚える気になれない。覚えても、日常会話の中で登場する機会がありそうにないし。ねえ、アジサイの品種で何が好き? なんて訊かれるとも思えないし、自分からしようとも思わない。中には、墨田の花火が好きだなとか即答する人もいるんだろうけど。
 アジサイに関して必要以上に興味を持つためには、まずアジサイ図鑑を買うことだろう。見たアジサイを後追いで調べるのではなく、まず図鑑で好きなのを見つけて、それを探すためにあちこちを巡るというふうにすれば、アジサイをもっと楽しめるようになるんじゃないかと思う。バラなんかも、そういうアプローチをするともっと理解を深めることができそうだ。

稲沢番外編-12

 こういう虫を見ると、なんでもかんでもカナブンかコガネムシと思ってしまう人は案外多いんじゃないか。でも、カナブンとコガネムシは違う種類だし、ハナムグリもまた別のものだ。コガネムシの見分けというのも、実はけっこう難しかったりする。そんなに種類はいないし、珍しいものはめったに見かけないから、一度覚えてしまえば簡単なのだけど。
 アジサイの花びらに見えているのは装飾花で、実際の花弁は役割を終えると落ちてしまう。だから、咲いているように見えても花としては終わっていることも多い。
 他の花と同様、雄しべと雌しべで受粉して、実をつけて種になる。このとき別の品種同士を掛け合わせると違うアジサイができたりするから、一般人でもアジサイの新種は生み出せる。やってみたら楽しい世界かもしれない。

稲沢番外編-13

 最後は稲沢市内で見かけたミュージックショップ。CDショップではなく、レコード店と言いたくなるような店で、表から見ただけで嬉しくなった。私が小中学校のときにあった店の雰囲気だ。店内をちらっとのぞき見たら、レコードだけでなくカセットテープさえも売っていそうだった。平成生まれの人たちは、曲がカセットテープで売られていたことを知らないだろう。カセットテープ自体見たことがないかもしれない。
 小学校のとき、初めて自分のお金で買ったレコードは、山口百恵の「秋桜」だった。今でも押し入れのどこかに「およげ!たいやきくん」なんかと一緒に眠っているはずだ。さすがにレコードプレイヤーは捨ててしまって、もう持ってないけれど。
 最後に買ったレコードは、昭和58年にH2Oが歌った「想い出がいっぱい」だったんじゃないかと思うけど、どうだろう。そのあとも何か買っただろうか。あれはテレビアニメ「みゆき」のエンディング曲だった。
 その後、レンタルレコード店というのが現れて、レコードは買うものから借りてカセットにダビングするものになった。そこからCDが登場してレコードを駆逐していくまではあまり時間がかからなかったような気がする。それでも、ダビングするのは相変わらずカセットテープで、MDが出てくるのはもっとずっとあとになってからだ。
 今でも、思い出の曲はほとんどがカセットテープの中にある。

 とりとめもなく雑多な感じになってしまったけど、写真もだいたい使い切ることができたし、これで稲沢編は番外編も含めて終了だ。
 来週は雨続きのようだから、在庫のネタでつないでいくことになりそうだ。金曜は出かけることが決まっているけど、できればそれまでに一回くらいどこかへ行きたい。最近、神社仏閣確率が高くなっているから、それ以外のネタを集めに。
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