月別:2023年08月

記事一覧
  • 本能の時代

     本能を否定する教えが間違いだと気づいた人間だけが次へ行ける。 人間の最も優れた部分は本能にこそある。 理性の時代は終わり、本能の時代がやってくる。 ...

    2023/08/31

    言葉(words)

  • 条件反射記憶

     条件反射記憶という言葉あるのかないのかは知らないけど、何かをしているときに何かの記憶が蘇るということがある。 たとえば長ネギを刻んでいるときに必ず思い出すある場面がある。 それは長ネギを刻むという行為とはまったく無関係なのに、何故か関連付けられてしまっている。 しかも、全然重要な記憶ではなく、どうしてその記憶だけが残っているのかもよく分からない。 風呂で頭を洗っているときに蘇る記憶とか、熱帯魚水...

    2023/08/30

    言葉(words)

  • 今この人に注目せよ

     あなたは吉村妃鞠(よしむらひまり)という若き日本人ヴァイオリニストを知っているだろうか。 まずは説明抜きに演奏の動画を聴いてみてほしい。 どうだっただろう。なんだこれはと思ったんじゃないだろうか。 ヴァイオリンについての知識がなくても直接心の深いところを震わせるものがある。琴線に触れるというのはこういうことをいうのだろう。 技術に裏打ちされているというだけではない何かがある。彼女にしか奏でられな...

    2023/08/29

    動画(Motion picture)

  • 絶望を供に

     とっくに絶望の底は抜けている。 もはや絶望しない人生に憧れることさえない。 それでも希望はある。 絶望と希望は両立する。どちらか一方しかないということはない。 希望は未来方向にしかない。 だから進むしかないのだ。 過去の絶望を人生の供として。  ...

    2023/08/28

    言葉(words)

  • 暑さは続くサンデー料理

     今週に入って少しだけ暑さがやわらいだものの、まだまだ暑い。全然駄目なくらい暑い。 来週もずっと暑いみたいで、どうしようもない。 この夏は涼しかったねと、たまには言ってみたい。 今週末はどまつりだった。 4年ぶりに制限のない通常開催だったようでよかった。 最後に撮りに行ったのが2016年だから、もう7年も経ってしまった。 どまつりの撮影は最高難度に近いから楽しいのだけど、暑い中でずっと座って撮るのはけっ...

    2023/08/27

    料理(Cooking)

  • 定点観測

     今週は最初の定点観測をお送りします。  ...

    2023/08/26

    日常写真(Everyday life)

  • 密度の加減

     人生は思い通りにはならないし、毎日の暮らしですらままならない。 それでも自分で決められることはあって、その一つに生活の密度がある。 日常生活の濃度をどうするかは自分の意思次第だ。 濃すぎればくどいし、薄すぎれば味気ない。 自分にとって程よいさじ加減というのがあるはずで、そこは意識的に決めていく必要がある。 日常生活の中に何をどう詰め込んで何を捨てるか。 ちょうどいい密度をいつも探っている。  ...

    2023/08/25

    言葉(words)

  • そこはまだ答えではない

     自分も通ってきた道だから気持ちは分かる。 でも、それが答えではないことを今は知っている。 そこが世界のすべてではないことも。 私の言葉が嘘か本当かは自分で確かめて欲しい。 ある程度の年齢まで生きれば私が言わんとしていることが理解できるはずだ。 結論はもっとずっと先にある。  ...

    2023/08/24

    言葉(words)

  • 何でもいいが一番よくない

     今夜の夕飯は何が食べたいとか、プレゼントに何が欲しいと訊かれて、何でもいいというのは最低の答えだ。 それは言ってはいけない。 気を利かせて理解を示していると思ったら大間違いで、自己主張以前の問題として、欲しいものを自覚できていないのはよくない。 自分は何が欲しいのか、何がしたいのか、何をしてほしいのかを自分自身理解しておく必要がある。 それは欲とは違う。 何も欲しないことが正しいとか清いとかいう...

    2023/08/23

    言葉(words)

  • イメージは実存する

     イメージは頭の中で生まれて頭の中にだけあるものと考えがちだけど、実際は実存するエネルギー体のようなものかもしれない。 成功体験が良いイメージを生み、失敗体験が悪いイメージを植えつける。 イメージのあるものは実現しやすいし、逆にイメージがないと実現しづらい。 だからこそイメージ作りが大事になってくる。 この世界はイメージが具現化したものといういい方ができる。 つまり、実体があるといえばあるし、ない...

    2023/08/22

    言葉(words)

  • 変わる思い出

     思い出は時とともに変化していく。 薄れたり、美化されたり、輝きを失ったり。 今日という日を思い出す10年後と30年後とでは自分も変わっている。 思い出がなくても生きていける。 でも思い出はあった方がいい。生きていく上での支えになる。 たとえどんなふうに変わり果ててしまったとしても。  ...

    2023/08/21

    言葉(words)

  • 35度超えは当たり前のサンデー料理

     暑さには慣れたけど暑さにはもう飽きた。 お盆を過ぎても涼しくなる様子はまったくない。まだまだ暑さは続くそうで、少なくとも8月いっぱいは駄目っぽい。 最高気温が35度だとましに思えるなんて、感覚が狂ってる。 8月も気づけばあと11日になった。もう夏休みも終わりだなと思う。自分は夏休みじゃないのに。 事態が動くかと思ったら止まり、止まったと思うとまた動き出す。 なんかカクカクした感じだ。 夏が過ぎるとまた...

    2023/08/20

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     今週はもうひとつの定点観測をお送りします。...

    2023/08/19

    日常写真(Everyday life)

  • 法律より倫理

     法律で定められた罪と倫理的な罪は違う。まったく別物だ。 法律では罪でも倫理的にはそうでないことはあるし、その逆もある。 たとえば出先で駐車する場所がなくて路上駐車するか利用しない店の駐車場にとめてしまうかという選択肢の場合、私なら路上駐車を選ぶ。 ホテルの備品は持ち帰らないし、道に小銭が落ちていても拾わない。 それらは倫理の問題だ。 法律はもちろん守るべきだとは思うけど、私の場合は倫理観の方が上...

    2023/08/18

    言葉(words)

  • アクセルとブレーキ

     その自信は根拠のない過信ではないですか? その不信はいわれのない過小評価ではないだろうか? 過不足なく自信や自己不信を持つことは誰にとっても難しいことだけど、どちらか一方に振れすぎるのはよくない。 謙遜も度を超すと嫌みだったりするし、無駄に自己を貶めることにもつながる。 自信と不信はアクセルとブレーキのようなもだ。、両方なければ困るし、踏み具合で調節しなければいけない。 スピード注意。低速でもス...

    2023/08/17

    言葉(words)

  • 当たり前ではない

     かつて当たり前にできたことのいくつかが今は当たり前にできなくなった。 その逆もある。以前は当たり前ではなかったことが今は当たり前になっている。 だとすると、今の当たり前はこの先では当たり前ではなくなるということだ。 良くも悪くも。 今の当たり前は今しかないと自覚して過ごした方がよさそうだ。  ...

    2023/08/16

    言葉(words)

  • 今やる習慣

     明日に回すほどのことでもないことを今日やれない自分が嫌だ。 やってしまえば5分や10分で終わることを、まあいいかで先送りにしてしまう。 今日やれなかったことを明日やれるかといえばそんなことはなく、そうして3日経ち、一週間が過ぎ、気づけばひと月なんてこともある。 これはもう何というかシステム化する以外に解決方法はない気がする。 やる気に任せていたらいつまで経ってもやりゃあしない。 今やれることは今やる...

    2023/08/15

    言葉(words)

  • 素直で正直

     素直さと正直さは似ているけど違う。 素直であることはたいていは美徳だけど正直さはそうではない。 正直すぎる言動はときにトラブルの元となり、社会生活をする上では邪魔にさえなる。 思ったままを正直に口にする人間は周りを困らせるし信用もされない。 素直さにしても万能というわけではなく、相手によっては役に立たない。 素直すぎれば悪い人間につけ込まれて騙されることもある。 素直で正直な性質の人間が報われな...

    2023/08/14

    言葉(words)

  • あるもので作るのがサンデー料理

     8月も半ばとなり、お盆に入った。 お盆らしいことは特に何もしなくても、気持ちの中でお盆はある。 死んだ人たちのことをいつも以上に意識する。 8月の感覚は今でも少年時代の夏休みで、それはたぶんこの先もずっと変わらない。 お盆を過ぎるとそろそろ夏休みも終わりが近づいて寂しい気持ちになった。今もなんとなくそんなふうに感じる。 それにしても毎日休むことなく暑い。8月に入って今日は涼しいなという日がほとんど...

    2023/08/13

    料理(Cooking)

  • 第三の定点観測

     今週は第三の定点観測をお送りします。  ...

    2023/08/12

    日常写真(Everyday life)

  • 魂の記録

     人生に録画機能は付いておらず、再放送も見逃し配信もない。 常に生放送で、物語はリアルタイムで進行している。 今、目にしている光景は二度と見ることができない。 だからしっかり目を見開いて見ておかなければいけない。 記録できるのは自分の魂だけだ。  ...

    2023/08/11

    言葉(words)

  • 西春日井郡豊山町の八所神社

     デッドストック神社写真シリーズの今回は、愛知県西春日井郡豊山町の八所神社(地図)です。 訪れたのは味美の白山神社や伊多波刀神社と同じ日、2018年2月のことだ。 豊山町というと、面積の3分の1は小牧空港(名古屋空港)で、野球のイチローを生んだ町として知られている。『延喜式』神名帳(927年)にある春日部郡物部神社に比定されている。 エリアとしては味美、味鋺の古墳群がある一角で、社名からも分かるように物部氏...

    2023/08/10

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 愛知県春日井市の伊多波刀神社を再訪する

     2018年2月に春日井の神社巡りをしたことを紹介している。 前回の味美白山神社に続いて訪れたのは、上田楽町(かみたらがちょう)にある伊多波刀神社(いたはとじんじゃ/地図)だった。 ここは2016年の2月に一度行っていて、そのときの様子はブログにも書いた。 春日井の伊多波刀神社を訪れる そのときの印象は男前な神社だなというものだった。 長い参道の途中を道路が横断している。仕方がないけどちょっと残念に思う。 ...

    2023/08/09

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 信じるか信じないか

     信じるか信じないか、それが問題だ。 信じる者は救われるというけど、そうとは限らない。 信じたことで馬鹿を見ることもある。 結局最後は、信じることで不幸になるか、信じないことで不幸になるか、どちかがましかという選択になる。...

    2023/08/08

    言葉(words)

  • 春日井市味美の春日山神社古墳

     愛知県春日井市味美の白山神社について過去2回紹介した。 春日井市味美の白山神社 春日井市味美の白山神社<続> 今回はその3回目で最終回です。 味美白山神社から見て450メートルほど西に春日山公園がある。 ここも古墳で、かつては春日神社があった。 江戸時代までは白山神社の渡御が行われていたという。 交通の邪魔だからという理由で近くの御旅所古墳にある相宮に変えられた。 春日神社は白山神社に合祀されて今は...

    2023/08/07

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 少し動き出した8月のサンデー料理

     毎日暑い日が続いてます。あきれつつももう慣れた。35度超えが当たり前になってしまった。 来年以降もますます暑くなっていくとしたら、日本はもう半分くらい亜熱帯地方ということになってしまうのかもしれない。氷河期よりましと思うべきだろうか。 7月から少しずつ動きが戻ってきて、8月もそれが続いている。 もうマスクもしてないし、コロナを言い訳にはできない。 秋くらいから更に活発に動いていかないといけないと思っ...

    2023/08/06

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     今週ももうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2023/08/05

    日常写真(Everyday life)

  • 個は全体

     状況に流されることは悪いことではない。 世界に身を委ねることは天を信用することだ。 是が非でも自分の意思を通すというのはちょっと傲慢でもある。 個は全体の一部であり、全体は個の集合体だ。 自分という存在は集団に属している。 日本国民であり、ホモ・サピエンスであり、地球人であり、宇宙人でもある。 大事なのは個人の理由などではなく全体としての意思だ。 そこに自分を溶け込ませていくことが究極的には必要...

    2023/08/04

    言葉(words)

  • 道というもの

     道は何もない地面を何者かが通ることで作られる。 世界の始まりに道はなかった。 多くの人が多くを通れば多くの道ができ、大勢の人が通れば道は広くなる。 そうやって今の世界には無数の道ができた。 これからも道は増えていく。 一方で誰も通らなくなった道はやがて消える。 いつか世界から人がいなくなったとき、道もまたなくなることになる。 道というのは実際的にも比喩的にも人の痕跡だ。  ...

    2023/08/03

    言葉(words)

  • 春日井市味美の白山神社<続>

     前回の味美白山神社の続きです。 春日井市味美の白山神社(ブログ記事) 上の写真は相宮と称する御旅所で、ここも古墳の上に乗っている。 古墳は御旅所古墳と呼ばれている。 祭神はククリヒメ他、イザナギ、イザナミなどで、白山社系としては違和感はない。 ウマシマデが入っているのは物部神社の関係だろうし、アメノコヤネは春日社系だろう。 例祭では白山神社本社からこの相宮に渡御が行われる。 江戸時代中期までは少...

    2023/08/02

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • ホーム
  • 次 ›

本能の時代

言葉(words)
墓と飛行機

 本能を否定する教えが間違いだと気づいた人間だけが次へ行ける。
 人間の最も優れた部分は本能にこそある。
 理性の時代は終わり、本能の時代がやってくる。
 

条件反射記憶

言葉(words)
空と月

 条件反射記憶という言葉あるのかないのかは知らないけど、何かをしているときに何かの記憶が蘇るということがある。
 たとえば長ネギを刻んでいるときに必ず思い出すある場面がある。
 それは長ネギを刻むという行為とはまったく無関係なのに、何故か関連付けられてしまっている。
 しかも、全然重要な記憶ではなく、どうしてその記憶だけが残っているのかもよく分からない。
 風呂で頭を洗っているときに蘇る記憶とか、熱帯魚水槽の掃除をしているときだけ思い出すこととかもある。
 記憶というのは不思議で、自分の意思で思い通りにはならない。
 覚えておきたいことを忘れてしまうし、忘れたいことをいつまでも覚えていたりする。
 整理整頓したいのにできないもどかしさがある。
 記憶は脳に刻まれるとしたら、死んでしまえばもう記憶は取り出せなくなってしまうのか。
 いつか記憶をデータとして保存したり画像として再生したりできるようになるかもしれない。
 だとしても、それを見るのはたぶん苦痛だと思う。
 人は忘れることで自分の心を守るものだ。
 
 

今この人に注目せよ

動画(Motion picture)
空と雲

 あなたは吉村妃鞠(よしむらひまり)という若き日本人ヴァイオリニストを知っているだろうか。
 まずは説明抜きに演奏の動画を聴いてみてほしい。




 どうだっただろう。なんだこれはと思ったんじゃないだろうか。
 ヴァイオリンについての知識がなくても直接心の深いところを震わせるものがある。琴線に触れるというのはこういうことをいうのだろう。
 技術に裏打ちされているというだけではない何かがある。彼女にしか奏でられない旋律といったものがあるのだろう。
 プロも一般人も賞賛するというのはそれほど多くない。一般受けはするけど玄人的にはそうではないとか、プロは賞賛するけど一般的にはよく分からないということもある。
 途中でちらっと映ったカメラを回していた男性がシンセサイザー奏者兼作曲家の父親の吉村龍太で、母親はヴァイオリニストの吉田恭子。 
 3歳からヴァイオリンを始め、4歳にはコンクールに出場して8歳までには世界的なコンクールで1位を39回獲った。
 上の動画が8歳のときのもので、2023年現在は12歳になっている。
 慶應義塾幼稚舎に在学しながらアメリカのカーティス音楽院に最年少で入学したのは10歳のときだ。
 天才という一言では片付けられない存在であり、両親から音楽DNAを受け継いでいるというだけでは説明がつかない。
 モーツァルトの再来とまでいわれる彼女だけど、美空ひばり顔だから、美空ひばりがあの世でヴァイオリンを猛練習して生まれ変わってきたんじゃないかと思ったりもする。
 実際のところ、前世もよく知られた音楽家だったかもしれないし、天上界と直結しているようでもある。
 彼女のヴァイオリンから発せられる音には何か特別な成分が含まれている。他の人にはない何かだ。
 それはテクニックで出せるものなのかどうか。
 使っているヴァイオリンが、あの前澤友作所有のものと知ってガクッとくるのだけど、ストラディヴァリウス”ハンマ”(1717年)は名器と名高いものだ。


 今回はこの人に注目ということで、個人的に気になっている何人かを紹介します。
 続いては陸上中距離のドルーリー朱瑛里(しぇり)選手です。




 文字通り彗星の如く現れたのがドルーリー朱瑛里で、今年2023年1月に行われた全国都道府県対抗女子駅伝での17人抜きは鮮烈だった。
 このとき中学3年の15歳。
 ダイナミックで美しいフォームも印象的で、一躍ヒロインとしてマスコミでも取り上げられたので知っている人も多いかもしれない。
 日本女子中距離界には田中希実という期待の星もいる(ドルーリー朱瑛里は田中希実を憧れと公言している)。
 近い将来、ドルーリー朱瑛里が田中希実のライバルになるようなら日本女子中距離界の未来は明るい。
 ゆくゆくはマラソン挑戦もあるだろうか。
 期待を持って見守りたいと思う。




 ボクシングに多少でも興味がある人で井上尚弥(いのうえなおや)を知らないという人はいないと思うけど、たとえボクシングに興味がなくても井上尚弥のことは知っておいてほしい。同じ時代、日本にこんなすごい選手がいるんだということを知っておいて損はない。
 日本ボクシング界が生んだ最高傑作といわれる井上尚弥のどこがすごいかを説明するのは簡単なようなで難しい。
 とにかくすべてがすごいとしかいいようがない。
 パワー、スピード、テクニック、ディフェンス、当て勘、スタミナ、打たれ強さ、ボクシングIQの高さ、などなど、すべてが高い別次元にあって弱点が見当たらない。
 これまでにも日本には強いボクサー、いいボクサーは何人もいたけど、それらと比べてもまったく格が違っている。
 野球界でいうと大谷翔平のような存在といえば一般にもイメージしてもらえるだろうか。
 高校時代の7冠独占に始まり、世界4階級制覇、主要4団体統一ときて、今年の年末には2階級での4団体統一が実現することになりそうだ。
 今はYouTubeでたくさん動画が見られるので、知らなかったという人もこれから追いかけても遅くないです。




 将棋の藤井聡太(ふじいそうた)の一般的な知名度がどれくらいなのかがよく分からないのだけど、少なくとも将棋界にとどまらない人気と知名度なのは間違いないだろう。
 愛知県瀬戸市出身ということで地元の愛知、名古屋ではプロデビューした当時からよく話題になっていた。
 史上最年少の14歳でプロデビュー(四段昇段)を果たすと、初戦の加藤一二三戦から破竹の29連勝を飾ったのも大きなニュースになった。
 そこから順調に成績を残し、2023年現在タイトル8つのうち7つを独占する格好になっている。
 近く最後の1つの対局があり、それに勝つと史上初の8冠独占となる。
 将棋界というのは30年に一度、大天才が現れるようで、一つ前が羽生善治、その前が加藤一二三だった。
 だとすると、向こう20年くらいは次の天才を見られないということになるので、今のうちに藤井聡太の将棋をよく見ておく方がよさそうだ。次の天才まで自分が生きていないかもしれない。なんか、ハレー彗星みたいだ。
 天才というのは突然変異なんだとあらためて思う。




 NMB48の渋谷凪咲(しぶやなぎさ)は知っている人はもちろん知っているし、知らない人はそもそも興味がないので知らないのだけど、彼女はぜひ知っておいて欲しい一人だ。彼女を知れば幸せになれる。
 彼女を一躍有名にしたのが大喜利だった。
 アイドルなのに大喜利? と意外に思うだろうけど、渋谷凪咲の大喜利力はアイドルレベルではなくそのへんの芸人を遙かに超えている。
 ボケて面白いとかではなく、真面目に考えた答えが結果的に大喜利になっているという希有の才能の持ち主で、ほとんど唯一無二といっていい。
 とにかく瞬発力がすごい。笑う前に、すごっと思ってしまう。
 その実力にいち早く気づいて紹介したのが麒麟の川島だったというのも頷ける。
 今月、NMB48卒業を発表したけど、今後ますます活躍していくことになるはずだ。


絶望を供に

言葉(words)
天気雨と虹

 とっくに絶望の底は抜けている。
 もはや絶望しない人生に憧れることさえない。
 それでも希望はある。
 絶望と希望は両立する。どちらか一方しかないということはない。
 希望は未来方向にしかない。
 だから進むしかないのだ。
 過去の絶望を人生の供として。
  

暑さは続くサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 今週に入って少しだけ暑さがやわらいだものの、まだまだ暑い。全然駄目なくらい暑い。
 来週もずっと暑いみたいで、どうしようもない。
 この夏は涼しかったねと、たまには言ってみたい。

 今週末はどまつりだった。
 4年ぶりに制限のない通常開催だったようでよかった。
 最後に撮りに行ったのが2016年だから、もう7年も経ってしまった。
 どまつりの撮影は最高難度に近いから楽しいのだけど、暑い中でずっと座って撮るのはけっこうしんどい。
 踊りの中から至近距離で撮ってみたいという願いはいまだ叶わないままだ。

 8月もあっけなく最後の週末になってしまった。
 8月も何もできなかった感じだけが残った。
 ここからは年末に向けて加速していく。その感覚がいつもちょっと恐ろしい。
 年末年始は一年で一番好きな季節だけど、そんなにすぐに来てもらわなくてもいい。
 できることならゆっくり進みたい。



マグロ

「ビンチョウマグロの切り落とし」

 マグロもサーモンも短冊が高い。値上がりの原因はいろいろなんだろうけど、以前の値段を知っているだけに割高に感じてしまう。
 中国人が買わなくなったら安くなるのか高くなるのか。



ナスの味噌炒め

「ナスと鶏肉の味噌炒め」

 ナスの切り方ってこれでいいのかなといつも思う。
 輪切りとか薄切りとかもあるけど、料理に合った切り方があるんじゃないかと思う。それがよく分からない。
 サンデー料理に理論はないから、そういう点が我流じゃ駄目なんだろうな。



ジャガイモ天ぷら

「ジャガイモの天ぷら」

 衣の付け足しでカリカリ感は出た。
 ただ、その分、油っぽく感じたので、これはあまりよくないかもしれない。
 天ぷらって難しい。
 
 

定点観測

日常写真(Everyday life)
定点観測

 今週は最初の定点観測をお送りします。



定点観測2




定点観測3




定点観測4




定点観測5




定点観測6




定点観測7




定点観測8




定点観測9




定点観測10

 
 

密度の加減

言葉(words)
牧野が池緑地の駐車場夏

 人生は思い通りにはならないし、毎日の暮らしですらままならない。
 それでも自分で決められることはあって、その一つに生活の密度がある。
 日常生活の濃度をどうするかは自分の意思次第だ。
 濃すぎればくどいし、薄すぎれば味気ない。
 自分にとって程よいさじ加減というのがあるはずで、そこは意識的に決めていく必要がある。
 日常生活の中に何をどう詰め込んで何を捨てるか。
 ちょうどいい密度をいつも探っている。
 
 

そこはまだ答えではない

言葉(words)
香流川夏風景

 自分も通ってきた道だから気持ちは分かる。
 でも、それが答えではないことを今は知っている。
 そこが世界のすべてではないことも。
 私の言葉が嘘か本当かは自分で確かめて欲しい。
 ある程度の年齢まで生きれば私が言わんとしていることが理解できるはずだ。
 結論はもっとずっと先にある。
 
 

何でもいいが一番よくない

言葉(words)
飛行機と空

 今夜の夕飯は何が食べたいとか、プレゼントに何が欲しいと訊かれて、何でもいいというのは最低の答えだ。
 それは言ってはいけない。
 気を利かせて理解を示していると思ったら大間違いで、自己主張以前の問題として、欲しいものを自覚できていないのはよくない。
 自分は何が欲しいのか、何がしたいのか、何をしてほしいのかを自分自身理解しておく必要がある。
 それは欲とは違う。
 何も欲しないことが正しいとか清いとかいうことはない。
 生きていく上での意欲の問題でもある。
 何でもいいは何も欲していないのと同じだ。
 
 

イメージは実存する

言葉(words)
台湾ユリ

 イメージは頭の中で生まれて頭の中にだけあるものと考えがちだけど、実際は実存するエネルギー体のようなものかもしれない。
 成功体験が良いイメージを生み、失敗体験が悪いイメージを植えつける。
 イメージのあるものは実現しやすいし、逆にイメージがないと実現しづらい。
 だからこそイメージ作りが大事になってくる。
 この世界はイメージが具現化したものといういい方ができる。
 つまり、実体があるといえばあるし、ないといえばない。
 仮想空間に現実感を感じればそれは現実と同じというだ。
 そういう意味でいえば、人の頭の中も現実と違いはない。
 人間の想像や空想を軽く見てはいけない。
 
 

変わる思い出

言葉(words)
水たまりの風景

 思い出は時とともに変化していく。
 薄れたり、美化されたり、輝きを失ったり。
 今日という日を思い出す10年後と30年後とでは自分も変わっている。
 思い出がなくても生きていける。
 でも思い出はあった方がいい。生きていく上での支えになる。
 たとえどんなふうに変わり果ててしまったとしても。
 
 

35度超えは当たり前のサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 暑さには慣れたけど暑さにはもう飽きた。
 お盆を過ぎても涼しくなる様子はまったくない。まだまだ暑さは続くそうで、少なくとも8月いっぱいは駄目っぽい。
 最高気温が35度だとましに思えるなんて、感覚が狂ってる。

 8月も気づけばあと11日になった。もう夏休みも終わりだなと思う。自分は夏休みじゃないのに。
 事態が動くかと思ったら止まり、止まったと思うとまた動き出す。
 なんかカクカクした感じだ。
 夏が過ぎるとまた時間は再加速して年末まで一気に進んでしまう。
 この夏にやり残したことはないかもう一度考えてみよう。
 思い出のない夏はやっぱりちょっと寂しい。



イカ刺し

「イカ刺しの卵黄ソース」

 イカ刺しとイカそーめんならイカそーめんの方が好きだけど、自分であんなに薄く細くは切れない。
 イカ刺しも卵黄ソースとの相性はとてもいい。



ゴーヤ

「ゴーヤチャンプルー風」

 ゴーヤの苦みが苦手で積極的に食べたいとは思わないのだけど、せっかく白いゴーヤをいただいたので使ってみた。
 塩もみをしてしらばく置き、よく洗った後、熱湯で2分くらい茹でる。こうすると苦みがある程度消せるらしい。
 しかし、やっぱり苦みは残っていて、苦手克服とはいかなかった。
 サンデー料理で登場するのはこれが最後かもしれない。



ジャガイモ

「ジャガイモのハンバーグ風」

 ジャガイモを切り分けてよく茹でてつぶす。
 小麦粉、とろけるチーズ、マヨネーズ、小麦粉、和風だしの素、塩、コショウを混ぜ合わせ、オリーブオイルで両面を焼く。
 見た目はよくないけど、味はいける。
 独特の柔らか食感で、他にはちょっとないかもしれない。


もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 今週はもうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10



法律より倫理

言葉(words)
帽子の落とし物

 法律で定められた罪と倫理的な罪は違う。まったく別物だ。
 法律では罪でも倫理的にはそうでないことはあるし、その逆もある。
 たとえば出先で駐車する場所がなくて路上駐車するか利用しない店の駐車場にとめてしまうかという選択肢の場合、私なら路上駐車を選ぶ。
 ホテルの備品は持ち帰らないし、道に小銭が落ちていても拾わない。
 それらは倫理の問題だ。
 法律はもちろん守るべきだとは思うけど、私の場合は倫理観の方が上位に位置している。
 法律で罰せられなければ何をしてもいいとも思わない。
 倫理というのは結局のところ良心ということだ。良心が痛むようなことはなるべくしたくないだけともいえる。
 
 

アクセルとブレーキ

言葉(words)
夏の銀杏

 その自信は根拠のない過信ではないですか?
 その不信はいわれのない過小評価ではないだろうか?
 過不足なく自信や自己不信を持つことは誰にとっても難しいことだけど、どちらか一方に振れすぎるのはよくない。
 謙遜も度を超すと嫌みだったりするし、無駄に自己を貶めることにもつながる。
 自信と不信はアクセルとブレーキのようなもだ。、両方なければ困るし、踏み具合で調節しなければいけない。
 スピード注意。低速でもスピード違反です。
 
 

当たり前ではない

言葉(words)
アンテナと空

 かつて当たり前にできたことのいくつかが今は当たり前にできなくなった。
 その逆もある。以前は当たり前ではなかったことが今は当たり前になっている。
 だとすると、今の当たり前はこの先では当たり前ではなくなるということだ。
 良くも悪くも。
 今の当たり前は今しかないと自覚して過ごした方がよさそうだ。
 
 

今やる習慣

言葉(words)
天白川夏風景

 明日に回すほどのことでもないことを今日やれない自分が嫌だ。
 やってしまえば5分や10分で終わることを、まあいいかで先送りにしてしまう。
 今日やれなかったことを明日やれるかといえばそんなことはなく、そうして3日経ち、一週間が過ぎ、気づけばひと月なんてこともある。
 これはもう何というかシステム化する以外に解決方法はない気がする。
 やる気に任せていたらいつまで経ってもやりゃあしない。
 今やれることは今やる。今日できることは今日やるというように、習慣化するしかない。
 前倒し戦法とでも名づけようか。
 そう、これはもう戦いなのだ。自分の怠け心との終わりのない戦いが続く。
 
 

素直で正直

言葉(words)
台湾ユリ

 素直さと正直さは似ているけど違う。
 素直であることはたいていは美徳だけど正直さはそうではない。
 正直すぎる言動はときにトラブルの元となり、社会生活をする上では邪魔にさえなる。
 思ったままを正直に口にする人間は周りを困らせるし信用もされない。
 素直さにしても万能というわけではなく、相手によっては役に立たない。
 素直すぎれば悪い人間につけ込まれて騙されることもある。
 素直で正直な性質の人間が報われない世の中というのも嘆かわしいものなのだけど、残念ながらこの世界はそんなふうにできていない。
 素直さや正直さが正義である時代が来ればいいけど、そんなものは過去にもなかったし未来でも訪れない。
 素直さや正直さといったものは結局のところ、趣味とか好みとかの自己満足でしかないのかもしれない。


あるもので作るのがサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 8月も半ばとなり、お盆に入った。
 お盆らしいことは特に何もしなくても、気持ちの中でお盆はある。
 死んだ人たちのことをいつも以上に意識する。
 8月の感覚は今でも少年時代の夏休みで、それはたぶんこの先もずっと変わらない。
 お盆を過ぎるとそろそろ夏休みも終わりが近づいて寂しい気持ちになった。今もなんとなくそんなふうに感じる。

 それにしても毎日休むことなく暑い。8月に入って今日は涼しいなという日がほとんどない。35度を超えないとましというくらいだ。昔はこんなではなかった。
 8月も半ばを過ぎれば少し涼しくなるというのも過去のことで、ここ最近は8月いっぱいずっと暑いし、9月になっても残暑が続く。
 涼しくなる期待はまだ当分先になりそうだ。
 とにかく体調を崩さないように気をつけて過ごしましょう。



サーモン

「サーモンの刺身」

 去年くらいまではいつものサーモンというタイトルで、おなじみだったサーモンも、ここ最近はやけに高くてなかなか買う気になれずにいた。
 たまたま安売りの日があっても、前よりだいぶ小さくなった感がある。
 値上げは仕方がないんだろうけど、なんかセコくて嫌だ。



カボチャ

「カボチャと鶏肉の焼き煮」

 夏野菜で好きなのはオクラで、嫌いなのはキュウリ。
 夏野菜って他に何があったっけと検索したらカボチャがあった。
 カボチャはなんとなく冬に煮物で食べるイメージがあるのだけど、旬は夏だ。
 焼きカボチャにしようと思ったら、カボチャの煮物のようになってしまった。



野菜炒め

「野菜炒めと炒り卵」

 ナスとトマト焼きを作るつもりだったのだけど、冷蔵庫にナスがなかった。あれ? あったつもりだったのに。
 ということでナス抜きで何か作らなくてはいけなくなって結果的にできたのがこれだった。
 足りない食材を買い足しにいくという発想がない。なければないであるもので作ればいいやと考える。
 3品ともそれでは厳しいけど、1品ならなんとかなる。
 卵があればオムレツができるし、トマトがあればトマトスープができる。
 
 

第三の定点観測

日常写真(Everyday life)
第三定点観測

 今週は第三の定点観測をお送りします。



第三定点観測2




第三定点観測3




第三定点観測4




第三定点観測5




第三定点観測6




第三定点観測7




第三定点観測8




第三定点観測9




第三定点観測10

 
 

魂の記録

言葉(words)
長久手田んぼ風景

 人生に録画機能は付いておらず、再放送も見逃し配信もない。
 常に生放送で、物語はリアルタイムで進行している。
 今、目にしている光景は二度と見ることができない。
 だからしっかり目を見開いて見ておかなければいけない。
 記録できるのは自分の魂だけだ。
 
 

西春日井郡豊山町の八所神社

神社仏閣(Shrines and temples)
八所神社

 デッドストック神社写真シリーズの今回は、愛知県西春日井郡豊山町の八所神社(地図)です。
 訪れたのは味美の白山神社や伊多波刀神社と同じ日、2018年2月のことだ。
 豊山町というと、面積の3分の1は小牧空港(名古屋空港)で、野球のイチローを生んだ町として知られている。



八所神社由緒書

『延喜式』神名帳(927年)にある春日部郡物部神社に比定されている。
 エリアとしては味美、味鋺の古墳群がある一角で、社名からも分かるように物部氏の関係神社だ。
 祭神は宇摩志麻治命で、石上神宮から勧請したというのだけど、必ずしもそうとはいえない。
 詳しい歴史についてはいずれ名古屋神社ガイドの市外編で。



八所神社番塀




八所神社手水




八所神社拝殿




八所神社拝殿内




八所神社社殿横から




八所神社本殿前




八所神社御嶽社




八所神社境内社


【アクセス】

 公共交通機関 不明

 駐車場 なし(?)


愛知県春日井市の伊多波刀神社を再訪する

神社仏閣(Shrines and temples)
伊多波刀神社

 2018年2月に春日井の神社巡りをしたことを紹介している。
 前回の味美白山神社に続いて訪れたのは、上田楽町(かみたらがちょう)にある伊多波刀神社(いたはとじんじゃ/地図)だった。
 ここは2016年の2月に一度行っていて、そのときの様子はブログにも書いた。
 春日井の伊多波刀神社を訪れる
 そのときの印象は男前な神社だなというものだった。



伊多波刀神社参道

 長い参道の途中を道路が横断している。仕方がないけどちょっと残念に思う。
 参道は桜並木になっていて、春日井の桜名所になっているそうだ。



伊多波刀神社境内

 全体的に雰囲気が官社のものだ。民間信仰から発した感じではない。
『延喜式』神名帳にも載る古社で、『尾張国内神名帳』には従三位 板鳩天神とある。
 板に鳩の絵を描いて奉納したのが社名の由来というのは、いかにも後世の作り話で信じがたい。
 主祭神は高皇産霊尊と聞けばなるほどと納得するものがある。春日井も尾張の二宮の地区で、タカミムスビの者たちの土地だった。
 中世には八幡化していった。



伊多波刀神社拝殿




伊多波刀神社拝殿内




伊多波刀神社神紋

 菊紋と桐紋ということは、タカミムスビ系と尾張氏系が混在しているということだ。



伊多波刀神社本殿横から




伊多波刀神社森




伊多波刀神社境内社




伊多波刀神社射的

 江戸時代までは境内で流鏑馬が行われていた。その様子は『尾張名所図会』にも描かれている。
 明治になって簡略化されたものを令和になって復活させたという。
 例祭は10月の第二月曜日に行われている。


【アクセス】

公共交通機関 不明(名鉄小牧線「間内駅」から徒歩約1時間)

駐車場 なし(?)


信じるか信じないか

言葉(words)
ノウゼンカズラ

 信じるか信じないか、それが問題だ。
 信じる者は救われるというけど、そうとは限らない。
 信じたことで馬鹿を見ることもある。
 結局最後は、信じることで不幸になるか、信じないことで不幸になるか、どちかがましかという選択になる。



春日井市味美の春日山神社古墳

神社仏閣(Shrines and temples)
春日山公園

 愛知県春日井市味美の白山神社について過去2回紹介した。

 春日井市味美の白山神社
 春日井市味美の白山神社<続>

 今回はその3回目で最終回です。

 味美白山神社から見て450メートルほど西に春日山公園がある。
 ここも古墳で、かつては春日神社があった。
 江戸時代までは白山神社の渡御が行われていたという。
 交通の邪魔だからという理由で近くの御旅所古墳にある相宮に変えられた。
 春日神社は白山神社に合祀されて今は石碑だけが残っている。



春日神社跡

 味美春日山古墳と呼ばれる前方後円墳で、全長は約74メートルというから、まずまずの規模だ。
 味美古墳群の中では最後の方に築造されたと考えられている。
 発掘調査は行われていないため詳しいことは分かっていない。
 許可が下りないということはそれだけ重要ということだ。
 表沙汰になっている古墳はランクでいうとA級の下以下で、A級の上は発掘できないことになっているし、超A級は一般に知らされてもいない。その隠しっぷりは恐ろしいほどで、本やネットをいくら調べてもまったく出てこない。 



春日山神社古墳

 公園になっているので乱雑というか、ほとんど保護されていないような放置感がある。



春日山公園御嶽

 公園内だったと思うのだけど、一角に御嶽コーナーがあった。



春日山公園御嶽社




春日山公園御嶽神社




春日山公園御嶽社の社




春日山公園弁財天

 春日山弁財天は平成7年(1995年)にここに移されてきたらしい。わりと最近のことだ。


【アクセス】

・名鉄小牧線「味鋺駅」より徒歩約18分

・駐車場 なし(?)


少し動き出した8月のサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 毎日暑い日が続いてます。あきれつつももう慣れた。35度超えが当たり前になってしまった。
 来年以降もますます暑くなっていくとしたら、日本はもう半分くらい亜熱帯地方ということになってしまうのかもしれない。氷河期よりましと思うべきだろうか。

 7月から少しずつ動きが戻ってきて、8月もそれが続いている。
 もうマスクもしてないし、コロナを言い訳にはできない。
 秋くらいから更に活発に動いていかないといけないと思っている。
 ずっとやってる神様事典もそろそろ終わりが見えてきて、それが終われば神社巡りも再開することになる。
 コロナの時期と自分の停滞期がちょうど重なった格好になったけど、それももう終了だ。



マグロの刺身

「マグロの刺身」

 見たままそのままマグロの刺身だ。
 これはおかずではあるけど料理ではない。
 でも、刺身で食べたいときもある。



かき揚げ

「タマネギとニンジンのかき揚げ」

 かき揚げも天ぷら同様、カリッと揚げるのが難しい。どうしてもくにゃっとなってしまいがちだ。
 今回はちょっと衣が多すぎた。外はカリッとしたけど、内がくにゃっとなった。
 オクラは好きなので、この時期は食べたい。オクラの天ぷらも美味しい。



ジャガイモオムレツ

「ジャガイモとチーズのオムレツ」

 ジャガイモとたっぷりのチーズが入ったオムレツ。
 工夫はないけど、もう一品欲しいときに便利だ。
 料理としてはオムレツよりもガレットの方が近いかもしれない。


もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 今週ももうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

個は全体

言葉(words)
植田川

 状況に流されることは悪いことではない。
 世界に身を委ねることは天を信用することだ。
 是が非でも自分の意思を通すというのはちょっと傲慢でもある。
 個は全体の一部であり、全体は個の集合体だ。
 自分という存在は集団に属している。
 日本国民であり、ホモ・サピエンスであり、地球人であり、宇宙人でもある。
 大事なのは個人の理由などではなく全体としての意思だ。
 そこに自分を溶け込ませていくことが究極的には必要になってくる。
 個は全体と同質であるということを意識しなければならない。


道というもの

言葉(words)
側道の風景

 道は何もない地面を何者かが通ることで作られる。
 世界の始まりに道はなかった。
 多くの人が多くを通れば多くの道ができ、大勢の人が通れば道は広くなる。
 そうやって今の世界には無数の道ができた。
 これからも道は増えていく。
 一方で誰も通らなくなった道はやがて消える。
 いつか世界から人がいなくなったとき、道もまたなくなることになる。
 道というのは実際的にも比喩的にも人の痕跡だ。
 
 

春日井市味美の白山神社<続>

神社仏閣(Shrines and temples)
味美白山神社相宮鳥居

 前回の味美白山神社の続きです。

 春日井市味美の白山神社(ブログ記事)

 上の写真は相宮と称する御旅所で、ここも古墳の上に乗っている。
 古墳は御旅所古墳と呼ばれている。



味美白山神社相宮祭神

 祭神はククリヒメ他、イザナギ、イザナミなどで、白山社系としては違和感はない。
 ウマシマデが入っているのは物部神社の関係だろうし、アメノコヤネは春日社系だろう。
 例祭では白山神社本社からこの相宮に渡御が行われる。
 江戸時代中期までは少し離れた春日山古墳まで渡御が行われていたらしい。



味美白山神社相宮参道




味美白山神社相宮本社




味美白山神社どこか

 以下は白山神社の境内の風景だと思うのだけど、記憶に残っていないので断言はできない。



味美白山神社和合の木

 和合の木。
 皇紀2600年を記念して昭和15年(1940年)に奈良の橿原神宮から贈られた樫の木で、もともと二本だったものがくっついてこのような形になった。



味美白山神社和合の樫




味美白山神社御嶽社

 白山神社とは直接関係がないのかもしれないけど、一角に御嶽社がある。
 御嶽信仰が境内の一角に間借りしているのはよくあるパターンだ。
 御嶽山を開いた覚明は春日井市生まれという説があり、尾張国一帯は御嶽信仰が盛んだった。



味美白山神社池の鯉




味美白山神社賽銭


 公式サイト


【アクセス】

名鉄小牧線「味鋺駅」より徒歩約14分

駐車場 あり


  • ホーム
  • 次 ›