月別:2023年07月

記事一覧
  • 佐屋街道の神守宿跡と憶感神社

     少し間が空いてしまったけど、以前、佐屋街道の神守宿(かもりしゅく)跡について書いた。 佐屋街道の神守宿跡と穂歳神社(ブログ記事) 今回はその後編で、憶感神社(地図)を紹介します。 憶感神社と書いて「おっかんじんじゃ」と読ませている。 祭神は於箇美(オカミ)というから龗神(オカミ)のことだろう。一般的には水を司る龍神と考えられている。 憶感は当て字っぽいのだけど、『日本文徳天皇実録』(879年)の仁...

    2023/07/31

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 35度超えは当たり前のサンデー料理

     7月も明日で終わり。来週はもう8月だ。 7月も何気なく過ぎ去って、問題がないといえばないのだけど、物足りないといえば物足りない。 それにしても暑い日が続いている。もはや35度超えが当たり前になってしまって、37度や38度でも驚かなくなった自分がいる。 私が生きている間に40度超えが当たり前の夏が来るのだろうか。そろそろ氷河期に入るという噂は噂でしかなかったのか。 なんとか無事にこの夏も乗り切りたい。 皆さ...

    2023/07/30

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     今週ももうひとつの定点観測をお送りします。 ...

    2023/07/29

    日常写真(Everyday life)

  • イメージに生きる

     イメージを侮ってはいけない。 この世界はイメージによって成立し、イメージによって支配されている。 人も同じだ。 人はイメージで物事を判断し、イメージによって評価される。 それは実体のない実体であり、共同幻想といったものだ。 イメージアップ、イメージチェンジ、イメージ戦略といった言葉や概念はそれを表している。 広告はその典型だ。 イメージを損なえば人々はそれを裏切りと思う。 自分はそんなイメージの...

    2023/07/28

    言葉(words)

  • 走るか止まるか

     止まって考えるか走りながら考えるか。 何も考えずに走るか。 何が正解なのかは分からない。 止まって考えないことが不正解かといえば必ずしもそうではなく、ときには頭を空っぽにして何もしないことも必要だ。 休まず走り続けることが正しいわけではない。 すり切れて糸が切れてしまっては元も子もない。 ほどほどに考えてほどほどに走るのがいいかといえばそうともいえない。 それでは可もなし不可もなしだ。 走るか止...

    2023/07/27

    言葉(words)

  • 人間程度

     人間あまり殊勝にならない方がいい。 なんというか、物わかりがよすぎるのは人間らしくないし、ある種の危うさを抱えることになる。 人が皆、悟りを求める必要はない。 悟りというのは人間を上がった人が次の段階へ進むためにやることで、下手に真似をすると痛い目を見る。 人間でいたいなら人間らしくあればいい。 人間なんてそんな立派なもんじゃないから。...

    2023/07/26

    言葉(words)

  • 幸福と不幸は表と裏

     幸福と不幸は全体としてみると相対的で、常にバランスを保とうとしている。 全員が幸せになることはないし、全員が不幸になることもない。 罪のない幸福はいいのだけど、他人の不幸の上に成り立っている幸福には注意が必要だ。 どこかに歪みが生じるし、いつかツケを払わされるときが来るような気がする。 一番いいのは他人を幸せにすることで自分も幸福になるということだけど、なかなかそう上手くはいかない。 せめて自分...

    2023/07/25

    言葉(words)

  • 置いてきた心

     あの頃に戻りたいわけじゃない。 あのときの時間がずっと続いたらよかったのにと思うだけだ。 今はもう、その願いは永久に叶わない。 心の一部はあのときあの場所に置いたまま。  ...

    2023/07/24

    言葉(words)

  • 体は夏仕様の7月終わりのサンデー料理

     7月も低調なまま後半に入った。今年は全体的に静かに推移していて、このまま最後までいってしまいそうな感じだ。 突然何かが起きる可能性はいつでもあるわけだけど、今のところそういう予感はしない。 たぶん騒々しくなるのは再来年の2025年で、それまでは大きな展開はないのかもしれない。 名古屋も梅雨明けして暑い日が続いている。 だいぶ体が暑さに慣れて夏仕様になった。体感的にしんどいのは6月後半から7月前半で、8月...

    2023/07/23

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     今週はもうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2023/07/22

    日常写真(Everyday life)

  • なんとなくではなく掛け値なしに

     これでもいいんだけどさとか、まあ悪くないんだけどねとか、そういったものはやっぱりよくないんじゃないかと思うようになった。 心の中に何か引っかかりがあると結局は不満が残ってしまう。 これは掛け値なしにいいと思えることが何より大事で、無理をしてでもそこをいった方が後々満足感を得られる場合が多い。 自分の中の絶対なんて幻想だったり思い違いだったりするわけだけど、自分の中の絶対感というのは大切にしてもい...

    2023/07/21

    言葉(words)

  • 佐屋街道の神守宿跡と穂歳神社

     江戸時代、東海道の宮宿(熱田)と伊勢の桑名宿は七里の渡しと呼ばれる海路だった。東海道の海路はここだけだ。 しかし、舟が苦手な人や海が荒れて舟が出せないときのために陸路も必要だということで整備されたのが佐屋街道だった。 開設されたのは1634年で、幕府に公認されたのが1666年だった。 しかし佐屋道自体は古く、日本武尊が歩いたという伝承が残るくらいなので、奈良、飛鳥時代を遡るのではないかと思う。 今日紹介...

    2023/07/20

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 愛知県津島市の津島神社

     愛知県津島市にある津島神社(地図)。 写真は2018年の2月に訪ねたときのものだ。 それ以前にも何度か津島神社は参拝している。初めて行ったのは2007年だったか。もしかするとその前にも行っているかもしれない。 天王川公園の藤はよく撮りに行っていっていたから、そのときに寄ったり、祭礼の尾張津島天王祭を見に行ったときに参拝したりもした。 いつ訪れても立派なもんだという思いと、何か物足りないものを感じる。 な...

    2023/07/19

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 愛知県愛西市の日置八幡宮

     愛知県愛西市日置町にある日置八幡宮(地図)。 訪れたのは2018年2月なのだけど、どういう流れで愛西市の神社に行ったのか覚えていない。写真を見ると、この後津島神社へ行っているから、西方面へ行った日の帰りに寄ったのだろう。 日置町は2009年に”へきちょう”になる前は”ひきちょう”といっていたそうだ。 日置というと、たいていは”ひおき”か”へき”で、”ひき”は珍しい。『和名類聚抄』(938年頃)に海部郡日置郷とあるので...

    2023/07/18

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 愛知県春日井市の五社大明神社

     愛知県春日井市高蔵寺町にある五社大明神社(地図)を訪ねたのは2018年の2月だった。 それ以前にも二、三度行ったことがあってこのときが初めてではなかった。 珍しく状況もよく覚えていて、高座山に水晶を拾いに行ったときに参拝したのだった。 結局、水晶はまったく拾えなかったのだけど、見つけられる人には見えるらしくたくさん拾った様子がネットで見られる。どこにそんなに落ちてるんだろう。 ここは尾張氏にとっても...

    2023/07/17

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • サイド光のサンデー料理

     7月半ばを過ぎてもまだ名古屋は梅雨明けしない。もう雨が降るような感じはないのだけど。 この夏はやはり暑いのか、6月の後半からエアコンをつけっぱなしになっている。このまま9月いっぱいくらいでそれは続きそうだ。 7月の前半は6月に続いてほとんど動きらしい動きがなかった。後半は少し動きたい。 このところ家の中の電化製品が立て続けに不良に陥って少し嫌な感じだ。続くときは続くから連鎖しないように願いたい。 そ...

    2023/07/16

    料理(Cooking)

  • 昼と夜と

     もし地球に夜がなければ私たちは無数の星々に囲まれていることを知らなかったかもしれない。 少なくとも実感することはなかっただろう。 暗闇がなければ光を知ることもない。 光を知る人間は暗闇も知っているということだ。 この世界には夜があり、昼がある。 両方あるからいい。 昼だけの世界で生きたいとは思わない。 夜には夜のよさもある。 暗闇にも価値と意味がある。  ...

    2023/07/15

    言葉(words)

  • 定点観測

     今週は最初の定点観測をお送りします。  ...

    2023/07/14

    日常写真(Everyday life)

  • 犬山城下の御縣神社

     犬山城下の神社というと、延喜式内社とされる針綱神社や、ピンクのハート絵馬が人気の三光稲荷神社がよく知られている。 今回紹介するのはそんなメジャー神社ではなく、犬山城や城下町を訪れたことがある人もほとんど知らないのではないかというマイナー神社だ。 御縣神社(地図)と書いて「みあがた」と読むのだろうか。 縣(あがた)というのは郡(こおり)の制度以前の地方の呼び名で、そこの主を縣主(あがたぬし)と呼ん...

    2023/07/13

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 小牧山城の神社を紹介

     2018年の1月に愛知県小牧市にある小牧山(地図)を訪れた。 どういう流れで行くことになったのかは思い出せないのだけど、小牧山へ行ったことは覚えている。 小牧山といえば、織田信長が小牧山城を築いたことで知られている。1563年、信長29歳のときだ。 美濃攻略のための拠点という意味合いが強くてそれほど本格的な城郭ではなかったとも考えられていたのだけど、近年の発掘調査で大規模な石垣が見つかったことで認識が大き...

    2023/07/12

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 愛知県江南市の川島神社

     愛知県江南市にある川島神社(地図)。 参拝に訪れたのは2017年の11月末で、少し紅葉が始まっていた。思い切り季節外れの写真になっているけどご容赦を。 江南市は一宮市と犬山市の間にあって存在感が薄い(失礼)ところなのだけど、古い寺社がけっこうあって個人的には興味深い土地と感じている。 宮田町にある川島神社は『延喜式』神名帳(927年)の尾張国葉栗郡川嶋神社の論社のひとつで、聖武天皇時代(724-749年)の創建...

    2023/07/11

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 愛知県一宮市浅井町の愛宕神社

     愛知県一宮市浅井町にある愛宕神社(地図)を訪ねたのは2017年11月のことだった。 どこかへ行く道すがら立ち寄ったと思うのだけど、どういう状況だったのかは覚えていない。 何しろ2017年から2018年にかけては集中的に神社を数百社回ったので記憶からこぼれ落ちたところも少なくない。 神社は道路脇に建っているのだけど、もともとこんなロケーションではなかったはずだ。 横を通る愛知県道151号線は一宮市各務原線と呼ばれ...

    2023/07/10

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 肉じゃがが作れても料理上手なんかじゃないサンデー料理

     7月に入ったと思ったらすぐに七夕が来て去って、早くも3分の1が終わろうとしている。 まずい。この調子では7月も何もないまま終わってしまいそうだ。暇しているわけではないのだけど。 午前中はセミの大合唱が聞こえてきてやっと夏を実感している。 とはいえ、まだ梅雨なので雨の日が多い。来週は梅雨明けしそうで、その後はまた更に暑くなるだろう。 いいんだけどさ、夏ってさ、と思う。 暑いのも嫌いじゃないけど積極的に...

    2023/07/09

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     今は日の入りが一番遅い時期で、名古屋の日没は19時11分だ。これからまた少しずつ日没時間が遅くなっていく。 日が長い時期は昼間の定点観測写真が増える。 そんなわけで、今週はもうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2023/07/08

    日常写真(Everyday life)

  • 星に願いを

     星に願いを。 それは間違っていない。 星は故郷であり、願いは誓いだからだ。 私たちは何をするためにこの星に来たのかを思い出さなければならない。 守るべき約束があり、果たさなければならない使命がある。 故郷に残してきた来た人たちのために。 新たな星に生きる未来の人たちのためにも。 三つ星を思う人は同じ星から来た人かもしれないですね。  ...

    2023/07/07

    言葉(words)

  • 愛知県知多郡阿久比町の箭比神社

     半田の矢勝川の彼岸花帰りに寄った神社シリーズ第4回は愛知県知多郡阿久比町にある箭比神社(やひじんじゃ/地図)です。 今回が最終回になるのだけど紹介した順番と寄った順番は逆で、矢勝川帰りに最初に寄ったのがこの箭比神社だった。 例によってほとんど記憶がないのだけど、苔むした石段の風景は覚えていた。写真を見たら蘇った。 それが阿久比町(あぐいちょう)の箭比神社だったのは覚えていない。 説明板の文章がちょ...

    2023/07/06

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 知多三坐のひとつ阿久比神社

     矢勝川彼岸花の帰りシリーズ3回目は、愛知県知多郡阿久比町の阿久比神社(あぐいじんじゃ/地図)です。 この阿久比神社についてもほとんど記憶に残っていない。2017年9月だから6年近く前とはいえ、ここまできれいに忘れてしまえるものだろうかと自分でもおかしく思えるほどだ。この日の私はどうかしていたのかもしれない。矢勝川の彼岸花を撮ったことはよく覚えているのだけど。『延喜式』神名帳(927年)に載る知多郡の神社は...

    2023/07/05

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 愛知県東海市の天尾神社

     東海市大田町にある天尾神社(地図)に行ったのは、昨日紹介した船津神社と同じ2017年の9月のことだ。矢勝川に彼岸花を撮りに行った帰りということは写真を見返して分かったのだけど、やはり天尾神社についてもほとんど記憶がない。道路脇の鳥居から階段を下った低地に社殿があって変わったロケーションだなと思ったのだけは覚えている。というか、写真を見て思い出した。 それにしても昔からこんなところに建っていたのだろう...

    2023/07/04

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 記憶にない東海市の船津神社

     2017年9月に愛知県東海市名和町の船津神社(地図)に行ったらしい。 らしい? 誰が? 私が? びっくりするくらい思い出せないのだけど、写真がこうして残っているから行ったには違いない。 でも、写真を見てもまったく記憶が蘇らない。 いつどんなきっかけで東海市の神社なんて行ったんだろうと思ったら、半田の矢勝川に彼岸花を見に行った帰りのようだ。 そこまで分かっても覚えていないというのは不思議な話だ。 船津...

    2023/07/03

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 残り半分サンデー料理

     あっけなく今年も半分終わり、7月に入った。 でも、まだ半分残っていると考えよう。ものは考えようだ。 今日の名古屋は真夏を思わせる暑さで34度を超えた。 そうこうしてると梅雨も明けて夏がやってくる。 少し前に蝉の鳴き声が聞こえた気がしたけど気のせいだったか。 6月はあまりにも何事もなく過ぎてしまったから、7月はもうちょっとだけ抵抗の跡を見せたい。8月になるときに今月はあんなことがあったなと思い出せるよう...

    2023/07/02

    料理(Cooking)

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佐屋街道の神守宿跡と憶感神社

神社仏閣(Shrines and temples)
憶感神社

 少し間が空いてしまったけど、以前、佐屋街道の神守宿(かもりしゅく)跡について書いた。
 佐屋街道の神守宿跡と穂歳神社(ブログ記事)
 今回はその後編で、憶感神社(地図)を紹介します。

 憶感神社と書いて「おっかんじんじゃ」と読ませている。
 祭神は於箇美(オカミ)というから龗神(オカミ)のことだろう。一般的には水を司る龍神と考えられている。
 憶感は当て字っぽいのだけど、『日本文徳天皇実録』(879年)の仁寿3年(853年)の記事に「憶感神」とあることから、少なくとも平安時代前期にはこの表記になっていたということだ。
『延喜式』神名帳(927年)にも「尾張国海部郡 憶感神社」とある。
 しかしながら、往時の面影はほとんど残っておらず、これが本当に古社かと疑ってしまうようなたたずまいとなっている。
 特に白い拝殿はどうなんだと思う。
 鉄筋コンクリート造を白く縫って瓦屋根を乗せるちぐはぐさが微妙な味わいを醸している。
 もとは北神守村にあったものを佐屋街道が整備された後、慶安元年(1648年)に現在地に移されたというから、すでにそのときに古社としての趣を失ってしまったのかもしれない。

 佐屋街道と神守宿については前回の記事を参照されてください。
 なお、この写真は2018年2月に撮影したものです。



憶感神社境内の風景




憶感神社拝殿内




憶感神社本社

 本社はごく小ぶりで質素だ。
 流造風の赤い屋根がもともとの姿を反映しているのかどうかは分からない。



憶感神社本社反対側




憶感神社境内社前




憶感神社境内社




吉祥寺

 隣接する吉祥寺は憶感神社の別当だったという。



佐屋街道神守宿


【アクセス】

【アクセス】
 名鉄津島線「青島駅」より徒歩約45分

 駐車場 なし

35度超えは当たり前のサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 7月も明日で終わり。来週はもう8月だ。
 7月も何気なく過ぎ去って、問題がないといえばないのだけど、物足りないといえば物足りない。
 それにしても暑い日が続いている。もはや35度超えが当たり前になってしまって、37度や38度でも驚かなくなった自分がいる。
 私が生きている間に40度超えが当たり前の夏が来るのだろうか。そろそろ氷河期に入るという噂は噂でしかなかったのか。
 なんとか無事にこの夏も乗り切りたい。
 皆さんもお気を付けて。



マグロ

「マグロのごまだれ」

 マグロの切り出しをそのまま刺身で食べるのもつまらないのでちょっとだけ調理した。
 ごま油、酒、みりん、しょう油をひと煮立ちさせて、白ごまを加えたごまだれで食べた。
 オクラ好きなので、そこにオクラもあわせた。
 ちょっとした手間で料理っぽくなる。



ホワイトソース

「ジャガイモその他のホワイトソース」

 バター、牛乳、小麦粉を加熱しながら混ぜてホワイトソースを作る。
 コンソメの素と塩、コショウで味付けをする。
 別に下茹でしたジャガイモ、ニンジン、タマネギ、ほうれん草、ブロッコリーを加えてしばらく煮込む。



アスパラその他

「アスパラとシイタケその他炒めのチーズ和え」

 具材は鶏肉、アスパラ、シイタケ、トマト。
 オリーブオイルで炒めて、最後にとろけるチーズを加える。


もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 今週ももうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9

 

イメージに生きる

言葉(words)
夏紫陽花

 イメージを侮ってはいけない。
 この世界はイメージによって成立し、イメージによって支配されている。
 人も同じだ。
 人はイメージで物事を判断し、イメージによって評価される。
 それは実体のない実体であり、共同幻想といったものだ。
 イメージアップ、イメージチェンジ、イメージ戦略といった言葉や概念はそれを表している。
 広告はその典型だ。
 イメージを損なえば人々はそれを裏切りと思う。
 自分はそんなイメージの人間ではないといっても意味はない。
 イメージは勝手に作られるものだからだ。
 人は与えられたイメージに沿って生きるしかない。
 イメージと戦ってもほぼ勝ち目はない。
 
 

走るか止まるか

言葉(words)
止まれ

 止まって考えるか走りながら考えるか。
 何も考えずに走るか。
 何が正解なのかは分からない。
 止まって考えないことが不正解かといえば必ずしもそうではなく、ときには頭を空っぽにして何もしないことも必要だ。
 休まず走り続けることが正しいわけではない。
 すり切れて糸が切れてしまっては元も子もない。
 ほどほどに考えてほどほどに走るのがいいかといえばそうともいえない。
 それでは可もなし不可もなしだ。
 走るか止まるか、考えるか考えないかの判断は経験と感覚で決めるしかない。
 どうすれば正しいかはいつまで経っても分からない気がする。



人間程度

言葉(words)
虫の最期

 人間あまり殊勝にならない方がいい。
 なんというか、物わかりがよすぎるのは人間らしくないし、ある種の危うさを抱えることになる。
 人が皆、悟りを求める必要はない。
 悟りというのは人間を上がった人が次の段階へ進むためにやることで、下手に真似をすると痛い目を見る。
 人間でいたいなら人間らしくあればいい。
 人間なんてそんな立派なもんじゃないから。


幸福と不幸は表と裏

言葉(words)
香流川夏風景

 幸福と不幸は全体としてみると相対的で、常にバランスを保とうとしている。
 全員が幸せになることはないし、全員が不幸になることもない。
 罪のない幸福はいいのだけど、他人の不幸の上に成り立っている幸福には注意が必要だ。
 どこかに歪みが生じるし、いつかツケを払わされるときが来るような気がする。
 一番いいのは他人を幸せにすることで自分も幸福になるということだけど、なかなかそう上手くはいかない。
 せめて自分の幸せの裏で不幸になっているかもしれない人のことに思い至りたい。
 逆に言えば、自分の不幸は誰かの幸せにつながっていると思えば多少は慰めになる。


置いてきた心

言葉(words)
カラスの羽

 あの頃に戻りたいわけじゃない。
 あのときの時間がずっと続いたらよかったのにと思うだけだ。
 今はもう、その願いは永久に叶わない。
 心の一部はあのときあの場所に置いたまま。
 
 

体は夏仕様の7月終わりのサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 7月も低調なまま後半に入った。今年は全体的に静かに推移していて、このまま最後までいってしまいそうな感じだ。
 突然何かが起きる可能性はいつでもあるわけだけど、今のところそういう予感はしない。
 たぶん騒々しくなるのは再来年の2025年で、それまでは大きな展開はないのかもしれない。

 名古屋も梅雨明けして暑い日が続いている。
 だいぶ体が暑さに慣れて夏仕様になった。体感的にしんどいのは6月後半から7月前半で、8月になるとむしろ楽になる。
 いつでもこれが最後の夏になるかもしれないと思う。
 だからこの夏の暑さをしっかり味わっておくことにしよう。



エビ天

「エビの天ぷら」

 エビのフライをするつもりが途中で時間がなくなって天ぷらになった。
 卵水を作っている段階で予定時間をかなり過ぎていたので仕方がなかった。
 タルタルソースはやはりフライじゃないと合わない。



山芋としめじ

「山芋としめじの炒め物」

 山芋はすり下ろしたのが好きなのだけど、料理となると短冊で炒めることが多い。
 しめじとの相性は悪くない。



温野菜

「トマトその他の温野菜」

 生野菜よりも火の通った野菜が好きだ。
 失われる栄養分よりも美味しさを優先したい。


もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 今週はもうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

なんとなくではなく掛け値なしに

言葉(words)
隙間の花

 これでもいいんだけどさとか、まあ悪くないんだけどねとか、そういったものはやっぱりよくないんじゃないかと思うようになった。
 心の中に何か引っかかりがあると結局は不満が残ってしまう。
 これは掛け値なしにいいと思えることが何より大事で、無理をしてでもそこをいった方が後々満足感を得られる場合が多い。
 自分の中の絶対なんて幻想だったり思い違いだったりするわけだけど、自分の中の絶対感というのは大切にしてもいいと思うのだ。
 そういう視点で身の回りのものを再点検してみると、無自覚に身につけているものとか、なんとなくで使っているものがたくさんあることに気づくはずだ。
 そういったものをひとつひとつ排除したり交換していって、これは替えが効かないというものが自分にとって本当に必要なものになる。
 絶対的なものだにけ囲まれて暮らせばきっと幸せになれる。


佐屋街道の神守宿跡と穂歳神社

神社仏閣(Shrines and temples)
神守宿

 江戸時代、東海道の宮宿(熱田)と伊勢の桑名宿は七里の渡しと呼ばれる海路だった。東海道の海路はここだけだ。
 しかし、舟が苦手な人や海が荒れて舟が出せないときのために陸路も必要だということで整備されたのが佐屋街道だった。
 開設されたのは1634年で、幕府に公認されたのが1666年だった。
 しかし佐屋道自体は古く、日本武尊が歩いたという伝承が残るくらいなので、奈良、飛鳥時代を遡るのではないかと思う。

 今日紹介する神守宿(かもりしゅく)は、万場宿と佐屋宿との間が遠すぎるということで1647年に新設された間の宿(あいのしゅく)だ。
 本陣1軒、旅籠12軒と、規模は小さかった。
 神守というのはここが神守村だったことに由来するのだけど、神守の起源が気になるところだ。
 神を守るのか、神に守られるのか。
 もしくは、”かもり”という音が先で神守は当て字なのか。
 村には憶感神社(おっかんじんじゃ)と穂歳神社(ほうとしじんじゃ)があり、憶感神社は『延喜式』神名帳(927年)の論社とされる。
 従二位または正一位という記録があることからもかなり格の高い神社だったことが分かる。

 今回はまず、穂歳神社を紹介します。
 なお、写真は2018年2月に撮影したものです。



神守宿跡案内




神守宿跡風景

 おそらく旅籠だった建物だろう。かつての風情が少し残っている。



穂歳神社入り口




穂歳神社街道

 神社は街道沿いにある。
 江戸時代の旅人たちも大勢立ち寄ったことだろう。



穂歳神社拝殿




穂歳神社拝殿正面

 祭神は大歳神とされるも、詳しい由緒などは不明。
 ただ、この地区全体が尾張氏の関係だと思われるので、もともとの祭神はそっち関連かもしれない。



穂歳神社本社




穂歳神社




穂歳神社常明燈


【アクセス】
 名鉄津島線「青島駅」より徒歩約45分

 駐車場 なし


愛知県津島市の津島神社

神社仏閣(Shrines and temples)
津島神社

 愛知県津島市にある津島神社(地図)。
 写真は2018年の2月に訪ねたときのものだ。
 それ以前にも何度か津島神社は参拝している。初めて行ったのは2007年だったか。もしかするとその前にも行っているかもしれない。
 天王川公園の藤はよく撮りに行っていっていたから、そのときに寄ったり、祭礼の尾張津島天王祭を見に行ったときに参拝したりもした。
 いつ訪れても立派なもんだという思いと、何か物足りないものを感じる。
 なんというか、この神社の本質というか本体がよく分からなくて捉えどころがない。
 大きな秘密を抱えているというよりも、何か大事なものが抜け落ちてしまっている気がする。
 2007年にこのブログで津島神社の記事を書いたけど、あの頃はまだ神社についてもよく知らなかったので内容は乏しい。
 いつかもう一度ちゃんと書きたいと思っていて、そろそろ機が熟した頃だ。
 今年の終盤か来年になるかもしれないけど、名古屋神社ガイドの市外編で津島神社も扱うつもりでいる。



津島神社楼門

 秀吉が寄進したと伝わる楼門で、国の重要文化財に指定されている。



津島神社番塀





津島神社拝殿正面




津島神社拝殿横から


【アクセス】
 名鉄尾西線「津島駅」より徒歩約20分

 駐車場 あり


愛知県愛西市の日置八幡宮

神社仏閣(Shrines and temples)
日置八幡宮

 愛知県愛西市日置町にある日置八幡宮(地図)。
 訪れたのは2018年2月なのだけど、どういう流れで愛西市の神社に行ったのか覚えていない。写真を見ると、この後津島神社へ行っているから、西方面へ行った日の帰りに寄ったのだろう。

 日置町は2009年に”へきちょう”になる前は”ひきちょう”といっていたそうだ。
 日置というと、たいていは”ひおき”か”へき”で、”ひき”は珍しい。
『和名類聚抄』(938年頃)に海部郡日置郷とあるので、郷名としてかなり古いと思われる。
 神社名としては”へきはちまんぐう”となるのだろうけど、もともとは”ひきはちまんぐう”だったということだ。



日置八幡宮入り口




日置八幡宮扁額




日置八幡宮由緒書

 由緒書を読むと、もとは若宮八幡だったことが分かる。
『吾妻鏡』に、1187年(文治3年)10月26日に源頼朝が若宮八幡宮社に寄進したという記事があり、その中に尾張国日置領が含まれている。
 由緒書には1181年に創建したとあるのだけど、頼朝が若宮八幡宮社に寄進した話と連動しているのかどうかがはっきりしない。
 説明には1181年に頼朝が日置荘園を左女牛八幡宮(若宮八幡宮社)に寄進した縁で若宮八幡を勧請したと書いているけど、1181年といえば頼朝は板東平定に忙しかった時期で武蔵国あたりにいたので、尾張国の荘園を京都の神社に寄進するなどということは不可能だ。そもそもそんな権利はない。
『吾妻鏡』にあるように1187年なら分かる。1185年に守護と地頭を置く権利を後白河法皇から得ているので、尾張国にも権力が及んでいたということだろう。

 詳しい歴史はいずれまた。



日置八幡宮境内と社殿

 なんか吹き抜け感が強くて古い時代の空気をとどめていない。
 なんとなくお寺っぽくもある。
 建物が全体的に新しいこともあるだろうけど、この神社は本当に元からこの場所にあったのだろうかとちょっと疑ってしまう。



日置八幡宮賽銭箱




日置八幡宮拝殿内




大聖院

 隣接する大聖院。
 八幡はこの大聖院の敷地に間借りするような格好になっている。


【アクセス】
 名鉄尾西線「日比野駅」より徒歩約7分

 駐車場 不明


愛知県春日井市の五社大明神社

神社仏閣(Shrines and temples)
五社大明神社

 愛知県春日井市高蔵寺町にある五社大明神社(地図)を訪ねたのは2018年の2月だった。
 それ以前にも二、三度行ったことがあってこのときが初めてではなかった。
 珍しく状況もよく覚えていて、高座山に水晶を拾いに行ったときに参拝したのだった。
 結局、水晶はまったく拾えなかったのだけど、見つけられる人には見えるらしくたくさん拾った様子がネットで見られる。どこにそんなに落ちてるんだろう。

 ここは尾張氏にとっても尾張国にとってもかなり重要な場所であり神社なのだけど、書き始めると長くなるので今回はやめておく。
 いずれ名古屋神社ガイドの市外編で書きたいと思っている。
 ここが高座であること、庄内川を挟んで東谷山と対峙していることなどを考えると重要でないはずがない。
 高座山には自衛隊の高蔵寺分屯基地があって大部分は一般人立ち入り禁止になっている。これは遺跡や大事な場所を守るための常套手段で、それだけこの山が重要であることを暗に示している。



五社大明神社番塀




五社大明神社拝殿




五社大明神社由緒書

 数あわせで五柱の神を祀っているけど、”五”という数字に意味があって、そこを知らないとこの神社の本質は見えない。
 


五社大明神社社殿と狛犬




五社大明神社社殿横から




五社大明神社本殿




五社大明神社木造狛犬

 木造の狛犬がいたけど、それほど古いものではなさそう。



五社大明神社廿二夜神

 月待ち信仰の名残だけど、廿二夜はちょっと珍しい。
 群馬や埼玉には多かったらしいけど、この地方ではあまり見かけない。



五社大明神社御嶽社




五社大明神社山神




五社大明神社絵馬




五社大明神社宮城遙拝

 宮城といっても宮城県を拝んでいるわけではない。
 10年以上前になるけど、東京駅の近くを歩いているときに年配の女性に「きゅうじょうはどちらですか?」と訊かれたことがある。
 球場? 神宮球場かな? と思ったけど、よく聞いたら宮城、つまり皇居はどこか知りたかったのだった。
 なるほどと思ったのを覚えている。
 昭和21年までは皇居を宮城と呼んでいたから、これは戦前に建てられたものだ。
 ここから天皇のいるところを拝むというのも意味があることだ。


【アクセス】

 JR中央本線「高蔵寺駅」より徒歩約8分

 駐車場 あり

 

サイド光のサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 7月半ばを過ぎてもまだ名古屋は梅雨明けしない。もう雨が降るような感じはないのだけど。
 この夏はやはり暑いのか、6月の後半からエアコンをつけっぱなしになっている。このまま9月いっぱいくらいでそれは続きそうだ。
 7月の前半は6月に続いてほとんど動きらしい動きがなかった。後半は少し動きたい。
 このところ家の中の電化製品が立て続けに不良に陥って少し嫌な感じだ。続くときは続くから連鎖しないように願いたい。
 その一つ、キッチンのシーリングライトが壊れて電気が付かなくなってしまった。
 今日の写真は天上のシーリングライトなしで熱帯魚水槽のライトで撮ったので普段とは違う感じになっている。
 サイド光でこれはこれでありなのだけど、家庭料理としてはこんなドラマチックなライティングは合わない。



サーモン

「サーモンの刺身」

 サーモンがいつものサーモンでなくなったので、ちょっと久しぶりだ。
 ここ最近は高くなりすぎてなかなか買う気になれなかったのだけど、今回はまあまあだった。
 また以前の水準に戻ることはあるのだろうか。それとも、外国産のなんちゃってサーモンすら高級魚になってしまうのか。



ナス

「ナスの蒸し焼き」

 ここのところナスのシーキチンマヨが続いたので今回はしょう油ベースにしてみた。
 ナスとしょう油とかつお節は相性がいい。



野菜と卵

「野菜と卵とじ」

 ちょっと料理名が分からないのだけど、サンデー料理らしいといえばらしい料理だ。
 アスパラとブロッコリーを下茹でする。
 オリーブオイルでタマネギ、トマト、シーチキンを炒める。
 アスパラとブロッコリーを加え、酒、みりん、コンソメの素、塩、コショウで味付けをする。
 炒り卵を別に作って最後に混ぜ合わせる。
 
 

昼と夜と

言葉(words)
空と雲

 もし地球に夜がなければ私たちは無数の星々に囲まれていることを知らなかったかもしれない。
 少なくとも実感することはなかっただろう。
 暗闇がなければ光を知ることもない。
 光を知る人間は暗闇も知っているということだ。
 この世界には夜があり、昼がある。
 両方あるからいい。
 昼だけの世界で生きたいとは思わない。
 夜には夜のよさもある。
 暗闇にも価値と意味がある。
 
 

定点観測

日常写真(Everyday life)
定点観測

 今週は最初の定点観測をお送りします。



定点観測2




定点観測3




定点観測4




定点観測5




定点観測6




定点観測7




定点観測8




定点観測9




定点観測10

 
 

犬山城下の御縣神社

神社仏閣(Shrines and temples)
御縣神社

 犬山城下の神社というと、延喜式内社とされる針綱神社や、ピンクのハート絵馬が人気の三光稲荷神社がよく知られている。
 今回紹介するのはそんなメジャー神社ではなく、犬山城や城下町を訪れたことがある人もほとんど知らないのではないかというマイナー神社だ。
 御縣神社(地図)と書いて「みあがた」と読むのだろうか。
 縣(あがた)というのは郡(こおり)の制度以前の地方の呼び名で、そこの主を縣主(あがたぬし)と呼んでいた。
 なので、この神社はそういった縣や縣主に関係する古い神社かもしれない。
 針綱神社は尾張氏系の神社だし、三光神社は犬山城主だった成瀬家の氏神とされるので、古くからある集落の中心的な神社だった可能性もある。
 ネット情報によると祭神は国狭槌尊(クニサツチ)というのだけど、それを信じていいかどうか。
 おそらく祭神は途中で変わっている。

 観光地になっている犬山城下町の通りから二本西へ入った通り沿いにある。
 一本西の通りも雰囲気があるので、犬山城を訪れた際にはメイン通りだけでなくこちらの通りもぜひ歩いてみてください。

 なお、写真は2018年1月の終わりに撮影したものです。



御縣神社本社




御縣神社拝殿

 訪れたときは拝殿が新しく建て直されていて、本社も一部修理が入っていた。
 あれから5年半も経っているので今頃はけっこう古びて馴染んでいるだろう。



御縣神社拝殿内

 祭神として歴代の犬山城主の名が書かれていた。
 本社に合祀しているのか、別の社に祀っているのか。



御縣神社横から




御縣神社猫

 社を猫が守っていた。



御縣神社熱田神宮

 同じ敷地内にあったと思うのだけど、別の場所だったかもしれない。記憶がない。
 立て札には熱田神宮とある。


【アクセス】

 名鉄犬山線「犬山駅」より徒歩約20分

 駐車場 なし
 
 

小牧山城の神社を紹介

神社仏閣(Shrines and temples)
小牧山稲荷神社

 2018年の1月に愛知県小牧市にある小牧山(地図)を訪れた。
 どういう流れで行くことになったのかは思い出せないのだけど、小牧山へ行ったことは覚えている。

 小牧山といえば、織田信長が小牧山城を築いたことで知られている。1563年、信長29歳のときだ。
 美濃攻略のための拠点という意味合いが強くてそれほど本格的な城郭ではなかったとも考えられていたのだけど、近年の発掘調査で大規模な石垣が見つかったことで認識が大きく改まることになった。
 おそらく日本初の本格的な石垣作りの城が小牧山城だっただろうと思う。
 佐久間と墨書された巨石も見つかっており、一部石垣が復元されている。

 そんな小牧山にはいくつか神社が建っている。信長とは直接関係なさそうだけど、信長時代にはすでに何らかの社はあったはずだ。
 もともと小牧山に間々観音があったという話もあり、更に遡ると尾張氏のものだったとされる。
 平地に小高い山がぽつんと不自然にあって、山全体が人工物のようにも思える。
 古墳や遺跡は見つかっていないものの、山そのものが遺跡の可能性もある。



小牧山稲荷鳥居




小牧山稲荷神社

 小牧山には吉五郎という親分キツネが棲んでいて付近のキツネを束ねて信長に仕えていたという伝承がある。
 キツネは何らかの象徴とすると、そういう勢力がいたということかもしれない。



小牧山稲荷神社赤鳥居




小牧山吉五郎稲荷

 少し登ったところに吉五郎稲荷神社というもうひとつの稲荷社がある。
 こちらは昭和11年に創建された新しいもののようだ。



小牧山吉五郎稲荷遠景




小牧山吉五郎稲荷近景




小牧山竜神

 のぼりに「小牧山初里姫竜王大神」とあったので竜神も祀っているのだろう。



小牧山八幡

 小牧山には八幡社もあって、これがそうだと思うのだけどちょっと自信がない。



小牧山八幡本社

 たぶんこれが八幡社の本社だと思う。



小牧山八幡

 八幡社の入り口鳥居は道路に面している。



小牧山遠景

 小牧山城は信長の後、しばらく廃城になっていて、徳川家康が小牧長久手の戦いの際に一時的に復活させて再利用した。
 江戸時代に入ると尾張徳川家が一般の立ち入りを禁じたので、結果的に遺構が守られることになった。
 戦国時代以前の遺構も見つかると面白いのだけど。


アクセス

 鉄道駅からは遠いのだけど、小牧山城の向かいが小牧市役所なので、市役所行きのバスが出てるはずだ。
 駐車場も市役所のものを利用すればいいと思う。
 
 

愛知県江南市の川島神社

神社仏閣(Shrines and temples)
川島神社

 愛知県江南市にある川島神社(地図)。
 参拝に訪れたのは2017年の11月末で、少し紅葉が始まっていた。思い切り季節外れの写真になっているけどご容赦を。
 江南市は一宮市と犬山市の間にあって存在感が薄い(失礼)ところなのだけど、古い寺社がけっこうあって個人的には興味深い土地と感じている。
 宮田町にある川島神社は『延喜式』神名帳(927年)の尾張国葉栗郡川嶋神社の論社のひとつで、聖武天皇時代(724-749年)の創建と伝わっている。
 岐阜県各務原市の白鬚神社、上ノ島神明神社、榎神社も論社とされていてそちらは行ったことがないので断言はできないのだけど、江南市の川島神社は充分式内の風格を備えた神社だと思う。
 ただ、長い歴史の中で変遷を重ねて混乱している部分が多々あり、原形をとどめているとは言いがたい。
 鳥居は神明鳥居なのに江戸時代は牛頭天皇と呼ばれていたそうだし、現在の祭神は水神の水波売神(ミツハノメ)とされている。
 たぶんもともとの祭神はそれらどれでもなかったと思う。
 勢力圏としては尾張氏だろうけど、別の勢力が入り込んでいた可能性も充分ある。
 木曽川を挟んで北の各務原とはどういう関係にあったのだろう。

 詳しい歴史はいずれまた。



川島神社紅葉の参道




川島神社太鼓橋




川島神社手水の龍




川島神社拝殿の注連縄




川島神社番塀




川島神社社殿横から




川島神社本社と境内社




川島神社本社裏から




川島神社神楽殿




川島神社鳥居から


 アクセス

 公共交通機関 不明

 駐車場 なし?(駐車スペースあり)
 
 

愛知県一宮市浅井町の愛宕神社

神社仏閣(Shrines and temples)
浅井愛宕神社

 愛知県一宮市浅井町にある愛宕神社(地図)を訪ねたのは2017年11月のことだった。
 どこかへ行く道すがら立ち寄ったと思うのだけど、どういう状況だったのかは覚えていない。
 何しろ2017年から2018年にかけては集中的に神社を数百社回ったので記憶からこぼれ落ちたところも少なくない。



浅井愛宕神社注連縄

 神社は道路脇に建っているのだけど、もともとこんなロケーションではなかったはずだ。
 横を通る愛知県道151号線は一宮市各務原線と呼ばれていて、名前の通り一宮市と岐阜県の各務原市を結ぶ道路だ。たぶん新しい道だろう。
 愛宕神社の周辺には少なくとも4社の神社が集まっていて、愛宕神社あたりが集落の中心だったのではないかと思う。



浅井愛宕神社拝殿

 妙に小高い場所に建っていると思ったら下は古墳だそうだ。愛宕神社古墳と呼ばれている。
 だとしたら、古墳の上に何故愛宕神社だったのだろうと思う。
 名古屋で火伏せの神といえば圧倒的に秋葉権現で、愛宕権現はごく少数でしかないのだけど、一宮市では秋葉よりも愛宕の方が多いようだ。
『愛知懸神社名鑑』によると、創建は鎌倉時代前期というのだけど、本当だろうか。
 それにしても、ここに愛宕神を祀った理由がどんなものだったのかは不明としかいえない。



浅井愛宕神社拝殿近くから




浅井愛宕神社本社




浅井愛宕神社注連縄




浅井愛宕神社拝殿内




浅井愛宕神社古墳の上から




浅井愛宕神社神馬像




浅井愛宕神社境内社


 アクセス

 公共交通機関 不明

 駐車場 たぶんなし(神社前に駐車スペースあり)
 
 

肉じゃがが作れても料理上手なんかじゃないサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 7月に入ったと思ったらすぐに七夕が来て去って、早くも3分の1が終わろうとしている。
 まずい。この調子では7月も何もないまま終わってしまいそうだ。暇しているわけではないのだけど。

 午前中はセミの大合唱が聞こえてきてやっと夏を実感している。
 とはいえ、まだ梅雨なので雨の日が多い。来週は梅雨明けしそうで、その後はまた更に暑くなるだろう。
 いいんだけどさ、夏ってさ、と思う。
 暑いのも嫌いじゃないけど積極的に好きなわけでもない。夏が終わればまた寒い季節に向かっていくから、それよりはましというだけだ。



マグロ

「ビンチョウマグロの切り落とし」

 切り落としでも美味しい店で買う刺身は美味しい。
 これはもうそのまま食べるしかない。下手に調理をしたら美味しさを損なうだけだ。



ナス

「ナスのピリ辛味噌」

 いつものナスの蒸し焼きのピリ辛味噌版。
 味噌とシーチキンは合わない気がしてやめたのだけど、今度やってみよう。



肉じゃが

「鶏肉じゃが」

 肉は鶏肉を使っているけど、これはもう肉じゃがと呼んでいいと思う。
 肉じゃがを作れることが料理上手の証などではない。肉じゃがなんて料理の中で簡単な方だ。料理の実力が分かるのはむしろ卵焼きとか餃子とかハンバーグとかだ。おにぎりだってちゃんと美味しく作るのはけっこう難しい。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 今は日の入りが一番遅い時期で、名古屋の日没は19時11分だ。これからまた少しずつ日没時間が遅くなっていく。
 日が長い時期は昼間の定点観測写真が増える。
 そんなわけで、今週はもうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

星に願いを

言葉(words)
トケイソウ

 星に願いを。
 それは間違っていない。
 星は故郷であり、願いは誓いだからだ。
 私たちは何をするためにこの星に来たのかを思い出さなければならない。
 守るべき約束があり、果たさなければならない使命がある。
 故郷に残してきた来た人たちのために。
 新たな星に生きる未来の人たちのためにも。
 三つ星を思う人は同じ星から来た人かもしれないですね。
 
 

愛知県知多郡阿久比町の箭比神社

神社仏閣(Shrines and temples)
箭比神社

 半田の矢勝川の彼岸花帰りに寄った神社シリーズ第4回は愛知県知多郡阿久比町にある箭比神社(やひじんじゃ/地図)です。
 今回が最終回になるのだけど紹介した順番と寄った順番は逆で、矢勝川帰りに最初に寄ったのがこの箭比神社だった。
 例によってほとんど記憶がないのだけど、苔むした石段の風景は覚えていた。写真を見たら蘇った。
 それが阿久比町(あぐいちょう)の箭比神社だったのは覚えていない。



箭比神社

 説明板の文章がちょっと難ありでよく分からない。
「延喜12年(912年)に箭野八郎正良の勧請により菅原雅規公の御参詣のもとに社号を「箭比神社」と賜わり創建された」とあるのだけど、そもそも箭野八郎正良はどこの神社からどんな神を勧請したのかという肝心の説明がない。
 箭野八郎正良が勧請して祀ったのと菅原雅規が参拝したということの関連もはっきりせず、箭比神社という社号を菅原雅規がつけたのがいつなのかもよく分からない。以前は違う神社名だったということか。
 菅原雅規(すがわらのまさのり)は菅原道真の孫で、その菅原道真は延喜元年(901年)の昌泰の変で息子の菅原高視とともに尾張国へ流罪となっており、雅規は尾張国で生まれた可能性が高い。
 ただ、雅規の生まれは919年なので、神社が勧請されたという912年はまだ生まれていない。
 だとすると、雅規が箭比神社という社号を贈ったのは940年以降ということになるだろうか。10代の少年が社号をどうこうというのは考えにくい。
 雅規は後に文章博士になっており、その頃までには許されて京に戻ったはずだ。それでも、英比殿(あぐいどの)という別名があるところをみると、長らく阿久比に暮らしていたのだろう。

 事情はよく飲み込めないけど、『尾張國内神名帳』に箭比天神とあるのなら平安時代にはすでにあったことになる(『延喜式』神名帳(927年)には載っていない)。
 箭比の箭は矢の旧字体というか異字体なのだけど、どこから来ているのだろう。勧請した箭野八郎正良の名前からなのか、別の意味があるのか。
 矢という字は『古事記』、『日本書紀』にも出てくるから奈良時代にはすでに使われていて、それをあえて箭という字を使ったのにはなにか理由があったのだろう。

 詳しい歴史はいずれまた。
 なお、写真は2017年9月に撮影したものです。



箭比神社赤鳥居

 説明板にもあるように、尾張藩二代藩主の徳川光友が寄進した赤鳥居をくぐると”おこり”にかかるという言い伝えがあるそうだ。
 おこりといっても知っている人は少なそうだけど、漢字で書くと瘧で、間欠的に発熱したり悪寒や震えが来る病気らしい。マラリアの一種ともいう。
 なんで尾張藩の殿様が寄進した鳥居でそんな話になったのかは分からないけど、そのあたりにも何かこの神社が抱える事情がありそうだ。
 念のためくぐらないでおいた。



箭比神社注連縄




箭比神社石段




箭比神社石段接写




箭比神社拝殿




箭比神社拝殿横から




箭比神社本殿

 江戸時代末の慶応元年(1865年)に再建された本殿は春日造で桧皮葺(ひわだぶき)だったとされる。
 現在は銅板葺になっているもののスタイルとしては春日造を保っている。
 春日大社の本殿の形式で、春日神社系でもないのに春日造の社殿というのは珍しい。
 春日造の社殿も愛知県内ではほとんど残っていないのではないかと思う。



箭比神社祠


 アクセス

 名鉄河和線「阿久比駅」より徒歩約30分

 駐車場 不明


知多三坐のひとつ阿久比神社

神社仏閣(Shrines and temples)
阿久比神社

 矢勝川彼岸花の帰りシリーズ3回目は、愛知県知多郡阿久比町の阿久比神社(あぐいじんじゃ/地図)です。
 この阿久比神社についてもほとんど記憶に残っていない。2017年9月だから6年近く前とはいえ、ここまできれいに忘れてしまえるものだろうかと自分でもおかしく思えるほどだ。この日の私はどうかしていたのかもしれない。矢勝川の彼岸花を撮ったことはよく覚えているのだけど。



阿久比神社社号標




阿久比神社説明板

『延喜式』神名帳(927年)に載る知多郡の神社は阿久比神社、入見神社、羽豆神社の三社で、この阿久比神社はそのうちの一社ということになる。
 社伝によると、第23代顕宗天皇の時代に開囓神 (アキクイ)の神を祀ったのが始まりという。
 開囓神 は伊弉諾神(イザナギ)が黄泉国から戻って禊ぎをした際に褌(ふんどし)から成ったと『日本書紀』が伝える神で、この神を祀っている神社は全国的にも珍しい。
 これが本当であれば、阿久比(あぐい)の地名はこの開囓神 の”アキクイ”が詰まったものかもしれない。
『尾張國内神名帳』に英比天神とあることから、英比とも表記したようだ。
 従二位上は神社のランクの中でもかなり上に当たる。
 いずれにしてもイザナギから出た神であり神社ということは尾張氏系と考えていい。
 それが顕宗天皇と関わりがあるということはなかなかに意味が深い。

 詳しい歴史についてはいずれまた。



阿久比神社拝殿前




阿久比神社拝殿




阿久比神社狛犬




阿久比神社本殿




阿久比神社本殿屋根




阿久比神社御霊神社


 アクセス

 名鉄河和線「阿久比駅」より徒歩約5分

 駐車場 不明


愛知県東海市の天尾神社

神社仏閣(Shrines and temples)
天尾神社

 東海市大田町にある天尾神社(地図)に行ったのは、昨日紹介した船津神社と同じ2017年の9月のことだ。矢勝川に彼岸花を撮りに行った帰りということは写真を見返して分かったのだけど、やはり天尾神社についてもほとんど記憶がない。道路脇の鳥居から階段を下った低地に社殿があって変わったロケーションだなと思ったのだけは覚えている。というか、写真を見て思い出した。
 それにしても昔からこんなところに建っていたのだろうか。たいてい神社は高台に建てるものなのだけど。



天尾神社説明書き

 祭神はタカミムスビとカミムスビで、わりと珍しい。
 高皇産美神、神皇産美神という表記もちょっと変わっていて他では見たことがない。
 ”美”ではなく”霊”を使うことが多い。
 祭神はタカミムスビになっているけど、神社名が天の尾だから尾張氏系の神社ではないだろうか。
 もしくは、高天原の尾の部分にあるという意味かもしれない。
『延喜式』神名帳(927年)には載っていないものの、『尾張國内神名帳』に従二位とあるということはかなり格式が高い神社だということが分かる。



天尾神社境内の風景




天尾神社本殿

 社殿は古い部分と新しい部分が混在している感じだ。
 昭和以降に大きく様変わりしたことが推測できる。



天尾神社拝殿




天尾神社裏手

 境内社がある裏手側に古い時代の面影を残している。



天尾神社




天尾神社境内社




天尾神社宝暦

 宝暦七年といえば江戸時代中期の1757年だ。



天尾神社萬歳


 アクセス

 名鉄河和線「高横須賀駅」より徒歩約23分

 駐車場 不明


記憶にない東海市の船津神社

神社仏閣(Shrines and temples)
船津神社

 2017年9月に愛知県東海市名和町の船津神社(地図)に行ったらしい。
 らしい? 誰が? 私が?
 びっくりするくらい思い出せないのだけど、写真がこうして残っているから行ったには違いない。
 でも、写真を見てもまったく記憶が蘇らない。
 いつどんなきっかけで東海市の神社なんて行ったんだろうと思ったら、半田の矢勝川に彼岸花を見に行った帰りのようだ。
 そこまで分かっても覚えていないというのは不思議な話だ。



船津神社拝殿と本殿

 船津神社はけっこう古い神社のようで、日本武尊が伊勢から海でこの地にやってきたという伝承があり、船をつないだ場所が船津と呼ばれ、船を縄でつないだので縄(名和)という地名になったという、もっともらしいような嘘っぽいような話もある。
 今はもう海からは遠い内陸になっているけど、古くは神社があるあたりが海岸だったのではないかと思う。
 少し離れたところに4世紀の名和古墳郡やカブト山古墳などがあることからも、古くからこの地に人が暮らしていたようだ。

 祭神は日本武尊に加えて建甕槌大神(タケミカヅチ)と塩土老翁大神(シオツチノオジ)という、ちょっと変わった顔合わせとなっている。
 なかなか興味深いところだけど、歴史についてはいずれあらためてということで。



船津神社境内と参道




船津神社境内社




船津神社手水舎の亀

 残っている写真の枚数も少なくて、短時間の参拝だったのかもしれない。


【アクセス】

 名鉄常滑線「名和駅」より徒歩約25分

 駐車場 たぶんあり
 
 

残り半分サンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 あっけなく今年も半分終わり、7月に入った。
 でも、まだ半分残っていると考えよう。ものは考えようだ。
 今日の名古屋は真夏を思わせる暑さで34度を超えた。
 そうこうしてると梅雨も明けて夏がやってくる。
 少し前に蝉の鳴き声が聞こえた気がしたけど気のせいだったか。
 6月はあまりにも何事もなく過ぎてしまったから、7月はもうちょっとだけ抵抗の跡を見せたい。8月になるときに今月はあんなことがあったなと思い出せるように。



マグロ

「マグロの大葉グリル焼き」

 アルミホイルで包んで魚焼きグリルで焼くのだけど、最初は開けておいて表面に火が通ったら包むようにすると半生で仕上がることが分かった。今更だけど。



豆腐と鶏肉

「鶏肉と豆腐の炒め煮」

 豆腐と鶏肉の組み合わせはあまりやってないと思う。
 シーチキンと一緒に炒めて、ゆがいたアスパラを加え、酒、みりん、和風だしの素、白だし、塩、コショウで味付けをして少し煮込む。



コンソメスープ

「野菜のコンソメスープ」

 ジャガイモ、ニンジン、タマネギのコンソメスープで、普段は鶏肉を使うところをソーセージにした。
 ソーセージからもダシが出る。


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