月別:2023年05月

記事一覧
  • 哀れな者に憐れみを

     哀れな人間の断末魔の叫びに耳を貸せば、この世界は阿鼻叫喚の地獄絵図の様相を呈してしまう。 だから私たちは普段、その声に耳を塞ぎ、聞こえないふりをして過ごしている。 まともに取り合っていてはこっちもおかしくなってしまう。 気の毒な人や惨めな人間は確かにいる。かわいそうだと憐れむ気持ちがないではない。 そういう人にかける言葉があるとすれば、あまり自分を貶めるようなことを言ったりしたりしない方がいいと...

    2023/05/31

    言葉(words)

  • 情熱の必要

     だが情熱はある、と答えよう。 たとえそれが虚しい空約束だったとしても。 自分を奮い立たせるための嘘であったとしても。 ...

    2023/05/30

    言葉(words)

  • 真実よりも

     若い頃は真実を心底欲していた。 真実だけを追い求めていた時期もある。 でも今はもうそれを求めていない。 教えてあげるといわれても遠慮しておく。 真実よりも現実の方が今の私にとっては重要だ。 真実は確かにある。ここではないどこかに。 自分がそれを知る必要はないことも知っている。  ...

    2023/05/29

    言葉(words)

  • 茶色料理はサンデー料理

     長かった5月がようやく終わろうとしている。 毎年5月は長く感じるのだけど、今年は特にその感が強かった。ゴールデンウィークなんてずいぶん昔に思える。 あまり動きがなかったのも間延びした感じにつながったのかもしれない。 6月も今のところこれとった予定がないのだけどどうだろう。 一時一気に暑くなってこのまま夏になだれ込んでいくかと思ったらまた気温が下がって春の感じに戻った。今がちょうどいい気候だ。寒くも...

    2023/05/28

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     今週ももうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2023/05/27

    日常写真(Everyday life)

  • 天国でも地獄でもなく

     天国と地獄は極端な世界、または状態であり、本質的には対極ではない。 一番遠い関係性であると同時に背中合わせでもある。 二つは程度の差でしかないのかもしれない。 天国も度を超すと地獄になり、地獄もぬるくなると天国とそう違いはない。 天国を求めすぎると突き抜けて地獄に行ってしまうので気をつけた方がいい。 地獄からも天国からも遠い場所に安住の地を求めるのが一番かもしれない。...

    2023/05/26

    言葉(words)

  • 本物と偽物

     どんなに偉い人間も、偉そうにした時点で偉さは消えてしまうんだよね。 本物はそのことを知っているから、決して偉そうなことは言わない。 見ていてこいつ何か偉そうだなと思ったら、まず間違いなくそいつは偽物だ。  ...

    2023/05/25

    言葉(words)

  • 時代の行く末

     流行を追いかける必要はないだろうけど、せっかくこの時代に生まれ合わせたのだから、今の時代の最先端を見ておくのも悪くない。 最新の科学技術を体感するとか、最新の研究を学ぶとか、新発見や新発明を見たり使ったりするとかいったことだ。 時代に逆らうというのは格好いいようで格好悪い。 それは目と耳を塞ぐ行為であり、せっかく得られる知見を自ら拒絶することだからだ。 人には好奇心が必要だ。それをなくせば後は年...

    2023/05/24

    言葉(words)

  • 死の使い道

     死ぬチャンスは一度しかない。 ほとんどの死は何の役にも立たない無駄死にだけど、ごく稀に死が役に立つことがある。 自分の死が意味あるものになるとすれば、幸福とまではいえないまでも幸運ではある。 死は自分の手に握られている。 生の外側にではなく生の内側にあるものだということを忘れてはいけない。 死の無駄遣いをしてはいけない。  ...

    2023/05/23

    言葉(words)

  • 勝手に紹介 ~個人的昭和の名曲 女性ボーカル編

     10年ぶりの再放送となったNHK朝ドラの「あまちゃん」(NHKオンデマンド)をまた観ている。 あれからもう10年も経ったのかという感慨を抱きつつ、10年前と変わらず楽しめている自分がいて嬉しくもある。 やはり「あまちゃん」は希有の名作とでも呼ぶべき作品で、あれを超える朝ドラはもうなかなか出てこないだろう。「あまちゃん」が画期的だったのは、リアルタイム視聴でネットを通じて大勢の人たちとネタや笑いを共有するとい...

    2023/05/22

    音楽(music)

  • いよいよ初夏だサンデー料理

     5月の前半から中旬はわりと気持ちのいい気候だったのが、ここへ来て急に気温が上がった。ここまで暑くなるともう初夏だと認めるしかない。 昨日は名古屋港の花火だったようで、うちからも音だけは聞こえていた。 コロナは実際のところまだ終わっていないけど、見て見ぬフリをするというか、なかったことにしようというのが今の世間の風潮だと思う。誰もがいい加減うんざりしている。マスクもそろそろやめにしたい。 のだけど...

    2023/05/21

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     今週ももうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2023/05/20

    日常写真(Everyday life)

  • 印象というエッセンス

     人生に起きたすべてを記憶しておく必要はない。 最後に残った印象こそが生涯のエッセンスとでもいうべきもので、それさえ手に入れば充分だ。 そのために人は長い時間をかけて精選、抽出作業を行うことになる。  ...

    2023/05/19

    言葉(words)

  • F5を見直す

     唐突だけど、皆さんはファンクションキーを使っているだろうか。 PCのキーボードの上の方にあるF1からF12までのキーボタンだ。 日常的に使っている人は使いこなしているだろうし、使わない人はまったく使っていないのではないかと思う。 私は、F7のカタカナ変換と、F10の半角アルファベット変換だけは使っている。 ページの更新(再読み込み)は頻繁に使うので、マウスのホイールボタンにF5キーを割り当てている。 なんで急...

    2023/05/18

    その他

  • 悪事は損

     死んだら何もかもがチャラになるわけではなく、あの世に持ち越しになる。 死後に暴かれる悪事もあり、バレていない悪事も精算を迫られることになる。 むしろ生きている間に償ってきれいな体で死んだ方がいい。 いずれにしても、悪いことをすることはリスクで、損得でいえばたいてい損をする。一時的に得をしても、やはりマイナスの方が大きい。 特別いいことをしなくても、悪いことをしないでおくことが無難だ。  ...

    2023/05/17

    言葉(words)

  • 朝露の記憶

     甘く切ない時間は、人生の中のほんの短い一瞬でしかない。 春の朝露のように生まれてほどなく消えてしまう。 だからこそ貴重で、失ったが最後、二度と取り戻すことはできない。 そのただ中にいるときは分からない。分かっているつもりでも、本当には気づいていない。 それはずっと後になってからしか分からないことで、そのとき気づけというのは無理な話なのだ。 私たちに残されるのはかすかな記憶だけ。 思い出を抱えて年...

    2023/05/16

    言葉(words)

  • 前ってどっち?

     前へ進むというけど、前ってどっちだよと思う。 今向いている方向を前とするのだろうけど、その方向が正しいかどうかは分からない。 間違った方向にどんどん行ってしまったら、進めば進むほど事態が悪化することにもなりかねない。 正しい方向は誰が決めるのだろう。自分が決めた方向が正しいと思うしかないのだろうか。 世界は正しい方向に進んでいる? 悪い方に進むくらいから止まっていた方がましといえるのか、それとも...

    2023/05/15

    言葉(words)

  • 連休が終わってやれやれなサンデー料理

     5月は連休に出鼻をくじかれて、連休が終わるとようやく通常の5月の始まりだと思う。やれやれ。 ここまでまだ気温が上がらず、季節は初夏までいっていない。ゴールデンウィークは汗をかくイメージがあるのだけど、今年はそうではなかった。 ただ、エルニーニョ現象で夏は暑くなるという予測が出ているから、6月くらいから一気に気温が上がるのかもしれない。 5月の大きな予定がひとつ終わって、そろそろ次に向けて計画を立てて...

    2023/05/14

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     今週ももうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2023/05/13

    日常写真(Everyday life)

  • 嫌われる勇気など持ってはいけない

     一時期、嫌われる勇気みたいなことが盛んに言われてそれがもてはやされたことがあったけど、あれはあくまでも逆説な奇をてらった論理で、決して正論などではないし本当とも思わない。 嫌われることはやはり恥であり、嫌われれば嫌われるほど人としての価値が下がる。 嫌われたくないと思う感覚が正常だ。 何も悪いことはしてなくても嫌われることはあって、それはある程度仕方がないことではあるけど、だからといって積極的に...

    2023/05/12

    空(Sky)

  • いいものを一つだけ

     一番いいものを手に入れてもそれで満足できないのが人の性だ。 別のものが欲しくなり、もっといいものがないかと求めずにはいられない。 逆にいえば、いいものを一つだけ大切にすれば幸せになれるということだ。 満足を求めることは大事。だけど求めすぎると不幸になる。  ...

    2023/05/11

    言葉(words)

  • 思い通りにならない

     すべてが自分の思い通りになるわけがない。 相手のあることなら、譲るべきところは譲り、泣くところは泣き、共存の道を探るしかない。 思い通りにならないことを当たり前と受け入れた方がいい。 そのことに苛立ったり当たったりしても意味がない。 自分の感情と喧嘩しないことが穏やかに過ごすための方法だ。  ...

    2023/05/10

    言葉(words)

  • いい批判

     意味のある批判と意味のない批判の違いは、改善につながる批判かどうかだ。 本当に相手を思いやった上での批判なら手を貸してやればいい。 言うだけ言って何もしないのが一番よくない。お互いにとって実りがないからだ。 口を出すなら手を出せと言いたいし、手を貸さないなら黙っとけ。 批判を受ける側としては、愛情が感じられる批判には耳を傾けるべきだし、そうでなければ外野の野次と思って無視すればいい。  ...

    2023/05/09

    言葉(words)

  • 行動次第

     自分を変えようとしなくても自然に変わっていくものだし、何が正解で何が不正解なのかもよく分からないから、自分を良くしようとする努力はあまり意味がない。 変えるべきは自分自身ではなく行動だ。行動が自分を作り、行動によって他人の評価が決まる。 自分の性格を変えたいと思うなら、日常の行動を変えることだ。 行動が変われば自分も変わる。...

    2023/05/08

    言葉(words)

  • 5月もぼんやり気味のサンデー料理

     5月最初の日曜日はゴールデンウィーク最終日で、雨の一日だった。 涼しいような暑いような、はっきりしない気候が続いている。そのせいで洋服や布団の入れ替えを躊躇している。 まだ初夏とまではいえない。 今年は本当にぼんやりとして捉えどころのない年で、これといって何もできないまま5月を迎えた。 この調子では半年などすぐに過ぎてしまいそうだ。 何かしたいのだけど今は動けない感じもあって、時が過ぎるのを眺めて...

    2023/05/07

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     今週ももうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2023/05/06

    日常写真(Everyday life)

  • 終わりの寂しさ

     楽しみも、喜びも、苦痛や悩み事さえも、終わってしまえば寂しいもの。 悲しみには慣れても、寂しさには慣れることがない。 大人になっても、歳を取っても、少年時代の夏休みの終わりをずっと覚えているように。  ...

    2023/05/05

    言葉(words)

  • 過ぎたるは

     不足から来る問題と、過剰から来る問題がある。 足りていればいいというわけではない。 愛情も、お金も、不足でも過剰でもよくない。 何事もちょうどいい加減、適量というものがある。 多すぎることの不幸はお腹いっぱいのときの大盛りのようなものだ。 いつでも少し足りないくらいが一番なのかもしれない。  ...

    2023/05/04

    言葉(words)

  • 嘘の危うさ

     後々バレてもいい嘘ならいいのだけど、バレるとまずい嘘はバレなくても危険だ。 身に覚えのない借金のようにどんどんかさんでいって、あるとき突然、請求書が回ってきて進退窮まる。 嘘をつくことに無自覚で無邪気な人がいるけど、嘘は身を滅ぼすから、本当に気をつけた方がいい。  ...

    2023/05/03

    言葉(words)

  • 守りたいもの

     人は誰しも守りたいものがある。 他人から見れば何でもないつまらないものを必死に、ときに命がけで守っている。 財産や家族といった形のあるものだけでなく、プライドだったり地位だったり家訓といった目には見えないものだったりもする。 たとえそれらに共感できなくても、馬鹿にしたり否定したりするのは間違っている。 大事なものは人それぞれだ。 自分が大切にしているものに敬意を払ってもらいたければ、自分もまた他...

    2023/05/02

    言葉(words)

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哀れな者に憐れみを

言葉(words)
空き地の初夏花

 哀れな人間の断末魔の叫びに耳を貸せば、この世界は阿鼻叫喚の地獄絵図の様相を呈してしまう。
 だから私たちは普段、その声に耳を塞ぎ、聞こえないふりをして過ごしている。
 まともに取り合っていてはこっちもおかしくなってしまう。
 気の毒な人や惨めな人間は確かにいる。かわいそうだと憐れむ気持ちがないではない。
 そういう人にかける言葉があるとすれば、あまり自分を貶めるようなことを言ったりしたりしない方がいいというくらいだろうか。
 
 

情熱の必要

言葉(words)
カーネーション

 だが情熱はある、と答えよう。
 たとえそれが虚しい空約束だったとしても。
 自分を奮い立たせるための嘘であったとしても。
 

真実よりも

言葉(words)
長久手田園風景

 若い頃は真実を心底欲していた。
 真実だけを追い求めていた時期もある。
 でも今はもうそれを求めていない。
 教えてあげるといわれても遠慮しておく。
 真実よりも現実の方が今の私にとっては重要だ。
 真実は確かにある。ここではないどこかに。
 自分がそれを知る必要はないことも知っている。
 
 

茶色料理はサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 長かった5月がようやく終わろうとしている。
 毎年5月は長く感じるのだけど、今年は特にその感が強かった。ゴールデンウィークなんてずいぶん昔に思える。
 あまり動きがなかったのも間延びした感じにつながったのかもしれない。
 6月も今のところこれとった予定がないのだけどどうだろう。

 一時一気に暑くなってこのまま夏になだれ込んでいくかと思ったらまた気温が下がって春の感じに戻った。今がちょうどいい気候だ。寒くもなく、暑すぎることもない。
 ただ、服はもう入れ替えて、気持ちは夏へと向かっている。
 虫がいろいろ出てきたのも夏らしさを感じさせる。
 うちは7階なんだけどハエとか蚊ってどこから来るんだろう。うちの中で発生しているのか。



マグロ

「マグロのホイル包みグリル焼き」

 グリルの火加減というか焼き時間が意外に難しくて、ちょうどいい感じの半生になかなかならない。
 けっこう焼いたつもりが全然焼けていなかったり、まだ大丈夫だろうと思うと火が入りすぎたりする。
 同時進行で他のことをやっている間に忘れていることが多いのが問題だ。



揚げ焼き

「ジャガイモその他の揚げ焼きカレー風味」

 少ない量のオリーブオイルで揚げ焼きにした。
 具材はジャガイモ、ニンジン、鶏肉。
 揚げる前に塩、コショウ、カレー粉で下味を付けて、カタクリ粉と小麦粉をまぶして揚げる。



豆腐の味噌

「豆腐とシイタケのピリ辛味噌炒め」

 具材は木綿豆腐、シイタケ、エリンギ。
 ごま油で炒め、酒、みりん、和風だしの素、味噌ダレで味付けをしながら炒める。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 今週ももうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

天国でも地獄でもなく

言葉(words)
本光寺

 天国と地獄は極端な世界、または状態であり、本質的には対極ではない。
 一番遠い関係性であると同時に背中合わせでもある。
 二つは程度の差でしかないのかもしれない。
 天国も度を超すと地獄になり、地獄もぬるくなると天国とそう違いはない。
 天国を求めすぎると突き抜けて地獄に行ってしまうので気をつけた方がいい。
 地獄からも天国からも遠い場所に安住の地を求めるのが一番かもしれない。


本物と偽物

言葉(words)
黄色い花と切り株

 どんなに偉い人間も、偉そうにした時点で偉さは消えてしまうんだよね。
 本物はそのことを知っているから、決して偉そうなことは言わない。
 見ていてこいつ何か偉そうだなと思ったら、まず間違いなくそいつは偽物だ。
 
 

時代の行く末

言葉(words)
愛知環状鉄道列車

 流行を追いかける必要はないだろうけど、せっかくこの時代に生まれ合わせたのだから、今の時代の最先端を見ておくのも悪くない。
 最新の科学技術を体感するとか、最新の研究を学ぶとか、新発見や新発明を見たり使ったりするとかいったことだ。
 時代に逆らうというのは格好いいようで格好悪い。
 それは目と耳を塞ぐ行為であり、せっかく得られる知見を自ら拒絶することだからだ。
 人には好奇心が必要だ。それをなくせば後は年を取って枯れるだけになってしまう。
 高齢者もスマホやPCを使いこなすのは当たり前になりつつあるし、今後はAIやVRが加速度的に浸透していくことになる。
 この流れはもう誰にも止められない。
 自分が生きている間に時代がどこまで行くのか見届けようではないか。


死の使い道

言葉(words)
捨てマスク

 死ぬチャンスは一度しかない。
 ほとんどの死は何の役にも立たない無駄死にだけど、ごく稀に死が役に立つことがある。
 自分の死が意味あるものになるとすれば、幸福とまではいえないまでも幸運ではある。
 死は自分の手に握られている。
 生の外側にではなく生の内側にあるものだということを忘れてはいけない。
 死の無駄遣いをしてはいけない。
 
 

勝手に紹介 ~個人的昭和の名曲 女性ボーカル編

音楽(music)
空と雲

 10年ぶりの再放送となったNHK朝ドラの「あまちゃん」(NHKオンデマンド)をまた観ている。
 あれからもう10年も経ったのかという感慨を抱きつつ、10年前と変わらず楽しめている自分がいて嬉しくもある。
 やはり「あまちゃん」は希有の名作とでも呼ぶべき作品で、あれを超える朝ドラはもうなかなか出てこないだろう。
「あまちゃん」が画期的だったのは、リアルタイム視聴でネットを通じて大勢の人たちとネタや笑いを共有するという視聴スタイルを確立したことだ。
 前髪クネ男の衝撃が日本中を駆け巡ったときのことは今でもはっきり覚えている。
 ひとりで観てひとりで笑うのではなく、間接的であっても大勢と笑いを供にするというのは喜びをもたらしてくれるものだ。
 今では当たり前になったそんな視聴スタイルの走りが「あまちゃん」だったように思う。

 その「あまちゃん」を観ていてあらためて思ったのがアイドルというものの存在だ。
 近年は若い世代も昭和アイドルの曲をよく聴いているという。
 10年前と変わった点のひとつに、YouTubeやサブスクなどで古い曲を聴ける環境が整ったというのもある。
 YouTubeで何か昭和歌謡を聴けば関連動画がたくさん出てきて数珠つなぎでいろんな曲に出会うことができる。
 昭和世代にとっては懐かしい感覚でも、平成世代にとっては新鮮な驚きがあるんじゃないだろうか。

 そんなわけで、ここ数日まとめて昭和の曲を聴いてみて、せっかくならそれを紹介しようというのが今日の記事だ。
 いつもやっている「勝手に紹介シリーズ」の姉妹編で、今回は「個人的昭和の名曲 女性ボーカル編」と題してお届けします。
 一般なアンケート結果とはけっこうズレがあるけど、当時聴いていて思い入れのある曲に限定した。
 昭和っていい曲がたくさんあったなとあらためて思った。
 今はもうこんな曲は誰も作れないし誰も歌えない。たとえ作っても売れない。
 昭和には昭和の空気感のようなものがあって、それはあの時代限定のものだ。
 その時代に生まれ合わせたことをわりと幸運に思っている。




 中森明菜 『セカンド・ラブ』

 中森明菜って、こんなかわいらしい感じの歌い方だっけ? と思った。
DESIRE』あたりの歌い方のイメージが強いから、意外に感じられた。
 そして、すごくスローだ。こんなスローだったんだ。
 サビへ向かうところの伴奏に昭和感が色濃い。
 来生たかお節でもある。




 薬師丸ひろ子 『セーラー服と機関銃』

 同じく来生たかお・来生えつこのコンビ曲。
 薬師丸ひろ子は同名の映画の主演でもあり、これはその主題歌でもあった。
 今思えばむちゃくちゃな設定の作品だけど、当時はそれを疑問と思わず楽しんでいた。




 小泉今日子 『木枯しに抱かれて』

 小泉今日子の代表曲といえば『なんてったってアイドル』が挙げられるのだけど、曲としては『木枯しに抱かれて』が好きだった。
 作詞・作曲はTHE ALFEEの高見沢俊彦。
 当時は職業作家だけでなく、シンガーソングライターやアーティストたちが本気で作った曲をアイドルに提供していた。だから名曲が生まれたともいえる。
 後にそれをセルフカバーしてヒットした例も少なくない。




 原田知世 『時をかける少女』

「あまちゃん」つながりでこれ。
 イラッとさせるサムシングを持つ正宗さんのピチピチの若い姿を見ることができる。
 それにしてもMVが突っ込みどころ満載で笑えるし、どう考えてもヘンだ。
 すっかり忘れていたけど、この曲は作詞作曲が松任谷由実だった。




 斉藤由貴 『卒業』

 作詞松本隆、作曲筒美京平のゴールデンコンビが斉藤由貴のデビューシングルとして作った曲。
 それだけ斉藤由貴に対する期待度が高かったのだろうし、それに応えた斉藤由貴の実力は見事だった。
 松本隆・筒美京平コンビの最高傑作といっていいんじゃないか。




 松田聖子 『セイシェルの夕陽』

 松田聖子といえば、『赤いスイートピー』、『青い珊瑚礁』、『白いパラソル』、『夏の扉』など数多くのヒット曲があるのだけど、何故かマイナーなこの曲が記憶に残っている。
 シングル曲でもなく、アルバム『ユートピア』に収録された曲だ。
 ザ・アイドルといえば松田聖子で、松田聖子の前に松田聖子なし、松田聖子の後に松田聖子なしというのは今後も変わらないだろう。




 山口百恵 『秋桜』

 伝説のアイドルといえば山口百恵だ。
 14歳でデビューして人気絶頂の21歳のとき、三浦友和との結婚を機に芸能界を引退。以後、一度も表舞台に出てくることなく現在に至っている。
 私が初めて自分のお小遣いで買ったレコードがこの曲だった。
 作詞作曲は、さだまさし。
 発表が1977年(昭和52年)だから、18歳かそこらでこの曲を歌いこなしていた。
 見た目も歌い方も、大人びているというより貫禄ありすぎ。
 当時のアイドルというのは、一般人とは隔絶した世界の雲の上の存在で、気軽に会いに行けるような人ではなかった。




 キャンディーズ 『微笑みがえし』

 世代的にはピンクレディーの方が近いし曲もよく耳にしていたのだけど、ピンクレディーにはあまり興味がなくて、どちらかといえばそれより上の世代のキャンディーズの方が好きだった。
 ただ、キャンディーズはほどなく解散してしまったので、それほどちゃんと聴いたわけではない。
 その中ではこの曲が印象に残った。




 Sugar 『ウエディング・ベル』

 1981年(昭和56年)のSugarデビューシングル。
 昭和の曲はけっこう無茶な歌詞も多かった。今なら駄目かもしれないようなものもある。
 一発屋と呼ばれるような歌手が昭和にもいたのだけど、一発でも当てられたならたいしたもので、この曲も昭和歌謡の1ページを彩っている。




 あみんもこの一曲で終わってしまった感があるけど、片割れの岡村孝子はソロで長らく活動していた(いる)ので一発屋とはいえない。
 歌詞がちょっと怖い。




 久保田早紀 『異邦人』

 子供の頃にこの曲を聴いていい、好きだと思っていた自分の感覚にちょっと驚く。
 今になって当時の映像を見ると、こんなきれいな人だったんだと知ることがある。
 子供の頃はあまりそういう目線では見ていなかったし、今は自分が年を取って相対的に若く見えるからというのもある。
 逆に、こんなだっけ? と思うこともある。




 小林麻美 『雨音はショパンの調べ』

 小林麻美は幼心にもいい女ってこういうのをいうんだろうなと思ったのを覚えている。
 ベッドの上でタバコを吸うシーンから始まるMVというのも斬新だ。




 REBECCA 『フレンズ』

 80年代に巻き起こった空前のバンドブームの中で、女性ボーカルのバンドというのもひとつのジャンルとしてあって、その中でもREBECCAは走りと呼べるような存在だった。
 最大のヒットとなった『フレンズ』は4枚目のシングル曲で発表は1985年(昭和60年)だった。
 その前年の1984年にプリンセス プリンセス(後にPRINCESS PRINCESSに改名)がデビューしている。
 少し遅れてLINDBERGも後に続いた。




 中村あゆみ 『翼の折れたエンジェル』

 昭和60年(1985年)のヒット曲のひとつ。
 思い返せば80年代半ばというのは、アイドルがいて、バンドがいて、シンガーソングライターがいて、演歌がいてと、様々な音楽が混在した時代だった。
 聴き手の棲み分けができていたともいえるし、いろいろなジャンルのいろいろな曲を同時に聴くこともできた。
 今は画一的になってしまって、昔ほどの広がりがなくなっている感がある。




 テレサ・テン 『時の流れに身をまかせ』

 少し前にドラマか何かでちらっと流れて、あらためてちゃんと聴いたら、こんないい曲だったんだと見直すことになった。
 これは売れるわ、と思った。
 テレサ・テンの歌い方も魅力的。
 この曲が1986年発表というのはちょっと意外で、もう少し前の曲だと思っていた。




 竹内まりや 『駅』

 もともと中森明菜のアルバム曲として提供したものを、作詞作曲をした竹内まりやがセルフカバーしたのがこの曲だ。
 中森明菜版は聴いたことがなくて、今回初めて聴いてみたのだけど、やはり竹内まりや版の方が馴染みがあってよかった。
 火サスこと火曜サスペンス劇場のエンディング曲だと思っていたら違っていて、竹内まりやの曲は『シングル・アゲイン』だった。
 水谷豊が浅見光彦をやっていたときの火サスを思い出した。




 岩崎宏美 『聖母たちのララバイ』

 火サスのエンディングといえばこれでしょうという人も多いんじゃないだろうか。
 岩崎姉妹の妹の岩崎良美の代表曲なら、やはり『タッチ』だ。




 杏里 『オリビアを聴きながら』

 作詞作曲は尾崎亜美。
 発表が1978年と、意外に古かった。80年代の曲と思っていた。




 松任谷由実 『ノーサイド』

 松任谷由実をここに入れるのもどうかと思ったのだけど、昭和の歌謡界の中心に君臨したひとりには違いないので参加してもらうことにした。
 代表曲は数あれど、個人的に深く自分の中に根ざしているのはこの曲なのだ。
青春のリグレット』(曲と踊りが合ってないぞ)も好きなのだけど、今回はこちらを選んだ。
 情景描写によって心情を描写する松任谷由実の真骨頂がここに表れている。




 中島みゆき 『悪女』

 中島みゆきも代表曲は多いし好きな曲は人それぞれだろうけど、私は子供の頃によく聴いていたこの曲が一番記憶に刻まれている。
 こんな曲を好きという子供はちょっと嫌だなと自分でも思うけど。
 中島みゆきを聴いているやつは暗いやつだというのが当時の風潮で、中島みゆき好きを公言するのはなかなか勇気がいることだった。
 でも、さだまさし好きはまあまあ大丈夫だった。ぎりぎりだけど。
 それにしても、よくこんな曲がヒットしたものだと感心する。今発表したら絶対にヒットはしない。
 あいみょんあたりが歌ってもポップな感じになってしまって、この感じは出ない。




 小比類巻かほる 『I'm Here』

 作詞作曲はラッツ&スターの鈴木雅之。
 いや、昭和世代にはシャネルズといった方が通りがいいだろうか。
 車の免許を取りたての大学生のとき、車の中で同名タイトルのアルバムを繰り返し聴いていたので、この曲を聴くとあの頃の感覚がよみがえる。
 それは必ずしも楽しい記憶ではないのだけど、懐かしい思い出ではある。
 そろそろ昭和も終わろうとしていた頃だ。



 これまでの音楽シリーズは音楽カテゴリにまとめてあります。
 さかのぼるときは”次”をクリックしてください。
 
 

いよいよ初夏だサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 5月の前半から中旬はわりと気持ちのいい気候だったのが、ここへ来て急に気温が上がった。ここまで暑くなるともう初夏だと認めるしかない。
 昨日は名古屋港の花火だったようで、うちからも音だけは聞こえていた。
 コロナは実際のところまだ終わっていないけど、見て見ぬフリをするというか、なかったことにしようというのが今の世間の風潮だと思う。誰もがいい加減うんざりしている。マスクもそろそろやめにしたい。
 のだけど、ここへ来てまた花粉症がぶり返している。たぶん初夏に飛ぶ何らかの花粉が症状を引き起こしている。もう少しだけマスクは必要のようだ。

 夏になればあれもしようこれもしたいということがなくなって久しい。田舎に帰省することもなくなり、夏のイベント自体がなくなった。
 夏が楽しかったのは思い出の中だけだ。
 でも、夏は嫌いじゃないから、これからの季節は嬉しさが勝る。



刺身の切り落とし

「刺身の切り落とし」

 いろいろな刺身の切れっ端で見た目はよくないけど味はいいので問題ない。
 あれこれ種類が入っていて安いので、これで充分だ。



トマト

「トマトのチーズ乗せグリル焼き」

 スライスしたトマトに塩、コショウを振り、タマネギを乗せて魚焼きグリルで焼く。
 後半にとろけるチーズを乗せてしばらく加熱する。
 ケチャップ味にしてもよかった。



オムレツ

「ゴロゴロジャガイモのオムレツ」

 ジャガイモをレンジで加熱してざっくり潰す。
 シーチキン、マヨネーズ、卵、小麦粉、コンソメの素、塩、コショウを混ぜ合わせ、オリーブオイルで両面を焼く。
 トマトソースが合うのだけど、他にトマトを使ったのでしょう油味にした。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 今週ももうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観5測




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

印象というエッセンス

言葉(words)
青紫の花

 人生に起きたすべてを記憶しておく必要はない。
 最後に残った印象こそが生涯のエッセンスとでもいうべきもので、それさえ手に入れば充分だ。
 そのために人は長い時間をかけて精選、抽出作業を行うことになる。
 
 

F5を見直す

その他
F5

 唐突だけど、皆さんはファンクションキーを使っているだろうか。
 PCのキーボードの上の方にあるF1からF12までのキーボタンだ。
 日常的に使っている人は使いこなしているだろうし、使わない人はまったく使っていないのではないかと思う。
 私は、F7のカタカナ変換と、F10の半角アルファベット変換だけは使っている。
 ページの更新(再読み込み)は頻繁に使うので、マウスのホイールボタンにF5キーを割り当てている。
 なんで急にこんな話をしたかというと、F5を見直すきっかけになった出来事があったからだ。

 昨日、メルカリweb版の検索がまったくできなくなった。検索ワードを入力してもまったく検索結果が出てこないという症状だった。
 向こうのサーバの問題だろうと様子を見ていたら一日経っても直らないのでおかしいと思ってネットのリアルタイム検索をしたら、同じような症状の人が何人かいて、その中の一人がctrl++F5で直ったとあった。
 ん? ただのF5とctrl+F5の違いは何なんだろうと思って調べたら、ctrl+F5はスーパーリロードと呼ばれる機能らしい。
 スーパーリロード?
 要するに、F5単独だとPC内のキャッシュを利用した更新(再読み込み)で、ctrl+F5はPCキャッシュを利用しない更新になるのだとか。いわんとしていることはなんとなく分かる。
 で、メルカリの検索ページでctrl+F5の更新をしたらあっけなく直った。
 これはweb制作などでも役に立つ方法で、自分のサイトを更新したのに反映されない場合などはスーパーリロードをすると反映されるみたいなことだ。
 なるほど、そんな機能があったんだと、他のページでも意味なくctrl+F5ボタンを押しまくる私であった。

 ブラウザによって違いがあるようで、Google ChromeとMicrosoft Edgeは共通で、ctrl+F5以外にも、shift+F5、ctr+shift+R、ctrl+ブラウザの更新ボタン(再読込)、shift+更新ボタンでもいける。
 FireFoxならctrl+F5、ctr+shift+R、shift+更新ボタン。
 OperaはF5またはctrl+R、更新ボタン。
 Safariはshift+更新ボタン。
 だそうです。

 というわけで、F5をよろしく。
 
 

悪事は損

言葉(words)
落ちぬいぐるみ

 死んだら何もかもがチャラになるわけではなく、あの世に持ち越しになる。
 死後に暴かれる悪事もあり、バレていない悪事も精算を迫られることになる。
 むしろ生きている間に償ってきれいな体で死んだ方がいい。
 いずれにしても、悪いことをすることはリスクで、損得でいえばたいてい損をする。一時的に得をしても、やはりマイナスの方が大きい。
 特別いいことをしなくても、悪いことをしないでおくことが無難だ。
 
 

朝露の記憶

言葉(words)
ツツジ

 甘く切ない時間は、人生の中のほんの短い一瞬でしかない。
 春の朝露のように生まれてほどなく消えてしまう。
 だからこそ貴重で、失ったが最後、二度と取り戻すことはできない。
 そのただ中にいるときは分からない。分かっているつもりでも、本当には気づいていない。
 それはずっと後になってからしか分からないことで、そのとき気づけというのは無理な話なのだ。
 私たちに残されるのはかすかな記憶だけ。
 思い出を抱えて年を取っていくしかない。
 人生は残酷だ。だからこそ美しくもある。
 
 

前ってどっち?

言葉(words)
香流川上流

 前へ進むというけど、前ってどっちだよと思う。
 今向いている方向を前とするのだろうけど、その方向が正しいかどうかは分からない。
 間違った方向にどんどん行ってしまったら、進めば進むほど事態が悪化することにもなりかねない。
 正しい方向は誰が決めるのだろう。自分が決めた方向が正しいと思うしかないのだろうか。
 世界は正しい方向に進んでいる?
 悪い方に進むくらいから止まっていた方がましといえるのか、それとも止まっているよりは進んだ方がいいのか。
 とにかく前へ進もうと、私も思ったりするけど、ときには立ち止まったり、周りを見渡したりすることも必要だろう。
 そして、進んでいる方向が違うと思ったら引き返すことも大事だ。
 
 

連休が終わってやれやれなサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 5月は連休に出鼻をくじかれて、連休が終わるとようやく通常の5月の始まりだと思う。やれやれ。
 ここまでまだ気温が上がらず、季節は初夏までいっていない。ゴールデンウィークは汗をかくイメージがあるのだけど、今年はそうではなかった。
 ただ、エルニーニョ現象で夏は暑くなるという予測が出ているから、6月くらいから一気に気温が上がるのかもしれない。

 5月の大きな予定がひとつ終わって、そろそろ次に向けて計画を立てていかないといけない。ぼんやり過ごしてしまうと、ぼんやり時が過ぎてしまう。
 ずっと気になっているのが、神社巡りの再開ができていないことだ。名古屋市内でまだ回れていない神社が10社くらいある。小さな祠まで入れるともっとだ。
 名古屋神社ガイドの市外編も棚上げになっていて、今年中に始められるといいのだけど。
 名古屋神社ガイドでいうと、神様事典が今年中に終わるかどうか。
 まだ5月とはいえ、残り半分ちょっとだから、前半のペースを考えると後半もあっけなく終わってしまいそうだ。
 こんなんでいいだろうかと、ときどき考えてしまう。



イカそーめん

「イカそーめん」

 イカそーめんとして売っているものを付いているタレでそのまま食べたのでは料理ではない。
 なので、少しアレンジして、卵黄ソースをあわせて、大葉の刻みを乗せた。
 かろうじて料理と呼べるだろうか。



ふきと鶏肉

「ふきと鶏肉の味噌煮」

 ふきはめったに食べないのだけど、別に嫌いというわけではなく、普段思い出さないだけだ。
 とりえず煮るくらいしか調理方法はなさそうで、普通の煮物だと面白くないから、味噌煮にしてみた。これは初めて作ったし、初めて食べた。なかなかいける。



豆腐のピリ辛

「豆腐とマイタケのピリ辛白だし」

 具材は木綿豆腐、マイタケ、長ネギ、シーチキン。
 豆板醤でピリ辛にしつつ、白だしその他で味付けをした。
 白だしがまだまだ残っているので毎週でも消費していかないといけない。
 白だしは茶色料理にならないのが最大の利点だ。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 今週ももうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

嫌われる勇気など持ってはいけない

空(Sky)
香流川5月風景

 一時期、嫌われる勇気みたいなことが盛んに言われてそれがもてはやされたことがあったけど、あれはあくまでも逆説な奇をてらった論理で、決して正論などではないし本当とも思わない。
 嫌われることはやはり恥であり、嫌われれば嫌われるほど人としての価値が下がる。
 嫌われたくないと思う感覚が正常だ。
 何も悪いことはしてなくても嫌われることはあって、それはある程度仕方がないことではあるけど、だからといって積極的に嫌われるようなことをしたり言ったりするのは間違いだ。
 嫌われる勇気云々などというのは負け惜しみで、そこで妥協してしまうとそれまでの人間で終わってしまう。
 更に上を目指すなら自分を嫌う人さえ好きにさせる説得力を持たなければいけない。
 嫌われる勇気など持ってはいけないのだ。
 
 

いいものを一つだけ

言葉(words)
空き家の初夏

 一番いいものを手に入れてもそれで満足できないのが人の性だ。
 別のものが欲しくなり、もっといいものがないかと求めずにはいられない。
 逆にいえば、いいものを一つだけ大切にすれば幸せになれるということだ。
 満足を求めることは大事。だけど求めすぎると不幸になる。
 
 

思い通りにならない

言葉(words)
ヒルザキモモイロツキミソウ

 すべてが自分の思い通りになるわけがない。
 相手のあることなら、譲るべきところは譲り、泣くところは泣き、共存の道を探るしかない。
 思い通りにならないことを当たり前と受け入れた方がいい。
 そのことに苛立ったり当たったりしても意味がない。
 自分の感情と喧嘩しないことが穏やかに過ごすための方法だ。
 
 

いい批判

言葉(words)
黄色い花

 意味のある批判と意味のない批判の違いは、改善につながる批判かどうかだ。
 本当に相手を思いやった上での批判なら手を貸してやればいい。
 言うだけ言って何もしないのが一番よくない。お互いにとって実りがないからだ。
 口を出すなら手を出せと言いたいし、手を貸さないなら黙っとけ。
 批判を受ける側としては、愛情が感じられる批判には耳を傾けるべきだし、そうでなければ外野の野次と思って無視すればいい。
 
 

行動次第

言葉(words)
橋の鳩

 自分を変えようとしなくても自然に変わっていくものだし、何が正解で何が不正解なのかもよく分からないから、自分を良くしようとする努力はあまり意味がない。
 変えるべきは自分自身ではなく行動だ。行動が自分を作り、行動によって他人の評価が決まる。
 自分の性格を変えたいと思うなら、日常の行動を変えることだ。
 行動が変われば自分も変わる。


5月もぼんやり気味のサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 5月最初の日曜日はゴールデンウィーク最終日で、雨の一日だった。
 涼しいような暑いような、はっきりしない気候が続いている。そのせいで洋服や布団の入れ替えを躊躇している。
 まだ初夏とまではいえない。

 今年は本当にぼんやりとして捉えどころのない年で、これといって何もできないまま5月を迎えた。
 この調子では半年などすぐに過ぎてしまいそうだ。
 何かしたいのだけど今は動けない感じもあって、時が過ぎるのを眺めているだけになっている。
 今年はずっとこんなふうなのか、中盤から後半は動きがあるのか、自分でもよく分からない。
 明日何が起きてもおかしくはないのだけど。



サーモン

「いつものサーモン」

 いつも買うスーパーのサーモンは安定して美味しい。
 その近くにある別のスーパーのサーモンは味が落ちる。
 仕入れ先の違いなんだろうけど、その差は何なんだろう。



ナス

「ナスの揚げ焼き」

 ナスに下味を付けてカタクリ粉をまぶし、少ない油で焼き揚げにした。
 他の作業をしていて揚げ時間が長くなりすぎた。
 見た目の難あり。でも美味しかったので、次回はもっと上手くやりたい。



野菜煮

「野菜と鶏肉の白だしスープ」

 その存在をすっかり忘れていた白だしを使い切らないといけないので毎週のように白だし料理をやっている。
 白だしレシピをもっと開拓しなければ。


もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 今週ももうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

終わりの寂しさ

言葉(words)
新緑の桜並木

 楽しみも、喜びも、苦痛や悩み事さえも、終わってしまえば寂しいもの。
 悲しみには慣れても、寂しさには慣れることがない。
 大人になっても、歳を取っても、少年時代の夏休みの終わりをずっと覚えているように。
 
 

過ぎたるは

言葉(words)
浄水場のツツジ

 不足から来る問題と、過剰から来る問題がある。
 足りていればいいというわけではない。
 愛情も、お金も、不足でも過剰でもよくない。
 何事もちょうどいい加減、適量というものがある。
 多すぎることの不幸はお腹いっぱいのときの大盛りのようなものだ。
 いつでも少し足りないくらいが一番なのかもしれない。
 
 

嘘の危うさ

言葉(words)
白いキク科花

 後々バレてもいい嘘ならいいのだけど、バレるとまずい嘘はバレなくても危険だ。
 身に覚えのない借金のようにどんどんかさんでいって、あるとき突然、請求書が回ってきて進退窮まる。
 嘘をつくことに無自覚で無邪気な人がいるけど、嘘は身を滅ぼすから、本当に気をつけた方がいい。
 
 

守りたいもの

言葉(words)
八重椿

 人は誰しも守りたいものがある。
 他人から見れば何でもないつまらないものを必死に、ときに命がけで守っている。
 財産や家族といった形のあるものだけでなく、プライドだったり地位だったり家訓といった目には見えないものだったりもする。
 たとえそれらに共感できなくても、馬鹿にしたり否定したりするのは間違っている。
 大事なものは人それぞれだ。
 自分が大切にしているものに敬意を払ってもらいたければ、自分もまた他人が大事にしているものに敬意を持たなければならない。
 
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