月別:2022年11月

記事一覧
  • 楽しむ責務

     喜びを喜びとし、楽しみを楽しみとしなければ日々が無駄になる。 人生という時間は貴重で、無駄遣いしていいものではない。 苦しくても楽しまなければいけない。 毎日楽しいかと訊かれたら涙目で歯を食いしばってでも楽しいですと答えなければならない。 そこまでして楽しみたくないなどと思ってはいけない。 生きることを喜ぶことは私たちに課された責務のようなものだからだ。  ...

    2022/11/30

    言葉(words)

  • 心に穴

     心に誰かいることで心は満たされる。 心に誰もいないとぽっかり空洞になってしまう。 他の何かでは埋められないし、誰かの場所は他の誰でも満たされない。 少し前までいた人がいつからかいなくなってしまうことがある。 出て行ってしまうのか、こちらが追い出しているのか。 時間に運ばれる中でこぼれ落ちていってしまうものもある。 そうして心にいくつもの穴が開いて、永久に満たされることなく生きていくことになる。 ...

    2022/11/29

    言葉(words)

  • 幸福の基準

     不幸ではない幸福はある。 しかし、幸福でない不幸はない。 多くの人が不幸と幸福の基準を間違えている。 人は基本的に不幸なものだ。だから不幸を普通としなければならない。 不幸でなければそれはすでに幸福ということなのだ。 それ以上はおまけのようなもので、欲張ってはいけない。  ...

    2022/11/28

    言葉(words)

  • 瞬く間の11月だったサンデー料理

     瞬く間に11月最終週の日曜日になった。あらっ? という感じだ。 11月は何をしていたっけ? 思い出せない。 10月になれば加速度を増していくというのはいつものことで、今年も例外ではなかった。この分ではあっという間に12月も終わって2023年になってしまいそうだ。 ちまちま大掃除を始めてそろそろ1ヶ月で、半分終わったかどうかといったところだ。だいぶ終わった気もするしまだまだのような気もする。どっちなんだ。 相...

    2022/11/27

    料理(Cooking)

  • 定点観測にブルーインパルス(白煙のみ)

     愛知県の県政150年を記念して愛知の空をブルーインパルスが飛んだ。 小牧基地から犬山城、モリコロパーク、岡崎城、新城、豊橋吉田城を回って知多半島から北上して名古屋城へというルートだった。 コース予定図を見るとうちの近くを飛ぶんじゃないかと期待したのだけど、行きは思ったよりも北寄りを通って見えず、帰りは思いのほか遠くてほとんど確認できなかった。わずかに白煙が見えただけだった。 まあしかし、白煙だけで...

    2022/11/26

    日常写真(Everyday life)

  • 役割の大小にかかわらず

     果たす役割は小さくても、自分にしかできないことがあるのなら、それが存在理由になる。 役割の大小はそれほど重要ではない。役割が大きいからといって偉いわけでもない。 この世界は役割分担によって成り立ち回っている。 与えられた役割を全うすることが大事だ。 そして、役割を終えたときは次に譲ることも必要だ。  ...

    2022/11/24

    言葉(words)

  • 日々の喜び

     喜び、楽しみ、慰め。 それらで日常を埋めようとすることが生きる姿勢として正しいのかどうかは分からない。 ただ、死んであの世に行ったとき懐かしく恋しいのは、そういったささやかな日常のヒトコマなんじゃないだろうか。 だから私たちは生きている今のうちに日々の喜びに対して自覚的でなければならないと思うのだ。 毎日の食事が美味しいとか、楽しみなテレビがあるとかは、あの世では味わえない喜びだろうから。  ...

    2022/11/23

    言葉(words)

  • 喜んで作戦

     嫌なことを避けるよりも嫌だなと思うことをやった方が自分のためになるし、結果的に幸せにもなれる。 心が拒絶反応を起こすのは、自分の中の弱気や怠け心が自分をけしかけているということだ。 そんなものに心のナビを任せてはいけない。 嫌なことをやりきれば心が鍛えられるし得るものもある。 逆説的で皮肉にも思えるのだけど、実際問題そうだからそうすべきだ。 心に負荷をかけないと、心はどんどん弱くなる。 そういう...

    2022/11/22

    言葉(words)

  • 悲しみを飲み込む

     あえて悲しいことを考えて心を守るという方法もある。 それは楽しいことだけ考えるやり方よりも有効かもしれない。 悲しいことをずっと噛みしめ続けていると味のなくなったガムのようになるから。 悲しみは見えないところにずっとしまっておくよりも飲み込んで消化してしまった方がいい。 悲しみもまた心の栄養になる。  ...

    2022/11/21

    言葉(words)

  • 冬が近づくサンデー料理

     11月も半ばを過ぎて朝の寒さに冬を実感するようになった。寒いのは苦手だ。年々嫌いになる。早く体を寒冷仕様にしなければと思う。 外の野良猫たちはどうやって一張羅で夏と冬を乗り切っているのだろう。 ちまちま大掃除を始めて3週間。順調といえば順調だけど、12月半ばで終わるのは難しいかもしれない。やればやれるほどいろんなことが出てくる。ああ、ここもしないと、あれもやらないと、と。 主婦の仕事に終わりがないと...

    2022/11/20

    料理(Cooking)

  • 人の心に残ること

     若い頃は自己評価が低かったこともあって、誰に対しても自分のことは忘れて欲しいと思っていた。 覚えていてもらうほどの価値はないと。 幾人かの出会いを重ねる中で、心の中に残る人が増えていって、気持ちに変化が生まれた。 人の心に残ることの大切さを知る。 それは自分が忘れられたら寂しいとかではなく、心に残るくらい何かをしてあげる人になりたいということだ。 誰かの心に残ること。それは、自分がこの世に残せる...

    2022/11/19

    言葉(words)

  • 定点観測

     今週はいつもの定点観測をお送りします。  ...

    2022/11/18

    日常写真(Everyday life)

  • 時の旅人

     季節は巡るというけど、時は前へ進むだけで戻ってくることはない。 去年見た紅葉と今年の紅葉は同じように見えて同じではない。 木々たちもまた、人と同じように一方通行の時の中を生きている。 永遠はない。 桜の春も、青空の夏も、紅葉の秋も、雪の冬も、今年が見納めで来年はもう見られないかもしれない。 すべての季節を目に焼き付け、心に刻んでおこう。 季節は巡り、時は進む。 私たちは時の旅人。  ...

    2022/11/17

    言葉(words)

  • 罪人の自覚

     被害者に罪はないというのは本当ではない。 罪人を作った罪というものがある。 人は自分の罪には無自覚だ。 あるいは目を背けて見ないふりをする。 いっそのこと、自分は罪人だという前提でいた方がいい。 誰も罪からは逃れられないのだから。 罰が罪を打ち消してくれるわけでもない。 罪を背負いながら行けるところまで行くしかない。 いつか背負った罪を降ろすことができるときが来るかもしれない。 ...

    2022/11/16

    言葉(words)

  • 丁寧に暮らす

     丁寧に暮らすこと。 一文字ずつ丁寧に書くように。 若い頃は暮らしぶりが走り書きのようになりがちだけど、少し年を取ったら丁寧に生きることを心がけた方がいい。 日常の所作すべてに神経を行き渡らせること。 焦って適当なことをしてしまいそうになったときは自分に言い聞かせる。 丁寧にね、と。 丁寧に暮らすことで心は整う。 なにも特別なことはしなくていい。  ...

    2022/11/15

    言葉(words)

  • ヒト、モノ、コト

     モノよりコトが大事。 でももっと大切なのはヒトだ。 ヒトがいるからモノが生まれ、コトが起きる。 ヒトとモノとコトの調和が取れているのが理想だ。 偏りすぎるのはよくない。 モノ偏重の時代からコトの時代になり、いつかヒトの時代になる。 それはたぶんずっと先のことだけど、ヒトはそこを目指し、戻っていくのだろう。  ...

    2022/11/14

    言葉(words)

  • カメラが壊れたサンデー料理

     11月に入ったと思ったらもう半ばだ。もう半ばかと思っているうちに月末になって、そのまま12月に入っていくことになる。 すっかりもう年末ではないか。こんなはずではなかったのにと思っても手遅れだ。 夏からバタバタして落ちかない日々が続いていたけど、ここ最近やっと落ち着いた。このまま何もなければ心置きなく年末を迎えられる。 ちびちび大掃除は順調に進んでいて、上手くいけば12月半ばくらいには終わるかもしれない...

    2022/11/13

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     今週はもうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2022/11/12

    日常写真(Everyday life)

  • 貧しい時代の生き方

     日本はいつからこんなに貧しい国になってしまったのか。 バブルの頃が豊だったとは思わないけど、あの頃と比べて暮らしも心持ちもずいぶん貧乏くさくなった。隠れ貧困家庭も深刻だ。 それを政治家や企業のせいにすることはたやすいけど、誰かを責めて問題が解決するわけではない。 翻って考えると、経済的に貧しいことは必ずしも不幸なことではない。 歴史を振り返っても、物質的に豊かだったとはいえない縄文時代や江戸時代...

    2022/11/11

    言葉(words)

  • 希望を持たない

     願いは祈りに変わり、祈りは希望へと形を変える。 希望とは可能性が少ない願望を空想することをいう。 だから希望は悲しいのだ。 希望が人を支え、同時に人を駄目にする。 私は希望を持たない。 それが心を守る方法だと知っているからだ。 願い事は自力でなんとかするしかないことも分かっている。  ...

    2022/11/10

    言葉(words)

  • とりあえず撮っておく皆既月食

     昨日の皆既月食はテレビでもさんざんやっていたので見たり撮ったりした人も多いと思う。 私も一応、撮っておいた。 望遠レンズを手放して久しいので、いつものように90mmマクロ(180mm換算)で。 左上の点と線はちょうど通りかかった飛行機の軌跡だ。未確認飛行物体ではない。 月は近くて遠い星だ。今頃月に暮らす人たちがいてもよさそうなのに実現できないのには理由があるのだろう。 技術的には月エレベーターも可能なの...

    2022/11/09

    星(Star)

  • 自己説得

     情熱が行方不明。 自分の気持ちを奮い立たせる方法を見失っている。 他人を説得するよりも自分に言い聞かせる方が難しい。 心よ動けと命じて動くものでもない。 どうやって自分を説得し、納得させるかが最大の課題だ。 理屈でも、情でもなく、使命感などでもない、別の何かが必要なのだろう。  ...

    2022/11/08

    言葉(words)

  • 移ろう

     時は流れ、人の心は移ろっていく。 良い方にも悪い方にも。 踏みとどまろうと頑張っても押し流される。 いつまでも同じところにはいられない。 忘れるという能力が人を前へと運んでいく。 やがて喜びも悲しみも波にさらわれ跡形もない。 残るのは時の記憶だけだ。  ...

    2022/11/07

    言葉(words)

  • 定番が増えたサンデー料理

     11月は気候がいいけど、どこか印象の薄い月だ。何かあるようでこれといったことがない。 何年か前までは11月といえば紅葉の季節だった。今はそういう感覚がなくなってしまった。 例年通り、長期大掃除に入った。ここからできる日は1時間くらいずつちまちまと大掃除を進めていく。 少しずつきれいになっていくのは嬉しいもので、年末の大掃除は嫌いじゃない。 年内に終わればいいし、終わらなければ年明けも続きをやることに...

    2022/11/06

    料理(Cooking)

  • 定点観測

     今週は定点観測をお送りします。  ...

    2022/11/05

    日常写真(Everyday life)

  • 長寿という価値

     毎日同じ事を繰り返しているようでも、内容は微妙に違っている。 おなじみの長寿番組のように。 それは起きることが日々違っているからだ。判で押したようにまったく同じというわけではない。 だから、まだ生きていない明日を生きてみる価値があって、続けることには意味がある。 長寿というのはそのこと自体がすでに価値なのだ。 若い頃はそのことに気づかない。 ある程度長く生きればそれが分かる。  ...

    2022/11/04

    言葉(words)

  • 遊びの人

     おかしなことに思えるかもしれないけど、世の中には何もしていない人間が一定数必要だ。 どの時代のどの社会にもだ。 それは無駄のようでいてそうではない。いわゆる遊びの部分に相当するようなものだ。 それらの人間がいることで世界は上手く調整できている。 全員が無駄なく動く社会は一人でも欠けるととたんに全体が崩れて立ちゆかなくなる。 10人に1人では多いかもしれないけど、100人に1人くらいはいないと困る。 あ...

    2022/11/03

    言葉(words)

  • 敵もまた益

     自分が好きな人間だけが自分にとって有益なわけではない。 うっとうしくて嫌だと思う人間でも自分に何かをもたらしてくれることがある。 好ましい人間だけで固まっていても互いに切磋琢磨できず、ぬるま湯の中で駄目になっていく。 自分の対極にいる人間こそ大事にした方がいい。 仲良くはなれなくても、拒否したり排除してはいけない。 反対意見や批判も、天の声として耳を傾けるべきだ。...

    2022/11/02

    言葉(words)

楽しむ責務

言葉(words)
住宅街の夕日

 喜びを喜びとし、楽しみを楽しみとしなければ日々が無駄になる。
 人生という時間は貴重で、無駄遣いしていいものではない。
 苦しくても楽しまなければいけない。
 毎日楽しいかと訊かれたら涙目で歯を食いしばってでも楽しいですと答えなければならない。
 そこまでして楽しみたくないなどと思ってはいけない。
 生きることを喜ぶことは私たちに課された責務のようなものだからだ。
 
 

心に穴

言葉(words)
牧野池駐車場紅葉

 心に誰かいることで心は満たされる。
 心に誰もいないとぽっかり空洞になってしまう。
 他の何かでは埋められないし、誰かの場所は他の誰でも満たされない。
 少し前までいた人がいつからかいなくなってしまうことがある。
 出て行ってしまうのか、こちらが追い出しているのか。
 時間に運ばれる中でこぼれ落ちていってしまうものもある。
 そうして心にいくつもの穴が開いて、永久に満たされることなく生きていくことになる。
 
 

幸福の基準

言葉(words)
落ち葉

 不幸ではない幸福はある。
 しかし、幸福でない不幸はない。
 多くの人が不幸と幸福の基準を間違えている。
 人は基本的に不幸なものだ。だから不幸を普通としなければならない。
 不幸でなければそれはすでに幸福ということなのだ。
 それ以上はおまけのようなもので、欲張ってはいけない。 
 

瞬く間の11月だったサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 瞬く間に11月最終週の日曜日になった。あらっ? という感じだ。
 11月は何をしていたっけ? 思い出せない。
 10月になれば加速度を増していくというのはいつものことで、今年も例外ではなかった。この分ではあっという間に12月も終わって2023年になってしまいそうだ。

 ちまちま大掃除を始めてそろそろ1ヶ月で、半分終わったかどうかといったところだ。だいぶ終わった気もするしまだまだのような気もする。どっちなんだ。
 相変わらずカメラは買わない(買えない)ままサブカメラのPM2でやり過ごしている。
 E-M5の3台目では面白くないから、PanasonicのLUMIX DMC-GX7あたりを狙っているのだけど中古でほどよい金額のものが出てこない。

 今年も残りひと月ちょっと。無事に完走することを第一の目標としよう。

 今日のサッカー・ワールドカップのコスタリカ戦は相馬が出るから少し観よう。



マグロ

「マグロのホイル包み焼き」

 ホイル包み焼きは簡単手間いらずでいいのだけど、魚焼きグリルは見えないので他のことをやっているとつい忘れがちだ。タイマーをセットしてあっても、そのまま放っておくと火が入りすぎて固くなってしまう。
 これをやるときはつきっきりでちゃんと見ておかないといけない。



大根の天ぷら

「大根の天ぷら」

 大根の天ぷらは珍しい。サンデー料理では初めてか。
 作り方は普通の天ぷらと同じで、下処理として塩をまぶして5分くらい置くといいらしい。
 クセのある辛みや苦みもなくなかなか美味しかった。また機会があったらやってみよう。
 


味噌煮

 寒い季節は味噌煮の回数が増える。味噌だれを使えば失敗しないし安定して美味しい。
 今回は里芋がメインで、里芋と味噌味は相性がいい。


定点観測にブルーインパルス(白煙のみ)

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 愛知県の県政150年を記念して愛知の空をブルーインパルスが飛んだ。
 小牧基地から犬山城、モリコロパーク、岡崎城、新城、豊橋吉田城を回って知多半島から北上して名古屋城へというルートだった。
 コース予定図を見るとうちの近くを飛ぶんじゃないかと期待したのだけど、行きは思ったよりも北寄りを通って見えず、帰りは思いのほか遠くてほとんど確認できなかった。わずかに白煙が見えただけだった。
 まあしかし、白煙だけでも撮れたので定点観測の記念にはなった。こんな機会はもう二度とないだろう。小牧空港で飛行展示をしたとしても家からは見えないし、こんなコースは飛ばない。
 チャンスがあるとすれば50年後の県政200周年のときか。いや、生きてないし。



別定点観測2

 ブルーインパルスが飛ぶことを知ったのは昨日の夕方のニュースで、昨日は予行演習が行われてきれいな青空バックだったから、撮るなら昨日の方が条件がよかった。
 航空ファンなら当然情報は得ていただろうけど一般人はそんなことは知らない。
 右端に写っているのが名古屋城上空で行われた白煙で円を描くというものだ。ギリギリ定点観測の中に一部が写った。
 それにしてもうちから見て名古屋城があんなに北寄りとは思ってなかった。もう少し左側と思っていた。
 右手前の住宅が建つ以前もたぶん見えていなかったと思う。正面のマンションがなかった頃はテレビ塔は見えていた。


 ところで昨日更新をしなかったのはすっかり忘れていたからで、特別な理由があったわけではないです。
 完全に忘れていて、今日の昼頃思い出した。
 ここのところ更新時間が変わってまだ習慣化されていないから、ときどき忘れる。たいていは夜遅くなっても思い出すのに、昨日は一度も思い出さなかった。老化か。
 日曜日のサンデー料理を忘れたらおしまいだ。



役割の大小にかかわらず

言葉(words)
柿の木

 果たす役割は小さくても、自分にしかできないことがあるのなら、それが存在理由になる。
 役割の大小はそれほど重要ではない。役割が大きいからといって偉いわけでもない。
 この世界は役割分担によって成り立ち回っている。
 与えられた役割を全うすることが大事だ。
 そして、役割を終えたときは次に譲ることも必要だ。
 
 

日々の喜び

言葉(words)
キバナコスモス

 喜び、楽しみ、慰め。
 それらで日常を埋めようとすることが生きる姿勢として正しいのかどうかは分からない。
 ただ、死んであの世に行ったとき懐かしく恋しいのは、そういったささやかな日常のヒトコマなんじゃないだろうか。
 だから私たちは生きている今のうちに日々の喜びに対して自覚的でなければならないと思うのだ。
 毎日の食事が美味しいとか、楽しみなテレビがあるとかは、あの世では味わえない喜びだろうから。
 
 

喜んで作戦

言葉(words)
銀杏の黄葉

 嫌なことを避けるよりも嫌だなと思うことをやった方が自分のためになるし、結果的に幸せにもなれる。
 心が拒絶反応を起こすのは、自分の中の弱気や怠け心が自分をけしかけているということだ。
 そんなものに心のナビを任せてはいけない。
 嫌なことをやりきれば心が鍛えられるし得るものもある。
 逆説的で皮肉にも思えるのだけど、実際問題そうだからそうすべきだ。
 心に負荷をかけないと、心はどんどん弱くなる。
 そういう意味では筋肉も心も脳も似たところがある。
 ああ、嫌だなと思ったらチャンスだ。
 そういうときは心の中でこう言うといい(声に出してもいい)。
 喜んで! と。
 
 

悲しみを飲み込む

言葉(words)
桜の落ち葉

 あえて悲しいことを考えて心を守るという方法もある。
 それは楽しいことだけ考えるやり方よりも有効かもしれない。
 悲しいことをずっと噛みしめ続けていると味のなくなったガムのようになるから。
 悲しみは見えないところにずっとしまっておくよりも飲み込んで消化してしまった方がいい。
 悲しみもまた心の栄養になる。
 
 

冬が近づくサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 11月も半ばを過ぎて朝の寒さに冬を実感するようになった。寒いのは苦手だ。年々嫌いになる。早く体を寒冷仕様にしなければと思う。
 外の野良猫たちはどうやって一張羅で夏と冬を乗り切っているのだろう。
 ちまちま大掃除を始めて3週間。順調といえば順調だけど、12月半ばで終わるのは難しいかもしれない。やればやれるほどいろんなことが出てくる。ああ、ここもしないと、あれもやらないと、と。
 主婦の仕事に終わりがないというのはそういうことだ。定年もない。
 そういえば、サッカーのワールドカップは今日からだっけとぼんやり考えていた。私は単なるグランパス・ファンでしかないので、ワールドカップには興味がない。相馬が出たらそのときだけ見よう。
 年末は楽しいけど、年末の楽しみというとこれといったものはない。カメラが壊れたので紅葉撮りにも行く気になれないし、クリスマスシーズンも何もない。
 寂しいといえば寂しいけど、だからといって悲しいほどではない。日々の楽しみはいろいろあって退屈はしていない。



サーモン

「サーモンの卵黄ソース」

 卵黄ソースはイカ刺しに限ると、イカ刺し以外の刺身を卵黄ソースで食べるといつも思う。
 でも、ときどき卵黄ソースそのものが食べたくなるので、イカ刺し以外でもやる。
 イカ刺しと卵黄ソースとブロッコリーの芽の組み合わせが一番好きだ。



豆腐ハンバーグ

「豆腐ハンバーグのまいたけあんかけ」

 豆腐の水切りが足りなかったか、つなぎが不足していたか、やや成形に失敗して崩れがちになった。
 水切りした木綿豆腐、刻んだタマネギ、シーチキン缶、卵白、小麦粉、とろけるチーズ、和風だしの素、コショウを混ぜ合わせ、成形して両面を焼く。
 あんかけは、酒、みりん、昆布だし、マイタケを一煮立ちさせ、水溶きカタクリ粉を混ぜ合わせてとろみをつける。



ナスと鶏肉

「ナスと鶏肉その他炒め」

 具材はナス、鶏肉、トマト、ブロッコリーで、味付けは酒、みりん、白だししょう油、塩、コショウで。
 
 

人の心に残ること

言葉(words)
枯れ草初冬

 若い頃は自己評価が低かったこともあって、誰に対しても自分のことは忘れて欲しいと思っていた。
 覚えていてもらうほどの価値はないと。
 幾人かの出会いを重ねる中で、心の中に残る人が増えていって、気持ちに変化が生まれた。
 人の心に残ることの大切さを知る。
 それは自分が忘れられたら寂しいとかではなく、心に残るくらい何かをしてあげる人になりたいということだ。
 誰かの心に残ること。それは、自分がこの世に残せる財産だし、あの世でもきっと役に立つ。
 
 

定点観測

日常写真(Everyday life)
定点観測

 今週はいつもの定点観測をお送りします。



定点観測2




定点観測3




定点観測4




定点観測5




定点観測6




定点観測7




定点観測8




定点観測9




定点観測10

 
 

時の旅人

言葉(words)
モミジバフウ紅葉

 季節は巡るというけど、時は前へ進むだけで戻ってくることはない。
 去年見た紅葉と今年の紅葉は同じように見えて同じではない。
 木々たちもまた、人と同じように一方通行の時の中を生きている。
 永遠はない。
 桜の春も、青空の夏も、紅葉の秋も、雪の冬も、今年が見納めで来年はもう見られないかもしれない。
 すべての季節を目に焼き付け、心に刻んでおこう。
 季節は巡り、時は進む。
 私たちは時の旅人。
 
 

罪人の自覚

言葉(words)
初冬の綿毛

 被害者に罪はないというのは本当ではない。
 罪人を作った罪というものがある。
 人は自分の罪には無自覚だ。
 あるいは目を背けて見ないふりをする。
 いっそのこと、自分は罪人だという前提でいた方がいい。
 誰も罪からは逃れられないのだから。
 罰が罪を打ち消してくれるわけでもない。
 罪を背負いながら行けるところまで行くしかない。
 いつか背負った罪を降ろすことができるときが来るかもしれない。
 

丁寧に暮らす

言葉(words)
ヤマボウシ(?)の実

 丁寧に暮らすこと。
 一文字ずつ丁寧に書くように。
 若い頃は暮らしぶりが走り書きのようになりがちだけど、少し年を取ったら丁寧に生きることを心がけた方がいい。
 日常の所作すべてに神経を行き渡らせること。
 焦って適当なことをしてしまいそうになったときは自分に言い聞かせる。
 丁寧にね、と。
 丁寧に暮らすことで心は整う。
 なにも特別なことはしなくていい。
 
 

ヒト、モノ、コト

言葉(words)
マンション風景

 モノよりコトが大事。
 でももっと大切なのはヒトだ。
 ヒトがいるからモノが生まれ、コトが起きる。
 ヒトとモノとコトの調和が取れているのが理想だ。
 偏りすぎるのはよくない。
 モノ偏重の時代からコトの時代になり、いつかヒトの時代になる。
 それはたぶんずっと先のことだけど、ヒトはそこを目指し、戻っていくのだろう。
 
 

カメラが壊れたサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 11月に入ったと思ったらもう半ばだ。もう半ばかと思っているうちに月末になって、そのまま12月に入っていくことになる。
 すっかりもう年末ではないか。こんなはずではなかったのにと思っても手遅れだ。
 夏からバタバタして落ちかない日々が続いていたけど、ここ最近やっと落ち着いた。このまま何もなければ心置きなく年末を迎えられる。
 ちびちび大掃除は順調に進んでいて、上手くいけば12月半ばくらいには終わるかもしれない。ここ数年は年越しになっているから、今年は早めに終わらせたい。

 そういえば4日前にカメラが壊れて、今日も予備カメラでの撮影になった。
 E-M5は大のお気に入りなのだけど、これで2台シャッターユニットの故障で駄目になってしまった。
 せめてmark2にするべきかもしれないけど(もちろん中古で)、バリアングル液晶はかえって使い勝手が悪いし、E-M5に不満は何もないから、3台目を買うことになるかもしれない。
 もしくは、気分を変えてLUMIXでも買ってみようかという気になっている。
 ちなみに予備機(今回の撮影)はE-PM2だ。
 悪いカメラじゃないけど、ファインダーがないのと手ぶれ補正が弱いのが弱点でメインには昇格できない。



アジのなめろう

「アジのたたき」

 たたきというべきか、なめろうと呼んでいいのか、なめろうの定義がよく分からないのだけど、食材はアジだ。
 アジの刺身として売っていたものを、そのまま食べるのではつまらないので、たたいてなめろうにしてみた。
 アジのなめろうは初登場か、過去に一度か二度はやっているか、覚えていない。
 いろいろ混ぜたらいいんじゃないかと、長ネギ、大葉、白ごま、えのき、味付けのり、塩を一緒に混ぜ込んだ。
 たまに食べると美味しいけど、そうしょっちゅうは食べたくない。



味噌煮

「里芋その他の味噌煮」

 寒くなると味噌煮が食べたくなる。おでんはあまりすきじゃないけど、味噌煮は好きだ。
 名古屋ではおなじみの味噌ダレで作ると間違いはない。



豆腐とシイタケ

「豆腐とシイタケその他炒め」

 シイタケ、シーチキン、木綿豆腐、下茹でしたブロッコリーをごま油で炒め、酒、みりん、しょう油、和風だしの素、塩、コショウで味付けをする。
 仕上げに水溶き片栗粉を加えてとろみを付ける。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 今週はもうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

貧しい時代の生き方

言葉(words)
空き地の初冬

 日本はいつからこんなに貧しい国になってしまったのか。
 バブルの頃が豊だったとは思わないけど、あの頃と比べて暮らしも心持ちもずいぶん貧乏くさくなった。隠れ貧困家庭も深刻だ。
 それを政治家や企業のせいにすることはたやすいけど、誰かを責めて問題が解決するわけではない。
 翻って考えると、経済的に貧しいことは必ずしも不幸なことではない。
 歴史を振り返っても、物質的に豊かだったとはいえない縄文時代や江戸時代の日本人はけっこう幸せそうだ。あれらの時代に学ぶべき点は多い。
 今こそ心の豊かさを求める時代が訪れているのではないか。
 それを皆で考えていくことがこれからの課題だ。
 日本人よ、悲観することはない。知恵を出そう。
 我々が新しい貧困の生き方の手本を示すのだ。
 
 

希望を持たない

言葉(words)
夕空と飛行機

 願いは祈りに変わり、祈りは希望へと形を変える。
 希望とは可能性が少ない願望を空想することをいう。
 だから希望は悲しいのだ。
 希望が人を支え、同時に人を駄目にする。
 私は希望を持たない。
 それが心を守る方法だと知っているからだ。
 願い事は自力でなんとかするしかないことも分かっている。
 
 

とりあえず撮っておく皆既月食

星(Star)
皆既月食

 昨日の皆既月食はテレビでもさんざんやっていたので見たり撮ったりした人も多いと思う。
 私も一応、撮っておいた。
 望遠レンズを手放して久しいので、いつものように90mmマクロ(180mm換算)で。
 左上の点と線はちょうど通りかかった飛行機の軌跡だ。未確認飛行物体ではない。
 月は近くて遠い星だ。今頃月に暮らす人たちがいてもよさそうなのに実現できないのには理由があるのだろう。
 技術的には月エレベーターも可能なのではないかと思うけどどうだろう。
 月はこうして眺めているだけにしておいた方がいいのかもしれない。
 
 

自己説得

言葉(words)
空と

 情熱が行方不明。
 自分の気持ちを奮い立たせる方法を見失っている。
 他人を説得するよりも自分に言い聞かせる方が難しい。
 心よ動けと命じて動くものでもない。
 どうやって自分を説得し、納得させるかが最大の課題だ。
 理屈でも、情でもなく、使命感などでもない、別の何かが必要なのだろう。
 
 

移ろう

言葉(words)
ガードレール

 時は流れ、人の心は移ろっていく。
 良い方にも悪い方にも。
 踏みとどまろうと頑張っても押し流される。
 いつまでも同じところにはいられない。
 忘れるという能力が人を前へと運んでいく。
 やがて喜びも悲しみも波にさらわれ跡形もない。
 残るのは時の記憶だけだ。
 
 

定番が増えたサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 11月は気候がいいけど、どこか印象の薄い月だ。何かあるようでこれといったことがない。
 何年か前までは11月といえば紅葉の季節だった。今はそういう感覚がなくなってしまった。
 例年通り、長期大掃除に入った。ここからできる日は1時間くらいずつちまちまと大掃除を進めていく。
 少しずつきれいになっていくのは嬉しいもので、年末の大掃除は嫌いじゃない。
 年内に終わればいいし、終わらなければ年明けも続きをやることになる。
 そうこうしてるとすぐに年末になって、今年も早かったなといういつもの感想を抱くのだろう。



イカ刺し

「イカ刺しの卵黄ソース」

 マグロ、サーモン、鯛に続く第4の主食となっているイカ刺しの卵黄ソースは、すっかりサンデー料理の定番となった。
 それはここ1、2年のことだ。
 料理というほどの料理ではないけど、もし誰かを料理でもてなすとしたら、まずは1品目としてこれを出したい。



ナス

「ナスの蒸し焼きとツナマヨ」

 これもおなじみの一品となった。
 蒸し焼きをしてフワトロになったナスにツナマヨはよく合う。



オムレツとトマトソース

「ほうれん草オムレツとトマトソース」

 一般家庭の夕飯の食卓にはあまり並ぶことがないであろう料理だ。
 私自身も家の夕飯でこんなのが出てきたことはなく、店で食べたことも、よそで見たこともない。
 なんだか知らないけど勝手にできあがった料理だ。
 料理の行方は料理に聞いてくれというのがサンデー料理初期の方針だったのを思い出す。


定点観測

日常写真(Everyday life)
定点観測

 今週は定点観測をお送りします。



定点観測2




定点観測3




定点観測4




定点観測5




定点観測6




定点観測7




定点観測8




定点観測9




定点観測10

 
 

長寿という価値

言葉(words)
空き地の秋

 毎日同じ事を繰り返しているようでも、内容は微妙に違っている。
 おなじみの長寿番組のように。
 それは起きることが日々違っているからだ。判で押したようにまったく同じというわけではない。
 だから、まだ生きていない明日を生きてみる価値があって、続けることには意味がある。
 長寿というのはそのこと自体がすでに価値なのだ。
 若い頃はそのことに気づかない。
 ある程度長く生きればそれが分かる。
 
 

遊びの人

言葉(words)
壁の光

 おかしなことに思えるかもしれないけど、世の中には何もしていない人間が一定数必要だ。
 どの時代のどの社会にもだ。
 それは無駄のようでいてそうではない。いわゆる遊びの部分に相当するようなものだ。
 それらの人間がいることで世界は上手く調整できている。
 全員が無駄なく動く社会は一人でも欠けるととたんに全体が崩れて立ちゆかなくなる。
 10人に1人では多いかもしれないけど、100人に1人くらいはいないと困る。
 あいつだけ遊んでいてずるいと思ったときは、あいつはあいつで緩衝材の役割なんだなと温かい目で見てほしい。
 

敵もまた益

言葉(words)
尾張猿田彦神社

 自分が好きな人間だけが自分にとって有益なわけではない。
 うっとうしくて嫌だと思う人間でも自分に何かをもたらしてくれることがある。
 好ましい人間だけで固まっていても互いに切磋琢磨できず、ぬるま湯の中で駄目になっていく。
 自分の対極にいる人間こそ大事にした方がいい。
 仲良くはなれなくても、拒否したり排除してはいけない。
 反対意見や批判も、天の声として耳を傾けるべきだ。