月別:2022年09月

記事一覧
  • 夢の時間

     夢の時間の中にいるときは、それが夢だとは気づかない。 夢から覚めたとき、初めてそれが夢だったことを知る。 夢の記憶は儚く、同じ夢はもう二度と見られない。 薄れていく夢の記憶をそっと心の中にしまっておく。 乱暴に手で触れて壊してしまわないように。 でも、ときどきは取り出して懐かしく眺めてみるのも悪くない。  ...

    2022/09/30

    言葉(words)

  • うつろう魂

     魂はときに強くなったり、ときに弱くなったり。 輝きを増したり鈍くなったりもする。 すべての変化が必ずしも成長を意味しないけど、変化は無駄ではない。 完成というものがあるにしろないにしろ、うつろい続けるのが魂の本質で、その形は定まらない。 それでも始まりがあるなら終わりもあるのだろう。 最後の形が自分の納得いくものであればいいのだけど。  ...

    2022/09/29

    言葉(words)

  • 基本中の基本

     自分がやられて嫌なことは他人にもしてはいけないというのは人として基本中の基本だ。 親や教師にそう教えられた人は多いと思う。 けど、人はそんな当たり前のことも忘れてしまう。 相手の立場に立って考えるというのは案外難しい。どうしても自分本位になりがちだ。 やられて嫌なことに個人差があるけど、少なくとも自分が不快や苦痛に感じることを他人に与えてはいけない。 常にそこに立ち返らなければならないと、自戒の...

    2022/09/28

    言葉(words)

  • ミスター

     力のない人間はたいていこんな言葉を口にする。 自分は最善を尽くした。 それが自らの無能を告白することにも気づかず。 そして、あれもやったしこれもやったと、少ない実績を自慢たらしく言う。 典型的なパターンだ。 そういう人たちをちょくちょく見かけるけど、私は心の中でこう呼んでいる。 ミスター実力不足。 本人の前で失笑が漏れないように気をつけないといけない。  ...

    2022/09/27

    言葉(words)

  • 闇と光

     光が強いほど闇は深くなり、闇が濃いほど光は眩くなる。 光の中にいるときは光が見えず、闇の中で闇が見えない。 闇は光に憧れ、光は闇をうらやむ。 光と闇が混ざり合うことはなくても、その狭間にいることはできるかもしれない。 片足ずつ、あるいは顔の半分ずつ。 この世には確かに闇もあるし光もある。 両方を知ることが大切で、少なくとも他方に思い至らなければならない。  ...

    2022/09/26

    言葉(words)

  • 彼岸も過ぎてサンデー料理

     9月のサンデー料理も今日が最終週となった。来週末はもう10月だ。 この前の台風が行ってから急に涼しくなった。やっとだ。 暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、半田市の矢勝川の彼岸花(web)も今が見頃のようだ。 私が最後に行ったのはもう5年前になるだろうか。次はまたいつ行けるか分からないけど、あの風景ははっきりと覚えている。何度も行ってそのときどきの思い出がある。 この夏はいくつかの大きな入れ替わり...

    2022/09/25

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     今週ももうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2022/09/24

    日常写真(Everyday life)

  • 世界の法則

     勧善懲悪はあるようでなく、ないようである。 天罰もあるようなないようなだ。 ただ、世界の法則といったものは厳然としてある。それは断言してもいい。 たとえば因果応報といったようなものだ。 法則の内側にいる我々は法則から逃れることはない。 理解できてもできなくても。 罪と罰も法則に則っているということだ。 天意があってもなくても関係ない。 我々はすべからく世界の法則に絡め取られている。 死ねば解放さ...

    2022/09/23

    言葉(words)

  • 金で買えないもののひとつ

     軽蔑は金では買い戻せないし、尊敬もまた金をいくら積んでも得られない。 金の力以外で手に入れる方法を考えなければいけない。 結局のところそれは日頃の言動の積み重ねでしかないということに気づけるかどうか。  ...

    2022/09/22

    言葉(words)

  • 後は惰性で転がるだけ

     人間ある時点までまでいくと後は惰性で生きることになるから、若い内になるべく勢いをつけて転がっておいた方がいい。 勢いが緩いと途中で止まりかねない。 人生には慣性の法則は通用しない。必ず失速する。 後半生は下り坂になるといっても、だからといって勢いが増すわけではない。 ゆっくりいかないと見えない景色もあるから、それを楽しみながらのんびりいこうと思った方がいいのかもしれない。  ...

    2022/09/21

    言葉(words)

  • 考えるべきか考えないべきか

     何も考えなくて済むならそれに越したことはない。無理矢理何かを考えなければいけないわけでもない。 考えることがあることは、それはそれで悪いことではない。やることがないよりあった方がましで、何かをするには何かを考えないといけない。 心配事もそれが解決すれば喜びに変わるから、幸せの種と思えばいい。 私はいつも、考えるべきか考えないでおくべきかと考えている気がする。 考えることと考えないことの狭間で揺れ...

    2022/09/20

    言葉(words)

  • 預かっていたちび猫は里親さんのところへ

     一時預かりしていたちび猫の里親さんが決まって土曜日に引き取ってもらった。 いい家族にもらわれていったので安心だ。 幸せな猫生を送って長生きしてくれることを願っている。 結局3週間、うちにいたのだけど、ちび猫の成長は早くて毎日できることが増えていくような感じだった。 登れなかったところに登れるようになったり、行けなかった場所まで行けるようになったり、全力疾走できるようになったり。 以前紹介した写真...

    2022/09/19

    猫(Cat)

  • 涼しくならない9月半ばのサンデー料理

     9月の半ばを過ぎたのにいっこうに涼しくなる気配がない。雨も多いし蒸し暑い。 大きな台風が九州に上陸したようだけど、あまり被害が出ないといい。名古屋にも少し近づくかもしれない。 台風が行けばちょっとは秋らしくなってくるだろうか。そうなるとまた寒さを思い出してきて、それはそれで嫌だ。 今年は一年を通じて低調な年で、このまま年末までいってしまいそうだ。そういう年もあるしそうじゃない年もある。抗っても無...

    2022/09/18

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測 ~跡地はローソンに

     今日はもうひとつの定点観測をお送りします。 パチンコ店の跡地に背の低い平屋の大き目な建物が建ち始めて、なんとなくコンビニっぽいなと思ったら、ローソンだった。 なるほど、場所は悪くない。敷地は広いから駐車場も充分確保できる。 ただ、個人的にはローソンはまったく利用しないので、できればファミリーマートかせめてセブンイレブンがよかった。 これを機にローソン派に鞍替えするのもありか。  ...

    2022/09/17

    日常写真(Everyday life)

  • 自分のやりたいことに

     自分がやりたいことに熱中している人間は忙しくて他人にかまっている暇がない。 他人のことをとやかく言う人間はよほどの暇人だ。 気の毒でもある。 他人にあまりにも関心がないのもどうかと思うけど、自分のやりたいことに興味を持った方がいい。 暇を持て余すほど人生は長くないのだから。  ...

    2022/09/16

    言葉(words)

  • 不安負け

     人は不安に負ける。 その不安に形があろうとなかろうと。 不安に敗北するのが先か、寿命が尽きるのが先か。 不安に勝てるなどと思ったらそれは思い上がりというものだ。 不安との負け戦をどう戦うかを考えなければいけない。  ...

    2022/09/15

    言葉(words)

  • ゆく夏

     ゆく夏を惜しんでも夏がとどまることはなく、春に戻るわけもない。 夏は行く。惜しもうと惜しむまいと。 ずっと夏に居座られても困る。 秋が来て、秋が去り、冬が来て、冬が去る。 次の春も見られるかどうか。 人生の季節は繰り返さない。冬が終われば命が尽きる。 あの世は春なのか冬の続きなのか。 もう一度生まれ変われば新しい春に迎えられる。 そのためには冬を越えなければならない。  ...

    2022/09/14

    言葉(words)

  • 自問無答

     かといって何ができる? という自問無答  ...

    2022/09/13

    言葉(words)

  • 今日も月はそこにあるか

     おととい9月10日は中秋の名月だった(旧暦8月15日)。 全国的に晴れていたところが多かったようだから見た人も少なくないだろう。 名古屋も出始めの時間帯は雲は多かったものの、その後は雲も晴れてよく見えた。 月は地球の誕生からずっとあの場所にあると思っている人がいるかもしれなけどそうではない。 私たちが生きている今も、年間3.8センチずつ離れていっている。 シミュレーションによると、地球が誕生したとされる4...

    2022/09/12

    星(Star)

  • 9月はまだ夏サンデー料理

     9月は8月の続きというか延長で、秋の予感はするけど季節としては夏に属している。まだ暑い日が続いている。 今は淡々とした感じが心地よくもあり不安をもたらせもする。何もないことは良いことでもあり悪いこともである。 凪は前にも後ろにも進めない。 コロナの感染者数は減少傾向にあるけど、それより人々のコロナに関する関心が薄れているのを感じる。マスクは習慣からはずさないけど以前のように恐れることはなくなったし...

    2022/09/11

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測 ~日暮れが早くなった

     今日はもうひとつの定点観測をお送りします。 定点観測は定点ではあるのだけど定時ではないのでいつ撮るかは決めていない。ただ、いい夕空をいつも待っていて、その時間帯がだんだん早くなったり遅くなったりで季節の移ろいを感じる。 8月以降、日暮れが加速度的に早くなっていって、撮ろうと思ったときはすでに暗くなっていたということが何回かあった。 季節は確実に秋めいてきている。そういえば今日は中秋の名月だ。名古...

    2022/09/10

    日常写真(Everyday life)

  • こっちも人間、向こうも人間

     クソ忙しいときにくだらないセールスの電話などがかかってくると、そんなことはどうでもいいんじゃボケとか思いながら電話を切るけど(もちろんそんなことは口には出さない)、あとから冷静になってよくよく考えてみると、一日中電話をかけてむげに扱われているセールスマンにも人生があって、その仕事に生活がかかっているわけで、あんまり邪険にするものでもないなと思い直す。 セールスマンはセールスをしている人間であって...

    2022/09/09

    言葉(words)

  • 感想にならない『ドライブ・マイ・カー』の感想

     映画『ドライブ・マイ・カー』(公式サイト)を観て(WOWOWで)、原作小説の『ドライブ・マイ・カー』(短編集『女のいない男たち』の中の一編)を読んだ(図書館で借りて)。 村上春樹は20代の頃から好きで(文章の影響も強く受けている)、ほとんどの作品は読んでいるつもりだったのに、この短編集は未読だった。 映画も小説もどちらも感想にならない作品だなという感想で、その心情を上手く説明できない。 村上春樹のどこ...

    2022/09/08

    本(Books)

  • で?

     で? の後に答えられる確固としたものが自分の中にあるのか? と問われている。 あなたも、私も。  ...

    2022/09/07

    言葉(words)

  • 故郷の星

     魂の故郷が同じ星の人とは年齢、性別、国や人種や立場を越えて分かり合える気がする。 本当にそんなことがあるかどうかは分からない。でもそんなふうに感じることがある。 逆に違う星の人とはどうやっても理解し合えない。 それでも私たちは今、こうして地球号というひとつの船に乗り合わせた仲間だ。 意見は違ってもなんとか上手くやっていくしかない。 この船がどこへ向かっているのか知っている人がいるのかいないのか。...

    2022/09/06

    言葉(words)

  • 一日ひとつで一年365個

     ”一日ひとつ”というささやかな目標というか、自分との約束事がある。 あれもこれもやらなくてもいいけど、一日にひとつだけは”何か”をしようというものだ。 それは特別なことでなくてもいい。ずっと気になっている片付けをするとか、行かないといけないのになかなか行けないところへ行くとか、普段やらない家事をするとか、そんな程度のものだ。 気が向いたときは3つも4つもやるけどそれ以外は何もしないというのはよくないと...

    2022/09/05

    言葉(words)

  • 夏の終わりのサンデー料理

     8月はぼんやり過ぎていったので9月に入った実感がまだない。 9月はなんとなく中途半端な月で捉えどころがない。夏の続きのような、秋の始まりのような。 今年の夏は猛烈な暑さがなくてわりと過ごしやすい印象だった。これくらいならそんなにつらくない。それよりこれからまた寒くなっていくかと思うとその方が嫌だ。 それにしても雨が多くてうんざりする。今週もそうだったし来週もそうみたいだ。自分自身の日照時間も少なく...

    2022/09/04

    料理(Cooking)

  • 第3の定点観測

     もうひとつの定点観測の位置から別方向を向いた空がときどき印象的で撮っている。 在庫写真を見ていたらけっこうたまっていたので、まとめて出すことにした。 不定点観測でもよかったのだけど、この方向を第3の定点観測ポイントに決めてしまうことにした。そうすればもっと意識的に撮るようになる。 ただ、こちらは何でもない空を撮っても面白くないので、かなり間を置いた不定期になる。  ...

    2022/09/03

    日常写真(Everyday life)

  • 一時預かりのちび猫

     知り合いが保護した子猫を里親が見つかるまで一時預かりしている。 母猫ともう1匹の兄弟猫とはぐれてしまったとのことで、そういうことになった。 ここがまず第一の運命の分かれ道だ。そのまま野良として生きた方が幸せなのか、人間と一緒に暮らした方がいいのか。 第二の分かれ道は、どういう家に引き取られていくかだ。 生後1ヶ月ほどのオスだけど、野良とは思えないほど人慣れしていて警戒心が弱い。それはある意味では危...

    2022/09/02

    猫(Cat)

  • 悲しいだけじゃない

     人の営みは悲しいものだけど悲しいだけではない。 もちろん虚しいだけでもない。 おなかが空くから食べ物が美味しく感じられるように、悲しみの対極に喜びがある。 その逆ではない。 苦労がなければ乗り越えたときの充実感も得られないし、不幸がなければ幸福の概念さえ持てないかもしれない。 そう考えると悲しみは必ずしも悪いことばかりじゃない。 涙の後の笑顔を私たちはきっと求めている。 それがこの世界で生きると...

    2022/09/01

    言葉(words)

夢の時間

言葉(words)
自転車置き場にて

 夢の時間の中にいるときは、それが夢だとは気づかない。
 夢から覚めたとき、初めてそれが夢だったことを知る。
 夢の記憶は儚く、同じ夢はもう二度と見られない。
 薄れていく夢の記憶をそっと心の中にしまっておく。
 乱暴に手で触れて壊してしまわないように。
 でも、ときどきは取り出して懐かしく眺めてみるのも悪くない。
 
 

うつろう魂

言葉(words)
線路沿いのノウゼンカズラ

 魂はときに強くなったり、ときに弱くなったり。
 輝きを増したり鈍くなったりもする。
 すべての変化が必ずしも成長を意味しないけど、変化は無駄ではない。
 完成というものがあるにしろないにしろ、うつろい続けるのが魂の本質で、その形は定まらない。
 それでも始まりがあるなら終わりもあるのだろう。
 最後の形が自分の納得いくものであればいいのだけど。
 
 

基本中の基本

言葉(words)
スポンジ 落ちもの

 自分がやられて嫌なことは他人にもしてはいけないというのは人として基本中の基本だ。
 親や教師にそう教えられた人は多いと思う。
 けど、人はそんな当たり前のことも忘れてしまう。
 相手の立場に立って考えるというのは案外難しい。どうしても自分本位になりがちだ。
 やられて嫌なことに個人差があるけど、少なくとも自分が不快や苦痛に感じることを他人に与えてはいけない。
 常にそこに立ち返らなければならないと、自戒の念を込めてあらためて指摘しておきたい。
 皆がその基本を守るだけでこの世界の多くの問題は解決する。一人でも守らないと解決から遠くなる。
 
 

ミスター

言葉(words)
踊り場の落ち葉

 力のない人間はたいていこんな言葉を口にする。
 自分は最善を尽くした。
 それが自らの無能を告白することにも気づかず。
 そして、あれもやったしこれもやったと、少ない実績を自慢たらしく言う。
 典型的なパターンだ。
 そういう人たちをちょくちょく見かけるけど、私は心の中でこう呼んでいる。
 ミスター実力不足。
 本人の前で失笑が漏れないように気をつけないといけない。
 
 

闇と光

言葉(words)
陰と光

 光が強いほど闇は深くなり、闇が濃いほど光は眩くなる。
 光の中にいるときは光が見えず、闇の中で闇が見えない。
 闇は光に憧れ、光は闇をうらやむ。
 光と闇が混ざり合うことはなくても、その狭間にいることはできるかもしれない。
 片足ずつ、あるいは顔の半分ずつ。
 この世には確かに闇もあるし光もある。
 両方を知ることが大切で、少なくとも他方に思い至らなければならない。
 
 

彼岸も過ぎてサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 9月のサンデー料理も今日が最終週となった。来週末はもう10月だ。
 この前の台風が行ってから急に涼しくなった。やっとだ。
 暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、半田市の矢勝川の彼岸花(web)も今が見頃のようだ。
 私が最後に行ったのはもう5年前になるだろうか。次はまたいつ行けるか分からないけど、あの風景ははっきりと覚えている。何度も行ってそのときどきの思い出がある。
 この夏はいくつかの大きな入れ替わりの出来事があって、ちょっとした節目だった。秋は何かあるのかないのか。
 自分から動かないといけないこともあるし、勝手に向こうからやってくることもある。どちらにしてもその都度対処するしかない。
 明日のことなんて分からない。



マグロ

「マグロの切り落とし」

 いい短冊が売ってなかったので切り落としになった。これは調理せずそのまま刺身で食べた方がいい。ほぼ工夫の余地はない。



レンコン

「レンコンと鶏肉の辛子明太子マヨネーズ和え」

 もらいものの辛子明太子があったので、明太子味にしてみた。マヨネーズとも合う。



味噌だれ煮

「なめこと豆腐の味噌だれ煮」

 味噌汁よりも豚汁に近いけど、どちらとも違う料理だ。
 味噌味でなめこが食べたいと思いついて作ってみた。
 味付けは酒、みりん、和風だしの素、昆布つゆ、味噌ダレで。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 今週ももうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9

 
 

世界の法則

言葉(words)
名前を知らない野草

 勧善懲悪はあるようでなく、ないようである。
 天罰もあるようなないようなだ。
 ただ、世界の法則といったものは厳然としてある。それは断言してもいい。
 たとえば因果応報といったようなものだ。
 法則の内側にいる我々は法則から逃れることはない。
 理解できてもできなくても。
 罪と罰も法則に則っているということだ。
 天意があってもなくても関係ない。
 我々はすべからく世界の法則に絡め取られている。
 死ねば解放されるわけでもない。
 
 

金で買えないもののひとつ

言葉(words)
道ばたのぬいぐるみ

 軽蔑は金では買い戻せないし、尊敬もまた金をいくら積んでも得られない。
 金の力以外で手に入れる方法を考えなければいけない。
 結局のところそれは日頃の言動の積み重ねでしかないということに気づけるかどうか。
 
 

後は惰性で転がるだけ

言葉(words)
道ばたの彼岸花

 人間ある時点までまでいくと後は惰性で生きることになるから、若い内になるべく勢いをつけて転がっておいた方がいい。
 勢いが緩いと途中で止まりかねない。
 人生には慣性の法則は通用しない。必ず失速する。
 後半生は下り坂になるといっても、だからといって勢いが増すわけではない。
 ゆっくりいかないと見えない景色もあるから、それを楽しみながらのんびりいこうと思った方がいいのかもしれない。
 
 

考えるべきか考えないべきか

言葉(words)
台湾ユリのつぼみ

 何も考えなくて済むならそれに越したことはない。無理矢理何かを考えなければいけないわけでもない。
 考えることがあることは、それはそれで悪いことではない。やることがないよりあった方がましで、何かをするには何かを考えないといけない。
 心配事もそれが解決すれば喜びに変わるから、幸せの種と思えばいい。
 私はいつも、考えるべきか考えないでおくべきかと考えている気がする。
 考えることと考えないことの狭間で揺れている。
 それはあまり幸せではないような気もするけど性分だから仕方がない。
 
 

預かっていたちび猫は里親さんのところへ

猫(Cat)
ちび1

 一時預かりしていたちび猫の里親さんが決まって土曜日に引き取ってもらった。
 いい家族にもらわれていったので安心だ。
 幸せな猫生を送って長生きしてくれることを願っている。

 結局3週間、うちにいたのだけど、ちび猫の成長は早くて毎日できることが増えていくような感じだった。
 登れなかったところに登れるようになったり、行けなかった場所まで行けるようになったり、全力疾走できるようになったり。
 以前紹介した写真と見比べると顔つきもずいぶん変わった。

 一時預かりのちび猫

 3週間ありがとう。
 元気でな。



ちび2




ちび3




ちび4




ちび5




ちび6




ちび7




ちび8




ちび9

 
 

涼しくならない9月半ばのサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 9月の半ばを過ぎたのにいっこうに涼しくなる気配がない。雨も多いし蒸し暑い。
 大きな台風が九州に上陸したようだけど、あまり被害が出ないといい。名古屋にも少し近づくかもしれない。
 台風が行けばちょっとは秋らしくなってくるだろうか。そうなるとまた寒さを思い出してきて、それはそれで嫌だ。
 今年は一年を通じて低調な年で、このまま年末までいってしまいそうだ。そういう年もあるしそうじゃない年もある。抗っても無駄だから流れに身を委ねることにしている。
 気が早いけどそろそろ大掃除のことも気になりだした。おせち料理の早予約がどうだなどいう話題も出ている。
 年末年始は好きな時期だから、いっそのこと早く年末になってほしいくらいだ。



イカそうめん

「イカそうめん」

 イカそうめんのタレがついてきたので、卵黄ソースとのミックスソースにしてみた。
 付け合わせはブロッコリーの芽に限る。
 安定したおいしさだ。



ナスとオクラ

「ナスとオクラの味噌和え」

 ナスとオクラを下ゆでしたあと、オリーブオイルで炒め、酒、みりん、昆布つゆ、味噌ダレで味をつける。
 オクラと味噌の組み合わせも悪くない。



天ぷら

「ジャガイモとタマネギの天ぷら」

 ちょっと久しぶりの天ぷらだった。
 相変わらず70点くらいの出来で、天ぷらの難しさを思い知る。


もうひとつの定点観測 ~跡地はローソンに

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 今日はもうひとつの定点観測をお送りします。
 パチンコ店の跡地に背の低い平屋の大き目な建物が建ち始めて、なんとなくコンビニっぽいなと思ったら、ローソンだった。
 なるほど、場所は悪くない。敷地は広いから駐車場も充分確保できる。
 ただ、個人的にはローソンはまったく利用しないので、できればファミリーマートかせめてセブンイレブンがよかった。
 これを機にローソン派に鞍替えするのもありか。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

自分のやりたいことに

言葉(words)
矢田川夏景

 自分がやりたいことに熱中している人間は忙しくて他人にかまっている暇がない。
 他人のことをとやかく言う人間はよほどの暇人だ。
 気の毒でもある。
 他人にあまりにも関心がないのもどうかと思うけど、自分のやりたいことに興味を持った方がいい。
 暇を持て余すほど人生は長くないのだから。
 
 

不安負け

言葉(words)
桜の落ち葉

 人は不安に負ける。
 その不安に形があろうとなかろうと。
 不安に敗北するのが先か、寿命が尽きるのが先か。
 不安に勝てるなどと思ったらそれは思い上がりというものだ。
 不安との負け戦をどう戦うかを考えなければいけない。
 
 

ゆく夏

言葉(words)
郵便局前のヒマワリ

 ゆく夏を惜しんでも夏がとどまることはなく、春に戻るわけもない。
 夏は行く。惜しもうと惜しむまいと。
 ずっと夏に居座られても困る。
 秋が来て、秋が去り、冬が来て、冬が去る。
 次の春も見られるかどうか。
 人生の季節は繰り返さない。冬が終われば命が尽きる。
 あの世は春なのか冬の続きなのか。
 もう一度生まれ変われば新しい春に迎えられる。
 そのためには冬を越えなければならない。
 
 

自問無答

言葉(words)
角のゴミ

 かといって何ができる?
 という自問無答
 
 

今日も月はそこにあるか

星(Star)
中秋の名月

 おととい9月10日は中秋の名月だった(旧暦8月15日)。
 全国的に晴れていたところが多かったようだから見た人も少なくないだろう。
 名古屋も出始めの時間帯は雲は多かったものの、その後は雲も晴れてよく見えた。

 月は地球の誕生からずっとあの場所にあると思っている人がいるかもしれなけどそうではない。
 私たちが生きている今も、年間3.8センチずつ離れていっている。
 シミュレーションによると、地球が誕生したとされる45億年前は今より2万2500キロメートルも近くにあって17倍も大きく見えたとされる。
 つまりは、どんどん遠ざかっていって、いつの日か夜空を見上げたら、あれ? 月がない? ってことになる。
 17億年後くらいらしいのだけど。

 それにしても月というのは地球にとって都合が良すぎる。
 あの場所にあの大きさであの速度で回っているのは偶然にしてはできすぎている。
 誰かが持ってきてあそこに置いたんじゃないかという話もあるくらいだ。
 もし月がなくなるとどうなるかというと、潮の満ち引きがなくなって生命誕生に影響が出る。
 引力のブレーキがかからなくなった地球は猛スピードで自転を始め、一日は8時間くらいになる。
 常に嵐が吹き荒れ、天候も荒れ、地軸が不安定になって傾くと天変地異が起きる。
 そして太陽が沈むと真の闇が訪れるから、都会はともかく田舎の夜道など歩けなくなる。
 それはもう大変なわけで、月はあの場所にないと困るのだ。
 今日も月が出てるかなと、夜空を見上げて日々確認しておいた方がよさそうだ。

 十五夜と対の十三夜にも月見の風習があって、それを見ないと片月見といって縁起が悪いとされる。
 今年の十三夜は10月18日だ。
 忘れそうなのでスケジュールにメモしておいた。
 
 

9月はまだ夏サンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 9月は8月の続きというか延長で、秋の予感はするけど季節としては夏に属している。まだ暑い日が続いている。
 今は淡々とした感じが心地よくもあり不安をもたらせもする。何もないことは良いことでもあり悪いこともである。
 凪は前にも後ろにも進めない。

 コロナの感染者数は減少傾向にあるけど、それより人々のコロナに関する関心が薄れているのを感じる。マスクは習慣からはずさないけど以前のように恐れることはなくなったし、店に出入りするときのアルコール消毒も習慣でやっているだけだ。
 マスクや消毒の反作用でバイ菌に弱くなっているような気がする。人が集まっているところに身を置くとすぐに喉が痛くなったりするのはそのせいだろう。
 大人はいいとして、成長期の子供は将来的に影響が出るかもしれない。
 劣悪な環境の中で鍛えられるということもある。体を過保護にしすぎるのはよくない。

 夏が終わって秋へと移り変わっていく中で行事なども少しずつ入ってくる。
 そうこうしているとすぐに大掃除の季節になる。ここ数年は部屋の整理や家の修繕なども含めて11月から大掃除期間になる。それはやらなければいけないことでもあるのだけど、少し楽しみでもある。大掃除が好きなのだ。
 それにしてもそろそろ涼しくなってほしい。暑いのはもう飽きた。



マグロ

「マグロの衣焼き」

 短冊の状態のマグロに、酒、みりん、塩、コショウを振ってしばらく置き、小麦粉とパン粉をまぶしてオリーブオイルで両面を焼く。
 半生まで焼いたら火を止めて切り分ける。
 とんかつ風なのでご飯にのせてタレをかけて丼にしてもいい。



野菜炒め

「野菜炒め」

 野菜炒めと八宝菜の違いって何だろう。
 これは一応、八宝菜を作ろうと思って作ったのだけど、結局いつものような野菜炒めになってしまった。
 とろみがないと八宝菜ではないのか。



オムレツ

「ジャガイモオムレツ」

 ジャガイモを薄切りにしてレンジで加熱する。
 卵、マヨネーズ、とろけるチーズ、コンソメの素、塩、コショウを混ぜ合わせ、ジャガイモを加える。
 フタをして片面を焼く。
 
 

もうひとつの定点観測 ~日暮れが早くなった

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 今日はもうひとつの定点観測をお送りします。
 定点観測は定点ではあるのだけど定時ではないのでいつ撮るかは決めていない。ただ、いい夕空をいつも待っていて、その時間帯がだんだん早くなったり遅くなったりで季節の移ろいを感じる。
 8月以降、日暮れが加速度的に早くなっていって、撮ろうと思ったときはすでに暗くなっていたということが何回かあった。
 季節は確実に秋めいてきている。そういえば今日は中秋の名月だ。名古屋でも月は見られるだろう。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

こっちも人間、向こうも人間

言葉(words)
高速下のキバナコスモス

 クソ忙しいときにくだらないセールスの電話などがかかってくると、そんなことはどうでもいいんじゃボケとか思いながら電話を切るけど(もちろんそんなことは口には出さない)、あとから冷静になってよくよく考えてみると、一日中電話をかけてむげに扱われているセールスマンにも人生があって、その仕事に生活がかかっているわけで、あんまり邪険にするものでもないなと思い直す。
 セールスマンはセールスをしている人間であってセールスマンという属性ではない。
 とはいえ、同情はしてもいらないものは金輪際いらないし、お宅に眠っている不要品はありませんかとか言われても不要品はこっちで売るなり処分するなりするので、あなたの電話が不要ですと言いたい。
 AIがもっと発達して末端の業界まで行き渡るようになればそういった無駄なセールス電話もなくなるだろうか。
 というよりも、セールスという職業自体が不要になり、セールスマン側から見て無駄な客である私もまた不要となるのだろう。
 つまらない電話してくるんじゃねえよなんて心の中で悪態をついている今はまだ牧歌的で幸せな時代といえるのかもしれない。
 
 

感想にならない『ドライブ・マイ・カー』の感想

本(Books)
小説『ドライブ・マイ・カー』

 映画『ドライブ・マイ・カー』(公式サイト)を観て(WOWOWで)、原作小説の『ドライブ・マイ・カー』(短編集『女のいない男たち』の中の一編)を読んだ(図書館で借りて)。
 村上春樹は20代の頃から好きで(文章の影響も強く受けている)、ほとんどの作品は読んでいるつもりだったのに、この短編集は未読だった。
 映画も小説もどちらも感想にならない作品だなという感想で、その心情を上手く説明できない。
 村上春樹のどこが好きかといえばその文体で、内容は二の次だったりする。あの文体を映像に移し替えるのはたぶん無理で、トラン・アン・ユン監督の『ノルウェイの森』もなんだこりゃという作品だった。
 ただ、映画『ドライブ・マイ・カー』は小説を移すのではなく、小説を下敷きにというか、設定だけ借りて全然別の方向を向いた作品に仕上げていて、それが功を奏した。
 内容は似て非なるもので、手触りというか肌触りがまるで違う。物語の着地点も。

 映画版は主人公に心情を重ねて観るとひどく痛みを伴う。
 奥さんはなぜあんなことをするのだろうとやりきれない気持ちになったのだけど、ああ、そうか、幼い子供を亡くしたときに、彼女の心も夫婦関係も壊れてしまったんだと気がついて少しだけ腑に落ちた。
 映画の紹介で主人公の再生の物語というようなことをいっているけど、亡くなった奥さんも主人公も再生などしていない。村上春樹の言葉を借りるならば、すでに”永遠に損なわれてしまっている”のだ。二度と元には戻らない。
『ドライブ・マイ・カー』あるいは村上春樹作品を再生の物語などと捉えているとそれは大きな勘違いということになる。損なわれてしまった我々はその後どう生きればいいのかが主題となっている。
 そのためには過去を忘れ、もしくは過去を捨てて前へ進むしかない。時間は常に流れている。
 ただし、過去がなかったことにはならない。痛みは痛みとしてどこまでも抱えていくことになる。

 映画『ドライブ・マイ・カー』の感想で感動したといっている人の言葉にひどく違和感を抱く。あれって感動するような作品だろうか?
 感想は人それぞれでいいのだけど、少なくとも感動を求めて観るような映画ではないと思う。原作小説も同じだ。
 映画版の成功が村上春樹に何かをもたらしただろうかと考えると、それはあまりないような気がする。映画版の成功は(外国で賞を獲ることが成功とするならば)、濱口竜介監督や西島秀俊をはじめとする出演者たちの功績に他ならない。
 映画を観た後に原作小説を読むと、多くの人は拍子抜けすると思う。元ネタってこんな小ネタだったの、と。この短編をよくぞ3時間の長編映画に仕上げたものだと感心するだろう。
 映画版も、小説も、個人的にはおすすめしない。避けて通れるなら避けた方がいいような気もする。特に主人公と同じような立場の中年男性はある種の覚悟をして観た方がいいかもしれない。
 
 

で?

言葉(words)
ヒャクニチソウとセセリ

 で?
 の後に答えられる確固としたものが自分の中にあるのか?
 と問われている。
 あなたも、私も。
 
 

故郷の星

言葉(words)
空と雲

 魂の故郷が同じ星の人とは年齢、性別、国や人種や立場を越えて分かり合える気がする。
 本当にそんなことがあるかどうかは分からない。でもそんなふうに感じることがある。
 逆に違う星の人とはどうやっても理解し合えない。
 それでも私たちは今、こうして地球号というひとつの船に乗り合わせた仲間だ。
 意見は違ってもなんとか上手くやっていくしかない。
 この船がどこへ向かっているのか知っている人がいるのかいないのか。
 もう一度私たちの魂は故郷の星へ帰ることができるのか。
 それともこれは二度と戻れない片道の旅なのか。
 
 

一日ひとつで一年365個

言葉(words)
道ばたの黄色いカンナ

 ”一日ひとつ”というささやかな目標というか、自分との約束事がある。
 あれもこれもやらなくてもいいけど、一日にひとつだけは”何か”をしようというものだ。
 それは特別なことでなくてもいい。ずっと気になっている片付けをするとか、行かないといけないのになかなか行けないところへ行くとか、普段やらない家事をするとか、そんな程度のものだ。
 気が向いたときは3つも4つもやるけどそれ以外は何もしないというのはよくないと、あるとき思い至って、それ以来実行するようにしている。
 毎日ひとつ何かをすれば一年で365個の何かができる。
 今日は調子がいいから2つ、3つやろうとかもなるべくしないようにしている。一日ひとつだから続く。
 とにかく、一日の最後に今日は何もしなかったなと思うのが嫌なのだ。なんとなく罪悪感を抱いてしまう。
 今日もひとつはできたと確認することで自分を慰めている。


夏の終わりのサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 8月はぼんやり過ぎていったので9月に入った実感がまだない。
 9月はなんとなく中途半端な月で捉えどころがない。夏の続きのような、秋の始まりのような。
 今年の夏は猛烈な暑さがなくてわりと過ごしやすい印象だった。これくらいならそんなにつらくない。それよりこれからまた寒くなっていくかと思うとその方が嫌だ。
 それにしても雨が多くてうんざりする。今週もそうだったし来週もそうみたいだ。自分自身の日照時間も少なくなっている。
 何が異常で何が正常かよく分からなくなっているけど、夏は夏らしくあってほしい。
 まあ、ぼんやりしていても仕方がないので、もう少し速度を上げてシャキッとしたい。



サーモン

「サーモンの卵黄ソース」

 いつものサーモントラウト。ただ、違うスーパーで買うと違うもので、店によって美味しさの違いがある。刺身だからよく分かる。



ナス

「ナスの蒸し焼きツナマヨ乗せ」

 ナスを柔らかくなるまで蒸し焼きにする。
 長ネギの刻みと、シーチキン、とろけるチーズ、マヨネーズ、塩、コショウを混ぜ合わせたものを乗せる。



トマトスープ

「野菜と鶏肉のトマトソース煮」

 タマネギ、トマト、ケチャップで作るシンプルなトマトソースで野菜と鶏肉を煮込む。
 オクラはこの夏最後になるかもしれない。

 

第3の定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 もうひとつの定点観測の位置から別方向を向いた空がときどき印象的で撮っている。
 在庫写真を見ていたらけっこうたまっていたので、まとめて出すことにした。
 不定点観測でもよかったのだけど、この方向を第3の定点観測ポイントに決めてしまうことにした。そうすればもっと意識的に撮るようになる。
 ただ、こちらは何でもない空を撮っても面白くないので、かなり間を置いた不定期になる。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

一時預かりのちび猫

猫(Cat)
ちび猫

 知り合いが保護した子猫を里親が見つかるまで一時預かりしている。
 母猫ともう1匹の兄弟猫とはぐれてしまったとのことで、そういうことになった。
 ここがまず第一の運命の分かれ道だ。そのまま野良として生きた方が幸せなのか、人間と一緒に暮らした方がいいのか。
 第二の分かれ道は、どういう家に引き取られていくかだ。

 生後1ヶ月ほどのオスだけど、野良とは思えないほど人慣れしていて警戒心が弱い。それはある意味では危険なことなのだけど、人と一緒に暮らすには向いている性格かもしれない。
 初日から借りてきた猫とは思えないほど家に馴染んでいて、そろそろ一週間になる。
 里親の話は進んでいて、順調にいけば来週かその次の週くらいには行き先が決まるんじゃないかと思う。

 猫の気持ちは分からないけど、引き取られていくときはいつも複雑な気持ちになる。本当にこれでよかったのだろうかと。
 その答えは出ないまま、これまで関わった猫たちのことを忘れないで覚えている。
 
 

ちび猫2




ちび猫3




ちび猫4




ちび猫5


 

悲しいだけじゃない

言葉(words)
アンテナと空

 人の営みは悲しいものだけど悲しいだけではない。
 もちろん虚しいだけでもない。
 おなかが空くから食べ物が美味しく感じられるように、悲しみの対極に喜びがある。
 その逆ではない。
 苦労がなければ乗り越えたときの充実感も得られないし、不幸がなければ幸福の概念さえ持てないかもしれない。
 そう考えると悲しみは必ずしも悪いことばかりじゃない。
 涙の後の笑顔を私たちはきっと求めている。
 それがこの世界で生きるということだ。