月別:2022年08月

記事一覧
  • 何をしたいか

     料理を決めてから食材を買うか、食材を買ってから調理方法を考えるか。 言葉を考えてから写真を選ぶか、写真を決めてから言葉を考えるか。 これは人生にも言えることだ。 子供の頃、将来何になりたいの? と訊かれるといつも戸惑った。やりたいことはあるけどなりたいものはないんだけどなと。それは大人になった今も変わっていない。 やりたいことは常にある。それはそのときどきによって変わっていくものだけど、何かにな...

    2022/08/31

    言葉(words)

  • その批判は本当に意味があるのか?

     批判がまったく無駄だとは思わないけど、大部分の批判は無意味でくだらないと思っている。 良い批判と悪い批判の違いは明確だ。 そこに愛情があるかないか。 愛情ゆえの批判なら厳しい言葉でも意味はあるし、助けにもなる。 愛のない批判はただの野次か、暴力やいじめに近い。 無批判であることは無関心の傍観ともいえるけど、無邪気な批判は無駄に人を傷つけるという自覚は必要だ。  ...

    2022/08/30

    言葉(words)

  • 本当の賢さ

     本当に賢い人間は賢さをひけらかしたりしない。本物の金持ちが金を見せびらかしたりしないように。 賢さは秘めるものだ。賢いと思われてもいいことはない。 隠してもにじみ出てしまうものが本当の賢さという言い方もできる。 賢さは目的ではなく手段だということを忘れてはいけない。 賢いだけでは何の役にも立たない。何かの役に立たせてこそ賢さに価値が生まれる。 賢いことはいいことだ。それは否定しない。 しかし、賢...

    2022/08/29

    言葉(words)

  • 新しい趣味を考えるサンデー料理

     気づけば8月最後の日曜日だった。ニュースで言われるまで意識していなかった。 来週からはもう9月か。一年の後半の始まりだ。ここから年末に向けて少しずつ時間が加速していく。 今週末はどまつりが3年ぶりに有観客で行われた。3年ぶりというのはひとつのキーワードのようになっていて、この夏はよく耳にした。 コロナはもう半永久的に収まらないんじゃないかという気がしている。風邪やインフルエンザがそうであるように。 ...

    2022/08/28

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     今日はもうひとつの定点観測をお送りします。 パチンコ店の跡地が整地された後、建物の土台が作られた。敷地全体ではなく奥の方の一部だからマンションではなく店舗だろうか。 今回紹介分ではまだそれほど変化はないのだけど、実際はだいぶできあがってきた。今後そのあたりの変化も写していければと思っている。  ...

    2022/08/27

    日常写真(Everyday life)

  • 世間より速く

     世間はいつも遅れるもの。 ようやく追いついたときに本人はすでにそこにはいない。 世間が追いかけてくるよりもっと速く先走らなければいけない。 この世からいなくなってもなお追いつけないくらいの彼方まで。  ...

    2022/08/26

    言葉(words)

  • 在庫写真シリーズ ~呼続の清水稲荷

     数年前に集中的に神社巡りをしていたとき撮った写真がたくさん在庫にあって、ずっと使いどころがないまま死蔵していた。 メインPCの買い換えに伴って画像データを画像処理ソフトのカタログごと移さないといけなくなり、これを機に在庫を少しずつでも出していくことにする。 けっこう唐突にまた神社写真ばかりになって驚かれるかもしれないけど、そういう事情なのでよろしくお願いします。 今回の写真は2017年4月に撮ったもの...

    2022/08/25

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 馬鹿の向こう側

     馬鹿を馬鹿にする馬鹿。 馬鹿さ加減では大差ない。 馬鹿の中にも学ぶべきことがあり、一定の敬意を表してこそ見えることがある。 相手を馬鹿と決めつけることで安心して思考停止に陥ることが最も避けなければいけないことだ。  馬鹿の向こう側を見ようとしなければ賢さの本質は理解できない。  ...

    2022/08/24

    言葉(words)

  • 進むだけ

     私たちはどこへ向かっているのかと訊ねる必要はない。 たどり着いた先が目的地であり旅の終着点だ。 そしてそれが答えでもある。 私たちにできるのはただ進むだけだ。 何も考えず、思うがままに。  ...

    2022/08/23

    言葉(words)

  • 神はすでに在る

     神が世界の外側なら絶対だし、内側なら相対だ。 世界の一部であればそれは絶対ではあり得ない。 神はいるかいないかではなく、すでに”在る”のだ。 人間の中で共有される概念が生まれたときから存在を始めた。 もはやとっくに結論が出ていることで議論の余地もない。 人間の中から神の概念が消えなければ神が死ぬこともない。  ...

    2022/08/22

    言葉(words)

  • 雨の多い8月のサンデー料理

     8月はここまで淡々と進んでいる。何事もなく平和だ。 今日まで長い盆休みだったという人もいるようだけど、私はすっかり平常通りに戻った。2ヶ月以上休んでいた名古屋神社ガイドの更新作業も再開した。 8月はこのまま終わってしまうのかなという気がしている。 そういえば蝉の鳴き声があまり聞こえなくなった。何日か前には道ばたでコオロギの鳴き声がしていたから、季節はもう秋へと向かっているのだろう。 それにしても雨...

    2022/08/21

    言葉(words)

  • 定点観測

     今日は定点観測をお送りします。  ...

    2022/08/20

    日常写真(Everyday life)

  • 真理を追え

     真理など意味がないと言えるのは、真理にたどり着いた人間だけだ。 そうでない人間は一生をかけて必死に真理を追い求めなければならない。 真理を追いかけもしない人間に真理のなんたるかが分かるはずもなく、真理を語る資格はない。  ...

    2022/08/19

    言葉(words)

  • あるとなしの偏り

     あるところにはたくさんあるのにないところにはまったくないものが世の中にはある。 たとえばお金とか恋愛とか仕事とか戦いとか。 それらは非常に偏る性質を持っている。 たぶんそうやって世界は上手くバランスを取っているのだろう。 考えてみて欲しい。 お金と恋愛と仕事と戦いがすべての場所と人に万遍なくあったとしたら、それはそれでとてもやっかいなことになるのが想像できるはずだ。 人それぞれ、余分に持っている...

    2022/08/18

    言葉(words)

  • 選ぶのは世界の方

     もし君がこの世界を無意味だと思うのならそれは世界が君を無意味としているからだ。 逆ではない。 選ぶ権利はこちら側ではなく向こう側にしかない。 勘違いをしてはいけない。 私たちは世界に必要とされるために自らを有用だと証明してみせる必要がある。 世界によって不要な人間などいらない。代わりはいくらでもいる。 だから我々はこの世界にしがみつくしかない。 ふるい落とされないように。 自分から見て世界が正し...

    2022/08/17

    言葉(words)

  • 本物とそうでないもの

     それが本物で本当なら疑問の余地はない。 本物だけが絶対的、あるいは圧倒的な説得力を持つ。 本物などそうめったにあるものではない。 本物の反対は必ずしも偽物というわけではない。ただ本物ではないというだけだ。 本物かそうでないかは主観が決めるもので、相対的な評価ではない。 私たちは生きている間にこれは本物だと思えるものにどれだけ出会えるだろう。 自分自身が自分にとって本物になれればいいのだけど。  ...

    2022/08/16

    言葉(words)

  • 罪の影響

     ひとつの罪は四方八方だけではなく、未来方向と過去方向へも同時に広がり伝わっていく。 自分が罪を犯せば家族や親類縁者に影響を与えるだけでなく、子孫や祖先も汚すことになる。 逆の見方をすれば、全体の罪は個人も同時に背負うことになるという言い方ができる。 国が罪を犯せば国民も罪人になる。 それは未来でも過去でもそうなるということだ。 過去の国が犯した罪は、未来の個人も負わなければならない。自分は直接関...

    2022/08/15

    言葉(words)

  • 味噌だれをすすめるサンデー料理

     お盆といっても特別なことはなく、いつもと変わらない日曜日の一日だった。変わらないことを感謝すべきだろう。 8月も半ばとなって、暑さにもだいぶ体が馴染んだ。この夏は6月末の異常な暑さ以外は穏やかな印象だ。週間天気予報を見てもこの後また猛烈な暑さになるような感じはない。などと油断していると厳しい残暑に見舞われたりするのか。 夏が終わると時間の流れが再加速していくから、このへんでもう一度今年やっておくべ...

    2022/08/14

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     今日はもうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2022/08/13

    日常写真(Everyday life)

  • 嫌いの向こう側

     好き嫌いを価値判断にして嫌いなものを無条件に捨ててしまうのはもったいないかもしれない。 嫌いと思ってもそこから得られるものが何かある。 否定して判断停止になってしまえばそれまでだ。 拒否反応を起こす自分の心理を分析して何かないか探るべきだ。嫌いと思うには何らかの要因がある。 むしろ嫌いなものの奥にこそ、自分にとって重要な何かがあるのではないか。 自分にとって価値のないものは好きも嫌いもない。 だ...

    2022/08/12

    言葉(words)

  • 関係性の寿命

     すべての関係性に永続性はなく、いうなれば関係性にも寿命のようなものがある。 多少の延命はできても永遠には続かない。 どれだけ強いつながりでも、たとえ血縁関係であってもいつかは終わる。 有限だからこそ、そのときどきの関係性を大切にしなければいけない。 終わったときは未練を持たないことだ。 ひとつの関係性の終わりが新しい関係性の始まりでもある。  ...

    2022/08/11

    言葉(words)

  • 本当の自分

     あの頃の自分と今の自分と、どちらが本当の自分なのだろうと考えることがある。 どちらも本当のようで、どちらも本当ではないようにも思える。 あるいは、すべてが本当であり、すべてが本当ではないのかもしれない。 いつか本当の自分を見つけることができるのだろうか。 そもそも本当の自分などというものがいるのかどうか。 死んで我に返って本当の自分に戻るといった幻想も本当ではない気がする。 結局のところ、本当の...

    2022/08/10

    言葉(words)

  • 思い上がり

     悲劇の主人公を気取っていじけているのは、思い上がりなのか。 そう、それはきっと思い上がりなのだ。 おまえはそんな上等なもんじゃねえよ。  ...

    2022/08/09

    言葉(words)

  • 鳩の子育てその2

     最初に生まれた子供たちは2羽とも無事に育って巣立ちした。 ただ、しょっちゅう入り浸っていて、夜になると戻ってきて寝ているから、ここが自分たちの家と思っているようだ。そのうちどこかへ行ってくれるとは思うのだけど。 二組目の子供たちも2週間くらい経ってだいぶ大きくなってきた。 やはり鳩にも性格があるようで、最初のやつはメスとオスの共同で子育てをして、子供たちがすっかり大きくなるまでじっとそばにいたのに...

    2022/08/08

    野鳥(Wild bird)

  • 8月も淡々とサンデー料理

     8月に入っても流れは変わらず。神社検定が終わって以降の日常が確立された。これはこれで悪くない。 各地で夏まつりや花火大会なども開かれているようで、以前の状況が少しずつ戻ってきているのを感じる。名古屋でも3年ぶりに世界コスプレサミットが行われている。 個人的にはまだ昔のように戻れる気がしていない。たぶんもう戻れない。 時代の節目なのだろうけど、それにしてはこれということが起きないまま日々が流れていっ...

    2022/08/07

    料理(Cooking)

  • 友人バンドのライブのお知らせ 8月13日(土)

     友人のバンドが今月8月13日(土)にライブを行うのでお知らせです。 場所は前回と同じライブハウスの「Rock Bar UK」さん(名古屋市名東区)で。 Dsoul nationsに加えてゲストボーカルとしてMahiroとサックスのChikaが参加します。 私オオタも撮影担当として参加します。 お盆期間中の土曜日ですが、よろしければお越しください。歓迎します。 東川大介(B) トム兼松(G) Maurice Otey(D) Mahiro(VO) Chika(sax...

    2022/08/06

    イベント(Event)

  • 定点観測

     今日は定点観測をお送りします。 もうひとつの定点観測の方は今のところあまり動きがない。  ...

    2022/08/06

    日常写真(Everyday life)

  • 悪人は悪人らしく

     善人は善人として、悪人は悪人として全うすべきだ。 それぞれに役割がある。映画の中の主役と敵役のように。 裏でこそこそ悪いことをして見つかったら急に殊勝な態度で反省の弁を述べるやつがいるけど、あの精神構造が理解できない。 腹を決めて悪いことをしたのではないのか。 見つからなければ何をしてもいいという考え方もまったく意味が分からない。 悪人なら悪人らしく悪いことをし続けるべきだ。言い訳も反省も必要な...

    2022/08/05

    言葉(words)

  • 勝ち負けじゃなく

     勝ちが勝ちとは限らず、負けが負けとは限らない。 見かけ上の勝ち負けと実際の勝ち負けは別のことがある。 名を取るか、実を取るか。 両方取らないという選択肢もある。 得をすることが勝ちというわけではなく、損をすることが負けではない。 よくないのは、勝ち負けの評価を決めようとする態度そのものだ。 自分に起きる大部分のことは勝ちでもないし負けでもない。 あえて言えば、両方の側面を持っている。  ...

    2022/08/04

    言葉(words)

  • 勝手に紹介 ~既出アーティストの新曲紹介 2022年8月

     勝手に紹介シリーズ。今回は【既出アーティストの新曲紹介】編をお届けします。 前回が2022年5月だったから、また3ヶ月近く経って新曲もだいぶたまった。 2022年5月【前編】 2022年5月【後編】 今は昔と違って何ヶ月かに一度シングルを出して、何年かに一度アルバムを発表するという製作スタイルではなくなっているので、新曲のタイミングは掴みづらい。音楽番組をまったく見ず、サブスク契約もしていない私としては、YouTub...

    2022/08/03

    音楽(music)

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何をしたいか

言葉(words)
桜の落ち葉

 料理を決めてから食材を買うか、食材を買ってから調理方法を考えるか。
 言葉を考えてから写真を選ぶか、写真を決めてから言葉を考えるか。
 これは人生にも言えることだ。

 子供の頃、将来何になりたいの? と訊かれるといつも戸惑った。やりたいことはあるけどなりたいものはないんだけどなと。それは大人になった今も変わっていない。
 やりたいことは常にある。それはそのときどきによって変わっていくものだけど、何かになりたいわけではない。
 歌手になりたいとか、小説家になりたいなどと言ってるのを聞くと、それなら小説を書けばいいし歌を歌えばいいじゃないかと思う。
 それとも、世の中の人たちは肩書きのようなものがどうしても欲しいのだろうか?
 私が子供たちに言えることがあるとすれば、自分が好きなことをやるのが一番だよと言いたい。それだけやっていれば、たとえ世間的には成功しなくてもなんとかなるものだ。

 何かになろうだなんて考えることはない。結局人は何かになるのだから、それは大して重要ではないのだ。
 
 

その批判は本当に意味があるのか?

言葉(words)
何かの実

 批判がまったく無駄だとは思わないけど、大部分の批判は無意味でくだらないと思っている。
 良い批判と悪い批判の違いは明確だ。
 そこに愛情があるかないか。
 愛情ゆえの批判なら厳しい言葉でも意味はあるし、助けにもなる。
 愛のない批判はただの野次か、暴力やいじめに近い。
 無批判であることは無関心の傍観ともいえるけど、無邪気な批判は無駄に人を傷つけるという自覚は必要だ。
 
 

本当の賢さ

言葉(words)
飛ぶ鳩

 本当に賢い人間は賢さをひけらかしたりしない。本物の金持ちが金を見せびらかしたりしないように。
 賢さは秘めるものだ。賢いと思われてもいいことはない。
 隠してもにじみ出てしまうものが本当の賢さという言い方もできる。
 賢さは目的ではなく手段だということを忘れてはいけない。
 賢いだけでは何の役にも立たない。何かの役に立たせてこそ賢さに価値が生まれる。
 賢いことはいいことだ。それは否定しない。
 しかし、賢さの扱いにはくれぐれも注意しなければならない。下手をするとそれが自分を苦しめることにもなる。
 
 

新しい趣味を考えるサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 気づけば8月最後の日曜日だった。ニュースで言われるまで意識していなかった。
 来週からはもう9月か。一年の後半の始まりだ。ここから年末に向けて少しずつ時間が加速していく。
 今週末はどまつりが3年ぶりに有観客で行われた。3年ぶりというのはひとつのキーワードのようになっていて、この夏はよく耳にした。
 コロナはもう半永久的に収まらないんじゃないかという気がしている。風邪やインフルエンザがそうであるように。
 そういうものとして私たちは生きていくしかないのかもしれない。
 人間、死ぬときは死ぬし死なないときは死なない。原因が何であれ。

 それにしても8月は何もないままあっけなく終わってしまった。まだ3日残っているけどこの間に何かあるとは思えない。
 PCを買い換えたり、ネット回線を乗り換えたりということはあったものの、それらは大きな出来事というほどのことではない。
 何か新しい趣味でも始めようかと前にも書いたけど、まだ見つけられずにいる。世の中には多種多様な趣味があるはずで、その大部分はやったことがないものだからひとつくらいは見つかるんじゃないか。どうせならこれまでちらっとでもやろうと考えたことがないものがいい。
 家の中でひとりでやれて長時間楽しめて何かしらの達成感があってあまりお金が掛からないものというとなんだろう?
 ヨガとかやってみるか。



サーモン

「サーモンの卵マヨネーズ焼き」

 新料理が誕生した。
 サーモンを切り分けて、卵、マヨネーズ、しょう油、塩、コショウ、小麦粉を混ぜたところに入れてオリーブオイルで焼く。
 これはなかなか美味しかった。また食べたい。今後、定番として定着しそうだ。



豆腐のピリ辛

「豆腐のピリ辛炒め」

 自分で作った料理の名前が思いつかないことは誰もがあることなんだろうか。私はしょっちゅうある。名前がないので再現性が今ひとつ低い。自分で作っておいて作ったものを忘れてしまう。
 長ネギ、ニンジン、シーチキンをごま油、ショウガ、豆板醤で炒める。
 切り分けた木綿豆腐を加え、酒、みりん、中華味の素、塩、コショウで味付けをする。
 水溶きカタクリ粉でとろみをつける。



キノコ

「キノコづくしのチーズ味噌和え」

 エリンギ、シイタケ、マイタケ、シメジのキノコのみ料理。
 オリーブオイルで炒めて、酒、みりん、しょう油、昆布つゆ、味噌ダレで味付けをする。
 最後にとけるチーズを入れて溶けるまで加熱する。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 今日はもうひとつの定点観測をお送りします。
 パチンコ店の跡地が整地された後、建物の土台が作られた。敷地全体ではなく奥の方の一部だからマンションではなく店舗だろうか。
 今回紹介分ではまだそれほど変化はないのだけど、実際はだいぶできあがってきた。今後そのあたりの変化も写していければと思っている。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

世間より速く

言葉(words)
フウセンカズラ

 世間はいつも遅れるもの。
 ようやく追いついたときに本人はすでにそこにはいない。
 世間が追いかけてくるよりもっと速く先走らなければいけない。
 この世からいなくなってもなお追いつけないくらいの彼方まで。
 
 

在庫写真シリーズ ~呼続の清水稲荷

神社仏閣(Shrines and temples)
清水稲荷

 数年前に集中的に神社巡りをしていたとき撮った写真がたくさん在庫にあって、ずっと使いどころがないまま死蔵していた。
 メインPCの買い換えに伴って画像データを画像処理ソフトのカタログごと移さないといけなくなり、これを機に在庫を少しずつでも出していくことにする。
 けっこう唐突にまた神社写真ばかりになって驚かれるかもしれないけど、そういう事情なのでよろしくお願いします。

 今回の写真は2017年4月に撮ったものなのでもう5年以上前になる。
 今は壊れて使えなくなったOlympusの9-18mmを使っていて、個人的にはちょっと新鮮だ。
 いい加減修理に出さないといけないのだけど、めったに使わないレンズの修理費に1万円以上も出したくない。
 それはともかく、在庫写真シリーズ第一弾として今回は清水稲荷を紹介します。

 名古屋市南区呼続にある富部神社の東隣に清水稲荷(地図)はある。
 正確に言うと、長楽寺の境内社ということになるのだろう。
 この地を訪れた空海が叱枳眞天を祀ったのが始まりとされるので、なかなか歴史は古い。
 隣の富部神社との関係も深く、そのあたりは名古屋神社ガイドの富部神社のページに書いたので、興味がある方は読んでみてください。



清水稲荷鳥居

 清水稲荷の前の通りは旧東海道で、位置関係としては西に富部神社、稲荷の北に長楽寺が建っている。
 入り口に大きな朱塗りの鳥居があるので事情を知らない人は普通に神社だと思うだろう。北側には三門もあったかもしれないけど覚えていない。



清水稲荷本社




清水稲荷社殿横から




清水稲荷




清水稲荷石像群




清水稲荷松の木

 
 

馬鹿の向こう側

言葉(words)
電線と空

 馬鹿を馬鹿にする馬鹿。
 馬鹿さ加減では大差ない。
 馬鹿の中にも学ぶべきことがあり、一定の敬意を表してこそ見えることがある。
 相手を馬鹿と決めつけることで安心して思考停止に陥ることが最も避けなければいけないことだ。 
 馬鹿の向こう側を見ようとしなければ賢さの本質は理解できない。
 
 

進むだけ

言葉(words)
香流川夏風景

 私たちはどこへ向かっているのかと訊ねる必要はない。
 たどり着いた先が目的地であり旅の終着点だ。
 そしてそれが答えでもある。
 私たちにできるのはただ進むだけだ。
 何も考えず、思うがままに。
 
 

神はすでに在る

言葉(words)
地面の蛾

 神が世界の外側なら絶対だし、内側なら相対だ。
 世界の一部であればそれは絶対ではあり得ない。
 神はいるかいないかではなく、すでに”在る”のだ。
 人間の中で共有される概念が生まれたときから存在を始めた。
 もはやとっくに結論が出ていることで議論の余地もない。
 人間の中から神の概念が消えなければ神が死ぬこともない。
 
 

雨の多い8月のサンデー料理

言葉(words)
サンデー料理

 8月はここまで淡々と進んでいる。何事もなく平和だ。
 今日まで長い盆休みだったという人もいるようだけど、私はすっかり平常通りに戻った。2ヶ月以上休んでいた名古屋神社ガイドの更新作業も再開した。
 8月はこのまま終わってしまうのかなという気がしている。
 そういえば蝉の鳴き声があまり聞こえなくなった。何日か前には道ばたでコオロギの鳴き声がしていたから、季節はもう秋へと向かっているのだろう。
 それにしても雨の多い8月だ。今日も夕方から本降りの雨になって、雷も鳴っていた。こんな年はあまり記憶にない。水不足にはならない代わりに日照不足の影響が出るんじゃないだろうか。



マグロ

「マグロのホイル包み焼き」

 正確にはビンチョウマグロのホイル包み焼きだ。
 切り分けたマグロと酒、みりん、しょう油、昆布つゆ、塩、コショウ、長ネギを一緒に包んで魚焼きグリルで焼くだけなので簡単だ。
 コンロ2つがふさがっているときもグリルを使えば3品同時に作れる。
 普通にフライパンで焼くよりも固くならないのもいい。



豆腐

「豆腐その他の崩し炒め」

 サンデー料理にありがちな料理名のない料理。
 ニンジンをオリーブオイルで炒める。
 シーチキン、水切りした木綿豆腐を加え、更に炒める。
 酒、みりん、コンソメの素、塩、コショウで味付けをする。
 別に作ったチーズ入り炒り卵を最後に混ぜ合わせる。



カボチャとオクラ

「カボチャとオクラの煮物」

 カボチャを茹でる。
 オクラは下処理をして下茹でする。
 切り分けたオクラと長ネギを加える。
 酒、みりん、しょう油、和風だしの素、塩、コショウで味付けをする。
 オクラは夏だけのものだから毎週でも食べたい。
 
 

定点観測

日常写真(Everyday life)
定点観測

 今日は定点観測をお送りします。



定点観測2




定点観測3




定点観測4




定点観測5




定点観測6




定点観測7




定点観測8




定点観測9




定点観測10

 
 

真理を追え

言葉(words)
水たまりと落花

 真理など意味がないと言えるのは、真理にたどり着いた人間だけだ。
 そうでない人間は一生をかけて必死に真理を追い求めなければならない。
 真理を追いかけもしない人間に真理のなんたるかが分かるはずもなく、真理を語る資格はない。
 
 

あるとなしの偏り

言葉(words)
矢田川河川敷夏風景

 あるところにはたくさんあるのにないところにはまったくないものが世の中にはある。
 たとえばお金とか恋愛とか仕事とか戦いとか。
 それらは非常に偏る性質を持っている。
 たぶんそうやって世界は上手くバランスを取っているのだろう。
 考えてみて欲しい。
 お金と恋愛と仕事と戦いがすべての場所と人に万遍なくあったとしたら、それはそれでとてもやっかいなことになるのが想像できるはずだ。
 人それぞれ、余分に持っているものがあり、足りないものがある。
 持っているもので満足しておくのが一番だ。
 あれもこれも欲しがると必ずややこしいことになる。
 
 

選ぶのは世界の方

言葉(words)
飛行機のいる空

 もし君がこの世界を無意味だと思うのならそれは世界が君を無意味としているからだ。
 逆ではない。
 選ぶ権利はこちら側ではなく向こう側にしかない。
 勘違いをしてはいけない。
 私たちは世界に必要とされるために自らを有用だと証明してみせる必要がある。
 世界によって不要な人間などいらない。代わりはいくらでもいる。
 だから我々はこの世界にしがみつくしかない。
 ふるい落とされないように。
 自分から見て世界が正しいとか正しくないとかそんな問題ではないのだ。
 世界は絶対であり、こちらがどうこうできることはない。
 理屈抜きで自分を世界に合わせるしかないのだと、よくよく自覚することだ。
 
 

本物とそうでないもの

言葉(words)
切り株

 それが本物で本当なら疑問の余地はない。
 本物だけが絶対的、あるいは圧倒的な説得力を持つ。
 本物などそうめったにあるものではない。
 本物の反対は必ずしも偽物というわけではない。ただ本物ではないというだけだ。
 本物かそうでないかは主観が決めるもので、相対的な評価ではない。
 私たちは生きている間にこれは本物だと思えるものにどれだけ出会えるだろう。
 自分自身が自分にとって本物になれればいいのだけど。
 
 

罪の影響

言葉(words)
夏のエノコログサ

 ひとつの罪は四方八方だけではなく、未来方向と過去方向へも同時に広がり伝わっていく。
 自分が罪を犯せば家族や親類縁者に影響を与えるだけでなく、子孫や祖先も汚すことになる。
 逆の見方をすれば、全体の罪は個人も同時に背負うことになるという言い方ができる。
 国が罪を犯せば国民も罪人になる。
 それは未来でも過去でもそうなるということだ。
 過去の国が犯した罪は、未来の個人も負わなければならない。自分は直接関わっていないから無関係というわけでは決してない。
 罪に対しては罰が与えられ、償うことが求められる。誰も逃れることはできない。
 だから、始まりとしての罪を犯してはいけないのだ。自分ひとりで背負えば済むなどと思ってはいけない。
 
 

味噌だれをすすめるサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 お盆といっても特別なことはなく、いつもと変わらない日曜日の一日だった。変わらないことを感謝すべきだろう。
 8月も半ばとなって、暑さにもだいぶ体が馴染んだ。この夏は6月末の異常な暑さ以外は穏やかな印象だ。週間天気予報を見てもこの後また猛烈な暑さになるような感じはない。などと油断していると厳しい残暑に見舞われたりするのか。
 夏が終わると時間の流れが再加速していくから、このへんでもう一度今年やっておくべきことを確認しておかないといけない。このままでは何もない一年になってしまいそうだ。
 ひとつくらい何か新しいことを始めてもいい。新しい趣味とか。あらたな目標を立てるとか。

 昨日、ずっと思い出すこともなかった記憶の一場面がふいに蘇った。それは少年時代の夏休みの何気ないヒトコマだったのだけど、そんなことを思い出すのもお盆という時期なのかもしれない。
 もう決して戻ることはなくても、それは確かにそこにあった。この先もなくなることはない。



サーモン

「サーモンの卵黄ソース」

 定番の卵黄ソースのサーモン版。
 卵黄ソースが一番合うのはイカ刺しだけど、次に会うのがサーモンだ。マグロはあまり合わない。
 卵黄ソースの薬味は長ネギよりもブロッコリーの芽がいい。たっぷり添えても邪魔にならない。



かき揚げ

「オクラとタマネギのかき揚げ」

 オクラが好きで夏場はよく食べる。夏の食材としてほとんど唯一思い浮かぶのがオクラだ。
 普通に湯がいてしょう油をかけてもいいけど、それでは面白くないのでかき揚げにしてみた。これもいける。
 タマネギの他にとろけるチーズも混ぜ込んでいる。



キノコの味噌煮

「キノコとコンニャクと鶏肉の味噌煮」

 味噌煮は冬に食べたくなるけどたまには夏にも食べてみた。
 ピリ辛味噌のタレで煮込むもので味噌汁とは違う。
 イチビキの”献立いろいろみそ”(商品ページ)は名古屋ではおなじみの商品だけど、他の地方では売っていないことが多いらしいので、名古屋を訪れた際はおみやげとして買っていってください。コンビニにも普通に売ってます。
 とんかつにかけるだけではなくいろいろな料理に応用できるのでおすすめです。


もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 今日はもうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

嫌いの向こう側

言葉(words)
アパートのアンテナ

 好き嫌いを価値判断にして嫌いなものを無条件に捨ててしまうのはもったいないかもしれない。
 嫌いと思ってもそこから得られるものが何かある。
 否定して判断停止になってしまえばそれまでだ。
 拒否反応を起こす自分の心理を分析して何かないか探るべきだ。嫌いと思うには何らかの要因がある。
 むしろ嫌いなものの奥にこそ、自分にとって重要な何かがあるのではないか。
 自分にとって価値のないものは好きも嫌いもない。
 だから好きなものと同じくらい嫌いなものを大事にすることを心掛けた方がいい。
 
 

関係性の寿命

言葉(words)
郵便局跡

 すべての関係性に永続性はなく、いうなれば関係性にも寿命のようなものがある。
 多少の延命はできても永遠には続かない。
 どれだけ強いつながりでも、たとえ血縁関係であってもいつかは終わる。
 有限だからこそ、そのときどきの関係性を大切にしなければいけない。
 終わったときは未練を持たないことだ。
 ひとつの関係性の終わりが新しい関係性の始まりでもある。
 
 

本当の自分

言葉(words)
電線の鳩

 あの頃の自分と今の自分と、どちらが本当の自分なのだろうと考えることがある。
 どちらも本当のようで、どちらも本当ではないようにも思える。
 あるいは、すべてが本当であり、すべてが本当ではないのかもしれない。
 いつか本当の自分を見つけることができるのだろうか。
 そもそも本当の自分などというものがいるのかどうか。
 死んで我に返って本当の自分に戻るといった幻想も本当ではない気がする。
 結局のところ、本当の自分などというものは存在しないのであれば、自分自身で本当の自分というものを決めるしかないということになる。
 それが本当であろうがなかろうが。
 
 

思い上がり

言葉(words)
空き家の台湾百合

 悲劇の主人公を気取っていじけているのは、思い上がりなのか。
 そう、それはきっと思い上がりなのだ。
 おまえはそんな上等なもんじゃねえよ。
 
 

鳩の子育てその2

野鳥(Wild bird)
鳩子育て

 最初に生まれた子供たちは2羽とも無事に育って巣立ちした。
 ただ、しょっちゅう入り浸っていて、夜になると戻ってきて寝ているから、ここが自分たちの家と思っているようだ。そのうちどこかへ行ってくれるとは思うのだけど。
 二組目の子供たちも2週間くらい経ってだいぶ大きくなってきた。
 やはり鳩にも性格があるようで、最初のやつはメスとオスの共同で子育てをして、子供たちがすっかり大きくなるまでじっとそばにいたのに、二組目は母親が単独で子育てをして、ある程度大きくなったら巣を留守にすることが多くなった。
 鳩にも過保護と放任主義があるらしい。



鳩子育て2




鳩子育て3




鳩子育て4




鳩子育て5




鳩子育て6




鳩子育て7




鳩子育て8




鳩子育て9




鳩子育て10

 巣立ちまではまだ2週間くらいかかるかもしれない。
 
 

8月も淡々とサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 8月に入っても流れは変わらず。神社検定が終わって以降の日常が確立された。これはこれで悪くない。
 各地で夏まつりや花火大会なども開かれているようで、以前の状況が少しずつ戻ってきているのを感じる。名古屋でも3年ぶりに世界コスプレサミットが行われている。
 個人的にはまだ昔のように戻れる気がしていない。たぶんもう戻れない。
 時代の節目なのだろうけど、それにしてはこれということが起きないまま日々が流れていっている。

 8月もここまではそれほど暑くない。35度を超える日は少ないし、38度とかも7月始めに何日かあっただけだ。
 ただ、お盆を過ぎれば暑さが和らいだのは昔話で、近年は9月になってもずっと残暑が続くから、夏はまだまだ終わらない。
 少年の頃の夏休みをときどき思い出すけど、もう蘇ることはあまりない。
 祖父母が亡くなって以来、田舎にもほとんど帰っていない。
 何事もなく今年の夏も過ぎていくのだろう。



イカ刺し

「イカ刺しの卵黄ソース」

 イカ刺しには卵黄ソースとブロッコリーの芽がよく合う。
 今回は長ネギの刻みで代用したけど、やっぱりブロッコリーの芽がいい。



ナス

「ナスとシイタケの蒸し焼き」

 ナスとシイタケの組み合わせはこれまであまりやったことがなかったと思うのだけど、相性はいい。
 ナスの切り方に迷って輪切りにしたけど短冊切りの方がよかったかもしれない。



カボチャ

「カボチャと鶏肉のピリ辛」

 カボチャ、鶏肉、アスパラを茹でる。
 オリーブオイルでタマネギを炒め、具材を加えて更に炒める。
 酒、みりん、豆板醤、和風だしの素、塩、コショウで味付けをする。
 
 

友人バンドのライブのお知らせ 8月13日(土)

イベント(Event)
ライブ案内

 友人のバンドが今月8月13日(土)にライブを行うのでお知らせです。
 場所は前回と同じライブハウスの「Rock Bar UK」さん(名古屋市名東区)で。
 Dsoul nationsに加えてゲストボーカルとしてMahiroとサックスのChikaが参加します。

 私オオタも撮影担当として参加します。
 お盆期間中の土曜日ですが、よろしければお越しください。歓迎します。

 東川大介(B)
 トム兼松(G)
 Maurice Otey(D)
 Mahiro(VO)
 Chika(sax)

 スペシャルコーナー
 今回はバンド関係のプレゼントコーナーを予定しています。

 ライブチャージ 1,500円
 ドリンク代 500円(必須でお願いしてます)

 18:30 オープン
 19:00 開始
 20:30頃 終了予定

 Rock Bar UK webサイト
 名古屋市名東区名東本通3-3 サンシャイン西山口 2F (地図

 052-701-0081

 地下鉄東山線【星ヶ丘駅】4番出口より徒歩約10分

 市バス【名東本通二丁目】下車すぐ

※お店の駐車場はありません
(近くに有料のコインパーキングがあります)
 
 

定点観測

日常写真(Everyday life)
定点観測

 今日は定点観測をお送りします。
 もうひとつの定点観測の方は今のところあまり動きがない。



定点観測2




定点観測3




定点観測4




定点観測5




定点観測6




定点観測7




定点観測8




定点観測9




定点観測10

 
 

悪人は悪人らしく

言葉(words)
サルスベリ

 善人は善人として、悪人は悪人として全うすべきだ。
 それぞれに役割がある。映画の中の主役と敵役のように。
 裏でこそこそ悪いことをして見つかったら急に殊勝な態度で反省の弁を述べるやつがいるけど、あの精神構造が理解できない。
 腹を決めて悪いことをしたのではないのか。
 見つからなければ何をしてもいいという考え方もまったく意味が分からない。
 悪人なら悪人らしく悪いことをし続けるべきだ。言い訳も反省も必要ない。
 この世は勧善懲悪が分かりやすくて一番いい。
 悪役は最後まで悪役でいてください。
 
 

勝ち負けじゃなく

言葉(words)
空き地と夏草

 勝ちが勝ちとは限らず、負けが負けとは限らない。
 見かけ上の勝ち負けと実際の勝ち負けは別のことがある。
 名を取るか、実を取るか。
 両方取らないという選択肢もある。
 得をすることが勝ちというわけではなく、損をすることが負けではない。
 よくないのは、勝ち負けの評価を決めようとする態度そのものだ。
 自分に起きる大部分のことは勝ちでもないし負けでもない。
 あえて言えば、両方の側面を持っている。
 
 

勝手に紹介 ~既出アーティストの新曲紹介 2022年8月

音楽(music)
空と雲

 勝手に紹介シリーズ。今回は【既出アーティストの新曲紹介】編をお届けします。

 前回が2022年5月だったから、また3ヶ月近く経って新曲もだいぶたまった。

 2022年5月【前編】
 2022年5月【後編】

 今は昔と違って何ヶ月かに一度シングルを出して、何年かに一度アルバムを発表するという製作スタイルではなくなっているので、新曲のタイミングは掴みづらい。音楽番組をまったく見ず、サブスク契約もしていない私としては、YouTubeだけが頼りということになる。
 でもYouTubeがなければそれさえ知れなかったのだから、YouTubeはありがたい存在だ。制作者やアーティスト側もそれは充分に承知していることだろう。

 というわけで、今回もお気に入りアーティストの新曲を紹介します。




 にしな 『青藍遊泳』 2022年6月15日

 いい加減、にしなは令和を代表する天才歌人であるということに世間は気づかないといけない。
 天から与えられた才能というよりも天然の才と言う方がぴったりくる。
 とにかく言葉の選択の感覚が素晴らしく、詩は描写だということをよく知っている。だから、歌詞がとても映像的だ。
 一行目から抜群の冴えを見せる。

”門出の夜に忍び込んで
青いプール金魚を放とう”

 卒業式の日の夜にクラスメイトと一緒に夜の学校に忍び込んでプールに金魚を逃がした、などという回りくどい説明はしない。ぎりぎりまでそぎ落とした言葉で描写することで、その場面を鮮やかに描き出す。
 金魚は赤色と言わなくてもプールの青と金魚の赤がコントラストとなっている。
 この”赤”や”泳ぐ”という言葉がキーワードとなって後の部分に掛かってくる。

”飛び込めば溢れる笑い声
染み込んだ夜の向こう
なんとなく届く気がして
手を伸ばした”

 難しい言葉は使っていないのに非常にセンスを感じさせる言葉選びで、笑い声が”染みこんだ夜”などという表現は常人ではなかなか思いつかない。
 奇をてらわず天然の才から発した言葉なので無理がないし嫌みにならない。
 凡人が詩人を気取ってそれらしい言葉を使っても、そんな言葉では人の心を震わせることはできない。 

”夜空の星屑 盗む事ばかり企んでいる”については、にしな本人に訊かないと意味は分からない。

 この曲が製作されたのは3年ほど前で、ライブ限定で歌っていたものを、今回ニューアルバム『1999』に収録されることになり、正式発表となった。機が熟したということが言えそうだ。

 発表されたばかりの新曲シングル『1999』の歌詞を聞けば、にしなはタダ者ではないことが分かる。
 1998年生まれなので、1999年は1歳だったにしなが今になって思う1999年がテーマになっている。




 幾田りら 『レンズ』 2022年6月14日

 YOASOBIのボーカルikuraの歌唱が一級品であることは多くの人が認めるところだ。
 しかし、シンガーソングライター幾田りらの楽曲については凡庸としか言えないと個人的には思っている。ぷらそにかで同時期に活動していた同世代のにしなと比較すればその差は歴然だ。
 しかし、YOASOBIのボーカル活動の中で得たものや掴んだものがあったのだろう。ここ最近はちょっとよくなってきた。
 前曲の『スパーク』とこの『レンズ』はまだ伸びしろがあることを示した。今後に期待したい。




 空白ごっこ 『ラストストロウ』 2022年2月16日

 TVアニメ『プラチナエンド』(webサイト)2ndシリーズエンディングテーマに採用された曲。
 カップリング曲の『カラス』や、映画『神は見返りを求める』(webサイト)の挿入歌『かみさま』など、タイアップ曲が増えてきたのは売れっ子になってきた証だ。
 ブレイク直前といったところかもしれない。



 Myuk 『Pancake』 2022年6月11日

 個人的にMyukはもっと売れていいし売れるべきだと思っているアーティストのひとりだ。そのためにはもう少し時間がかかるだろうか。




 足立佳奈 feat.Tani Yuuk i『ゆらりふたり』 2022年6月24日

 見た目はアイドル歌手みたいなのだけど、実際は実力派のシンガーソングライターだ。
 ここのところ 『オーマイガール』『Me』『DATE』と、立て続けに新曲を発表している。
 デビュー5周年記念の連続配信リリースということで、もう少し続くようだ。




 MATSURI 『52Hzの鯨』 2022年6月24日

 MATSURIについては以前も少し書いたと思うのだけど、ライブやYouTubeなどで歌ってみたの人からのデビュー組だ。
 発表している曲は少ないながら確かな実力の持ち主なので、今後更に期待できる。




 ヨルシカ 『左右盲』 2022年7月25日

 ヨルシカの世間的な認知度というのがよく分からないのだけど、もはや超メジャーな存在なのだろうか。
 基本的に顔出しはしてないものの、シークレットライブなども行っていて、人気は高い。
 ヨルシカ好きなら『ブレーメン』もおすすめ。




 Aimer 『wavy flow』 2022年6月17日

 Aimerはもはや押しも押されもしない大スターなので、私がここで紹介するような存在ではなくなってしまった。
 去年あたりまではまだ知る人ぞ知るくらいの存在だったのに、『鬼滅の刃』のテーマ曲を担当したり、タイアップが増えたりで、一気に知名度が上がった感がある。
 それ以前から武道館ライブをするくらいのアーティストだったのだけど。




 yama 『くびったけ』 produced by Vaundy 2022年7月29日

 ネット上でしか存在しないような謎のアーティストだったyamaも、最近は表に出てくるようになって、謎感は弱まった。
 ただ、その正体はいまだよく分かっていない。
 この曲ではVaundyと組んで歌っている。今後はそういうことも増えてくるかもしれない。




 日食なつこ 『meridian』 2022年7月3日

 日食さんは当たり外れが大きくて、好きな曲もあるのだけどそうじゃない曲も少なくない。
 この曲はけっこう好きだけど、『必需品』は好きではない。




 ぷにぷに電機×80KIDZ 『Night Session』 2022年6月30日

 ぷにぷに電機はやる気があるんだかないんだかよく分からないアーティストで、そういうすかした感じも魅力のひとつなのだろう。
 別に売れなくてもいいしと思っているようで、でもちゃんとときどきは新曲を発表する。
 かと思うと、アップした曲がいつの間にか削除されていたりする。




 三浦透子 『intersolid』 2022年6月6日

 映画『ドライブ・マイ・カー』(webサイト)の出演で、女優としての株を一気に上げたけど、アーティストとしても引き続き活動していってほしいと願っている。
 とにかく声がいい。独特の世界観も持っていて、他に代わりはきかない。




 OCEANS ex.KureiYuki's with yui 『Summer in COLORZ』 2022年7月27日

 以前も組んで何曲か曲を発表している。
『サヨナラ SAY GOODBYE』は勝手に紹介シリーズで紹介した。
 この曲はその路線に近い。
 yuiは全盛期のときはまったく聴いていなくて、個人的には最近再発見したアーティストという位置づけの存在となっている。




 adieu 『ひかりのはなし』 2022年7月27日

 女優としてしっかりと地位を確立した上白石萌歌だけど、アーティストadieuとしても魅力的だから、このまま続けていってほしい。




 Hakubi 『あいたがい』 2022年7月29日

 Hakubiは以前どこかで紹介したつもりだったのだけど、まだだったかもしれない。
 とりあえずここに入れておいて、機会があればいずれもう一度ちゃんと紹介したい。
 



 『すずめの戸締まり』テーマ曲 2022年7月15日

 今年2022年11月11日に公開予定となっている新海誠監督の新作『すずめの戸締まり』(webサイト)の主題歌。
 主人公のすずめ役の声優はオーディションで原菜乃華に決まった。
 まだ知名度はそれほどでもないと思うけど、原菜乃華は子役から活動しているので18歳ながら芸歴は長い。
 最近でいうと、ドラマ『真犯人フラグ』(webサイト)の相良家の娘役というと、ああ、あの子かと思う人もいるだろう。
 主題歌は誰が担当するのかと発表前から話題になっていたけど、原菜乃華自身が歌うことになったらしい。
 正式にはまだ発表されていないけど、楽曲の担当は今回もRADWIMPSのようだ。主題歌は野田洋次郎ワールド全開なので間違いなさそうだ。
 それにしても初歌唱とは思えないほど原菜乃華の歌は魅力的だ。こういう歌い方のクセは誰かに教わるものではなく天性のものだ。
 オーディションに歌唱があったのかどうかは分からないけど、この鉱脈を掘り当てる新海誠監督はさすがだ。
 原菜乃華はこれを機に女優としても歌手としてもブレイクすること間違いなしと断言できる。


 これまでの勝手にシリーズは音楽カテゴリにまとめてあります。
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