月別:2022年01月

記事一覧
  • 暇から生まれるもの

     人間、暇を持て余すとロクなことを考えないものだけど、暇からしか生まれなかったものもたくさんある。 縄文時代や江戸時代がいい例だ。 創造には時間が必要で、短時間では成熟しないことも多い。 忙殺という言葉あるように、忙しさは人から想像力を奪ってしまう。 この世の中を動かしている人たちは忙しい人たちだけど、世の中を変えるのは暇な人たちだ。 それは役割分担で、どちらが上とか下とかではない。 あるいは、最...

    2022/01/31

    言葉(words)

  • 早くも一月終わったサンデー料理

     早くも一月が終わろうとしている。ついこの前正月だったのに。 毎年思うことだけど、一ヶ月がこんなに短いのだからそれが12回しかない一年なんて短いに決まっている。 一年を長いと感じることがいいことだとは思わないけど、もう少しゆっくり月日が流れて欲しいとは思う。 来週からはオリンピックが始まるし、スポーツのニュースも増えてきて、春が遠くないと感じ始めている。花粉症も始まっているし。 コロナは他人事として...

    2022/01/30

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     もうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2022/01/29

    日常写真(Everyday life)

  • 勝手に紹介 ~【ELAIZA】

     YouTubeでELAIZAのMVを初めて見たとき、セクシー路線のアーティストがデビューしたのだなと思った。歌もルックスもいいし、これは売れそうだなとも思った。 ELAIZAがモデルで女優の池田エライザだと知るのはずいぶん後になってからだった。 池田エライザ(公式サイト)については名前とグラビアか何かの写真を少し目にしたくらいで、知っているというほど知ってはいなかった。池田エライザって知ってる? と訊かれたら、確か...

    2022/01/28

    音楽(music)

  • 生きる理由

     だいたいの人は死ななければならない理由よりも生きなければいけない理由の方が多いものだと思う。 私もそうだし、あなたもそうではないだろうか。 死んでもいいけど生きてもいい。 それじゃあ生きていればいいじゃんと私は思うのだけどどうだろう。 生きる理由はそれくらい軽いものであってかまわない。  ...

    2022/01/27

    言葉(words)

  • 捨てがたさ

     ときどき人の温かい思いやりに触れて、ああ、そうか、と心の中でつぶやいて、そこでしばらく思考がさまよってしまう。 何が”そう”なのかを言葉で説明するのは難しい。あえて言うなら、納得ということだろうか。 人間も、この世界も、否定しようと思えばいくらでも否定できる。 それでもなお、わずかに残る”捨てがたさ”といったものが確かにあって、それがこの世界をぎりぎりのところで保たせている。 たとえば人の思いやりと...

    2022/01/26

    言葉(words)

  • 心を死なせないように

     あきらめることに慣れてしまえば気持ちが楽になる代わりに心が死んでしまう。 悲しみを悲しみとして、悔しさを悔しさとして、ちゃんと感じる方が健全だ。 欲しいものを求めることは人間としてまっとうな態度であり感覚だ。否定されるべきものではない。 鈍いことは強さを意味しない。 繊細さと強さの両立という難しい課題に私たちは取り組んでいる。 あきらめたらこれ以上はないぞと自分に言い聞かせなければならない。 何...

    2022/01/25

    言葉(words)

  • 生と死の世界線

     自分が生きている世界線と自分が死んでいる世界線が平行に走っていると想像してみる。 自分がいる世界と自分がいない世界。 自分がいる世界を見たければ生きている世界線を選ぶしかない。 ただ、自分が死んでいる世界線もそれはそれで少し興味がある。 生き続けるか死に続けるか、選べるのは一方だけだ。  ...

    2022/01/24

    言葉(words)

  • 冬の終わりを願いながらサンデー料理

     毎日寒いから今が真冬だということは体感的に分かるのだけど、感覚的な季節感が希薄になっている状態がずっと続いている。 旅で知らない土地をずっと歩き続けていると自分は今どこで何をしているんだろうと思うあの感覚に似ている。もう2年以上だ。 年末年始の頃はコロナも一時的に収まっていて、2022年はある程度活動的にいこうと思っていたら、ここへ来てまた止められてしまった。 嘆いても仕方がないとはいえ、これは誰に...

    2022/01/23

    料理(Cooking)

  • 定点観測

     今日は定点観測をお送りします。  ...

    2022/01/22

    日常写真(Everyday life)

  • 本物の優しさ

     中途半端な優しさは弱い。 でも本物の優しさは強い。 本物の優しさなら誰かを救えるかもしれないし、自分も救える。 優しいだけでは駄目だなどというのは偽物の優しさしか知らない人間の戯言だ。  ...

    2022/01/21

    言葉(words)

  • 勝手に紹介 ~【Homecomings】

    ”勝手に発表”としてシリーズ化してきたものを今回から少し変えて”勝手に紹介”と題してシリーズを存続させていくことにした。 発表よりも紹介の方がしっくりくる気がしたので。 内容はこれまでと変わらない。 というわけで今回は【Homecomings】を紹介します。 通称”ホムカミ”。(なんでも略せばいいわけでもないだろうに) 自分の周りでHomecomingsを知っている人間がいる気がしないのは私だけではないだろう。Homecomings知...

    2022/01/20

    音楽(music)

  • 正解はもっと先に

     何をしても正解な気がしないときは、いったん答えを探すのをやめた方がいい。 今ここに正解はないということかもしれない。 答えはたぶん、もっと先にある。そこで私を待っている。 だから私はそこまでたどり着かなければならない。 それまで出した答えがすべて不正解だったとしても、最後の最後に正解を見つけられたらそれでいい。  ...

    2022/01/19

    言葉(words)

  • それはごまかし

     好きという言葉でごまかしちゃいけない。 それは誰も傷つけない魔法の言葉などではない。...

    2022/01/18

    言葉(words)

  • 自分の価値を決めるのは他人

     誰でも自分の価値を信じる自由がある。権利といってもいい。 ただ、自分の価値を決めるのは自分以外の誰かだ。 美人かどうかを決めるのは他人であるのと同じように。 ひとりの人物についてある人は有能だといいある人は無能だという。 人の価値というのはそういうことだ。 だから、他人から評価してもらうために努力することは方向性として間違っていない。 自分で自分を認めるなどということは無意味な独りよがりでしかな...

    2022/01/17

    言葉(words)

  • サンデー料理+峠の釜めし

     今日の午後、ふいに”峠の釜めし”をいただいて、さて、サンデー料理との兼ね合いをどうしようかと考えた。 サンデー料理のメニューはもう決まっていたし、夕飯を峠の釜めしだけにするのも何なので、そうか、組み合わせればいいのかと思いつく。 峠の釜めしを白米の代わりにするという、ちょっと贅沢なサンデー料理になった。このパターンは史上初だ。 峠の釜めしは言わずと知れた有名駅弁で食べたことがあるという人も多いと思...

    2022/01/16

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     もうひとつの定点観測をお送りします。 一枚目は昨日14日の朝の風景。名古屋は今シーズン二度目の積雪となり、街も雪化粧をした。 まったく降らない年もあるけど、今年は全般的に気温が低くて寒い冬になっている。今シーズン中にあと一度か二度くらいは雪が降るかもしれない。 気がつけばだいぶ日没が遅くなった。一番早いときは12月の半ばで16時41分だったのが1月15日の今日は17時3分になっている。20分以上早くなるとだいぶ...

    2022/01/15

    日常写真(Everyday life)

  • 終わりは行き止まりではない

     終わることは必ずしも失うことを意味しない。 終わって得られるものもある。 何かが終われば何かが始まる。 終わりは行き止まりでもない。 終わりの先を見るためにはまず終わらせることが必要になる。  ...

    2022/01/14

    言葉(words)

  • 勝手に発表 ~新規開拓アーティスト 【RIRIKO】編

     勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の今回は【RIRIKO】を紹介します。 リリコといってもタレントのLiLiCoとは違います。RIRIKOなのでよろしく。 初めて知ったきっかけがYouTubeなので知名度はいつものようによく分からない。チャンネル登録者数がひとつの目安にはなるだろうけど、9,000人ちょとというのが多いのか少ないのかは今ひとつ判断がつかない。10万人を超えていればとりあえずメジャーなんだなとは思う。 音...

    2022/01/13

    音楽(music)

  • 諦めながら進んでいく

     ああ、もう進まないとなと思うときがある。 それは前向きというよりも諦めに近い感覚で、悲しい感情を伴う。 痛みもある。 それでも前進には違いない。 立ち止まっているよりはよほどいい。  ...

    2022/01/12

    言葉(words)

  • 名古屋と近郊で食パンをめぐる旅 ---365ぱん

     以前やっていた”名古屋と近郊で食パンをめぐる旅”シリーズを久々に復活させてみた。 調べたら最後の記事が2017年2月14日だから、ほぼ5年の空白があったことになる。そんなに時間が流れていたとは驚きだ。 名古屋と近郊で食パンをめぐる旅シリーズ ---池下ベーカリーrico/Jack&Betty/ぱん・くまくる このシリーズは「パン屋(bakery)」カテゴリーにまとめてあります(さかのぼるときは”次”をクリックしてください) この5年...

    2022/01/11

    パン屋(bakery)

  • 白でも黒でも

     頭の中が真っ白になる。 目の前が真っ暗になる。 明るすぎても暗すぎても何も見えないのは同じ。 世界は白ければ白いほどいいわけではないし、明るければ明るいほどいいわけでもない。 光が影を生み、影があるからこそ光が分かる。 私たちは白でも黒でもない中間でしか生きられない。 明るすぎず暗すぎない世界を求めている。 求める明るさ(あるいは暗さ)は人それぞれだけど。  ...

    2022/01/10

    言葉(words)

  • 角煮初登場のサンデー料理

     1月9日。早くも今年2回目のサンデー料理となった。 以前は1月15日の成人の日までは多少なりとも正月気分が続いたものだけど、今は祝日が動かされてしまってそのあたりの感覚も曖昧になった。個人的に3連休になろうと関係ないし嬉しくもない。 今年は2日が日曜日でサンデー料理もやったので早々に正月気分が抜けた感がある。今週最初からすっかり平常通りだった。 そろそろ本格始動しようかと考えていたところ、コロナの再流行...

    2022/01/09

    料理(Cooking)

  • 2022年も定点観測は変わらず

     今年は1月1日が土曜日で、その日は新年の挨拶と初日の入りの写真だったので、今日が今年最初の定点観測の記事になる。 今年も基本的に土曜日は定点観測にしようと思っている。特に変える理由もない。 新年は新しいことを始めるにはいいときなのだけど、マンネリにはマンネリのよさもあって、続けていくことで見えてくるものもある。新しい発見もある。 というわけで、2022年も引き続き定点観測をお送りする予定です。  ...

    2022/01/08

    日常写真(Everyday life)

  • 松の内のあいだに森孝八剱神社で初詣

     一年中神社へ行っているから初詣にはそれほどこだわりはないのだけど、行けるものなら行っておいた方が気持ち的にはすっきりする。 今年も始まってすでに7日が過ぎた。気づけば松の内が終わってしまうということで、今日中に行っておくことにした。 氏神は大森八剱神社なのだけど、今住んでいる近所の神社となると森孝八剱神社がそれに当たる。今年は森孝にしておいた。 森孝は2017年以来になると思う。 今年も森孝八剱神社...

    2022/01/07

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 捨てるには惜しい

     人生も捨てたもんじゃないとたまに思える。 ときどきでもそう思えることが大切で、それでどうにか生きていける。 生きていればいいこともある。それは本当だ。 長く生きれば分かる。 どうせ死ぬのだから急いで死ななくてもいい。  ...

    2022/01/06

    言葉(words)

  • 勝手に発表 ~新規開拓アーティスト 【三浦透子】編

     勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の2022年第一弾として【三浦透子】を紹介します。 三浦透子を知っているという人の半分は映画『天気の子』がきっかけだろうし、もう半分は女優として認識しているだろう。歌手・三浦透子としての知名度はそれほど高くないと思うけどどうだろう。 個人的には『天気の子』のときはそれほど強い印象を持たず、YouTubeで『通過点』を聴いたときに、これってあの三浦透子なんだろうかと...

    2022/01/05

    音楽(music)

  • わずかな差を埋めるには

     どの分野でもそうなのだろうけど、ある一定の程度に達すると差は小さくなる。 しかし、その差は小さいようで大きく、ときに決定的なものとなる。 その差を埋める、あるいは越えるためにはどうしたらいいのか? 才能、努力、継続。 確かにそれはそうなのだけど、それだけでは埋まらない溝や越えられない壁があるのも事実だ。 最後は人間力がものを言うのかもしれない。 上積みして鍛えられる部分があるとすれば、そこしかな...

    2022/01/04

    言葉(words)

  • 同じ風景と違う色

     自分に見えている色と他人が見ている色は違うかもしれない。 同じ風景を見ていても見えているものは人それぞれ違っている。 自分が見ているものが絶対と過信するのは間違っている。 それでも自分に見えているものを信じるしかない。 他人が見ている色とどれだけ違ったとしても。 世界の真実と自分の真実は別で、真実の二重構造を認識することが大切だ。  ...

    2022/01/03

    言葉(words)

  • 1月2日からサンデー料理

     今年は1月2日が日曜日だったから、いきなりサンデー料理になった。 元日は正月料理を食べて、今日いったんサンデー料理を挟んであと2日くらいは正月料理プラス何かといった夕飯になる。 おかげで新年早々に正月気分が吹き飛んでしまった感がある。気持ち的には明日からもう平常通りに戻ってしまいそうだ。 去年の11月、12月はわりと予定が入っていたけど、考えてみると今年の1月は暇だ。予定らしい予定がまだ立っていない。 ...

    2022/01/02

    料理(Cooking)

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暇から生まれるもの

言葉(words)
道の軍手

 人間、暇を持て余すとロクなことを考えないものだけど、暇からしか生まれなかったものもたくさんある。
 縄文時代や江戸時代がいい例だ。
 創造には時間が必要で、短時間では成熟しないことも多い。
 忙殺という言葉あるように、忙しさは人から想像力を奪ってしまう。
 この世の中を動かしている人たちは忙しい人たちだけど、世の中を変えるのは暇な人たちだ。
 それは役割分担で、どちらが上とか下とかではない。
 あるいは、最初から人種が違うのかもしれない。
 私はきっと、生まれてから死ぬまで暇な人間の側で過ごすことになるのだろう。
 
 
 

早くも一月終わったサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 早くも一月が終わろうとしている。ついこの前正月だったのに。
 毎年思うことだけど、一ヶ月がこんなに短いのだからそれが12回しかない一年なんて短いに決まっている。
 一年を長いと感じることがいいことだとは思わないけど、もう少しゆっくり月日が流れて欲しいとは思う。
 来週からはオリンピックが始まるし、スポーツのニュースも増えてきて、春が遠くないと感じ始めている。花粉症も始まっているし。
 コロナは他人事として遠ざけておきたいだけなのだけど、イベントや予定が中止になったりすると無関係とは言っていられなくなる。もはや今の状態が日常で、収まる短い期間が非日常のようになっている。今年もずっとこんな調子なんだろうか。
 明るい話題がなかなかなくて自分もがっかりしているし、このブログでも提供できていないのが少し心苦しい。たまには季節の花の写真でも載せたいのだけど、なかなか撮りに行く気になれない。少し前にロウバイが咲いてきたというニュースを見た。早咲きの梅もそろそろ咲き出しただろうか。
 とにかく早く暖かくなってくれと毎日思っている。



サーモン

「いつものサーモン」

 サーモンは短冊を縦に切るといいというのをYouTubeで見て試してみたら間違っていたらしい。違う方向に切ると筋っぽくなることが分かったのは収穫だったけど。
 スーパーで短冊として売っているものは素直に横切りでいいのかもしれない。



豆腐その他

「豆腐その他のピリ辛炒め」

 ショウガ、豆板醤、長ネギ、ニンジンをごま油で炒める。
 酒、みりん、しょう油、和風だしの素、昆布つゆで味付けをして、切り分けた豆腐を加えてしばらく煮る。
 塩、コショウで仕上げる。



フライ

「ナスとエリンギと山芋のフライ」

 今日は天ぷらよりもフライの気分だった。失敗が少ないのはフライの方だ。
 でも、食べる側からすると、天ぷらの方が好きだ。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 もうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

勝手に紹介 ~【ELAIZA】

音楽(music)
夕空と雲

 YouTubeELAIZAのMVを初めて見たとき、セクシー路線のアーティストがデビューしたのだなと思った。歌もルックスもいいし、これは売れそうだなとも思った。
 ELAIZAがモデルで女優の池田エライザだと知るのはずいぶん後になってからだった。

 池田エライザ(公式サイト)については名前とグラビアか何かの写真を少し目にしたくらいで、知っているというほど知ってはいなかった。池田エライザって知ってる? と訊かれたら、確かモデルか何かだよねと答えられる程度だ。
 女優としても多くの作品に出ているようなのだけど、wikiのページで出演作一覧を見ると、観たことがある作品がほとんどないから、これなら知らなくても仕方がない。ただ、映画『みんな!エスパーだよ!』は観たので、それで印象に残っていないということは個人的に引っかかるものがなかったのかもしれない。
 音楽活動に関しては、テレビの音楽番組『The Covers』の司会を務めたことがひとつのきっかけになったようだ。番組の中で何曲か歌ったようで、YouTubeにもアップされている。
 ELAIZAとして本格的に音楽活動を始めたのが去年2021年8月なので、まだ日は浅い。アルバム『失楽園』とシングル曲『Close to you』を発表した。
 YouTubeの登録者数は半年で3万人を超えているから、歌手ELAIZAの知名度は私が思う以上に高いのだろう。
 最近、「ゴチになります」の新レギュラーになったというニュースを見た(昔は観ていたけど今は観ていない)。今度ますます一般的な知名度も高まっていくのではないかと思う。
 ELAIZAの実力やいかに? ということになるのだけど、まずはデビュー曲となった『Close to you』を聴いてもらうのが早いと思う。




 ELAIZA 『Close to you』 2021年9月6日

 歌唱の実力はかなりのものだと思うけどどうだろう。歌の上手い女優が”歌ってみた”レベルではない。
 アルバム曲の中の数曲は作詞を担当しているし、カバー曲のときにギターも弾いていたから作曲の可能かもしれない。
 音楽一本でもやっていけるかといえばそれは分からないけど、モデル、女優とあわせて芸能活動の柱の一本となり得ると思う。

 以下のネットのインタビュー記事を読めば歌手ELAIZAについてある程度知ることができる。

 池田エライザが“ELAIZA”として“届ける”よりも“考える”を大切にした『失楽園』(長谷川誠)

 ELAIZAをつくる音楽DNA シンガーの母が歌うスタンダード・ナンバー、チャイコフスキー、音楽観を変えてくれた最先端ポップス(森朋之)

 母親がフィリピンとスペインのミックスで歌手だったというから、生まれながら音楽的素養があったというべきかもしれない。歌の上手さとか運動神経などはやはり遺伝的な要素があるように思う。




 池田エライザ×上白石萌音 『I believe』 絢香

 2020年8月のFNS歌謡祭で上白石萌音と歌った絢香の『I believe』歌唱が世間に大きなインパクトを与えたようだ。
 女優であり歌手でもある実力派の上白石萌音に対して一歩も引けを取っていけない。
 ただ、本家と聴き比べてしまうと、実力差は大きいと感じざるを得ない。




 ELAIZA 『惑星』 2021年11月8日

 1stアルバム『失楽園』より
 アルバムのラスト曲。
 個人的にオリジナルに勝るカバーはないと考えているのだけど、新しい世代が古い世代の曲をカバーすることで曲が世代を超えていく意義があるのは間違いない(有名人が歌うからカバーであって素人が歌うのはカバーではないけど)。
 ELAIZAの曲はELAIZAがオリジナルで、やがてもっと若い世代がカバーすることで蘇ることになるのかもしれない。
 今のうちにELAIZAを知っておけば数年後には古参を名乗れる。




 池田エライザ 『時代』(中島みゆき)

 中島みゆきのオリジナルが発表されたのが1975年(昭和50年)。
 あれから50年近く経ってまだこうして歌い継がれているというのはすごいことだ。音楽が大量生産されて使い捨てられていく中でも、名曲はこうして残っていく。
 中島みゆきといえば、『糸』や『地上の星』、『空と君とのあいだに』や『銀の龍の背に乗って』など名曲が多いけど、個人的には『悪女』が一番印象に残っている。子供の頃の私はあの曲を聴いてどういうわけか妙に悲しいような切ない気持ちになっていた。今はあんな曲を作れるアーティストはいなくなってしまった。




 ELAIZA 『AYAYAY』 2021年11月8日

 作詞が池田エライザ名義になっているからELAIZA以前に書いた曲かもしれない。
 声に特徴があるようでなくて、クセがあるようでない。だから聴きやすい。でも、ちゃんと引っかかりはある。
 歌が上手い素人たくさんいるけど、プロとしてやっていけるのはその中の一部だ。下手だからプロになれないわけでもない。
 要するにその歌声にお金を払ってもいいと思えるかどうかだ。
 そういう意味でいうと、ELAIZAの歌はお金が取れる。モデルや女優としての実績込みだとしても。




 池田エライザ 『Woman”Wの悲劇“より』(薬師丸ひろ子)

 松本隆作詞活動50周年トリビュートアルバム『風街に連れてって!』が2021年7月14日に発売されて、その中のひとりとして池田エライザが選ばれた。歌ったのは薬師丸ひろ子の『Woman"Wの悲劇"より』だ。
 歌手としてデビューしている女優はとても多いのだけど、本格的に活動して成功を収めたということでいうと、薬師丸ひろ子はその走りといえるかもしれない。
 この曲の歌手として池田エライザを指名したのが松本隆だったのか、プロデューサーの亀田誠治だったのかは分からないけど、そのあたりを重ね合わせたとも考えられる。

1 「夏色のおもいで」吉岡聖恵 (作曲:財津和夫 オリジナルアーティスト:チューリップ 1973年リリース)
2 「君は天然色」川崎鷹也 (作曲:大瀧詠一 オリジナルアーティスト:大滝詠一 1981年リリース)
3 「SWEET MEMORIES」幾田りら (作曲:大村雅朗 オリジナルアーティスト:松田聖子 1983年リリース)
4 「SEPTEMBER」宮本浩次 (作曲:林 哲司 オリジナルアーティスト:竹内まりや 1979年リリース)
5 「Woman“Wの悲劇”より」池田エライザ (作曲:呉田軽穂 オリジナルアーティスト:薬師丸ひろ子 1984年リリース)
6 「セクシャルバイオレットNo.1」B’z (作曲:筒美京平 オリジナルアーティスト:桑名正博 1979年リリース)
7 「スローなブギにしてくれ(I want you)」GLIM SPANKY (作曲:南 佳孝 オリジナルアーティスト:南 佳孝 1981年リリース)
8 「キャンディ」三浦大知 (作曲:原田真二 オリジナルアーティスト:原田真二 1977年リリース)
9 「風の谷のナウシカ」Daoko (作曲:細野晴臣 オリジナルアーティスト:安田成美 1984年リリース)
10 「ルビーの指環」横山剣(クレイジーケンバンド) (作曲:寺尾 聰 オリジナルアーティスト:寺尾 聰 1981年リリース)
11 「風をあつめて」 MAYU・manaka・アサヒ(Little Glee Monster) (作曲:細野晴臣 オリジナルアーティスト:はっぴいえんど 1971年リリース)

 新旧取り合わせたなかなか面白い顔ぶれになっている。




 池田エライザがテレビで歌ったのはこちらの動画で。




 池田エライザ 『sweet memories』(松田聖子)

 リハーサルということで池田エライザの素が垣間見える。




 池田エライザ 『ぼくたちの失敗』 森田童子

 もちろん、森田童子のオリジナルには誰が歌っても及ばないのだけど、カバー曲によって思い出して懐かしい気持ちになりつつ、オリジナルをあらためて聴いてやっぱりいいねと思う流れが生まれるのがいい。カバーってきっとそういうことだから。


 YouTubeの一般ユーザーはアルバム『失楽園』を聴くことができないのだけど、Premium会員は全曲聴くことができるのだろうか。
 私はAmazon Music Unlimitedの無料お試し期間中なので聴くことができる(でも有料会員にはならないつもり)。 
 一般が観られるMVが3曲だけというのはちょっと寂しい。知名度を上げるためにももっと増やして欲しい。


 公式サイト

 ユニバーサル ミュージックによるELAIZA公式サイト




 ELAIZA『失楽園』



 これまでの”勝手にシリーズ”は「音楽カテゴリー」にまとめてあります(さかのぼるときは”次”をクリックしてください)。


生きる理由

言葉(words)
矢田川冬風景

 だいたいの人は死ななければならない理由よりも生きなければいけない理由の方が多いものだと思う。
 私もそうだし、あなたもそうではないだろうか。
 死んでもいいけど生きてもいい。
 それじゃあ生きていればいいじゃんと私は思うのだけどどうだろう。
 生きる理由はそれくらい軽いものであってかまわない。
 
 

捨てがたさ

言葉(words)
冬の空き家

 ときどき人の温かい思いやりに触れて、ああ、そうか、と心の中でつぶやいて、そこでしばらく思考がさまよってしまう。
 何が”そう”なのかを言葉で説明するのは難しい。あえて言うなら、納得ということだろうか。
 人間も、この世界も、否定しようと思えばいくらでも否定できる。
 それでもなお、わずかに残る”捨てがたさ”といったものが確かにあって、それがこの世界をぎりぎりのところで保たせている。
 たとえば人の思いやりといったものだ。
 そんな暖かさに触れたときくらいは、自分も人に優しい気持ちになりたいと思う。
 
 

心を死なせないように

言葉(words)
夕空に鳥

 あきらめることに慣れてしまえば気持ちが楽になる代わりに心が死んでしまう。
 悲しみを悲しみとして、悔しさを悔しさとして、ちゃんと感じる方が健全だ。
 欲しいものを求めることは人間としてまっとうな態度であり感覚だ。否定されるべきものではない。
 鈍いことは強さを意味しない。
 繊細さと強さの両立という難しい課題に私たちは取り組んでいる。
 あきらめたらこれ以上はないぞと自分に言い聞かせなければならない。
 何度でもだ。
 
 

生と死の世界線

言葉(words)
瀬戸電高架

 自分が生きている世界線と自分が死んでいる世界線が平行に走っていると想像してみる。
 自分がいる世界と自分がいない世界。
 自分がいる世界を見たければ生きている世界線を選ぶしかない。
 ただ、自分が死んでいる世界線もそれはそれで少し興味がある。
 生き続けるか死に続けるか、選べるのは一方だけだ。
 
 

冬の終わりを願いながらサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 毎日寒いから今が真冬だということは体感的に分かるのだけど、感覚的な季節感が希薄になっている状態がずっと続いている。
 旅で知らない土地をずっと歩き続けていると自分は今どこで何をしているんだろうと思うあの感覚に似ている。もう2年以上だ。
 年末年始の頃はコロナも一時的に収まっていて、2022年はある程度活動的にいこうと思っていたら、ここへ来てまた止められてしまった。
 嘆いても仕方がないとはいえ、これは誰にとってもいいことではない。もはや正常とはどういうことかも分からなくなりつつある。
 個人的には、とにかく早く冬が終わって欲しい。寒いのは嫌だし、厚着も嫌いだ。
 週間天気予報の気温予想がだんだん高くなっていかないかと願いながら毎日見ているけど、今のところその兆候はない。2月いっぱい寒いままなんだろうか。

 名古屋遺跡マップの追記作業をちまちまやっていてそれがようやく終わった。後はマップ作り(ピン打ち作業)だけだ。それがどれくらいかかるか、まだよく分からない。一週間なのか一ヶ月なのか。
 サイトが完成したら、名古屋神社ガイドの神様事典の続きをやろうと思っている。あれもずいぶん長く放置したままになっている。
 残った神社巡りは春以降を予定している。



マグロ

「本マグロの刺身」

 セールの本マグロだったけど充分に美味しかった。
 今回のYouTubeの動画を参考に下処理をした。
 https://www.youtube.com/watch?v=_WVuoDNjk5s
 手間も時間もかかるけど、やれば確実に美味しさが増す。



豆腐卵

「ほうれん草入り豆腐山芋卵焼き」

 いただきものの山芋がまだあったのでそれを使うための料理。
 ほうれん草を下茹でして絞っておく。
 卵、すりおろした山芋、水切りした絹ごし豆腐、ほうれん草、和風だしの素、塩、コショウを混ぜ合わせる。
 オリーブオイルを熱して、具材を一気に入れたら蓋をしてまず片面を焼き、ひっくり返してもう一面も焼く。
 少ししょう油をかけて、かつお節を振りかける。



とろとろナス

「ナスのとろとろ煮込み」

 切り分けたナスを水に浸けてあく抜きをする。
 水気を拭いて、ビニールに片栗粉と小麦粉を一緒に入れて振って粉をまぶす。
 ごま油で両面を焼く。
 酒、みりん、しょう油、水、塩、コショウ、唐辛子を加え、蓋をして蒸し煮にする。
 終盤で刻んだ長ネギを加える。
 
 

定点観測

日常写真(Everyday life)
定点観測

 今日は定点観測をお送りします。



定点観測2




定点観測3




定点観測4




定点観測5




定点観測6




定点観測7




定点観測8




定点観測9




定点観測10

 
 

本物の優しさ

言葉(words)
雪と足跡

 中途半端な優しさは弱い。
 でも本物の優しさは強い。
 本物の優しさなら誰かを救えるかもしれないし、自分も救える。
 優しいだけでは駄目だなどというのは偽物の優しさしか知らない人間の戯言だ。
 
 

勝手に紹介 ~【Homecomings】

音楽(music)
空と雲

”勝手に発表”としてシリーズ化してきたものを今回から少し変えて”勝手に紹介”と題してシリーズを存続させていくことにした。
 発表よりも紹介の方がしっくりくる気がしたので。
 内容はこれまでと変わらない。

 というわけで今回は【Homecomings】を紹介します。
 通称”ホムカミ”。
(なんでも略せばいいわけでもないだろうに)
 自分の周りでHomecomingsを知っている人間がいる気がしないのは私だけではないだろう。Homecomings知ってる? と訊いて、もちろん知ってるよという答えが返ってきたらけっこう驚く。
 いや、それほどマイナーな存在でもないのだけど、Homecomingsに関しては自分だけが知ってる感が強いというのがある。
 去年2021年にメジャーデビューしてドラマのタイアップなどもするようになっているので、もしかすると私が思うよりもよく知られているのかもしれないのだけど。

 公式サイトだけでなくwikiのページがあるというのはひとつのステータスといっていい。
 それによると、京都精華大学(公式サイト)のフォークソング部の女子3人と男子1人の4人で結成されたバンドだそうだ。
 それが2012年のことという。
 メンバーは作詞とギターの福富優樹、作曲とボーカルの畳野彩加、ベースとコーラスの福田穂那美、ドラムとコーラスの石田成美から成る。
 ちょっと不思議な構成で、ギターが作詞をしてボーカルが作曲するという組み合わせは珍しいんじゃないだろうか。
 ギターの福富優樹とボーカルの畳野彩加は高校時代からの友人関係で、福田穂那美と石田成美は大学時代のひとつ上になる。
”京都の現役大学生バンド”として京都で主に活動していたようだ。
 初期の曲はすべて英語歌詞で、UKのインディー・ポップ路線だったのが、2018年頃から日本語歌詞になっていった。
 2017年頃の解散の危機を乗り越え、2019年には東京に居を移して2021年にIRORI Records(公式サイト)からメジャーデビューした。
 IRORI Recordsはポニーキャニオンの音楽レーベルとして2020年に設立された新しい会社で、Official髭男dism(公式サイト)が所属している。
 他にはスカート(澤部渡のソロプロジェクト/公式サイト)など5組とまだ少数精鋭でやっている。
 そこのほぼ初期メンバーとして加わっているということは、会社として今後伸びていくことを期待しての契約だったのだろう。

 メジャーデビューまでの経緯やメンバーの人となりなどはネットにあるいくつかのインタビュー記事から少し知ることができる。

 【インタビュー】Homecomings、メジャーデビュー。4人の“人生がここにつながった”(沖さやこ)

 メジャーデビューアルバム「Moving Days」で示す優しさを歌い、自分たちの表現に責任を持つ決意(下原研二)

 Homecomings福富が語る原点 寂しさを手放さず、優しさで戦う(村尾泰郎)


 公式サイトがインタビュー記事のリンク集を作ってくれているので、それを見てもらった方が早い。

 『Moving Days』発売に併せてインタビューが続々公開!




 Homecomings 『Blue Hour』 2018年10月24日

 3rd Album 『WHALE LIVING』より。
 私がHomecomingsに最初に引っかかったのがこの曲だった。
 悪くないし嫌いじゃないと思ってとりあえずYouTubeのお気に入りに入れておいた。
 その後、何度か聴いたものの、どこか物足りない、パンチが足りないと思って聴かなくなってしまった。
 2018年発表曲だから、まだインディーズの時代で、歌詞を日本語にして間もない頃の作品だ。




 Homecomings 『Continue』 2021年5月12日

 それから何ヶ月か過ぎてHomecomingsと再会したのが『Continue』で、この曲でHomecomingsを大きく見直すことになった。
 おお、Homecomingsいいじゃないか、と。
 メジャーアルバムとなった通算4枚目のアルバム『Moving Days』に収められた中の一曲で、製作の経緯について作詞の福富優樹がライナーノーツに書いている文章が素敵なのでちょっと長いけど紹介します。

「Continue」は3年前の夏、漫画家のさくらももこさんが亡くなったときに書いた曲です。その年の春にちびまる子ちゃんの配信がNetflixで始まり、さくらももこさんの漫画やエッセイなんかを読み返していたタイミングだったので、とても寂しく思ったことを覚えています。歌詞は当時住んでいたアパートのそばのスピッツという素敵すぎる名前の喫茶店で、夕方にミックスジュースを飲みながら書きました。難しいことは考えずにその時浮かんだ言葉や風景を一筆書きのようにして並べていき、途中で書き直すようなこともありませんでした。夢中で書いていたのでジュースが入ったグラスが汗をかいて、当時付き合っていた恋人の部屋から借りてきていた、ちびまる子ちゃんの『わたしの好きな歌』という映画の原作のコミックスの縁が濡れてしまい、こりゃ怒られるな、と思ったのを覚えています。曲ができた背景があまり明るいことじゃないこともあってしばらくライブでもあまり演奏されない曲だったのですが、『Moving Days』に収録されることになりようやくちゃんと形にすることができました。とても思い入れのある大切な曲です。
 今回アニメーションでMVを作ってくださった大桃さんのことはベースのほなちゃんから教えてもらって知りました。今住んでいる部屋からバスに乗ってぶらぶらしにいくお気に入りの町があって、このあいだまでそこにあった海外の絵本を専門に扱っていた小さな本屋さんが本当に大好きだったのですが、大桃さんの描く絵やアニメーションにはあのお店に並んでいた絵本たちのような暖かさがあって、すぐに夢中になりました。大桃さんの作品はどれも本当に素敵なのですが、『ぼくの街においでよ』という作品集が特に大好きで、この絵の世界のなかで「Continue」という曲がどんなふうに響くのだろうか、と想像しただけでとてもワクワクしました。実際に完成したアニメーションはそんなふうに想像していたものよりずっと素晴らしくて、この曲を書くきっかけになったことや閉店してしまったあの本屋さんのことをいつまでも忘れないでいられるような、一生大事にできる宝物をいただけたような気持ちになりました。これからの寒くて騒がしい季節を、だれかと一緒に過ごす方にも、ひとりで過ごす方にも、ほっと息をつけるようなそんな4分間になればうれしいです。 



 この曲で俄然、Homecomingsに興味を持ってアルバム『Moving Days』を聴いてすっかりHomecomingsのファンになったのだった。




 Homecomings 『Hull Down』 2018年10月24日発売

 3rd Album 『WHALE LIVING』より。
 Homecomingsの音楽性をどういう言葉で語ればいいのかよく分からない。
 大学のフォークソング部出身だからといってフォークではないし、広く言えばJ-POPの範ちゅうなのだろうけど、人に説明する言葉を持っていない。
 インディー・ロックやオルタナティヴといった言葉が日本の音楽業界でもよく使われるようになったのはそういう経緯からかもしれない。
 誰かに似ているようで似ていない没個性的な個性といったものをHomecomingsを持っているように思う。唯一無二とかそういった強いものではない。
 福富優樹がインタビューで語っているように”優しさ”がHomecomingsの核になっているというのはその通りなのだろう。




 Homecomings 『Blanket Town Blues』 2021年5月12日

 アルバム『Moving Days』より。
 メジャーデビューしたからといって急に実力が上がるわけではないと思うのだけど、2018年の3枚目のアルバム『WHALE LIVING』から2021年発表の『Moving Days』の間に大きな飛躍があったのは確かだ。
 2019年にメンバーで上京して、ほどなくコロナ騒動となって活動も制約された中でも、それぞれが実力を高めていったのだろう。




 Homecomings 『Here』 2021年5月12日

 アルバム『Moving Days』より。
 ボーカルの畳野彩加の歌もよくなっている。




 Homecomings 『Cakes』 2019年04月17日

 3rdシングルで、映画 『愛がなんだ』の主題歌。
 2018年発表の2ndシングル『Songbirds』はアニメ映画『リズと青い鳥』の主題歌として採用されたのだけど、このときは英語歌詞だった。
 やはりHomecomingsの転換期は2019年の上京以降ということになるのではないか。




 Homecomings 『Summer Reading』 2021年5月12日

 アルバム『Moving Days』の中で一曲だけ英語歌詞の曲がある。
 Homecomingsの曲は歌詞に耳を傾けて共感するというより心地いいサウンドに身を委ねるといったタイプだから歌詞は英語でもいいのかもしれないけど、個人的には英語歌詞の曲は聴かない。私は日本語の歌詞をメロディーに乗せた曲が聴きたい。




 Homecomings 『Pedal』 2021年5月12日

 アルバム『Moving Days』はYouTubeで全曲聴くことができるのでありがたい。
 MVが作られていない曲もいいのでおすすめします。
 ただ、映像がないと再生回数が極端に少なくなるのでもったいないと感じてしまう。




 Homecomings 『Herge』 2021年4月16日

 アルバム『Moving Days』のラスト曲なのだけど、ひとあし先に先行配信された。
 ドラマ『ソロ活女子のススメ』のエンディングテーマでもある。
 MVのロケ地は『Blanket Town Blues』、『Summer Reading』と同じ場所の時間と季節違いだ。『Blanket Town Blues』が冬の雪の日、『Summer Reading』が夜で、『Herge』では桜が咲いている。




 Homecomings『Tiny Kitchen』 2021年5月12日

 アルバム『Moving Days』より。




 Homecomings 『アルペジオ』 2022年1月14日

 1月14日に発表されたばかりの新曲。
 とてもHomecomingsらしい曲に仕上がっている。
 どこかのインタビューでスピッツを聴いていたとメンバーの誰かが言っていたけど、言われてみるとスピッツに通じるものがある。令和のスピッツなどと言われても本人たちは喜ばないかもしれないけど。
 広瀬アリス主演のAmazon primeドラマ『失恋めし』(公式サイト)の主題歌として使われている。
 Homecomings名義としては初の日本語タイトルとなった(英語のカタカタ表記だけど)。


 この記事を書くに当たってYouTubeで聴ける曲は全部聴いて、ネットのインタビュー記事を読んで、Homecomingsを応援したい気持ちになっている。
 大きく売れなくてもファンとともに息の長いバンドであってほしい。


 公式サイト




 Homecomings 『Moving Days』


 2月から全国ツアー「Somewhere In Your Kitchen Table」が開催されるそうだ。

 2022年2月22日(火) 福岡県 INSA
 2022年2月23日(水・祝) 熊本県 NAVARO
 2022年3月5日(土) 石川県 金沢GOLD CREEK
 2022年3月6日(日) 京都府 KYOTO MUSE
 2022年3月19日(土) 愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
 2022年3月20日(日) 大阪府 246ライブハウスGABU
 2022年3月24日(木) 宮城県 enn 2nd
 2022年3月27日(日) 北海道 BESSIE HALL
 2022年4月2日(土) 東京都 LIQUIDROOM


 これまでの”勝手にシリーズ”は「音楽カテゴリー」にまとめてあります(さかのぼるときは”次”をクリックしてください)。
 
 

正解はもっと先に

言葉(words)
矢田川河川敷の冬

 何をしても正解な気がしないときは、いったん答えを探すのをやめた方がいい。
 今ここに正解はないということかもしれない。
 答えはたぶん、もっと先にある。そこで私を待っている。
 だから私はそこまでたどり着かなければならない。
 それまで出した答えがすべて不正解だったとしても、最後の最後に正解を見つけられたらそれでいい。
 
 

それはごまかし

言葉(words)
光模様

 好きという言葉でごまかしちゃいけない。
 それは誰も傷つけない魔法の言葉などではない。


自分の価値を決めるのは他人

言葉(words)
朝の三輪車

 誰でも自分の価値を信じる自由がある。権利といってもいい。
 ただ、自分の価値を決めるのは自分以外の誰かだ。
 美人かどうかを決めるのは他人であるのと同じように。
 ひとりの人物についてある人は有能だといいある人は無能だという。
 人の価値というのはそういうことだ。
 だから、他人から評価してもらうために努力することは方向性として間違っていない。
 自分で自分を認めるなどということは無意味な独りよがりでしかない。
 誰かがあなたの価値を決める。
 そして、あなたが誰かの価値を決める。
 
 

サンデー料理+峠の釜めし

料理(Cooking)
サンデー料理

 今日の午後、ふいに”峠の釜めし”をいただいて、さて、サンデー料理との兼ね合いをどうしようかと考えた。
 サンデー料理のメニューはもう決まっていたし、夕飯を峠の釜めしだけにするのも何なので、そうか、組み合わせればいいのかと思いつく。
 峠の釜めしを白米の代わりにするという、ちょっと贅沢なサンデー料理になった。このパターンは史上初だ。

 峠の釜めしは言わずと知れた有名駅弁で食べたことがあるという人も多いと思うけど、私は初めてだった。
 釜めしの駅弁の総称を峠の釜めしというのだと思っていたら違っていて、横川駅で荻野屋(おぎのや)が販売する駅弁のことだという。
 横川駅についてもよく知らなくて、なんとなく長野県と思っていたら群馬県だった。
 世の中、知っているようで知らないことは多い。
 横川駅は群馬県安中市にある信越本線の駅で、かつては軽井沢とつないでいた。
 横川駅が開業した明治18年(1885年)から荻野屋は駅弁を売り始め、峠の釜めしが登場したのは昭和33年(1958年)のことだそうだ。
 一地方都市のひとつの駅で売っているだけでひとつの駅弁が全国区になることはない。関東のいくつかの駅や百貨店の駅弁フェアなどで売られるようになったことでよく知られる存在となっていったのだろう。テレビで紹介されることも多い。
 益子焼の土鍋が容器になっているというのも話題性があった。最近、この土鍋を製造している窯元が経営再建となっていることがニュースで流れたのを知っている人もいると思う。
 駅弁は旅の途中の列車で食べるのが一番美味しいのだけど、たまには家で食べるのもいい。
 夕飯に冷たいままというのは嫌だったので、土鍋から出して小分けにしてレンジで温めた。
 ご飯は思ったよりも薄味で美味しかった。もっと濃い味付けを想像していた。
 いつか本場で食べてみたいけど群馬県へ行く用事ができるとは思えない。



イカ刺し

「イカ刺しの卵黄ソース」

 おかずはいつもの顔ぶれが並んだ。
 イカ刺しの卵黄ソースも定番としてすっかり定着した。安定した美味しさだ。



ナス

「焼きナスのいろいろ乗せ」

 ナスを切り分けて水に浸けてあく抜きをする。
 水気を拭いて片栗粉をまぶし、ごま油で両面を焼く。後半で水を加えて蓋をして蒸し焼きにする。
 ナスとは別にニンジン、長ネギ、シイタケ、シーチキンをごま油、豆板醤、ショウガで炒める。
 酒、みりん、しょう油、和風だしの素、塩、コショウで味付けをする。
 ナスを上に乗せて、卵黄ソースで余った卵白を入れ、蓋をしてしばらく加熱する。



トマトスープ

「トマトスープ」

 トマトスープは年中作って食べているのだけど、自分の中ではなんとなく寒い季節に作りたくなるような気がする。
 手軽で美味しいし、具材はなんでもいいので、何か一品足りないときなどにおすすめだ。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 もうひとつの定点観測をお送りします。
 一枚目は昨日14日の朝の風景。名古屋は今シーズン二度目の積雪となり、街も雪化粧をした。
 まったく降らない年もあるけど、今年は全般的に気温が低くて寒い冬になっている。今シーズン中にあと一度か二度くらいは雪が降るかもしれない。
 気がつけばだいぶ日没が遅くなった。一番早いときは12月の半ばで16時41分だったのが1月15日の今日は17時3分になっている。20分以上早くなるとだいぶ感覚も違ってくる。
 春は遠くて近く、近くて遠い。
 早くも花粉症の症状が出ているのだけど気のせいだろうか。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

終わりは行き止まりではない

言葉(words)
香流川冬景色

 終わることは必ずしも失うことを意味しない。
 終わって得られるものもある。
 何かが終われば何かが始まる。
 終わりは行き止まりでもない。
 終わりの先を見るためにはまず終わらせることが必要になる。
 
 

勝手に発表 ~新規開拓アーティスト 【RIRIKO】編

音楽(music)
空と雲

 勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の今回は【RIRIKO】を紹介します。
 リリコといってもタレントのLiLiCoとは違います。RIRIKOなのでよろしく。
 初めて知ったきっかけがYouTubeなので知名度はいつものようによく分からない。チャンネル登録者数がひとつの目安にはなるだろうけど、9,000人ちょとというのが多いのか少ないのかは今ひとつ判断がつかない。10万人を超えていればとりあえずメジャーなんだなとは思う。
 音楽番組は観ないし、ヒットチャートに目を通すこともなく、近頃はテレビドラマもあまり観ないので世間で流行っている音楽のことがよく掴めていない。紅白の出場メンバーを見ても知らないアーティストがたくさん出ていてちょっと驚く。私の感覚や趣味は世間とは少しズレているのかもしれない。
 なのでこの勝手に発表シリーズで紹介しているアーティストがこのブログの訪問者にどれくらい響いているのかもまったく見当がついていないのが実情だ。
 まあ、そのへんは勝手にシリーズなのであまり気にせず、今後も続けていこうと思っている。

 RIRIKOについてはwikiのページがあるので略歴は知ることができる。
 11歳からギターを始めて中学から作曲をして高校時代にはライブハウスで音楽活動を始めた。
 その頃、バンドのコンテストでベストボーカル賞などいくつか受賞する。
 東京音楽大学に進学して、卒業後は音楽製作やライブなどを続け、2017年にTVアニメ『クジラの子らは砂上に歌う』のオープニング主題歌題を担当することになり、それがメジャーデビューとなった。
 出身は東京渋谷で、現在26歳。
 シンガーソングライター兼作詞作曲家というのが肩書きとなる。

 ネット上のインタビュー記事はあまり見つけられなかった。

 『クジラ』の絶望と希望は、音楽でどう描かれたのか――主題歌アーティストインタビュー(清水大輔)

 RIRIKO「また会いたい、会えますように」ライブで表現した“2つの世界線”(村上順一)

 音楽業界の内情を詳しく知っているわけではないけど、どの業界でも二極化が進んでいて細々と長くやっていくのは難しいであろうことは想像がつく。
 RIRIKOはここまでわりと順調にきたように見えるけど、ここ数年が正念場かもしれない。何かのきっかけで大きく当たればぐんといきそうだし、そうでなければ先細りになっていく。
 毎年デビューするアーティストは300から400人(組)ほどいるという。その中で生き残るのは10人程度だそうだ。
 今は小さなライブハウスなどでの活動も制限されているので、今後ますます難しくなっていく。
 才能がある人がつぶされない世界であってほしいといつも願っている。




 RIRIKO 『愛してたフリ、愛されてたフリ』 2020年5月27日

 2020年5月から3ヶ月連続でデジタル配信リリースされた一曲目。
 作詞、作曲、歌と、RIRIKOの最良の部分が出た曲だ。
 これで当たらなきゃ何を出せばいいの、ってくらいの曲なんだけど、もう一歩伸びていない。
 事務所の情報がなくて分からないのだけど、レーベルはバンダイナムコ・グループのランティスというところだ。
 所属アーティスト名(wiki)を眺めてみると、ほとんど知らないので驚く(声優関係の人が多いのかもしれない)。メジャーデビューといってもそういうことなのだ。
 あ、ヒャダインがいる。




 RIRIKO 『その未来へ』 2017年10月25日

 TVアニメ『クジラの子らは砂上に歌う』の主題歌でデビュー曲がこちら。
 他の曲を一通り聴いたあとにあらためてこの曲を聴いてみると、なるほど曲調や歌声はアニメ作品とよく合うことが分かる。
 そのままアニメの曲を歌う人になるという選択肢もあっただろうけど、本人がそれを望まなかったのか、周りがそうさせなかったのか。




 RIRIKO 『生徒A』 2021年6月16日

 最初にMVを見たとき、これは学校のドラマの主題歌なのだろうと思った。
 しかし、まったくそうではなく、2021年に発表された1stEP『ここだけの話』に収録された中の一曲だった。
 のちに「関内エビル」というテレビ番組のエンディングに使われたらしいのだけど、サイトを見ても番組の内容は謎だった。
 ドラマや映画の主題歌を担当できればもっと広く知られることになると思うのだけど。




 RIRIKO 『二度とない夏』 2016年12月25日

 メジャーデビュー前の2016年に発表された曲。
 2016年だからまだ大学生の頃だろうか。こういう素朴な曲もいい。実力をつけた上で原点回帰して作った作品も聴いてみたい。




 RIRIKO 『Vivification』 2019年7月7日

 2019年7月にTSUTAYA O-Crestで開催された”リリコレクションvol.2”より。
 まだこのときはコロナ前でライブも普通に行えていた時期だ。コロナがなければ今頃はもっと精力的にライブ活動をしていたことだろう。
 生歌も上手いし、歌い方もライブ向きだ。
 カワイイ系よりもカッコイイ系を目指しているのかもしれない。




 RIRIKO 『僕らの世界』 2020年9月13日

 コロナ禍の2020年9月にShibuya eggmanで開催されたライブ”リリコレクション_パラレル”より。
 やっぱりこの人はライブの人なんだとこれを見ると思う。とても生き生きとして楽しそうだ。
 写真を撮る立場で見ると、表情が豊かで動きが多いから撮っていても楽しいに違いない。




 RIRIKO 『ロリポップサイダー』 2020年9月13日

 同じくShibuya eggmanよりもう一曲。
『愛してたフリ、愛されてたフリ』のライブバージョンはこちら
 音源と変わらない歌声で安定感が抜群だ。単純に言って歌がすごく上手い。




 RIRIKO 『虹の色よ鮮やかであれ』 (ここだけの話 ver.) 2021年5月5日

 2021年5月5日の無料配信ライブで初披露された曲で、1stEP『ここだけの話』(2021年6月16日)に収録された。
 こちらはそのEP収録バージョン。




 RIRIKO『Hibi』 2021年6月16日

 EP『ここだけの話』より。
 これまでとは少し違う曲調の曲。
 まだまだ可能性があることを感じさせる。




 RIRIKO 『この涙が』 2018年3月28日

 2018年3月28日に発表された1stアルバム『リリシズム』より。




 RIRIKO 『アトランティス号、さよなら』 2019年7月7日

 2ndシングル『Vivification/アトランティス号、さよなら』より。


 私自身、この記事を書きながらあらためて聴いてみて、今後ますます期待大だなと思った。
 売れることで続くというのはあるのだけど、売れることよりも続けることの方が大切で、続けていれば必ず結果はついてくるアーティストに違いない。


 公式サイト






 
 

諦めながら進んでいく

言葉(words)
香流川沿い夕景

 ああ、もう進まないとなと思うときがある。
 それは前向きというよりも諦めに近い感覚で、悲しい感情を伴う。
 痛みもある。
 それでも前進には違いない。
 立ち止まっているよりはよほどいい。
 
 

名古屋と近郊で食パンをめぐる旅 ---365ぱん

パン屋(bakery)
365ぱん店舗

 以前やっていた”名古屋と近郊で食パンをめぐる旅”シリーズを久々に復活させてみた。
 調べたら最後の記事が2017年2月14日だから、ほぼ5年の空白があったことになる。そんなに時間が流れていたとは驚きだ。

 名古屋と近郊で食パンをめぐる旅シリーズ ---池下ベーカリーrico/Jack&Betty/ぱん・くまくる

 このシリーズは「パン屋(bakery)」カテゴリーにまとめてあります(さかのぼるときは”次”をクリックしてください)

 この5年の間まったく食パンを食べなかったわけではないのだけど、パン屋の新規開拓はまったくしてなかった。お気に入りのポルカや匠でたまに買うくらいで。
 今回から完全復活というわけではなくて、新しい店に行ってきたらその都度紹介していくという形にしたい。

 というわけで、今回は「365ぱん」さんを紹介します。

 少し前に開店したことをネットで知って気になっていたのだけど、たまたま前を通るような場所ではないこともあってずっと行けずにいた。
 オープンは2019年3月13日というからもう3年近く経っている。
 場所の説明が難しい。ここらへんに土地勘のある人に説明するとしたら、フランテ(元ヤマナカ)と清水屋がある四軒家交差点の斜めに細い道を入っていって、点滅信号(最初の信号ではなく)を右折して少し行った右側、ということになる。近所の人じゃないと分からない。
 藤が丘方面から北上した場合、四軒家交差点を鋭角に右折する感じだ。
 公共交通機関で行くのはちょっと大変だ。地下鉄東山線の藤が丘駅から歩くとなると30分くらいかかる。
 住所は名古屋市守山区森孝東1丁目707で、エリアとしては一応藤が丘エリアということになるだろう。



365ぱん食パン

 行ったとき店にあった食パンはこれ1本だったので選択の余地はなかった。

”こだわり食パン3つ山” 400円(税込み)。

 写真では普通サイズに見えるけど、一般的な一斤の食パンと比べるとサイズは小さい。
 だから、400円というのは少し割高に感じる。
 しかしながら、味は非常に好ましいものだった。
 トーストしたときの耳のカリカリ感が絶妙で、中身はもっちり系の食パンだ。
 風味がちょっと独特で、香りがよくて旨みが強い。
 トータルとしてとてもよくできた食パンだと思う。個人的にはこれまでの中でかなり上位に入る。
 例によって食パンしか買っていないので他のパンのことは一切分からない。ネットのクチコミを読むとリーズナブルという声があるので全体としては安い方なのかもしれない。
 食パンは主に風味と食感で好みが分かれるもので、評判のいい店の食パンが自分の好みとは限らない。それはこれまでの経験で分かっている。
 ただ、この食パンはわりと万人受けしそうなので、おすすめできる。
 他の種類の食パンがあるならそれも食べてみたい。少ししたらまた行ってみよう。

 お店の地図
 駐車場 2台あり
 11時~18時
 定休日 日曜・水曜

 お店のインスタグラム


白でも黒でも

言葉(words)
雪降る空

 頭の中が真っ白になる。
 目の前が真っ暗になる。
 明るすぎても暗すぎても何も見えないのは同じ。
 世界は白ければ白いほどいいわけではないし、明るければ明るいほどいいわけでもない。
 光が影を生み、影があるからこそ光が分かる。
 私たちは白でも黒でもない中間でしか生きられない。
 明るすぎず暗すぎない世界を求めている。
 求める明るさ(あるいは暗さ)は人それぞれだけど。
 
 

角煮初登場のサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 1月9日。早くも今年2回目のサンデー料理となった。
 以前は1月15日の成人の日までは多少なりとも正月気分が続いたものだけど、今は祝日が動かされてしまってそのあたりの感覚も曖昧になった。個人的に3連休になろうと関係ないし嬉しくもない。
 今年は2日が日曜日でサンデー料理もやったので早々に正月気分が抜けた感がある。今週最初からすっかり平常通りだった。
 そろそろ本格始動しようかと考えていたところ、コロナの再流行で急ブレーキがかかった形になっている。また出歩きづらい雰囲気が戻ってしまった。
 そろそろ、そろそろといいつつ2年が過ぎた。その間が無駄だったとはいわないけど、邪魔だったことは間違いない。
 これは何の前触れでどこへ向かっているのだろう。

 今年の神社検定は見送りで名古屋遺跡マップ作りをやっていると先週書いた。今週も引き続き名古屋遺跡マップをやっていた。
 思ったよりもはかどって、もう少ししたらマップ作り作業に入る。そもそもマップを作ることが目的だったのに、ここまでずいぶん時間がかかってしまった。
 それが終わったら、名古屋神社ガイドを再開する予定でいる。
 小規模の神社巡りガイドを去年からやっていて、今年はもう少し規模を拡大してもいいかなと思っている。そのときはこのブログでも紹介して参加者を募集することになるかもしれない。
 それもこれもコロナが収まってくれないと動きづらいというのがあるので、本当にいい加減にしてほしい。



キハダマグロ

「キハダマグロの切り落とし」

 切り落としの状態で売っていたのでそのまま刺身で食べた。
 家の包丁ではこんなに薄くきれいには切れない。
 かといって職人用の包丁を買うほどの料理人魂は持ち合わせていない。



山芋焼き

「山芋のグリル焼き」

 山芋をすりおろして、刻んだタマネギ、小麦粉、マヨネーズ、とろけるチーズ、コンソメの素、塩、コショウを混ぜ合わせ、アルミホイルで作った容器に入れて魚焼きグリルで焼く。
 山芋のお好み焼きみたいなもので、なかなか美味しい。



豚の角煮

「豚の角煮」

 サンデー料理では豚の角煮は初登場だ。一度作ってみたいと思ってやってみた。
 レシピはネットにたくさんあって、それを参考にしつつ自分流でやってみたのだけど、完成度は70点くらいだった。
 土鍋を使って時短を狙ったものの、3時間かけてもまだ煮込みが足りなかった。
 コツとしては、最初の下茹でに米のとぎ汁を使うことと、30分茹でて、30分火を止めて蒸し焼きにすることを2セットか3セット行うことだ。
 そうすることで肉の臭みを取り除きつつ、余分な脂分も落とすことができる。
 それにしても、手間と時間とガス代金がかかる料理だ。またやってみようとはあまり思わない。
 
 

2022年も定点観測は変わらず

日常写真(Everyday life)
定点観測

 今年は1月1日が土曜日で、その日は新年の挨拶と初日の入りの写真だったので、今日が今年最初の定点観測の記事になる。
 今年も基本的に土曜日は定点観測にしようと思っている。特に変える理由もない。
 新年は新しいことを始めるにはいいときなのだけど、マンネリにはマンネリのよさもあって、続けていくことで見えてくるものもある。新しい発見もある。
 というわけで、2022年も引き続き定点観測をお送りする予定です。



定点観測2




定点観測3




定点観測4




定点観測5




定点観測6




定点観測7




定点観測8




定点観測9




定点観測10




定点観測11

 
 

松の内のあいだに森孝八剱神社で初詣

神社仏閣(Shrines and temples)
森孝八剱神社

 一年中神社へ行っているから初詣にはそれほどこだわりはないのだけど、行けるものなら行っておいた方が気持ち的にはすっきりする。
 今年も始まってすでに7日が過ぎた。気づけば松の内が終わってしまうということで、今日中に行っておくことにした。
 氏神は大森八剱神社なのだけど、今住んでいる近所の神社となると森孝八剱神社がそれに当たる。今年は森孝にしておいた。
 森孝は2017年以来になると思う。

 今年も森孝八剱神社へ初詣に行く

 松の内とか正月行事のことなどは以前、大森八剱神社の記事に書いた。

 松の内が終わる前に大森八剱神社へ滑り込み初詣

 森孝八剱神社の歴史などについては名古屋神社ガイド八剱神社(森孝)のページに書いたので興味のある方はお読みいただければ。



森孝八剱神社入り口




森孝八剱神社鳥居と拝殿




森孝八剱神社本殿




森孝八剱神社左義長案内

 左義長(どんど焼き)は小正月の1月15日にやるところが多いと思うのだけど、ここは1月14日にやるようだ。
 普段はもちろん無人なのだけど、年中祭祀などはしっかりやっている神社だ。小さな神社だけど結婚式も行う。
 
 

捨てるには惜しい

言葉(words)
焼き芋の袋

 人生も捨てたもんじゃないとたまに思える。
 ときどきでもそう思えることが大切で、それでどうにか生きていける。
 生きていればいいこともある。それは本当だ。
 長く生きれば分かる。
 どうせ死ぬのだから急いで死ななくてもいい。
 
 

勝手に発表 ~新規開拓アーティスト 【三浦透子】編

音楽(music)
空と雲

 勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の2022年第一弾として【三浦透子】を紹介します。
 三浦透子を知っているという人の半分は映画『天気の子』がきっかけだろうし、もう半分は女優として認識しているだろう。歌手・三浦透子としての知名度はそれほど高くないと思うけどどうだろう。
 個人的には『天気の子』のときはそれほど強い印象を持たず、YouTubeで『通過点』を聴いたときに、これってあの三浦透子なんだろうかと思ったのが再認識するきっかけだった。
 現在までにカバーアルバム『かくしてわたしは、透明からはじめることにした』とオリジナルミニアルバム『ASTERISK』の2枚を発表している(配信限定や映像作品という形でも何曲か出している)。
 YouTubeのチャンネル登録者数は6300人ほどだから歌手としての知名度はまだまだなのだろう。
 ネットでインタビュー記事を探したけど、あるのは女優・三浦透子としてのものがほとんどで音楽関係はごく少ない。
 音楽ナタリーのサイトでカバーアルバムについてのインタビュー記事があるくらいだ。

 声がここまで連れて来てくれた、透明から始まる物語(永堀アツオ)

 女優がカバーアルバムから音楽活動を始めるというのはあまりないことだと思うのだけど、声がよくて歌が上手いことは『天気の子』で実証済みだったからというのもあっただろう。
『天気の子』のときは音楽を担当したRADWIMPSの野田洋次郎がオーディションを行って三浦透子を選んだ。
 野田洋次郎は「まだ何にも染まっていない荒削りながらもまっすぐなあの歌声で今回『天気の子』の楽曲を歌ってもらえたことは、この映画にとって幸福なことだったと思います」とインタビューで語っている。
 監督の新海誠は「役者の歌声というよりも、世界そのものの響きのような声。個人の感情をすこしだけ越えたような何かを、まっすぐに運んできてくれる声。三浦透子さんの声には、そんな印象を持ちました」と言い、それぞれ”まっすぐ”という言葉を使っている。
 そう、この”まっすぐ”というのが歌手・三浦透子の核心部分で、たとえばそれはカバーアルバムに収録された『Precious Memories』とオリジナルのglobe版を聴き比べるとよく分かる。
 どちらが好きかは好みが分かれるところだろうけど、三浦透子の奇をてらわない歌い方は聴く者に歌詞をまっすぐに届けてくれる。
 そこが長所であり、短所ともなり得る部分だと感じる。
 残念ながらカバーアルバムの『かくしてわたしは、透明からはじめることにした』はYouTubeでは聴くことができない。私は今無料お試し期間中のamazon music unlimitedで聴くことができたのだけど、チャンスがあれば『Precious Memories』はぜひ聴いてほしい。あらためて名曲だと思った。
 globe版はYouTubeにアップされている(ライブバージョンの方が沁みるかな)。

 女優・三浦透子としてのキャリアはすでに20年近い。6歳のときにオーディションで2代目なっちゃんに選ばれてサントリーの「なっちゃん」のCMに出演したことをきっかけに芸能活動を始めている(2022年現在25歳)。
 これまで出演した作品は数多く、近年は映画の主役なども務めている。
 そのあたりはwikiのページに詳しいので、そちらをご覧ください。
 公式サイトはTOKO MIURAになっている。正式な読みは”とうこ”だと思うのだけど、”とおこ”だったりするのだろうか。




 三浦透子 『通過点』 2021年9月6日

 作詞作曲はYeYe(かつては橋口なつこ名義で活動していた)。
 今のところ三浦透子自身は作詞作曲は行っていない。作曲はともかく作詞だけでもやると音楽活動が更に広がりを見せるだろう。やればできる人なんじゃないかと勝手に思っている。
 この曲はデジタル配信という形ながらシングル曲ではあるので、今後も女優と平行して音楽をやっていくようだ。期待して待ちたい。




 RADWIMPS feat. 三浦透子 『祝祭』 2019年7月19日

 テレビ出演時(?)のフルバージョンはこちら
 生歌でも上手い。女優さんだしテレビでも堂々としている。
 特徴のなさが味わいのなさと感じて物足りないと思ってしまう人もいるかもしれない。




 RADWIMPS feat. 三浦透子 『グランドエスケープ』 2019年7月19日

 こちらも『天気の子』の劇中曲。
 これを聴くと映画の映像が蘇る。




 三浦透子 『愛にできることはまだあるかい』 2020年5月27日

『天気の子』の主題歌としてRADWIMPSが歌った曲を三浦透子がカバーしたもの。
 アルバム『ASTERISK』に収録されている。




 三浦透子 『蜜蜂』 2020年5月27日

 作詞はサンタラの田村キョウコで、作曲が同じくサンタラの砂田和俊と田村キョウコ。
 曲が先にあって三浦透子が歌ったのか、三浦透子がアルバムを作るにあたってサンタラがあらたに作ったのか、そのあたりの事情はよく分からない。
 サンタラという二人組バンドを私はまったく知らないのだけど、wikiのページによると1999年から活動をしているというからベテランに近い中堅どころだ。
 曲調はあえて古いフォーク調にしたのだろう。
 三浦透子の歌声はこういう曲の方が特徴が出ていいように思う。




 三浦透子 『ブルーハワイ』 2020年5月27日

 作詞作曲は曽我部恵一。
 2000年に解散したサニーデイ・サービスのフロントマンで、カバーアルバム『かくしてわたしは、透明からはじめることにした』の中でサニーデイ・サービスの『東京』のカバーを収録しているので、その関係で楽曲提供したのではないかと推測する。




 三浦透子 『波がたった』 2020年5月27日

 作詞作曲はスカートの澤部渡。
 バンド・スカート(Skirt)のボーカル澤部渡ではなく、スカートは澤部渡のソロプロジェクトで、楽曲提供などを行っている。
 音楽業界に詳しい人なら、アルバム製作に携わったメンバーの渋い人選が分かるのではないだろうか。




 三浦透子 『おちつけ』 2020年5月27日

 楽曲提供はTENDRE
 TENDRE(テンダー)は河原太朗のソロプロジェクトで知っている人も多いんじゃないだろうか。




 三浦透子 『FISHANDCHIPS』 2020年5月27日

 作詞作曲は赤い公園の津野米咲。
 アルバムの発表が2020年5月で、津野米咲が29歳で亡くなったのが同じ年の10月だから、津野米咲の置き土産のような曲だ。
 赤い公園の初期作品のようなテイストを感じる。




 三浦透子 『UZU』 2020年5月27日

 映画『ムヒカ 世界で いちばん貧しい大統領から日本人へ』の主題歌で、作曲は森山直太朗。


 というわけで、歌手・三浦透子は今後も要注目なのです。

 公式サイト




『かくしてわたしは、透明からはじめることにした』




『ASTERISK』



 これまでの勝手に発表シリーズは「音楽カテゴリ」にまとめてあります(さかのぼるときは”次”をクリックしてください)。


わずかな差を埋めるには

言葉(words)
光と影

 どの分野でもそうなのだろうけど、ある一定の程度に達すると差は小さくなる。
 しかし、その差は小さいようで大きく、ときに決定的なものとなる。
 その差を埋める、あるいは越えるためにはどうしたらいいのか?
 才能、努力、継続。
 確かにそれはそうなのだけど、それだけでは埋まらない溝や越えられない壁があるのも事実だ。
 最後は人間力がものを言うのかもしれない。
 上積みして鍛えられる部分があるとすれば、そこしかないようにも思う。
 
 

同じ風景と違う色

言葉(words)
雪と木

 自分に見えている色と他人が見ている色は違うかもしれない。
 同じ風景を見ていても見えているものは人それぞれ違っている。
 自分が見ているものが絶対と過信するのは間違っている。
 それでも自分に見えているものを信じるしかない。
 他人が見ている色とどれだけ違ったとしても。
 世界の真実と自分の真実は別で、真実の二重構造を認識することが大切だ。
 
 

1月2日からサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 今年は1月2日が日曜日だったから、いきなりサンデー料理になった。
 元日は正月料理を食べて、今日いったんサンデー料理を挟んであと2日くらいは正月料理プラス何かといった夕飯になる。
 おかげで新年早々に正月気分が吹き飛んでしまった感がある。気持ち的には明日からもう平常通りに戻ってしまいそうだ。
 去年の11月、12月はわりと予定が入っていたけど、考えてみると今年の1月は暇だ。予定らしい予定がまだ立っていない。
 神社検定(公式サイト)は今年もオンライン検定ということで受験は見送ったから、勉強もない。
 名古屋遺跡マップ作りを少し前から再開していてそれはやるのだけど、神社巡りもそろそろ復活させてもいい頃だ。名古屋市内でまだ10社くらい残しているのと、ぼちぼち市外編も始めたいと考えている。
 2022年の抱負や展望は特に持たずにゆるゆると進めていくことになる。



サーモン

「基本のサーモン」

 2022年最初のメインはサーモンにした。
 サーモンとマグロとその他という3つの基本は今年も変わらない。



天ぷら

「里芋とゴボウの天ぷら」

 ちょっと変わり種の天ぷらとして里芋とゴボウを揚げてみた。
 今回は衣に卵を使うパターンでやってみた。衣の付きはよくなるのだけど、卵入りだとサクサク感を出すのがよけい難しくなる。
 天ぷら修行は今年も続く。



野菜そぼろ

「野菜と鶏肉と炒り卵」

 メニュー名が思いつかない料理も引き続きサンデー料理に登場することになる。
 こういう料理が一般家庭の夕飯のおかずとして出てくることがどれくらいあるのだろう。
 少なくとも、自分の母親がこういった料理を出してきたことは一度もなかった。
 勝手に思いつきで作っているうちにサンデー料理のスタイルが確立していった。それが悪いこととは思っていないけど。
 
 
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