月別:2021年11月

記事一覧
  • 悲しいけど悲しんではいない

     悲しいほど時が流れてしまった。 けど、過去に戻りたいわけではない。望めば戻れるといわれても戻ることはないだろう。 ただ懐かしいだけといえばそうなのかもしれないけど、それだけではないような気もする。 時が流れてしまったことが悲しいのだ。 それでもその悲しみは負の感情ではない。ある種の愛おしさともいえる。 思い出とは失った故郷のようなものだ。もうどこにもないけど自分の中にはある。 失った時間もまた、...

    2021/11/30

    言葉(words)

  • 時間より速く

     世界の上を時間が流れているのではない。 時間が世界を乗せて運んでいるのだ。 立ち止まれば世界に振り落とされ、時間に置いていかれる。 時間は戻ってこない。 だから時間より速く走り続けなければいけないのだ。  ...

    2021/11/29

    言葉(words)

  • 基本に立ち返るサンデー料理

     11月最後の日曜日。来週からはもう12月か。 コロナが落ち着いている状況ということもあって、通常通りの年末進行になっている。忙しすぎず暇すぎず。 ここからはもう少し慌ただしくなっていくかもしれない。 だいぶ寒くなってきて暖房を入れ始めた。12月までは堪えようと思ったのだけど、無理して我慢することもない。 なんでも室温が18度を下回ると死亡率が上がるらしい。朝起きたときの室温は16度くらいになっているから、...

    2021/11/28

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     もうひとつの定点観測をお送りします。 名古屋の今の日没は16時42分か41分だと思う。41分が一番早い時間で、そのまま2週間くらい続いて12月の半ばくらいからはまた少しずつ日没時間が遅くなっていく。 沈む太陽の位置はけっこう大きくずれるもので、気がつくとずいぶん南になったなと思う。 定点観測というだけでなく定時観測もすると面白そうだけど、毎日決まった時間に撮れるわけではないので難しい。 今後も今のようなス...

    2021/11/27

    日常写真(Everyday life)

  • 一時代の終わり

     一時代の終わりを日常の中に感じることがある。 長らく履き続けた思い出のパンツにとうとう穴が空いて捨てることになったときとか。  ...

    2021/11/26

    言葉(words)

  • 絶望と引き分け

     絶望するなとは言わない。 絶望に打ち勝てなどという無理難題も課さない。 せめて絶望と引き分けに持ち込んでほしい。 ただ生きていて欲しいと思うのだ。 一時的にでも絶望を忘れるための喜びや楽しみを見つけるといい。 それは誤魔化しでしかないけど、絶望を完治させる特効薬など存在しないから仕方がない。 だましだまし死を先送りにしていくのだ。 そうやってどうにか最後まで完走できれば得られるものが何かある。 ...

    2021/11/25

    言葉(words)

  • 知識は食材

     知識は少ないより多い方がいいけど、正しい使い方を知らなければ無駄に終わる。 食材と調理の関係に似ている。 優れた料理人に良い食材を渡せば美味しい料理を作ってくれるけど、料理ができない人間に高級食材を与えても意味がないのと同じだ。 それは教育にも言える。正しい教育というのは知識を活用する方法を教えるもので知識そのものを与えることではない。 世間から学ぶことも多いけど、それを生かすも殺すも本人次第と...

    2021/11/24

    言葉(words)

  • 強さを間違えない

     かみつく相手を間違えてはいけない。 弱い者いじめは恥だし、勝てない相手に喧嘩を売るのは愚かだ。 気が強いのと意志が強いのとは違う。 相手かまわず攻撃的な態度を見せても無意味だし無駄だ。 強いことは悪いことではない。ただ、強さは武器にもなるし欠点にもなり得る。 ときには致命傷にも。 本当に強い人間は強さを見せびらかしたりはしない。内に秘めるものだ。  ...

    2021/11/23

    言葉(words)

  • 勝手に発表 ~新規開拓アーティスト 【Tielle】編

     勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の今回は、【Tielle(チエル)】を紹介します。 Tielleをよく知る人がどれくらいいるのかよく分からない。けっこうマイナーなのかなと思うとYouTubeのチャンネル登録者数は1.2万人もいるからそんなにマイナーではない。私が思う以上に有名なのかもしれない。 Tielleを紹介するときは必ずといっていいほど”澤野弘之に見出されたシンガー”というような言われ方をされるので、その方面...

    2021/11/22

    音楽(music)

  • 厚揚げをもっと活用したいサンデー料理

     11月も後半に入って少しずつ年末感が増してきた。今年は笑ってはいけないがないんだとか、正月の格付けにGACKTは出ないんだとか。 そういえば紅白の出場メンバーは一体何事か。向くべき方向を完全に見誤っている。 日暮れもずいぶん早くなった。各地で紅葉も見頃を迎えているようだ。そろそろ本格的な冬がやってくる。 先週から大掃除を本格的に始めた。少しずつやっているので日数がかかる。年末で終わらなければ年越しにな...

    2021/11/21

    料理(Cooking)

  • ほぼ皆既日食を撮っておいた

     昨日11月19日は全国的に晴れていたようだから”ほぼ皆既月食”を見た人も多いんじゃないだろうか。 前回は1881年で140年ぶり、次回は65年後の2086年11月21日とニュースであおっていたけど、それは日本全国で見られる”ほぼ皆既月食”に限ったことで、完全な皆既月食はもっとちょくちょくある。多くの人にとってあれが生きている間の見納めというわけではない。 実際、ブログを振り返ってみたら2018年1月31日にも皆既月食があって撮...

    2021/11/20

    星(Star)

  • 勝手に発表 ~新規開拓アーティスト 【Spangle call Lilli line】編

     勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の今回は、【Spangle call Lilli line(スパングル・コール・リリ・ライン)】を紹介します。 Spangle call Lilli line(長いので以下スパングルと略)をわりと最近知ったなどというと古くから知っている人に今更かよと笑われてしまうだろうけど、昔からスパングルを知っている人がどれくらいいるのか想像がつかない。 wikiのページによると女性ボーカル(大坪加奈)と2ギター(藤...

    2021/11/19

    音楽(music)

  • 悪意の対処

     他人の悪意とは戦わないというのを基本的な信条としている。 悪意に理屈は通用しないので戦っても無駄だからだ。 それでも世の中に悪意はあり、避けようがないときもある。 悪意などないに越したことはないけど、現実問題としてなくなることはない。 対処の方法としては徹底的な無視くらいしか思いつかない。 悪意を寄せ付けないためには、なるべく高く、遠く、速くあることだ。誰にも追いつかれないように。 あるいは徹底...

    2021/11/18

    言葉(words)

  • 自分を説得する方法

     自分をどうやって説得し納得させるかは永遠のテーマだ。 落ち込んだり、いじけたり、悩んだり、悲しんだり、ふてくされたり、やる気を失ったり、やけくそになったり、何もかもが嫌になったりしたとき、いちいち自分を励ましたり、元気づけたり、言い聞かせたり、丸め込んだり、叱ったり、慰めたりしないといけないのは、どうにもしんどい。 こんなことが一生続くかと思うと、ときどき心底嫌気が差す。 自分を説得するいい方法...

    2021/11/17

    言葉(words)

  • 想わない

     未練を手放して未来へ向かう。 思い出は大事にしまって持っておく。 でももう想わない。  ...

    2021/11/16

    言葉(words)

  • 人望問題

     上に立つ人間にとって能力以上に必要なのが人望だ。人望さえあれば能力はなくてもいい。具体的に働くのは下の人間だからだ。 人望を失うというのは本人が自覚する以上に悲惨なことで、そうなると周りの人間も下の人間も力を発揮できずに組織が上手く回らなくなってしまう。ときには機能不全に陥ったりもする。 人望は常に一定ではなく上がりもすれば下がりもする。それを決めるのは言動の積み重ねということになるのだろうけど...

    2021/11/15

    言葉(words)

  • 今年はまだ残っているサンデー料理

     11月も半ばになって年末を意識するようになってきた。昨日から第一段の大掃除を始めた。今年は休みやすみ少しずつ進めようと思っている。 今年一年を振り返るのはもう少し先にして、まずは残された時間の中でやれることを考えたい。来年のこともまだ考えないでおく。 紅葉の時期をすっかり見失っていて、今がどういう状況なのかさっぱり掴めていない。日常の中に紅葉の要素はほとんどなくて、紅葉見物は非日常のものだというこ...

    2021/11/14

    料理(Cooking)

  • 定点観測 ~10年単位を思う

     定点観測の風景。 こちらはもうひとつの定点観測と比べて風景の変化も小さいし季節の移ろいもそれほど明確ではなく、あまり面白みがないといえばそうなのだけど、10年、20年単位で撮り続けていくと、古い風景写真は財産のようになる。昔はこんなふうだったんだなと。 ここからの風景を撮り始めたのがいつだったか忘れてしまったけど、もう10年くらいにはなるだろうか。今度古い写真を探してみよう。  ...

    2021/11/13

    日常写真(Everyday life)

  • 勝手に発表 ~新規開拓アーティスト 【ポルカドットスティングレイ】編

     勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の今回は、「ポルカドットスティングレイ」を紹介します。 あなたもポルカが好きなんですか! と前のめりに言われても、いや、それほどでも……と及び腰になってしまうのだけど、素通りしてしまうのは惜しいし、ここで紹介すれば好きになる人もいるんじゃないかということで、今回はポルカドットスティングレイ(公式サイト)にした。 一般的な知名度がどれくらいなのかはよく分かっ...

    2021/11/12

    音楽(music)

  • 難易度設定

     ゲームは簡単すぎるとつまらないし、難しすぎるとやる気を失う。 人生ゲームの難易度設定は絶妙だと思うけどどうだろう。 ただ問題はクリア目標がよく分からないことだ。 死はバッドエンドなのかグッドエンディングなのか。 クリア後の続きがあって、そこでは自分の思い通りに楽しめるといいなとは思うけど。  ...

    2021/11/11

    言葉(words)

  • 白地図を埋める

     歴史は現代をより良く生きるための取扱説明書であり、ある意味では反面教師だ。 歴史を知らずに過去と同じ失敗を繰り返していたら進歩がないし時間が無駄になる。 人類の営みはジグソーパズルを完成させるというよりも白地図を埋める作業に近い。 いまだ描かれていない空白の部分を描いていって完成に近づけるといったものだ。 その行為の積み重ねが歴史となり、未来の人たちに引き継がれていく。 歴史になんて興味がないと...

    2021/11/10

    言葉(words)

  • 0か100か

     こいつじゃないと駄目なんだ感。 こいつじゃない感。 その感覚の正体はよく分からないのだけど、どこか絶対的で動かしがたい事実のように思える。 恋愛感情は概ね勘違いと思い込みから成り立つもので、自分の中の判断など当てにはならないことが多いとはいえ、何かしらの根拠があるような気もする。 1が100になることはあっても、0が1になることはないといった感覚だ。 勘違いを楽しむのも人生の醍醐味のひとつだから、間違...

    2021/11/09

    言葉(words)

  • 種明かしは死んだ後で

     生きている間に起きたことの種明かしは死んだ後でいい。 真相を知りたいという思いがあったとしても、たぶん知らない方が生きやすい。 ただ、種明かしを聞かされないままで終わるのは釈然としないから、そのためにもやはり死の続きがなくては困る。 本当のことを教えてもらった後でどうするかを考えたい。 死後の身の処し方は誰かに決められるものではなく自分で決めるものだと私は思っている。 死後に別の世界があったとし...

    2021/11/08

    言葉(words)

  • もう11月かサンデー料理

     もう11月になってしまったけど、今更焦っても仕方がないので、このまま年末に向かってなだれ込んでいくしかない。 コロナがおさまっているのが救いで、動きやすいのは助かる。このまま年末年始まで持ってくれるといいのだけど。 この秋は寒くなったり暖かくなったりと落ち着かない。ここ最近はまた暖かくなっている。 そのせいもあるだろうか、キンモクセイが二度咲きしている。たまにそういう年があるのだけど、11月にキンモ...

    2021/11/07

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     日暮れの時間が早くなって、この時期は夕景の定点観測写真が多くなる。 太陽が沈む位置がだんだん変わっていくことでも季節の移ろいを感じる。 というわけで、今日はもうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2021/11/06

    日常写真(Everyday life)

  • こっそりやろうタダ働き

     タダ働きくらい自分のためになるものはない。 無報酬で何かをすると損したような気になるかもしれないけどそうではない。 タダ働きはささいな賃金よりもずっと大きなものをもたらしてくれる。 それは徳を積めるということだ。 徳などたいしたものではないと思うのは大間違いで、これは後々大きな財産として自分の助けになってくれる。 むしろお金を得ることで働きを精算してしまうことの方がもったいない。 お金はいくらあ...

    2021/11/05

    言葉(words)

  • 正論は暴力

     正論の味方のやっかいさったらない。 いつからこんなに正論が大きな顔をするような世の中になってしまったのだろう。 正論は自分の身を守るための防御として用意しておくくらいがちょうどいい。 正論で人の頭を殴りつけるような行為はもはや暴力だ。 正論を振り回す人間はそのことを自覚していないからタチが悪い。 正論とは戦わないことくらいしか対処の方法はないのかもしれない。  ...

    2021/11/04

    言葉(words)

  • 天国の一択

     地獄へ行くことなどたいしたことではないと思ったら大間違いだ。 地獄は個室じゃないということを忘れていないか。  地獄は大部屋で、地獄の住人たちに取り囲まれることになる。 刑務所の一番きついやつを想像するといい。 まともな精神では地獄には耐えられない。 だから、次善の策としても天国一択なのだ。 天国のいいところは、天国人たちに囲まれて過ごすことができるということだ。 偉人、天才、善良な人たちしかい...

    2021/11/03

    言葉(words)

  • 勝手に発表 ~既出アーティストの新曲紹介とAmazon Music Unlimited

     勝手に発表シリーズの今回は、【既出アーティストの新曲紹介】と題してお送りします。 その前にAmazon Music Unlimited(Web)について少し。 ちょっと前にAmazon Music Unlimitedの無料お試し期間を4ヶ月に延長するというメールが来ていて(今は3ヶ月無料)、それなら一度試してみようと始めてみたのが昨日、11月1日のこと。 Webサイト よく似た名前の2つのコースがあって、Amazon(Web)のプライム会員と非会員による違い...

    2021/11/02

    音楽(music)

  • 娯楽と罰

     おしゃべりは最高の娯楽。 それを取り上げられるとつらい。 孤独は最大の罰だ。 たとえ無口な人であっても。  ...

    2021/11/01

    言葉(words)

悲しいけど悲しんではいない

言葉(words)
牧野池駐車場の紅葉

 悲しいほど時が流れてしまった。
 けど、過去に戻りたいわけではない。望めば戻れるといわれても戻ることはないだろう。
 ただ懐かしいだけといえばそうなのかもしれないけど、それだけではないような気もする。
 時が流れてしまったことが悲しいのだ。
 それでもその悲しみは負の感情ではない。ある種の愛おしさともいえる。
 思い出とは失った故郷のようなものだ。もうどこにもないけど自分の中にはある。
 失った時間もまた、自分の中に残っている。
 
 

時間より速く

言葉(words)
焼却場の煙突

 世界の上を時間が流れているのではない。
 時間が世界を乗せて運んでいるのだ。
 立ち止まれば世界に振り落とされ、時間に置いていかれる。
 時間は戻ってこない。
 だから時間より速く走り続けなければいけないのだ。
 
 

基本に立ち返るサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 11月最後の日曜日。来週からはもう12月か。
 コロナが落ち着いている状況ということもあって、通常通りの年末進行になっている。忙しすぎず暇すぎず。
 ここからはもう少し慌ただしくなっていくかもしれない。
 だいぶ寒くなってきて暖房を入れ始めた。12月までは堪えようと思ったのだけど、無理して我慢することもない。
 なんでも室温が18度を下回ると死亡率が上がるらしい。朝起きたときの室温は16度くらいになっているから、もう暖房の季節に違いない。
 こうなると寒いより暑い方がずっとましだったなと思う。蚊がいなくなったことは嬉しいけど。
 そろそろ今年一年を振り返りたいような気持ちになっているけど、まだ一ヶ月あるから少し気が早い。
 明日何があるか分からないし一ヶ月先がどうなっているか予測はつかない。
 毎日を無事に乗り切ることが最大の目標だといつも思っている。
 
 
 
マグロ焼き

「マグロ焼き」

 刺身用のキハダマグロだったのだけど、最近刺身で食べることが多いので焼きにしてみた。マグロステーキ風といえばそうかもしれない。



トマトスープ

「トマトスープ」

 基本のトマトソースでサンデー料理の定番の一品。
 白菜を使ったのが少し変化で、キャベツより白菜の方が合う。



ナスとタマネギ

「ナスとタマネギの天ぷら」

 ナスはいつものように天ぷらにして、タマネギはリング揚げにした。
 基本に立ち返るということで、天ぷら粉と片栗粉と水だけで衣を作ってみたけど、サクサク感が足りなかった。やはりマヨネーズを加えた方がよさそうだ。
 それと、少し粉が多かった。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 もうひとつの定点観測をお送りします。

 名古屋の今の日没は16時42分か41分だと思う。41分が一番早い時間で、そのまま2週間くらい続いて12月の半ばくらいからはまた少しずつ日没時間が遅くなっていく。
 沈む太陽の位置はけっこう大きくずれるもので、気がつくとずいぶん南になったなと思う。
 定点観測というだけでなく定時観測もすると面白そうだけど、毎日決まった時間に撮れるわけではないので難しい。
 今後も今のようなスタイルで続けていくことになる。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10




別定点観測11

 
 

一時代の終わり

言葉(words)
稲刈りが終わった田んぼ

 一時代の終わりを日常の中に感じることがある。
 長らく履き続けた思い出のパンツにとうとう穴が空いて捨てることになったときとか。
 
 

絶望と引き分け

言葉(words)
皇帝ダリア

 絶望するなとは言わない。
 絶望に打ち勝てなどという無理難題も課さない。
 せめて絶望と引き分けに持ち込んでほしい。
 ただ生きていて欲しいと思うのだ。
 一時的にでも絶望を忘れるための喜びや楽しみを見つけるといい。
 それは誤魔化しでしかないけど、絶望を完治させる特効薬など存在しないから仕方がない。
 だましだまし死を先送りにしていくのだ。
 そうやってどうにか最後まで完走できれば得られるものが何かある。
 何もないならないで確認できるから無駄にはならない。
 次へつなぐためには自ら捨ててしまってはいけない。
 
 

知識は食材

言葉(words)
晩秋落ち葉の風景

 知識は少ないより多い方がいいけど、正しい使い方を知らなければ無駄に終わる。
 食材と調理の関係に似ている。
 優れた料理人に良い食材を渡せば美味しい料理を作ってくれるけど、料理ができない人間に高級食材を与えても意味がないのと同じだ。
 それは教育にも言える。正しい教育というのは知識を活用する方法を教えるもので知識そのものを与えることではない。
 世間から学ぶことも多いけど、それを生かすも殺すも本人次第ということになる。
 ため込んだ知識を上手く整理整頓して状況に応じて使い分ける技術が必要だ。
 
 

強さを間違えない

言葉(words)
街中の田んぼの実り

 かみつく相手を間違えてはいけない。
 弱い者いじめは恥だし、勝てない相手に喧嘩を売るのは愚かだ。
 気が強いのと意志が強いのとは違う。
 相手かまわず攻撃的な態度を見せても無意味だし無駄だ。
 強いことは悪いことではない。ただ、強さは武器にもなるし欠点にもなり得る。
 ときには致命傷にも。
 本当に強い人間は強さを見せびらかしたりはしない。内に秘めるものだ。
 
 

勝手に発表 ~新規開拓アーティスト 【Tielle】編

音楽(music)
空と雲

 勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の今回は、【Tielle(チエル)】を紹介します。

 Tielleをよく知る人がどれくらいいるのかよく分からない。けっこうマイナーなのかなと思うとYouTubeのチャンネル登録者数は1.2万人もいるからそんなにマイナーではない。私が思う以上に有名なのかもしれない。
 Tielleを紹介するときは必ずといっていいほど”澤野弘之に見出されたシンガー”というような言われ方をされるので、その方面から知った人が多いだろうか。
 もしくは、TVアニメ『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』のオープニングテーマ『Into the Sky』で初めて聴いたという人も多いかもしれない。それが2016年のことだ。
 だから、どちらかというとアニメソングの人という捉え方をしている人が多いだろうか。
 そんなTielleがソロ活動を始めて1stシングル『BETWEEN』を発表したのが2019年だった。
 楽曲はSurvive Said The Prophet のYoshとDAIKII_AWSMの共同製作によるもので、このときのTielleはボーカリストという立ち位置になる。シンガーソングライターではないということだ。
 wikiにページはなく、ネット上の情報も少ないため詳しいことは分からない。一時、ニューヨークに滞在していたということで英語の歌詞が多い(個人的にそれは好きではない)。
 いくつかのネット記事によって多少のことは知ることができる。

 澤野弘之に見出されたシンガー Tielle、歌声ひとつで描き出す多彩な音楽表現 1年越しのリベンジ公演で展開した独創的なステージ(永堀アツオ)

 澤野弘之に実力を見出されたボーカリスト“Tielle”、1stシングルをリリース(BARKS)

 Tielle、迷える恋愛を表現したMV「Sweet Love」公開(Rolling Stone Japan 編集部)


 ところでTielleを”チエル”と読むことをこの記事を書くとき初めて知った。ずっと勝手に”ティエル”だと思っていた。
 英語ではないから造語だろうけど意味は分からない。




 Tielle 『Beyond』 2020年6月18日

 1st アルバム『BEYOND』の表題作。
 澄んだ高音を響かせる歌声はUNIDOTSの瑞葵に通じるものがある。
 瑞葵は澤野弘之と組んで何曲か出していることからしても、澤野弘之の好みの歌声なのだろう。
 ボーカルとしての実力は高いと思う。




 Tielle 『trying』 2019年8月30日

 1stシングル『BETWEEN』収録の2曲のうちの1曲。
 もう1曲は『good girl』(英語歌詞)で、『BETWEEN』という曲はない。
 デビュー後に実力を上げていく例は稀で、実力のある人間は最初から実力を示すものだ。今はまだ実力不足だけど地道に続けていけばなんとかなると頑張っている人には酷な話だけど、それが現実だ。「作家は処女作に向かって成熟していくしかない」と言った太宰治の言葉を思い出す。




 Tielle 『CalmTown』 2020年2月9日

 2ndシングル『CalmTown』の表題作。
 作詞・作曲がTielle / Yosh / DAIKII_AWSMとなっていることからTielleも楽曲製作に関わるようになっていったのだろう。
 CalmTown | #StayHomePlayThroughバージョンではキーボードとギターも弾いているから作曲も手がけているのか。
 だとすれば肩書きはボーカリストではなくシンガーソングライターとするべきかもしれない。
 メッセージは日本語と英語と中国語があるから、トリリンガルなのか。




 Tielle 『Sweet Love』 2021年6月30日

 ミニアルバム『CONTRAST』より。
 CX/FODドラマ『スイートリベンジ』主題歌にも採用された。
 ドラマや映画の主題歌にも合う曲調だから、今後はタイアップが増えていくんじゃないだろうか。




 Tielle 『COLORFUL』 2020年6月17日

 2020年6月17日に限定公開されたスタジオライブの配信ライブが初出かもしれない。
 顔出しNGではないけどアップはダメ? なのか。




 Tielle 『告白』 2020年6月17日

 上の『COLORFUL』と同じく2020年6月17日に行われたスタジオライブより。
 1stアルバム『BEYOND』は2020年6月18日にデジタル配信され、約1年後の2021年6月30日にCD版がリリースされた。
 2020年1月26日には初ライブを開催。アルバム発表後に予定されていた第二弾のライブはコロナで延期となり、今年2021年7月29日に東京Shibuya WWW(Webサイト)で二度目となるワンマンライブ『&BEYOND』を開催した。
 こういった流れからして2020年の時点でTielleを”発見”していた人は先見の明があるということになるだろうけど、今年2021年にTielleを知った人も遅くはないという言い方ができそうだ。
 2、3年後にTielleもすっかりメジャーになったなと感慨を持てると嬉しい。




 Tielle 『Misfit』 2020年6月18日

 1st アルバム『BEYOND』より。




 Tielle 『GHOST』 2021年6月30日

 ミニアルバム『CONTRAST』より。




 Tielle 『MORAINAMIDA』 2020年6月18日

 1st アルバム『BEYOND』収録曲。
『BEYOND』はYouTubeで全曲聴くことができる。
 現在までのTielleの魅力はこのアルバムにすべて集約されているといっていいと思う。
 今後どこまで行けるのか、しっかり追いかけて見守りたいと思う。





 Tielle 公式サイト


 これまでの勝手に発表シリーズは「音楽カテゴリ」にまとめてあります(さかのぼるときは”次”をクリックしてください)。


厚揚げをもっと活用したいサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 11月も後半に入って少しずつ年末感が増してきた。今年は笑ってはいけないがないんだとか、正月の格付けにGACKTは出ないんだとか。
 そういえば紅白の出場メンバーは一体何事か。向くべき方向を完全に見誤っている。
 日暮れもずいぶん早くなった。各地で紅葉も見頃を迎えているようだ。そろそろ本格的な冬がやってくる。
 先週から大掃除を本格的に始めた。少しずつやっているので日数がかかる。年末で終わらなければ年越しになるけどそれでもかまわない。きれいになっていくのは気持ちがいいことだ。
 コロナに対する警戒感がかなり薄まっているけどこれでいいんだろうか。日本の状況だけ見ているともう収束が近いみたいだけど海外では再拡大しているので油断はできない。
 そのほかの予定としては忙しくもなく暇でもないちょうどいいくらいだ。このまま無事に今年を乗り切れるといいのだけど。
 


サーモン

「いつものサーモン」

 いつものサーモンはちょっと久しぶりかもしれない。基本のサーモンに立ち返ってみた。面白みはないけど安定した美味しさだ。



ジャガイモその他

「ジャガイモと厚揚げとその他煮」

 ジャガイモと厚揚げを組み合わせたレシピを見て真似してみた。食べてみたら違和感はない。
 厚揚げはこれまであまり使ったことがなかったけど、今後はもっと活用していこう。
 その他はタマネギ、ブロッコリー、鶏肉。



もやし

「もやしと炒り卵」

 たまにもやしが食べたくなる。普段はもやしの存在なんてほとんど忘れているけどふと思い出すことがある。
 調理としては炒めるくらいしかないからごま油で炒めて、シーチキンと炒り卵を絡めた。
 味付けは鶏ガラ出しの素、酒、みりん、しょう油、塩、コショウで。
 
 

ほぼ皆既日食を撮っておいた

星(Star)
ほぼ皆既月食

 昨日11月19日は全国的に晴れていたようだから”ほぼ皆既月食”を見た人も多いんじゃないだろうか。
 前回は1881年で140年ぶり、次回は65年後の2086年11月21日とニュースであおっていたけど、それは日本全国で見られる”ほぼ皆既月食”に限ったことで、完全な皆既月食はもっとちょくちょくある。多くの人にとってあれが生きている間の見納めというわけではない。
 実際、ブログを振り返ってみたら2018年1月31日にも皆既月食があって撮っていた。
 調べてみると今年2021年05月26日にもあったようだし(名古屋では天気が悪くて見られなかった気がする)、次回は2022年11月8日に皆既月食は起きる。
 だからそんなに騒ぐほどのことではなかったのだ。
 とはいえ、2022年11月8日まで生きていられる保証はなく、実際に昨日が最後になるかもしれないので、見られるものなら見ておくという態度は間違っていない。撮れるものなら撮っておいた方がいい。
 建物の関係で撮れたのは最大の食(97.8%)から少し経った18時半頃だったので、上のような写真になった。
 相変わらず60mmマクロ(120mm換算)しか持っていないのでこれが精一杯だった。しかも手持ちという乱暴な撮り方で。

 皆既日食となると、名古屋では22世紀にならないとないので見られない(北陸から関東北部は2035年9月2日にある)。
 金環日食なら2041年10月25日にあるから、ぎりぎり見られるかもしれない。
 そのときまでこのブログをやっていたらすごいので、密かな目標としよう。
 
 

勝手に発表 ~新規開拓アーティスト 【Spangle call Lilli line】編

音楽(music)
空と雲

 勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の今回は、【Spangle call Lilli line(スパングル・コール・リリ・ライン)】を紹介します。

 Spangle call Lilli line(長いので以下スパングルと略)をわりと最近知ったなどというと古くから知っている人に今更かよと笑われてしまうだろうけど、昔からスパングルを知っている人がどれくらいいるのか想像がつかない。
 wikiのページによると女性ボーカル(大坪加奈)と2ギター(藤枝憲、笹原清明)の3人組バンドで、1998年結成というからキャリアは20年を超えている。メンバーも47歳と46歳だから、すでにベテランの域だ。
 メジャーな存在とはいえない彼らがどうしてこうも長く活動してこられたかというと、メンバーいわく”音楽は趣味”というスタンスだからだ。”副業”という言い方もしている。
 3人はそれぞれデザイナーやカメラマンという職業を持っていて、それと平行して音楽活動を行っている。
 しかし、曲を聴けば単なる趣味というレベルではないということはすぐに分かる。オリジナルアルバムだけで10枚出しているし、ライブ活動などもやっている。
 スパングルの存在がある程度知られるようになったのは、彼らが2019年にYouTubeチャンネルを開設したことによるところが大きいと思う。ここで初めてスパングルを”発見した”という人も少なくないはずだ(登録者数はまだ6千人台だけど)。
 そういう意味でいうと、スパングルは過去のバンドではなくここからじわじわ知名度を上げていくこれからのバンドといえるかもしれない。
 2020年にはベストアルバム『SCLL』を発表し、今年2021年も3rdミニアルバム『Remember』を出している(『SCLL』は全曲聴くことができる)。

 ネットにインタビュー記事がたくさんあるのでURLをいくつか貼っておきます。

 誤解も余白も自由に楽しむSpangle call Lilli line(西澤裕郎)

 【インタビュー】Spangle call Lilli line(HMV&BOOKS online)

 Spangle call Lilli line、音数を削ぎ落としたサウンドに不穏な気配と〈何も起こらない〉感覚宿す新作『ghost is dead』を語る(黒田隆憲)

 Spangle call Lilli line『Dreams Never End』全曲解説インタヴュー(小野田雄)

 Spangle call Lilli lineの美学 20年消費されなかった秘密を探る(金子厚武)




 Spangle call Lilli line 『mio』 2019年1月9日

 スパングルの音楽を人に説明するのは難しい。
 まずジャンルがよく分からない。ポスト・ロックという言葉が使われることもあるけどピンとこないし、ポップスといえばそうだけどJ-POPと呼べるかどうかも微妙だ。誰々みたいと形容もできず、あえて表現するとすれば、ちょっとけだるいようなムーディーなメロディーを特徴とするといったところだろうか。でもそれだけではしっくりこない。
 基本的には初期の頃から大きくは変わっていないものの、各年代の曲を聴くと少しずつ成熟していっていることが感じられる。
 まず何から紹介しようかと考えてこの曲にした。2019年発表の10枚目のアルバム『Dreams Never End』の中の一曲だ。
 このアルバムが現在までのスパングルの最新作であり(オリジナルのフルアルバムとして)、ひとつの到達点といっていいのではないかと思う。
 これを聴いてあまり好みではないなと感じたら、これ以上聴いても駄目かもしれない。この曲に何か感じるものがあれば、更に何曲か聴いてみることをオススメしたい。




 Spangle call Lilli line 『nano』 - TK kaleidoscope Remix 2013年6月12日

 もともと2003年4月9日発表の1stシングル曲で(3rdアルバム『or』に収録)、スパングル初期の代表曲のひとつだった。それをTK(凛として時雨)がBOBOや日向秀和などとともにアレンジしたものだ。
 オリジナルと聴き比べると違いがよく分かる。やはりアレンジって大事だ。




 Spangle Call Lilli Line 『normal star』 2001年3月25日

 1stアルバム『Spangle call Lilli line』の一曲目。
 初期の作品は公式チャンネルにはアップされていないので貴重だ。
 こういうところから出発したんだと思うと、なかなか感慨深い。




 Spangle call Lilli line 『red』 2019年1月9日

 最初の頃はどういうアーティストかまったく知らずに曲だけ聴いていて、初めてこの映像を見たときは、あれ? イメージと違ったなと思った。こんなベテランさんだったんだと。
 いや、それだけ声が若々しいということなのだけど。




 Spangle call Lilli line 『Sea』 2008年11月12日

 6thアルバム『PURPLE』より。
 スパングルはどういう状況で聴くのが一番いいのかよく分からない。
 昼なのか夜なのか朝なのか。部屋の中なのか外なのか車の中なのか。
 しっかり正面から向き合って聴くタイプの音楽ではないし、BGMとして聞き流すのは惜しい。
 歌詞をじっくり味わうというふうでもなく、サウンドに身を委ねるといった聴き方が心地よくていいのかもしれない。




 Spangle call Lilli line 『dreamer』 2010年3月17日

 シングル曲これまで3曲出していて、これは2ndシングルに当たる。
 最初のSplit EP『WS』はYouTubeにはない。




 Spangle call Lilli line 『Rio the other』 2010年4月21日

 2010年発表の7thアルバム『VIEW』より。
 スパングルの曲はだいたい何を歌っているか分からない。というか、歌詞に意識を向けていない。何を歌っているか分からなくても成立するのがスパングルの曲という言い方もできる。
 歌詞を読むとまた違った感想を持つのだろうけど、あえてそれをしたくない気持ちが強い。




 Spangle call Lilli line 『Daydreamer』 2013年6月12日

 2013年発表のベストアルバム『SINCE2』より。




 Spangle call Lilli line 『sugar』 (piano version) 2011年10月5日

 セルフカバー・アルバム『Piano Lesson』より。
 オリジナルは2005年4月20日日発表の4thアルバム『TRACE』に収録。




 Spangle call Lilli line 『escort & landing』 2015年11月11日

 2015年11月11日発表の9thアルバム『ghost is dead』より。
 オリジナルアルバムとしては8thの『forest at the head of a river』から5年ぶりとなった(次の10thまでまた4年空く)。




 Spangle call Lilli line 『ghost in a closet』 2015年11月11日

 スパングルの動画はいくつか音量が妙に大きいものがある。公式の動画なのだから他と音量は合わせてほしい。いちいち上げたり下げたりするのは面倒というか、音量は決めているので曲によって変えたくない。




 Spangle call Lilli line 『tesla』 2015年12月12日

 スパングルのMVでは珍しく映像に歌詞が載せられている。
 最近は歌詞入りの映像をなんでもリリックビデオと呼ぶ傾向が強くなっているけど、もともとは歌詞を中心に映像を構成したものをリリック(ビデオ)といっていたはずだ。
 まあ定義はともかく、歌詞が入ったMVは嫌いじゃない。




 Spangle call Lilli line 『therefore』 2018年11月17日

 YouTubeのページには2018年11月17日発売の7インチ・シングルとあるのだけどwikiのページにはない。公式サイトにもあるから間違いはない。
 7インチシングルということはアナログ・レコードで発売したということだろうか。




 Spangle call Lilli line 『長い愛』 2020年2月5日

 2020年発表のベストアルバム『SCLL』の収録曲なのだけど、過去作ではなく新作ではないかと思う。

 2021年3月3日に発表された3rdミニアルバム『Remember』はYouTubeやAmazon Music Premiumでは今のところ聴くことができない。聴きたければAmazonなどで買えということだね。





 Spangle call Lilli line 公式サイト


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悪意の対処

言葉(words)
壁の模様

 他人の悪意とは戦わないというのを基本的な信条としている。
 悪意に理屈は通用しないので戦っても無駄だからだ。
 それでも世の中に悪意はあり、避けようがないときもある。
 悪意などないに越したことはないけど、現実問題としてなくなることはない。
 対処の方法としては徹底的な無視くらいしか思いつかない。
 悪意を寄せ付けないためには、なるべく高く、遠く、速くあることだ。誰にも追いつかれないように。
 あるいは徹底的に距離を取り、逃げるか。
 根本的な解決方法としては、悪意を無効化するほど超越することだけど、果たしてそこまでいける人間がどれだけいるか。
 
 

自分を説得する方法

言葉(words)
矢田川風景

 自分をどうやって説得し納得させるかは永遠のテーマだ。
 落ち込んだり、いじけたり、悩んだり、悲しんだり、ふてくされたり、やる気を失ったり、やけくそになったり、何もかもが嫌になったりしたとき、いちいち自分を励ましたり、元気づけたり、言い聞かせたり、丸め込んだり、叱ったり、慰めたりしないといけないのは、どうにもしんどい。
 こんなことが一生続くかと思うと、ときどき心底嫌気が差す。
 自分を説得するいい方法があればいいのだけど、そんなものは永久に見つからない気がする。
 
 

想わない

言葉(words)
公園の晩秋

 未練を手放して未来へ向かう。
 思い出は大事にしまって持っておく。
 でももう想わない。
 
 

人望問題

言葉(words)
枯れエノコログサ

 上に立つ人間にとって能力以上に必要なのが人望だ。人望さえあれば能力はなくてもいい。具体的に働くのは下の人間だからだ。
 人望を失うというのは本人が自覚する以上に悲惨なことで、そうなると周りの人間も下の人間も力を発揮できずに組織が上手く回らなくなってしまう。ときには機能不全に陥ったりもする。
 人望は常に一定ではなく上がりもすれば下がりもする。それを決めるのは言動の積み重ねということになるのだろうけど、何をすればよくて何をしたらいけないのかは難しい問題だ。
 人望があるとはいえない私には分かるとはいえず、分かるのは人望が必要不可欠ということだけだ。人望がある人間かそうでない人間かの区別はつく。
 人望を失った人間は黙って組織を去るしかないのだけど、それができるような人間なら人望はなくさない。
 
 

今年はまだ残っているサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 11月も半ばになって年末を意識するようになってきた。昨日から第一段の大掃除を始めた。今年は休みやすみ少しずつ進めようと思っている。
 今年一年を振り返るのはもう少し先にして、まずは残された時間の中でやれることを考えたい。来年のこともまだ考えないでおく。
 紅葉の時期をすっかり見失っていて、今がどういう状況なのかさっぱり掴めていない。日常の中に紅葉の要素はほとんどなくて、紅葉見物は非日常のものだということをあらためて知る。
 撮影についてはまったく休んでいるわけではなくて、表に出せないところでちょくちょく撮っている。以前と比べたらずいぶん減ってはいるのだけど。
 神社巡りのガイドなどもやっていて、そのあたりももう少ししたら規模を拡大してやれたらいいなと思っている。
 コロナがこのまま収束してくれることを願っている。



マグロの卵とじ
「マグロの卵とじ」

 酒、みりん、しょう油、昆布つゆの素、塩、コショウにタマネギを加えて、タマネギが柔らかくなるまで煮る。
 切り分けたマグロを入れ、半生まで加熱する。
 卵ととろけるチーズを混ぜ入れ、半熟まで煮る。



ナスと豆腐
「ナスと豆腐のピリ辛炒め」

 ごま油でニンジン、長ネギ、豆板醤、ショウガを炒める。
 水に浸けてあく抜きしたナスと切り分けた木綿豆腐を加える。
 酒、みりん、しょう油、鶏ガラ出しの素で味付けをしてしばらく炒め煮する。
 塩、コショウで味を調える。



東京コロッケ風
「東京コロッケ風」

 少し前に東京コロッケもどきを作って紹介した。今回はその第二弾として、前回とは少し変えて作ってみた。
 レンジで加熱して潰したジャガイモを丸めてパン粉をつけて揚げるというのは同じで、前回は卵とタマネギの刻みを加えたのに対して今回はタマネギと卵を使わずシーチキン入りにした。
 比べると前回の方が美味しかった。
 ソースは、酒、みりん、しょう油、ソース、ケチャップをひと煮立ちさせて作った。
 ソースならソース、しょう油ならしょう油にした方よさそうだ。これだとうま味と辛みが少しぶつかる。
 味の決め手はソースだから、ちょくちょく作るなら串カツソースのようなものを買うのもありだ。
 ただ、私は断然しょう油派でソースはめったに使わないから買うほどではない。
 
 

定点観測 ~10年単位を思う

日常写真(Everyday life)
定点観測

 定点観測の風景。
 こちらはもうひとつの定点観測と比べて風景の変化も小さいし季節の移ろいもそれほど明確ではなく、あまり面白みがないといえばそうなのだけど、10年、20年単位で撮り続けていくと、古い風景写真は財産のようになる。昔はこんなふうだったんだなと。
 ここからの風景を撮り始めたのがいつだったか忘れてしまったけど、もう10年くらいにはなるだろうか。今度古い写真を探してみよう。



定点観測2




定点観測3




定点観測4




定点観測5




定点観測6




定点観測7




定点観測8




定点観測9




定点観測10

 
 

勝手に発表 ~新規開拓アーティスト 【ポルカドットスティングレイ】編

音楽(music)
空と雲

 勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の今回は、「ポルカドットスティングレイ」を紹介します。

 あなたもポルカが好きなんですか! と前のめりに言われても、いや、それほどでも……と及び腰になってしまうのだけど、素通りしてしまうのは惜しいし、ここで紹介すれば好きになる人もいるんじゃないかということで、今回はポルカドットスティングレイ(公式サイト)にした。
 一般的な知名度がどれくらいなのかはよく分かっていない。YouTubeのチャンネル登録者数は40万人を超えているから、けっこうメジャーなのだろう。
 福岡県出身の4人組バンドで、中心はボーカル兼ギター兼作詞作曲兼プロデュースの雫 (しずく)だ。
 MVを見るとそれは一目で分かるのだけど、このバンドは一体何者なんだろう? と、ちょっと不思議に思う。
 他の3人(ギター・ベース・ドラムス)は男性で、ガールズバンドではない。ビジュアル系の要素も含みつつ、ジャンル分けするならロック・バンドということになるのだろう。
 MVを見て曲を聴いているだけでは何がしたいのかよく分からない部分もある。ネットのインタビュー記事をいくつか読むと、なるほどそういうことなんだと納得する。
 印象的だったのは、求められるものを作るという一貫した姿勢で、自己表現のためにやっているわけではないという点だ。
 雫はゲームのクリエイターを目指して実際にゲーム製作会社でプロデューサーとして働いていたこともあり、バンドをひとつのコンセプトとしてパッケージ化してポルカドットスティングレイが出来上がっている。
 雫自身、ポルカドットスティングレイの雫は自らの創作物と言い切っている。
 バンド名のポルカドットスティングレイはエイの一種の名前で、意味はないそうだ。
 ある意味ではとてもプロフェッショナリズムに貫かれているともいえる。
 そこがポルカドットスティングレイの特徴であり、強みでもあるのだろう。
 一方で、腹の底から出た言葉でなければ心は動かないというのも感じる。


 ポルカドットスティングレイ・インタビュー(岡本貴之)

 インタビュー(uta-net)

 【インタビュー】ポルカドットスティングレイの在り方「求めてくれる限り」(山口哲生)

 ポルカドットスティングレイ・雫に聞く「コロナがマーケティング活動に与えた影響と、熱狂的なゲーム愛」(坂井彩花)




 ポルカドットスティングレイ 『テレキャスター・ストライプ』 2016年3月4日

 バンド結成は2015年で、レーベル(ユニバーサル シグマ)に所属してメジャーデビューしたのが2017年。
 この曲はまだインディーズ時代のものながらポルカドットスティングレイの初期の代表作となっている。
 この頃からすでにスタイルは確立されていて、MVは雫が監督を務めた。
 配信限定曲で同日YouTubeにアップされているから、間もない頃に見つけてこれは売れるに決まってると目を付けた人も少なからずいただろう。
 まだ垢抜けないところはあるものの、バンド結成1年程度の半素人の域を超えている。
 2016年はまだゲーム業界との掛け持ちで、雫はゲームの方に進みたかったのに、メンバーに説得されて音楽もやっていたような状況だったらしい。




 ポルカドットスティングレイ 『リスミー』 2018年5月9日

 私が最初にポルカドットスティングレイを知ったのがこの曲で、ちょっと引っかかった。
 いきなり好きとはならず、気になるから一応、お気に入りに入れておこうという感じだった。
 今になって思うと、これはポルカドットスティングレイの曲の中で異質な曲で、でも最初がこれだったので、ポルカドットスティングレイの他の曲を聴けば聴くほどそうじゃない感が募っていったというのもある。
 YouTubeその他で聴ける曲はすべて聴いたつもりだけど、私の中ではついに『リスミー』を超える曲とは出会えなかった。
 雫さんはリスナーの声をすくいとって曲作りをしているそうだから、近い将来、こういう曲調の名曲を作ってくれるかもしれない。それに期待したい。




 ポルカドットスティングレイ 『夜明けのオレンジ』 2015年4月29日

 2015年1月に結成して、その年の4月にはオリジナル曲を発表してこれだけのMVを自主製作できるのだからたいしたものだ。




 ポルカドットスティングレイ 『青い』 2021年6月20日

 MV製作には力を入れていて、ちょっと遊んでもいる。
 ドラマ仕立てで自分たちが出演しつつ、お笑い芸人なども登場させている。
 この曲ではコウメ太夫やトータルテンボスの大村が出演しているし、『有頂天』では東京03が、『バケノカワ』ではタイムマシーン3号が出ている。




 ポルカドットスティングレイ 『人魚』 2016年11月9日

 1stE.P.『骨抜きE.P.』より。
 これが初の全国流通盤だった(CDはTower Records限定販売)。




 ポルカドットスティングレイ 『エレクトリック・パブリック』 2017年4月26日

 1stミニアルバム『大正義』から。
 ここまであらためて聴いてみて、ポルカドットスティングレイってけっこう好き嫌いが分かれるんだろうなと思った。
 曲の歌詞や雫のキャラ以外でいうと、ギター・サウンドが好きって人もいそうだ。




 ポルカドットスティングレイ 『シンクロニシカ』 2017年4月26日

 これも1stミニアルバム『大正義』収録曲。
 オリコンで週間7位までなったというから、2017年時点ですでに知っている人はよく知っているバンドになっていたのだろう。




 ポルカドットスティングレイ 『レム』 2017年11月8日

 1stフルアルバム『全知全能』より。
「レム meets ヨーグリーナ&サントリー天然水」と題してMVが製作された。
 2017年くらいからタイアップが増えていく。




 ポルカドットスティングレイ「パンドラボックス」 2018年5月9日

 2ndミニアルバム『一大事』より。
 オリコン最高4位までいっている。




 ポルカドットスティングレイ 『サレンダー』 2017年11月8日

 ソーシャルゲーム『23/7 -トゥエンティ スリー セブン-』イメージソング。




 ポルカドットスティングレイ 『ICHIDAIJI』 2018年5月9日

『わたしに××しなさい!』のTVドラマと映画の主題歌。




 ポルカドットスティングレイ 『ヒミツ』 2018年10月15日

 映画『スマホを落としただけなのに』主題歌。
 シングルとしてはこれがメジャー1stになる。
 映画はテレビで観たけど主題歌は印象に残らなかった。




 ポルカドットスティングレイ 『女神』 2019年11月8日

 3rdシングル曲。
 MBS/TBSドラマイズム『左ききのエレン』主題歌。




 ポルカドットスティングレイ 『トゲめくスピカ』 2020年12月16日

 3rdフルアルバム『何者』より。
 NHK『みんなのうた』の主題歌。




 ポルカドットスティングレイ × 神風動画 『化身』 2020年11月8日

 3rdフルアルバム『何者』より。




 ポルカドットスティングレイ 『FICTION』 

 3rdフルアルバム『何者』より。
 タイアップではないアルバム・オリジナル曲。




 ポルカドットスティングレイ 『ダイバー』 2021年9月15日

 eスポーツ・イベント"RAGE Shadowverse Pro League 21-22"の公式テーマ・ソング。




 ポルカドットスティングレイ 『POSE』(おふたりさま ver.)ライブ映像 from ポルフェス49 最終決着 2021年4月29日


 2019年に行われた武道館ライブも成功し、コロナが収束したらライブ活動も再開するだろうから、今後ますます活躍していくことになりそうだ。
 今回調べてみるまでこれほどタイアップ曲が多いとは知らなくて少し驚いた。どうして今まで知らなかったのだろう、と。


 公式サイト
 wikiページ


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難易度設定

言葉(words)
セイタカアワダチソウ

 ゲームは簡単すぎるとつまらないし、難しすぎるとやる気を失う。
 人生ゲームの難易度設定は絶妙だと思うけどどうだろう。
 ただ問題はクリア目標がよく分からないことだ。
 死はバッドエンドなのかグッドエンディングなのか。
 クリア後の続きがあって、そこでは自分の思い通りに楽しめるといいなとは思うけど。
 
 

白地図を埋める

言葉(words)
キク科の秋の花

 歴史は現代をより良く生きるための取扱説明書であり、ある意味では反面教師だ。
 歴史を知らずに過去と同じ失敗を繰り返していたら進歩がないし時間が無駄になる。
 人類の営みはジグソーパズルを完成させるというよりも白地図を埋める作業に近い。
 いまだ描かれていない空白の部分を描いていって完成に近づけるといったものだ。
 その行為の積み重ねが歴史となり、未来の人たちに引き継がれていく。
 歴史になんて興味がないと未来の人たちが言ったら私たちは寂しく思うだろう。
 今という時間は過去の人たちの思いがつないだもので、彼らの願いや祈りを我々はバトンとして受け取っている。
 彼らが何をして何をしなかったのか。それを知らなければ何をしたらいいのか分からない。
 歴史を学ぶことの大切さとはそういうことをいう。
 
 

0か100か

言葉(words)
蛾

 こいつじゃないと駄目なんだ感。
 こいつじゃない感。
 その感覚の正体はよく分からないのだけど、どこか絶対的で動かしがたい事実のように思える。
 恋愛感情は概ね勘違いと思い込みから成り立つもので、自分の中の判断など当てにはならないことが多いとはいえ、何かしらの根拠があるような気もする。
 1が100になることはあっても、0が1になることはないといった感覚だ。
 勘違いを楽しむのも人生の醍醐味のひとつだから、間違えないぞと頑張る必要はないのかもしれない。
 自分の感覚に殉じてもいいし、流れに身を委ねるのも一興だ。
 
 

種明かしは死んだ後で

言葉(words)
キンモクセイの二度咲き

 生きている間に起きたことの種明かしは死んだ後でいい。
 真相を知りたいという思いがあったとしても、たぶん知らない方が生きやすい。
 ただ、種明かしを聞かされないままで終わるのは釈然としないから、そのためにもやはり死の続きがなくては困る。
 本当のことを教えてもらった後でどうするかを考えたい。
 死後の身の処し方は誰かに決められるものではなく自分で決めるものだと私は思っている。
 死後に別の世界があったとしてもそれはこの世と変わらないのではないか。
 意味というのはあるようでなくてないようであるもので、知らなくても生きていけるけど知らないと始まらないとも言える。
 なるほどそういうことなんだと納得できればそれでいい。
 真相がまるで想像してなかったものだとしても、受け入れる心構えはできているつもりだ。
 
 

もう11月かサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 もう11月になってしまったけど、今更焦っても仕方がないので、このまま年末に向かってなだれ込んでいくしかない。
 コロナがおさまっているのが救いで、動きやすいのは助かる。このまま年末年始まで持ってくれるといいのだけど。
 この秋は寒くなったり暖かくなったりと落ち着かない。ここ最近はまた暖かくなっている。
 そのせいもあるだろうか、キンモクセイが二度咲きしている。たまにそういう年があるのだけど、11月にキンモクセイの香りをかぐのも変な感じだ。
 各地で紅葉が始まっているようで、少し心が動きつつも、今年も紅葉撮りは休みになりそうだ。近所で少しは撮れるかもしれない。
 季節は繰り返しても、同じ季節はないことを毎年実感する。いい年もあればそうでない年もあって、来年の今頃はどうしているだろうと考えると上手く想像ができない。



刺身

「刺身の盛り合わせ」

 最近少し刺身率が高くなっている。
 手抜きしたいわけではないのだけど、そういう気分のときもある。



煮物

「コンニャクその他の煮物」

 具材はコンニャク、ニンジン、シイタケ、鶏肉。
 その煮物としか呼びようがない。
 味付けは酒、みりん、しょう油、和風だしの素、昆布つゆ、塩、コショウで。



オムレツのトマトソース

「カボチャ入りオムレツとトマトソース」

 カボチャは薄切りにしてレンジで4分加熱する。
 卵にカボチャ、タマネギ、茹でたブロッコリーを混ぜ、鶏ガラだしの素、塩、コショウで下味をつけてフライパンに蓋をして焼く。
 トマトソースは、トマト、タマネギをオリーブオイルで炒めて、酒、みりん、砂糖、ケチャップ、コンソメの素、塩、コショウで味付けをして煮込む。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 日暮れの時間が早くなって、この時期は夕景の定点観測写真が多くなる。
 太陽が沈む位置がだんだん変わっていくことでも季節の移ろいを感じる。
 というわけで、今日はもうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

こっそりやろうタダ働き

言葉(words)
伝言メモ

 タダ働きくらい自分のためになるものはない。
 無報酬で何かをすると損したような気になるかもしれないけどそうではない。
 タダ働きはささいな賃金よりもずっと大きなものをもたらしてくれる。
 それは徳を積めるということだ。
 徳などたいしたものではないと思うのは大間違いで、これは後々大きな財産として自分の助けになってくれる。
 むしろお金を得ることで働きを精算してしまうことの方がもったいない。
 お金はいくらあっても困らないというけど、それよりも徳はいくらあっても困らないという方が正しい。
 なにしろ徳はあの世まで持っていけるのだから。
 徳のない人間はあの世で苦労することになる。だから、この世にいるうちに少しでも徳の貯蓄をしておくべきだ。
 さあ、今日から頼まれてもいないタダ働きをするのだ。
 でも、やってやったなどと思ってはいけない。そんな恩着せがましいことではタダ働きが帳消しになりかねないから。
 こっそり見つからないようにやるタダ働きが一番徳を積めるということを覚えておいて損はない。
 
 

正論は暴力

言葉(words)
コスモス

 正論の味方のやっかいさったらない。
 いつからこんなに正論が大きな顔をするような世の中になってしまったのだろう。
 正論は自分の身を守るための防御として用意しておくくらいがちょうどいい。
 正論で人の頭を殴りつけるような行為はもはや暴力だ。
 正論を振り回す人間はそのことを自覚していないからタチが悪い。
 正論とは戦わないことくらいしか対処の方法はないのかもしれない。
 
 

天国の一択

言葉(words)
高速ジャンクションと青空

 地獄へ行くことなどたいしたことではないと思ったら大間違いだ。
 地獄は個室じゃないということを忘れていないか。 
 地獄は大部屋で、地獄の住人たちに取り囲まれることになる。
 刑務所の一番きついやつを想像するといい。
 まともな精神では地獄には耐えられない。
 だから、次善の策としても天国一択なのだ。
 天国のいいところは、天国人たちに囲まれて過ごすことができるということだ。
 偉人、天才、善良な人たちしかいない世界を思い浮かべてみてほしい。
 それなら自分も仲間に入りたいと思うんじゃないだろうか。
 だったら天国人の資格を得られるような生き方をしなければいけない。
 たぶん、中間はなくて、どちらにも入れなければまた生き直しということになる。
 

勝手に発表 ~既出アーティストの新曲紹介とAmazon Music Unlimited

音楽(music)
空と雲

 勝手に発表シリーズの今回は、【既出アーティストの新曲紹介】と題してお送りします。
 その前にAmazon Music Unlimited(Web)について少し。
 ちょっと前にAmazon Music Unlimitedの無料お試し期間を4ヶ月に延長するというメールが来ていて(今は3ヶ月無料)、それなら一度試してみようと始めてみたのが昨日、11月1日のこと。
 Webサイト

 よく似た名前の2つのコースがあって、Amazon(Web)のプライム会員と非会員による違いによって料金が異なるので少しややこしい。
 プライム会員向けのAmazon Musicは会員なら無料で利用することができる(プライム会員は月額500円でAmazonの買い物の送料が無料になるなど)。
 このコースの200万曲というのが多いのか少ないのかよく分からない。私は一時会員だったときがあるのだけど、そのときは利用しなかった。
 これとは別にAmazon Music Unlimitedという7,500万曲聴き放題というコースがあって、今回登録したのがこれだ。
 プライム会員なら月額780円、非会員は980円と、この手の音楽聴き放題サービスとしては標準的な価格設定だ。もちろん広告は入らない。
 YouTube Music Prime(Web)も3ヶ月無料お試しを利用したことを以前紹介したのだけど、YouTube Music Primeを含むYouTube Premiumが1,180円、YouTube Music Primeだけだと980円ということで、どちらを選択するか迷うところだ。
 YouTubeはMVやライブ映像などの映像付きというのが大きなメリットとしてある。これは他のサブスクにはない優位だ。
 一方のAmazon Music Unlimitedはロスレス音源のHD(CDと同レベル)やハイレゾのUltra HD(192kHz/24bit)で聴くことができるのが魅力だ(PCの場合はブラウザではなくアプリのみ)。
 以前はAmazon Music HDというHD音源のコースがあって1,980円だったのだけど、今年になってUnlimitedに一本化されて実質的な値下げになった。
 YouTubeの映像をとるか、Amazon Musicの高音質をとるか、という選択になると思う。
 両方会員になればYouTubeで聴きたい曲を見つけてAmazon Musicで聴くというやり方もできる。
 Amazon Musicの場合、アルバムの登録が多いのでアルバム単位で聴けるのもメリットとしてある。
 ただし、古いアーティストの曲はごっそりなかったりするので(たとえば小松未歩など一曲も入っていない)、なんでも聴けると期待すると少しがっかりするかもしれない。いくら曲数が多くても、自分が聴きたいジャンルやアーティストは限られているから、大部分の曲は自分の興味の対象外だ。
 使い始めて間もないのでまだ勝手が分からない部分が多いのだけど、また何か気づいたことがあれば勝手に発表シリーズの中で書きたいと思う。
 YouTube Primeの無料期間が終わってから、やはり広告のうっとうしさに悩まされている。ヨーロッパの一部で行われている広告なしのliteプランを早く日本でも始めてほしい。月額680円くらいならすぐに登録したい。


 というわけで、ここからは本編に戻って既出アーティストの新曲を紹介します。




 クレナズム 『積乱雲の下で』 2021年8月25日




 Kitri 『ヒカレイノチ』 2021年10月14日




 にしな 『夜になって』 2021年10月16日




 ヨルシカ 『月に吠える』 2021年10月6日




 上野優華 『好きが残った』 2021年5月19日

※規制がかかっているため、YouTubeのページでお聴きください。




 佐藤千亜妃 『橙ラプソディー』 2021年9月24日




 羊文学 『夜を越えて』 2021年10月22日




 文藝天国 『翳りの讃歌』 2021年10月26日




 chilldspot  『Groovynight』 2021年6月11日




 BURNABLE/UNBURNABLE 『望んでない世界』 2021年9月8日




 kiki vivi lily 『Lazy』 2021年10月1日




 ジェニーハイ 『夏嵐』 2021年8月17日




 空白ごっこ 『天』 2021年10月19日




 Ado 『会いたくて』 2021年8月12日




 yama 『Sleepless Night』 2021年8月16日




 Uru 『Love Song』 2021年8月5日




 緑黄色社会 『LITMUS』 2021年8月19日




 日食なつこ 『泡沫の箱庭』 2021年8月14日



 YouTubeの有利な点として、新曲を発見しやすいというのもある。
 アーティストのチャンネル登録をしておくと新曲やライブのお知らせ通知が来て先行プレミアム公開の動画を観ることができる。
 Amazon MusicのHD高音質も魅力だけど、どちらか選ぶとすると私はYouTube Premiumにする。
 やはり映像付きというのは大きくて(すべてではないにしても)、他では替えが効かない。


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娯楽と罰

言葉(words)
野良

 おしゃべりは最高の娯楽。
 それを取り上げられるとつらい。
 孤独は最大の罰だ。
 たとえ無口な人であっても。