月別:2021年10月

記事一覧
  • 日常が戻りつつあるサンデー料理

     少しずつかつての日常が戻りつつあることを実感する。 人の集まりが復活したり、出歩くことに抵抗がなくなったり、感覚的な部分でも警戒感が弱まっている。 かつての谷間期だったときとはちょっと違う感じがする。 とはいえ、世界的には今ピークを迎えている国もあるし、再拡大しているところもあるので、これで終わりと決めつけるのは早い。もうそろそろ終わってもいいとは思うのだけど。 10月も今日が最終日で明日から11月...

    2021/10/31

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     もうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2021/10/30

    日常写真(Everyday life)

  • このままでいいわけがない

     このままでいいと思ってしまうことが一番危うい。 変化を恐れて立ち止まったら時間の中で朽ちてしまう。 機会の中でその都度変わっていくことを厭ってはいけない。 変わる前にはもう戻れなくなるけど、それは仕方ないとあきらめるしかない。 変わることは進むことだ。  ...

    2021/10/29

    言葉(words)

  • それでも

    ”それでも”という言葉が好きだ。 そういう考え方や姿勢をよしとしたい。 それでもやる。 それでも好き。 それでも生きる。 世界は肯定を前提としていない。 すべては否定から出発している。 死ぬことが分かっているのに何故生きるのか。 それでも生きる価値があると思うからだ。 きっとそれは負け惜しみみたいなものなのだけど、最後まで強がっていたいと思う。  ...

    2021/10/28

    言葉(words)

  • 安易に誉めない

     人は他人の褒め言葉によって縛られる。 予言や占いのように。 たとえば、そのワンピース似合うねとあなたが何気なく言ったとする。  それを聞いた彼女は、このワンピースを次も着るべきかやめておくべきか迷うことになる。 似合うといいうなら着た方がいいのか、あまり続けて着ると相手に合わせすぎているようで嫌だし、あえて着ないようにすべきなのか、などと。 一度聞いた言葉は聞かなかった以前には戻れない。褒め言葉...

    2021/10/27

    言葉(words)

  • ただ待っている

     私は待っている。”そのとき”が訪れるのを。 ただ待ち続ける。 それがいつで何が起きるのかは分からない。 いつまで待ってもそのときは来ないかもしれない。 けど、来たるべきときが来れば分かる。ああ、待っていたのはこれだったのか、と。 そのときのためだけに人生のすべての時間を費やしてもかまわない。  ...

    2021/10/26

    言葉(words)

  • 勝手に発表 ~新規開拓アーティスト 【文藝天国】編

     勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の今回は、「文藝天国」を紹介します。 羊文学は以前紹介したことがある。 文学つながりということで一緒にやろうと思ったのだけど、方向性もあり方もまったく違っていて共通項もなさそうなので、それぞれ別々にした方がいいということで分けることにした。 そもそも、羊文学と文藝天国とでは知名度が全然違う。YouTubeのチャンネル登録者数だけを比べても、羊文学の5万に対して文...

    2021/10/25

    音楽(music)

  • ちょうどいい秋がなかったサンデー料理

     10月ってこんなに暑かったっけという前半から、10月ってこんなに寒くないよねという後半へと季節ががらりと入れ替わった。 中間をお願いしますといってももう遅いのか。なんだか気持ちのいい秋がだんだん短くなっていくような気がする。 季節の花や虫を追いかけなくなってもう何年にもなるから、今どこで何が咲いているのかとか、虫は何が残っているのかとか、まったく把握できないでいる。そのことを少し寂しく思うことがある...

    2021/10/24

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     ずいぶん日が落ちるのが早くなった。 今の名古屋の日没は17時過ぎくらいだろうか。もう少し早くなっているかもしれない。 空気が澄んで遠くまでよく見えるようにもなった。 こちらの角度ではないのだけど、秋になると御嶽山が見える。御嶽山にも雪がかぶって白くなっている。 夏が終われば季節は加速していく。 今日はもうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2021/10/23

    日常写真(Everyday life)

  • 生か死か二者択一

     生きるか死ぬかの二者択一なら生きる方を選ぶ。 単純に言えばそれだけのことなのだけど、日々その問いかけを突きつけられていることを忘れてはいけない。 今日を生きているなら生きることを選択したということだ。 死を選択しなかったというだけの消極的な生き方では駄目なんじゃないか。  ...

    2021/10/22

    言葉(words)

  • 願う人

     願いはたいてい届かない。 何度も思い知らされているのに、それでも願わずにいられないのが人間だ。 願う以外にどうすることもできないことがある。 どうせ叶わないなら願うことは無駄なのかというとそうともいえない。 願い事が少ない人より願い事が多い人の方がきっと幸せだ。 願いは希望だから。  ...

    2021/10/21

    言葉(words)

  • 勝手に発表 ~新規開拓アーティスト 【琴音】編

     勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の今回は、琴音(ことね)を紹介します。 琴音を紹介する際は必ずといっていいほど”テレビ朝日系列『今夜、誕生!音楽チャンプ』(2017年10月8日から2018年3月11日)で4週連続勝ち抜いてグランドチャンピオンを獲得した”という説明から始まる。 これが大きなきっかけになってデビューにつながったのは確かなのだけど、本人はあまり嬉しくない言われ方かもしれない。そういう紹介のさ...

    2021/10/20

    音楽(music)

  • そこにあった

     それが当たり前で退屈な日常に変わってしまったとしても、喜びは確かにそこにあった。 初めてで、新鮮で、それまで味わったことのない幸せが。 今は消えてなくなってしまったとしても、そこにあったことに変わりはない。 忘れる必要なんてないし、否定することもない。 確かにあったという事実は永久に消えることはない。 だから悲しむことなどないのだ。  ...

    2021/10/19

    言葉(words)

  • 砂糖入りコーヒー

     甘酸っぱくて、ほろ苦い。 人生の味付けはそれくらいがちょうどいい。 酸っぱすぎたり塩辛すぎたり苦すぎたりするのはつらいけど、甘ったるいのもくどすぎる。 うま味が強すぎても飽きてしまう。 砂糖入りのコーヒー、あれは人生の味わいを象徴するものかもしれない。  ...

    2021/10/18

    空(Sky)

  • 落花生初登場サンデー料理

     10月の半ばを過ぎても暑い日が続いていて、いい加減残暑にもうんざりしていたら、今朝になって急に涼しくなった。昨日の夜のうちに季節が交代したようだ。これからは暑さ対策ではなく寒さ対策を考えることになる。 コロナはどうやら一休みらしい。しばらくしたら増えるのか、このまま緩やかに収束していくのか、まだなんとも言えない。 外国も収まっているところとまだピークが続いているところがあって、コロナの行方は予測が...

    2021/10/17

    料理(Cooking)

  • 定点観測

     定点観測をお送りします。  ...

    2021/10/16

    日常写真(Everyday life)

  • 加害者警報

     加害者が被害者になることがあり、被害者が加害者になることもある。 被害者と加害者は必ずしも一方的な関係性ではない。双方向的な面がある。 たとえば、被害者の関係者が加害者に復讐すれば加害者は被害者となり、被害者は加害者側になるといったことだ。 加害者家族は間違いなく被害者となってしまう。 たいていの人は自分が被害者にならないように気をつけて生きているだろうけど、多くの人は自分が加害者になる可能性を...

    2021/10/15

    言葉(words)

  • やりたくないことから順番に

     やることリストを作るとき、一番やりたいことから書くのが普通だけど、それはかえって自分を苦しめ追い込むことになる。 正解は一番やりたくないことから順番にやる、だ。 そうすればやればやるほど楽になっていくから、結果として自分を楽にする。 ルールではないし強制でもないけど、生きていく上での知恵のようなものだ。 夏休みの宿題を真っ先にやるやつを馬鹿にしていたけど、あいつらの方が正しかったことを大人になっ...

    2021/10/14

    言葉(words)

  • これは現実

     そういうふうにできている。 世界はこういうものだ。 何も驚くことはないし、疑う必要もない。 ただ受け入れればいい。 そういうふうにできているという現実がここにあるのだから。  ...

    2021/10/13

    言葉(words)

  • 勝手に発表 ~新規開拓アーティスト 【kiki vivi lily】編

     勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の今回は、kiki vivi lily(キキヴィヴィリリー)を紹介します。 初めてkiki vivi lilyを知ったのがいつだったのかは忘れてしまったのだけど、ああ、いいなと思ったのは『Blue in Green』を聴いたときだった。 ただ、そのまま続けて聴くこともなく、後追いすることもないまま時が流れて、つい最近、新曲として発表された『Lazy』を聴いて、あ、やっぱりkiki vivi lilyいいじゃん、...

    2021/10/12

    音楽(music)

  • 闇に光を

     闇を打ち消すには光を当てれがいい。 強い光で包み込むことで闇は消える。 闇を消すにはたぶんそれしかない。 心の闇についても同じ事が言える。 心の闇も光を当てることで消せる。 誰かが光を当ててくれるのを待つのではなく、自分が誰かの光になれたらいい。  ...

    2021/10/11

    言葉(words)

  • 残暑厳しい10月のサンデー料理

     10月10日は体育の日だったのに、いつの間にかハッピーマンデーなどという訳の分からない制度で祝日が移動して、今年は知らない間になくなっていた。あれ? 祝日はどこへ行った? と何日か前に気づいた。 オリンピックの関係でなくなったのか前倒しになったかしたのだろう。祝日とは無縁の生活を送っているのであまり気にしていなかった。 名古屋は10月に入って暑い日が続いている。9月の残暑のような暑さだ。今年は9月になっ...

    2021/10/10

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     もうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2021/10/09

    日常写真(Everyday life)

  • 心の問題

     人は心で動くものだから人を動かしたければ心に訴える必要がある。 正しいことを論理立てて説明しても、ほとんどの人は動かない。理解することと動くことは別だ。 上下関係も横のつながりも、そこに信頼関係があるとすれば心のつながりで成り立っている。 心とは何か? それを説明するのは難しいけど、脳に支配されない領域、あるいは魂の核とでもいうべきものかもしれない。 心は理屈を超越している。 人は心に始まり心に...

    2021/10/08

    言葉(words)

  • 共犯関係

     共犯関係は人と人との結びつきを強くする。 良い部分でも、悪い部分でも。 共犯は必ずしも罪だけではない。たとえば秘密の共有なども共犯関係の一種だ。 そういう意味で言えば、夫婦や家族というのも共犯関係と呼べるかもしれない。 人と人との関係は表からは見えないことが多い。  ...

    2021/10/07

    言葉(words)

  • 世界の半分

     闇をさまよったことがある人間なら小さな灯りのありがたみを知っている。 太陽の下しか歩いたことがない人間には分からない。 逆のことを言えば、日陰の人生しか知らない人間は日向の幸せを実感として理解できないかもしれない。 人は自分の立場で知り得たことしか分からない。反対側の人間のことは想像するしかない。 それはもう仕方がないことだ。 誰もが世界の半分しか知らないという言い方もできる。 たまたま両方の立...

    2021/10/06

    言葉(words)

  • 過ぎた時間

     たくさんの時間が流れた。 得たものは多く、失ったものもまた多い。 これまでの時間よりもこれからの時間の方が短くなった今、前を見るより後ろを見ることが増えた。 過ぎ去った時間の中に様々な場面の断片がちりばめられている。 それらはもうここにはないけど確かに自分の中にあるものだ。 思い出はもう充分にたまった。 いつ終わってもいいような気がしている。  ...

    2021/10/05

    言葉(words)

  • 自画自賛の治療薬

     自画自賛の馬鹿を治す薬はまだ開発されていない。(治験の対象者はたくさんいるのに) でも、自力で治す簡単な方法がある。 自分を賞賛しなければいいだけだ。 まあ、それが分からないから重症化してしまうのだけど。  ...

    2021/10/04

    言葉(words)

  • もう10月でありまだ10月でもあるサンデー料理

     9月はけっこう涼しかったのに10月になったら暑さが戻ってきた。もうしばらくエアコンが必要だ。 それにしてももう10月とは驚く。そろそろ大掃除のことが気になりだした。去年、おととしと大がかりにやったから今年はやることはそれほど多くないとはいえ、11月になったら少しずつ始めることになる。 年末に向けて加速していく感じは嫌いじゃない。年末年始は一年で一番好きな時期だし。 緊急事態宣言は解除されたとはいえ、す...

    2021/10/03

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     もうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2021/10/02

    日常写真(Everyday life)

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日常が戻りつつあるサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 少しずつかつての日常が戻りつつあることを実感する。
 人の集まりが復活したり、出歩くことに抵抗がなくなったり、感覚的な部分でも警戒感が弱まっている。
 かつての谷間期だったときとはちょっと違う感じがする。
 とはいえ、世界的には今ピークを迎えている国もあるし、再拡大しているところもあるので、これで終わりと決めつけるのは早い。もうそろそろ終わってもいいとは思うのだけど。

 10月も今日が最終日で明日から11月だ。大掃除のことも気になりだしている。
 11月は予定もいくつか入っているし、このまま年末になだれ込んでいくことになるのだろう。
 忙しすぎず暇でもないほどほどな感じが一番いい。
 年末のちょっとそわそわした感じは嫌いじゃない。



マグロ

「マグロの切り落とし」

 何マグロだったか忘れてしまったけど、切り落としとして売っていたものだ(コハダマグロとかだったかな)。
 料理を怠けているわけではないのだけど、刺身で食べるなら切り落としでもいいやと思ってしまう。
 この状態で買って調理しようとは思わない。



カボチャとナス

「カボチャとナスの天ぷら」

 一応ハロウィーンにちなんでカボチャを食べてみた。
 カボチャは煮物か揚げるかの二者択一になることが多い。今回は天ぷらを選択した。煮物よりこっちの方が好きだ。
 ナスも天ぷらにするのが一番美味しいと思う。



里芋味噌煮

「里芋その他の味噌煮」

 味噌煮が食べたくなる季節になった。夏場の暑いときはあまり食べる気がしない。
 具材は里芋、鶏肉、ニンジン、ゆで卵。
 名古屋は味噌だれの文化があるから、家庭でもこういう応用はよくやるんじゃないかと思う。
 スーパーで普通に味噌だれが売っているエリアはどれくらいなんだろう。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 もうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

このままでいいわけがない

言葉(words)
彩り落ち葉

 このままでいいと思ってしまうことが一番危うい。
 変化を恐れて立ち止まったら時間の中で朽ちてしまう。
 機会の中でその都度変わっていくことを厭ってはいけない。
 変わる前にはもう戻れなくなるけど、それは仕方ないとあきらめるしかない。
 変わることは進むことだ。
 
 

それでも

言葉(words)
芽を出す

”それでも”という言葉が好きだ。
 そういう考え方や姿勢をよしとしたい。
 それでもやる。
 それでも好き。
 それでも生きる。
 世界は肯定を前提としていない。
 すべては否定から出発している。
 死ぬことが分かっているのに何故生きるのか。
 それでも生きる価値があると思うからだ。
 きっとそれは負け惜しみみたいなものなのだけど、最後まで強がっていたいと思う。
 
 

安易に誉めない

言葉(words)
季節外れのヒマワリ

 人は他人の褒め言葉によって縛られる。
 予言や占いのように。
 たとえば、そのワンピース似合うねとあなたが何気なく言ったとする。 
 それを聞いた彼女は、このワンピースを次も着るべきかやめておくべきか迷うことになる。
 似合うといいうなら着た方がいいのか、あまり続けて着ると相手に合わせすぎているようで嫌だし、あえて着ないようにすべきなのか、などと。
 一度聞いた言葉は聞かなかった以前には戻れない。褒め言葉を踏まえた上でどうするか決めなくてはいけなくなる。
 子供の頃から可愛い可愛いと言われ続けると、可愛い前提で生きなければいけないと思い込む。
 冴えない男が珍しく誉められたりすると、その相手に固執するということもある。
 積極的に誉めた方がいいという考え方もあるけど、私は賛同できない。
 無責任に誉めることは相手のためにならないこともあるからだ。
 特に日本人は言霊思想があるからその傾向が強い。
 言葉は支配と被支配を生み出す。
 たとえ我が子であっても誉めるときは慎重にした方がいい。
 傷とは違う形で褒め言葉は一生つきまとうことになる。
 
 

ただ待っている

言葉(words)
実った稲

 私は待っている。
”そのとき”が訪れるのを。
 ただ待ち続ける。
 それがいつで何が起きるのかは分からない。
 いつまで待ってもそのときは来ないかもしれない。
 けど、来たるべきときが来れば分かる。ああ、待っていたのはこれだったのか、と。
 そのときのためだけに人生のすべての時間を費やしてもかまわない。
 
 

勝手に発表 ~新規開拓アーティスト 【文藝天国】編

音楽(music)
空と雲

 勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の今回は、「文藝天国」を紹介します。

 羊文学以前紹介したことがある。
 文学つながりということで一緒にやろうと思ったのだけど、方向性もあり方もまったく違っていて共通項もなさそうなので、それぞれ別々にした方がいいということで分けることにした。
 そもそも、羊文学と文藝天国とでは知名度が全然違う。YouTubeのチャンネル登録者数だけを比べても、羊文学の5万に対して文藝天国はまだ6千人ちょっとでしかない。所属するレーベルのbungei recordsはたぶんインディーズなので文藝天国はメジャー・デビューさえしていない。
 更にそもそもの話をすると、文藝天国はバンドでさえない。音楽作家のko shinonome(男性)と色彩作家のすみあいか(女性)が音楽付きの映像作品を製作するというところから出発している。
 それが2019年で、当時ふたりはまだ高校生だった。
 ボーカルはそのゲストといった位置づけで、当初は水屋(のちにアヤヒロセに改名)が担当し、その後、ハル(女性)に交代している。
 公式サイトでは”オルタナティブロック”という表現を使っているものの、オルタナティブロック・バンドではないということになる。
 インタビューの中で、ボーカルも含めて作り手側は裏方で作品が主役と語っていて、本人たちは顔出しをしていない。
 この3年足らずの間にミニアルバムを2枚、シングルを3枚出して、YouTubeにも自分たちで製作した映像作品をアップしている。初のワンマンライブを行い、今後注目度がますます上がってくるアーティストだろうから、今のうちに知っておくと数年後にはぎりぎり古参ファンを名乗れそうだ。

 結成の経緯などはネットのインタビュー記事があるので、それを読めばある程度知ることができる。
 wikiにもページが作られている。


 【インタビュー】文藝天国/文から始まり、藝に化けて天国に終わる(倉田航仁郎)

 文藝天国──聴覚と視覚で感じる淡い共鳴(梶野有希)




 文藝天国 『メタンハイドレート』 2021年1月30日

 初めて文藝天国を知ったのはこの曲だったので、最初はカッコイイ系の女性ボーカルのアーティストという認識だった。そんなに文学的ではないなと。
 ただ、ある程度文藝天国のことを知った上で聴くとまた違った思いを抱く。
 これは2021年に発表された2ndミニアルバム『夢の香りのする朝に。』の中の一曲なので、ボーカルはハルになっている。
 何も知らないまま初期の頃の作品を聴くと、最初の頃はずいぶん違っていたんだなと思うけど、それはそうで、2019年から2020年までは水屋がボーカルを担当していた。
 水屋の方がむしろ文藝天国っぽい感じもするけど、一般受けするのはハルの方だと思う。水屋時代の曲は少し弱い。
 もしかするとまたボーカルは交代するのかもしれないから、それはそれで楽しみではある。




 文藝天国 『プールサイドに花束を。』 2019年6月16日

 1stミニアルバム『プールサイドに花束を。』の表題作。
 上の『メタンハイドレート』と比べるとボーカルの違いで受ける印象がだいぶ違う。
 2020年はボーカルの交代があった年で、メンバーも忙しかったのか、作品の発表はない。
 そのため、水屋時代の文藝天国を聴けるのはミニアルバム『プールサイドに花束を。』だけということになる。こちらの方が好きという人もいるだろう。




 文藝天国 『アイスクリイムは溶けるから。』 2019年6月16日

『プールサイドに花束を。』の中から唯一製作されたMVがこの曲。
 すみあいかはこのとき初めて動画を撮ったとのことで、言われてみると多少素人っぽさがある。でも、MVとしてちゃんと成立していて、映像学校の生徒が卒業記念で製作した動画といったレベルではない。
『プールサイドに花束を。』に収録された『尖ったナイフとテレキャスター』『seifuku』『水槽少女』も映像はないもののYouTubeにアップされているので聴くことができる。




 文藝天国 『シュノーケル』 2021年7月7日

 2ndシングルのこの『シュノーケル』が今のところ文藝天国の代表作といえるだろうか。
 楽曲も映像もこなれたというか、すっかりプロのものになった。
 しばらくこの路線でいってほしいというのが個人的な希望だ。




 文藝天国 『エア・ブラスト』 2021年5月7日

 1stシングル。
 いい曲だし、MVを作ってほしい。
 MVのあるとなしとでは再生回数が全然違ってくる。
 MVを作るには手間と時間だけでなくお金もかかるだろうけど。




 文藝天国 『マリアージュ』 2021年7月17日

 3rdシングル。
 今年2021年の7月に発表された最新作で、”第9回全国高等学校ダンス部選手権プロモーション”のタイアップ曲となった。




 文藝天国 『宿命論とチューリップ』 

 2ndミニアルバム『夢の香りのする朝に。』より。
『生活をとめて』『天使入門』『おいしい涙』『夢の香りのする朝に。』もアップされている。
 これまで発表された文藝天国の曲はすべてYouTubeで聴くことができるということだ。
 CDで聴きたい場合は、公式サイトで2ndミニアルバム『夢の香りのする朝に。』(2,480円)は買うことができる。Amazonでは扱っていないし、レンタル店には置いてないと思う。
 1stミニアルバム『プールサイドに花束を。』を入手するのはかなり難しそうだ。先見の明があって手に入れていた人はすごい。



  これまでの勝手に発表シリーズは「音楽カテゴリ」にまとめてあります(さかのぼるときは”次”をクリックしてください)。
 
 

ちょうどいい秋がなかったサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 10月ってこんなに暑かったっけという前半から、10月ってこんなに寒くないよねという後半へと季節ががらりと入れ替わった。
 中間をお願いしますといってももう遅いのか。なんだか気持ちのいい秋がだんだん短くなっていくような気がする。
 季節の花や虫を追いかけなくなってもう何年にもなるから、今どこで何が咲いているのかとか、虫は何が残っているのかとか、まったく把握できないでいる。そのことを少し寂しく思うことがある。
 毎日のように自然の中に出向いていって写真を撮っていた頃が遠い昔に感じられる。
 ヒガンバナの後は何が咲くのだったか。コスモスは10月だったか11月だったか。旅する蝶のアサギマダラはもう名古屋に飛んできたんだろうか。
 季節は巡っても時間は戻ってこない。未練を捨てて先へ進むしかない。



刺身

「カンパチ(?)の刺身」

 カンパチの仲間とかなんとか言っていたと思うのだけど、忘れてしまった。
 コリコリ食感の刺身で、これはこれでなかなか美味しい。
 マグロとサーモンばかりでは能がないので、たまには違う魚も食べておきたい。



里芋の煮物

「里芋その他の煮物」

 煮物の歴史はたぶん相当古くて、縄文人も土器で根菜類などを煮て食べていたんじゃないかと思う。だとすると1万年以上食べ続けてきたことになる。
 土器がなかった旧石器時代の人たちはどんなものをどんなふうに調理して食べていたんだろう。
 我々が想像するよりも工夫して美味しく食べていたのだろうけど。



豆腐

「煮豆腐の卵とじ」

 ショウガ、豆板醤、シーチキンをオリーブオイルで炒め、切り分けた豆腐と下茹でしたブロッコリーを入れて煮込む。
 酒、みりん、鶏ガラ出しの素、塩、コショウで味付けをする。
 とき卵に片栗粉を加えて混ぜ入れ半熟まで加熱する。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 ずいぶん日が落ちるのが早くなった。
 今の名古屋の日没は17時過ぎくらいだろうか。もう少し早くなっているかもしれない。
 空気が澄んで遠くまでよく見えるようにもなった。
 こちらの角度ではないのだけど、秋になると御嶽山が見える。御嶽山にも雪がかぶって白くなっている。
 夏が終われば季節は加速していく。

 今日はもうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

生か死か二者択一

言葉(words)
銀杏黄葉

 生きるか死ぬかの二者択一なら生きる方を選ぶ。
 単純に言えばそれだけのことなのだけど、日々その問いかけを突きつけられていることを忘れてはいけない。
 今日を生きているなら生きることを選択したということだ。
 死を選択しなかったというだけの消極的な生き方では駄目なんじゃないか。
 
 

願う人

言葉(words)
黄色い花

 願いはたいてい届かない。
 何度も思い知らされているのに、それでも願わずにいられないのが人間だ。
 願う以外にどうすることもできないことがある。
 どうせ叶わないなら願うことは無駄なのかというとそうともいえない。
 願い事が少ない人より願い事が多い人の方がきっと幸せだ。
 願いは希望だから。
 
 

勝手に発表 ~新規開拓アーティスト 【琴音】編

音楽(music)
空と雲

 勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の今回は、琴音(ことね)を紹介します。

 琴音を紹介する際は必ずといっていいほど”テレビ朝日系列『今夜、誕生!音楽チャンプ』(2017年10月8日から2018年3月11日)で4週連続勝ち抜いてグランドチャンピオンを獲得した”という説明から始まる。
 これが大きなきっかけになってデビューにつながったのは確かなのだけど、本人はあまり嬉しくない言われ方かもしれない。そういう紹介のされ方をするとなんとなく素人上がり(誰でもそうなのだけど)と思われがちで、色物に見られるところがあるから。
 しかし、wikiのページやネットのインタビュー記事を読むとかなり早熟だったようで、小学生のときに音楽コンテストで優勝して以降、中学生になると作詞作曲やライブ活動もしていたというから、カラオケ番組出身のぽっと出の素人ではない。
『音楽チャンプ』という番組は観たことがないから知らないのだけど、”第4回「歌唱チャンプ」 & チャンプ決定戦”では幾田りらYOASOBIのikura)に勝ってチャンピオンになったらしい。
 選んだ曲がふたりとも秦基博の『ひまわりの約束』だったのは、何かの因縁だろうか。このとき、幾田りらが勝っていたら、琴音のデビューはなかったかもしれないし、違う形になっていた可能性が高い。
『音楽チャンプ』のときの映像はYouTubeなどにも残っているんじゃないかと思う。幾田りらについてのまとめ記事にもある。
 幾田りらが去年の紅白にYOASOBIのikuraとして出場したことで立場は逆転して大きな差が開いてしまったけど、2000年生まれの幾田りらに対して2002年1月生まれの琴音は一学年下と同世代ということもあり、今後もどこかでふたりの道は交わることがあるかもしれない。
 勝った方は忘れても、負けた方はきっと忘れていない。

 ネットにいくつかのインタビュー記事があるので、琴音についてはある程度知ることができる。

 『音楽チャンプ』を制覇した16歳。琴音の謎めいた素顔に迫る(長嶋太陽)

 琴音、待望のメジャーデビュー オーディション番組出演からの怒涛の日々とこれから(黒田隆憲)

 【インタビュー】琴音、少女と大人の境を超え優しい雨のように心に沁み通る1stシングル「今」(宮本英夫)

 【琴音 インタビュー】自分自身の軸をしっかり持っていないといけない(千々和香苗)




 琴音 『咲かない花』 2020年6月24日

 2020年6月24日に発表された1stアルバム『明日へ』より。
 琴音が作詞作曲をしている曲とmochiが作詞を担当している曲がある。
 mochiという作詞家が何者なのかはよく分からない。今のところ琴音に提供しているだけのようだ。




 琴音 『願い』 2018年7月11日

『音楽チャンプ』でグランドチャンピオンになったのが2018年3月。同じ2018年の7月にはオリジナル5曲入りの1st miniアルバム『願い』を自主製作ながら発表している。
 そのことからしても、ただの歌ウマ女子高生ではなかったということが分かる。『音楽チャンプ』の優勝がなくてもいずれ出てきた才能に違いない。
 メジャーデビューとしてはビクターエンタテインメントに所属した2019年ということになるだろうか。




 琴音 『今』 2019年8月7日

 1stシングルがこの『今』だった。2019年8月のことだ。
 MVを見ると2018年の『願い』の頃はまだ少し素人っぽさが残っているけど、2019年の『今』ではすっかりプロの歌声と顔になっている。
 しかし、このときまだ17歳だったことを思うと、早く見いだされた才能だったという言い方ができる。
 故郷の新潟県長岡市のライブハウスで歌っているだけではデビューはもっとずっと遅くなっていただろう。




 琴音 『君は生きてますか』 2021年6月21日

 フジテレビの月9ドラマ『ナイト・ドクター』(2021年6月21日-9月13日 Web)のオリジナル・ナンバーとして採用された曲。
 今後、ドラマ、映画、CMなどのタイアップが増えていくと更にメジャーな存在となっていくはずだ。




 琴音 『ひとりひとつ』 2021年2月24日

 クラシックの『シシリエンヌ』(フォーレ)をアレンジした曲。
『翼をください』『防人の詩』とあわせて3部作として配信限定シングルとして発表した。




 琴音 『ここにいること』 2019年3月6日

 MVなしの曲だけだとどうしても再生回数が伸びない。
 こういういい曲が埋もれてしまうのはもったいない。ぜひ、MVを作ってあらたにアップしてほしい。




 琴音 『Hands』 2020年12月3日

 ゲームソフト『ライザのアトリエ2 〜失われた伝承と秘密の妖精〜』(Web)のエンディングテーマ曲。
 なるほど、ゲーム音楽にも合う。

 他にも『夜音』『記憶』『キョウソウカ』もオススメ。




 琴音 『Aries』 2019年8月7日

 締めくくりはこの曲にした。
 再生回数が926回というのはいけない。もっと多くの人に聴いてもらいたい曲だ。


 琴音 公式サイト


 これまでの勝手に発表シリーズは「音楽カテゴリ」にまとめてあります(さかのぼるときは”次”をクリックしてください)。
 
 
 

そこにあった

言葉(words)
空き家の秋

 それが当たり前で退屈な日常に変わってしまったとしても、喜びは確かにそこにあった。
 初めてで、新鮮で、それまで味わったことのない幸せが。
 今は消えてなくなってしまったとしても、そこにあったことに変わりはない。
 忘れる必要なんてないし、否定することもない。
 確かにあったという事実は永久に消えることはない。
 だから悲しむことなどないのだ。
 
 

砂糖入りコーヒー

空(Sky)
光と影

 甘酸っぱくて、ほろ苦い。
 人生の味付けはそれくらいがちょうどいい。
 酸っぱすぎたり塩辛すぎたり苦すぎたりするのはつらいけど、甘ったるいのもくどすぎる。
 うま味が強すぎても飽きてしまう。
 砂糖入りのコーヒー、あれは人生の味わいを象徴するものかもしれない。
 
 

落花生初登場サンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 10月の半ばを過ぎても暑い日が続いていて、いい加減残暑にもうんざりしていたら、今朝になって急に涼しくなった。昨日の夜のうちに季節が交代したようだ。これからは暑さ対策ではなく寒さ対策を考えることになる。
 コロナはどうやら一休みらしい。しばらくしたら増えるのか、このまま緩やかに収束していくのか、まだなんとも言えない。
 外国も収まっているところとまだピークが続いているところがあって、コロナの行方は予測が難しい。
 ワクチン接種率は66パーセントというから国民の3人に2人は打ったことになる。日本人って根が従順だなとあらためて思う。
 ただ、裏を返せば3人に1人は疑り深いと言えるかもしれない。
 お互いの主張は永久に平行線のままだろう。
 私はどちら派とも距離を置きたい。

 ところで17日から18日の午前にかけて、このサイトが見られなかったと思う。訪問していただいた方にはご迷惑をおかけしました。
 15日にドメインの延長料金を払おうと思っていたのに忘れていて一時的にドメインが無効になってしまったのでした。
 それもこれもFC2でpaypay銀行のVisaデビットが使えなくなったせいだ。自動支払いもできないし、FC2ポイントを購入することもできない。
 なので、銀行振り込みするしかないのだけど(コンビニ決済などもあるにはある)、銀行振り込みは週末や営業時間外は反映されない。
 今回はたまたま週末に当たってしまったので払い込みが間に合わなかった。
 paypay銀行は思い直してFC2でVisaデビットが使えるようにしてほしい。今のままでは不便でしょうがない。
 来年の夏くらいまでに戻してくれないようならFC2から出ていくことを本気で検討しなくてはいけなくなる。そうなるとすごく面倒なので、できれば避けたい。



イカ刺し

「イカ刺しの卵黄ソース」

 すっかり定番となったイカ刺しの卵黄ソース。美味しくて気に入っている。
 ソースは2種類を別々に作る。
 1つは卵黄に塩、コショウ、カラシ、塩、コショウを加えて混ぜ合わせる。
 もう1つは酒、みりん、しょう油をひと煮立ちさせて作る。
 付け合わせにはブロッコリーの芽が合うのだけどなかったのでパセリ粉を振っておいた。



ほうれん草と炒り卵

「ほうれん草とニンジンと炒り卵」

 料理名が思いつかない料理はサンデー料理にはありがちだ。
 ほうれん草を下茹でして水気を絞る。
 ニンジンも下茹でする。
 オリーブオイルでタマネギ、シーチキンを炒め、ニンジンを加え、酒、みりん、和風だしの素、鶏ガラ出しの素、塩、コショウで味付けをする。
 卵に塩、コショウ、マヨネーズ、とろけるチーズを加えて混ぜ合わせ、炒り卵を作り、最後にあわせる。



ピーナツ入りナスの味噌炒め

「ピーナツ入りナスと鶏肉の味噌炒め」

 ナスを切り分けて水にさらしてあく抜きをする。
 生の落花生をたくさんもらったので塩ゆでして料理にも使うことにした。
 ごま油でショウガ、豆板醤、長ネギを炒める。
 鶏肉、ナス、ピーナツを入れて更に炒める。
 酒、みりん、しょう油、和風だしの素、味噌だれ、白ごまで味付けをする。
 そのまましばらく炒め煮する。
 
 

定点観測

日常写真(Everyday life)
定点観測

 定点観測をお送りします。



定点観測2




定点観測3




定点観測4




定点観測5




定点観測6




定点観測7




定点観測8




定点観測9




定点観測10

 
 

加害者警報

言葉(words)
空き地の夏草

 加害者が被害者になることがあり、被害者が加害者になることもある。
 被害者と加害者は必ずしも一方的な関係性ではない。双方向的な面がある。
 たとえば、被害者の関係者が加害者に復讐すれば加害者は被害者となり、被害者は加害者側になるといったことだ。
 加害者家族は間違いなく被害者となってしまう。
 たいていの人は自分が被害者にならないように気をつけて生きているだろうけど、多くの人は自分が加害者になる可能性を軽んじてるんじゃないか。
 自分に警報を出すのであれば、それは被害者になることへの警戒ではなく加害者になることに対するものであるべきだ。
 そこを甘く考えていると思いがけない形で加害者という被害者になりかねない。
 とにかく加害者にならないように充分気をつけて日々を生きていかないといけない。
 
 

やりたくないことから順番に

言葉(words)
落ちた銀杏

 やることリストを作るとき、一番やりたいことから書くのが普通だけど、それはかえって自分を苦しめ追い込むことになる。
 正解は一番やりたくないことから順番にやる、だ。
 そうすればやればやるほど楽になっていくから、結果として自分を楽にする。
 ルールではないし強制でもないけど、生きていく上での知恵のようなものだ。
 夏休みの宿題を真っ先にやるやつを馬鹿にしていたけど、あいつらの方が正しかったことを大人になってから知った。
 悔しいけどそれが事実だ。
 
 

これは現実

言葉(words)
赤い花

 そういうふうにできている。
 世界はこういうものだ。
 何も驚くことはないし、疑う必要もない。
 ただ受け入れればいい。
 そういうふうにできているという現実がここにあるのだから。
 
 

勝手に発表 ~新規開拓アーティスト 【kiki vivi lily】編

音楽(music)
空と雲

 勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の今回は、kiki vivi lily(キキヴィヴィリリー)を紹介します。

 初めてkiki vivi lilyを知ったのがいつだったのかは忘れてしまったのだけど、ああ、いいなと思ったのは『Blue in Green』を聴いたときだった。
 ただ、そのまま続けて聴くこともなく、後追いすることもないまま時が流れて、つい最近、新曲として発表された『Lazy』を聴いて、あ、やっぱりkiki vivi lilyいいじゃん、となり今日の勝手に発表となった。
 特別意識もしていなかったのでkiki vivi lilyが何者かということも知らずにいた。単独なのかバンドなのかユニットなのかも分かっていなかった。
 wikiのページに略歴が載っていて、それによると福岡県福岡市出身で1990年生まれというから今年で30歳になる。もう少し若いアーティストだと思っていたけど、けっこうキャリアがある。
 YouTubeのチャンネルの登録者数は5万人近いから私が思うよりもメジャーのようだ。
 若い頃は”ゆり花”として活動していたようで、YouTubeにそのときの動画がアップされている。
 いかにも地方のアイドルといった風情で初々しくて微笑ましい。
 ネットにインタビュー記事がいくつかあったのでざっと読んでみた。それで初めて、なるほどこういう人だったんだと知ったのだった。しっかりした考え方を持っていて人柄にも好感が持てる。

 【ASIAN FACE】kiki vivi lily にインタビュー「自分が聴きたい曲しか作らない」(Yoshimura Ayaka)

 kiki vivi lily「思い描いていたサウンドを作ることができた」、最新アルバム『vivid』を語る(ふくりゅう)

 スウィート&グルーヴィな新世代SSW(森 朋之)

 【kiki vivi lily インタビュー】一日の流れを表していて、日常に寄り添うアルバムになった(田中 大)

 kiki vivi lily、“味覚”で表現した手の届く範囲のファンタジー 生活スタイルの変化が音楽に与えた影響(永堀アツオ)




 kiki vivi lily 『Lazy』 2021年10月1日

 甘い歌声と心地いいサウンドがkiki vivi lilyの持ち味には違いないのだけど、それだけでもない。
 kiki vivi lilyってどんなアーティスト? と訊かれて即答するのは難しい。誰かに似ているわけではないけど、すごくオリジナルとまでは言えない。
 オーディオセットの前に座ってしっかり聴き込むような音楽ではないし、何か作業をしながらBGMとして流すのはもったいない。夜のドライブのお供にちょうどいい感じとでも言えばいいだろうか。
 引っかかりがあるようでなく、ないようである。一日に一回くらい聴いておきたいなと思わせるのがkiki vivi lilyだ。
 本人はアルバムを大事にしているとインタビューで語っているから、アルバムを聴くとまた違った感想になるかもしれない。




 kiki vivi lily × SUKISHA 『Blue in Green』 2019年2月12日

 kiki vivi lilyとの初めての出会いがこの曲だったから、kiki vivi lilyは都会派のオシャレなアーティストという認識だった。
 それはそれで間違ってはいないのだろうけど、いろいろな曲を聴いていくと必ずしもそちらの方向性ではないことが分かってくる。
 曲の歌詞に物語性や具体性が薄いのも特徴で、そういう曲が好きだからとkiki vivi lilyは語っている。

 SUKISHA(数奇者)というのがよく分からなかったのだけど、wikiのページによると”シンガー・トラックメイカーHiroyuki Ikezawa(池澤 寛行)による音楽のプロジェクト”らしい。
 何曲かkiki vivi lilyと組んでいる。




 kiki vivi lily 『Touring』(Prod. by Kan Sano) 2021年5月26日

 ここまで3曲聴いてもらったらkiki vivi lilyの特徴がだいたい掴めたんじゃないかと思う。
 私がどう形容していいか分からないといった理由も分かってもらえるんじゃないだろうか。
 合わない人もいるだろうけど、好きな人はハマるはず。




 kiki vivi lily 『ひめごと』 2020年12月11日

 少し曲調が違うと思ったら、ゆり花時代の曲のようだ。それをkiki vivi lilyとしてアレンジしている。
 やはりサウンドって大事だと、あらためて思う。
 シンガーソングライターだけでは表現できない部分もある。




 SUKISHA × kiki vivi lily  『Pink Jewelry Dream』 2019年8月15日

 ここまで続けて聴いてきたらあとはkiki vivi lilyの音楽に身を委ねるだけだ。




 SUKISHA × kiki vivi lily  『Gray Spring』 2020年4月9日

 kiki vivi lilyとして珍しくドラマ仕立てのMVになっている。
 これはこれでいい。歌詞が頭に入りやすい。




 kiki vivi lily  『AM0:52』 2017年5月31日

 2017年の少し古い曲も聴いておく。
 kiki vivi lilyとしての活動は2015年からだけど一番古いのはEPの『LOVIN' YOU』になるだろうか。
 レーベルの日本コロムビアは最初からそうだったかどうかは分からない。




 kiki vivi lily × SUKISHA  『Rainbow Town』 2018年3月26日




 kiki vivi lily 『80denier』 (Session at Red Bull Music Studios Tokyo) 2021年2月14日

 スタジオ・セッションの様子。
 生歌でもちゃんと上手い。
 別の日に撮られたスタジオ・セッション『Brand New』もアップされている。

 気に入ってもらえたら『Asian Resort』『Waste No Time』なども聴いてみてください。

 公式サイト


 これまでの勝手に発表シリーズは「音楽カテゴリ」にまとめてあります(さかのぼるときは”次”をクリックしてください)。
 
 

闇に光を

言葉(words)
香流川夕景

 闇を打ち消すには光を当てれがいい。
 強い光で包み込むことで闇は消える。
 闇を消すにはたぶんそれしかない。
 心の闇についても同じ事が言える。
 心の闇も光を当てることで消せる。
 誰かが光を当ててくれるのを待つのではなく、自分が誰かの光になれたらいい。
 
 

残暑厳しい10月のサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 10月10日は体育の日だったのに、いつの間にかハッピーマンデーなどという訳の分からない制度で祝日が移動して、今年は知らない間になくなっていた。あれ? 祝日はどこへ行った? と何日か前に気づいた。
 オリンピックの関係でなくなったのか前倒しになったかしたのだろう。祝日とは無縁の生活を送っているのであまり気にしていなかった。
 名古屋は10月に入って暑い日が続いている。9月の残暑のような暑さだ。今年は9月になって早々に夏が去ったからそのまま秋になると思っていたら、そういうわけではなかった。
 もはやどういう状況が正常な気候なのかよく分からない。
 コロナの新規感染者数はかなり減っているけど、原因は不明なのだろう。ワクチンが効いたというだけでは説明がつかないし、人流が減ったせいとも思えない。
 ゼロになることはきっとないから流行が去っても長らく付き合っていくことになりそうだ。締め付けが緩めばまた増えるとしても、第6派と呼べるようなはっきりした波は来ないかもしれない。
 どんな流行病もいつかは下火になる。人類が病気を克服したというのとは少し違う。
 そろそろ当たり前の日常を取り戻してもいい頃だ。
 あるいは、世界が劇的に変化してしまうならそれも受け入れるしかない。



キハダマグロの炙り

「キハダマグロの炙りとオクラ入りしょう油ソース掛け」

 切り身の炙りは家でやろうとすると上手くいかない。炙りを食べたければ店売りしているのを買うのがいい。
 タレもついていたのでそのまま食べてもよかったのだけど、それだと料理にならないので、オクラ入りのしょう油ソースを作った。



里芋の天ぷら

「里芋とブロッコリーの天ぷら」

 里芋は皮をむくために下茹でしてから切り分けて揚げた。
 生のまま揚げると固さが残りそうだから、たぶん茹でてから揚げるのが正解だ。
 ブロッコリーは生のまま揚げたけど、ブロッコリーも軽く下茹でしたからの方がよかったかもしれない。



コンソメ煮込み

「タマネギの姿煮」

 タマネギを丸ごと煮込むのをやってみたかった。
 それだけだと寂しいので、ニンジンと鶏肉と一緒に土鍋で煮込んだ。
 味付けは、酒、みりん、しょう油、和風だしの素、鶏ガラだしの素、コンソメの素、昆布つゆの合わせダシにした。
 素朴なうまみが凝縮されて美味しい。時間があればタマネギだけもっと長時間煮込んでもよかった。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 もうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

心の問題

言葉(words)
セセリチョウ

 人は心で動くものだから人を動かしたければ心に訴える必要がある。
 正しいことを論理立てて説明しても、ほとんどの人は動かない。理解することと動くことは別だ。
 上下関係も横のつながりも、そこに信頼関係があるとすれば心のつながりで成り立っている。
 心とは何か?
 それを説明するのは難しいけど、脳に支配されない領域、あるいは魂の核とでもいうべきものかもしれない。
 心は理屈を超越している。
 人は心に始まり心に終わる。
 けれど心の問題はそう単純ではない。
 
 

共犯関係

言葉(words)
茶トラちび

 共犯関係は人と人との結びつきを強くする。
 良い部分でも、悪い部分でも。
 共犯は必ずしも罪だけではない。たとえば秘密の共有なども共犯関係の一種だ。
 そういう意味で言えば、夫婦や家族というのも共犯関係と呼べるかもしれない。
 人と人との関係は表からは見えないことが多い。
 
 

世界の半分

言葉(words)
夕暮れの香流川沿い

 闇をさまよったことがある人間なら小さな灯りのありがたみを知っている。
 太陽の下しか歩いたことがない人間には分からない。
 逆のことを言えば、日陰の人生しか知らない人間は日向の幸せを実感として理解できないかもしれない。
 人は自分の立場で知り得たことしか分からない。反対側の人間のことは想像するしかない。
 それはもう仕方がないことだ。
 誰もが世界の半分しか知らないという言い方もできる。
 たまたま両方の立場を経験したからといって世界のすべてを理解するなんてことはできるはずもない。
 分かったような気になってはいけない。常に向こう側のことは分からないという自覚が必要だ。
 
 

過ぎた時間

言葉(words)
矢田川風景

 たくさんの時間が流れた。
 得たものは多く、失ったものもまた多い。
 これまでの時間よりもこれからの時間の方が短くなった今、前を見るより後ろを見ることが増えた。
 過ぎ去った時間の中に様々な場面の断片がちりばめられている。
 それらはもうここにはないけど確かに自分の中にあるものだ。
 思い出はもう充分にたまった。
 いつ終わってもいいような気がしている。
 
 

自画自賛の治療薬

言葉(words)
白粉花

 自画自賛の馬鹿を治す薬はまだ開発されていない。
(治験の対象者はたくさんいるのに)
 でも、自力で治す簡単な方法がある。
 自分を賞賛しなければいいだけだ。
 まあ、それが分からないから重症化してしまうのだけど。
 
 

もう10月でありまだ10月でもあるサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 9月はけっこう涼しかったのに10月になったら暑さが戻ってきた。もうしばらくエアコンが必要だ。
 それにしてももう10月とは驚く。そろそろ大掃除のことが気になりだした。去年、おととしと大がかりにやったから今年はやることはそれほど多くないとはいえ、11月になったら少しずつ始めることになる。
 年末に向けて加速していく感じは嫌いじゃない。年末年始は一年で一番好きな時期だし。
 緊急事態宣言は解除されたとはいえ、すぐにあちこち出かける気にはなれない。行きたいところややりたいことはあるけど、まだしばらく様子見が続く。紅葉の季節になれば少しは心も動くかもしれない。
 今やれることを怠けずやることが大事だ。コロナを言い訳にせず。



サーモン

「いつものサーモン」

 サーモンはサーモンでもアトランティックサーモンなので鮭といえるかどうか微妙だ(一応サケ科らしい)。
 たぶん、ノルウェーあたりで養殖したものを輸入しているんじゃないかと思う。
 今やサーモンといえばこういった養殖サーモンのことを思い浮かべる人がほとんどじゃないだろうか。回転寿司でもおなじみだ。
 美味しいからこれで充分なのだけど。



ナスと豆腐

「ナスと豆腐のピリ辛」

 ナスは水に浸けてあく抜きをする。
 豆腐は下茹でして中まで温める。
 ごま油で豆板醤、ショウガ、タマネギと一緒に炒め、酒、みりん、しょう油、砂糖、鶏ガラだしの素、塩、コショウで味付けをする。
 最後に水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。



オムレツ

「和楓オムレツ」

 前回、次はふわっとしたオムレツを作ろうと書いたのでやってみたらふんわりオムレツは難しかった。上手く形を整えられなかった。
 ちゃんとした基本のオムレツを作ることも課題のひとつとなった。引き続き挑戦していきたい。
 中身はニンジン、シーチキン、とろけるチーズで、和風だしの素と塩、コショウで味付けした。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 もうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




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