月別:2021年04月

記事一覧
  • 愚か者に憐憫を

     愚かな人間の間違いや失敗を責めてはいけない。 愚かさの一番の被害者は本人なのだから他人が追い打ちをかけることはない。 愚かな人間は憐れんであげなくてはいけない存在だ。 カチンと来ても、かわいそうにと思えば腹立ちも収まる。 もしその人のことが大事なのであれば、救ってやらないといけない。 責めるだけでは愚かさは改まらないし、そういう人間には他人の手助けが必要だ。 口を出すだけで何もしない人間が一番タ...

    2021/04/30

    言葉(words)

  • 問題は避けるより乗り越えろ

     大事なのは問題を起こさず無難に過ごすことではなく、問題にぶつかったときにそれを乗り越えようとする強い意志を持つことだ。 なるべくなら問題を避けたいと考えるのは当然なのだけど、あまり逃げてばかりいると逃げ癖がついてしまって、いざというときに戦えない。 日頃から心構えだけでも戦う準備をしておかなくてはいけない。 人と人との関係性でいれば、ぶつかって問題を乗り越えた方が絆が深まるし、自分自身のことでい...

    2021/04/29

    言葉(words)

  • 目指すのは融合ではなく調和

     私は同権には賛同するけど、平等には賛同しない。 平等などということは金輪際あり得ないことだからだ。 たとえば男女平等なんて、残酷すぎる話だ。 単純に男は子供を産めないし、平等というならスポーツでも同条件でやらないといけないし、女性も徴兵で戦争に参加しなければいけないといった論理が成り立つことになる。女性が化粧をやめるか、男性が化粧をするかしないと平等ではない。 忘れてはいけないのは、権利を得ると...

    2021/04/28

    空(Sky)

  • 勝手に発表第十四弾 ~ストリート出身ミュージシャン編

     勝手に発表シリーズ第十四弾は、ストリート出身ミュージシャン編をお送りします。 ストリートミュージシャンや路上ライブといった言葉が一般的なものとなって久しい。始まりが誰だったのかは知らないのだけど、よく知られるようになった大きなきっかけはやはり、ゆずだろう。インディーズデビューが1997年で、メジャーデビューが翌1998年のことだ。 ゆずの成功によってやたら路上ミュージシャンが出現したのを覚えている人も多...

    2021/04/27

    音楽(music)

  • 不恨の誓い

     この世界を恨むまい。 それが未来にある最終的な結論だ。  ...

    2021/04/26

    言葉(words)

  • タケノコのシーズン最後かサンデー料理

     気づけば4月の最終日曜日だった。うっかりしていたらもうゴールデンウィークだ。 例年通り5月の連休は特に予定もなく普通に過ごすことになる。意識をしてステイホームをしているわけじゃない。飼い犬でもあるまいし。 コロナで死ぬならそれはもう寿命と思って割り切るしかない。 気持ちとしては6月の神社検定が終わるまでは落ち着かない日々が続く。勉強はやっているのだけどもうひとつ手応えがないというか、確信が持てない...

    2021/04/25

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     今日ももうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2021/04/24

    日常写真(Everyday life)

  • 何かをやめてみる

     何かを変えなければ何も変わらない。 けど、毎日の習慣や生活パターンを変えるのは難しい。 ひとつ簡単な方法がある。 それは何かをやめることだ。 何かをやめればそこに空間ができる。時間だったり、お金だったり、気持ちの余裕だったりが生まれる。 そうすると必然的にそこを何かで埋めようとするから違うことをするようになり、結果として変化が起きる。 何かを捨てるということでもいい。 人は誰しも余分なものを持っ...

    2021/04/23

    言葉(words)

  • 自分と現実との距離感

     大きく考えることは自己防衛にはなる。 海を前にして自分の存在なんてちっぽけなんだからくよくよ考えることはないといったような思考だ。 けど、それは目の前の問題の解決には役立たないし、単なる逃避でしかない。 物事をどのように考えようとも結局のところ問題をひとつずつ解決していくしかないことに変わりはなく、それは一生続く。どこかの地点までいけば楽になるということはない。 ある種の居直りは必要だ。大きく構...

    2021/04/22

    言葉(words)

  • 勝手に発表シリーズ第十三弾 ~紹介したい実力派アーティストたち

     今回の勝手に発表シリーズは(最近間隔が短くなっている)、「紹介したい実力派アーティストたち」と題してお送りします。 前回の「最近聴いている女性アーティスト編」の姉妹版といった位置づけとなっている。 近頃は女性アーティストの曲しか聴きたくない気分で、男性アーティストはほとんど聴いていない。これが逆になることもある。心理的に何かあるのかもしれない。 坂道グループやジャニーズやダンスチームに乗っ取られ...

    2021/04/21

    音楽(music)

  • 奇跡は必要か不要か

     奇跡が起きることを願いながら一方では奇蹟は不要だとも思う。 奇跡が必要かそうでないかという問題は意外と奥が深い。 この世界にとって奇跡は必要だろう。奇跡が世界を面白くしてくれるから。 では個人にもそれは当てはまるかというと、話はそう単純でもない。 奇跡が人生を決定的に難しくすることがあるし、ときに奇跡によって人生が壊されてしまうこともある。 自分はどんな奇跡を欲しているのかと自らに問いかけてみる...

    2021/04/20

    言葉(words)

  • 次の季節で

     冬が去り、春が来て、夏が巡ってくる。 夏が帰って行けば秋がそれに取って代わり、また冬がやって来る。 季節は繰り返す。けれど同じ季節はない。 今年の春と来年の春は別の春だ。 私たちはどうやってもあの夏に戻ることはできない。 たとえ時間移動できたとしても、あの夏の自分と今の自分は違う。 だから進むしかないのだ。次の季節に向かって。 春に別れた人とはまた次の春での再会を目指そう。 今年散った桜がひと冬...

    2021/04/19

    言葉(words)

  • コロナ後を思うサンデー料理

     疫病が流行って大変だなどということは歴史上の出来事かと思っていたけど、実際に自分がその時代にいるとなんだか不思議な気がする。 現実味があるようなないような感じで捉えどころがない。離れた場所で起きた大災害のように。 自分がコロナで死ぬイメージはないのだけど、明日は我が身でそうなる可能性は充分ある。死ぬ準備はいつでもしておかないといけない。 コロナ後の世界は明るいかといえば特にそうでもなく、たぶんそ...

    2021/04/18

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     もうひとつの定点観測をお送りします。 だいぶ日が長くなったことを実感するとともに沈む太陽の位置がずいぶん北寄りになったことが分かる。  ...

    2021/04/17

    日常写真(Everyday life)

  • 続・自分に合うボールペンを探しています

     以前、自分に合うボールペンを探しているという記事を書いた。 自分に合うボールペンを探しています 第1弾(2020年3月18日記事) 第2弾をやらないといけないと思いつつ面倒で先送りしていたら1年以上経ってしまった。 今日はちょっと時間があったので、重い腰を上げて続編をやりたいと思う。 一年の間に実はそれほどボールペンの本数は増えていない。というのも、もう決定打ともいうべきボールペンが見つかってしまったので...

    2021/04/16

    その他

  • 最後の言葉

     ごめん。 でも、それ以上にありがとう。 突然、人生終了のカウントダウンが始まったとき、誰に対して何を言いたいか。 たぶんそれが、一番大切な秘めた言葉だ。  ...

    2021/04/15

    言葉(words)

  • 意味の先へ

     意味は後からついてくる。 意味がなければ動けないというのであれば何もできない。 意味も無意味も超えて行けるところまで行ってみるしかない。 行き着いた先が答えだろうし、意味があるとすれば、そのとき初めて分かるだろう。 意味がついてこられないほど先まで行ければこちらの勝ちだ。  ...

    2021/04/14

    言葉(words)

  • 思いの容れ物

     人には思いの許容量というものがあって、それを超えて思いを抱えておくことはできない。 一度こぼれた思いはなかなか元には戻せない。 心に穴が空くことはあっても一時的なもので、いつしか穴は埋まっている。 心が空虚に感じるとしても、それは空虚という空間で埋まっているということだ。 人は自覚以上に多くの思いを抱いている。多くは自覚できないと言った方がいいかもしれない。 あるいは、人は思いでできているという...

    2021/04/13

    言葉(words)

  • 勝手に発表第十二弾 ~最近聴いている女性アーティスト編

     勝手に発表シリーズ第十二弾。今回は「最近聴いている女性アーティスト編」をお送りします。 最近といっても最近発表された曲というわけではなく、私がたまたま最近知ってよく聴いているというだけだ。何年も前の曲も入っている。 昔は連ドラが大好きでよく観ていたのだけど、近頃は刑事物くらいしか観ていなくて話題のドラマにもまったくついていけていない。だから主題歌としてよく知られるようになった曲も知らずにいること...

    2021/04/12

    音楽(music)

  • タケノコ登場サンデー料理

     桜の季節も過ぎ去って、今年も一段落したような感じがしている。 ゴールデンウィークは今年も予定がないので何事もなく終わってしまうだろう。次の楽しみといってもこれといってないので、ここからはしばらくダラダラとした日々が続いていくことになる。全然暇ではないのだけど。 コロナはもはや日常なのか非日常なのかよく分からなくなっていて、とりあえず自分とは関係ないと思い込もうとしている。ワクチンはいつになったら...

    2021/04/11

    料理(Cooking)

  • 定点観測

     今日は定点観測をお送りします。  ...

    2021/04/10

    日常写真(Everyday life)

  • 経験値を上げるために

     経験値を上げるために必要なものは、時間と機会とお金だ。 努力という行為は自分の意思でなんとかなっても、時間と機会とお金は自分の意思だけではどうもならないこともある。 だからこそ、経験値を上げるために使える時間と機会とお金は惜しんではいけない。 今の時代を生きる我々は多くの機会を奪われている。機会がないということは時間が失われているということでもある。 こんなときこそ、経験値を上げるためにお金を使...

    2021/04/09

    言葉(words)

  • 2021年ご近所桜風景

     2021年ご近所桜風景と題してお送りします。 ほとんどが近所の香流川の桜風景で、今年は他に撮りに行かなかった。また行けるようになる日を心待ちにしている。 名古屋の桜もすっかり散り果ててしまって早くも新緑の風景になっている。 季節はここから夏へ向かって加速していく。  ...

    2021/04/08

    桜(Cherry Blossoms)

  • 苦労の喜び

     楽をする喜びよりも、苦労を乗り越えたときの喜びの方が大きい。 楽な道と大変な道が目の前にあって選べるのであれば、大変な方を行った方がいい。 結果的にそちらの方がより自分を喜ばすことができるだろうから。 楽な道は喜びが少ないと心得ておくべきだ。  ...

    2021/04/07

    言葉(words)

  • 持っているもの

     ここにはなくてどこかにあるもの。 自分にはなくて誰かにはあるもの。 人はそんなものを探さずにはいらないし、持っていないものを欲しがる。 自分は持たざる者だと思いがちだけど、他の人間から見れば自分は持ちたる者だったりする。 持っていないものよりも持っているものに目を向けるべきだ。 自分が持っているものに気づかなければ永遠に飢えに苦しむことになる。 自分が持っているものに気づくことが幸せへの第一歩と...

    2021/04/06

    言葉(words)

  • 希望は種から育てる

     夢や希望なんてそのへんには転がっていない。 必死に探してようやく見つけた種を自分で育てるものだ。 花が咲くかどうかも育ててみないと分からない。 人が育てた希望の花を欲して手に入れたとしても、それは自分の夢にはならない。 なぜなら夢や希望といったものはとても個人的なものだからだ。相対的なものではなく絶対的なものという言い方もできる。 自分が誰かにとっての希望の種になりたいのであれば、自分自身が立派...

    2021/04/05

    言葉(words)

  • もう3分の1終わったサンデー料理

     名古屋の桜は昨日、今日の雨と風でだいぶ散ってしまった。今年はほとんど撮らないまま桜の季節は去った。こんな年もある。 コロナはいっこうに収束する気配がないまま月日だけが流れていく。なすすべはなく、じっと耐えるしかない。ワクチンで事態が解決するとはとうてい思えない。 オリンピックは個人的にはやればいいと思っている。中止にすべきだとムキになって反対している人がいるけど、オリンピックを大げさに考えすぎて...

    2021/04/04

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     今週ももうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2021/04/03

    日常写真(Everyday life)

  • これでいい

     こんなはずじゃなかったけど、これでいい。 これがよかったんだと死ぬときに思えれば、それでいい。  ...

    2021/04/02

    言葉(words)

  • 映画『ステップ』は自分のもうひとつの物語

     何日か前にWOWOWで放映した『ステップ』(2020年公開)をなんとなく録画しておいて軽い気持ちで観始めたら、これはいけないと、20分くらいでいったん中断した。 それから3日ほど間を空けて再開したのだけど、やっぱりこれはいけなかった。完全にやられてしまった。≪あらすじ≫ 妻を亡くした30歳の健一(山田孝之)に、妻の両親が幼い娘・美紀を引き取ろうと提案するが、健一は自分で育てることを決断。亡き妻との思い出のある家...

    2021/04/01

    その他

愚か者に憐憫を

言葉(words)
鳩の列

 愚かな人間の間違いや失敗を責めてはいけない。
 愚かさの一番の被害者は本人なのだから他人が追い打ちをかけることはない。
 愚かな人間は憐れんであげなくてはいけない存在だ。
 カチンと来ても、かわいそうにと思えば腹立ちも収まる。
 もしその人のことが大事なのであれば、救ってやらないといけない。
 責めるだけでは愚かさは改まらないし、そういう人間には他人の手助けが必要だ。
 口を出すだけで何もしない人間が一番タチが悪くて役に立たない。
 愚かな人間を責める愚かな人間という構図の外側にいたい。
 
 

問題は避けるより乗り越えろ

言葉(words)
矢田川春風景

 大事なのは問題を起こさず無難に過ごすことではなく、問題にぶつかったときにそれを乗り越えようとする強い意志を持つことだ。
 なるべくなら問題を避けたいと考えるのは当然なのだけど、あまり逃げてばかりいると逃げ癖がついてしまって、いざというときに戦えない。
 日頃から心構えだけでも戦う準備をしておかなくてはいけない。
 人と人との関係性でいれば、ぶつかって問題を乗り越えた方が絆が深まるし、自分自身のことでいうと、問題を解決するごとに経験値が増えて気持ちも強くなる。
 問題のある道と問題のない道を選べるのであれば、あえて問題のある道を選択してもいい。その方が自分のためになるのだから、行って損はない。
 問題を乗り越えようという意思のない人間はどうにもならない。周囲も助けることができない。
 どんなにつらくても最後まで戦わなくてはならない。それがこの世界で生きるということだから。
 あきらめさえしなければ、誰かが救いの手を差し伸べてくれるかもしれない。
 いつも強くはあれないけど、ぎりぎりでも何でも最後は問題を乗り越えるんだという意思が必要だ。
 踏みとどまれるか脱落するかがそこにかかっている。

 

目指すのは融合ではなく調和

空(Sky)
ヤマボウシ?

 私は同権には賛同するけど、平等には賛同しない。
 平等などということは金輪際あり得ないことだからだ。
 たとえば男女平等なんて、残酷すぎる話だ。
 単純に男は子供を産めないし、平等というならスポーツでも同条件でやらないといけないし、女性も徴兵で戦争に参加しなければいけないといった論理が成り立つことになる。女性が化粧をやめるか、男性が化粧をするかしないと平等ではない。
 忘れてはいけないのは、権利を得るということは代わりに義務も負うということだ。弱者も強者と同じように義務を果たせといわれてその通りできるだろうか。
 平等が残酷というのはそういうことだ。
 誤解のないようにもう一度いうと、同権には賛成だしそうあるべきだと思う。人種だとか生まれだとかそういったことで不利益を受けることは正しいことではない。
 多くの人たちの考え方が間違っていると思うのだけど、同じようになることを目指すのではなく、個性は個性として、違いは違いとして互いに認め合い、調和を目指すという方向で考えるべきではないのか。皆が同じようになる必要はない。
 男女にしても、人種にしても、性的なことにしてもそうだ。
 国同士でどちらが正しいとか主張し合っても意味がないし、国境をなくして世界をひとつにすることなんてできない。
 我々はいかにして良い調和を奏でるかを考えなくてはいけない。
 目指すべきはひとつに溶け合う融合ではないのだ。
 日本が中世に知恵を絞って生み出した神仏習合の思想というのはひとつのお手本となる。あれは神と仏を混ぜることではなく共存させるということだった。
 その流れは今につながっているし、日本は世界に向けて範を示すことができる。別々の宗教さえ相容れないということはないのだということを示せる国は日本くらいしかないのではないか。
 多様性が言われるようになって久しい現代においても、その実現には至っていない。ただ、向かうべき道は間違っていない。
 まずは他者をよく知ることから始めなければならない。そして、違いを認め、個を尊重し合う関係性を築ければ、ある種の平等といったものが実現できるのではないかと私は思う。
 
 

勝手に発表第十四弾 ~ストリート出身ミュージシャン編

音楽(music)
空と雲

 勝手に発表シリーズ第十四弾は、ストリート出身ミュージシャン編をお送りします。
 ストリートミュージシャンや路上ライブといった言葉が一般的なものとなって久しい。始まりが誰だったのかは知らないのだけど、よく知られるようになった大きなきっかけはやはり、ゆずだろう。インディーズデビューが1997年で、メジャーデビューが翌1998年のことだ。
 ゆずの成功によってやたら路上ミュージシャンが出現したのを覚えている人も多いだろう。その中のひと組に、いきものがかりもいた。
 お笑い好きなら狩野英孝もそこにいて、自分たちの方がいきものがかりよりも人気があったと発言しているのを知っているかもしれない。いきものがかりのメンバーもそのことは覚えていたようだ。
 しかし、路上から成功するというのはそんなに簡単なものではなく、普通にオーディションを受けて合格してデビューするよりもむしろ難しいんじゃないかと思う。
 心理的な難易度でいっても、路上が一番難しいような気もする。何の後ろ盾もなく、知名度もない状況で、歌と演奏だけで自分に興味がない人間を立ち止まらせ、耳を傾けさせるというのは並大抵のことではない。仲間内でカラオケを披露するのとはまったく違う。

 今回、ストリート出身ミュージシャン編という括りで紹介しようと思ったきっかけは2本の動画と巡り会ったからだった(最初と最後の方)。それと以前からお気に入りに入れてあった動画とあわせるとひとネタになった。
 動画サイトによって私たちと音楽の付き合い方が大きく変わった。テレビや映画から知る音楽やCDを買うなり借りるなりして聴くという以外の選択肢が増えて、間違いなく私たちの音楽世界は広がった。自分たちの世代よりも古い世代の音楽に触れることもたやすくなったことで若い世代が過去の名曲を知る機会がぐっと増えたというのもある。
 逆に、古い世代が新しい音楽と出会う機会も増えたということだ。
 路上ミュージシャンの映像に関しては、20年以上前のものはとても貴重で数が少ない。今は誰もがすぐにスマホで動画を撮れるけど昔はそうではなかった。携帯電話に動画を撮影する機能はなく、たまたまビデオカメラを持ち合わせていることなんてめったにない。
 路上で歌っているアマチュアが数年後に人気者になるかどうかなんて分からない。たまたま撮ったとしても、それを3年後、5年後まで残しておくかというとそれもおぼつかない。
 今はネットで発表できるから路上ミュージシャンは以前より少なくなっているのだろうけど、それでも一定数はいて、路上でしかできない表現というのもあるのだろう。少人数でも対面で歌うことは無意味なことではないし、直接知ることができる反応はネットでは得られないものだ。
 近年は規制が厳しくなって大変なようだけど、路上ライブをひとつの文化として若い世代に受け継いでいってほしいと思う。
 そこからメジャーデビューして売れるというのは、やっぱり夢がある。




 幾田りら14歳。
 この5年後、YOASOBIのikuraとして紅白に出場すると誰が想像できただろう。
 この頃すでに歌唱力としてはずば抜けたものがあったことが分かる。
 14歳で見知らぬ人たちの前でギターの弾き語りで歌える度胸もたいしたものだ。
 あるインタビューの中で、誰かに見つけてもらうのを待っていたら年だけ取ってしまう。夢を実現させるためには自分から動かなければいけないと思った、と語っていた。
 それにしてもこの周りの騒がしい音は何なんだ。工事中なんだろうけど、おそろしくうるさい中でもマイクを通さず生声でここまで響かせることができるのはすごい。
 YouTubeのコメントの中の”戦場で平和を求めて歌う少女感”というのが秀逸。




 紅白のときの歌声がこちら。
 ど緊張で前半は珍しく歌声がよろめいている(逆に貴重)。
 しかし、ほどなく立て直して中盤以降はいつもの調子を取り戻して楽しそうだ。




 ゆず路上ライブ 『からっぽ』

 ゆずが他の路上ミュージシャンたちと大きく違ったのは、ほぼ最初の段階からオリジナル曲を歌っていたという点だ。
 これも非常に難易度が高いことで、知っている歌なら耳を傾けても、まったく知らない歌を聴こうという気はなかなか起きない。
 しかし、ゆずの場合は一年も経たないうちにクチコミで広がってよく知られる存在となり、最後は現地に行っても人だかりでふたりの姿さえ見えないほどだったという。
 それはもう伝説と呼んでいいレベルの話だ。




 コブクロ 路上ライブ

 東の伝説がゆずなら、西の伝説はコブクロだろう。
 もともと別々に路上ライブをしていたふたりがよく顔を合わせるようになって、結成されたユニットだ。
 セールスマンをしながら土曜日だけ路上ライブをしていた小渕はともかく、”自称ニートの走り”だった黒田も、おひねりだけでバイトもせずに楽に暮らしていけたというから相当人気があったのだろう。
 あの実力があればそれも当然といえば当然ではあるけど、時代を考えるとやはり図抜けていたとしか言えない。




 コブクロ デビュー前のお披露目ライブ




『ドライフラワー』で人気アーティストの仲間入りを果たした優里も路上出身ミュージシャンのひとりだ。というより、今も路上ミュージシャンを名乗っているから、自分のメインの舞台は路上と考えているのかもしれない。




 優里 - ドライフラワー / THE FIRST TAKE 




 この動画を見たとき、尾崎豊の古い動画が残ってたんだと思った。
 いや、違う。これは今の映像だ。
 それが分かったときは、非常に強い衝撃を受けた。尾崎豊が戻ってきたとさえ思った。
 尾崎豊好きはたいていそうだと思うのだけど、他人が尾崎豊の歌うことをよしとしないところがある。たとえそれが自分の好きなアーティストであったとしてもだ。
 しかし、この動画の中で歌っている青年の尾崎豊は本物だと思えた。実際に尾崎豊本人が乗り移って歌っているんじゃないかと思えるほどに。
 似てるとか似てないとか、モノマネだとかそういうレベルの話ではない。尾崎豊好きなら私が言わんとしていることを分かってくれるんじゃないだろうか。




 井坂海音という19歳(この当時)の青年らしい。




 尾崎豊 16歳のオーディション風景

 この映像を初めて見たのは数年前なのだけど、あらためて超天才だったな思う。
 尾崎豊の前に尾崎豊なし、尾崎豊の後に尾崎豊なし。
 16歳にしてこの完成度の高さ。歌だけでなく大人達の前で堂々と話をする態度もただ者ではない。
 動画の中で本人も語っているのだけど、このオーディションを一度すっぽかしていて(その理由がまたなかなかイカれている)、翌日もう一度設定してもらったものだ。にもかかわらず、ヨレヨレの白いシャツに穴だらけのジーンズ、裸足にサンダル履きでギター1本抱えてたいして悪びれるでもなく現れた16歳の少年を見たとき、CBSソニーの人たちは内心ひっくり返ったんじゃないだろうか。そしてこの美少年ぶりと歌声に二度驚いたはずだ。
 この場に居合わせた何人かは、一瞬にして新たなスターの誕生を確信したに違いない。
 実は、尾崎豊はビクター主催のオーディションには落ちている。落選理由は曲が長すぎるからというものだった。
 その後、二人で組んでやっていくことになるプロデューサーの須藤晃は、尾崎豊を希有の天才と評していた。
 当初は浜田省吾や佐野元春の後継者といった位置づけで考えていたようだけど、そんな枠で収まるようなアーティストではなかった。
 このときから10年間、尾崎豊は全速力で走り続け、ある日突然、僕たちの前から姿を消してしまった。
 そして、彼の歌だけが残った。
 
 

不恨の誓い

言葉(words)
ツツジ

 この世界を恨むまい。
 それが未来にある最終的な結論だ。
 
 

タケノコのシーズン最後かサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 気づけば4月の最終日曜日だった。うっかりしていたらもうゴールデンウィークだ。
 例年通り5月の連休は特に予定もなく普通に過ごすことになる。意識をしてステイホームをしているわけじゃない。飼い犬でもあるまいし。
 コロナで死ぬならそれはもう寿命と思って割り切るしかない。
 気持ちとしては6月の神社検定が終わるまでは落ち着かない日々が続く。勉強はやっているのだけどもうひとつ手応えがないというか、確信が持てない。過去問をやってもまだまだ穴がある感じだ。山幸が海神の宮へ行くために乗った無目籠くらい穴のない状態まで持っていかないと行けない(壱級の試験範囲です)。
 5月に山田重忠さんの会で少し話をすることになっているので、その下調べと準備も進めている。
 あと、先月やった神社ガイドツアーが6月にまた予定されている。
 そんなこんなの毎日で、そろそろ初夏が近づいてきた。津島天王川公園の藤は今年も咲いただろうか。



マグロ

「マグロの刺身とたたきの卵黄ソース」
 マグロの刺身とたたきのセットを卵黄ソースで食べる。
 酒、みりん、しょう油をひと煮立ちさせるソース1と、卵黄、マヨネーズ、カラシ、塩、コショウを混ぜ合わせるソース2、そしてごま油をあわせる。




卵掻き揚げ

「ゴボウとニンジンの卵かき揚げ」
 かき揚げなのだけど、卵と卵黄ソースで余った卵白を使っているのでソフト系の天ぷらに近い。
 かき揚げは普通の天ぷらより難しい。サクサク感がなかなか出せない。



タケノコのトマトスープ

「タケノコ入りトマトスープ」
 タケノコのシーズンもそろそろ終盤で、サンデー料理に登場するのは今回が最後かもしれない。今年は2回だけだったので少なかった。
 タケノコは好きだけど、料理のバリエーションは多くない。煮物か天ぷらくらいしか思いつかない。その次の候補になるのが今回のトマトスープだ。
 もう一回チャンスがあれば新メニューをやってみたい。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 今日ももうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

何かをやめてみる

言葉(words)
梅の新緑

 何かを変えなければ何も変わらない。
 けど、毎日の習慣や生活パターンを変えるのは難しい。
 ひとつ簡単な方法がある。
 それは何かをやめることだ。
 何かをやめればそこに空間ができる。時間だったり、お金だったり、気持ちの余裕だったりが生まれる。
 そうすると必然的にそこを何かで埋めようとするから違うことをするようになり、結果として変化が起きる。
 何かを捨てるということでもいい。
 人は誰しも余分なものを持っているし余計なことをしている。やめられることや捨てられるものはけっこうあるはずだ。
 変化を受け入れることは難しいことではあるのだけど一方では楽しいことでもある。 
 たとえば今持っている服を全部捨てて新しく買い直すことを想像してみる。
 けっこうワクワクするかもと思えるんじゃないだろうか。
 
 

自分と現実との距離感

言葉(words)
夕景にひこうき雲

 大きく考えることは自己防衛にはなる。
 海を前にして自分の存在なんてちっぽけなんだからくよくよ考えることはないといったような思考だ。
 けど、それは目の前の問題の解決には役立たないし、単なる逃避でしかない。
 物事をどのように考えようとも結局のところ問題をひとつずつ解決していくしかないことに変わりはなく、それは一生続く。どこかの地点までいけば楽になるということはない。
 ある種の居直りは必要だ。大きく構えるというのは悪くない。 
 大事なのは自分と現実との距離感だ。
 そこを見誤ると解決が遠のいてしまう。
 何を見て何を見ないか、どこを見るのか。
 いずれにしても、逃げて解決する問題はほとんどない。嫌でも現実と戦うしかない。
 
 

勝手に発表シリーズ第十三弾 ~紹介したい実力派アーティストたち

音楽(music)
空と雲

 今回の勝手に発表シリーズは(最近間隔が短くなっている)、「紹介したい実力派アーティストたち」と題してお送りします。
 前回の「最近聴いている女性アーティスト編」の姉妹版といった位置づけとなっている。
 近頃は女性アーティストの曲しか聴きたくない気分で、男性アーティストはほとんど聴いていない。これが逆になることもある。心理的に何かあるのかもしれない。

 坂道グループやジャニーズやダンスチームに乗っ取られてJ-POPから気持ちが離れてしまった人も少なくないだろうけど(私もそう)、J-POPはまだ健在だった。
 ここ数年で実力者たちが次々に出てきている。YouTubeなどの動画サイトによって歌い手側も聴き手側も裾野が広がったことがひとつ大きな要素としてあるだろうか。
 そのあたりは前回も書いたのだけど、広がりという点からいうと、今は動画が世界中と直接つながるようになって一昔前と比べてJ-POPを聴く外国人が飛躍的に増えているという現実もある。J-POPの素晴らしさに世界の人たちが気づいてくれているようで、それはとてもいいことだと思う。
 2010年代までは伝統に則った曲本位のアーティストが認められて売れるという傾向が残っていたのが、2010年代後半から2020年代にかけてヴォーカルに焦点が当たる傾向が強まっているように感じる。
 その要因はいろいろあるのだろうけど、誰もが歌い手になり得る環境が整った中で、より良い歌い手が求められるようになった時代性というものがある。
 いい曲を作れる人間ももちろん敬意を表されるのだけど、単純に歌が上手いことが尊敬や憧れの対象になり得るということだ。
 今回紹介するアーティストたちは特にその傾向が強いように思う。まず歌唱力があって、その上で曲もいいという順番で、その逆じゃないことが多い。
 J-POPに失望して離れてしまった人たちにこそ、今回のアーティストたちを紹介したい。まだまだJ-POPは死んでないですよと。むしろ進化しているし新しい才能の登場にワクワクするはずだ。
 私もたいがい後れを取っているけど、遅くなってもかまわないではないか。数年前のヒット曲でも自分が今出会ったなら自分にとっては新曲だ。出会いは遅くなっても出会わないよりずっといい。
 いつも書いているように、これは勝手に発表なので必ずしも共感は求めていない。でも、曲と誰かの橋渡しになれればいいなという気持ちは持っている。




 Ado 『うっせぇわ Piano Ver.』

 オリジナルバージョンはこちら

 去年の年末頃に社会現象といっていいほど話題になったので知っている人も多いだろうけど、私は食わず嫌いもあって一度も聴いたことがなかった。
 YouTubeを回っているときに一度くらい聴いておくかと聴いてみたら、なるほどこういうものだったのかと妙に納得してしまった。
 曲としては面白い。ヴォーカリストとしてはすごい。
 作詞作曲は、syudou。
 何がどうすごいのかは、おしらのリアクション解説動画を観るとよく分かると思う。
 超テクニシャンで他に類を見ないアーティストだ。誰にも似ていないし誰も真似できない。椎名林檎に似ていると感じる人もいるようだけど、歌い方や方向性はやはり全然違っている。
 何種類もの声色を使い分けるというのが一番の特徴で、今までここまで意識的にそれをやったアーティストはいなかったと思う。
 デビューが17歳の高校3年生のときで、曲を録音するのは一人でディレクションを受けていないとインタビューで語っていたので、本格的に音楽の勉強をしたわけでもなく、プロデューサーと二人三脚でキャラとして作り込んだというわけでもない。ということはナチュラルな才能ということだ。ギフトという言葉が思い浮かんだ。




 さきここのリアクション解説動画も分かりやすくて勉強になる。
 ボイス&ヴォーカル・トレーナーはやはり聴きどころが違うんだなとも思うし、再現度の高さは見事。

 海外の反応も面白い。
 ニキ外国人JDLitze musicぎゅいch




 Ado 『ギラギラ』

「うっせぇわ」が駄目だった人はこちらはどうでしょう。
 作詞作曲は、てにをは。
 曲調はまったく違うけどAdoの実力がよく発揮されている。
 これで駄目ならAdoは諦めるしかないかもしれない。




 LiSA 『炎 / THE FIRST TAKE』

『鬼滅の刃』(Web)の主題歌ですっかり時の人になったLiSAだけど、もちろんそれだけではない。鬼滅の一発屋で終わる人ではない。
 このTHE FIRST TAKEは圧巻だ。
 さきここ解説
 最後はもらい泣きしがちなので注意。




 YOASOBI『夜に駆ける / THE HOME TAKE』

 優しい彗星
 群青

 知っている人にしたら今更かよと言いたくなるだろうけど、私は最近ようやく知ったので新鮮だ。
 話題になっているのはかろうじて知っていたものの、YOASOBIってなんだよと名前で拒否反応を起こしてしまっていた(すみません)。

 ボーカロイドプロデューサーのAyaseとシンガーソングライターのikura(幾田りら)による2人組の音楽ユニットで、ソニーミュージックが運営する小説&イラスト投稿サイト「monogatary.com」に投稿された小説を音楽にするプロジェクトから誕生。 以降、同サイトに限らず様々な小説、タイアップで新たに書き下ろされた小説などから楽曲を発表。 (wikiより)

 このボーカロイド(Web)、通称ボカロというのもひとつの重要なキーになっていて、Adoなどもその系列に連なっている。
 YAMAHAが開発した歌声合成技術(ソフト)で、PCの中のキャラが歌う初音ミク(Web)なら知っているという人はけっこういるんじゃないかと思う。
 このソフトを使って楽曲を作る人をボカロPなどと呼んでいて、そうやって作られた曲を人間が歌うことをやっている。Adoは小学校のときにボカロの歌い手に出会ったことが歌手を目指すきっかけになったと語っている。
 YOASOBIのAyaseはボカロ界では知らない人間いないくらいの人で、「うっせえわ」を作詞作曲したsyudouもボカロPだ。
 前回紹介したLiSA×Uru - 再会はAyaseが作詞作曲、プロデュースを行って二人のために書き下ろした曲だ。

 YOASOBIならびにikuraのすごさはおしらの解説にお任せしよう。
 Adoが17歳で若いと評判になったけどikuraもまだ20歳の若さだ。

 曲の元になった小説「タナトスの誘惑」を読んでから聴くとまた違った印象を持つはずだ(短いので1分で読めます)。




 yama『春を告げる / THE FIRST TAKE』

 オリジナルはもっとハイテンポ。

 顔を出さず、素性に明らかにしないアーティストとして知られていたyamaが仮面をつけてとはいえTHE FIRST TAKEに登場したことに驚いた人も多かっただろう。
 THE FIRST TAKEの目の付け所はたいしたもので、THE FIRST TAKEを追っていけば間違いないとさえ言える。
 yama名義として初のオリジナルのこの曲も、ボカロPのくじらと組んだものだ。
 ボカロPとスーパー・ヴォーカリストとの組み合わせは最近の流行というだけでなくこれからのスタンダードになっていきそうだ。
真っ白」も。
 
 インタビュー動画はこちら




 緑黄色社会 『Shout Baby / THE FIRST TAKE』

 今回一番紹介したいのがこちら。緑黄色社会。
 名古屋出身の男女4人組のバンドで、知っている人はとっくに知っているのだろうけど、AdoやYOASOBIなどと比べるとそこまでメジャーでもないと思う。
 名古屋にこんな実力派バンドがいたとを知らなかった(今も名古屋在住?)。名古屋市は観光大使にするなり何なりして今のうちに良好な関係を築いておくべきだ。河村たかし市長、当選したら頼みます。
 紅白に出てから頭を下げていたのでは手遅れだ。

 おしらの解説
 外国人の反応がこちらも面白い。
 こちらとか、こちらとか、こちらとか。




 緑黄色社会 『Mela! , LADYBUG / THE FIRST TAKE FES vol.2 supported by BRAVIA』

 ヴォーカルの長屋晴子に目が行きがちなのだけど、ギターもベースもキーボードもレベルが高い。高校(中京大中京といわれている)のバンド研究会で組んだメンバーで、もともとドラムがいたのだけど脱退して今は4人になっている。
 個人的に穴見真吾のベースプレイが好きだ。
 楽曲はすべてメンバーが作っていて、主にヴォーカルの長屋晴子が担当している。長屋晴子は曲によってギターも演奏する(上の動画の2曲目がそう)。
 美貌で抜群の歌唱力があって曲も作れて楽器もできてモデルもやっていたって、そんなスーパーな女子が名古屋にいたとは驚きだ。




 緑黄色社会『sabotage / THE FIRST TAKE』

 ヴォーカルとキーボードだけでここまで表現できるのか。
 緑黄色社会はMVよりも生歌・生演奏の方が魅力的だ。

 私の知らないすごいアーティストが日本にはまだまだいるであろうことを思うと、J-POPも捨てたもんじゃない。日本の底力をここにも見た。
 
  

奇跡は必要か不要か

言葉(words)
地面の蛾

 奇跡が起きることを願いながら一方では奇蹟は不要だとも思う。
 奇跡が必要かそうでないかという問題は意外と奥が深い。
 この世界にとって奇跡は必要だろう。奇跡が世界を面白くしてくれるから。
 では個人にもそれは当てはまるかというと、話はそう単純でもない。
 奇跡が人生を決定的に難しくすることがあるし、ときに奇跡によって人生が壊されてしまうこともある。
 自分はどんな奇跡を欲しているのかと自らに問いかけてみることは無駄ではない。
 叶う叶わないは別にして、自分の心の方向性を知っておくことはいいことだ。
 奇跡のある人生と奇跡のない人生。
 選べるとしたら、あなたはどちらを選択するだろう。
 
 

次の季節で

言葉(words)
散り桜

 冬が去り、春が来て、夏が巡ってくる。
 夏が帰って行けば秋がそれに取って代わり、また冬がやって来る。
 季節は繰り返す。けれど同じ季節はない。
 今年の春と来年の春は別の春だ。
 私たちはどうやってもあの夏に戻ることはできない。
 たとえ時間移動できたとしても、あの夏の自分と今の自分は違う。
 だから進むしかないのだ。次の季節に向かって。
 春に別れた人とはまた次の春での再会を目指そう。
 今年散った桜がひと冬を越してまた来年咲くように。
 
 

コロナ後を思うサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 疫病が流行って大変だなどということは歴史上の出来事かと思っていたけど、実際に自分がその時代にいるとなんだか不思議な気がする。
 現実味があるようなないような感じで捉えどころがない。離れた場所で起きた大災害のように。
 自分がコロナで死ぬイメージはないのだけど、明日は我が身でそうなる可能性は充分ある。死ぬ準備はいつでもしておかないといけない。
 コロナ後の世界は明るいかといえば特にそうでもなく、たぶんそこに大きな問題がありそうだ。
 一時的に奪われたものを取り戻すだけで、それ以上ではない。夢や希望があるわけではない。
 オリンピックは個人的にはやればいいと思っているけど、一回飛ばして3年後に東京で開催するということはできないのだろうか。それなら多くの人が納得できると思う。そこまでコロナが続いていたらそれはもう日常だ。
 大人は子供たちにコロナ後の夢を見せてあげられないのだろうか。親や教師や政治家の一番の仕事はそういうことだと思うけどどうだろう。



イカソーメン

「イカソーメンの卵黄ソース」
 すっかり定番となったイカソーメンと卵黄ソース。プラス・ブロッコリーの芽。
 安定した美味しさだ。



コロッケ

「シーチキン入りコロッケのトマトソース掛け」
 たまにコロッケが作りたくなる。
 コロッケは買えば安いし美味しいし手軽なのだけど、おかずとして嬉しいというほどではない。
 でも、自分で作ったコロッケはなんとなく嬉しい。作るのが面倒な分だけ喜びが大きい。



豆腐スープ

「豆腐の卵スープ」
 具材は鶏肉、絹ごし豆腐、長ネギ、キャベツ。
 酒、みりん、和風だしの素、追い鰹つゆ、塩、コショウで味付けをする。
 最後に卵を割り入れてかき混ぜながら加熱する。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 もうひとつの定点観測をお送りします。
 だいぶ日が長くなったことを実感するとともに沈む太陽の位置がずいぶん北寄りになったことが分かる。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

続・自分に合うボールペンを探しています

その他
ボールペン集合写真

 以前、自分に合うボールペンを探しているという記事を書いた。

 自分に合うボールペンを探しています 第1弾(2020年3月18日記事)

 第2弾をやらないといけないと思いつつ面倒で先送りしていたら1年以上経ってしまった。
 今日はちょっと時間があったので、重い腰を上げて続編をやりたいと思う。

 一年の間に実はそれほどボールペンの本数は増えていない。というのも、もう決定打ともいうべきボールペンが見つかってしまったので、それ以上必要なくなったからだ。
 探せばまだまだいいボールペンはあるのだろうけど、人間、一度満足してしまうとそれ以上求めるのはおっくうになってしまうものだ。
 結論から言うと、ゲルインク系ならパイロットのハイテックC C04、水性なら三菱鉛筆のユニボールエア、油性はゼブラのジムノックUKが私の好み、ということになる。
 ただしこれは、はっきり偏った好みだということをあらかじめお断りしておきたい。ネット上のボールペンおすすめサイトなどを読むと、一般的に評価が高いボールペンは私の好みではなく、評価が低いものが好きだったりするので、たぶんそうなのだと思う。
 書き味に関しては特に個人の好みの差が大きいので、万人向けの絶対的なボールペンというものはないのかもしれない。
 前回も書いたように私は筆圧が弱いので、筆圧の強弱による好みの違いというのもあると思う。
 以上のことを言い訳のようにして踏まえつつ、前回から増えた分のボールペンを紹介します。



ボールペン字

 今回使ったノートは無印良品の「裏うつりしにくいダブルリングノート」で、素材はよく分からないのだけど植林木ペーパーとある。高級な紙ではなく、それほどツルツルではない。ツルツルの高級紙はかえって書きづらいから私はこれくらの方が合っている。値段もB5・48枚で120円と安い。



ボールペン字

 《パイロット ハイテックC C04 0.4mm》

 このボールペンは他のボールペンとはかなり書き味に違いがある。それは最初のひと文字で分かる。一瞬で好きになるか嫌いかが分かれるのではないかと思う。
 とてもシャープで繊細で力強い。シャープペンシルに近い感覚という言い方もできるだろうか。
 私はこれくらい引っかかり感がある方が好きで、ツルツル滑るボールペンは好きではない。
 どんな角度で書いてもまずかすれないところも気に入っている。かすれが発生するボールペンは、いちいちイラッとするから、それがないのが嬉しい。
 好みにはまれば唯一無二のボールペンになるから一度試してみることをおすすめしたい。
 ちなみに、某サイトの評価は5点満点の2点だった。

 174円 ヨドバシ



ボールペン字

 《サクラクレパス ボールサインノック 04 0.4mm》

 個人的にハイテックCの対抗馬で、方向性は違うのだけど甲乙つけがたい。ハイテックCに疲れたときはこちらを選びたい。
 ハイテックCと比べるとまろやかで書き疲れしない。引っかかりすぎず、滑りすぎることもない。かすれもまず発生しない。
 本体が細身で持つ部分が太くなっているという変わったデザインになっている。最初は不格好と思ったのだけど、使っているうちになじんだ。これはこれで理にかなっている。
 あまり期待していなかったので意外といいなという評価だったのが、今ではとてもいいと感じている。
 どれくらいメジャーな存在なのかは知らないけど、誰にでもおすすめできる安心感がある。

 147円 ヨドバシ



ボールペン字

 《三菱鉛筆 ユニボールプロテック 0.5mm》

 書き味は悪くなく、いいボールペンだと思う。ただ、残念なことにかすれやすいという欠点がある。筆圧の弱い私は特にそうで、かすれさえなければもっと好きになっていた。
 でも、かすれるから駄目と見切るのは惜しいボールペンで、ときどき使いたくなる。そしてそのたびに、かすれさえなければなと思う。
 ノック式とキャップ式ではノック式の方が圧倒的に使い勝手がいいのだけど、ノック式は技術的に難しい部分があるようで、キャップ式の方がいい出来のボールペンが多いように感じる。

 130円 ヨドバシ



ボールペン字

 《パイロット ハイテックCスリムノック 04 0.4mm》

 ハイテックCが大のお気に入りになったので、その姉妹版ともいえるハイテックCスリムを買ってみたら、全然違うボールペンだった。
 まず本体が細身ですごく小さい。
 書き味もかなり違っていて、同じ名前を冠したボールペンとは思えないほどだ。
 こちらは引っかかり具合があまり好ましくない。言葉では説明しづらいのだけど、明らかに好みではない。
 キャップ式のハイテックCとノック式のスリムとではボールペンとしての構造が違うので書き味が違ってくるのは当然だ。
 それに小さいので持ちづらいというのもある。メモ帳などに挟んで持ち歩くには適しているから、そういう用途のためのものかもしれない。そう割り切れば悪い製品ではない。

 185円 ヨドバシ



ボールペン字

 《三菱鉛筆 ユニボールシグノRT1 極細 0.28mm》

 芯は0.5mm、0.38mm、0.28mmの3種類あって、どうせなら特徴の強い0.28mmにしてみようということで選んだ。
 しかしこれはかなりクセが強くて人と用途を選ぶボールペンだ。
 クギで引っ掻いているようなザラザラ感というかガリガリ感がある。
 滑りは悪くないし良すぎるということもないし、かすれもないのだけど、私はこの書き味は好きではない。字を書いていて気持ちよくない。
 素直に0.5mmにしておけばまた違った感想になったのだろうけど、こういうものもある意味では一期一会なので、第一印象がすべてでもある。

 151円 ヨドバシ



ボールペン字

 《無印良品 さらさら描けるゲルインキボールペン ノック式 0.5mm》

 一部評価が高いボールペンだけど、私は気に入らなかった。
 引っかかりの少ないツルツル系で、よくかすれが発生する。このかすれ多発は致命的だ。
 インクは濃くてはっきりしているから、筆圧が強い人にとっては好ましく感じられるかもしれない。

 90円 無印良品



ボールペン字

 《三菱鉛筆 ユニボールシグノ UMN-307 0.38mm》

 これもツルツルなめらか系で、個人的にはあまり好みではない。滑りのいいボールペンで上手く書くのは難しいのがその理由だ。
 私が好みか好みではないかを判断する基準は、滑りがいいか悪いかではなく、引っかかり具合がいいか悪いかという点だ。
 気持ちのいい引っかかり具合というのが確かにあって、ノートとの相性ということもあるのだけど、この感覚は人に伝えるのは難しい。
 滑りがいいからいいボールペンというわけではないということをメーカーには言いたい。

 168円 ヨドバシ



ボールペン字

 《ぺんてる エナージェル インクフリー 0.4mm》

 非常に評価の高いボールペンで、人気投票では上位に来ることが多い。
 これまで紹介してきた中ではもっとも重量があって、外観も高級感がある。
 このボールペンを気に入る人の気持ちは分かるし、マイベスト・ボールペンとして愛用している人が多いだろうことも理解できる。
 しかし、優秀さゆえに面白みに欠けるというのが私の個人的な感覚だ。
 滑りが良すぎるのが苦手ということもあるのだけど、書き味としても、持った感覚としても、書くという行為としても、どこか引っかかりがない。気持ちにフックしないというか、愛着を持てない。
 結果として使う機会がほとんどないボールペンという位置づけとなってしまっている。
 このボールペンのファンの人にはすみませんと謝っておきます。

 196円 ヨドバシ



ボールペン字

 《三菱鉛筆 ユニボールエア 0.5mm》

 水性ボールペンは長らく愛用してきたパイロットのVコーンで決まりだと思っていたのだけど、このボールペンがそれを上回ってマイベストとなった。Vコーンとはだいぶ方向性が違うのだけど。
 とにかく丁寧に書ける。というか、丁寧に書きたいと思わせるボールペンで、自分の字が2割増しに上手くなったような気がする。少なくとも、自分のポテンシャルの100%を出せるボールペンだと思っている。このペンで書く以上の字を自分は書けない。
 走り書きでも滑りすぎることはないしかすれも発生しないのだけど、やはりこのペンではゆっくり丁寧に書きたい。それでこそ持ち味が発揮される。
 ノートの裏写りが難点ではあるものの、他の水性ボールペンに比べるとそれほどでもないので、ノートでも使える。
 と、個人的には大絶賛のこのボールペンも、人によって評価が割れるようで、駄目な人は駄目らしい。

 172円 ヨドバシ



ボールペン字

 《オート 筆ボールペン 超極太 1.5mm》

 超極太の名前が示すように1.5mmと太字を書くための水性顔料インクのボールペンだ。
 細い字はまず書けない。筆ボールペンとあるように筆のような字をボールペンで書くというコンセプトなのだろうけど、筆文字とはまったく違う独特のものだ。
 ツルツル感というよりヌルヌル感で、書き味も独特だ。線の強弱はあまりつけられない。
 おそらく宛名書きのようなときに使うためのボールペンという位置づけなのだろう。
 ノートで使うと裏写りが激しすぎて裏面を書くときに影響が出る。
 なかなか面白い存在で、気分を変えたいときにけっこう使っている。

 151円 ヨドバシ



 ヨドバシのネットで買えるものはヨドバシのリンクを張っておいた。ヨドバシはボールペン1本でも送料無料で買えるのがありがたい。
 Amazonが送料有料になってしまって以来、ヨドバシで買う機会が増えた。ポイント分を割り引きと考えるとほぼすべての商品はAmazonよりもヨドバシの方が安い。

 第1弾のときにシリーズ化するかもしれないけど書いたけど、どうやら今回の第2弾で終わりのようだ。
 2、3年して手持ちのボールペンが増えたら、そのときまたやることにしよう。
 今回紹介したものもすべて200円以下なので、気軽に試せると思う。ボールペン探しは楽しいので、ぜひやってみて、自分の好きなボールペンと出会ってください。
 他人の評価など何の役にも立たないことが自分で試してみるとよく分かる。自分の好みは自分にしか分からない。なので、この記事もあまり役に立たないということになる。
 勝手に発表シリーズと同じと思って読んでいただければいいかなと。
 
 

最後の言葉

言葉(words)
タンポポと桜の花びら

 ごめん。
 でも、それ以上にありがとう。

 突然、人生終了のカウントダウンが始まったとき、誰に対して何を言いたいか。
 たぶんそれが、一番大切な秘めた言葉だ。
 
 

意味の先へ

言葉(words)
光と影

 意味は後からついてくる。
 意味がなければ動けないというのであれば何もできない。
 意味も無意味も超えて行けるところまで行ってみるしかない。
 行き着いた先が答えだろうし、意味があるとすれば、そのとき初めて分かるだろう。
 意味がついてこられないほど先まで行ければこちらの勝ちだ。
 
 

思いの容れ物

言葉(words)
落とし片手袋

 人には思いの許容量というものがあって、それを超えて思いを抱えておくことはできない。
 一度こぼれた思いはなかなか元には戻せない。
 心に穴が空くことはあっても一時的なもので、いつしか穴は埋まっている。
 心が空虚に感じるとしても、それは空虚という空間で埋まっているということだ。
 人は自覚以上に多くの思いを抱いている。多くは自覚できないと言った方がいいかもしれない。
 あるいは、人は思いでできているという言い方もできる。
 だから、良い思いで自分の中を満たしたい。
 悪い思いが入り込むと自分自身が汚れてしまう。
 思いの容れ物を魂と呼んでもいい。

 

勝手に発表第十二弾 ~最近聴いている女性アーティスト編

音楽(music)
空模様

 勝手に発表シリーズ第十二弾。今回は「最近聴いている女性アーティスト編」をお送りします。
 最近といっても最近発表された曲というわけではなく、私がたまたま最近知ってよく聴いているというだけだ。何年も前の曲も入っている。
 昔は連ドラが大好きでよく観ていたのだけど、近頃は刑事物くらいしか観ていなくて話題のドラマにもまったくついていけていない。だから主題歌としてよく知られるようになった曲も知らずにいることが多い。リアルタイムで観て聴いていれば、そのとき出会うことになっただろうから少し残念な気がしないでもない。
 それでもいい曲というのは数年程度で古びるはずもなく、個人的に初めて知った曲として新鮮に聴くことができる。
 それから、カバーということに関してもこの頃認識を改めたということがあって、積極的に聴くようになった。昔はオリジナルが絶対と思っていてカバーは好きではなかった。今でもその思いは多少あるのだけど、カバーされることによって過去の名曲が蘇るということもあって、カバーを否定するようなことはもうしていない。
 若いアーティストが古い曲をカバーすることによって今の若い世代が過去の名曲と出会えることはとてもいいことだ。昭和歌謡というともはや懐メロの部類ではあるけど、昭和にはいい曲がたくさんあった。
 その一方で新しい才能の登場によってJ-POPはまだまだ大丈夫だなと安心する気持ちもある。
 一昔前は路上ライブで名を上げてメジャーデビューという道があったけど、今はYouTubeがその代わりの役割を果たしている。
 以前紹介した名古屋ギター女子部もそうだし、米津玄師はアマチュアのバンド活動と並行してハチ名義でニコニコ動画に楽曲をアップしていたことはよく知られている。今回紹介するuruなどはYouTubeからメジャーデビューして成功した典型的な例だろう。
 我々の世代は昭和歌謡全盛時代に子供時代を過ごし、アイドル全盛期からバンドブームを経て今に至っている幸運な世代といえる。もう少し早ければ今の曲についていけなかっただろうし、もう少し遅かったら昭和歌謡の黄金期を知らなかった。今はYouTubeなどで全世代の曲を聴けるので、そういう意味でもいい時代に生まれ合わせたと感じている。

 そんなわけで、勝手に発表シリーズは今後も続いていく予定だ。

 これまでの勝手に発表シリーズはこちら




 上白石萌歌 『366日』 HY




 HY 『366日』

 こちらがオリジナル・バージョン




 adieu『よるのあと』




 上白石萌音『一縷』




 上白石姉妹(最近ようやくどちらが姉でどちらが妹か分かった)の東宝シンデレラの審査のときの映像。
 浜辺美波もいる。




 BiSH『オーケストラ』




 この動画が好きで何度も観てしまう。




 Uru『プロローグ』




 uru 『真夏の果実』 サザンオールスターズ

 アマチュア時代すでにこのクオリティ。
 出るべくして出た人。
 今の時代、才能が見いだされるよりも埋もれることの方が難しいのかもしれない。

 宇多田ヒカル『First Love』レベッカ『フレンズ』My Little Lover『Hello,again~昔からある場所~』など名作多数。




 LiSA×Uru『再会』 (produced by Ayase)

 これが一発撮りのTHE FIRST TAKEとは、恐るべき実力者同士。




 ボイストレーナーのおしらによる『再会』の解説。
 最初はこのキャラに引くかもしれないけど、ボーカル解説は分かりやすいし面白い。




 高畑充希『デイ・ドリーム・ビリーバー』 忌野清志郎

 オリジナルはザ・モンキーズ(The Monkees)のDaydream Believerで、日本では忌野清志郎がカバーした。
 忌野清志郎バージョンはなんだか切なくて泣きそうになるのであまり聴きたくない。
 それを高畑充希が歌うと優しくて温かい気持ちになる。とても心地よくて何度も繰り返し聴いてしまう。
 
 

タケノコ登場サンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 桜の季節も過ぎ去って、今年も一段落したような感じがしている。
 ゴールデンウィークは今年も予定がないので何事もなく終わってしまうだろう。次の楽しみといってもこれといってないので、ここからはしばらくダラダラとした日々が続いていくことになる。全然暇ではないのだけど。
 コロナはもはや日常なのか非日常なのかよく分からなくなっていて、とりあえず自分とは関係ないと思い込もうとしている。ワクチンはいつになったら順番が回ってくるか分からないし、順番が来たとしてもお先にどうぞと誰かに譲りたい。コロナにかかって死ぬならあきらめがつくけどワクチンで死ぬのは馬鹿らしい。
 名古屋市長選が再来週で、来週中に期日前投票を済ませてしまおうと思っている。反河村派が推す知らん人なんかに名古屋市長でいてほしくはない。もっと他に若い候補はいなかったんだろうか。名古屋も人材不足ということらしい。
 神社検定の勉強はぼちぼち進めている。だいぶ勘が戻ってきて、今なら70点は取れそうだ。残り20点の上積みはたやすいようで簡単じゃない。相変わらずメインテキストの前半部分が頭に入らない。
 そんなこんなで毎日は過ぎていくのだった。



サーモン

「サーモンのしょう油ソース掛け」
 最近、卵黄ソースが続いたので基本のしょう油ソースに戻ってみた。
 しょう油はたまりしょう油を使った。そちらの方が濃厚で刺身はやはりよく合う。
 たまりしょう油に酒、みりん、昆布つゆを加えてひと煮立ちさせる。



トマトスープ

「トマトスープ」
 これはタイトル通り。
 トマトとケチャップをベースとしたスープだ。
 具材はジャガイモ、ニンジン、タマネギ、鶏肉、ブロッコリー。
 味付けはコンソメの素と砂糖、塩、コショウで。



タケノコ

「タケノコの天ぷら」
 タケノコがようやく安く出回るようになった。この季節の楽しみのひとつだ。
 煮付けは安定して美味しいのだけど天ぷらも好きだ。
 何かのおまけについてきた青のりがあったのでそれを入れて風味を出してみた。
 
 

定点観測

日常写真(Everyday life)
定点観測

 今日は定点観測をお送りします。



定点観測2




定点観測3




定点観測4




定点観測5




定点観測6




定点観測7




定点観測8




定点観測9




定点観測10

 
 

経験値を上げるために

言葉(words)
クローバー

 経験値を上げるために必要なものは、時間と機会とお金だ。
 努力という行為は自分の意思でなんとかなっても、時間と機会とお金は自分の意思だけではどうもならないこともある。
 だからこそ、経験値を上げるために使える時間と機会とお金は惜しんではいけない。
 今の時代を生きる我々は多くの機会を奪われている。機会がないということは時間が失われているということでもある。
 こんなときこそ、経験値を上げるためにお金を使った方がいい。
 ただじっと耐えて待っているだけでは自分の価値は高まらないし、むしろ下がっていく。
 自助努力という考え方はあまり好きではないけど、この機会を生かすか殺すかは自分にかかっている。
 たぶん、数年後に大きな差となって表れるだろう。
 
 

2021年ご近所桜風景

桜(Cherry Blossoms)
桜風景

 2021年ご近所桜風景と題してお送りします。
 ほとんどが近所の香流川の桜風景で、今年は他に撮りに行かなかった。また行けるようになる日を心待ちにしている。
 名古屋の桜もすっかり散り果ててしまって早くも新緑の風景になっている。
 季節はここから夏へ向かって加速していく。



桜風景2




桜風景3




桜風景4




桜風景5




桜風景6




桜風景7




桜風景8




桜風景9




桜風景10




桜風景11

 
 

苦労の喜び

言葉(words)
空き家の梅の新緑

 楽をする喜びよりも、苦労を乗り越えたときの喜びの方が大きい。
 楽な道と大変な道が目の前にあって選べるのであれば、大変な方を行った方がいい。
 結果的にそちらの方がより自分を喜ばすことができるだろうから。
 楽な道は喜びが少ないと心得ておくべきだ。
 
 

持っているもの

言葉(words)
タンポポ

 ここにはなくてどこかにあるもの。
 自分にはなくて誰かにはあるもの。
 人はそんなものを探さずにはいらないし、持っていないものを欲しがる。
 自分は持たざる者だと思いがちだけど、他の人間から見れば自分は持ちたる者だったりする。
 持っていないものよりも持っているものに目を向けるべきだ。
 自分が持っているものに気づかなければ永遠に飢えに苦しむことになる。
 自分が持っているものに気づくことが幸せへの第一歩となる。
 誰かをうらやましがる必要はない。
 今持っているものだけでもう充分すぎるくらいだ。
 
 

希望は種から育てる

言葉(words)
ヒメオドリコソウとオオイヌノフグリ

 夢や希望なんてそのへんには転がっていない。
 必死に探してようやく見つけた種を自分で育てるものだ。
 花が咲くかどうかも育ててみないと分からない。
 人が育てた希望の花を欲して手に入れたとしても、それは自分の夢にはならない。
 なぜなら夢や希望といったものはとても個人的なものだからだ。相対的なものではなく絶対的なものという言い方もできる。
 自分が誰かにとっての希望の種になりたいのであれば、自分自身が立派に咲いてみせる必要がある。
 
 

もう3分の1終わったサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 名古屋の桜は昨日、今日の雨と風でだいぶ散ってしまった。今年はほとんど撮らないまま桜の季節は去った。こんな年もある。
 コロナはいっこうに収束する気配がないまま月日だけが流れていく。なすすべはなく、じっと耐えるしかない。ワクチンで事態が解決するとはとうてい思えない。
 オリンピックは個人的にはやればいいと思っている。中止にすべきだとムキになって反対している人がいるけど、オリンピックを大げさに考えすぎているんじゃないか。あんなものはただの一スポーツイベントに過ぎないのだから関係者だけでやればいい。無観客なら無観客でいい。
 そもそもオリンピックは競技者のためのもので、国の金儲けのためではないし、オリンピック委員会のためのものでもない。国民の娯楽というのも思い違いだ。
 これを機にオリンピック精神の原点に立ち返って地味にやればいいのだ。震災やコロナからの復興を掲げるよりも、選手達のためにぜひオリンピックを開催してあげたいと主張した方が世界に向けての正しいメッセージとなるだろう。
 私はといえば、6月の神社検定に向けて勉強の強度を少しずつ上げている。一年近く勉強を怠けていたらすっかり忘れてしまっていてちょっと焦っている。去年4月の時点では80点は取れると思ったけど、今受けたら70点も取れない。ここから残り3ヶ月弱で目標の90点以上まだ20点以上も上積みしないといけない。これはそう簡単じゃない。オンラインだから身が入らないなどと言っていられなくなった。
 歴史関係のことで多少動きがあるのだけど、名古屋神社ガイドの再開は神社検定の後になりそうだ。あれこれ一度にはできない。
 4月に入って今年ももう4分の1が終わっていた。冗談みたいだ。
 日々やれることをやっていくしかないという基本姿勢は変わらない。
 
 
マグロ

「マグロの卵黄ソース」
 すっかり定番として定着した卵黄ソースはマグロの刺身にも合う。
 彩りとしても栄養的にもいいかいわれの芽もお気に入りとなった。



野菜炒め

「野菜炒め」
 皆さんが思い描く野菜炒めとはちょっと違っているのだろうけど、私の中ではこれも野菜炒めだと思っている。
 ジャガイモとニンジンを薄切りにしてレンジで3分加熱する。
 オリーブオイルでタマネギ、シーチキンを炒め、ジャガイモとニンジンを加える。
 スクランブルエッグを別に作って、終盤で混ぜ合わせる。
 味付けは、酒、みりん、中華味の素、塩、コショウで。



ちくわの天ぷら

「ちくわとアスパラの天ぷら」
 ちくわは夕飯のおかずとしては嬉しくないけど、ちくらの天ぷらは美味しいからおかずの一品として悪くない。
 磯辺揚げにするためだけに青のりを買うのはもったいないので、100均で買ったパセリ粉で代用した。青のりはけっこう高いし、他に使い道が思いつかない。家でお好み焼きを作って食べることもない。
 ちくわだけでは寂しいので、穴にとろけるチーズを詰め込んだ。これでぐっとおいしさが増す。
 アスパラはもともと好きだけど天ぷらにするのが一番美味しいと思う。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 今週ももうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




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別定点観測10

 
 

これでいい

言葉(words)
シデコブシ

 こんなはずじゃなかったけど、これでいい。
 これがよかったんだと死ぬときに思えれば、それでいい。
 
 

映画『ステップ』は自分のもうひとつの物語

その他


 何日か前にWOWOWで放映した『ステップ』(2020年公開)をなんとなく録画しておいて軽い気持ちで観始めたら、これはいけないと、20分くらいでいったん中断した。
 それから3日ほど間を空けて再開したのだけど、やっぱりこれはいけなかった。完全にやられてしまった。

≪あらすじ≫
 妻を亡くした30歳の健一(山田孝之)に、妻の両親が幼い娘・美紀を引き取ろうと提案するが、健一は自分で育てることを決断。亡き妻との思い出のある家で、育児に励む日々が始まる。健一はシングルファーザーとしてさまざまな壁にぶつかりながら、子育てに奮闘する。

 あらすじだけ読むと、自分とはまったく立場の違う人物を主人公とした作品で共感する要素はほとんどないように思うのだけど、映画を観るとどういうわけか我が事のように思えてしまう。身につまされるという表現は少し違うけど、そうであったかもしれないもうひとつの人生を疑似体験しているような感覚に陥る。
 シングルファーザー目線というだけでなく、ときに娘の気持ちに思いをはせ、義理の両親との関係や再婚相手のことでこちらも悩んでしまったりする。
 それぞれの年代を演じた3人の娘役の子はどの子もかわいくて上手だった。自分が父親だったら毎日幸せを感じるだろうなと想像しつつ、もちろん日々は楽しいことばかりではなく、親としても子供としてもすべてが思い通りにいくわけではない。
 はっきり言うと、これは楽しいお話ではない。必ずしも幸せな気持ちになるわけでもないし、感動したという言い回しも違うと思う。
 それでも、観終わってから世界の見え方が少し変わっていることに気づく。観る前よりも優しい気持ちになれた。
 人と人とのつながりが希薄になっている今だからこそ胸にしみる。
 そして、ずしんとこたえる。

 原作(2009年)は重松清。
 重松清は縁がなくて、これまで作品を読んだことがない。泣ける小説という評判を見聞きして意識的に遠ざけていたところもある。
 ドラマの『流星ワゴン』はよかったから、食わず嫌いだけともいえる。
 今回でだいぶ認識も変わったから、これからはもう少しドラマや映画を意識的に追いかけてもよさそうだ。
 監督は飯塚健。
 こちらもこれまで縁がなくて作品はたぶん観ていないと思う。
『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』や『虹色デイズ』などの作品は聞いたことがあるような気がするけど観ようとは思わなかった。
 山田孝之についてはドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』がとてもよかった印象が残っているものの、その後、おかしな方向へ行ってしまった感じがして遠ざかっていた。
 本来はこうした”普通”の青年や男性役ができる役者に違いない。
 子役3人の中では小学校低学年を演じた白鳥玉季が特に印象に残った。
 ドラマ『テセウスの船』に出ていたあの子ということを後から知って、なるほどと思った。
 後に再婚相手となる(ネタバレです)広末涼子はどうかなと思ったのだけど悪くなかった。
 それと、義理の父親役の國村隼が抜群だった。実の父親ではなく義理の父親という距離感の演じ方はさすがだ。
 少しだけ残念に思ったのは、主題歌にせっかく秦基博を起用したのに、楽曲の『在る』の出来がもうひとつだった点だ。
 秦くんは多くの名曲を作っているから、もっといいのができたんじゃないかと思った。たとえば映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌の『ひまわりの約束』とか。

 この映画は泣かせることを目的としたお涙ちょうだいではない。登場人物たちの心情を丁寧に描くことで観る者が勝手に感情移入して泣くだけだ。
 ときどき、こみ上げてくる感情を抑えきれない。
 今はレンタルだけでなくネット動画など観られる手段もいろいろあるので、機会があればぜひ観てみてください。
 日本映画の底力を久々に知らしめた作品といっていいんじゃないかと思う。

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