月別:2021年02月

記事一覧
  • 春巻きを見直したサンデー料理

     今日で2月が終わって明日からは3月。あまり実感がわかない。 コロナ前とコロナ後と、個人的にはそれほど大きな変化はないのだけど、気持ちの部分では大きく変わってしまった。それは金銭損失とかでは換算できない部分だ。 コロナは何がもたらしたものなのか。あるいは誰が。 1年以上経っても向かう先は見えないし理由も不明のままだ。 これで得をしたのは誰なのか。 まったく意味が分からない。 歴史上、いろいろなことが...

    2021/02/28

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     もうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2021/02/27

    日常写真(Everyday life)

  • 頑張るという幻想

     人が必要以上に頑張るのは、頑張ったら許されるという期待感からというのが大きい。 自分は頑張ったから結果が出なかったことを許してほしいという甘えだ。 頑張ることはもちろん悪いことではない。ただ、それは必要最低限のことであり、頑張ること自体が目的ではない。 頑張りさえすれば報われなくてもかまわないというのは自己憐憫が過ぎる。 あるいは自己満足的過ぎる。 大事なのは何を成すかということで、頑張ろうと頑...

    2021/02/26

    言葉(words)

  • 批判より次にどうするか

     批判するのは簡単だ。誰でもできる。 愚かな人間は他人を叩くだけで満足して自分では何もしない。 もう少しましな人間はもっとこうしたらいいと助言を行ったり手助けをする。 賢い人間は最初から人を責めない。批判からは何も生まれないことを知っているからだ。 大切なのは次にどうするかだ。済んでしまったことはどうしようもない。 他人の失敗も、自分の間違いも、どちらも無駄ではない。 愚かな人間は賢い人間から学べ...

    2021/02/25

    言葉(words)

  • 第三の選択肢

     弱い者が他人の情けでなんとか命をつなぎ、虐げられた者同士が助け合って生きている。 そういった現実に神の意志は行き届いているのか。 あるいは宇宙の法則とでもいうものが成立しているのだろうか。 世界の片隅で打ち捨てられた人間たちはこの世界の枝葉末節に過ぎないのか。 基本的にはこの世界を肯定したいけど、必ずしも出来がいいとは言えないのも確かだ。 そういった人々もいつかは報われるという考え方は慰めになら...

    2021/02/24

    言葉(words)

  • 賢さって何だろう

     賢いってどういうことだろうとよく考えるのだけど、ものをたくさん知っていることではないことは確かで、じゃあ頭の回転が速いことかというとそういうことでもない気がする。 ああ、この人は賢い人だなとしみじみ感じ入ることがときどきあって、そういう人たちの共通点は何かといえば、人の気持ちが分かる人間だということだ。 ひとことに集約すると想像力ということなのだけど、想像力の質の問題でもある。 賢い人は黙って良...

    2021/02/23

    言葉(words)

  • 好きという感覚

     好きという感覚は不思議なもので、自発的なものでありながらコントロールがきかないところがある。 好きではないものを好きになろうとしてもできないことが多いし、好きなものを嫌いになるのも難しい。 ときどき好きという感覚に支配されているのではないかと思うことがある。 脳が指令を出しているのか、遺伝子が求めているのか。 誰か特定の人を好きになるのも説明がつかないし、食べ物の好き嫌いも理屈ではない。 とても...

    2021/02/22

    言葉(words)

  • 日々は過ぎていくサンデー料理

     日々は過ぎていき、2月も後半となった。 正月気分が抜けてしまったのが寂しい。 今日はかなり暖かい一日で、初春を通り越して晩春を思わせた。最高気温が20度を超えたとろころもあったとか。 ここからは寒い日と暖かい日が繰り返されて、気づいたときには冬は終わっていたということになるのだろう。 暖かくなるのは嬉しいけどそろそろ花粉症の症状が出始めている。 タケノコが出回るのはまだしばらく先だろうか。春を実感...

    2021/02/21

    料理(Cooking)

  • 定点観測 ~冬もそろそろ終わり

     定点観測をお送りします。 季節は冬から春へ。 この前の雪が今シーズン最後になるだろうか。  ...

    2021/02/20

    日常写真(Everyday life)

  • 大愚と大賢

     賢さの天井は低く、愚かさの底は深い。 賢さの天井を突き破ると大愚になり、愚かさの底が抜けると大賢に至る。 そこか難しさであり面白さでもある。  ...

    2021/02/19

    言葉(words)

  • 汚れないのは無理

     この汚れた世界で汚れずに生きるためにはある種の才能が必要だ。 ほとんどの人間はそんな才能には恵まれていない。 無知から来る純真も馬鹿にしたものではない。 今の時代に無知でいることはむしろ難しい。 我々凡人はなるべく汚れそうな道を避け、ほこりを払い、汚れたら洗うとうやりくりでなんとかしていくしかない。 私たちが目指すべきなのは汚れないことではなく自らを浄化することだ。 魂を結晶化したときにできるだ...

    2021/02/18

    言葉(words)

  • どちら側の正義につくか

     誰の中にも正義がある。 たいていの人は自分は正義の側に立っていると思っている。 この世界の争いの本質は、正義と悪との対決ではなく正義と正義の対立だ。  選べる選択肢はどちらの側につくかだけで、どちらの正義が正しいかを客観的に判断するすべはない。  ...

    2021/02/17

    言葉(words)

  • ただ振り返るだけ

     ときどき、かつての日々がひどく懐かしい。 あの頃やっていたことをまた無性にやりたくなることがある。 けれど、時はもう戻らず、あの頃の自分もここにはもういない。 かつてと同じことをやっても同じ気持ちになることはないだろう。 人は今を生きるしかなく、未来方向に向かう以外の選択肢はない。 でも、ときどき振り返って懐かしむことは悪いことじゃない。 たぶんそうやって心の現在地を確かめているのだろう。  ...

    2021/02/16

    言葉(words)

  • ブラウザ(Chrome)だけがプチフリーズする要因を特定した話

     ここ2週間くらい、メインで使っているPC(DELLのデスクトップ)が不調に陥ってずっと悩まされていた。 使っているブラウザのChrome(クローム)を見ていると固まるという症状で、これが今まで経験したことがないちょっと不思議な現象だった。 いわゆるプチリーズというやつで、固まって数分すると元に戻り、またしばらくすると固まるという繰り返し。 不思議なのは、Windows全体がフリーズするのではなく、ブラウザだけが固ま...

    2021/02/15

    その他

  • 15年やっても手応えがないサンデー料理

     3日前に生チョコを作ったという記事を書いたのだけど、バレンタインデー当日はほとんど意識することなく過ぎてしまった。バレンタインにちょっと期待していた昔が懐かしい。 バレンタインといってもサンデー料理に反映させられるものはなく、いつもの通りのサンデーだった。 いつもとちょっと違ったのは、メニューを決めずに即興で作ることになった点だ。普段は前日のうちにメニューを決めておいて日曜日は作るだけにしている...

    2021/02/14

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     土曜日は定点観測で、今日はもうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2021/02/13

    日常写真(Everyday life)

  • 好きを更新

     好きという気持ちを継続させるためには、日々感情を更新させていく必要がある。 あらためて自覚し、再認識する作業をしないといけない。 人の気持ちは劣化する。好きという強い感情も例外ではない。 昨日までの好きが今日も同じとは限らない。 ただ、好きという気持ちが永遠でないことはある種の救いでもある。 自分の中の好きという感情に服従せずに済むから。 変わり続けていくのが人の心で、それは誰にも、本人にも止め...

    2021/02/12

    言葉(words)

  • バレンタインにもホワイトデーにも生チョコを

     ここ10年ほど、バレンタインデーにチョコをもらったお返しとしてホワイトデーに生チョコを作っているのだけど、今年は例外的にお世話になった人たちへのお礼返しとして前倒しで作ることになった。 完成品はこれまでに何度かこのブログでも紹介しているけど作る過程は載せていなかった。今回はバレンタインデー前ということで、この記事を見て自分も作ってみようという人がいるかもしれないと思って紹介することにした。 基本的...

    2021/02/11

    イベント(Event)

  • 何も思わないこと

     何も考えず、何も思わないこと。 それが自分の心を守る方法だ。 無になるのは難しい。 だから、何も思わないことを思うのだ。 何も思わないと自分に言い聞かせると言った方がいいだろうか。 そうやってやり過ごしていくと時間が進んで自分も前に進める。 何かを思わなくてはいけないという思い込みから自分を解放してやっていい。 生きていく上で何も思わなくてもいいのだと。  ...

    2021/02/10

    言葉(words)

  • 自分を好きで

     人に嫌われるより好かれた方がいいに決まってるけど、人に好かれなくても生きていける。 生きることに他人の許可は必要ない。 大切なのは自分のことを好きでいられるかどうかだ。 自分を嫌うと、この世を生きていくことが難しくなる。 自分くらいは自分を好きでいてやっていい。  ...

    2021/02/09

    言葉(words)

  • 絶望してもしなくても

     絶望を知ったからこそ見えることがあり、絶望を知らないからこそ言えることがある。 絶望を知っている人間は絶望を知らない人間よりも自分の方が世界が見えているから上に立っていると思いがちだけど、必ずしもそうではない。 絶望したことで見失ってしまうことがある。 私は絶望を知らない人間を駄目だとは思わない。 絶望なんて知らずに済めばそれに越したことはない。 自らの絶望に酔ってはいけない。 絶望は免罪符にも...

    2021/02/08

    言葉(words)

  • 春を先取り菜の花サンデー料理

     日本のコロナ感染者はやや減少傾向に転じているとはいえ、一気に終息する感じはまったくなく、自粛が解除になればまた増えるのだとしたらキリがない。 少し前にアメリカのコロナ死者数が30万を超えて第二次大戦の戦死者を上回ったというニュースがあった。あれからそれほど経っていないのに今や46万人を超えている。 30万から45万人というと日本の中核都市の人口に相当する。豊田市ですら42万人だし、全国でいうと東京23区の各...

    2021/02/07

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     今週ももうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2021/02/06

    日常写真(Everyday life)

  • 込みこみで世界

     この世は生きている人間だけのものではない。 動物や鳥や昆虫や細菌類など、もろもろの生き物たちのものでもある。 もっと言えば、死んだ人間も、それ以外の存在も、すべて込みこみで成り立っている。 私たちの目に見えているよりもこの世はずっと賑やかなところだ。 もし守護霊や背後霊の姿が見えたとしたら朝の満員列車などはとんでもないことになっているだろう。 地面の下にはこれまで生きて死んでいった無数の人間たち...

    2021/02/05

    日常写真(Everyday life)

  • 歴史の生徒

     現代を生きる我々は歴史の生徒だ。 過去に生きた人たちすべては先生である。 謙虚な気持ちで歴史に教えを請う必要がある。 しかし、歴史とは失敗の積み重ねであり、彼らの間違いから学ぶという意味において、歴史は反面教師ともいえる。 同じ過ちを繰り返していたのでは過去の人たちも嘆こうというものだ。 失敗するにしても歴史にはなかった失敗をしなければならない。  ...

    2021/02/04

    言葉(words)

  • ホモサピエンスにひとくくり

     生きることに行き詰まったときは遠くを見るといい。 10年後とか100年後とかではなく、もっと遠くだ。 千年後、一万年後、あるいは一億年後を。 たとえば一万年後の小学校では、かつて地球にはホモサピエンスという人類がいましたが今は絶滅しましたと授業で教えられているかもしれない。そこでは誰一人として名前を知られることはなく、具体的な業績が語られることもない。我々は全員がホモサピエンスというひとくくりになる...

    2021/02/03

    言葉(words)

  • 思い出し供養

     思い出し供養をかれこれ2年くらい続けている。 家には仏壇もないし、親族の墓は遠くてめったに行けない。何か代わりにできないかと考えて思いついたのがそれだった。 まったく大げさなものではなくて、これまでに亡くなった身内や友人などの名前を順番に心の中で言っていくというものだ。 じんちゃん、ばあちゃん、ひいばあちゃん、みたいに。 手を合わせることもしないし、そもそも習慣的に掃除機を掛けながらやっている。...

    2021/02/02

    言葉(words)

  • 自分の側

     一度でも好きになった人の幸福を願わないわけがない。 自分と関わったすべての人たちは幸せになって欲しいと思う。 別にいい子ぶっているわけではなく、ひとりでも多くの幸せに関わることができれば自分の正しさの証明になるからだ。自分との時間は無駄でなかったと思うこともできる。 誰かを妬む気持ちはまったくない。妬む心は自分を貶めるだけだと知っているから。 すごく自分勝手な考え方なのだけど、この世界の全員が幸...

    2021/02/01

    言葉(words)

春巻きを見直したサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 今日で2月が終わって明日からは3月。あまり実感がわかない。
 コロナ前とコロナ後と、個人的にはそれほど大きな変化はないのだけど、気持ちの部分では大きく変わってしまった。それは金銭損失とかでは換算できない部分だ。
 コロナは何がもたらしたものなのか。あるいは誰が。
 1年以上経っても向かう先は見えないし理由も不明のままだ。
 これで得をしたのは誰なのか。
 まったく意味が分からない。
 歴史上、いろいろなことが起きる中で思いがけないことも少なくないのだけど、実際に自分の身に起こってみると釈然としないというか納得いかないものだ。これは一体何なんだと思う。
 1年後にはきれいになくなっているのか、10年後なのか、ひょっとすると半永久的に続くのか、それさえも予測がつかない。
 まったく無意味なわけではないのだろうけど。
 3月は少し動くことになりそうだ。気が緩んでいるというのではなく、そういう巡り合わせというだけで、必ずしも自分が望んだことではない。流れに身を任せるだけだ。



マグロ切り落とし

「マグロの切り落とし卵しょう油ソース」
 切り落としだったので生でそのまま食べることにした。
 ソースは酒、みりん、ダシしょう油、昆布つゆをひと煮立ちさせたものと、卵、マヨネーズ、カラシ、塩を混ぜ合わせたものの2種類をかける。



春巻き

「春巻き」
 春巻きはなんで春を巻くというのだろう?
 ネット検索すれば答えは見つかるのだろうけど、知らないまま想像しておく方が楽しいから調べるのはやめる。
 揚げ物率がわりと高いサンデー料理なのに春巻きの登場回数はものすごく少ない。過去にあまり作った記憶がない。
 揚げ物の中では簡単で失敗が少ない。作り手としてはやや面白みに欠ける。
 ただ、天ぷらでもフライでもない皮のパリパリ感を味わえることを再認識して見直したので、これからはたまに作ろうと思う。
 中身はわりとなんでもいけるんじゃないだろうか。今回は、キャベツ、シーチキン、シイタケ、とろけるチーズで作った。
 味付けは中華味の素と塩、コショウで。



野菜のスープ煮

「野菜のスープ煮」
 鶏肉をオリーブオイルで炒める。
 ニンジンとブロッコリーを下茹でしておく。
 タマネギ、白菜を加える。
 酒、みりん、和風だしの素で味付けをする。
 しばらく煮込み、塩、コショウで味を調える。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 もうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

頑張るという幻想

言葉(words)
桜はまだ

 人が必要以上に頑張るのは、頑張ったら許されるという期待感からというのが大きい。
 自分は頑張ったから結果が出なかったことを許してほしいという甘えだ。
 頑張ることはもちろん悪いことではない。ただ、それは必要最低限のことであり、頑張ること自体が目的ではない。
 頑張りさえすれば報われなくてもかまわないというのは自己憐憫が過ぎる。
 あるいは自己満足的過ぎる。
 大事なのは何を成すかということで、頑張ろうと頑張るまいとそんなことはたいした問題ではない。
 頑張ることが美徳という論理はこの世界では役に立たないし、自分のためにもならない。
 結果を出すために頑張ろう。頑張る理由はそれだけだ。
 
 

批判より次にどうするか

言葉(words)
住宅地に飛行機

 批判するのは簡単だ。誰でもできる。
 愚かな人間は他人を叩くだけで満足して自分では何もしない。
 もう少しましな人間はもっとこうしたらいいと助言を行ったり手助けをする。
 賢い人間は最初から人を責めない。批判からは何も生まれないことを知っているからだ。
 大切なのは次にどうするかだ。済んでしまったことはどうしようもない。
 他人の失敗も、自分の間違いも、どちらも無駄ではない。
 愚かな人間は賢い人間から学べばいいし、賢い人間は愚かな人間から教訓を得なければならない。
 誰も無駄にせず助け合うことは可能だ。
 

第三の選択肢

言葉(words)
空き家の梅を待つ

 弱い者が他人の情けでなんとか命をつなぎ、虐げられた者同士が助け合って生きている。
 そういった現実に神の意志は行き届いているのか。
 あるいは宇宙の法則とでもいうものが成立しているのだろうか。
 世界の片隅で打ち捨てられた人間たちはこの世界の枝葉末節に過ぎないのか。
 基本的にはこの世界を肯定したいけど、必ずしも出来がいいとは言えないのも確かだ。
 そういった人々もいつかは報われるという考え方は慰めにならない。
 自分は恵まれているから他は知らないでは済まない問題が多すぎる。
 神の仕事は人助けではないとすれば、誰かがどうにかしなければいけない。
 人と神以外の第三の選択肢が必要だ。
 それがいわゆる救世主という者なのだろうか。
 
 

賢さって何だろう

言葉(words)
積雪

 賢いってどういうことだろうとよく考えるのだけど、ものをたくさん知っていることではないことは確かで、じゃあ頭の回転が速いことかというとそういうことでもない気がする。
 ああ、この人は賢い人だなとしみじみ感じ入ることがときどきあって、そういう人たちの共通点は何かといえば、人の気持ちが分かる人間だということだ。
 ひとことに集約すると想像力ということなのだけど、想像力の質の問題でもある。
 賢い人は黙って良い行いをする。
 小賢しく他人や社会を批判したりなどせず。
 自分は賢いと思い込めば思い込むほど本当の賢さから遠ざかっていってしまうのだろう。
 
 

好きという感覚

言葉(words)
早咲きの梅

 好きという感覚は不思議なもので、自発的なものでありながらコントロールがきかないところがある。
 好きではないものを好きになろうとしてもできないことが多いし、好きなものを嫌いになるのも難しい。
 ときどき好きという感覚に支配されているのではないかと思うことがある。
 脳が指令を出しているのか、遺伝子が求めているのか。
 誰か特定の人を好きになるのも説明がつかないし、食べ物の好き嫌いも理屈ではない。
 とても曖昧なようでいて絶対的でもある。
 好きとそうでないものを分ける一線が自分の中のどこにあるのかもよく分からない。
 好きなものは好きだから仕方がないと居直るしかないのだけど、やっぱりそれって自分の意思だけではないような気もする。
 
 

日々は過ぎていくサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 日々は過ぎていき、2月も後半となった。
 正月気分が抜けてしまったのが寂しい。
 今日はかなり暖かい一日で、初春を通り越して晩春を思わせた。最高気温が20度を超えたとろころもあったとか。
 ここからは寒い日と暖かい日が繰り返されて、気づいたときには冬は終わっていたということになるのだろう。
 暖かくなるのは嬉しいけどそろそろ花粉症の症状が出始めている。
 タケノコが出回るのはまだしばらく先だろうか。春を実感する食材のひとつで、サンデー料理にもよく登場する。
 この春もあまり楽しみなことはなさそうだけど、とにかくやり過ごして先へ進むしかない。



ブリ煮付け

 最近、メインの魚料理がマグロとサーモンの二択になっているので、たまには違うものをということでブリにしてみた。
 ブリといえば照り焼きかフライくらいしか思いつかない。
 今回は照り焼きというほどの照りはないのでブリの煮付けといった方がいいかもしれない。
 酒、みりん、しょう油、和風だしの素、昆布つゆ、水、塩、ショウガを混ぜ合わせたタレにしばらく浸す。
 オリーブオイルで両面を焼き、いったん取り出し、フライパンとブリの油を拭き取る。これをしないと臭みが少し残る。
 ブリを戻し、タレと長ネギを加え、フタをして煮る。



ジャガイモ入りオムレツ

「ジャガイモ入りオムレツ」
 ジャガイモは薄く切ってタッパーに入れ、レンジで2分加熱する。
 卵を溶き、ジャガイモ、タマネギ、とろけるチーズ、マヨネーズ、コンソメの素、塩、コショウを混ぜ合わせる。
 フタをしてオリーブオイルで片面を焼く。



ナスのフライ

「ナスのフライ」
 ナスのフライを食べると、ナスはやっぱり天ぷらの方が美味しいなと毎回思う。
 作るのはフライの方が簡単で失敗が少ないのだけど、やはりナスは天ぷらに限る。ナスの天ぷらを上手に作れるようになりたいという目標をずっと持っている。これは上出来だと思えたことがまだ一度もない。
 
 

定点観測 ~冬もそろそろ終わり

日常写真(Everyday life)
定点観測

 定点観測をお送りします。
 季節は冬から春へ。
 この前の雪が今シーズン最後になるだろうか。



定点観測2




定点観測3




定点観測4




定点観測5




定点観測6




定点観測7




定点観測8




定点観測9




定点観測10

 
 

大愚と大賢

言葉(words)
空と雲

 賢さの天井は低く、愚かさの底は深い。
 賢さの天井を突き破ると大愚になり、愚かさの底が抜けると大賢に至る。
 そこか難しさであり面白さでもある。
 
 

汚れないのは無理

言葉(words)
裂け目で生きる

 この汚れた世界で汚れずに生きるためにはある種の才能が必要だ。
 ほとんどの人間はそんな才能には恵まれていない。
 無知から来る純真も馬鹿にしたものではない。
 今の時代に無知でいることはむしろ難しい。
 我々凡人はなるべく汚れそうな道を避け、ほこりを払い、汚れたら洗うとうやりくりでなんとかしていくしかない。
 私たちが目指すべきなのは汚れないことではなく自らを浄化することだ。
 魂を結晶化したときにできるだけ不純物が混じらないように。
 
 

どちら側の正義につくか

言葉(words)
ひこうき雲と太陽

 誰の中にも正義がある。
 たいていの人は自分は正義の側に立っていると思っている。
 この世界の争いの本質は、正義と悪との対決ではなく正義と正義の対立だ。 
 選べる選択肢はどちらの側につくかだけで、どちらの正義が正しいかを客観的に判断するすべはない。
 
 

ただ振り返るだけ

言葉(words)
矢田川河川敷冬景色

 ときどき、かつての日々がひどく懐かしい。
 あの頃やっていたことをまた無性にやりたくなることがある。
 けれど、時はもう戻らず、あの頃の自分もここにはもういない。
 かつてと同じことをやっても同じ気持ちになることはないだろう。
 人は今を生きるしかなく、未来方向に向かう以外の選択肢はない。
 でも、ときどき振り返って懐かしむことは悪いことじゃない。
 たぶんそうやって心の現在地を確かめているのだろう。
 
 

ブラウザ(Chrome)だけがプチフリーズする要因を特定した話

その他
 ここ2週間くらい、メインで使っているPC(DELLのデスクトップ)が不調に陥ってずっと悩まされていた。
 使っているブラウザのChrome(クローム)を見ていると固まるという症状で、これが今まで経験したことがないちょっと不思議な現象だった。
 いわゆるプチリーズというやつで、固まって数分すると元に戻り、またしばらくすると固まるという繰り返し。
 不思議なのは、Windows全体がフリーズするのではなく、ブラウザだけが固まって他の作業はできるという点だ。メーラー(Thunderbird)は普通に送受信できるし、画像処理ソフト(photoshop Elements)も動く。ブラウザだけが固まってしまう。
 Edge(エッジ)も一応入れているので試したところ、Edgeも同じように固まる。
 そんなわけで、非常に使い勝手が悪くなって困っていた。

 まず原因がハードにあるのかソフトなのかを切り分ける必要があった。
 サブで使っているPC(Lenovoのデスクトップ)やノートPC(HP)、スマホは普通に動く。それからするとネット回線の問題ではない。
 一番疑わしいのが当然Chromeなのだけど、サブPCやノートPCでは問題がないからChromeだけが要因とも決めつけられなかった。
 次に疑ったのがメモリだった。しかし、エラー表示が出るとか勝手にシャットダウンしてしまうわけではなく、エラーチェックでも問題がないから、それも違う可能性が高い。一枚差しにしたり位置を変えたりしても同じようにブラウザが固まるのでメモリが原因ではないだろう。
 こうなったらWindows10の再インストールしかないということでやったみたところ、まっさらな状態でも同じ症状が出る。ここで一時は完全にお手上げ状態になってしまった。
 もちろん、この間にネットであれこれ検索して原因を探っていたのだけど、解決策は見いだせずにいた。
 キャッシュを消せとか、Chromeを再インストールしろとか、メモリ不足とか、そんなことじゃないんだよなぁと思いつつ。
 とにかくブラウザだけが固まるというのがよく分からなかった。

 この状況のままごまかしごまかし使っていたのだけど、ふとしたことがきっかけで原因を突き止めることができた。
 どういうワードで検索したか忘れたのだけど、”ハードウェア アクセラレーションをオフにする”という情報に当たった。
 結果的にChromeの設定の中にある”ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する”という項目をオフにすることで、それまでのフリーズがウソのようになくなった。
 CPUが処理している画像や動画などの処理の一部をGPUにやらせてChromeの表示を速くするといった機能らしい。
 そういえば、固まるのはyahoo!のサイトを見ているときが圧倒的に多くて、それ以外ではアニメや動画を使用しているサイトがよく固まっていた。
 今のPCを使い始めて1年くらいになる。それまでずっと何もなかったのに、最近になって突然この現象が出た理由でひとつ考えられるのは、AdbeのFlashPlayerが2020年12月31日にサポートを終了して、それ以降段階的に使えなくなったことと関係があるかもしれないということだ。
 ブラウザ上でアニメや動画を動かすときにFlashPlayerは使われているから、そこで何かが引っかかった可能性がある。
 だとすると、メインPCのRADEON HD6450のGPUが要因だろうか。サブPCに使っているQuadro 600では同様の症状は出なかった。



Chrome設定画面

 Chromeの右上の「…」をクリックして、「設定(S)」を左クリック。
 左側の「詳細設定」の中にある「システム」を左クリック。
「ハードウェア アクセラレーションを使用可能な場合は使用する」の右のボタンをオフ側にする。
「再起動」のボタンが出るのでそれを左クリック(Chromeが再起動するだけ)。
 これで設定は完了だ。
 Edgeも同じように右上の「…」から設定、システムと進んで同じような項目があるのでそれをオフにする。

 いよいよ駄目ならSSDの交換か、PCの買い換えかとも考えていたので、直ってホッとした。
 この設定にしてからプチフリーズは一度も起きていない。オフにしたことで表示が遅くなったということもない。
 私と同じような症状に悩まされている人もいるんじゃないかと思うので、そういう方は一度試してみることをおすすめします。

(追記)
 ※この後、一年以上フリーズは一度も起きていないし、設定をオフにしたことによる不具合もないので大丈夫だと思う。 
 
 

15年やっても手応えがないサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 3日前に生チョコを作ったという記事を書いたのだけど、バレンタインデー当日はほとんど意識することなく過ぎてしまった。バレンタインにちょっと期待していた昔が懐かしい。
 バレンタインといってもサンデー料理に反映させられるものはなく、いつもの通りのサンデーだった。
 いつもとちょっと違ったのは、メニューを決めずに即興で作ることになった点だ。普段は前日のうちにメニューを決めておいて日曜日は作るだけにしているのだけど、今回は例外的に何も決めずに当日を迎えた。たまにそういうことがあるけど、即興料理はわりと苦手だ。いつもはメニューの簡単なメモ書きを見ながら作っている。
 料理自体、週1で15年になるけど、いまだに手応えはあまりない。一通りの料理は作れてもそれ以上とは思ってない。どこかの時点で進歩成長が止まったような気もしている。
 それでもやめる理由もないのでこれからのダラダラ続けていくことになる。料理をすることは決して嫌いではない。



マグロ

「マグロの揚げ焼き」
 サンデー料理の新定番となった料理のひとつ。マグロの短冊に塩、コショウを振り、小麦粉、卵、パン粉をつけて揚げ焼きにする。
 衣のサクサク感と中の半生感を同時に楽しめる。
 ソースは酒、みりん、しょう油、カラシをひと煮立ちさせて作る。



ナスと豆腐

「ナスと豆腐のピリ辛炒め」
 ごま油でショウガと豆板醤を炒める。
 ナスを加えて火が通るまで炒め、酒、みりん、しょう油、中華味の素で味付けをする。
 刻んだ長ネギ、切り分けた豆腐、水を入れ、しばらく炒め煮する。
 塩、コショウで味を調える。



ほうれん草

「ほうれん草といり卵炒め」
 ほうれん草を下茹でする。
 オリーブオイルでタマネギ、ニンジン、シーチキンを炒める。
 炒り卵を作る。
 最後に全部を混ぜ合わせて塩、コショウする。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 土曜日は定点観測で、今日はもうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

好きを更新

言葉(words)
水仙

 好きという気持ちを継続させるためには、日々感情を更新させていく必要がある。
 あらためて自覚し、再認識する作業をしないといけない。
 人の気持ちは劣化する。好きという強い感情も例外ではない。
 昨日までの好きが今日も同じとは限らない。
 ただ、好きという気持ちが永遠でないことはある種の救いでもある。
 自分の中の好きという感情に服従せずに済むから。
 変わり続けていくのが人の心で、それは誰にも、本人にも止めることはできない。
 
 

バレンタインにもホワイトデーにも生チョコを

イベント(Event)
生チョコ

 ここ10年ほど、バレンタインデーにチョコをもらったお返しとしてホワイトデーに生チョコを作っているのだけど、今年は例外的にお世話になった人たちへのお礼返しとして前倒しで作ることになった。
 完成品はこれまでに何度かこのブログでも紹介しているけど作る過程は載せていなかった。今回はバレンタインデー前ということで、この記事を見て自分も作ってみようという人がいるかもしれないと思って紹介することにした。
 基本的にmeijiのサイト(Web)を参考に作っている。
 分量としては生クリームが200mlなので、それを一回で使い切るために板チョコ10枚を使用する。
 生クリーム200ml(200cc)に対してチョコは500gが基準らしいのだけど、森永の板チョコは1枚52gなので10枚だと520gになる。
 私は気にせずそのまま10枚使ってしまうのだけど、少し固めの仕上がりになるので、気になる場合は20g分チョコを減らしてください。
 用意するものは、チョコを混ぜるためのボウル、固めるためのタッパーのような入れ物、泡立て器、クッキングシート、ビニール手袋など。ないものは家にあるもので代用すればいい。
 カップやラッピング類は100均で揃えた。



生チョコ刻み

 生チョコ作り最大の難関はなんといってもチョコの刻み作業だ。
 チョコを温めて溶かすやり方もあるのだけど、ミルクチョコは加熱しすぎると分離するのと風味が飛んでしまうので、やはり刻むのが一番いいとされる。金槌で叩いて砕くとか、皮むき器で削るとかもやってみたけどうまくいかなかった。結局、根気強く包丁で刻むしかないという結論に達した。
 今回は量が多くて板チョコ20枚を刻んだので30分以上かかってしまった。
 より細かく刻んだ方が溶けやすいものの、あまり神経質になる必要はない。上の写真程度で大丈夫だ。



生クリーム温め

 生クリームは純生クリームの脂肪分45%以上のものを使うといいとされている。ここでケチってしまうと味に差が出る。200miで400円前後だ。
 鍋で生クリームを温める。
 沸騰寸前に火を止めると説明されるのだけどそのタイミングがよく分からない。フチが泡立ってきたくらいだろうと思う。



生クリーム混ぜ

 生クリームにチョコを入れるのか、チョコに生クリームを入れるのか、人によって分かれるようだ。
 meijiのサイトはチョコに生クリームを一気に注ぐとあるのでそれに従う。
 そこからすぐにかき混ぜるとよくないらしいので、生クリームを少し冷ます。
 その後、泡立て器でゆっくりかき混ぜる。
 そうこうしていると生クリームの温度が下がって混ざらなくなるので、湯煎にかける。
 湯煎は沸騰させるような高温ではなく、やや低い温度のものを使ってボウルを浸けたり出したりながら混ぜていく。



チョコ混ぜ

 ダマダマがなくなるまでしつこく混ぜる。ここでしっかり混ぜておかないと口溶けが悪くなる。



チョコタッパーで

 タッパーにクッキングシートを敷いてチョコを流し入れる。
 タッパーを持ち上げてテーブルに何度が落としてトントンすると平らになる。
 きれいな仕上げを目指すなら表面はヘラか何かでならした方がいい。



チョコ切り

 チョコを切り分けるのがけっこう難しい。これは一回目の写真で失敗気味になっている。二度目はもう少しきれいに切り分けられたのだけど写真を撮り忘れた。
 一回切るごとに包丁をコンロの火で温めてキッチンペーパーなどで拭いた方がいい。そうすると包丁の入りや抜けがよくなり、切り口もきれいになる。



生チョコ完成

 これが一応の完成形。
 ココアはちょっと奮発してバンホーテン ピュアココアを使っている。
 使うココアは純ココアと呼ばれる砂糖などが入っていないものだ。森永からも純ココアが出ている。
 ココアは茶こしなどで振りかけるのが一般的なのだけど、これは相当面倒な作業になる。裏表や横4面まで全部振っていると大変だ。
 なので手抜きかつ全面にきれいにまぶす方法としてビニール袋にチョコとココアを入れて優しく振るというやり方をしている(一度に10個から15個くらい)。
 そうすると角が取れて四角形を保てないのだけど、簡単で無駄なくココアを全面にまぶすことができる。
 本命チョコを少し作る場合は面倒がらずに茶こしで振る方法でやってください。



生チョコ透明カップ

 入れ物は好みで何でもいいのだけど、紙コップなどが安くて手軽だ。



生チョコピック

 おしゃれな爪楊枝みたいなものをフレーバーピックというらしい。100均でもいろいろ売っているし、楊枝に飾りをつけて自作してもいい。



生チョコラッピング

 ラッピングをして完成。

 見た目はお店レベルには遠いのだけど、味は保証できる。これは誰が作っても美味しくできる。失敗があるとすれば、チョコと生クリームを混ぜるときに加熱しすぎて分離してしまうパターンくらいだ。そのときはレンジで加熱するかすると復活することもあるようだ。
 とにかくチョコ刻みの面倒ささえ乗り越えられれば日常的に自分が食べる分として作ってもいいし、ちょっとした手土産として誰かにあげても喜ばれるんじゃないかと思う。
 材料費も安上がりで済むのも魅力といえる。チョコ10枚分として、ラッピングなど全部あわせて1,500円から2,000円くらいだろうか。これでカップ4個か5個くらいできる。
 ぜひやってみてください。美味しいですよ。
 
 

何も思わないこと

言葉(words)
忘れ物の手袋

 何も考えず、何も思わないこと。
 それが自分の心を守る方法だ。
 無になるのは難しい。
 だから、何も思わないことを思うのだ。
 何も思わないと自分に言い聞かせると言った方がいいだろうか。
 そうやってやり過ごしていくと時間が進んで自分も前に進める。
 何かを思わなくてはいけないという思い込みから自分を解放してやっていい。
 生きていく上で何も思わなくてもいいのだと。
 
 

自分を好きで

言葉(words)
茶トラのちゃーちゃん

 人に嫌われるより好かれた方がいいに決まってるけど、人に好かれなくても生きていける。
 生きることに他人の許可は必要ない。
 大切なのは自分のことを好きでいられるかどうかだ。
 自分を嫌うと、この世を生きていくことが難しくなる。
 自分くらいは自分を好きでいてやっていい。
 
 

絶望してもしなくても

言葉(words)
塗装剥がれと錆

 絶望を知ったからこそ見えることがあり、絶望を知らないからこそ言えることがある。
 絶望を知っている人間は絶望を知らない人間よりも自分の方が世界が見えているから上に立っていると思いがちだけど、必ずしもそうではない。
 絶望したことで見失ってしまうことがある。
 私は絶望を知らない人間を駄目だとは思わない。
 絶望なんて知らずに済めばそれに越したことはない。
 自らの絶望に酔ってはいけない。
 絶望は免罪符にもならない。
 
 

春を先取り菜の花サンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 日本のコロナ感染者はやや減少傾向に転じているとはいえ、一気に終息する感じはまったくなく、自粛が解除になればまた増えるのだとしたらキリがない。
 少し前にアメリカのコロナ死者数が30万を超えて第二次大戦の戦死者を上回ったというニュースがあった。あれからそれほど経っていないのに今や46万人を超えている。
 30万から45万人というと日本の中核都市の人口に相当する。豊田市ですら42万人だし、全国でいうと東京23区の各区や大阪府豊中市、兵庫県尼崎市、千葉県柏市、長崎県長崎市、香川県高松市、富山県富山市、岐阜県岐阜市、長野県長野市、和歌山県和歌山市、奈良県奈良市、北海道旭川市、岩手県盛岡市、福島県いわき市、福岡県久留米市などが入る、これらの都市がひとつ丸ごとなくなってしまったことに相当するということだ。
 一年足らずでこれだから、まだ数年続いたら世界規模の人口減少になるかもしれない。
 日本でもこれまで何度か感染症による人口激減を経験している。1918年から1921年にかけてのスペインかぜでは38万人以上が死んだといわれている。
 コロナでもそれくらいの規模になり得るということだ。
『日本書紀』は崇神天皇の時代に人口が半分になったと書いているから、相当とんでもない状況だったのだろう。
 やがて克服して立ち直るには違いないのだけど、そもそもウィルスは何がしたいのだろう。増えること自体が目的なのか、何か他に目的があるのだろうか。
 今日で終わるはずだった愛知県の緊急事態宣言は延長された。まだしばらくはおとなしくしていないといけないけど、我慢できるのは2月いっぱいまでと思っている人は多いんじゃないだろうか。



刺身

「刺身」
 何の工夫もなく刺身の盛り合わせ。タレも作らず、しょう油で食べた。わずかにブロッコリーの芽を彩りにしたくらいだ。



天ぷら

「ナスとブロッコリーの天ぷら」
 今回は衣多めにした。
 ブロッコリーは少し目を離している間に焦がしてしまった。
 刺身の付け合わせについてきた大葉もついでに揚げた。



山芋と菜の花

 季節の先取りということで菜の花を使ってみた。
 そのままだと少し苦みが強いので、それを打ち消す方向でいった。
 菜の花は下茹でしておく。
 鶏肉、タマネギ、山芋をオリーブオイルで炒める。
 酒、みりん、しょう油、和風だしの素で味付けをする。
 卵にとろけるチーズを加えてスクランブルエッグを作る。
 最後に菜の花とスクランブルエッグを加えて全体に混ぜ合わせながら加熱する。
 塩、コショウで味を調える。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 今週ももうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

込みこみで世界

日常写真(Everyday life)
夜の百貨店

 この世は生きている人間だけのものではない。
 動物や鳥や昆虫や細菌類など、もろもろの生き物たちのものでもある。
 もっと言えば、死んだ人間も、それ以外の存在も、すべて込みこみで成り立っている。
 私たちの目に見えているよりもこの世はずっと賑やかなところだ。
 もし守護霊や背後霊の姿が見えたとしたら朝の満員列車などはとんでもないことになっているだろう。
 地面の下にはこれまで生きて死んでいった無数の人間たちの死屍累々で満ちみちている。
 目に見えない存在にも思いを至らせることが必要だ。
 この世界は自分たちだけのものだなどと決して思ってはいけない。
 
 

歴史の生徒

言葉(words)
香流川風景

 現代を生きる我々は歴史の生徒だ。
 過去に生きた人たちすべては先生である。
 謙虚な気持ちで歴史に教えを請う必要がある。
 しかし、歴史とは失敗の積み重ねであり、彼らの間違いから学ぶという意味において、歴史は反面教師ともいえる。
 同じ過ちを繰り返していたのでは過去の人たちも嘆こうというものだ。
 失敗するにしても歴史にはなかった失敗をしなければならない。
 
 

ホモサピエンスにひとくくり

言葉(words)
青空と月

 生きることに行き詰まったときは遠くを見るといい。
 10年後とか100年後とかではなく、もっと遠くだ。
 千年後、一万年後、あるいは一億年後を。
 たとえば一万年後の小学校では、かつて地球にはホモサピエンスという人類がいましたが今は絶滅しましたと授業で教えられているかもしれない。そこでは誰一人として名前を知られることはなく、具体的な業績が語られることもない。我々は全員がホモサピエンスというひとくくりになる。
 ちょっと寂しい気もするけど、大いなる救いでもある。私たちの責任というのはそれくらい軽いものだ。
 100年やそこら勝手気ままに生きたところで何がどうなるわけでもない。少々失敗したり間違ったりしても大した問題じゃない。
 一個人の人生なんてそんなに深刻に考える必要はないと私は思うけどどうだろう。
 
 

思い出し供養

言葉(words)
香流川夕日

 思い出し供養をかれこれ2年くらい続けている。
 家には仏壇もないし、親族の墓は遠くてめったに行けない。何か代わりにできないかと考えて思いついたのがそれだった。
 まったく大げさなものではなくて、これまでに亡くなった身内や友人などの名前を順番に心の中で言っていくというものだ。
 じんちゃん、ばあちゃん、ひいばあちゃん、みたいに。
 手を合わせることもしないし、そもそも習慣的に掃除機を掛けながらやっている。
 効果はまったく定かではないし、自分の得になるとも思えないのだけど、何もしないよりましだろうと毎日続けている。
 人は生きている人の記憶から消えたときに二度目の死を迎えるといわれる。確かにそうかもしれない。
 逆に言えば、誰かひとりでも覚えてさえいれば二度死んでいないということになるのではないか。
 死んだ人たちがあの世に存在しているかどうかは分からない。もしどこかにいるとすれば、ほんの細い糸でもこの世とつながっていることに意味があるようにも思う。その糸をどうするかは向こうにいる人たちの問題だ。
 私はこの世とあの世をつなぐ細い糸をこれからも手放さないつもりでいる。
 たとえそれが無意味な自己満足に過ぎないとしてもかまわない。
 仏壇や墓参りよりずっと手軽でお金も時間もかからないから損はしない。
 思い出し供養を始めてから何かいいことがあったかというと、特に実感はない。
 
 

自分の側

言葉(words)
カワラナデシコ

 一度でも好きになった人の幸福を願わないわけがない。
 自分と関わったすべての人たちは幸せになって欲しいと思う。
 別にいい子ぶっているわけではなく、ひとりでも多くの幸せに関わることができれば自分の正しさの証明になるからだ。自分との時間は無駄でなかったと思うこともできる。
 誰かを妬む気持ちはまったくない。妬む心は自分を貶めるだけだと知っているから。
 すごく自分勝手な考え方なのだけど、この世界の全員が幸せになれないのだとしたら、自分の側の人たちが幸せになって欲しいと願わずにはいられない。