月別:2020年09月

記事一覧
  • 好き嫌い

     好き嫌いはいかんともしがたい。 好きなものは好きだし、嫌いなものはやはり嫌いだ。 そのことをこれまで生きてきた中で思い知らされた。 稀に好きなものが嫌いになったり、その逆もあるけど、それすら自分の意思ではないように思える。  ...

    2020/09/18

    言葉(words)

  • 非マイナス幸福

     人は持っていない幸せのことはよく分かるのに、持っている幸せのことはよく分からない。 特に日常的な幸福についてはなかなか自覚できない。 今持っている幸せをひとつずつ数え上げる毎日の点検作業が必要だ。 プラス要素だけでなく、非マイナス要素のことも忘れてはいけない。 何もなければそれだけで幸せだということを。  ...

    2020/09/17

    言葉(words)

  • 全力云々

     自分は全力を尽くしたと胸を張って言う人がいるけど、そういう人間に限って何もできない。 全力を出して結果を出せなければそれは実力不足ということだ。 恥じなければいけないのに威張ってどうする。 そんな人間が高い地位に就いていてはいけない。頑張っても駄目なら速やかにその地位を退くべきだ。 全力云々というのは下っ端が言い訳に使う陳腐な台詞であって、人の上に立つ人間が口にすべき言葉ではない。 求められてい...

    2020/09/16

    言葉(words)

  • 自分を許すしかない

     自分の生涯の評価は他者に委ねるしかないのだろうけど、もし自分で評価しなければならないとするならば、私は自分を許すだろう。 最終的な判断として。 ただしそれは、この続きがあると仮定しての話だ。 今回の一生が最初で最後の機会だったとしたら、いろいろと悔やむことはある。あまり上手くできたとはいえない。  ...

    2020/09/15

    日常写真(Everyday life)

  • 100年後の誰かのために

     自分が行けるよりもずっと先の未来を思うことは無駄なのだろうか。 いや、そんなことはないはずだ。 たとえば100年後の誰かに向けて、自分は何ができるだろうと考えてみる。 何かを成せば、時空を超えて誰かとつながれるのではないか。 私たちは過去を知ることで過去とつながり、何か残すことで未来とつながれるのだと私は信じている。  ...

    2020/09/14

    言葉(words)

  • 夏が行くサンデー料理

     9月に入って少し暑さが収まった。ただ、まだ暑い日もあって、完全に夏が終わったという気はしない。 それでも夜になると秋の虫の声が聞こえてきて確実に秋が近づいていることが分かる。 結局、今年の夏は思い出らしい思い出もないまま終わってしまった。 名古屋のコロナ感染もようやく下火になったようだから、このまま終息してくれることを願っている。 今年も残り3ヶ月半。そろそろ動き出したい。「イカソーメンのカルボナ...

    2020/09/13

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     もうひとつの定点観測をお送りします。 季節は引き続き夏真っ盛りの頃。  ...

    2020/09/12

    日常写真(Everyday life)

  • 善人チャレンジ

     善人として一生を過ごす。 とても難しいことだけど、チャレンジしてみる価値はある。 ただ、残念ながら、たいていの人は自分が思うほど善人ではない。  ...

    2020/09/11

    日常写真(Everyday life)

  • 思考は内よりも外に

     自己完結の思考だけでは限界がある。 内に向かうと狭くなる。 経験や学びを通じてこそ、思考は広がり、飛躍もするし、深化もする。 ネットは世界に向けて開かれた窓ではあるけれど、世界そのものではない。 なるべく外へ出た方がいい。 誰かが決めたことではなく、自分の肌感覚で体得したものを正しいと信じるべきだ。  ...

    2020/09/10

    言葉(words)

  • 物語の主人公として

     自分の人生において私たちは物語の主人公ではあるけれど、物語の書き手ではない。 だから思い通りの筋書きを描けない。 一番大切な物語の結末さえ自分では決められない。 一生を通じて、人は書き手の思いつきに翻弄され続ける。 我々は自分の物語の主人公という役割に徹するしかないらしい。 書き手とは別に人の物語を読む存在もいるのかもしれない。  ...

    2020/09/09

    言葉(words)

  • 宝は持ち腐れない

     宝の持ち腐れを恐れることはない。 お金があるからといって全部使わなければいけないわけではないし、才能があるからといってそれを発揮しなくてはいけない理由はない。 美人だからといって幸せになる義務もない。 自分が持っているものに振り回されず、足るを知り、自分が生きたいように生きるのが一番だ。 自分の中に眠る宝は、いつかどこかで役に立つこともあるだろう。 その宝が本物であればそう簡単に腐ったりはしない...

    2020/09/08

    言葉(words)

  • 魂のランク

     地上の地位は地上だけのもので、あの世では通用しない。(あの世があるとすれば) 今世でいくら高い地位にあったとしても、そのまま来世に持ち越せるわけでもない。 もしあの世にランク分けがあるとするならば、それは魂のランクがそのまま地位に反映されるのだろう。 それは誰が決めるのか? きっと魂としての存在に戻れば自ら分かる。分からなければ魂のランクが低いということだ。  ...

    2020/09/07

    言葉(words)

  • 何もできないまま9月に入ったサンデー料理

     9月に入って少し涼しくなった。ただ、ものすごく暑いのがやや弱まっただけだから相変わらず暑いのは暑い。 コロナは遠ざかったようなそうでもないような微妙な感じだ。名古屋の感染者数はかなり減ったとはいえ、毎日10人やそこらは出てるから収まったわけではない。 個人的にはそれほど恐れているわけではないけれど、いつ誰がかかってもおかしくないのだから、それが自分になるかもしれないとは思っている。自分だけは大丈夫...

    2020/09/06

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測 ~2020年夏

     夏真っ盛りのときのもうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2020/09/05

    日常写真(Everyday life)

  • 功罪

     安倍首相のせいで日本が右傾化などという人がいるけど、そんなのはまったく的外れな指摘だ。(そもそもそんな影響力があったとも思えない) あえて言うなら戦後アメリカによって植えつけられた歪んだ自虐史観から脱して中立に戻そうとしただけのことだ。 自分が生まれ育った国に愛着を抱いて誇りに思うことは当然のことで、それを否定してリベラルだなどとうそぶいているのはちゃんちゃらおかしい。 日本に誇りを持てないとし...

    2020/09/04

    言葉(words)

  • 早送り不可

     人生を早送りしたくなることもあるけど、巻き戻しはできないし、等倍でしか進まないから、今のこの時の中に身を委ねるしかない。 急ぎすぎず、のんびりしすぎないように。 最終的には必ず停止するから心配する必要はない。  ...

    2020/09/03

    言葉(words)

  • 高龗社参拝で13年かかって尾張旭神社巡りが完結

     尾張旭市桜が丘町西に高龗社(たかおかみしゃ)という小さな神社がある(地図)。 社は小さくささやかなものながら鳥居は標準サイズの立派なものだ。 与えられた境内地はわりと広めで、民家が二軒は建つくらいの敷地だ。 場所を言葉で説明するのがちょっと難しい。 名鉄瀬戸線印場駅(地図)の北に良福寺というお寺がある。その良福寺の東の道を北へ進み、自転車で行くとかなりしんどい坂道を上がると行き止まりになる。そこ...

    2020/09/02

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 見えていない部分

     目に見える事実によって逆に見えなくなることがある。 見えたことで分かった気になってしまい、見えない部分を想像することを怠ってしまうからだ。 実は見えていない部分にこそ真実が潜んでいることに気づいている人間は少ない。 何故あるのかを考えると同時に、何故ないのかを考えなければならない。 語られないことこそが真実を物語ることがある。 見えているものに誤魔化されてはいけない。 大事なことは見えている部分...

    2020/09/01

    言葉(words)

好き嫌い

言葉(words)
影

 好き嫌いはいかんともしがたい。
 好きなものは好きだし、嫌いなものはやはり嫌いだ。
 そのことをこれまで生きてきた中で思い知らされた。
 稀に好きなものが嫌いになったり、その逆もあるけど、それすら自分の意思ではないように思える。
 
 

非マイナス幸福

言葉(words)
公園風景

 人は持っていない幸せのことはよく分かるのに、持っている幸せのことはよく分からない。
 特に日常的な幸福についてはなかなか自覚できない。
 今持っている幸せをひとつずつ数え上げる毎日の点検作業が必要だ。
 プラス要素だけでなく、非マイナス要素のことも忘れてはいけない。
 何もなければそれだけで幸せだということを。
 
 

全力云々

言葉(words)
矢田川

 自分は全力を尽くしたと胸を張って言う人がいるけど、そういう人間に限って何もできない。
 全力を出して結果を出せなければそれは実力不足ということだ。
 恥じなければいけないのに威張ってどうする。
 そんな人間が高い地位に就いていてはいけない。頑張っても駄目なら速やかにその地位を退くべきだ。
 全力云々というのは下っ端が言い訳に使う陳腐な台詞であって、人の上に立つ人間が口にすべき言葉ではない。
 求められているのは姿勢ではなく結果なのだから。
 
 

自分を許すしかない

日常写真(Everyday life)
夜の落ち葉

 自分の生涯の評価は他者に委ねるしかないのだろうけど、もし自分で評価しなければならないとするならば、私は自分を許すだろう。
 最終的な判断として。
 ただしそれは、この続きがあると仮定しての話だ。
 今回の一生が最初で最後の機会だったとしたら、いろいろと悔やむことはある。あまり上手くできたとはいえない。
 
 

100年後の誰かのために

言葉(words)
夕空

 自分が行けるよりもずっと先の未来を思うことは無駄なのだろうか。
 いや、そんなことはないはずだ。
 たとえば100年後の誰かに向けて、自分は何ができるだろうと考えてみる。
 何かを成せば、時空を超えて誰かとつながれるのではないか。
 私たちは過去を知ることで過去とつながり、何か残すことで未来とつながれるのだと私は信じている。
 
 

夏が行くサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 9月に入って少し暑さが収まった。ただ、まだ暑い日もあって、完全に夏が終わったという気はしない。
 それでも夜になると秋の虫の声が聞こえてきて確実に秋が近づいていることが分かる。
 結局、今年の夏は思い出らしい思い出もないまま終わってしまった。
 名古屋のコロナ感染もようやく下火になったようだから、このまま終息してくれることを願っている。
 今年も残り3ヶ月半。そろそろ動き出したい。



イカソーメン

「イカソーメンのカルボナーラ風」
 イカソーメンとして売っているイカの刺身に卵を絡めて、しょう油ソースをかけただけ。
 マグロとサーモンと鯛を回しているだけでは飽きるので、たまにはこういうのも挟んでいきたい。



ナスとトマト

「ナスの素揚げ炒め」
 ナスは水にさらしてあく抜きをして水気を拭く。
 片栗粉をまぶして素揚げする。そうすることでトロッと仕上がる。
 ブロッコリーは下茹でして、あとはオリーブオイルで炒めて、酒、みりん、しょう油、コンソメの素、塩、コショウで味付けをする。



ジャガイモ炒め

「ジャガイモその他炒め」
 鶏肉の肉じゃが風といった方がいいかもしれないけど、汁気がないのでやはり炒め物か。
 ジャガイモとニンジンをしっかり茹でて、鶏肉、タマネギをオリーブオイルで炒め、ジャガイモ、ニンジンを加える。
 酒、みりん、しょう油、鶏ガラだしの素、塩、コショウで味付けする。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 もうひとつの定点観測をお送りします。
 季節は引き続き夏真っ盛りの頃。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

善人チャレンジ

日常写真(Everyday life)
夕空と飛行機

 善人として一生を過ごす。
 とても難しいことだけど、チャレンジしてみる価値はある。
 ただ、残念ながら、たいていの人は自分が思うほど善人ではない。
 
 

思考は内よりも外に

言葉(words)
矢田川夏の風景

 自己完結の思考だけでは限界がある。
 内に向かうと狭くなる。
 経験や学びを通じてこそ、思考は広がり、飛躍もするし、深化もする。
 ネットは世界に向けて開かれた窓ではあるけれど、世界そのものではない。
 なるべく外へ出た方がいい。
 誰かが決めたことではなく、自分の肌感覚で体得したものを正しいと信じるべきだ。
 
 

物語の主人公として

言葉(words)
コーポつるぎ

 自分の人生において私たちは物語の主人公ではあるけれど、物語の書き手ではない。
 だから思い通りの筋書きを描けない。
 一番大切な物語の結末さえ自分では決められない。
 一生を通じて、人は書き手の思いつきに翻弄され続ける。
 我々は自分の物語の主人公という役割に徹するしかないらしい。
 書き手とは別に人の物語を読む存在もいるのかもしれない。
 
 

宝は持ち腐れない

言葉(words)
フヨウ

 宝の持ち腐れを恐れることはない。
 お金があるからといって全部使わなければいけないわけではないし、才能があるからといってそれを発揮しなくてはいけない理由はない。
 美人だからといって幸せになる義務もない。
 自分が持っているものに振り回されず、足るを知り、自分が生きたいように生きるのが一番だ。
 自分の中に眠る宝は、いつかどこかで役に立つこともあるだろう。
 その宝が本物であればそう簡単に腐ったりはしない。
 
 

魂のランク

言葉(words)
青空と雲

 地上の地位は地上だけのもので、あの世では通用しない。
(あの世があるとすれば)
 今世でいくら高い地位にあったとしても、そのまま来世に持ち越せるわけでもない。
 もしあの世にランク分けがあるとするならば、それは魂のランクがそのまま地位に反映されるのだろう。
 それは誰が決めるのか?
 きっと魂としての存在に戻れば自ら分かる。分からなければ魂のランクが低いということだ。
 
 

何もできないまま9月に入ったサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 9月に入って少し涼しくなった。ただ、ものすごく暑いのがやや弱まっただけだから相変わらず暑いのは暑い。
 コロナは遠ざかったようなそうでもないような微妙な感じだ。名古屋の感染者数はかなり減ったとはいえ、毎日10人やそこらは出てるから収まったわけではない。
 個人的にはそれほど恐れているわけではないけれど、いつ誰がかかってもおかしくないのだから、それが自分になるかもしれないとは思っている。自分だけは大丈夫だなどとは思ってない。
 気象庁が脅しまくっている今回の台風はどうなんだろう。当初の予想よりは発達しないようで、被害が少なく済めばいいのだけど。
 今年はもうどうにもならない感じで9月まで来てしまった。残り4ヶ月で何ができるだろう。
 一度切れた気持ちの糸を結び直すのは簡単ではない。コロナの終息よりも自分の気持ちを立て直す方が先だ。



サーモン

「サーモンの刺身辛子マヨネーズだれ」
 いつものサーモン。アスパラを添えて、大葉の刻みを振りかけたところがいつもと少し違っている。



ジャガイモその他

「ジャガイモとニンジン煮の卵そぼろがけ」
 ジャガイモ、ニンジン、オクラを下茹でする。
 オリーブオイルで炒めて、酒、みりん、コンソメの素、塩、コショウで味付けをする。
 卵のそぼろを作り、最後に加えて混ぜ合わせる。



豆腐とえのき

「豆腐とキノコ」
 ごま油でショウガ、えのき、ヒラタケ、シーチキンを炒める。
 豆腐を加え、酒、みりん、しょう油、鶏ガラだしの素、唐辛子、塩、コショウで味付けをする。
 終盤に水溶き片栗粉を入れてとろみをつける。
 
 

もうひとつの定点観測 ~2020年夏

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 夏真っ盛りのときのもうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

功罪

言葉(words)
安倍首相ポスター

 安倍首相のせいで日本が右傾化などという人がいるけど、そんなのはまったく的外れな指摘だ。
(そもそもそんな影響力があったとも思えない)
 あえて言うなら戦後アメリカによって植えつけられた歪んだ自虐史観から脱して中立に戻そうとしただけのことだ。
 自分が生まれ育った国に愛着を抱いて誇りに思うことは当然のことで、それを否定してリベラルだなどとうそぶいているのはちゃんちゃらおかしい。
 日本に誇りを持てないとしたら、それは日本の歴史を知らないからだ。単なる勉強不足でしかない。
 ちゃんと日本のことを知れば、日本の独自性や素晴らしさは分かる(好き嫌いは別にして)。
 言うまでもなく、他国のことを貶めたり攻撃することは愛国心などではない。自国の優位性を誇ることとも違う。
 本物の愛国者ならば、自分の国を愛し、他国を尊重することができるはずだ。
 たとえばオリンピックでアスリートたちが他国のアスリートをリスペクトする姿勢などがそうだ。
 安倍首相の功罪については未来の歴史が決めることだ。我々が今判断するのは少し早い。
 美しい国、日本をどこまで取り戻せただろう。
 令和の時代を通じて日本人が日本人らしさに目覚めることを願っている。
 
 

早送り不可

言葉(words)
名鉄瀬戸線とパンパスグラス

 人生を早送りしたくなることもあるけど、巻き戻しはできないし、等倍でしか進まないから、今のこの時の中に身を委ねるしかない。
 急ぎすぎず、のんびりしすぎないように。
 最終的には必ず停止するから心配する必要はない。
 
 

高龗社参拝で13年かかって尾張旭神社巡りが完結

神社仏閣(Shrines and temples)
高龗社

 尾張旭市桜が丘町西に高龗社(たかおかみしゃ)という小さな神社がある(地図)。
 社は小さくささやかなものながら鳥居は標準サイズの立派なものだ。
 与えられた境内地はわりと広めで、民家が二軒は建つくらいの敷地だ。
 場所を言葉で説明するのがちょっと難しい。
 名鉄瀬戸線印場駅(地図)の北に良福寺というお寺がある。その良福寺の東の道を北へ進み、自転車で行くとかなりしんどい坂道を上がると行き止まりになる。そこを右に折れ、すぐを左に折れた左手に神社はある。
 駐車場はないものの、短時間なら路上駐車しておけるスペースはある。
 今でこそこのあたりは住宅地になっているものの、明治時代くらいまではほとんど民家のない丘陵地だっただろう。社は小山の山頂と呼べるような場所に祀られ、八竜社と称していた。

『寛文村々覚書』(1670年頃)の印場村の項に「八龍社 前々除」とあることから、1608年の備前検地以前からあったことが分かる。祀られたのは少なくとも江戸時代以前に遡るということだ。
 丘陵地で作物を作るにはあまり適さなかっただろうことは現地に赴いてみれば明らかで、今昔マップ(Web)の明治中頃(1888-1898年)を見ると、たくさんのため池があったことが見て取れる。
 龍神は雨を降らせる神とされていたから、村人たちが雨乞いのために龍神を祀ったのが始まりだったろう。一説では丹生川上神社から勧請したというのだけど、そこまで大げさなことではなく単に村人が雨乞いのために龍神を祀ったと考えた方が自然だ。
 八龍というと、すぐ西の大森村にも八龍神社があった。大森八龍という町名が今も残り、八竜緑地の中に八龍神社は現存している。
 八龍神というのが具体的に特定の神のことをいっているのか、そうではないのかはよく分からない。名古屋にも八龍と名のつく神社は何社かあって、それらはある共通の概念を持っていたのかもしれない。
 尾張地方にとって”八”というのは重要なキーワードで、それとも関係しているかもしれない。八剣、八雲、八幡、八重、八坂など、八は明らかに何かを示している。

 社名が高龗社になったのは明治以降ではないかと思う。明治の神仏分離令を受けて神仏習合を廃して高龗社としたのだろう。
 小さな規模ながら神社本庁に所属している。現在は印場にある澁川神社(Web)の境外末社という扱いになっている。
 高龗(たかおかみ)というのもよく分からない神様で、『日本書紀』の一書ではイザナミが火の神カグツチを生んだのが原因で死んでしまったことに怒ったイザナギがカグツチを斬り殺したとき化成した神の一柱として登場する。
『古事記』や『日本書紀』の別の一書では闇龗(くらおかみ)の名が出てくる。
 高龗は京都の貴船神社(Web)の祭神としてよく知られている他、丹生川上神社上社(Web)でも主祭神として祀られる。
 龗は龍の古語とされ、闇龗を谷、高龗を山として対の関係で祀る場合もある。



高龗社全景

 全景はこんな感じ。住宅地の中でけっこうな違和感がある。
 まだ全体に新しさが残っているから、ここ十年くらいの間に作り直されたものだろう。
 桜ヶ丘の住宅地が作られたのはもちろん戦後のことで、町名は桜が丘町西ながら住宅としてはつつじヶ丘団地となっている。
 坂道が厳しすぎて自転車乗りには厳しいところだ。



高龗社近景




高龗社馬の塔説明

 古くは雨乞いのためにここまで馬を上げて祈願したそうで、それが簡略化されて飾り馬を奉納する祭祀を行っていた。この地方では”おまんと”(馬の塔)と呼ばれ、あちことで行われていた。
 昭和初期まで続いていたようだけど、今は途切れてしまった。
 5月と9月の第一日曜日に例祭が行われている。



高龗社後ろから

 もう少し木を植えて囲った方がいいと思う。今は晒され感が強い。



高龗社社号表

 社号表の裏に平成十九年の日付があるから、これが改築された年かもしれない。

 2007年から始まった尾張旭市の神社巡りが13年かかってようやく完結した。あまりにも長くかかってしまったのだけど、その間に廃社などなくてよかった。
 澁川神社は一度火事で焼けて再建された。真新しい社殿を見たときは新鮮だった。
 その後、名古屋の神社巡りを本格的に初めて、名古屋神社ガイドという形になった。そちらの完結は近いようで遠い。
 まだまだ神社巡りは続く。

 急な思いつきで始まった尾張旭神社仏閣巡りの旅第一弾は渋川神社

 忘れた頃にやって来る尾張旭の神社巡り第二弾は一之御前と直會神社

 井田八幡神社へ行って八幡神のことを少し知る ---尾張旭神社巡り第三弾

 又太郎良春さんはアマツヒコネがお好き? ---尾張旭神社巡り第四弾

 こんなところにあったのか本地ヶ原神社 ---尾張旭神社巡り第五弾

 尾張旭神社巡り第六弾で9つ制覇するもまだ完結に至らず

 超復活した渋川神社再訪で尾張旭神社シリーズは完結<第7弾>

 渋川神社へ

 尾張旭市の一之御前神社を再訪する
 
 

見えていない部分

言葉(words)
忘れ物の帽子

 目に見える事実によって逆に見えなくなることがある。
 見えたことで分かった気になってしまい、見えない部分を想像することを怠ってしまうからだ。
 実は見えていない部分にこそ真実が潜んでいることに気づいている人間は少ない。
 何故あるのかを考えると同時に、何故ないのかを考えなければならない。
 語られないことこそが真実を物語ることがある。
 見えているものに誤魔化されてはいけない。
 大事なことは見えている部分の背後に隠れているかもしれない。