月別:2020年07月

記事一覧
  • 敬意

     敬意を表すべき対象には敬意を表さなければならない。 それが成熟した人間の態度だ。 好き嫌いは別にして。  ...

    2020/07/31

    言葉(words)

  • 夢のゴリ押し

     指導者は民衆に夢を見させなければならない。 自分の夢に民衆をつき合わせてはいけない。 夢見がちな人間が上に立つとろくなことにならない。  ...

    2020/07/30

    言葉(words)

  • ひょろり

     おじいちゃん猫のひょろり。 首をかしげながらひょろひょろ歩く姿からそう名付けられた。 愛称は、ひょろクン。 なんだか全体に薄汚れているように見える。たまたまこうなったわけではなくいつもこうだ。 人懐こくてみんなにかわいがられている。 しょぼくれているように見えるけど、他のオスには挑みかかっていき、メスを見ると追いかけていく。 そんなひょろクンは今日も香流川あたりをうろついているはずだ。  ...

    2020/07/29

    猫(Cat)

  • 自画自賛

     何故か自画自賛。 ダメな奴の典型。 意味が分からん。  ...

    2020/07/28

    言葉(words)

  • 不自由な自由

     車を手放してからもう10年になる。 車は大好きだった。運転することも、車内の空間も、車という存在そのものが好きだったともいえる。 最後に乗っていたのはホンダのインテグラだった。TypeRのひとつ前の4つ目でDC2というタイプの黒だ。 マフラーを交換して、無限の大きな羽をつけ、シートをスポーツタイプのものと交換して4点式シートベルトを取り付けて、街中をゆっくり安全運転で走っていた。ときどき、ヒール&トゥでサイ...

    2020/07/27

    言葉(words)

  • ちょっと和風のサンデー料理

     更新のタイミングが遅れたのは、単に忘れていただけで何かあったわけではない。ついにコロナにかかったということもない。 しかし、名古屋も感染者がだいぶ増えてきて、だんだん他人事ではなくなりつつある。いつどこでかかっても不思議ではない。そんな世の中になるなんて、ほんの半年前までは想像もしていなかった。今年の初め頃はまだ遠い場所で起きている出来事だった。 世界は永久に損なわれてしまって元の形に戻ることは...

    2020/07/26

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     今週ももうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2020/07/25

    日常写真(Everyday life)

  • 尊敬の念

     問題は憎まれていることではなく尊敬されていないことだ。 たとえば今の世界で人々から尊敬を受けている首長は何人いるだろう? ほとんどいないんじゃないか。 指導者だけでなく人間全体の質が昔よりも落ちたのかもしれない。 人々の心から尊敬の念が消えた世界がまっとうなはずがない。 どうしたら尊敬を取り戻せるのだろうと考えてみても、なかなかその筋道は見えてこない。 私達は尊敬に値する人間の出現を待つしかない...

    2020/07/24

    言葉(words)

  • 生きる権利と義務

     人には生きる権利がある。 それは義務かといえば難しいところだ。義務はないようで義務はあるのかもしれない。 生きないという選択肢もあるにはあるけど、権利を放棄することがもたらす悪い結果というのもありそうだ。 つらいことがあるとこれなら死んだ方がましと思うことがあるけど、死ぬより生きていた方がましということの方が多い。 人が死ぬのもタダではない。お金がかかるし、周囲に損失も与える。 生きているだけで...

    2020/07/23

    言葉(words)

  • 救われたい人に

     救われたくない人間を救うのは神や仏でも難しい。ましてや人のできることとは思えない。 差し伸べた手を取ろうとしない人の手を掴んで無理やり引っ張り上げるという行為が正しいのかどうかよく分からない。 人は素直に救われたいと願うべきなのではないか。救われたくないというのは傲岸不遜な態度だ。 私達は全力で自分自身を救わなければならないし、それでもなお足りない部分は他人や神仏に頼ってもいい。 救ってほしいと...

    2020/07/22

    言葉(words)

  • 闇仲間

     他人の心の闇は誰にも見えないし共有もできない。恋人同士や家族であってもだ。 慰めがあるとすれば、誰もが多かれ少なかれ心に闇を抱えているということだろう。 あなただけではないし私もそうだ。いつも陽気に振る舞っていて悩みなどなさそうな人でもそうに違いない。 我々は闇仲間だ。 そういう意味でいえば、私たちは自分が思うほど孤独ではない。 互いに励まし合い、慰め合いながら、なんとかやっていけるはずだ。 心...

    2020/07/21

    言葉(words)

  • 鈍感さ

     彼が繊細すぎたわけではない。 我々が鈍感なだけだ。 生きるためにはある種の鈍さが必要で、それは生き抜く知恵といってもいいかもしれない。 優しさと弱さは隣り合わせで、強さと鈍さもその境界は曖昧だ。 強くて優しいといっても、それは弱さと鈍さが共存しているだけともいえる。 人は恥を晒しながら生きていくしかない。だから鈍くないと生きられないのだ。  ...

    2020/07/20

    言葉(words)

  • アレンジはめったに成功しないサンデー料理

     今年は雨の多い梅雨で、こんな梅雨らしい年は近年珍しい。ほとんど毎日雨降りのような気さえする。来週いっぱいまだ雨模様のようで、梅雨明けはもう少し先になりそうだ。 旅行のキャンペーンなどあっても今は出かける気になれないし、コロナの収束もいまだ見えていない。 おとなしく過ごすのはいいけど、意味がよく分からない。今の状況にどんな意味があるのだろう。意味などないのだろうか。 とりあえずやり過ごすことだけを...

    2020/07/19

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     もうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2020/07/18

    日常写真(Everyday life)

  • 次善の連続

     できるときにできなくて、できないときに限ってできるということは往々にしてある。 時間があるときにお金がなくてお金があるときには時間がないといったようなことだ。 相反する二つの要素を両立させることは難しいというのが現実なのだろうけど、もう少しどうにかならないだろうかと嘆きたくもなる。 人生において最善の一手を打てることは稀で、次善の手で満足するしかないことがほとんどだ。 この世は自分の都合だけでど...

    2020/07/17

    言葉(words)

  • ワンオブゼム

     自分はワンオブゼムでしかないという意識が常にあって、それは寂しいことではあるのだけど、一方で気楽でもある。 それゆえ、どこか無責任になってしまうところがあることも自覚している。 オンリーワンもナンバーワンも目指していないし、自分の代わりはいくらでもいることは分かっている。 ただ、自分にしかできないことがわずかながらあって、それが自分を支える矜持となっている。 自分が自分であるためには、為すことで...

    2020/07/16

    言葉(words)

  • 人生の居留守

     心の扉は常に開かれているわけではない。 ノックをすれば出てくるのが当然と考えるのは思い違いだ。  ...

    2020/07/15

    言葉(words)

  • 野に咲く花のように

     殊勝にならなくていい。 悪ぶる必要はないけど善人を気取っても意味がない。 結局のところ、人は等身大で評価されるわけで、背伸びをしたところで身長が伸びるわけではないのと同じだ。 背中を丸めずシャンとして前を向いていればいい。 取り繕った自分で人に好かれようなどと思ってはいけない。  ...

    2020/07/14

    言葉(words)

  • 一方通行

     季節は巡っても時は巡らない。ただ一方的に進んでいくだけだ。 私達の命もまた同じ。前へ進むしかない。 たとえ生まれ変われたとしても、同じ時間、同じ場所ということはあり得ず、同じ人生を繰り返すことはない。 生きていく中で、一期一会という言葉を深く実感するときが訪れる。 私達にできることといえば、今この瞬間を愛でることくらいかもしれない。 二度と戻ることのないこの時を。  ...

    2020/07/13

    言葉(words)

  • 名古屋は平和なサンデー料理

     コロナ騒動はもう飽きたというのが正直なところだけど、東京であれだけ流行っていると他人事だ済ませられない。名古屋はここのところほんと感染者は出ていないとはいえ、対岸の火事ではない。明日は我が身だ。 一番問題なのはワクチンや薬どうこではなく、どうやって感染するか分からないことだ。WHOは今頃になって空気感染を言い出したけど、実際のところどうなのか。本当に市中で空気感染するなら満員電車やバスなどで爆発的...

    2020/07/12

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     土曜日は定点観測の日。 サタデー定点観測と名付けてもいいかもしれない。 といっても、毎週土曜日に撮っているわけではない。  ...

    2020/07/11

    日常写真(Everyday life)

  • 絶望を超えていく

     先回りの絶望は自分を守る方法ではない。 自分を賢いと思っている人間ほど絶望したがるものだけど、本当に賢い人間はそんなことはしない。 絶望と正面から向き合い、絶望を乗り越えていかなければならない。 絶望を希望にすり替えるのとは別のやり方で。  ...

    2020/07/10

    言葉(words)

  • 急がないと損ということではない

     人生の時間は限られているから急いで生きた方が得という考え方はたぶん間違っている。 人の一生は時間の長さではなくどこまで行けたかで決まるように思う。 長い時間をかけてどこにも行けなかったら意味がないし、短い時間でもたどり着くべき場所にたどり着ければそれで充分だ。 ときに急いだ方がいいこともあるだろうけど、ゆっくり着実に進んだ方が確実ということもある。 人生を損得で考えると自分を苦しめることになる。...

    2020/07/09

    言葉(words)

  • 夢はありかなしか

     砕かれた夢の前で人は無力だ。 夢は人を強くもし、弱くもする。 夢があればそれを目標に頑張れるけど、夢を担保に現実から逃避しているだけともいえる。 夢を見るべきか見ないべきか。 それは個人の選択だけど、夢のない人生は味気ない。 夢を見たまま死ねればそれが幸せなのかもしれない。  ...

    2020/07/08

    言葉(words)

  • 一年という時間

     友達は十年会わなくても友達のままだけど、一年会わない恋人はもはや恋人ではないのではないか。 一年に一度しか会えない織姫と彦星は変わらぬ思いでいられるだろうか。 一年という時間は速く感じられても短くはない。 時間はときに残酷だ。  ...

    2020/07/07

    言葉(words)

  • 動かないときは動かない

     事態が動かないときは自分も動かない方がいい。 状況に抗うことは必要だけど、流れに逆らってもろくなことにはならない。 物事には時期というものがある。機会と言い換えてもいい。 時期を逸すると上手くいくことも上手くいかない。 流れがないときは無理に動かずじっと耐えることだ。事態が動いたとき自分もすぐに動き出せるように。 それは明日といわず今日次の瞬間かもしれない。  ...

    2020/07/06

    言葉(words)

  • 日常が戻らないサンデー料理

     コロナ前のように戻ることはもうないし期待もしていないのだけど、新しい日常がいまだ掴みどころがなくてぼんやりしている。 毎日やることはあっても目標を見失ったまま日々が過ぎていっている。 今年はもう駄目なのかとあきらめるにはまだ早いとはいえ、コロナから完全に解き放たれたとはとてもいえない。東京を中心に感染者がまた増えているのはちょっと不気味だ。高温多湿になればウィルスは弱るという予想はまったく当たら...

    2020/07/05

    料理(Cooking)

  • もうひとつの定点観測

     今週ももうひとつの定点観測をお送りします。  ...

    2020/07/04

    日常写真(Everyday life)

  • 間違いを恐れるな、間違い後を恐れよ

     人は誰でも失敗するし間違いを犯す。 大事なのはその後で、同じ間違いを何度も繰り返すか、失敗を糧にその後に活かすか、そこが分かれ道になる。 反省は必要だ。けど、必要以上の反省は誰のためにもならない。 自分に嫌気が差しても、最後まで自分でいるしかない。 やり直しは効かないから、そのまま行くだけだ。  ...

    2020/07/03

    言葉(words)

  • 自由か否か

     不自由さを強いられていると人は自由を求めるものだけど、実際に自由になってみると自由はそれほどいいものではないことが分かる。 たとえばホームレスの生き方に憧れるかといえばそうではないだろうし、勝手気ままに見える野良猫生活だってけっこう大変そうだ。 自由か不自由かを決めるのは状況ではなく自分の心だ。 どんな状況にあっても心は自由でいられる。 少なくとも、自由は他人から与えられるものではないことだけは...

    2020/07/02

    言葉(words)

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敬意

言葉(words)
百日草

 敬意を表すべき対象には敬意を表さなければならない。
 それが成熟した人間の態度だ。
 好き嫌いは別にして。
 
 

夢のゴリ押し

言葉(words)
鳩の羽

 指導者は民衆に夢を見させなければならない。
 自分の夢に民衆をつき合わせてはいけない。
 夢見がちな人間が上に立つとろくなことにならない。
 
 

ひょろり

猫(Cat)
ひょろり

 おじいちゃん猫のひょろり。
 首をかしげながらひょろひょろ歩く姿からそう名付けられた。
 愛称は、ひょろクン。
 なんだか全体に薄汚れているように見える。たまたまこうなったわけではなくいつもこうだ。
 人懐こくてみんなにかわいがられている。
 しょぼくれているように見えるけど、他のオスには挑みかかっていき、メスを見ると追いかけていく。
 そんなひょろクンは今日も香流川あたりをうろついているはずだ。
 
 

自画自賛

言葉(words)
道のキノコ

 何故か自画自賛。
 ダメな奴の典型。
 意味が分からん。
 
 

不自由な自由

言葉(words)
セリカGT

 車を手放してからもう10年になる。
 車は大好きだった。運転することも、車内の空間も、車という存在そのものが好きだったともいえる。
 最後に乗っていたのはホンダのインテグラだった。TypeRのひとつ前の4つ目でDC2というタイプの黒だ。
 マフラーを交換して、無限の大きな羽をつけ、シートをスポーツタイプのものと交換して4点式シートベルトを取り付けて、街中をゆっくり安全運転で走っていた。ときどき、ヒール&トゥでサイドブレーキを引いてドリフトしながら右折したりもしていた。ときどきだ。
 手放した一番大きな理由は、車検のたびに交換しなければいけない部品が増えていってしんどくなったからだった。最後の車検は新車から15年目だった。
 車を所有するということはけっこう大変なことで、日常的なガソリン代や月極の駐車場代、保険や税金、2年に一度の車検、出かけるときの高速代や現地での駐車場代金などなど、負担は小さくない。汚れたら洗車もしないといけないし、買わなければいけないカー用品もバカにならない。
 車を手放しさえすれば、それらから一気に解放されると思ったら、突然そちらに気持ちが傾いてしまった。大学2年のときに中古のホンダ・シビックを買って以来、車のない生活など考えられなかったら、車を手放すという選択肢はないものと思い込んでいた。
 いざ車のない生活になってみると、不自由さは思ったほどでもなかった。バスも鉄道もあるし、ほどなく自転車を買って自転車生活を始めたらこれがけっこう快適だった。自転車なら日常的にはほとんどお金はかからないし、出先で駐車場問題に頭を悩ます必要もない。自転車の方がむしろ行動範囲が広がったくらいだ。
 考えていた以上に自由になれたのが嬉しくて、そのまま10年経ってしまった。今のところ車生活に戻るつもりはない。必要に迫られたら買わざるを得ないのだろうけど、それまでは車なしでいい。
 それにしても、いつから車は魅力を失ってしまったのだろう。それは私だけのことではなくて多くの人が感じていることではないだろうか。
 かつての車はもっと魅力的で夢があったし、所有する喜びもあった。憧れの車を買うことが大げさにいえば人生の目標のひとつにもなっていた。
 必要だから買うのではなく、乗りたいから買う車の登場を待っている。そのときはまた、不自由覚悟で車生活に戻りたい。
 インテグラは魅力的でいい車だった。DC2どころかDC5さえ街で見かけることはなくなったけど、日本のどこかではまだ走っているのだろう。
 あの車はもう一度運転してみたいと少しだけ思う。
 
 

ちょっと和風のサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 更新のタイミングが遅れたのは、単に忘れていただけで何かあったわけではない。ついにコロナにかかったということもない。
 しかし、名古屋も感染者がだいぶ増えてきて、だんだん他人事ではなくなりつつある。いつどこでかかっても不思議ではない。そんな世の中になるなんて、ほんの半年前までは想像もしていなかった。今年の初め頃はまだ遠い場所で起きている出来事だった。
 世界は永久に損なわれてしまって元の形に戻ることはない。新しい形の世界で我々は生きていくしかない。
 来年の東京オリンピックはもうできないと思っている人も多いかもしれないけど、ひとつの大きな分起点になりそうだ。
 今年の梅雨は雨が多くて長引いているし、洪水の被害は今後もますます増えるだろう。大地震や富士山の噴火も危ない。
 世界が今後どうなっていくのか、私達にできることは少なく、最後まで見守るしかない。



鯛煮

「鯛の甘辛煮」
 刺身用の鯛はたまに使うけど、切り身はほとんど使ったことがない。15年のサンデー料理の中でも数回だと思う。
 酒、みりん、しょう油、昆布つゆ、水、ショウガを煮立たせ、鯛の切り身を入れ、アルミホイルで落し蓋をする。
 火が通ったらアルミホイルを取り出し、弱火でもう少し煮る。
 軽く塩コショウを振る。



豆腐とキノコ

「豆腐とキノコ煮」
 大根を下茹でする。
 酒、みりん、しょう油、昆布つゆ、水に、大根、豆腐、シイタケ、エリンギを入れて煮る。
 塩で味を整え、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。



きんぴらごぼう

「きんぴらごぼう」
 サンデー料理では珍しく名のあるメジャー料理のひとつ、いわゆるきんぴらごぼうだ。鶏肉を使っている。
 ごぼうはこれ以外だと天ぷらくらいしか思いつかない。もう少し他のごぼうレパートリーを増やしたい。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測1

 今週ももうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9




別定点観測10

 
 

尊敬の念

言葉(words)
道端の玉ねぎ

 問題は憎まれていることではなく尊敬されていないことだ。
 たとえば今の世界で人々から尊敬を受けている首長は何人いるだろう? ほとんどいないんじゃないか。
 指導者だけでなく人間全体の質が昔よりも落ちたのかもしれない。
 人々の心から尊敬の念が消えた世界がまっとうなはずがない。
 どうしたら尊敬を取り戻せるのだろうと考えてみても、なかなかその筋道は見えてこない。
 私達は尊敬に値する人間の出現を待つしかないのか。
 
 

生きる権利と義務

言葉(words)
ショートホープ

 人には生きる権利がある。
 それは義務かといえば難しいところだ。義務はないようで義務はあるのかもしれない。
 生きないという選択肢もあるにはあるけど、権利を放棄することがもたらす悪い結果というのもありそうだ。
 つらいことがあるとこれなら死んだ方がましと思うことがあるけど、死ぬより生きていた方がましということの方が多い。
 人が死ぬのもタダではない。お金がかかるし、周囲に損失も与える。
 生きているだけで他人に迷惑をかけることはあるけど、死ぬほうがよほど周囲に迷惑をかける。
 迷惑をかけたくない気持ちがあるなら、死ぬより生きていた方がましだと心得ておくべきだ。
 どうせ死ぬから先のことは心配しなくていい。
 
 

救われたい人に

言葉(words)
階段の蛾

 救われたくない人間を救うのは神や仏でも難しい。ましてや人のできることとは思えない。
 差し伸べた手を取ろうとしない人の手を掴んで無理やり引っ張り上げるという行為が正しいのかどうかよく分からない。
 人は素直に救われたいと願うべきなのではないか。救われたくないというのは傲岸不遜な態度だ。
 私達は全力で自分自身を救わなければならないし、それでもなお足りない部分は他人や神仏に頼ってもいい。
 救ってほしいという人がいれば救ってあげたいと思うのが人情で、それは神仏でも同じだろう。
 
 

闇仲間

言葉(words)
飛ぶカラス

 他人の心の闇は誰にも見えないし共有もできない。恋人同士や家族であってもだ。
 慰めがあるとすれば、誰もが多かれ少なかれ心に闇を抱えているということだろう。
 あなただけではないし私もそうだ。いつも陽気に振る舞っていて悩みなどなさそうな人でもそうに違いない。
 我々は闇仲間だ。
 そういう意味でいえば、私たちは自分が思うほど孤独ではない。
 互いに励まし合い、慰め合いながら、なんとかやっていけるはずだ。
 心に闇を抱えたままでも。
 
 

鈍感さ

言葉(words)
夕焼け空

 彼が繊細すぎたわけではない。
 我々が鈍感なだけだ。
 生きるためにはある種の鈍さが必要で、それは生き抜く知恵といってもいいかもしれない。
 優しさと弱さは隣り合わせで、強さと鈍さもその境界は曖昧だ。
 強くて優しいといっても、それは弱さと鈍さが共存しているだけともいえる。
 人は恥を晒しながら生きていくしかない。だから鈍くないと生きられないのだ。
 
 

アレンジはめったに成功しないサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 今年は雨の多い梅雨で、こんな梅雨らしい年は近年珍しい。ほとんど毎日雨降りのような気さえする。来週いっぱいまだ雨模様のようで、梅雨明けはもう少し先になりそうだ。
 旅行のキャンペーンなどあっても今は出かける気になれないし、コロナの収束もいまだ見えていない。
 おとなしく過ごすのはいいけど、意味がよく分からない。今の状況にどんな意味があるのだろう。意味などないのだろうか。
 とりあえずやり過ごすことだけを考えよう。梅雨もコロナもいつかは終わる。



タイ煮

「鯛煮」
 鯛はちょっと久しぶりだった。
 酒、みりん、しょう油、昆布つゆ、水、長ネギをひと煮立ちさせる。
 鯛を切り分け、塩、コショウ、酒を振り、しばらく置く。
 タレに鯛を入れ、軽く火が通るまで加熱する。



ジャガイモ焼きとトマトソース

「焼きコロッケのトマトソース掛け」
 コロッケのタネを作り、とろけるチーズ、マヨネーズ、パン粉を混ぜ合わせ、オリーブオイルで焼く。
 トマト、玉ねぎ、ケチャップ、コンソメの素、塩、コショウを煮てトマトソースを作る。
 焼くだけでは上手く形が作れなかったのだけど、味はよかった。ただ、やはり素直にコロッケとして揚げた方よさそうだ。



ナスとレンコン

「ナスとレンコンの素揚げ」
 小麦粉にカレー粉を加えてまぶし、油であげる。
 ナスの揚げ物はどれも好きだけど、これももうひと手間かけて天ぷらにした方が美味しくなる。
 料理は先人たちが長年かけて試行錯誤をした末に完成させたもので、そこに落ち着いたのには理由がある。アレンジして成功することはめったにない。結局定番が一番という結論に落ち着く。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
定点観測

 もうひとつの定点観測をお送りします。



定点観測2




定点観測3




定点観測4




定点観測5




定点観測6




定点観測7




定点観測8




定点観測9

 
 

次善の連続

言葉(words)
香流川増水

 できるときにできなくて、できないときに限ってできるということは往々にしてある。
 時間があるときにお金がなくてお金があるときには時間がないといったようなことだ。
 相反する二つの要素を両立させることは難しいというのが現実なのだろうけど、もう少しどうにかならないだろうかと嘆きたくもなる。
 人生において最善の一手を打てることは稀で、次善の手で満足するしかないことがほとんどだ。
 この世は自分の都合だけでどうにかなるものではない。
 今できることを今やるだけだと居直るしかないのか。
 
 

ワンオブゼム

言葉(words)
オシロイバナ

 自分はワンオブゼムでしかないという意識が常にあって、それは寂しいことではあるのだけど、一方で気楽でもある。
 それゆえ、どこか無責任になってしまうところがあることも自覚している。
 オンリーワンもナンバーワンも目指していないし、自分の代わりはいくらでもいることは分かっている。
 ただ、自分にしかできないことがわずかながらあって、それが自分を支える矜持となっている。
 自分が自分であるためには、為すことでしか証明できないとも思っている。
 
 

人生の居留守

言葉(words)
大雨の後

 心の扉は常に開かれているわけではない。
 ノックをすれば出てくるのが当然と考えるのは思い違いだ。
 
 

野に咲く花のように

言葉(words)
キバナコスモス

 殊勝にならなくていい。
 悪ぶる必要はないけど善人を気取っても意味がない。
 結局のところ、人は等身大で評価されるわけで、背伸びをしたところで身長が伸びるわけではないのと同じだ。
 背中を丸めずシャンとして前を向いていればいい。
 取り繕った自分で人に好かれようなどと思ってはいけない。
 
 

一方通行

言葉(words)
落花と雨

 季節は巡っても時は巡らない。ただ一方的に進んでいくだけだ。
 私達の命もまた同じ。前へ進むしかない。
 たとえ生まれ変われたとしても、同じ時間、同じ場所ということはあり得ず、同じ人生を繰り返すことはない。
 生きていく中で、一期一会という言葉を深く実感するときが訪れる。
 私達にできることといえば、今この瞬間を愛でることくらいかもしれない。
 二度と戻ることのないこの時を。
 
 

名古屋は平和なサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 コロナ騒動はもう飽きたというのが正直なところだけど、東京であれだけ流行っていると他人事だ済ませられない。名古屋はここのところほんと感染者は出ていないとはいえ、対岸の火事ではない。明日は我が身だ。
 一番問題なのはワクチンや薬どうこではなく、どうやって感染するか分からないことだ。WHOは今頃になって空気感染を言い出したけど、実際のところどうなのか。本当に市中で空気感染するなら満員電車やバスなどで爆発的に感染者が出るはずだけどそこまではいっていない。
 どうやって感染するのかシミュレーションをしているのかどうか知らないけど、まずはそこのところのメカニズムを解明することが先決だ。闇雲にアルコールで机や椅子を拭いていてもしょうがない。
 感染するならしておけ的なやり方はブラジルの失敗を見たら明らかに作戦ミスだし、封鎖して籠城を続けると経済が破綻してしまう。
 いかなる犠牲者も出さないというのは現実的に無理だから、どこかで目をつぶるしかないということになるのだろうか。
 本当にこのままでは今年一年潰れてしまうことになりかねない。いい加減収まってもらわないと困る。

 
 
イカ刺し

「イカ刺しの塩昆布漬け」
 サーモンの塩昆布漬けが美味しかったのでイカ刺しでもやってみたらこれも美味しかった。
 チャック付き袋にイカ刺しと塩昆布を入れて軽く揉み、そのまま冷蔵庫で30分から1時間くらい寝かせるだけだ。
 塩昆布だけでもいいのだけど、もう少し味がほしいということで、酒、みりん、しょう油をひと煮立ちさせたタレをかけた。



山芋オムレツ

「山芋オムレツ」
 卵、おろした山芋、和風だしの素、塩、コショウ、とろけるチーズ、砂糖を混ぜ合わせ、オリーブオイルで片面を焼く。
 山芋を入れるとオムレツはまったく別物になる。



トマトスープ

「野菜と鶏肉のトマトスープ」
 具材は玉ねぎ、鶏肉、ブロッコリー、アスパラ。
 玉ねぎとトマトをオリーブオイルで炒める。
 ブロッコリーとアスパラを下茹でする。
 水、酒、みりん、コンソメの素、ケチャップ、砂糖、塩、コショウで味付けをする。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 土曜日は定点観測の日。
 サタデー定点観測と名付けてもいいかもしれない。
 といっても、毎週土曜日に撮っているわけではない。
 
 

絶望を超えていく

言葉(words)
青空と雲

 先回りの絶望は自分を守る方法ではない。
 自分を賢いと思っている人間ほど絶望したがるものだけど、本当に賢い人間はそんなことはしない。
 絶望と正面から向き合い、絶望を乗り越えていかなければならない。
 絶望を希望にすり替えるのとは別のやり方で。
 
 

急がないと損ということではない

言葉(words)
夕日と住宅

 人生の時間は限られているから急いで生きた方が得という考え方はたぶん間違っている。
 人の一生は時間の長さではなくどこまで行けたかで決まるように思う。
 長い時間をかけてどこにも行けなかったら意味がないし、短い時間でもたどり着くべき場所にたどり着ければそれで充分だ。
 ときに急いだ方がいいこともあるだろうけど、ゆっくり着実に進んだ方が確実ということもある。
 人生を損得で考えると自分を苦しめることになる。
 いずれにしても、あまり急がない方がいいと私は思うけどどうだろう。
 
 

夢はありかなしか

言葉(words)
潰れた煙草

 砕かれた夢の前で人は無力だ。
 夢は人を強くもし、弱くもする。
 夢があればそれを目標に頑張れるけど、夢を担保に現実から逃避しているだけともいえる。
 夢を見るべきか見ないべきか。
 それは個人の選択だけど、夢のない人生は味気ない。
 夢を見たまま死ねればそれが幸せなのかもしれない。
 
 

一年という時間

言葉(words)
カンナかな?

 友達は十年会わなくても友達のままだけど、一年会わない恋人はもはや恋人ではないのではないか。
 一年に一度しか会えない織姫と彦星は変わらぬ思いでいられるだろうか。
 一年という時間は速く感じられても短くはない。
 時間はときに残酷だ。
 
 

動かないときは動かない

言葉(words)
緑の香流川

 事態が動かないときは自分も動かない方がいい。
 状況に抗うことは必要だけど、流れに逆らってもろくなことにはならない。
 物事には時期というものがある。機会と言い換えてもいい。
 時期を逸すると上手くいくことも上手くいかない。
 流れがないときは無理に動かずじっと耐えることだ。事態が動いたとき自分もすぐに動き出せるように。
 それは明日といわず今日次の瞬間かもしれない。
 
 

日常が戻らないサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 コロナ前のように戻ることはもうないし期待もしていないのだけど、新しい日常がいまだ掴みどころがなくてぼんやりしている。
 毎日やることはあっても目標を見失ったまま日々が過ぎていっている。
 今年はもう駄目なのかとあきらめるにはまだ早いとはいえ、コロナから完全に解き放たれたとはとてもいえない。東京を中心に感染者がまた増えているのはちょっと不気味だ。高温多湿になればウィルスは弱るという予想はまったく当たらなかったことになる。
 それにしても、NEWおだまLee男爵って。一度コロナを出した店は再建が難しいと思うのだけど、この店だけは一躍全国に名が轟いたから超回復するかもしれない。
 人生、何が災いして何が幸いするか分からない。



塩昆布サーモン

「サーモンの塩昆布漬け」
 乾燥塩昆布がまだ余っていたのでもう一度やってみた。やはりこれはなかなか美味しい。定番にできる。
 ジッパー付き袋に切り分けたサーモンと塩昆布を入れて揉んで、口を閉じて冷蔵庫で30分から1時間ほど寝かせる。
 タレは、酒、みりん、しょう油、昆布つゆをひと煮立ちさせて作る。
 乾燥大葉を振りかける。



ジャガイモと鶏肉

「ジャガイモと鶏肉のチーズマヨネーズ」
 ジャガイモ、ニンジン、鶏肉、ブロッコリーを下茹でする。
 オリーブオイルで玉ねぎを炒め、ジャガイモ、ニンジン、鶏肉、ブロッコリーを加え、酒、みりん、コンソメの素、塩、コショウで味付けをする。
 マヨネーズ、とろけるチーズを入れ、全体に混ぜ合わせる。



豆腐としいたけ

「豆腐とシイタケの卵とじ」
 長ネギ、ショウガ、シイタケをオリーブオイルで炒める。
 絹ごし豆腐を崩して入れて、酒、みりん、しょう油、中華だしの素、塩、コショウで味付けしながら少し煮込む。
 溶き卵を加え、半熟になるまで加熱する。
 
 

もうひとつの定点観測

日常写真(Everyday life)
別定点観測

 今週ももうひとつの定点観測をお送りします。



別定点観測2




別定点観測3




別定点観測4




別定点観測5




別定点観測6




別定点観測7




別定点観測8




別定点観測9

 
 

間違いを恐れるな、間違い後を恐れよ

言葉(words)
雲と太陽

 人は誰でも失敗するし間違いを犯す。
 大事なのはその後で、同じ間違いを何度も繰り返すか、失敗を糧にその後に活かすか、そこが分かれ道になる。
 反省は必要だ。けど、必要以上の反省は誰のためにもならない。
 自分に嫌気が差しても、最後まで自分でいるしかない。
 やり直しは効かないから、そのまま行くだけだ。
 
 

自由か否か

言葉(words)
空を飛ぶカラス

 不自由さを強いられていると人は自由を求めるものだけど、実際に自由になってみると自由はそれほどいいものではないことが分かる。
 たとえばホームレスの生き方に憧れるかといえばそうではないだろうし、勝手気ままに見える野良猫生活だってけっこう大変そうだ。
 自由か不自由かを決めるのは状況ではなく自分の心だ。
 どんな状況にあっても心は自由でいられる。
 少なくとも、自由は他人から与えられるものではないことだけは確かだ。
 
 
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