勝手に発表シリーズ第七弾は、「心に残るゲーム音楽編」をお送りします。
(これまでの勝手に発表シリーズは第六段のページを御覧ください。
勝手に発表第六弾 ~心に残る遠過去女性アーティスト編)
中学入学と同時にお年玉をためたお金で富士通のFM-7を買ったことで私のゲーム人生は始まった。
当時はまだパソコンではなくマイコンと呼んでいた。マイ・コンピューターの略でマイコンだ。
調べてみたら定価は12万6,000円だから、モニターその他をあわせて20万円くらいしたんじゃないだろうか。子供の遊び道具としてはけっこう高い。
そこからシャープのX1turbo、FM-X(MS-X)、X68000と買い替え、その間にファミコン、セガ・マーク3、スーパーファミコンが発売され、ソニーのプレイステーションが登場したのは1994年だった。
コンシューマ(という言葉を今も使うのかな)としては、セガ・サターン、ドリームキャスト、プレイステーション2、XBOX360まで続いて、そこで止まった。プレイステーション3すら買っていない。
今でもたまに思い出したようにプレイすることはあるのだけど、振り返ってみると、1996年の「サクラ大戦」でひとつのピークを迎え、2001年の「ファイナルファンタジー10」で極まったといえるかもしれない。長くゲームをやってきて「サクラ大戦」は思い描いたもののひとつの答えに思えたし、「ファイナルファンタジー10」の感動を超えるゲームは後にも先にない(本編はエンディングを見るための長い前フリに過ぎないのだけど)。
ゲームをやらない人にとってはゲームなど時間の無駄でしかないと思うだろうけど、私はゲームに費やした膨大な時間を悔いてはいない。「サクラ大戦」と「ときめきメモリアル」と「ファイナルファンタジー10」に出会えただけでも生まれてきたかいがあったと思っている。
20代を生きている頃の私は暗黒の10年間と感じていたけど、今思えばあれば幸福な時間だった。その時間の中にゲームが占めた割合は小さくない。
ひとつには時代性というものもある。最初に書いたように中学生でマイコンと出会い、成長期の中でゲームというものが発展し、それとともに生きることになっためぐり合わせは幸運だったと思う。もう少し早く、もしくは遅く生まれていたら私とゲームの関わりは今とは少し違ったものになっていただろう。
今回この記事を書くにあたって昔録画したビデオテープを見返してみた。気に入ったシーンや音楽をビデオテープに録画しておいたものだ。それもまた時代を感じさせる(というか、私はいまだにS-VHSのビデオデッキを現役で使っている)。
よく覚えているものもあり、すっかり忘れていたものもある。そういえばこれ好きだったなというのを拾ったりしつつ今回のリストができあがった。少し取りこぼしもありそうだけど、思い出の曲はだいたい網羅できたと勝手に満足している。
過去のシリーズで何度か書いたように、これはあくまでも私の思い出であってオススメをしているわけではないということをあらかじめお断りしておきたい。それでも、懐かしい記憶が蘇ったり、あらたな出会いのきっかけになってもらえたら、それはそれでいいことだとも思っている。
それぞれの人の中に思い出の音楽があって、それは幸せな記憶と結びついていることが多い。
過去を振り返ることは決して後ろ向きなことではない。今を生きるためにも過去は大切にしなければいけないと私は思っている。
「同級生」エンディング 『MEMORY』
「同級生2」エンディング 『春を待つ季節』
「サクラ大戦」エンディング 『花咲く乙女』
「ときめきメモリアル」エンディング 『二人の時』
「トゥルー・ラブストーリー」オープニング 『トゥルーラブ・ストーリー 〜恋のように僕たちは〜』
実はデビュー間もない仲間由紀恵が歌っている。
「センチメンタルグラフティ」オープニング 『雲の向こう』
「リフレインラブ 〜あなたに逢いたい〜」オープニング 『Anything Gone』岩男潤子
「リフレインラブ 〜あなたに逢いたい〜」エンディング 『Blue Moon』
「ルナ シルバースターストーリー」オープニング 『TSU・BA・SA』
「ルナ シルバースターストーリー」挿入歌 『風のノクターン』
「ワイルドアームズ」エンディング 『青空に誓って』渡辺 真知子
「MACROSS DIGITAL MISSION VF-X」挿入歌 『Only You』MILKY DOLLS
「ぼくのなつやすみ2」エンディング 『少年時代』沢田知可子
「Final Fantasy X」エンディング 『素敵だね』
「メモリーズオフ」エンディング 『This may be the last time we can meet』