月別:2018年01月

記事一覧
  • 皆既月食を撮っておく

     今日2018年1月31日は皆既月食ということで、私も撮ってみた。 あー、そういえば望遠レンズはないんだった。壊れて手放してしまってからもう何年になるか。使わないとなると意外になくても済むもので、なんとなくそのままになっている。神社に望遠レンズは必要ないというのもある。 望遠がないので手持ちの中で一番長いレンズの60mmマクロで撮った(35mm換算120mm)。 けっこうそれらしい雰囲気で撮れたので満足した。 次の皆...

    2018/01/31

    星(Star)

  • 綿神社はやっぱり深い

     北区にある綿神社を再訪した(地図)。 前回初めて訪れたのは2015年の1月だった。つい最近行ったばかりのような気がしていたのだけど気づけば3年も経っていた。 同じ季節ということで見た目の印象に違いはなかった。でもやはりここは深みのあるいい神社だ。歴史が積み重なった重みがある。ちょっとそのへんの神社とは違う。 歴史などについては神社サイトの綿神社のページに書いた。【アクセス】 ・地下鉄名城線「黒川駅」か...

    2018/01/31

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 雨上がりの片山神社を訪ねる

     去年の10月、東区の片山神社を訪ねた(地図)。 このときが4回目になるだろうか。5回目かもしれない。最初の印象があまりにも強すぎて2度目、3度目はそうでもなかったのだけど、このときはなかなかの空気を出していた。この感じは他ではちょっと味わったことがない。 ここは延喜式神名帳に載る片山神社を称しているのだけど、片山八幡社がそうじゃないかと個人的には思っている。ここは蔵王権現と呼ばれていた神社だ。山の神み...

    2018/01/30

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 在庫写真より ~その他の写真

     在庫写真より。 今回は、本編からも道行きシリーズからも漏れた写真を、その他の写真としてお送りします。 ...

    2018/01/29

    日常写真(Everyday life)

  • 1月はもう終わりかサンデー料理

     冬がいよいよ極まった感がある。名古屋は今日も雪がちらついていた。 でも冬が底打ちすれば、あとは暖かくなるのを楽しみに待つだけだ。来月の今頃は梅も咲き出して少し暖かくなっていることだろう。 冬を越えるからこそ春の嬉しさが増す。 気づけばもう1月が終わろうとしている。毎年のことながら、1月の終わりはけっこう驚く。こんなに短かったかなと。2月は更にすぐ終わってしまう。 今日のサンデー料理はちょっと食材不...

    2018/01/28

    料理(Cooking)

  • 秋に小幡の生玉稲荷神社を再訪した

     守山区小幡の生玉稲荷神社(いくたまいなり-じんじゃ)を訪ねた(地図)。 2013年の12月に訪ねて以来の再訪だった。このときの参拝は9月の終わりだったから、前回とは季節が違っていた。その他は特に変わった様子はなかった。 生玉稲荷神社 創建は1200年頃と、稲荷社としてはけっこう古い。このあたりは歴史的になかなか複雑で、この稲荷社に関しても理解が難しい。 そのあたりについては神社サイトの生玉稲荷神社のページに...

    2018/01/28

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 在庫写真より ~道行き街並み風景

     在庫写真より。 今回は道行き街の風景編をお送りします。 ...

    2018/01/27

    日常写真(Everyday life)

  • 上前津不明社の祭神名だけは分かった

     中区上前津のどんぐりひろばにある不明社(地図)。 神社名は書かれていないのだけど、祭神が意外な場所に書かれていた。それを見つけたときはちょっと嬉しかった。 提灯台に取り付けられたコンセントの横の部分に、マジックで「津島」「熱田」「秋葉」と書いてある。見たときは笑った。 祭りのとき提灯を吊す場所を間違えないようにという配慮だろう。そのおかげで祭神名を知ることができた。 町内神社か、屋根神様を降ろし...

    2018/01/27

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 岩塚七所社は古くて空気が重い

     中村区岩塚にある七所社(地図)。 名古屋に七所神社が何社かあって、そのいずれも正体が分かりにくい神社なのだけど、その中でも岩塚の七所社が分かりづらさでは一番かもしれない。 古くから岩塚村の中心神社だったのは間違いない。分からないのは御田神社との関係だ。 御田神社は『延喜式』神名帳に載る御田神社のことだというのだけど、昭和7年(1932年)に、884年の年号と「御田天神」と刻まれた鏡が発見されたことから、...

    2018/01/26

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 定点観測 2017 part3

     今日は定点観測シリーズをお送りします。 一枚目は今日の朝。 名古屋はそれほど積もらなかった。 ...

    2018/01/25

    日常写真(Everyday life)

  • 戸田3丁目の不明社は秋葉か鎮守かそれ以外か

     中川区戸田3丁目にある名前の分からない小さな神社(地図)。 戸田消防団詰所の隣にあるんだから秋葉社だろうと思いつつ、戸田は歴史のある古い土地で周辺には寺院が集まっているからそっち関係の鎮守かもしれないと思ったりもする。 実際のところどうなのかは分からない。調べがつかなかった。消防団とも寺とも関係ない屋根神様かもしれない。 戸田の歴史などについて神社サイトの戸田3不明社のページに書いた。【アクセス】...

    2018/01/25

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 境内をコンビニに明け渡すことになった上野天満宮別宮

     千種区赤坂町交差点角のセブンイレブン駐車場の一角に小さな社がある(地図)。 以前からこの道を通っていた人なら、この場所がかつては神社だったことを覚えているんじゃないだろうか。それがある日突然、コンビニになってしまったときは驚いたことだろう。 駐車場の隅っこにある社が、その神社の名残だ。 上野天満宮別宮ということになっている。 神社が廃社になって跡地に建物が建つということはたまにあることだけど、そ...

    2018/01/24

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 千種区田代町の山神社は柄のいい神社

     千種区田代町にある山神社(地図)。 山神社は「やま-じんじゃ」なのか、「やまがみ-しゃ」なのか、どっちなのだろうといつも思う。江戸時代の『尾張志』を見ると山ノ神ノ社となっているから「やまの-かみの-やしろ」だったのだろう。まあ、今は普通に「やま-じんじゃ」でいいと思うのだけど。 覚王山日泰寺を西から出て少し歩いたところにある。江戸時代、上野村新田の農民たちが山の神を祀ったのが始まりとされる。 個人的...

    2018/01/23

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 名東区藤森の神明社を久々に再訪する

     名東区本郷にある神明社を去年2017年の6月に訪れた(地図)。 初めて訪れたのが2009年だったので久々の再訪となった。もう一度ちゃんと写真を撮り直したいと思いつつ、訪れるのが延びのびになっていた。 神社があるのは本郷1丁目なのだけど、藤森神明社と呼ばれている。これはかつてここが藤森村だったからだ。ただし、以前はもう少し西の低い場所にあったようだ。今は高台の上に建っている。 古墳というわけではなく起伏のあ...

    2018/01/22

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 下茹で時間に注意だサンデー料理

     年が明けたと思ったらまたたく間に1月も後半になっていた。ちょっとびっくりする。 さすがに正月気分も抜けてすっかり平常に戻ったとはいえ、なんとなく納得できない感じがする。自分の中の時間が過ぎる感覚と実時間の過ぎ方が一致しない。まだ1月の10日くらいの感じなのだけど。 今週のサンデー料理はアイディア不足と食材不足で、今ひとつの出来となった。客観的に見れば普段と変わらないように見えるかもしれないけど、主観...

    2018/01/21

    料理(Cooking)

  • 自由が丘御嶽神社はなかなかの世界観

     千種区自由ヶ丘にある御嶽神社(地図)。 覚王山の墓地の敷地内にある感じなので寺か墓地に関係があるのかとも思ったのだけど、そうではないのかもしれない。 石碑やら石仏やらが乱立していて、一種異様な異空間となっている。普通の人はちょっとひるむと思う。ある程度御嶽慣れした私でも、こ、これは、と思った。 これぞ御嶽ワールド、好きな人は好きなんじゃないかと思う。私もわりと嫌いじゃない。浅野祥雲のコンクリ仏像...

    2018/01/21

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 三重郡朝日町歩き写真

     三重県三重郡朝日町。 ここ最近縁ができて出向いたとき、そのとき旧東海道の案内があってちょっと気になっていた。ここは桑名と四日市の間で、ちょうど旧東海道が朝日町を斜めに縦断するような格好になっている。 再訪の機会があり、神社へ行くついでに町を少し歩きながら撮ってみた。 神社紹介はまたの機会として、今回は朝日町歩き撮り写真をお送りします。 出発はJR関西本線の朝日駅(地図)から。 ...

    2018/01/20

    旅/散策(Stroll)

  • 名古屋ボストン美術館で鈴木春信展を見る

     名古屋の金山にある名古屋ボストン美術館に鈴木春信展を見にいってきた。 名古屋ボストン美術館は経営が上手くいかず、今年2018年で閉館が決まっている。去年だったかおととしだったかにそのニュースを聞いて終わるまでに一度は行っておかないといけないと思っていた。 期間は明日1月21日(日)までなので、駆け込みになってしまった。興味のある方は明日までなのでギリギリ間に合うか、この記事を見ているのが21日なら本日限...

    2018/01/20

    美術館・博物館(Museum)

  • 上社の日吉神社は名東区を代表する神社だと思う

     名東区上社(かみやしろ)にある日吉神社(地図)。 もともと山王権現だったということで江戸時代までは神仏習合の色合いが濃かったようだ。明治の神仏分離令で日吉社となり、のちに日吉神社に改称した。 わりと近所の神社なのにこれまで一度しか行ったことがなく、去年の5月に再訪して、あらためて見てみると立派な神社だということを再認識することになった。名東区を代表する神社といっていいと思う。 同じ上社村にあった...

    2018/01/19

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 一社の貴船神社はわりと立派だ

     名東区一社にある貴船社(地図)。 貴船にある方を貴船社、一社のものを貴船神社として区別しているのだけど、どちらも正式名は貴船社だ。 社号標の「船」の字が通常のものではなく舟+公の「舩」になっている。これが正式な表記なのかもしれない。 貴船の貴船社がかつての下社村の貴船社で、一社の貴船社がかつての一色村の貴船社だ。上社村にあった貴船社は日吉神社に合祀されてしまって現存しない。 どこの貴船社が一番先...

    2018/01/18

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 貴船の貴船社 ---社は矢白から来ているとすれば

     名東区貴船にある貴船社(地図)。 江戸時代の下社村にあった貴船社で、隣村の上社村と一色村にもそれぞれ貴船社があった。一色村のものが現在一社の貴船神社で、上社村にあったものは上社の日吉神社に合祀されて現存していない。 名古屋市に現存する貴船社は名東区の二社だけだと思うのだけど、何故他のところにはなかったのだろうか。もしくはなくなってしまったのだろうか。逆にいえば、どうして名東区にだけ現存するのか。...

    2018/01/17

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • ようやく行くことができた尾張猿田彦神社が2018年の初詣

     愛知県一宮市の尾張猿田彦神社(地図)にようやく行くことができた。 申年だったおととしの2016年、一度訪ねたいと思いつつ実現せず、去年もなんだかんだで先延ばしにしていたら一年が終わってしまった。これはいけないということで、新年明けて出向くことにした。これが私の今年の初詣だった。 尾張猿田彦神社の元宮は神社の西の木曽川河川敷にあった(地図)。 木曽川周辺は増水による水害が多く、それを少しでも防ぐために...

    2018/01/16

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 安食氏と関わりがあったのか中切の天神社

     北区中切にある天神社(地図)。 福徳、中切、成願寺の川中三郷のうちの真ん中である中切にある天神社だ。 もともとは菅原道真を祀る天神社ではなかったと思うけど、今は道真を祀る神社となっている。 安食重頼や山田重忠が崇敬した神社という話があり、もし本当なら創建は平安時代までさかのぼることになる。すぐには信じられないけどあり得ないことではない。平安時代、このあたりは安食氏が支配した土地で、山田重忠は北区...

    2018/01/15

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 正月気分も抜けたサンデー料理

     正月気分もすっかり抜けて日常が戻った。年末年始もあまり年末年始らしくなかったから境目はあってないようなものだったのだけど。 サンデー料理は今年2回目で、特に変わったところはない。31日に一回休んで飛んでいるのだけど、だからどうということもなかった。そのままやめてしまおうとかも思わず、普通に再開してそのまま続く。週に一度だから続いているというのはある。このペースがちょうどいい。「いつものサーモン」 ...

    2018/01/14

    料理(Cooking)

  • 矢田川堤防上だった中切神明社

     北区中切にある神明社(地図)。 福徳、中切、成願寺の川中三郷の真ん中ということで中切と名付けられたとされる。矢田川の流路が北に移されるまでは矢田川北堤防の上にあった。矢田川は北へ移り、堤防だけが高台として残った。 中切村には神明社と熊野権現と天神社があったと『寛文村々覚書』などにある。神明社と天神社が残り、熊野権現は合祀された。明治の神仏分離令のときだろうか。 その他、歴史などについては神社サイ...

    2018/01/14

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 新年の挨拶のために一宮の真清田神社を訪ねる<後>

     真清田神社の後編をお送りします。 日が暮れて、社殿もほぼシルエットになった頃。 尾張造はやっぱりカッコイイ。 たくさんのカラスが鳴きながら上空を舞っていた。【アクセス】 ・名鉄/JR「名鉄一宮駅/尾張一宮駅」徒歩約16分 ・駐車場 あり(有料/30分まで無料) ...

    2018/01/13

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 今も矢田川から町を守っているのか福徳町八龍社

     北区福徳町にある八龍社(地図)。 かつての矢田川堤防にあった神社で、矢田川が付け替え工事で北へ移った後もそのままになったので、高台に建つ神社という格好になっている。 そのあたりのいきさつについては神社サイトの福徳町八龍社のページに書いた。 高台だけあって境内に立つとけっこう見晴らしがいい。ただ、昭和5年まではこのすぐ南を矢田川が流れていた風景を思い浮かべるのは難しい。今その場所はすっかり住宅街に...

    2018/01/13

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 新年の挨拶のために一宮の真清田神社を訪ねる<前>

     初詣ではないけど一宮市の真清田神社(地図)を訪ねた。初詣と同じ日に行けば二社目でも初詣といえるかもしれない。 何年ぶりになるのだろう。3年連続3度目の七夕まつりのときに行ったのが2012年だったか2013年だったか。 この日は夕方の日没前で、参拝している間に日が落ちて薄暗くなった。こんな時間に真清田神社を訪れたことはなかったのでちょっと新鮮だった。 夜の神社も撮ってみたいという気持ちは前から持っていて、今...

    2018/01/12

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 定点観測 2017夏の記録

     今日は定点観測シリーズをお送りします。 これは去年2017年の初夏から夏にかけての風景だ。俯瞰では何も変わらないように見えても地上レベルでは小さな変化が絶え間なく起きている。 同じ空は二度となく、同じ風景は二度と撮れない。 こんな郊外の街並みの風景にも季節があって、春には桜が咲くし、夏には緑が濃くなり、秋には紅葉の木々が彩り、冬は冬枯れの景色になる。 光の強さや色も季節によって違う。 一年、二年では...

    2018/01/11

    日常写真(Everyday life)

  • 松や杉ではなく今はビルに囲まれる東桜の冨士神社

     東区東桜1丁目にある冨士神社(地図)。 桜通の高岳交差点と桜通久屋交差点の間にあって道路に面しているから、桜通を通る人ならそういえばあのへんに神社があったなと思い出すんじゃないだろうか。車をとめておけないので知っていてもなかなか寄れないという人もいるかもしれない。 かつてこのあたりは杉や松の古木が生い茂る鬱蒼とした森だったと聞かされてその光景を思い浮かべることができる名古屋人は少ないだろう。この...

    2018/01/10

    神社仏閣(Shrines and temples)

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皆既月食を撮っておく

星(Star)
皆既月食手前

 今日2018年1月31日は皆既月食ということで、私も撮ってみた。
 あー、そういえば望遠レンズはないんだった。壊れて手放してしまってからもう何年になるか。使わないとなると意外になくても済むもので、なんとなくそのままになっている。神社に望遠レンズは必要ないというのもある。
 望遠がないので手持ちの中で一番長いレンズの60mmマクロで撮った(35mm換算120mm)。
 けっこうそれらしい雰囲気で撮れたので満足した。
 次の皆既月食は意外に早く、今年の7月にまたある。もちろんその日は雨ということもあるし、違う理由で見られないかもしれないから、やはりこういうのは見られるときに見て撮れるときに撮っておくに限る。すべては一期一会だ。
 一日一生。今日が人生最後の一日になるかもしれないと思えば、まあいいか、次があるさ、という選択肢はない。
 

綿神社はやっぱり深い

神社仏閣(Shrines and temples)
綿神社

 北区にある綿神社を再訪した(地図)。
 前回初めて訪れたのは2015年の1月だった。つい最近行ったばかりのような気がしていたのだけど気づけば3年も経っていた。
 同じ季節ということで見た目の印象に違いはなかった。でもやはりここは深みのあるいい神社だ。歴史が積み重なった重みがある。ちょっとそのへんの神社とは違う。
 歴史などについては神社サイトの綿神社のページに書いた。



綿神社一の鳥居前




綿神社参道を進む




綿神社参道拝殿前




綿神社拝殿内




綿神社参道を振り返る




綿神社稲荷鳥居前




綿神社稲荷社




綿神社境内社

【アクセス】
 ・地下鉄名城線「黒川駅」から徒歩約6分。
 ・駐車場 なし
 

雨上がりの片山神社を訪ねる

神社仏閣(Shrines and temples)
片山神社

 去年の10月、東区の片山神社を訪ねた(地図)。
 このときが4回目になるだろうか。5回目かもしれない。最初の印象があまりにも強すぎて2度目、3度目はそうでもなかったのだけど、このときはなかなかの空気を出していた。この感じは他ではちょっと味わったことがない。
 ここは延喜式神名帳に載る片山神社を称しているのだけど、片山八幡社がそうじゃないかと個人的には思っている。ここは蔵王権現と呼ばれていた神社だ。山の神みたいなものを感じる。
 この日は雨上がりということで神社全体がしっとり濡れていい雰囲気だった。相変わらずちょっと怖いような感じもある。
 歴史などについては神社サイトの片山神社のページで。



片山神社キンモクセイの花絨毯




片山神社手水舎

 手水舎につり下げられた竹。鳥除けだろうか。
 風も吹かないのに一ヶ所だけずっと揺れ続けていた。



片山神社拝殿前




片山神社境内社と本殿と天狗杉




片山神社絵馬




片山神社水たまりと落ち葉




片山神社横の坂道

【アクセス】
・名鉄瀬戸線「尼ヶ坂駅」から徒歩約4分
・駐車場 なし(境内に可)
 

在庫写真より ~その他の写真

日常写真(Everyday life)
虹の塔

 在庫写真より。
 今回は、本編からも道行きシリーズからも漏れた写真を、その他の写真としてお送りします。



カナブン




寺の土俵




駐車場の模様




吊された裸電球




マリア様




山羊?




季節外れのヒマワリ




空の穴




雨の朝礼台




雨に濡れたどんぐり

 

1月はもう終わりかサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 冬がいよいよ極まった感がある。名古屋は今日も雪がちらついていた。
 でも冬が底打ちすれば、あとは暖かくなるのを楽しみに待つだけだ。来月の今頃は梅も咲き出して少し暖かくなっていることだろう。
 冬を越えるからこそ春の嬉しさが増す。
 気づけばもう1月が終わろうとしている。毎年のことながら、1月の終わりはけっこう驚く。こんなに短かったかなと。2月は更にすぐ終わってしまう。

 今日のサンデー料理はちょっと食材不足と思ったのだけど、作ってみたらいつもと変わらなかった。
 和食のような洋食のようなどちらでもないような、ジャンルに収まらないのがサンデー料理だ。私自身も、私が作るような料理を他で見たことがない。うちの家庭料理とも似ていない。なんでこんなスタイルになってしまったのかよく分からない。自分で食べたいものを作っているだけなのだけど。



鯛のカルパッチョ風

「鯛の湯通しカルパッチョ風」
 鯛に塩と酒を振って少し置く。
 だし汁で軽く湯通しする。
 紫タマネギを刻んで湯通しする。
 トマトを切り分ける。
 酒、みりん、しょう油、和風ダシの素、ごま油、からし、白ごまをひと煮立ちさせてソースを作る。



ナスの揚げ煮

「ナスの揚げ煮」
 ナスを切り分けて水に浸けてあく抜きをする。
 水気をよく拭いて素揚げする。
 酒、みりん、しょうゆ、昆布つゆ、水で作ったタレに浸けて、弱火で煮込む。
 新しい好物のナス料理を見つけた。天ぷらより手軽で美味しいから、これからもちょくちょく作ろう。



鶏肉と野菜煮

「鶏肉と野菜の炒め」
 鶏肉をオリーブオイルで炒める。
 下茹でしたニンジンと白菜、シーチキン缶を加える。
 酒、みりん、コンソメの素、塩、コショウで味付けしながら炒める。

 

秋に小幡の生玉稲荷神社を再訪した

神社仏閣(Shrines and temples)
生玉稲荷神社

 守山区小幡の生玉稲荷神社(いくたまいなり-じんじゃ)を訪ねた(地図)。
 2013年の12月に訪ねて以来の再訪だった。このときの参拝は9月の終わりだったから、前回とは季節が違っていた。その他は特に変わった様子はなかった。
 生玉稲荷神社
 創建は1200年頃と、稲荷社としてはけっこう古い。このあたりは歴史的になかなか複雑で、この稲荷社に関しても理解が難しい。
 そのあたりについては神社サイトの生玉稲荷神社のページに書いた。



生玉稲荷神社拝殿屋根




生玉稲荷神社拝殿内




生玉稲荷神社御神木と太陽




生玉稲荷神社キツネの親子の像




生玉稲荷神社絵馬




生玉稲荷神社キツネのカップルと鈴




生玉稲荷神社境内の彼岸花




生玉稲荷神社奥の院のキツネ像と太陽




生玉稲荷神社境内から見る風景




生玉稲荷神社境内のどんぐりと拝殿

【アクセス】
 ・名鉄瀬戸線「小幡駅」から徒歩約17分
 ・駐車場 あり
 

在庫写真より ~道行き街並み風景

日常写真(Everyday life)
町屋の風景

 在庫写真より。
 今回は道行き街の風景編をお送りします。



中村区大門




栄生あたり




町屋と自転車




下之一色




路地裏




路地の家並み




曲がり角の自販機




町に沈む夕日




スプライト看板




広い四つ角

 

上前津不明社の祭神名だけは分かった

神社仏閣(Shrines and temples)
上前津不明社

 中区上前津のどんぐりひろばにある不明社(地図)。
 神社名は書かれていないのだけど、祭神が意外な場所に書かれていた。それを見つけたときはちょっと嬉しかった。



上前津不明社祭神名

 提灯台に取り付けられたコンセントの横の部分に、マジックで「津島」「熱田」「秋葉」と書いてある。見たときは笑った。
 祭りのとき提灯を吊す場所を間違えないようにという配慮だろう。そのおかげで祭神名を知ることができた。
 町内神社か、屋根神様を降ろしたものかもしれない。
 詳しいことは何も分からないのだけど、分かる範囲で神社サイトの上前津不明社のページに書いた。



上前津不明社の本社




上前津不明社全景

【アクセス】
 ・地下鉄鶴舞線/名城線「上前津駅」から徒歩約5分
 ・駐車場 なし
 

岩塚七所社は古くて空気が重い

神社仏閣(Shrines and temples)
岩塚七所社

 中村区岩塚にある七所社(地図)。
 名古屋に七所神社が何社かあって、そのいずれも正体が分かりにくい神社なのだけど、その中でも岩塚の七所社が分かりづらさでは一番かもしれない。
 古くから岩塚村の中心神社だったのは間違いない。分からないのは御田神社との関係だ。
 御田神社は『延喜式』神名帳に載る御田神社のことだというのだけど、昭和7年(1932年)に、884年の年号と「御田天神」と刻まれた鏡が発見されたことから、七所社の境内に御田神社が作られたという経緯があり、もともとこの場所ではなかったという。
 いつしか七所社が祀られるようになり、そちらが上位になって御田神社は消えてしまっていた。七所社は祭神からしても熱田社と関わりが深いのは間違いなさそうだけど、そのあたりもよく分からない。
 境内の空気はどこか重苦しい。古塚というのは文字通り古い墓のことだろうか。岩塚の地名も墓を連想させる。
 この神社はどこか死の影がつきまとう。

 尾張の奇祭といわれる「きねこさ祭」はこの神社に古くから伝わる神事だ。川の中に竹を刺して、ふんどし姿の男が竹によじ登ってどちら側に折れたかでその年が豊作かどうか占うというものだ。
 以前に一度、その祭りを最初から最後まで見たことがある。そのときの様子をブログでも紹介した。

 岩塚のきねこさ祭 —七所社と川祭り編
 岩塚のきねこさ祭 —古式行列と佐屋街道編
 岩塚のきねこさ祭 —本祭りと厄払い神事編

 古式ゆかしい祭りでなかなかよかった。テレビのニュースでも毎年やるから、それを見たことがあるという人もいると思う。
 旧暦の1月17日に行うことになっていて、今年は3月4日がそれに当たる。この日は日曜日ということで、見物客は例年以上に多いんじゃないだろうか。3月なら少し暖かくなっている。2月のはじめに当たると極寒の中を川に入ることになる。

 その他、歴史などについては神社サイトの岩塚七所社のページで。



岩塚七所社蕃塀




岩塚七所社拝殿




岩塚七所社本殿と境内社




岩塚七所社御田神社




岩塚七所社御田神社の社




岩塚七所社上知我麻神社




岩塚七所社笹




岩塚七所社楠




岩塚七所社境内社




岩塚七所社日本武尊腰掛岩




岩塚七所社古塚




岩塚七所社辨天社

【アクセス】
 ・地下鉄東山線「岩塚駅」から徒歩約20分。
 ・駐車場 あり
 

定点観測 2017 part3

日常写真(Everyday life)
定点観測1

 今日は定点観測シリーズをお送りします。
 一枚目は今日の朝。
 名古屋はそれほど積もらなかった。



定点観測2




定点観測3




定点観測4




定点観測5




定点観測6




定点観測7




定点観測8




定点観測9




定点観測10




定点観測11

 

戸田3丁目の不明社は秋葉か鎮守かそれ以外か

神社仏閣(Shrines and temples)
戸田3不明社

 中川区戸田3丁目にある名前の分からない小さな神社(地図)。
 戸田消防団詰所の隣にあるんだから秋葉社だろうと思いつつ、戸田は歴史のある古い土地で周辺には寺院が集まっているからそっち関係の鎮守かもしれないと思ったりもする。
 実際のところどうなのかは分からない。調べがつかなかった。消防団とも寺とも関係ない屋根神様かもしれない。
 戸田の歴史などについて神社サイトの戸田3不明社のページに書いた。



戸田3不明社本社




戸田3不明社戸田消防団と通り

【アクセス】
 ・JR関西本線「戸田駅」から徒歩約12分
 ・駐車場 なし
 

境内をコンビニに明け渡すことになった上野天満宮別宮

神社仏閣(Shrines and temples)
上野天満宮別宮

 千種区赤坂町交差点角のセブンイレブン駐車場の一角に小さな社がある(地図)。
 以前からこの道を通っていた人なら、この場所がかつては神社だったことを覚えているんじゃないだろうか。それがある日突然、コンビニになってしまったときは驚いたことだろう。
 駐車場の隅っこにある社が、その神社の名残だ。
 上野天満宮別宮ということになっている。
 神社が廃社になって跡地に建物が建つということはたまにあることだけど、それがコンビニになって、隅っこに間借りするように社になるという例はあまりないんじゃないかと思う。あるいは今後、こういうことも増えていくのだろうか。
 同じように八坂社をつぶして土地を売り払った上野天満宮ならやりかねないことだ。その資金で晴明殿を建てたんだろうなと思う。
 その他のことについては神社サイトの上野天満宮別宮のページで。



上野天満宮別宮社正面




上野天満宮別宮案内




上野天満宮別宮横から




上野天満宮別宮逆光

【アクセス】
 ・地下鉄名城線「茶屋ヶ坂駅」から徒歩約6分
 ・駐車場 なし(コンビニ駐車場はあり)
 

千種区田代町の山神社は柄のいい神社

神社仏閣(Shrines and temples)
田代町山神社

 千種区田代町にある山神社(地図)。
 山神社は「やま-じんじゃ」なのか、「やまがみ-しゃ」なのか、どっちなのだろうといつも思う。江戸時代の『尾張志』を見ると山ノ神ノ社となっているから「やまの-かみの-やしろ」だったのだろう。まあ、今は普通に「やま-じんじゃ」でいいと思うのだけど。
 覚王山日泰寺を西から出て少し歩いたところにある。江戸時代、上野村新田の農民たちが山の神を祀ったのが始まりとされる。
 個人的になんだかすごくいい神社に感じられた。神社が発している波動が優しくて心地いい。そういう神社はあるようで意外と少ないものだ。
 人柄という言葉を神社に当てはめるなら神社柄がいいとでも言おうか。好人物ならぬ好神社と呼びたくなる神社だ。
 歴史などについては神社サイトの田代町山神社のページで。



田代町山神社鳥居前




田代町山神社注連縄と紙垂




田代町山神社拝殿屋根




田代町山神社杉の子




田代町山神社社殿横から




田代町山神社境内社




田代町山神社龍神社鳥居




田代町山神社紅白幟




田代町山神社龍神社祠




田代町山神社龍神社奥宮




田代町山神社石鳥居

【アクセス】
 ・地下鉄東山線「覚王山駅」から徒歩約14分
 ・駐車場 なし
 

名東区藤森の神明社を久々に再訪する

神社仏閣(Shrines and temples)
藤森神明社

 名東区本郷にある神明社を去年2017年の6月に訪れた(地図)。
 初めて訪れたのが2009年だったので久々の再訪となった。もう一度ちゃんと写真を撮り直したいと思いつつ、訪れるのが延びのびになっていた。
 神社があるのは本郷1丁目なのだけど、藤森神明社と呼ばれている。これはかつてここが藤森村だったからだ。ただし、以前はもう少し西の低い場所にあったようだ。今は高台の上に建っている。
 古墳というわけではなく起伏のある丘陵地帯ということだと思う。このあたりは鎌倉時代あたりに土器を焼く窯がたくさん作られたところで、こういった丘陵地というのが登り窯を作るのに適していたのだろう。
 この神明社は延喜式神名帳の山田郡和尓良神社の論社のひとつに挙げられている。可能性は低いだろうけど、わりと古い神社が元になっているかもしれない。
 その他、歴史などについては神社サイトの藤森神明社のページで。



藤森神明社参道




藤森神明社二の鳥居前




藤森神明社蕃塀




藤森神明社拝殿




藤森神明社拝殿額




藤森神明社拝殿鰹木




藤森神明社拝殿横から




藤森神明社境内全景




藤森神明社英霊社




藤森神明社石碑




藤森神明社狛犬




藤森神明社境内から見下ろす

【アクセス】
 ・地下鉄東山線「本郷駅」から徒歩約10分
 ・駐車場 なし
 

下茹で時間に注意だサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 年が明けたと思ったらまたたく間に1月も後半になっていた。ちょっとびっくりする。
 さすがに正月気分も抜けてすっかり平常に戻ったとはいえ、なんとなく納得できない感じがする。自分の中の時間が過ぎる感覚と実時間の過ぎ方が一致しない。まだ1月の10日くらいの感じなのだけど。

 今週のサンデー料理はアイディア不足と食材不足で、今ひとつの出来となった。客観的に見れば普段と変わらないように見えるかもしれないけど、主観的にはそうだった。
 食材不足がアイディア不足を招く。けどそれは言い訳でしかないか。



マグロとトマト

「マグロとトマト炒め」
 マグロの切り方が細長くなりすぎた。写真で見るとマグロに見えない。
 タマネギとトマトをオリーブオイルで炒め、マグロを追加して、酒、みりん、しょう油、塩、コショウで味付けする。



ジャガイモの卵とじ

「ジャガイモとニンジンの卵とじ」
 下茹での時間が長すぎてジャガイモが型崩れしてしまった。
 ジャガイモとニンジンを炒めて、シーチキン缶と卵で混ぜ合わせてみた。
 おかしな料理になってしまったけど、これはこれで成立している。



ホワイトクリーム

「白菜とまいたけのホワイトソース煮込み」
 マーガリン、小麦粉、牛乳、コンソメの素、塩、コショウを混ぜ合わせながら弱火で加熱してホワイトクリームもどきを作る。
 白菜、マイタケ、カニかまを投入して煮込む。
 

自由が丘御嶽神社はなかなかの世界観

神社仏閣(Shrines and temples)
自由が丘御嶽神社

 千種区自由ヶ丘にある御嶽神社(地図)。
 覚王山の墓地の敷地内にある感じなので寺か墓地に関係があるのかとも思ったのだけど、そうではないのかもしれない。
 石碑やら石仏やらが乱立していて、一種異様な異空間となっている。普通の人はちょっとひるむと思う。ある程度御嶽慣れした私でも、こ、これは、と思った。
 これぞ御嶽ワールド、好きな人は好きなんじゃないかと思う。私もわりと嫌いじゃない。浅野祥雲のコンクリ仏像の世界観に通じるものがある。
 歴史などについてはほぼ分からない。いつ建てられたのか、誰が建てたのか。
 鳥居には大正十二年とあるから、それが創建年かもしれない。
 おそらくこのあたりの御嶽講の人たちが関わっているとは思う。分かる範囲については神社サイトの自由が丘御嶽神社のページに書いた。



自由が丘御嶽神社社号標と石仏




自由が丘御嶽神社本社前




自由が丘御嶽神社本社と石仏群




自由が丘御嶽神社参道と石仏




自由が丘御嶽神社石仏




自由が丘御嶽神社鳥居と石仏




自由が丘御嶽神社稲荷




自由が丘御嶽神社御嶽神社

【アクセス】
 ・地下鉄名城線「自由が丘駅」から徒歩約12分
 ・駐車場 なし(墓地の駐車場はあり)
 

三重郡朝日町歩き写真

旅/散策(Stroll)
朝日駅

 三重県三重郡朝日町。
 ここ最近縁ができて出向いたとき、そのとき旧東海道の案内があってちょっと気になっていた。ここは桑名と四日市の間で、ちょうど旧東海道が朝日町を斜めに縦断するような格好になっている。
 再訪の機会があり、神社へ行くついでに町を少し歩きながら撮ってみた。
 神社紹介はまたの機会として、今回は朝日町歩き撮り写真をお送りします。
 出発はJR関西本線の朝日駅(地図)から。



朝日駅下から




朝日町路地




リアル人形




朝日町を見下ろす




朝日町マンホール




朝日町田んぼ風景




八百屋




水路と水草




朝日町旧東海道




朝日町旧東海道街並み




朝日町住人

 

名古屋ボストン美術館で鈴木春信展を見る

美術館・博物館(Museum)
鈴木春信展

 名古屋の金山にある名古屋ボストン美術館に鈴木春信展を見にいってきた。
 名古屋ボストン美術館は経営が上手くいかず、今年2018年で閉館が決まっている。去年だったかおととしだったかにそのニュースを聞いて終わるまでに一度は行っておかないといけないと思っていた。
 期間は明日1月21日(日)までなので、駆け込みになってしまった。興味のある方は明日までなのでギリギリ間に合うか、この記事を見ているのが21日なら本日限りということになる。

 鈴木春信に関しては作品を生で見たことがなく、興味があった。日本にはほとんど残っておらず、大部分が海外に出てしまっているので見る機会は少ない。
 現存数は1,000点ほどとされており、そのうちの800点ほど海外の所蔵で、その中の600点以上を本家のボストン美術館が持っている。向こうでも展示されることは少ないようだ。
 今回はビゲロー・コレクションを中心に全部で150点ほどが来ている。初の里帰り作品も多く、春信の作品をこれだけまとまって見られる機会はめったにない。
 私が思っていた以上に人気があるようで、終わりが近い平日の昼時というのに、訪れている人は多かった。

 150点といってもすべてが春信作品ではなく、同時代の浮世絵師たちの作品も多く展示されていた。50点くらいは春信以外の作品だっただろうか。
 それらと比較すると春信の技量がいかにずば抜けていたかがよく分かる。とにかく描写が巧みで、人物が生きている。シーンを描いたものが多く、その中で人がちゃんと息づいて動いている。単に絵が上手いとかそういうことではない。
 美術館で本物を生で見ることの意義は、作者と同じ目線、同じ距離感で作品と対峙することができるという点だ。絵を構成している線の一本いっぽんがいかに巧みに描かれているかなどは、間近で見て初めて感じ取れることが多い。
 春信の人物は動き出しそうなのに他の絵師の人物は止まっている。他の絵師も充分上手いのに、それでも明かな差がある。その差がどこから来るのかは分からない。技量の違いといってしまえばそれまでなのだろうけど。

 もう少し早く紹介できればよかったのだけど、すっかり遅くなってしまった。
 名古屋ボストン美術館の展覧会は残り2つとなった。次回は2月18日から始まる「ボストン美術館の至宝展」で、最後は「ハピネス展」となっている。
 訪れてみて気づいたことは、美術館として悪くないけどやはりボストン美術館の借り物だけでは厳しいだろうということだった。
 愛知県美術館や名古屋市美術館のように自由な展覧会ができないのはつらい。そのため常設展もなく、展覧会と展覧会の間がけっこう空いてしまう。
 ずっと展覧会の内容を気にしていたわけではないけど、魅力的な展示会の情報が引っかかってこなかったということからすると、展覧会の弱さということに尽きるのだと思う。
 ボストン美術館頼みの限界ともいえるし、名古屋人気質を読み切れなかったのも敗因だろう。名古屋の人間は珍しくて新しいものには飛びつくけど、一度行ってしまうとなかなか二回は行かない。名古屋でリピーターを獲得するのは難しく、それができるかできないかが生き残りの鍵を握る。
 今更だけど普通に東京や神奈川あたりに作っていれば普通に継続していたようにも思う。



金山南ビル入り口



名古屋ボストン美術館入り口
【アクセス】
 ・JR/名鉄/地下鉄「金山駅」南口出口より徒歩約1分
 ・駐車場 なし(周辺に有料駐車場あり)

 公式サイト
 鈴木春信展
 

上社の日吉神社は名東区を代表する神社だと思う

神社仏閣(Shrines and temples)
日吉神社

 名東区上社(かみやしろ)にある日吉神社(地図)。
 もともと山王権現だったということで江戸時代までは神仏習合の色合いが濃かったようだ。明治の神仏分離令で日吉社となり、のちに日吉神社に改称した。
 わりと近所の神社なのにこれまで一度しか行ったことがなく、去年の5月に再訪して、あらためて見てみると立派な神社だということを再認識することになった。名東区を代表する神社といっていいと思う。
 同じ上社村にあった貴船社はここに合祀され、近所の山神社などは移して境内社としている。
 歴史などについては神社サイトの上社日吉神社のページに書いた。



日吉神社一の鳥居




日吉神社参道




日吉神社両部鳥居




日吉神社蕃塀




日吉神社拝殿下




日吉神社拝殿




日吉神社境内社




日吉神社本殿後ろから




日吉神社御嶽社




日吉神社社殿全景




日吉神社境内から見下ろす

【アクセス】
 ・地下鉄東山線「上社駅」から徒歩約5分
 ・駐車場 あり(東側車止め前スペース)
 

一社の貴船神社はわりと立派だ

神社仏閣(Shrines and temples)
一社貴船神社

 名東区一社にある貴船社(地図)。
 貴船にある方を貴船社、一社のものを貴船神社として区別しているのだけど、どちらも正式名は貴船社だ。
 社号標の「船」の字が通常のものではなく舟+公の「舩」になっている。これが正式な表記なのかもしれない。
 貴船の貴船社がかつての下社村の貴船社で、一社の貴船社がかつての一色村の貴船社だ。上社村にあった貴船社は日吉神社に合祀されてしまって現存しない。
 どこの貴船社が一番先だったのかは調べたけど分からなかった。村の成り立ちも関わってくることで、最初というのはわりと重要だと思うのだけど。
 個人的には貴船の貴船社の方がぐっとくる。一社の貴船社の方が立派だ。
 その他歴史などについては神社サイトの一社貴船社のページに書いた。



一社貴船神社階段登る




一社貴船神社鳥居前参道




一社貴船神社階段下




一社貴船神社蕃塀




一社貴船神社拝殿前境内




一社貴船神社拝殿正面




一社貴船神社拝殿額




一社貴船神社社殿横から




一社貴船神社境内末社




一社貴船神社貴船社




一社貴船神社境内から見下ろす

【アクセス】
 ・地下鉄東山線「一社駅」から徒歩約12分
 ・駐車場 なし
 

貴船の貴船社 ---社は矢白から来ているとすれば

神社仏閣(Shrines and temples)
貴船貴船社

 名東区貴船にある貴船社(地図)。
 江戸時代の下社村にあった貴船社で、隣村の上社村と一色村にもそれぞれ貴船社があった。一色村のものが現在一社の貴船神社で、上社村にあったものは上社の日吉神社に合祀されて現存していない。
 名古屋市に現存する貴船社は名東区の二社だけだと思うのだけど、何故他のところにはなかったのだろうか。もしくはなくなってしまったのだろうか。逆にいえば、どうして名東区にだけ現存するのか。その理由はよく分からない。
 貴船社がある社(やしろ)の地名は矢白から来ているという話がある。そのあたりについては神社サイトの一社貴船社のページに書いた。
 白い羽の矢の話が白羽の矢が立つから来ているとすれば、雨乞いのために人身御供を差し出して祀ったことが始まりかもしれない。
 その他、歴史などについては神社サイトの貴船貴船社のページで。



貴船貴船社鳥居前




貴船貴船社階段の参道




貴船貴船社拝殿の彫り物




貴船貴船社社殿横から




貴船貴船社狛犬




貴船貴船社境内社




貴船貴船社稲荷社鳥居




貴船貴船社西参道




貴船貴船社両部鳥居




貴船貴船社村社社号標




貴船貴船社境内から見下ろす

【アクセス】
 ・地下鉄東山線「上社駅」から徒歩約24分
 ・駐車場 なし
 

ようやく行くことができた尾張猿田彦神社が2018年の初詣

神社仏閣(Shrines and temples)
尾張猿田彦神社

 愛知県一宮市の尾張猿田彦神社(地図)にようやく行くことができた。
 申年だったおととしの2016年、一度訪ねたいと思いつつ実現せず、去年もなんだかんだで先延ばしにしていたら一年が終わってしまった。これはいけないということで、新年明けて出向くことにした。これが私の今年の初詣だった。

 尾張猿田彦神社の元宮は神社の西の木曽川河川敷にあった(地図)。
 木曽川周辺は増水による水害が多く、それを少しでも防ぐために猿尾堤(さるおづつみ)というものを築いた。江戸時代初期の1604年ということで、洪水を防ぐのと軍事的な目的もあったとされる。
 猿尾堤というのは本堤防を守るために築かれた小高い堤防で、猿の尾に似ていることからそう名付けられた。これで水の勢いを弱める効果があったようだ。
 尾張猿田彦神社は、その猿尾堤に建てられた。そこは大巻山と呼ばれる松林の中だった。
 猿田彦(サルタヒコ)と天宇受売(アメノウズメ)を祀ったのは、ここが伊勢の神宮(web)にゆかりのある場所だったからだ。
 伊勢の神宮の神領地で、かつてここに船着き場があり、神宮の式年遷宮に使われる木材を運ぶ筏の縄をここで締め直していた。その御用材が無事に届くようにという祈願をするために、伊勢の神宮にも縁のある導きの神サルタヒコとアメノウズメを祀ったというわけだ。
 元宮の南にある大きな鳥居は、昭和28年の第59回式年遷宮のときに下された神宮の第三鳥居で、ここは伊勢の神宮の遙拝所となっている。
 昭和60年に神託を受け、奥町の町に尾張猿田彦神社が建てられた。
 元宮はそれぞれ千勝神社と宇受売神社として鎮座しており、尾張猿田彦神社の奥宮となっている。



尾張猿田彦神社社殿前

 境内はこぢんまりしているけどきちんと整っていて気持ちがいい。行き届いている。
 サイズ感もこれくらいがちょうどいいのかもしれない。
 授与所は中にあって、基本的に誰でもあがっていいようになっている。巫女さんや神職さんが常駐していて、お守りなども売っているし御朱印もいただける。
 このときはちょうど他の人の祈祷が行われていて便乗して祈祷を受けてしまった。



尾張猿田彦神社池の鯉

 白い鯉が多い。よく育って元気そうだ。
 駐車場の一角にはインコ小屋もある。久しぶりにセキセイインコを間近で見た。



尾張猿田彦神社注連縄と紙垂と逆光




尾張猿田彦神社鈴




尾張猿田彦神社おみくじ




尾張猿田彦神社冬桜

 冬桜が咲いていた。十月桜か小福桜とかだろうか。



尾張猿田彦神社フェンスのおみくじ




尾張猿田彦神社奥宮の松林

 奥宮にも行った。尾張猿田彦神社にとってはここが重要な場所ということになる。
 かつてはもっと深い松林だったらしいのだけど、駐車場や遊歩道ができて縮小したようだ。
 夏にはここで奥宮の例大祭であるちょうちん祭が行われる。多くの提灯が飾られ、花火も上がるそうだ。



尾張猿田彦神社奥宮

 サルタヒコを祀る千勝神社とアメノウズメを祀る宇受売神社が並んでいる。



尾張猿田彦神社千勝神社と宇受売神社




尾張猿田彦神社神宮遙拝

 伊勢の神宮の鳥居と遙拝所。
 冬場はこの中に夕日が沈んでいく。
 打ち上げ花火もこの鳥居越しに見ることができるようだ。



尾張猿田彦神社船着き場跡

 一宮市の奥町と岐阜県羽島市正木村をつなぐ奥町渡船があった。
 戦前まで一宮は全国有数の織物の産地だったので、木曽川を利用して多くの船が行き来していた。その頃はこのあたりも大変な賑わいだったという。

 ようやくながら尾張猿田彦神社に行くことができてよかった。気持ち的にすっきりした。
 結果的に2016年には行かず、ここまで先延ばしにしたのは正解だった。今だからこそ分かることや感じることがあった。
 2016年当時は、猿田彦さんがまだ来るなということだったのだろう。尾張猿田彦神社がキーを握るのはもう少し先だからと。
 奥宮にも参拝することができて、こことの縁もつながった。再訪する機会がまた訪れるだろう。
 今後は一宮へ行ったときに気軽にひょいと立ち寄ることができる。

【アクセス】
 ・名鉄尾西線「奥町駅」から徒歩約15分
 ・駐車場 あり(神社裏手・無料)

 公式サイト
 

安食氏と関わりがあったのか中切の天神社

神社仏閣(Shrines and temples)
中切天神社

 北区中切にある天神社(地図)。
 福徳、中切、成願寺の川中三郷のうちの真ん中である中切にある天神社だ。
 もともとは菅原道真を祀る天神社ではなかったと思うけど、今は道真を祀る神社となっている。
 安食重頼や山田重忠が崇敬した神社という話があり、もし本当なら創建は平安時代までさかのぼることになる。すぐには信じられないけどあり得ないことではない。平安時代、このあたりは安食氏が支配した土地で、山田重忠は北区山田あたりを本居としていた。神社の少し東にある成願寺は行基開基ともいわれる古刹で、安食重頼と山田重忠も関わっている。そういった地区に神社のひとつもあるのは当然だし、なければかえって不自然だ。
『寛文村々覚書』に載っていて前々除となっているということは、少なくとも戦国時代にはあったということだ。
 その他、歴史などについては神社サイトの中切天神社のページで。



中切天神社階段上がる




中切天神社拝殿下




中切天神社拝殿内から本社




中切天神社狛犬と本社




中切天神社本社横から




中切天神社石像




中切天神社境内から見下ろす

【アクセス】
 ・地下鉄鶴舞線「庄内通駅」から徒歩約45分
 ・駐車場 なし
 

正月気分も抜けたサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー料理

 正月気分もすっかり抜けて日常が戻った。年末年始もあまり年末年始らしくなかったから境目はあってないようなものだったのだけど。
 サンデー料理は今年2回目で、特に変わったところはない。31日に一回休んで飛んでいるのだけど、だからどうということもなかった。そのままやめてしまおうとかも思わず、普通に再開してそのまま続く。週に一度だから続いているというのはある。このペースがちょうどいい。



サーモン

「いつものサーモン」
 基本的にメインの魚はマグロ、サーモン、鯛で回っている。たまにエビとかが入るくらいだ。
 肉も普段は普通に食べるのだけど、サンデー料理は魚がメインになる。
 サーモンといっても外国産のトラウトサーモンが多いので、毎回わりと味が違ったりする。どこの何が一番美味しいとかは意識していなくて、今日は特に美味しいなとか、これはもうひとつだなとか思って、種類を覚えることもなく、そのままになっている。



鶏肉とエリンギ

「鶏肉とエリンギその他のコンソメ炒めマヨネーズチーズ和え」
 具材は、鶏肉、エリンギ、ニンジン、さやえんどう。
 ニンジンは下茹でして、あとはオリーブオイルで炒める。
 コンソメの素、塩、コショウ、マヨネーズその他で味付けをして、最後に卵ととろけるチーズを混ぜ合わせる。



ナスのフライ

「ナスのフライ」
 ナスは天ぷらが一番美味しいと思っているのだけど、今回はフライにしてみた。フライも悪くない。
 調理としては天ぷらよりもフライの方がやや面倒なのだけど、天ぷらと比べるとフライの方が簡単で失敗が少ない。
 

矢田川堤防上だった中切神明社

神社仏閣(Shrines and temples)
中切神明社

 北区中切にある神明社(地図)。
 福徳、中切、成願寺の川中三郷の真ん中ということで中切と名付けられたとされる。矢田川の流路が北に移されるまでは矢田川北堤防の上にあった。矢田川は北へ移り、堤防だけが高台として残った。
 中切村には神明社と熊野権現と天神社があったと『寛文村々覚書』などにある。神明社と天神社が残り、熊野権現は合祀された。明治の神仏分離令のときだろうか。
 その他、歴史などについては神社サイトの中切神明社のページで。



中切神明社鳥居前




中切神明社明神鳥居

 神明社なのに明神鳥居は珍しい。その逆はよくあるけど、このパターンは他では見た記憶がない。
 建立されたのは昭和32年と刻まれている。



中切神明社蕃塀




中切神明社社殿横から




中切神明社拝殿前




中切神明社社殿全景




中切神明社境内社




中切神明社上から見下ろす




中切神明社ツツジの頃

【アクセス】
 ・地下鉄鶴舞線「庄内通駅」から徒歩約40分
 ・駐車場 なし
 

新年の挨拶のために一宮の真清田神社を訪ねる<後>

神社仏閣(Shrines and temples)
真清田神社夕暮れシルエット

 真清田神社の後編をお送りします。

 日が暮れて、社殿もほぼシルエットになった頃。
 尾張造はやっぱりカッコイイ。
 たくさんのカラスが鳴きながら上空を舞っていた。



真清田神社厳島社入り口




真清田神社厳島社橋




真清田神社池の鯉




真清田神社厳島社八龍神社




真清田神社たき火




真清田神社古い石鳥居




真清田神社稲荷社




真清田神社神水舎




真清田神社三八稲荷社




真清田神社境内の猫




真清田神社鳥居と幟のシルエット

【アクセス】
 ・名鉄/JR「名鉄一宮駅/尾張一宮駅」徒歩約16分
 ・駐車場 あり(有料/30分まで無料)
 

今も矢田川から町を守っているのか福徳町八龍社

神社仏閣(Shrines and temples)
福徳八龍社

 北区福徳町にある八龍社(地図)。
 かつての矢田川堤防にあった神社で、矢田川が付け替え工事で北へ移った後もそのままになったので、高台に建つ神社という格好になっている。
 そのあたりのいきさつについては神社サイトの福徳町八龍社のページに書いた。
 高台だけあって境内に立つとけっこう見晴らしがいい。ただ、昭和5年まではこのすぐ南を矢田川が流れていた風景を思い浮かべるのは難しい。今その場所はすっかり住宅街になっている。八龍社のすぐ南は愛知工業高校のグラウンドだ。
 福徳村が矢田川と庄内川に挟まれた狭い土地だった頃は何度も水害に遭ったというから、龍を祀って水害から守ってもらおうとしたのだろう。
 今訪れる八龍社は、穏やかな空気が満ちた神社になっていると感じた。



福徳八龍社入り口前




福徳八龍社階段を登る




福徳八龍社鳥居前




福徳八龍社手水舎




福徳八龍社拝殿前




福徳八龍社拝殿内と狛犬




福徳八龍社本殿




福徳八龍社本殿から見る拝殿内




福徳八龍社狛犬

【アクセス】
 ・地下鉄鶴舞線「庄内通駅」から徒歩約25分
 ・駐車場 なし
 

新年の挨拶のために一宮の真清田神社を訪ねる<前>

神社仏閣(Shrines and temples)
真清田神社

 初詣ではないけど一宮市の真清田神社(地図)を訪ねた。初詣と同じ日に行けば二社目でも初詣といえるかもしれない。
 何年ぶりになるのだろう。3年連続3度目の七夕まつりのときに行ったのが2012年だったか2013年だったか。
 この日は夕方の日没前で、参拝している間に日が落ちて薄暗くなった。こんな時間に真清田神社を訪れたことはなかったのでちょっと新鮮だった。
 夜の神社も撮ってみたいという気持ちは前から持っていて、今年はそれも実現できればと思っている。
 新年明けて10日も過ぎれば神社もだいぶ落ち着く。久しぶりに静かな真清田神社を見た。
 写真が少し多くなったので、前後編に分けてお届けします。



真清田神社参道の店




真清田神社正面




真清田神社太鼓橋




真清田神社水たまりに映る拝殿




真清田神社楼門と夕雲




真清田神社服織神社




真清田神社服織神社拝殿内




真清田神社縁結びの赤い糸




真清田神社夕方の光と影




真清田神社夕焼け雲

 後編つづく。

【アクセス】
 ・名鉄/JR「名鉄一宮駅/尾張一宮駅」徒歩約16分
 ・駐車場 あり(有料/30分まで無料)
 

定点観測 2017夏の記録

日常写真(Everyday life)
定点観測1

 今日は定点観測シリーズをお送りします。
 これは去年2017年の初夏から夏にかけての風景だ。俯瞰では何も変わらないように見えても地上レベルでは小さな変化が絶え間なく起きている。
 同じ空は二度となく、同じ風景は二度と撮れない。
 こんな郊外の街並みの風景にも季節があって、春には桜が咲くし、夏には緑が濃くなり、秋には紅葉の木々が彩り、冬は冬枯れの景色になる。
 光の強さや色も季節によって違う。
 一年、二年ではたいして意味がないことも、十年、二十年続けると意味が出てくることがある。定点観測撮影もそういうもののひとつだ。
 今後も続けていこうと思っている。



定点観測2




定点観測3




定点観測4




定点観測5




定点観測6




定点観測7




定点観測8




定点観測9




定点観測10




定点観測11

 

松や杉ではなく今はビルに囲まれる東桜の冨士神社

神社仏閣(Shrines and temples)
冨士神社

 東区東桜1丁目にある冨士神社(地図)。
 桜通の高岳交差点と桜通久屋交差点の間にあって道路に面しているから、桜通を通る人ならそういえばあのへんに神社があったなと思い出すんじゃないだろうか。車をとめておけないので知っていてもなかなか寄れないという人もいるかもしれない。
 かつてこのあたりは杉や松の古木が生い茂る鬱蒼とした森だったと聞かされてその光景を思い浮かべることができる名古屋人は少ないだろう。この冨士神社はそんな森の中にある神社だったという。
 今は都心の中で、ビルに囲まれてやや肩身を狭そうにして鎮座している。同じ通り沿いにある桜天神社と比べると人気という点では落ちる。名古屋は浅間信仰、富士山信仰といったものがあまり流行らなかった。この冨士神社もマイナーな存在で、あまり知られていないようだ。
 歴史などについては神社サイトの東桜冨士神社のページで。



冨士神社参道と二の鳥居




冨士神社二の鳥居から拝殿




冨士神社拝殿前




冨士神社稲荷社鳥居




冨士神社稲荷社




冨士神社全景




冨士神社狛犬とビル

【アクセス】
 ・地下鉄桜通線「高岳駅」から徒歩約3分
 ・地下鉄名城線/桜通線「久屋大通駅」から徒歩約9分
 ・駐車場 なし
 
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